JPH01301713A - ポリエーテルポリオールの製法 - Google Patents

ポリエーテルポリオールの製法

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JPH01301713A
JPH01301713A JP3169389A JP3169389A JPH01301713A JP H01301713 A JPH01301713 A JP H01301713A JP 3169389 A JP3169389 A JP 3169389A JP 3169389 A JP3169389 A JP 3169389A JP H01301713 A JPH01301713 A JP H01301713A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業−にの利用分野) 本発明は新規な高分子量ポリエーテルポリオールの製法
に関する。
(従来の技術) 高分子量ポリエーテルポリオールは、ポリヒドロキシ化
合物を出発物質として、これにアルギレンオキノ)・を
付加することにより形成され、種々の用途に利用されて
いる。これらの中で、3官能以上を有するポリヒト゛a
キン化合物を出発物質点する高分子量ポリエーテルポリ
オール(」3次元的な反応に関与し得るヒドロキノル基
を有しており、さらに有用である。しかしながら、この
高分子量ポリエーテルポリオールの製造は簡単な反応機
構にもかかわらず、高純度でかつ分子量分布の狭い高分
子量ポリエーテルポリオールを得ることはがなり難しい
。これは製造の種々の段階でもちこまれろ不純物あるい
は主反応以外の副反応が起こって、あらたな開始剤化合
物等が発生するからである。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は高純度でかつ分子量分布の狭い高分子量ポリエ
ーテルポリオールを得ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明者等は上記目的を達成するために検討の結果、本
発明を成すに致った。
即ち、本発明は室温で固体であるポリヒドロキシ化合物
を触媒の存在下にアルキレンオキシドと反応して液状の
プレポリマーを形成する第1工程と、該プレポリマーを
更に触媒の存在下にアルキレンオキシドと反応し高分子
量化する第2工程がらなるポリエーテルポリオールの製
法において、形成された液状プレポリマーを精製した後
、溶媒の不存在下に触媒としてアルカリ金属アルコレー
トまた(Jアルカリ金属を加えて溶解し、次いでアルキ
レンオキシドを添加し100℃以下で反応することを特
徴とする高分子量ポリエーテルポリオールの製法(以下
、第1製法)を提供する。
また、本発明は常温で固体のポリヒドロキシ化合物とア
ルカリ金属アルコレートとを水溶性有機溶剤中で反応し
、生成した低分子量のアルコールを蒸留により取り除い
た後、アルキレンオキシドと100℃以下で反応するこ
とを特徴とする高分子量ポリエーテルポリオールの製法
(以下、第2製法)を提供する。
更に、本発明は′帛温て液体の低分子全ポリエーテルポ
リオールとアルカリ金属アルコレ−)・またはアルカリ
金属とを水溶性有機溶剤または無機溶剤下で反応し、必
要により生成した低分子量アルコールを蒸留に除去した
後、アルキレンオキシドと反応することを特徴とする高
分子里ボリエーテルボリオールの製法(以下、第3製法
)を提供する以下製決別に説明する。
第1製法 本発明の第1工程においては、種々の如何なる方法を用
いても良いが、第1工程で得られるプレポリマーは具体
的には液状のものであり、好ましくは分子14000以
下が好ましい。分子量が4000を超えると不純物が多
くなりその不純物の除去が困難となる。
本発明においては、この液状のプレポリマーを精製して
、純度の高いプレポリマーにする。精製は種々の方法が
用いられる。例えば、蒸留、濾過、抽出等の方法が好ん
で用いられる。真空下に蒸留する真空蒸留は種々の副反
応物や原料から持ち込まれた微量の不純物をも除くこと
ができ、極めて好適である。沈澱物がある場合(J濾過
が好適である。この精製の方法は第1工程に如何なる方
法を用いるかにより種々の方法が組合わされる。従って
この方法は当業者に周知の技術である。
本発明においては上述のように精製された液状のプレポ
リマーを溶媒の不存在下に触媒としてアルカリ金属アル
コレートまたはアルカリ金属を加えて溶解し、次いてア
ルキレンオキシドを添加して100℃以下の温度で反応
する。使用し得るアルカリ金属はす1ヘリウム、カリウ
ム、リヂウム等が挙げられるが、好ましく(」カリウム
である。アルカリ金属アルコレートは上記アルカリ金属
とアルコール(例えばエタノール、n−プ[lパノール
、イソプロパツール、5ec−ブタノール、E−ブタノ
ール等)との反応により得られるものであり、最も好ま
しくはカリウムタージャリーブ)・キッドである。
本発明の方法においては先ず液状ポリマー中に−に記触
媒を溶解ずろ。溶解は150℃以下、通常120℃+i
ij後の温度で行なわれる。触媒の使用量はプレポリマ
ーに対し、1モル%以」二、好ましく(」4〜20モル
%である。溶解は通常オートクレーブ中で行なわれても
良し)。触媒がアルカリ金属アルコレートの場合はフレ
ポリマーと反応して少量の低分子量アルコールが生成す
るが、この低倍=7− 子量アルコールは不純物の原因となるので蒸留等の方法
により除去するのが好ましい。触媒がアルカリ金属の場
合水素ガスが発生し、系外に排出できるので、精製等の
必要はない。
使用し得るアルキレンオキシドの例としてはエチレンオ
キシド、プロピレンオキシド、ブヂレンオギンド等が挙
げられる。アルキレンオキシドは連続的に滴下しても良
く、また−括して仕込んでもよい。アルキレンオキシド
の付加反応は100℃以下の温度で行なわれる。反応は
通常オートクレーブ中で行なわれる。100℃を超える
と、生成物の純度か低下する。
本発明においてはアルキレンオキシドは好ましくは連続
滴下される。−括して滴下してもよいが、連続滴下した
場合には高分子量化が容易となり反応速度の低下も見ら
れない。
本発明の第1工程においては如何なる方法を用いて液状
プレポリマーを用いても良いが、好ましくはポリヒドロ
キシ化合物を親水性有機溶媒中で触媒の存在下に反応す
る。ポリヒドロキシ化合物は具体的にはトリメチロール
プロパン、クリセロール、ペンタエリスリトール、D−
ソルビ)・−ル、マンニト−ル、ンペンタエリスリト−
ル、マルチト−ル、スクロース、ラクトース、トリペン
タエリスリト−ル等か例示される。親水性有機溶媒の例
としてはN−メチルピロリ)・ン、ツメチルアセ)・ア
ミ)・、ジメチルポルムアミド、ノメチルスルポギノト
、ノオキザン等が例示される。使用し得る触媒は」二記
第2工程に使用し得るアルカリ金属またはアルカリ金属
アルコレートであっても良いが、従来この種のプレポリ
マー化に用いられる種々の触媒、例えばトリエチレンノ
アミン、トリエチルアミン、トリエタノールアミン、ジ
エヂレントリアミン、N、N’−ジメチル−1,6/\
ギザンジアミン、N、N′−ジメチル−シクロヘギンル
アミン、1.5−ンメチルーヘキノルアミン等のアミン
系触媒、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等のアルカ
リ金属の水酸化物等を用いても良い。
触媒の使用量はポリヒドロキシ化合物の1モルに対し1
モル%以」二、好ましくは4〜20モル%である。第1
工程の反応温度は一般的に制限はなく、50〜150℃
の範囲、好ましくは70〜100℃の範囲である。第1
工程中において溶媒として少量の水が存在しても良いが
、水の存在は副反応生成物であるグリコールの生成を促
し、好ましくない。
本発明においては液状プレポリマーを精製することによ
り、第2工程で使用される触媒の失活か防げ、高分子量
化が可能になる。また、第2工程において無溶剤下で反
応を行うため高分子量化が更に容易となり、反応速度の
低下が防止できる。
また第2工程において使用する触媒は無溶剤下であるこ
と等と関連して活性か長時間持続し、反応速度の低下が
見られない。
第2製法および第3製法 第2および第3製法は上記第1製法と同じであるので、
その違いを述べる。
第3製法で用いる常温で液体の低分子量ポリエーテルポ
リオールは第1製法の液状プレポリマーを包含する。低
分子量ポリオールは特に常温で固体の、ポリヒドロキシ
化合物1モルとアルキレンオキ913モル以上との反応
で合成される分子量500以上、好ましくは500〜4
..000のものが好適である。
従来より、ポリヒドロキシ化合物、触媒および溶剤の存
在化にアルキレンオキシドと反応することが行なわれて
いる。この方法にお(Jる最も大きな問題点(J、副生
物がそのまま反応系に残り、得られるポリオールの分子
量分布か大きくなること、かつ触媒の活性性が低下して
高分子量化しにくいことである。本発明の第2製法では
、、ポリヒドロキシ化合物(固体)、触媒を水溶性有機
溶剤に溶解、反応させて副生物の低分子アルコールを蒸
留により除去してポリヒドロキノ化合物塩(開始剤塩)
を合成する。(従来の方法では、アルカリ金属水酸化物
を触媒として用いているため水溶性有機溶剤に溶解しに
くく、従って開始剤塩の合成ができない。)合成した開
始剤塩とアルキレンオキシドとの反応は、活性性を阻害
する低分子量化合物が存在しないため、高分子量ポリオ
ールが得られる。
=11− 第3製法では液状のポリエーテルポリオールを無溶剤ま
たは水溶性有機溶剤の存在化金属にと直接反応させる。
削性する水素は容易に系外にとり除かれる。またはアル
カリ金属アルコレートを触媒として用い、無溶剤または
水溶性有機溶剤の存在化に反応し、副生じた低分子アル
コールを蒸留により除去して開始剤塩を合成する。
合成した化合物とアルキレンオキシドとの反応は、活性
性を阻害する低分子量化合物が存在しないため、高分子
量ポリオールが得られる。
常温で固体であるポリヒドロキシ化合物とアルカリ金属
アルコレートとの反応により生成する低分子量アルコー
ルあるいは低分子量ポリエーテルポリオールとアルカリ
金属またはそのアルコレートとの反応により生成する低
分子量アルコールは系中にキルン、トルエン等を少量加
えて還流しながら、蒸留することにより、容易に除去さ
れる。
アルキレンオキシドとの反応は100度以下で実施する
。低温で反応により、反応の活性性は低下するが、反応
の活性を阻害する低分子量化合物(アルコールや水素)
が存在しないため、比較的容易に分子量分布に狭い高分
子量ポリオールが達成される。反応はオートクレーブで
加圧下に行うことか必要である。常圧下での反応(J反
応速度が遅い。反応は、窒素で完全に置換する必要があ
る。
酸素が存在すると酸化反応を起こ(7て、鎖分解し、高
分子量になりにくくなる。
本発明の方法によれば、触媒がその本来の機能を充分に
果たすことができ、しかも副反応の因子が取り除かれ、
あるいは無くなり、分子量分布の狭い高分子量のポリエ
ーテルポリオールを高純度て得られる。
(実施例) 本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明する。
本発明はこれら実施例に限定されろものと解してはなら
ない。
実施例1 プレポリマーの合成 5Qのオートクレーブ中にN−メチルピロリトノl00
0uOおよびt−ブ)・キン1〜カリウム18I!?を
加えて室温で撹拌した。次いでスクロース3429を加
え、窒素置換を行なって撹拌しながら昇温した。約10
0℃て溶解した。次に高圧注入定量ポンプを用いてプロ
ピレンオキノド800mQを約2時間にイつたって滴下
した。反応温度(190〜95℃に保たれた。滴下終了
後頁に反応を完結するために1時間加温した。得られた
液体は赤褐色状の透明な液体であった。
次にこのポリマー溶液をオイルバス」二で120℃で真
空蒸留(2mml−1g)を行なったところ、濁りが生
じた。濾過を行なって濁りを取り除いたところ、透明な
黄褐色状のオイルであった。
このオイルを分析したところ分子ff1Mn=980、
Mw/Mn= 1.05、[C=C]=0.10モル%
1モルof [01−(:]であった。
ポリエーテルポリオールの合成 得られたプレポリマー500gを取りt−ブトキシドカ
リウム90gを加えて加熱溶解した。次に精製したトル
エン250+Qを加えて約110℃で蒸留した。蒸留に
よりトルエン及び触媒から生成したl−B uOHを除
去した。約90℃に冷却した後、プロピレンオキノド3
400π夕を約10時間にわたって滴下した。滴下終了
後反応を完結するために更に1時間加温した。反応終了
後イオン交換樹脂等を通して触媒を除去し、真空蒸留を
行なって黄色の油状ポリマーを得た。このポリマーの特
性は以下の通りてあった Mn=6200: Mw/Mn=1.37: [C=C
]=47モル%1モルof[oI−T] 実施例2 プレポリマーの合成 実施例1に応してスクロース342gの代わりにペンタ
エリスリトール1369を使用する以外は実施例Iと同
様に合成した。得られたプレポリマーの特性は以下の通
りであった Mn= 770 ; Mw/Mn= I 、04 ; 
[C=C]=005モル%1モルof[oI−(] ポリエーテルポリオールの合成 」二を己プレポリマー40(lこt−ブトキノトプノリ
ウム709を加えて溶解した。次に精製した1〜ルエン
200mρを加えて約110℃で蒸留した。蒸留により
トルエン及び触媒から生成したt−ブタノールを除去し
た。約90℃に冷却した後、プロピレンオキシド450
0mQを約17時間にわたって滴下した。滴下終了後実
施例1と同様に反応、精製を行なって、黄色の油状ポリ
マーを得た。ポリマーの特性は以下の通りであった Mn=7200; Mw/Mn= I 、53; [C
=C]=103モル%1モルof’[○I−1]実施例
3 プレポリマーの合成 スクロース342gの代わりにD−ソルビトール182
gを使用する以外は実施例1と同様にプレポリマーを合
成した。得られたプレポリマーの特性の以下の通りであ
った Mn=820; Mw/Mn=] 、06: [C・・
C]−〇、07モル%1モルof[OH] ポリエーテルポリオールの合成 上記プレポリマー4009にt−ブトキシドカリウム7
5!7を加えて加熱溶解した。次に精製した1・ルエン
200mQを加えて約110℃で蒸留した。
蒸留により)・ルエン及び触媒から生成したt−BuO
r−Iを除去した。約90℃に冷却した後、プロピレン
オキシド4500i(!を約8時間にわたって滴下した
。滴下終了後実施例Iと同様に反応、精製を行なって黄
色に油状のポリマーを得た。ポリマーの特性は以下の通
りであった・ Mn=7300; Mw/Mn=]、47; [C=C
]−75モル%1モルOr[OI■] 実施例4 実施例1のポリエーテルポリオールの合成においてt−
ブトキシドカリウム909に代えて金属カリウム319
を用いる及びl・ルエンを加えて蒸留する工程を除く以
外は実施例1と同様にポリエーテルポリオールを合成し
た。得られたポリマーの特性は以下の通りであった Mn−65001Mw/Mn= 1.35; [C=C
]=45モル%1モルof[0I−(] 実施例5 実施例2のポリエーテルポリオールの合成においてE−
プトギントカリウム740gに代えて金属カリウム23
9を用いる及びトルエンを加えて蒸留する工程を除く以
外は実施例2と同様にポリエーテルポリオールを得た。
得られたポリマーの特性は以下の通りであった Mn=7400; Mw/Mn= ] 、50; C=
C=10.0モル%1モルof[(N(] 実施例6 」−記実施例3においてt−ブトギシトカリウムの代わ
りに金属カリウム249を用いる及びトルエンを加えて
蒸留する工程を除く以外(J実施例3と同様に実験を行
なった。得られたポリマーの特性は以下の通りであった Mn=7500; Mw/Mn=] 、45; C=C
=65モル%1モルof[oII] 比較例1 10ρのオートクレーブ中にN−メチルピロリドンl 
OOOmQSKOH91jおよびペンタエリスリトール
135gを加えて、窒素置換を行なった後、撹拌しなが
ら約100℃に昇温しで溶解した。
温度を約90’Cに冷却した後、高圧注入定量ポンプを
用いてプロピレンオキント7600xRを約15時間に
わたって滴下した。滴下終了後反応を完結させるために
更に1時間加温した。反応終了後、イオン交換樹脂を通
して触媒を除去(7、真空蒸留を行なって黄色の油状の
ポリマーを得た。ポリマーの特性は以下の通りであった Mn=5200; Mw/Mn=1.46; [c=c
]=97モル%1モルofi−01(1 聚権励刀 撹拌器、コンデンサー、温度計を備えた2リツトルの丸
底フラスコに、11.2gのカリウムtert−ブトギ
ノト、68gのペンタエリスリトールおよび500m1
の1<−メチルピロリドンを仕込ゐ、窒素下、撹拌しな
がら約100℃まで昇温した。
反応混合物(J、透明な深赤色を呈した。混合溶液IJ
、さらに120℃まで昇温し、約2時間加熱した。加熱
後約70〜80℃に冷却し、8mm1−1gの減圧下で
蒸留を行なった。副生物のtert−ブタノールが捕集
された。室温に冷却後、得られた反応物を撹拌器、温度
計、冷却コイルを備えたオートクレーブ容器に移した後
、酸化プロピレン3500gを加えて、窒素で十分に置
換を行なった。撹拌しながら、ゆっくりと約90℃まで
昇温し、約22時間加熱、反応を行った。反応後得られ
たポリマー溶液を精製して、黄色の油状ポリマーを得た
。ポリマーの特性は次の通りであった。
Mn= 6665 、 Mw/Mn= I 、 04不
飽和基−3,65x I O−5mol/g寒施獅匪 実施例1と同様に、2リツトルの丸底フラスコに、4.
48gのカリウムtert−ブトキシド、360gのペ
ンタエリスリト−ルベースのプレポリマ(Mn = 1
800 、 Mw/Mn= l 、 I 3)および4
00m1のN−メチルピロリドンを仕込め、窒素下、撹
拌しながら約100℃まで昇温した。反応混合物は、透
明な深赤色を呈した。混合溶液は、さらに1208Cま
で昇温し約2時間加熱した。加熱後約70〜80℃に冷
却し、8mmHgの減圧下で蒸留を行なった。副生物の
tert−ブタノールが捕集された。室温に冷却後、得
られた反応物を実施例1と同様に撹拌器、温度計、冷却
コイルを備えた5リツトルのオー)・クレープ容器に移
した後、酸化プロピレン14.00gを加えて、窒素で
十分に置換を行なった。撹拌しながら、ゆっくりと昇温
し、90±5℃で約15時間加熱、反応を行なった。
反応後得られたポリマー溶液を精製して、黄色の油状ポ
リマーを得た。ポリマーの特性は次の通りであった。
Mn= 7630 、 Mw/Mn= 1 、04不飽
和基−4,l5xlO−5mol/g実施例9 実施例1と同様に、2リットルの丸底フラスコに、3.
50gのカリウムメトキシド、532gのペンタエリス
リトールベースのプレポリマー(Mn−2665,Mw
/Mn=1.I5)を仕込み、窒素下、撹拌しながら約
120℃まで昇温し約2時間加熱した。反応混合物は、
褐色状で透明となった。
加熱後、約70〜80℃に冷却し、8mmHgの減圧下
で蒸留を行なった。副生物のメタノールが捕集された。
室温に冷却後、得られた反応物を実施例1ど同様に撹拌
器、温度計、冷却コイルを備えた5リツトルのオートク
レーブ容器に移した後、酸化プロピレン1400gを加
えて、窒素で十分に置換した。撹拌しながら、ゆっくり
と昇温し、90±5℃で、約18時間加熱、反応を行な
った。
反応後得られたポリマー溶液を精製して、黄色の油状ポ
リマーを得た。ポリマーの特性は次の通りであった。
Mn= 8520 、 Mw/Mn−1、05不飽和基
−4、50x ] 0 ’+no1./g実施例10 実施例1と同様に、2リツ)・ルの丸底フラスコに、5
60gのカリウムtert−フトギノド、856gのス
クロースおよび400m1のN−メチルピロリドンを仕
込み、窒素下、撹拌しながら約100℃まで昇温した。
反応混合物は、透明な深赤色を呈した。混合溶液は、さ
らに120℃まで昇温し約2時間加熱した。加熱後約7
0〜80’Cに冷却し、8mmHgの減圧下で蒸留を行
なっノコ。副生物のtert−ブタノールが捕集された
。室温に冷却後、得られた反応物を、実施例1と同様に
撹拌器、温度計、冷却コイルを備えた5リツトルのオー
トクレーブ容器に移した後、1500gの酸化プロピレ
ンを加えて、窒素で十分に置換を行なった。
撹拌しながら、ゆっくりと昇温し90±5℃で約12時
間加熱、反応を行なった。反応後得られたポリマー溶液
を精製して、黄色の油状ポリマーを得た。ポリマーの特
性は次の通りであった。
Mn=5342. Mw/Mn= ] 、] ]]9不
飽和基−3 l 7 X ]、 O’mol/g寒鎖」
−シ 撹拌器、温度計、冷却コイルを備えたオーI・クレープ
容器に、360gのペンタエリスリ1−一ルヘースのプ
レポリマー(Mn= ] 800 g、 Mw/ Mn
=]、I3)、および金属カリウム312gを加えて十
分に窒素置換を行なった。撹拌しながら、約120℃ま
で昇温し、約2時間加熱、反応を行なった。室温に冷却
してから、酸化プロピレン1800gを加えて、窒素で
十分に置換した。撹拌しながら、ゆっくりと昇温し、9
0±5℃で約13時間加熱、反応を行なった。反応後得
られたポリマー溶液を精製して黄色の油状ポリマーを得
た。
ポリマーの特性は次の通りであった。
Mn=7500.Mw/Mn=]、05不飽和基−4、
01,X I O−5mo1./g比較例2 撹拌器、温度計および冷却コイルを備えた5リットルの
オートクレーブ容器に、68gのペンタエリスリ1〜−
ル、5.6gの水酸化カリウムおよび溶剤として、N−
メチルピロリドン500m1を加えて、窒素で十分に置
換を行なった後、撹拌しながら約120℃に昇温しで、
加熱溶解した。溶液は、深赤色透明を呈した。室温に冷
却後、酸化プロピレン3600gを加えて、窒素置換後
、90±5℃で、約50時間加熱、反応を行なった。反
応後得られたポリマー溶液を精製し、黄色の油状ポリマ
ーを得た。ポリマーの特性は次の通りであったMn =
 5062 、 Mw/Mn= 1.4.3不飽和基−
8、76X I O’−5mol/g比較例3 撹拌器、温度計および冷却コイルを備えた5リットルの
オートクレーブ容器に、68gのペンタエリスリトール
、5.6gの水酸化カリウノ−8および溶剤どして、N
−メチルピ〔lリドン500m1を加えて、窒素で十分
に置換を行なった後、撹拌しなから約120℃に昇温し
で、加熱溶解した。溶液は、深赤色透明を呈した。室温
に冷却後、酸化プロピレン280 ogを加えて、窒素
置換後、90±5℃で、約20時間加熱、反応を行なっ
た。反応後得られたポリマー溶液を精製し、黄色の油状
ポリマーを得た。ポリマーの特性(1次の通りであった
Mn=71061 、 Mw/Mn = l 、27不
飽和基−3,I 5 X ]、 O−5mol/ gル
ー恰霞↓ 撹拌器、温度計、および冷却コイルを備えた51ソトル
のオートクレーブ容器に、856gのスクロース、23
3gの水酸化カリウムお、」−び溶剤として、N−メチ
ルピロリドン400m1を加えて、窒素で十分に置換を
行なった後、撹拌しながら約130℃に昇温した。溶液
は暗赤色のスラリーを呈した。室温に冷却後、酸化プロ
ピレン1500gを加えて、窒素置換後、90±5℃で
、約20時間加熱、反応を行なった。反応後、室温に冷
却したところ大きな塊が生じていた。
比較例5 撹拌器、温度計およびコンデンサーを備えた2リツトル
の丸底フラカコに、68gのペンタエリスリト−ル、5
.6gの水酸化カリウムおよび溶剤として、N−メチル
ピロリドン500m1を加えて、窒素で十分に置換を行
なった後、撹拌しながら約130℃に昇温しで、加熱溶
解した。溶液は、深赤色透明を呈した。滴下ロートより
、酸化プロピレン2500gを窒素下、8時間に渡って
滴下した。反応は、135±5℃で行なった。反応後、
得られたポリマー溶液を精製し、黄色の油状ポリマーを
得た。ポリマーの特性は次の通りであった。
Mn= 3528 、 Mw/Mn= 1.34不飽和
基−6,66x ] O’mol/g=27−

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、室温で固体であるポリヒドロキシ化合物を触媒の存
    在下にアルキレンオキシドと反応して液状のプレポリマ
    ーを形成する第1工程と、該プレポリマーを更に触媒の
    存在下にアルキレンオキシドと反応し高分子量化する第
    2工程からなるポリエーテルポリオールの製法において
    、形成された液状プレポリマーを精製した後、溶媒の不
    存在下に触媒としてアルカリ金属アルコレートまたはア
    ルカリ金属を加えて溶解し、次いでアルキレンオキシド
    を添加し100℃以下で反応することを特徴とする高分
    子量ポリエーテルポリオールの製法。 2、室温で固体であるポリヒドロキシ化合物がスクロー
    ス、ペンタエリスリトールまたはD−ソルビトールであ
    る請求項1記載のポリエーテルポリオールの製法。 3、アルキレンオキシドがプロピレンオキシドである請
    求項1記載のポリエーテルポリオールの製法。 4、アルカリ金属アルコレートがt−ブトキシドカリウ
    ムである請求項1記載のポリエーテルポリオールの製法
    。 5、100℃以下の反応がオートクレーブ中で実施され
    る請求項1記載の方法。 6、請求項1記載の方法で得られたポリエーテルポリオ
    ール。 7、常温で固体のポリヒドロキシ化合物とアルカリ金属
    アルコレートとを水溶性有機溶剤中で反応し、生成した
    低分子量のアルコールを蒸留により取り除いた後、アル
    キレンオキシドと100℃以下で反応することを特徴と
    する高分子量ポリエーテルポリオールの製法。 8、ポリヒドロキシ化合物がペンタエリスリトール、ス
    クロースまたはソルビトールである請求項7記載の製法
    。 9、アルカリ金属アルコレートがカリウムt−ブトキシ
    ド、カリウムメトキシドまたはカリウムエトキシドであ
    る請求項7記載の製法。 10、水溶性有機溶剤がN−メチルピロリドンである請
    求項7記載の製法。 11、アルキレンオキシドがプロピレンオキシドまたは
    エチレンオキシドである請求項7記載の製法。 12、常温で液体の低分子量ポリエーテルポリオールと
    アルカリ金属アルコレートまたはアルカリ金属とを水溶
    性有機溶剤または無溶剤下で反応し、必要により生成し
    た低分子量アルコールを蒸留に除去した後、アルキレン
    オキシドと反応することを特徴とする高分子量ポリエー
    テルポリオールの製法。 13、常温で液体の低分子量ポリエーテルポリオールが
    常温で固体のポリヒドロキシ化合物1モルとアルキレン
    オキシド3モル以上との反応により得られる分子量50
    0以上のポリエーテルポリオールである請求項12記載
    の製法。 14、アルカリ金属アルコレートがカリウムt−ブトキ
    シド、カリウムメトキシドまたはカリウムエトキシドで
    ある請求項12記載の製法。 15、アルカリ金属がカリウムである請求項12記載の
    製法。 16、水溶性有機溶剤がN−メチルピロリドンである請
    求項12記載の製法。 17、アルキレンオキシドがプロピレンオキシドまたは
    エチレンオキシドである請求項12記載の製法。
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