JPH01301483A - オートバイの排風装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、カウリングを取付けたオートバイの排風装
置に関する。

〔従来の技術とその問題点〕

オートバイは、車体の前部を流線形にしたカウリングで
覆い、風の抵抗を少くして高速化ができるようにしたも
のがある。

この場合、車体前上部に搭載したエンジンは、カウリン
グの内側に位置する。このため、カウリング前面に大き
い導風口を開口させ、走行で受ける風を導風口に受入れ
て、水冷エンジンのラジェターや空冷エンジンの冷却フ
ィンに走行による風を当てて冷部するようにしている。

ところが遅滞道路などで、低速走行を余儀なくされるよ
うな場合には、走行による風の流入量が不足し、エンジ
ンが過熱してオーバーヒートを起すことがある。

これを防ぐものとして、カウリングに排風口を設け、形
状記憶合金を用いて温度によって排気口を開閉するよう
にしたものがあるが、適正にエンジン温度に対応できな
い不都合がある。例えば、実開昭５９−１６５２８５号
公報参照。

〔発明の目的〕

この目的は、オートバイの車体前部をカウリングで覆っ
たもので、カウリングの側面後上部にエアーダクトを設
け、このエアーダクトを感熱体で開閉するようにし、感
熱体をヒートパイプでエンジンの高温部に連結し、所定
以上の温度になったときに確実に作動し、排風してオー
バーヒートを防止できるオートバイの排風装置を得るこ
とを目的とする。

〔発明の構成〕

以下、本発明を図面に示す実施例によって説明する。

オートバイの車体１の前部から側面にかけて、流線形を
したカウリング２で覆い、風の抵抗を少くするようにし
である。

エンジン３やラジェター４は、カウリング２の内側に位
置し、カウリング２の前面には、大きく導風口５を開口
させ、走行による風を流入させてエンジン３やラジェタ
ー４に当てて冷却するようにしである。

しかして本発明は、カウリング２の左右側面の後上部に
窓孔６を設け、該窓孔６の前縁に、外側に開くようにエ
アーダクト７の前縁を蝶番８で蝶着する。

左右のエアーダクト７は、ロッド９でｆｔｔｌ１ｍレバ
ー１０の両端に軸着する。開閉レバー１０は支軸１１で
揺動可能に軸着してあり、バネ１２で感熱体１３の可動
ロッド１４に当てである。感熱体１３内には、サーモワ
ックス１５が封入してあって、温度上昇すると可動ロッ
ド１４を押出す。

また、感熱体１３には、ヒートパイプ１６の一端を連結
し、該パイプ１６の他端は、冷部水温又はエンジン３の
潤滑油温を感知する場所に連結し、エンジン３の高温を
受けたとぎ、サーモワックス１５を加熱するようにしで
ある。

〔発明の作用〕

エンジン３の温度が正常以内にあるときは、感熱体１３
の可動ロッド１４が縮んでおり、バネ１２の引張りによ
る開閉レバー１０の揺動に伴う各ロッド９の引込み作動
によりエアーダクト７が閉じており、カウリング２の窓
孔６を塞いでいる。

遅滞道路などに遭遇してエンジン３の温度が所定以上に
上昇しようとすると、この熱をヒートパイプ１６がサー
モワックス１５に伝え、サーモワックス１５が膨張して
可動ロッド１４を伸長させる。これによって、開閉レバ
ー１０がバネ１２に抗してＩＩ　ＩＪＪし、ロッド９を
介してエアーダクト７を押出して、後端を突出させて開
口させる。これによって、エンジン３付近の熱風が排風
され、換気がよくなって、エンジン３のオーバーヒート
を防ぐことができる。（第１図工点鎖線部分はエアーダ
クト７が開いた状態を示す。） 尚、エンジン３の温度が正常なときは、エアーダクト７
が、カウリング２の窓孔６を塞いでおり、エアーダクト
７が外側に突出していないので、前面投影面積が少り、
風の抵抗を少なくできる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明は、オートバイの車体前
部をカウリングで覆うようにしたものに於て、該カウリ
ングの側面後上部に窓孔を設け、該窓孔前端にエアーダ
クト前部を蝶着して窓孔を正常に覆い、該エアーダクト
をロッドで開閉レバーに連結し、該開閉レバーを感熱体
の可動ロッドで作動させ、エンジンの高温部に連結した
ヒートパイプを感熱体に連結し、所定以上の高温になっ
たとぎエアーダクトを開くようしたので、異常高温時に
エンジン付近の熱気をエアーダクトから排風して換気を
助け、オーバーヒートを防止できる。

しかも、ヒートパイプで直接エンジン温度を感熱体に伝
えて作動させるので、正確にできる。そして、正常時は
、エアーダクトが閉じていて、前面投影面積が小さく、
風の抵抗を少なくできる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示し、 第１図はカウリングを破断した背面図、　−第２図は感
熱体部分の拡大図、 第３図は感熱体の縦断面図、 第４図はエアーダクトの斜視図、 第５図は全体正面図、 第６図は全体側面図である。 １・・・車体、２・・・カウリング、３・・・エンジン
、６・・・窓孔、７・・・エアーダクト、９・・・ロッ
ド、１０・・・開閉レバー、１３・・・感熱体、１４・
・・可動ロッド、１６・・・ヒートバイブ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. オートバイの車体前部をカウリングで覆うようにしたも
   のに於て、該カウリングの側面後上部に窓孔を設け、該
   窓孔前端にエアーダクト前部を蝶着して窓孔を正常時に
   覆い、該エアーダクトをロッドで開閉レバーに連結し、
   該開閉レバーを感熱体の可動ロッドで作動させ、エンジ
   ンの高温部に連結したヒートパイプを感熱体に連結し、
   感熱体の異常高温感知によりエアーダクトを開き、前記
   窓孔を開口するようにしたことを特徴とするオートバイ
   の排風装置。