JPH01301300A - 金属箔転写シートの製造方法 - Google Patents

金属箔転写シートの製造方法

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JPH01301300A
JPH01301300A JP13160388A JP13160388A JPH01301300A JP H01301300 A JPH01301300 A JP H01301300A JP 13160388 A JP13160388 A JP 13160388A JP 13160388 A JP13160388 A JP 13160388A JP H01301300 A JPH01301300 A JP H01301300A
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伊藤 行雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、金属、紙、木材、プラスチック、その他の各
種の製品に比較的低温度下で公知の転写シートを用いる
箔押し方法により、金属箔層からなる所望の文字、模様
等の画像を容易かつ明瞭に転写することに好適な転写シ
ートの製造方法を提供するものである。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
従来より、金型を用いて行なう箔押し方法は広く行われ
ている。この方法は金型及び箔押し機を必要とし、多品
種小量生産には適さない。一方、箔押業者の見本造りや
校正刷り用として、静電複写機で印刷した原稿紙を、特
殊な箔に重ねて、熱ロールを通すことによって箔押しを
行なう方法があり、この方法は比較的簡単で、手軽に出
来て便利であるが、反面重板の静電複写機を使用するた
めに次のような欠点がある。すなわち、(1)印刷物の
上に更に箔押しが出来ない。
(2)静電複写機で印刷出来ない材料、形状のものには
不可能である。
(3)箔押しを使用する物の表面が若干の凹凸面を有し
、あるいは複雑なわん曲面を有しているものには無理で
ある。
(4)細かい模様、線が出にくい。
(5)最初の印刷の文字、模様が黒色のために。
その上に重ね合わせた箔の色が濁って汚だない。とくに
淡い色の顔料箔を使用するときは実用にはなり得ない。
(6)低温度における箔押しが難かしい。
本発明者はさきに特開昭62−13339号で箔押し方
法を、特開昭62−13398号及び同62−1339
9号において転写シートの改良及びその製造方法につい
て提案した。
最近デザイン業界では益々細かい線を有する模様1文字
を正確に転写でき、かつ容易に取扱える転写シートが要
求されている。
〔発明の目的〕
本発明は上記の特開昭62−13398号における転写
シートの製造において、支持体への画像の印刷工程を改
良することにより、前記要望の特に細かい線を有する模
様、文字をより正確に転写できる転、写シートの製造方
法を確立したものである、すなわち、特開昭62−13
398号の転写シートの製造方法によって得られた転写
シートにおいては、微細な文字、模様を正確かつ美麗に
転写することができない場合がある。この欠点の改良を
研究すると。
転写シートの画像部を正確に転写するには樹脂皮膜層の
厚みは4μ以上、好ましくは7μ以上が望ましいが、転
写シートベースへの印刷インキによる細い文字、模様等
たとえば1 / 10 m程度の巾を有する線の画像を
形成するに当っては、樹脂皮膜層は薄い程正確かつ美麗
に形成されることを究明し、殊に印刷インキが、金属箔
に強力に融着する場合には金属Wi層上に特に樹脂皮膜
層を介在させる必要がないことを確認した。
本発明者は上記認識に基づき、細い文字、模様を正確、
明瞭に転写できるようにするには、先ず転写シートに画
像を形成するに当って、樹脂皮膜層はできるだけ薄いも
のとし、印刷インキの性能によってはこの樹脂皮膜を介
在させることなしに画像を形成させた後樹脂皮膜層の厚
みを所望の程度に積層することにより所期の転写シート
が得られる本発明を完成した。
〔発明の概要〕
本発明は支持体に剥離可能な金属箔層又はこれと厚さ2
μ以下の樹脂皮膜層(A)を積層して転写シートベース
を作成する工程と、別に紙又はプラスチックフィルムに
上記金属箔層又は樹脂皮膜層(A)と親和性であり、熱
接着性を有し、かつ。
吸熱性に優れたインキで、所望の文字、模様の陰画に相
当する非画像部を印刷して印刷シートを作成する工程と
、この印刷シートと転写シートベースとを印刷部分が金
属箔層又は樹脂皮膜層(A)と接するように重ね合わせ
て、加熱、加圧する工程と、これが冷却後印刷シートを
転写シートベースから剥がすことにより転写シートベー
ス上に所望の画像を形成する工程と、次いで少なくとも
画像部に上記印刷インキ又は上記(A)樹脂と親和性で
ある同種又は異種の樹脂皮膜層(B)を(A)と(B)
との合計が4μ以上となるように被覆積層する工程と、
さらに、転写シートベース上の少なくとも画像部表面又
は非画像部を含む全面に接着剤を塗布積層する工程とか
らなることを特徴とする金属箔転写シートの製造方法に
関するものである。以下に本発明をさらに詳述する。
(1)樹脂皮膜層(A)を積層する場合支持体上に剥離
可能な金属層と厚さ2μ以下の柳脂皮膜層(A)とを積
層して転写シートベースを作成する工程と、別に紙又は
プラスチックフィルムに上記樹脂皮膜層(A)と親和性
をもち、熱ゆう層性を有し吸熱性に優れたインキで、所
望の文字、模様の陰画に相当する非画像部を印刷して印
刷シートを作成する工程と、この印刷シートと転写シー
トベースとを重ね合せて、加熱、加圧する工程と、これ
が冷却後印刷シートを転写シートベースから剥がすこと
により、転写シートベ゛−スに所望の画像を形成する工
程と、次いで転写シートベース上の少なくとも画像部の
樹脂皮膜ff1(A)の表面または非画像部を含む全面
に樹脂皮膜層(A)と同種若しくはこれと親和性を有す
る樹脂皮膜ff(B)を樹脂皮膜層(A)の厚みと合計
して4μ以上になるようにコートして、最後に転写シー
トベース上の少なくとも画像部表面に接着剤を塗布する
工程よりなることを特徴とする転写シートの製造方法。
(2)樹脂皮膜層(A)を積層しない場合支持体上に剥
離可能な金属層を積層して転写シートベースを作成する
工程と別に紙又はプラスチックフィルムに、上記金属層
と親和性であり熱ゆう層性を有し、かつ吸熱性に優れた
インキで、所望の文字、模様の陰画に相当する非画像部
を印刷して印刷シートを作成する工程と、この印刷シー
トと転写シートベースとを重ね合せて、加熱、加圧する
工程と、これが冷却後印刷シートを転写シートベースか
ら剥がすことにより、転写シートベースに所望の画像を
形成する工程と次いで転写シートベース上の少なくとも
画像部表面にそのインキ層と親和性をもつ樹脂皮膜層(
B)を4μ以上の厚さにコートする工程と最後に転写シ
ートベース上の少なくとも画像部表面に接着剤を塗布す
る工程よりなることを特徴とする転写シートの製造方法
以上の本発明においては、転写シートベースの支持体と
金属箔層との剥離接着力はほぼLog’/25nn巾以
下であり、かつ、金属箔層と樹脂皮膜層(A)又は同(
B)との接着力及び樹脂皮膜層(B)と接着剤層との接
着力はそれぞれ4kg/at?以上であることが重要で
ある。又本発明の転写シートの本造に当って転写シート
ベース上に良好な画像を形成させるために上記金属箔層
又は樹脂皮膜層(A)と印刷インキ層との熱融着による
接着力がほぼ40kg/a#以上であることが重要であ
ることが判った。
〔発明の実施例〕
本発明は、原則的には支持体上に金属箔層と樹脂皮膜層
の積層からなる画像部および少なくとも画像部に塗布し
た接着層を設けることによって構成されている。着色金
属光沢を得るために金属箔層の外表面に着色層を施すこ
と及び樹脂皮膜層を施す前の金a箔シート単体時の金属
層表面を保護するためにオーバーコートを施すことによ
り商品化を高めることができる。すなわち、本発明は、
その積層状態によって、各種の構成とすることができる
。以下この実施態様を図面について詳述する。
第1図は、画像形状を規定することなく、転写シートの
積層状態について説明したもので、同図(A)は最も原
理的な構成を示す。すなわち1本発卯によって得られる
最も基本的な転写シート(1)は、可撓性の支持体(2
)の片面に剥離可能に金属層(3)を設け、その上に樹
脂皮膜層(4)を設け、さらにその上に感圧性の接着剤
層(5)を施したものであり、商品としての転写シート
は接着剤層(5)側表面に剥離シート(図示せず)を備
えるのが望ましい。金属層(3)を有する支持体(2)
の形成は1合成樹脂フィルム(2)を金属箔層(3)上
に押し出しラミネーションにより形成した積層フィルム
として得ることができるし、合成樹脂フィルム(2)上
に金属箔M(3)を蒸着等により形成しあるいは金属箔
(3)そのものを接着させることによっても形成するこ
とができる。金属箔層(3)は、アルミニウム箔、銅箔
、ステンレス箔等で構成され、同図(B)に示すように
支持体(2)にたとえば半水性接着剤からなる剥離層(
6)を介して接着することもできる。また、金属光沢に
色彩を付与するためには、同図(’C)に示すように着
色層(7)を金属□  層(3)の外表面側に印刷形成
すればよく、特に着色層(7)の透過率の設定により、
光沢の度合を調整して任意の着色光沢の画像を得ること
ができる。
さらに、樹脂皮膜層(4)を施す前の積層フィルムを運
搬やフィルム切断時等の取扱いの際、金属層(3)表面
を傷つけないよう保護することを目的として同図(D)
に示すように保護膜層としてのオーバーコート(8)を
、金属層(3)の内表面に施してもよい。
いずれにしても、本発明においては着色金属光沢を有す
る画像部としての転写層は、同図(C)、(D)におけ
る着色層(7)、金属層(3)および樹脂皮膜層(4)
を含む積層体となる。
金属層の厚みは、1μ〜10μとすることが好ましく、
1μ以下では、金属層として役立たないし、10μ以上
に厚くしても格別金属光沢向上の効果もなく経済的実用
的でない。
特に転写に際しての画像部の破断防止に関与する樹脂皮
膜層(4)は、画像部の剥れの応力を小さくシ、応力集
中を小さくして容易に剥れ易くするものであり、実験の
結果樹脂皮膜層(4)の性能としては、厚みがほぼ4μ
以上好ましくは7μ以上で強じんな材料を用いれば破断
防止と確実な転写が可能であることが判明した。しかし
ながら、印刷シートにより転写シートベース上に画像を
形成するに当り、樹脂皮膜層(4)の厚みは、転写シー
トベースを印刷シートと加熱、加圧で作成する場合には
薄い方がよく、特に細い文字、模様たとえば0.1mm
程度の巾を有する線の画像には樹脂皮膜層の厚みは薄い
ほどよいことが確認された。−方上記のように転写シー
トとしては、樹脂皮膜層(4)の厚みは4μ以上好まし
くは7μ以上で強しんな材料であることが重要であるこ
とが判明している。この矛盾を解決する方法として本発
明に成功したものである。すなわち本発明では樹脂皮膜
層(4)の厚みを最初は2μ程度以下の(A)層として
おいて、印刷シートと転写シートベースとを加熱加圧し
た後冷却して印刷シートを転写シートベースから剥がし
て転写シートベース上に画像を形成した後、ポジ状で逆
像で残った画像部分を上記の樹脂皮膜(A)と同種また
はこれと親和性の樹脂(B)をもって、その部分の厚み
が(A)層と(B)層との合計で4μ以上好ましくは7
μ以上となるように樹脂皮膜層(B)を被覆積層するも
のである。
特に印刷インキが、金属箔層と熱融着性である場合には
転写シートベースに樹脂皮膜層(A)を施すことなく、
印刷シートと重ね合せて加熱、加圧して画像を形成した
後樹脂皮膜層(B)を4μ以上塗布してもよい。樹脂皮
膜層(A)、(B)はある程度の硬さを有し、しかもシ
ェアーによる切断面がきれいであることが要求される。
樹脂皮膜層の強じん性を表わす目安としては、破断時の
伸びが4%以上必要であり、切断面がきれいであるため
には。
破断時の伸びが100%以下であることが望まれる。
第2図及び第3図は本発明に係る転写シートの製造過程
における積層状態別シート材について説明したものであ
る。
第2図(A)に示す樹脂(A)からなる樹脂皮膜層(4
)と同図(A″)の印刷インキ層(12)の熱ゆう着は
低温度好ましくは100℃以下が望ましく、接着強度は
40kg/ad以上とすることが好ましい。
印刷シート(11)の基体(13)としては、紙又はプ
ラスチックフィルムが好適である。
印刷インキとしては、印刷適性にすぐれ第2図における
樹脂皮膜層(A)又は第3図における金属箔H(3)と
親和性であって、精密な印刷ができ、かつ画像形成のさ
いの加熱工程において印刷部分は非印刷部分に比較して
、吸熱を起し、急激に温度上昇することが望ましいこと
である。印刷手段自体にはなんら制限されるものではな
いが、シルクスクリーン印刷が好適である。
このために、該印刷インキの主成分としては、エチレン
・酢酸ビニルコポリマー、エチレン・エチルアクリレー
ト、アイオノマー、エチレン・アクリル酸コポリマー、
ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール等が単独
若しくはブレンドして使用され、これにカーボンブラッ
ク、タルク。
シリカ、クレイ等の無機顔料、ファストイエロー、ファ
ストレッド等を単独若しくは複数で2−20部混合して
作られる。印刷インキの熱吸収のための添加剤としては
、赤外線分光光度計で吸収曲線を測定し、吸収率の大き
いものが本目的のため有効であることがわかった。この
もので印刷された第2図及び第3図の(A″)の印刷部
分(12)には、各回(B)に示すように転写シートベ
ースと重ねて加熱された時に急激に温度上昇が行なわれ
、樹脂(A)皮膜H(4)又は金S箔層(3)と熱ゆう
着が行なわれ、冷却、剥離後の工程では各図(C)およ
び(C′)に示すように容易に良好な画像が形成できる
。なお、印刷インキが金属箔層と熱融着性であるときに
は第3図(A)(B)及び(C)に示すように樹脂皮膜
層(A)を施す必要ないことは前記したとおりである。
前述の顔料、有機染顔料は赤外線、遠赤外線を吸収する
ために急激な温度上昇に効果があり、ポリビニルブチラ
ール等の樹脂の添加は、シェアーによる切断面をきれい
にするのに効果がある。
また、転写される積層体の代表的な第1図Aの構成で、
各層間の接着力を検討すると、上記樹脂皮膜層(4)の
破断時の伸び率とともに、好適な条件が与えられる。
すなわち、支持体(2)と金属層(3)の剥離接着力を
ほぼ10g/25工幅以下、金属層(3)と樹脂皮膜層
(A)又は(B)の接着力をほぼ4kg/d以上好まし
くは10kg/cd以上、樹脂皮膜層(、B’)と接着
剤層(5)の接着力をほぼ4kg/cd以上とすること
で層間剥離のないより良好な転写シートが得られること
が判った。
ここで、接着剤層(5)は少なくとも画像部に対応して
印刷塗布する必要があるが、非画像部を含めた全面に施
すことも、本発明の効用を阻害するものではなく、逆に
接着剤層(5)を画像部と対応した特定形状に施すこと
なく、単に全面塗布すれば足りることから製造上はより
簡単になる。
次に1本発明に係る転写シートの製造工程の好適な実施
例について詳述する。
C実施例1〕 第2図(A)に示すように、支持体(2)として0.0
13mm厚さのポリエステルフィルムを用い、これをベ
ースに剥離M(6) (図示せず)を介してアルミニウ
ム蒸着により金属箔層(3)を1μの厚みで形成した。
このときの金属箔層と支持体との剥離接着力はほぼ3g
/25m+巾〜9g/25rm巾であった。ついでこう
して得られた積層フィルムの金属箔層(3)の上に(A
)樹脂皮膜層(4)として、下記組成(重量部で示す。
)のもので積層を行なって転写シートベース(1)を作
った。
組成1 エチルブチルアクリレート樹脂 40部チタン
白            2部可塑剤       
      2部溶剤             56
部このときの樹脂皮膜層(A)の厚みを2μ、4μ。
6μとした。
別に、第2図(A’)に示すように紙(13)に下記組
成2のインキを用いて、目的とする画像(12)をネガ
状にスクリーン印刷を行なって印刷シート(1’l)を
作った。
組成2 ユニオンカーバイド社 エチレンエチルアクリレート DPA2304       40部 シリカ            8部 セロソルブアセテート等の溶剤 52部このように印刷
された印刷シート(11)を第2図(B)のように転写
シートベース(1)に重ね合せ100℃で加熱、加圧し
た1次いでこれが冷却後、印刷シート(11)を剥離す
ると第2図(C)及び(C′)に示すごとく所望の画像
を有する転写シートベース(1)及び印刷シートの印刷
画像部上(12)には、樹脂皮膜層(4)及び金属箔層
(3)が融着−本化された状態での使用済の印刷シート
が得られる。この際に樹脂皮膜R(4)の厚みが厚いと
、同図(C)の転写シートの細い線の画像が明瞭に出な
いことがあり、画像の線巾に対する(A)樹脂皮膜M(
4)の厚さの影響の一例は下記の通りである。
樹脂皮膜層の厚み   2μ  4μ  6μついで同
図(D)に示すように転写シート(1)の少なくとも画
像部の樹脂皮膜層(4)の表面または画像部の全表面及
び非画像部に上記(A)樹脂皮膜へ同種又はそれと親和
性である異種の樹脂(B)からなる樹脂皮膜層(4′)
を塗布積層して、少なくとも画像部における樹脂皮膜の
(A)層と(B)層との厚みの合計を4μ以上、好まし
くは7μ以上とした。さらに同図(E)に示すように転
写シートベース上の少なくとも画像部表面の(4′)層
または非画像部を含む全表面に接着剤層(5)を塗布積
層して本発明による転写シートを得た。
〔実施例2〕 第2図(A)〜(C)に示す如〈実施例1と同一方法に
よって得られた樹脂皮膜層(A)の厚みが2μである転
写シートベース(1)の全面に東京応化製フォトレジス
ト0FPR77Eを全面に塗布乾燥後、ケミカルランプ
を用いて40秒露光後、現像液DE6を用いて非画像部
分の0FPR77E皮膜を除去する。これによって画像
部の樹脂皮膜層(A )と樹脂皮膜層(B)の厚みの合
計を4μになるように調製した。ついで全面に接着剤を
塗布し、乾燥して金属箔転写シートを得た。このシート
を用いて、ケント紙に転写を行なった所、細かい文字、
模様の画像が正確に美麗に転写が行なわれた。
〔実施例3〕 実施例1と同様に、第3図(A)に示す如く支持体(2
)として、ポリエステルフィルム0.013Im+厚み
を用い、これをベースに剥離層(6)(図示せず)を介
して、アルミ蒸着により金属箔(3)を1.2μの厚み
で形成して転写シートベース(1)とした。
別に同図(A″)に示すように下記組成3のインキを用
いて、紙(13)に目的とする画像(12)をネガ状に
印刷して印刷シート(11)を得た。
組成3 エチレン・アクリル酸コーポリマー25%エマルジョン
アムモニア水溶液 このように印刷された印刷シート(11)を第3図(B
)のように転写シートベース(1)に重ね合せ100’
Cで加熱、加圧した。冷却後印刷シート(11)を剥離
すると第3図(C)に示すごとく画像を有する転写シー
トベース(1)が得られた。この場合には細い線を有す
る模様でも鮮明な画像が得られた。
その後、実施例1と同様に樹脂皮膜層(B)を5μの厚
さに被覆積層(4)L、 、次いで接着剤層(5)を塗
布積層した。組成3のような材料は、アルミ層との熱接
着強度が大きいので、特に樹脂皮膜層(A)を必要とし
ないが製品としては(B)樹脂皮膜層(4)を5μとし
ているので得られた転写シートでは細かい文字、模様の
画像が正確明瞭に転写することができた。
〔発明の効果〕
上述したように本発明においては、印刷シートに印刷さ
れた所望の文字、模様が細い線であり、たとえばl /
 10 an巾の線の画像であっても、これを転写シー
トベースに加熱、加圧して、冷却後剥がして画像を形成
するに当り金属箔層に積層する樹脂皮膜層の厚さを2μ
以下ないしは0とすることにより画像を明瞭かつ正確に
形成することができる一方、その後少くとも画像部に樹
脂皮膜層を被覆積層してその厚みを所望の4μ以上とす
ることにより被転写物に確実に転写が可能となり。
埒1つ転写シートを被転写物から剥離するとき、応力集
中による画像部の微細な線の亀裂、破断を防止しつつ、
被転写物への画像部の位置決め等、転写作業を容易にし
た優れた金属箔転写シートの提供を可能にしたものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る金属箔転写シートの積層状態別
シート材の例を示す拡大断面図、第2図及び第3図は本
発明に係る金属光沢を有する転写シートの製造過程にお
ける積層状態別シート材の例を示す拡大断面図である。 1:転写シート   2:支持体 3:金属層     4:樹脂皮膜層(A)4′:樹脂
皮膜層(B) 5:接着剤M    6:剥離層 7:着色層     8ニオ−バーコード11:印刷シ
ート 12:インキ印刷層 13:印刷シート基体V’−、、
p             −山

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体上に剥離可能な金属箔層と厚さが2μ以下
    である樹脂皮膜層(A)を積層して金属箔転写シートベ
    ースを作成する工程と、別に紙又はプラスチックフィル
    ムに上記(A)樹脂皮膜と親和性であり、熱融着性を有
    し、かつ吸熱性に優れたインキで、所望の文字、模様の
    陰画に相当する非画像部を印刷して印刷シートを作成す
    る工程と、この印刷シートと転写シートベースとを重ね
    合せて加熱、加圧する工程と、これが冷却後印刷シート
    を転写シートベースから剥がすことにより転写シートベ
    ース上に所望の画像を形成する工程と、次いで転写シー
    トベース上の少なくとも画像部の樹脂皮膜(A)の表面
    、または非画像部を含む全面に樹脂皮膜(A)と同種ま
    たはこれと親和性である樹脂皮膜層(B)を画像部にお
    ける樹脂皮膜層(A)及び同(B)の厚みの合計が4μ
    以上となるように被覆積層する工程と、さらに、転写シ
    ートベース上の少なくとも画像部表面に接着剤層を塗布
    積層する工程とよりなることを特徴とする金属箔転写シ
    ートの製造方法。
  2. (2)支持体上に剥離可能な金属箔層を積層して転写シ
    ートベースを作成する工程と、別に紙又はプラスチック
    フィルムに上記金属箔層と親和性であり、熱融着性を有
    し、かつ吸熱性に優れたインキで所望の文字、模様の陰
    画に相当する非画像部を印刷して印刷シートを作成する
    工程と、この印刷シートと転写シートベースとを重ね合
    せて加熱、加圧する工程と、これが冷却後印刷シートを
    転写シートベースから剥がすことにより転写シートベー
    ス上に所望の画像を形成する工程と、次いで転写シート
    ベース上の少なくとも画像部表面にそのインキ層と親和
    性である樹脂皮膜層(B)を4μ以上の厚さに積層構成
    する工程と、さらに転写シートベース上の少なくとも画
    像部表面に接着剤層を塗布積層する工程とよりなること
    を特徴とする金属箔転写シートの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006106769A1 (ja) * 2005-03-31 2006-10-12 Yoshino Kogyosho Co., Ltd. 転写フィルム

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