JPS5914216Y2 - 転写シ−ト - Google Patents

転写シ−ト

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JPS5914216Y2
JPS5914216Y2 JP13435077U JP13435077U JPS5914216Y2 JP S5914216 Y2 JPS5914216 Y2 JP S5914216Y2 JP 13435077 U JP13435077 U JP 13435077U JP 13435077 U JP13435077 U JP 13435077U JP S5914216 Y2 JPS5914216 Y2 JP S5914216Y2
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JP
Japan
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layer
transfer
transfer sheet
resins
heat
Prior art date
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Expired
Application number
JP13435077U
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English (en)
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JPS5462405U (ja
Inventor
修 竹厚
Original Assignee
大日本印刷株式会社
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Publication date
Application filed by 大日本印刷株式会社 filed Critical 大日本印刷株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、感熱型転写シートに関し、さらに詳しくは、
被転写体の表面に凹凸がある場合に完全にその凹凸に沿
った転写を行なうことのできる転写シートに関する。
従来、感熱型転写シートは種々のものが知られている。
これらはいずれも、紙などのベースシート上に絵柄層を
有することを基本的構成としているため、たとえば、被
転写体の表面に凹凸がある場合、ベースシートの硬直性
などに基因して、その凹凸に沿って絵柄層を転写するこ
とは非常に困難である。
従って、このような場合、凹部では転写された絵柄層と
被転写面との間には空間が残ることになり、該絵柄層は
極めて破損されやすい状態になる。
よって、たとえば、化粧材などの耐久性を要求されるも
のに使用するには好ましくない場合がある。
またさらに、木目化粧材のように、転写した絵柄面にで
きるだけ天然木に近い凹凸を付与したい場合には被転写
面として木質のものを用い、その表面凹凸がそのまま転
写した絵柄面に表われることが好ましいが、上述の如く
、従来の感熱型転写シートではできなかった。
本考案は上述の点に鑑みて見い出したものであり、その
目的とするところは、被転写体の表面凹凸に沿った転写
を行なうことのできる転写シートを提供することにある
以下、本考案について図面を参照しつつ、詳細に説明す
る。
第1図は本考案に係る転写シートの基本的構成を示す模
式断面図であって、該転写シー)Aはベースシート1の
上にポリエチレン樹脂層2、さらにその上に絵柄層3を
積層してなる。
このような基本的構成を有する転写シートAには、熱可
塑性樹脂層2と絵柄層3との剥離性改善のためと転写後
の絵柄層3の保護のための剥離層および/または絵柄層
3の転写性向上のための感熱接着層を介在させることが
できる。
第2図に示す転写シートBは、上記剥離層4と上記感熱
接着層5を両方介在させたものである。
上記転写シートを構成するベースシートには、建材用薄
紙、コート紙、アート紙、上質紙、グラビア用紙、新聞
用紙、パーチメント紙、クラフト紙、パラフィン紙など
の各種用紙、ポリエステル、ポリ沸化ビニル、ポリ塩化
ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、
ポリ塩化ビニリテ゛ン、ポリビニルブチラール、ポリウ
レタンなどのプラスチックシート、あるいはアルミ箔等
の金属箔などが使用される。
通常、これらは厚さ20〜100μであることが好まし
い。
また、上記熱可塑性樹脂層は、ポリエチレン、樹脂から
なり、該層はコーティングあるいは予めフイルフにして
ラミネートする方法により設けられ、厚さは10〜10
0μであることが望ましい。
これは10μより薄いと所望の効果が得られず、また、
100μより厚いと転写時の熱効率が悪くなるからであ
る。
上記絵柄層は、たとえば、アマニ油、大豆油等の樹脂類
、ロジン、硬化ロジン、ロジンエステル等の天然樹脂お
よび加工樹脂類、フェノール樹脂、マレイン酸樹脂、ア
ルキッド樹脂、石油系樹脂、ビニル系樹脂、アクリル系
樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂等の合成樹脂類、
ニトロセルロース、酢酸セルロース等の繊維息誘導体、
塩化ゴム、環化ゴム等のゴム誘導体又はそれらの初期重
合物などをバインダーとし、通常の顔料、たとえばチタ
ン白、酸化鉄、酸化鉛、酸化銅、酸化力ドシウム、カー
ボンブラック等の無機顔料、ニトロ系、ニトロソ系、ア
ゾ系、ポリアゾ系等の有機顔料及びレーキ、染料などを
含有するインキにより、グラビア印刷、オフセット印刷
、シルク印刷などの通常の方法により形成される。
従って、この層は2〜100μ程度の厚さに形成される
上記において必要に応じて設ける剥離層は、アマニ油、
大豆油等の油脂類、ロジン、重合ロジン等の天然樹脂お
よび加工樹脂類、フェノール樹脂、マレイン酸樹脂、ア
ルキッド樹脂、石油系樹脂、ビニル系樹脂、アクリル系
樹脂、ポリアミド樹脂、エポキシ樹脂、アミノアルキッ
ド樹脂等の合成樹脂類、ニトロセルロース、酢酸セルロ
ース等の繊維息誘導体、塩化ゴム、環化ゴム等のゴム誘
導体等、又はそれらの初期重合物などで構成される。
また、必要に応じて転写シートを構成する、もしくは後
述の如く被転写体上に設けられる感熱接着層は、ウレタ
ン系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ブチ
ラール系樹脂、アクリル系樹脂等の合成樹脂類又はこれ
らの初期重合物などの接着剤によって構成される。
次に、本考案に係る転写シートを用いて被転写体に転写
する方法について説明すると、第3図Aに示す如く、被
転写体6の凹凸を有する表面もしくは、必要な場合に被
転写体6の表面に設けた感熱接着層5の上に転写シート
Aの絵柄層3の面を重ねて積層し、全体をプレス板7お
よび8で加熱加工する。
この時の条件は被転写体、転写シートなど種々め要素に
より変わり得るが、一般には、150〜250℃、2〜
50kg/cm2で2〜300秒間程度であることが望
ましい。
全体を加熱加圧する方法としては必ずしも上記プレス法
に限らず、第3図Bに示すごとく、熱ロール9と送りロ
ール10の間に、積層物を通して加熱、加圧する。
この時の条件は、被転写体、転写シートなど種々の要素
により変わり得るが一般には、150〜250℃、2〜
20kg/cm2で4〜20m/minであることが望
ましい。
従って、このようにして加熱加圧することにより、熱可
塑性樹脂が溶融し、被転写体表面の凹凸に沿った均一な
流れおよび圧力、温度を絵柄層に与えるため、絵柄層が
凹凸に沿って被転写体表面に接着される。
加熱加圧後、第4図示の如く、ベースシート1と熱可塑
性樹脂層2を剥離することにより、転写が完了する。
上記に於いて転写シートとして、第2図に示す転写シー
)Bを用いれば、第5図示の如く、被転写体6の表面凹
凸に沿って感熱接着層5、絵柄層3および剥離層4が転
写される。
上記で明らかなように、本考案の転写シートは被転写体
の表面凹凸に完全に沿った転写を行なうことができるの
で、表面に凹凸を有するすべての化粧材の作製上、非常
に有効である。
以下、実施例を示してさらに本考案を具体的に説明する
実施例 1 まず、支持体として、建材用の薄用紙(23g/m2)
に通常のエクストリュージョンコートによりポリエチレ
ン樹脂を20μコートした。
次に、このポリエチレン面にグラビア印刷で塩化ビニル
系樹脂系をバインダーとしたインキでチーク柄を通常の
印刷とは逆の順序で印刷して転写紙を作成した。
次に、27m/m厚の合板の上にQ、3m/m厚のアン
ガシュロを貼ったツキ板の上から、ウレタン系の感熱接
着剤を9.0 g/尺2′wet、ロールコートで塗布
し、乾燥させ被転写体を作成した。
次に印刷紙のインキ層と、被転写体の感熱接着剤とを積
層し、200℃のシリコン熱ロールとステンレス製送り
ロールとの間を3 kg/Cm2の圧力、スピード9.
2m/minの条件で通し、常温迄冷却した後に支持体
の紙層と、ポリエチレン層を剥離したところ、チーク柄
のインキ層がマンガンュロの導管の凹部に沿った転写体
が得られた。
実施例 2 まず支持体として、上質紙(55g/m2)に通常のエ
クストリュージョンコートにより、ポリプロピレン樹脂
を40μコートした。
次にこの上からグラビア印刷にて、ポリアミドの剥離層
3g/m2(dry)を設け、更にその上がら通常の印
刷とは逆の順序で、塩化ビニル系樹脂をバインダーとし
たインキを用い、欅柄を印刷した。
更にその上から酢酸ビニル系樹脂を用いた感熱接着剤層
を通常のロールコートで6 g 7m2(dry)設け
、転写紙を作成した。
次に27m/m厚の合板の上に0.3m/m厚のマホガ
ニーを貼ったツキ板の表面と転写紙の感熱接着剤層を積
層し、温度170℃、圧力20 kg/cm2、時間3
分の条件でプレスし、そのままの状態で、常温迄冷却し
て減圧してから、支持体とポリプロピレン層を剥離した
ところ、欅柄のインキ層がマホガニーの導管に沿った転
写体が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案に係る転写シートの一例を
示す模式断面図、第3図A、同Bおよび第4図は本考案
に係る転写シートを用いて転写する方法を説明するため
の模式断面図、さらに第5図は本考案に係る転写シート
を用いて転写して得られる化粧材の一例を示す模式断面
図である。 1・・・・・・ベースシート、2・・・・・・熱可塑性
樹脂層、3・・・・・・絵柄層、4・・・・・・剥離層
、5・・・・・・感熱接着層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベースシート上に、ポリエチレン樹脂層を有し、その上
    に必要に応じて設けた剥離層を介して絵柄層を有し、さ
    らにその上に必要に応じて感熱接着層を有する転写シー
    ト。
JP13435077U 1977-10-07 1977-10-07 転写シ−ト Expired JPS5914216Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13435077U JPS5914216Y2 (ja) 1977-10-07 1977-10-07 転写シ−ト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13435077U JPS5914216Y2 (ja) 1977-10-07 1977-10-07 転写シ−ト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5462405U JPS5462405U (ja) 1979-05-01
JPS5914216Y2 true JPS5914216Y2 (ja) 1984-04-26

Family

ID=29103655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13435077U Expired JPS5914216Y2 (ja) 1977-10-07 1977-10-07 転写シ−ト

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JPS5462405U (ja) 1979-05-01

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