JPH0939391A - 画像転写記録方法及びそれに用いる感熱転写記録媒体 - Google Patents
画像転写記録方法及びそれに用いる感熱転写記録媒体Info
- Publication number
- JPH0939391A JPH0939391A JP7193617A JP19361795A JPH0939391A JP H0939391 A JPH0939391 A JP H0939391A JP 7193617 A JP7193617 A JP 7193617A JP 19361795 A JP19361795 A JP 19361795A JP H0939391 A JPH0939391 A JP H0939391A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive layer
- layer
- transfer recording
- recording medium
- transfer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
- Printing Methods (AREA)
- Holo Graphy (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】種々の表情を持つ印字物を得ることのできる画
像転写記録方法及びそれに用いる感熱転写記録媒体の提
供を目的とする 【構成】サーマルヘッドで印字された文字や画像等の接
着層（転写記録層）の上に、転写箔を重ねて、熱プレス
することにより、転写箔の転写層を文字や画像等の接着
層上にのみに装飾された画像を形成することができるの
で、従来、ホログラム、木目柄等、通常の感熱転写記録
媒体では表現できなかった文字や画像を形成することが
できる。
像転写記録方法及びそれに用いる感熱転写記録媒体の提
供を目的とする 【構成】サーマルヘッドで印字された文字や画像等の接
着層（転写記録層）の上に、転写箔を重ねて、熱プレス
することにより、転写箔の転写層を文字や画像等の接着
層上にのみに装飾された画像を形成することができるの
で、従来、ホログラム、木目柄等、通常の感熱転写記録
媒体では表現できなかった文字や画像を形成することが
できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱転写記録媒体を用
いてサーマルヘッドで所望の文字及び画像等を印字し
て、転写された接着剤表面に転写箔を熱プレスすること
で、文字及び画像を形成する画像転写記録方法及びそれ
に用いる感熱転写記録媒体に関する。
いてサーマルヘッドで所望の文字及び画像等を印字し
て、転写された接着剤表面に転写箔を熱プレスすること
で、文字及び画像を形成する画像転写記録方法及びそれ
に用いる感熱転写記録媒体に関する。
【０００２】
【従来技術】従来、感熱転写記録媒体を用いて、ホログ
ラム表現や、木目柄等の文字や画像を印字して画像を形
成することができなかった。
ラム表現や、木目柄等の文字や画像を印字して画像を形
成することができなかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な事情に鑑みなされたもので、感熱転写記録媒体と転写
箔とを使用し、簡便に安価に特殊な表現（ホログラム、
木目等）の印字による画像形成を可能とした、画像転写
記録方法及びそれに用いる感熱転写記録媒体の提供を目
的とする。
な事情に鑑みなされたもので、感熱転写記録媒体と転写
箔とを使用し、簡便に安価に特殊な表現（ホログラム、
木目等）の印字による画像形成を可能とした、画像転写
記録方法及びそれに用いる感熱転写記録媒体の提供を目
的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明を図面を用いて説
明する。図１は本発明の画像転写記録方法の基本的な方
法を示すもので、予めサーマルヘッドにより感熱転写記
録媒体を用いて文字、画像を印字した上から、転写箔
（２）を熱プレスすることで、前記感熱転写記録媒体に
より印字された接着層（１２）による文字、画像の部分
のみに、転写箔の転写層（２ａ）を転写させることによ
り、印字された文字、画像の表面のみに装飾することが
できるようにしたものである。
明する。図１は本発明の画像転写記録方法の基本的な方
法を示すもので、予めサーマルヘッドにより感熱転写記
録媒体を用いて文字、画像を印字した上から、転写箔
（２）を熱プレスすることで、前記感熱転写記録媒体に
より印字された接着層（１２）による文字、画像の部分
のみに、転写箔の転写層（２ａ）を転写させることによ
り、印字された文字、画像の表面のみに装飾することが
できるようにしたものである。
【０００５】また、感熱転写記録媒体が、基材上に接着
層単体、又は剥離層と接着層、又は第１接着層と第２接
着層、又は剥離層と第１接着層と第２接着層のうち何れ
かを積層したことを特徴とするものである。
層単体、又は剥離層と接着層、又は第１接着層と第２接
着層、又は剥離層と第１接着層と第２接着層のうち何れ
かを積層したことを特徴とするものである。
【０００６】最初に使用する感熱転写記録媒体は、図
２、３、４、５に示す４構成で、図２に示す構成は、ベ
ースフィルム（１１）に接着層（１２）、図３に示す構
成は、ベースフィルム（１１）に剥離層（１３）と接着
層（１２）、図４に示す構成は、ベースフィルム（１
１）に第１接着層（１４）と第２接着層（１５）、図５
に示す構成は、ベースフィルム（１１）に剥離層（１
３）と第１接着層（１４）と第２接着層（１５）とが積
層されている。また、各構成に示すように、転写層の反
対面にはスティッキング防止層（１８）が設けられてい
る。
２、３、４、５に示す４構成で、図２に示す構成は、ベ
ースフィルム（１１）に接着層（１２）、図３に示す構
成は、ベースフィルム（１１）に剥離層（１３）と接着
層（１２）、図４に示す構成は、ベースフィルム（１
１）に第１接着層（１４）と第２接着層（１５）、図５
に示す構成は、ベースフィルム（１１）に剥離層（１
３）と第１接着層（１４）と第２接着層（１５）とが積
層されている。また、各構成に示すように、転写層の反
対面にはスティッキング防止層（１８）が設けられてい
る。
【０００７】なお、ベースフィルム（１１）はポリエチ
レンテレフタレートの厚み２〜９μｍ程度のシートを使
用する。
レンテレフタレートの厚み２〜９μｍ程度のシートを使
用する。
【０００８】接着層（１２）、第１接着層（１４）、第
２接着層（１５）に使用する材料は、熱可塑性樹脂で、
セルロース誘導体、スチレン樹脂、スチレン共重合樹
脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ロジンエステル樹
脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリ塩化ビニル、塩ビ・酢ビ
共重合体、エチレン・酢ビ共重合体、ポリエステル樹
脂、ポリウレタン樹脂、ブチラール樹脂、ポリアミド樹
脂、石油樹脂、塩化ゴム、塩素化ポリオレフィン樹脂の
なかから選択された１種又は２種以上の樹脂を用いる
が、特にはポリアミド樹脂、アクリル樹脂、塩素化ポリ
オレフィン、エチレン酢ビ、塩酢ビ、エポキシ樹脂、ポ
リエステル樹脂が有効である。この層中に顔料等を含有
する場合もある。
２接着層（１５）に使用する材料は、熱可塑性樹脂で、
セルロース誘導体、スチレン樹脂、スチレン共重合樹
脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ロジンエステル樹
脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリ塩化ビニル、塩ビ・酢ビ
共重合体、エチレン・酢ビ共重合体、ポリエステル樹
脂、ポリウレタン樹脂、ブチラール樹脂、ポリアミド樹
脂、石油樹脂、塩化ゴム、塩素化ポリオレフィン樹脂の
なかから選択された１種又は２種以上の樹脂を用いる
が、特にはポリアミド樹脂、アクリル樹脂、塩素化ポリ
オレフィン、エチレン酢ビ、塩酢ビ、エポキシ樹脂、ポ
リエステル樹脂が有効である。この層中に顔料等を含有
する場合もある。
【０００９】剥離層（１３）は、ワックスが主材料であ
るが、樹脂を添加することもある。ワックスとしてはカ
ルナバワックス、ライスワックス、モンタンワックス、
マイクロクリスタリンワックス、キャンデリラワック
ス、セレシンワックス、パラフィンワックス、ポリエチ
レンワックス等を１種又は２種以上使用し、添加する樹
脂としては、セルロース誘導体、スチレン樹脂、スチレ
ン共重合樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ロジン
エステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリ塩化ビニル、
塩ビ・酢ビ共重合体、エチレン・酢ビ共重合体、ポリエ
ステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ブチラール樹脂、ポリ
アミド樹脂、石油樹脂、塩化ゴム、塩素化ポリオレフィ
ン樹脂のなかから選択された１種又は２種以上の樹脂を
用いる。
るが、樹脂を添加することもある。ワックスとしてはカ
ルナバワックス、ライスワックス、モンタンワックス、
マイクロクリスタリンワックス、キャンデリラワック
ス、セレシンワックス、パラフィンワックス、ポリエチ
レンワックス等を１種又は２種以上使用し、添加する樹
脂としては、セルロース誘導体、スチレン樹脂、スチレ
ン共重合樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、ロジン
エステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリ塩化ビニル、
塩ビ・酢ビ共重合体、エチレン・酢ビ共重合体、ポリエ
ステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ブチラール樹脂、ポリ
アミド樹脂、石油樹脂、塩化ゴム、塩素化ポリオレフィ
ン樹脂のなかから選択された１種又は２種以上の樹脂を
用いる。
【００１０】剥離層（１３）、接着層（１２）、第１接
着層（１４）、第２接着層（１５）中には、印字時の切
れを向上させるために、ワックスや固形微粒子を添加す
ることがある。ワックスは、前記のものを使用し、微粒
子としては、特にシリカ、シリコーン、ベンゾグアナミ
ン、フッ素等の固形微粒子を使用すると、効果がある。
着層（１４）、第２接着層（１５）中には、印字時の切
れを向上させるために、ワックスや固形微粒子を添加す
ることがある。ワックスは、前記のものを使用し、微粒
子としては、特にシリカ、シリコーン、ベンゾグアナミ
ン、フッ素等の固形微粒子を使用すると、効果がある。
【００１１】次に、文字、画像を装飾する転写箔につい
て説明すると、構成は図６に示す通りである。ベースフ
ィルム（２１）より剥離層（２２）、柄層（２３）、接
着層（２４）を順に積層したものである。
て説明すると、構成は図６に示す通りである。ベースフ
ィルム（２１）より剥離層（２２）、柄層（２３）、接
着層（２４）を順に積層したものである。
【００１２】ベースフィルム（２１）は、通常１２〜３
８μｍ厚のポリエチレンテレフタレートフィルムを使用
する。剥離層（２２）、柄層（２３）、接着層（２４）
に使用する樹脂としては、セルロース誘導体、スチレン
樹脂、スチレン共重合樹脂、アクリル樹脂、メタクリル
樹脂、ロジンエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリ
塩化ビニル、塩ビ・酢ビ共重合体、エチレン・酢ビ共重
合体、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ブチラー
ル樹脂、ポリアミド樹脂、石油樹脂、塩化ゴム、塩素化
ポリオレフィン樹脂のなかから選択された１種又は２種
以上の樹脂を用いる。特に、接着層（２４）は、設計
上、熱プレス時に、感熱転写記録媒体により印字された
文字や画像と接着し、その他の部分とは、接着しないよ
うな組み合わせにする必要がある。
８μｍ厚のポリエチレンテレフタレートフィルムを使用
する。剥離層（２２）、柄層（２３）、接着層（２４）
に使用する樹脂としては、セルロース誘導体、スチレン
樹脂、スチレン共重合樹脂、アクリル樹脂、メタクリル
樹脂、ロジンエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、ポリ
塩化ビニル、塩ビ・酢ビ共重合体、エチレン・酢ビ共重
合体、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ブチラー
ル樹脂、ポリアミド樹脂、石油樹脂、塩化ゴム、塩素化
ポリオレフィン樹脂のなかから選択された１種又は２種
以上の樹脂を用いる。特に、接着層（２４）は、設計
上、熱プレス時に、感熱転写記録媒体により印字された
文字や画像と接着し、その他の部分とは、接着しないよ
うな組み合わせにする必要がある。
【００１３】柄層（２４）は、ホログラムエンボス層／
金属蒸着層、木目柄層、抽象柄層と任意であるが、感熱
転写記録媒体では、実現しえないホログラム表現等の場
合、本発明を利用すれば、簡単に得ることが出来る。ホ
ログラム転写箔等の金属蒸着箔を使用する場合、接着層
（２４）は、金属蒸着層の酸化防止の役割も兼ねること
となる。
金属蒸着層、木目柄層、抽象柄層と任意であるが、感熱
転写記録媒体では、実現しえないホログラム表現等の場
合、本発明を利用すれば、簡単に得ることが出来る。ホ
ログラム転写箔等の金属蒸着箔を使用する場合、接着層
（２４）は、金属蒸着層の酸化防止の役割も兼ねること
となる。
【００１４】
【作用】感熱転写記録媒体を用いて印字された文字や画
像等の接着層（転写記録層）と、転写箔の転写層との接
着性を持たせることにより、印字された文字や画像等の
転写記録層の上に転写箔を重ね、熱プレスすることによ
り、転写箔の意匠を持った印字物を得ることができる。
像等の接着層（転写記録層）と、転写箔の転写層との接
着性を持たせることにより、印字された文字や画像等の
転写記録層の上に転写箔を重ね、熱プレスすることによ
り、転写箔の意匠を持った印字物を得ることができる。
【００１５】
【実施例】以下に具体的実施例を説明する。
【００１６】＜実施例１＞厚さ２．５μのポリエステル
フィルムに接着層として、エチレン酢ビとカルナバワッ
クスの重量部１：１の組成のものを３μｍ、反対側にス
ティッキング防止層として、アクリルシリコーン樹脂を
厚み０．５μｍに設けた感熱転写記録媒体を作成して、
ワープロに搭載されたシリアルサーマルヘッドにて画像
を被転写体の紙上へ印字する。印字された画像の上に、
厚さ２５μのポリエステルフィルムより剥離層（アクリ
ル樹脂）、ホログラムエンボス層（ウレタン樹脂）、金
属蒸着層（アルミ）、接着層（塩素化プロピレン）の構
成のホログラム転写箔を重ねて、表面温度１００℃前後
のアイロンで熱プレスしたところ、印字された画像上に
のみ、転写箔のホログラム模様が転写され、ホログラム
で装飾された画像を得ることができた。
フィルムに接着層として、エチレン酢ビとカルナバワッ
クスの重量部１：１の組成のものを３μｍ、反対側にス
ティッキング防止層として、アクリルシリコーン樹脂を
厚み０．５μｍに設けた感熱転写記録媒体を作成して、
ワープロに搭載されたシリアルサーマルヘッドにて画像
を被転写体の紙上へ印字する。印字された画像の上に、
厚さ２５μのポリエステルフィルムより剥離層（アクリ
ル樹脂）、ホログラムエンボス層（ウレタン樹脂）、金
属蒸着層（アルミ）、接着層（塩素化プロピレン）の構
成のホログラム転写箔を重ねて、表面温度１００℃前後
のアイロンで熱プレスしたところ、印字された画像上に
のみ、転写箔のホログラム模様が転写され、ホログラム
で装飾された画像を得ることができた。
【００１７】＜実施例２＞厚さ３．５μｍのポリエステ
ルフィルムに剥離層としてカルナバワックスを１μｍ、
接着層として、エポキシ樹脂を３μｍ、反対側にスティ
ッキング防止層として、アクリルシリコーン樹脂を厚み
０．５μｍに設けた感熱転写記録媒体を作成し、ワープ
ロに搭載されたシリアルサーマルヘッドにて画像を被転
写体の紙上へ印字する。印字された画像の上に、厚さ２
５μｍのポリエステルフィルムより剥離層（アクリル樹
脂）、ホログラムエンボス層（ウレタン樹脂）、金属蒸
着層（アルミ）、接着層（塩素化プロピレン）の構成の
ホログラム転写箔を重ねて、表面温度１２０℃前後のア
イロンで熱プレスしたところ、印字された画像上にの
み、転写箔のホログラム模様が転写され、ホログラムに
より装飾された画像を得ることができた。
ルフィルムに剥離層としてカルナバワックスを１μｍ、
接着層として、エポキシ樹脂を３μｍ、反対側にスティ
ッキング防止層として、アクリルシリコーン樹脂を厚み
０．５μｍに設けた感熱転写記録媒体を作成し、ワープ
ロに搭載されたシリアルサーマルヘッドにて画像を被転
写体の紙上へ印字する。印字された画像の上に、厚さ２
５μｍのポリエステルフィルムより剥離層（アクリル樹
脂）、ホログラムエンボス層（ウレタン樹脂）、金属蒸
着層（アルミ）、接着層（塩素化プロピレン）の構成の
ホログラム転写箔を重ねて、表面温度１２０℃前後のア
イロンで熱プレスしたところ、印字された画像上にの
み、転写箔のホログラム模様が転写され、ホログラムに
より装飾された画像を得ることができた。
【００１８】＜実施例３＞厚さ３．５μｍのポリエステ
ルフィルムに剥離層としてカルナバワックス／エチレン
酢ビ＝１０：１（重量部）を１μｍ塗布し第１接着層と
して、アクリル樹脂／シリカ＝１００：５（重量部）を
３μｍを塗布し第２接着層として、ポリアミド樹脂を２
μｍ、反対側にスティッキング防止層として、アクリル
シリコーン樹脂を厚み０．５μｍに設けた感熱転写記録
媒体を作成し、ワープロに搭載されたシリアルサーマル
ヘッドにて画像を被転写体の紙上へ印字する。印字され
た画像の上に、厚さ２５μのポリエステルフィルムより
剥離層（アクリル樹脂）、ホログラムエンボス層（ウレ
タン樹脂）、金属蒸着層（アルミ）、接着層（塩素化プ
ロピレン）の構成のホログラム転写箔を重ねて、表面温
度１００℃前後のアイロンで熱プレスしたところ、印字
された画像上にのみ、転写箔のホログラム模様が転写さ
れ、ホログラムで装飾された画像を得ることができた。
ルフィルムに剥離層としてカルナバワックス／エチレン
酢ビ＝１０：１（重量部）を１μｍ塗布し第１接着層と
して、アクリル樹脂／シリカ＝１００：５（重量部）を
３μｍを塗布し第２接着層として、ポリアミド樹脂を２
μｍ、反対側にスティッキング防止層として、アクリル
シリコーン樹脂を厚み０．５μｍに設けた感熱転写記録
媒体を作成し、ワープロに搭載されたシリアルサーマル
ヘッドにて画像を被転写体の紙上へ印字する。印字され
た画像の上に、厚さ２５μのポリエステルフィルムより
剥離層（アクリル樹脂）、ホログラムエンボス層（ウレ
タン樹脂）、金属蒸着層（アルミ）、接着層（塩素化プ
ロピレン）の構成のホログラム転写箔を重ねて、表面温
度１００℃前後のアイロンで熱プレスしたところ、印字
された画像上にのみ、転写箔のホログラム模様が転写さ
れ、ホログラムで装飾された画像を得ることができた。
【００１９】＜実施例４＞厚さ２．５μｍのポリエステ
ルフィルムに、第１接着層として、アクリル樹脂／ポリ
エチレンワックス＝１：１（重量部）を３μｍに塗布
し、第２接着層として、ポリアミド樹脂を厚み２μｍに
塗布し、反対側にスティッキング防止層として、アクリ
ルシリコーン樹脂を厚み０．５μｍに設けた感熱転写記
録媒体を作成し、ワープロに搭載されたシリアルサーマ
ルヘッドにて画像を被転写体の紙上へ印字する。印字さ
れた画像の上に、厚さ２５μｍのポリエステルフィルム
より剥離層（アクリル樹脂）、木目柄層（アクリル樹
脂）、接着層（アクリル樹脂）の構成の木目柄転写箔を
重ねて、表面温度１４０℃前後のアイロンで熱プレスし
たところ、印字された画像上にのみ、転写箔の木目模様
が転写され、木目柄で装飾された画像を得ることができ
た。
ルフィルムに、第１接着層として、アクリル樹脂／ポリ
エチレンワックス＝１：１（重量部）を３μｍに塗布
し、第２接着層として、ポリアミド樹脂を厚み２μｍに
塗布し、反対側にスティッキング防止層として、アクリ
ルシリコーン樹脂を厚み０．５μｍに設けた感熱転写記
録媒体を作成し、ワープロに搭載されたシリアルサーマ
ルヘッドにて画像を被転写体の紙上へ印字する。印字さ
れた画像の上に、厚さ２５μｍのポリエステルフィルム
より剥離層（アクリル樹脂）、木目柄層（アクリル樹
脂）、接着層（アクリル樹脂）の構成の木目柄転写箔を
重ねて、表面温度１４０℃前後のアイロンで熱プレスし
たところ、印字された画像上にのみ、転写箔の木目模様
が転写され、木目柄で装飾された画像を得ることができ
た。
【００２０】
【発明の効果】感熱転写記録媒体と転写箔を使用し、通
常の感熱記録媒体では、表現できない印字物を得ること
ができた。すなわち、感熱転写記録媒体を用いて印字さ
れた文字や画像等の転写記録層と、転写箔の転写層との
接着性を持たせることにより、印字された文字や画像等
の転写記録層の上に転写箔を重ね、熱プレスすることに
より、転写箔の意匠を持った印字物が得られた。
常の感熱記録媒体では、表現できない印字物を得ること
ができた。すなわち、感熱転写記録媒体を用いて印字さ
れた文字や画像等の転写記録層と、転写箔の転写層との
接着性を持たせることにより、印字された文字や画像等
の転写記録層の上に転写箔を重ね、熱プレスすることに
より、転写箔の意匠を持った印字物が得られた。
【図１】本発明の画像形成方法の基本方法を示す説明図
である。
である。
【図２】本発明の感熱転写記録媒体の構成の一例を示す
説明図である。
説明図である。
【図３】本発明の感熱転写記録媒体の構成の他例を示す
説明図である。
説明図である。
【図４】本発明の感熱転写記録媒体の構成の他例を示す
説明図である。
説明図である。
【図５】本発明の感熱転写記録媒体の構成の他例を示す
説明図である。
説明図である。
【図６】本発明に係わる転写箔の基本構成を示す説明図
である。
である。
１ …被転写体 ２ …転写箔 ２ａ …転写層 ３ …熱板 １１，２１…ベースフィルム １２ …接着層（転写記録層） １３ …剥離層 １４ …第１接着層 １５ …第２接着層 １８ …スティツキング防止層 ２２ …転写箔の剥離層 ２３ …転写箔の柄層（ホログラム等） ２４ …転写箔の接着層
Claims (8)
- 【請求項１】少なくとも基材の片面に、接着層を有する
感熱転写記録媒体を用いてサーマルヘッドで所望の文字
及び画像等を被転写体に印字した後、該被転写体に転写
された接着層表面に転写箔を熱プレスすることで、前記
文字及び画像を該転写箔の転写層で形成することを特徴
とする画像転写記録方法。 - 【請求項２】前記転写箔が、支持体の片面に剥離層、柄
層、接着層を順に積層した構成を特徴とする請求項１に
記載の画像転写記録方法。 - 【請求項３】前記転写箔の柄層が、ホログラム層／金属
蒸着層、木目柄層、抽象柄層の何れかからなることを特
徴とする請求項２に記載の画像転写記録方法。 - 【請求項４】前記転写箔の接着層は、前記感熱転写記録
媒体にて転写された接着層とのみ接着し、他の部分とは
接着しない樹脂を用いていることを特徴とする請求項１
及び請求項２に記載の画像転写記録方法。 - 【請求項５】少なくとも基材の片面に接着層を有する感
熱転写記録媒体が、基材上に接着層単体、又は剥離層と
接着層、又は第１接着層と第２接着層、又は剥離層と第
１接着層と第２接着層の何れかを積層したことを特徴と
する感熱転写記録媒体。 - 【請求項６】前記感熱転写記録媒体の接着層、第１接着
層、第２接着層の全部か又は何れかに、熱可塑性樹脂、
特にポリアミド樹脂、アクリル樹脂、塩素化ポリオレフ
ィン、エチレン酢ビ、塩酢ビ、エポキシ樹脂、ポリエス
テル樹脂の何れかを用いることを特徴とする請求項５に
記載の感熱転写記録媒体。 - 【請求項７】前記感熱転写記録媒体の剥離層、接着層、
第１接着層、第２接着層の全部か又は何れかに、シリ
カ、シリコーン、ベンゾグアナミン、フッ素等の固形微
粒子の何れかを添加することを特徴とする請求項５及び
請求項６に記載の感熱転写記録媒体。 - 【請求項８】前記感熱転写記録媒体の接着層、第１接着
層、第２接着層の全部か又は何れかに、ワックスを添加
することを特徴とする請求項５乃至請求項７に記載の感
熱転写記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7193617A JPH0939391A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 画像転写記録方法及びそれに用いる感熱転写記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7193617A JPH0939391A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 画像転写記録方法及びそれに用いる感熱転写記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0939391A true JPH0939391A (ja) | 1997-02-10 |
Family
ID=16310925
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7193617A Pending JPH0939391A (ja) | 1995-07-28 | 1995-07-28 | 画像転写記録方法及びそれに用いる感熱転写記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0939391A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009126028A (ja) * | 2007-11-22 | 2009-06-11 | Shinko Electric Co Ltd | プリンタ、印刷方法、及び、印刷物 |
| JP2017105108A (ja) * | 2015-12-11 | 2017-06-15 | フジコピアン株式会社 | 金属光沢熱転写記録媒体 |
-
1995
- 1995-07-28 JP JP7193617A patent/JPH0939391A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009126028A (ja) * | 2007-11-22 | 2009-06-11 | Shinko Electric Co Ltd | プリンタ、印刷方法、及び、印刷物 |
| JP2017105108A (ja) * | 2015-12-11 | 2017-06-15 | フジコピアン株式会社 | 金属光沢熱転写記録媒体 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP1188570B1 (en) | Intermediate transfer recording medium and method for image formation | |
| US5310589A (en) | Heat transfer sheet and base sheet therefor | |
| JP3475298B2 (ja) | 中間転写記録媒体を用いた画像形成方法 | |
| JPH08276700A (ja) | 接着層転写シート | |
| JP3404602B2 (ja) | 中間転写記録媒体及び画像形成物 | |
| JP2004284096A (ja) | 中間転写記録媒体とその製造方法及び画像形成方法 | |
| JPH0939391A (ja) | 画像転写記録方法及びそれに用いる感熱転写記録媒体 | |
| JPH08276699A (ja) | 接着層転写シートおよびこの接着層転写シートを用いた画像形成方法と画像形成物 | |
| JP3156090B2 (ja) | 画像形成用マスク材の作成方法及び画像形成用マスク材の作成装置 | |
| JPH08276696A (ja) | 接着層転写シートおよびこの接着層転写シートを用いた画像形成方法と画像形成物 | |
| JPH0717198A (ja) | 転写箔 | |
| JPH08276697A (ja) | 接着層転写シートとこの接着層転写シートを用いた画像形成方法および中間画像形成物と画像形成物 | |
| JPS5941109Y2 (ja) | 転写シ−ト | |
| JPH0521437Y2 (ja) | ||
| JP3192135B2 (ja) | 熱転写フィルム及び熱転写フィルムを用いた熱転写方法 | |
| JP3210069B2 (ja) | 転写シート及び転写方法 | |
| JPH03220000A (ja) | デザイン用転写シート | |
| JP2001134188A (ja) | 感熱ラベル | |
| JP3039867B2 (ja) | 感熱記録シート | |
| JPS5914216Y2 (ja) | 転写シ−ト | |
| JP3046982B2 (ja) | 受容層転写シート | |
| JPH0737920Y2 (ja) | 転写箔 | |
| JPH01141086A (ja) | 感熱転写媒体 | |
| JPH0518155Y2 (ja) | ||
| JPH04303881A (ja) | ホログラム転写箔 |