JPH01300847A

JPH01300847A - 食品保存器

Info

Publication number: JPH01300847A
Application number: JP63130767A
Authority: JP
Inventors: Takeshi Oda; 小田　丈司
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 1988-05-26
Filing date: 1988-05-26
Publication date: 1989-12-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野］この発明は、野菜や果物等の青果物の鮮度を保持する食
品保存器に関するものである。

〔従来の技術〕

野菜や果物等は収穫後も呼吸をしており、エチレンガス
を生成して放出している。このエチレンガスは、老化ホ
ルモンともいわれ、植物の老化を　。

促進する０例えば、呼吸を増大させたり、クロロフィル
の分解を促進したり、果実の成熟を促進する等の生理作
用がある。

そのため、青果物を貯蔵庫に貯蔵しておくと、エチレン
ガスが庫内に充満して老化が進み、鮮度が低下する。

このような問題点を解消するため、エチレンガスの吸着
剤を用いる方法がある。大理石やゼオライト等の多孔質
物質は、エチレンガスを吸着する性質があり、吸着剤と
して使用できる。

このような吸着剤をポリエチレン等の合成樹脂材料に混
入し、フィルム状に成形したもので青果物を包装したり
、あるいはパルプに混入して段ボール箱を形成し、青果
物を貯蔵することにより、鮮度の低下が防止できる。

〔発明が解決しようとする課題］しかし、このように包装用のフィルムや箱の材料に吸着
剤を混入するものでは、吸着剤の混入量をあまり多くで
きず、エチレンガス除去効果が低い、そのため、多量の
青果物をまとめて包装または収納することができず、少
量ずつに分けて包装または収納しなくてはならない。そ
のため手間がかかる。また、吸着剤の混入量が少ないた
め、すぐに吸着量の限界に達し、何度も再使用すること
ができないという問題点がある。

二の発明の目的は、エチレンガスの除去効果が良く、ま
た多量の青果物をまとめて収納しても鮮度を維持できる
食品保存器を提供することである。

〔課題を解決するための手段〕

この発明の食品保存器は、空気を循環させる送風機を設
け、その送風経路にエチレンガス吸着用のフィルタを設
けたものである。

［作用］この発明の構成によると、食品保管庫内等の空気を送風
機で強制循環し、その際にエチレンガスをフィルタで吸
着して除去することができる。

〔実施例〕

この発明の一実施例を第１図および第２図に基づいて説
明する。第１図は第２図の１−１線断面図である。

本体ケース１の前面にスリット状の吸込口４を多数設け
、本体ケース１の後面に排気口１１を設けである。吸込
口４の内側には本体ケース１の上面のスリットから挿脱
自在なフィルタ３を挿入しである。フィルタ３は、矩形
の枠体７の上部に把手５を設け、吸着剤８を充填した通
気性の収容袋１６を枠体７の内側に取付けたものである
。

吸着剤８は、エチレンガスを吸着吸収し、あるいは吸着
吸収してさらに酸化分解するものであり、ゼオライトや
活性炭等の多孔質物質を粉砕したもの等が用いられる。

本体ケース１の後壁の内側には送風機のファン１０を取
付けたモータ９を固定しである。本体ケース１の下部に
は電池収納部２を設け、乾電池１３を保持するための半
円形の切欠を有する支持壁１５を突設してあ、電池収納
部２の底には電池カバー１２を着脱自在に取付け、電池
カバー１２にゴム等のクソシゴン材１４を接着して乾電
池１３のがたつきを防止している。本体ケース１の上面
にはスイッチ６（第２図）を設け、モータ９および乾電
池１３に電気的に接続しである。

上記構成の動作を説明する。スイッチ６を入れると、モ
ータ９およびファン１０が回転し、吸込口４からエチレ
ンガスを含んだ空気を吸い込む。

吸い込まれた空気は、フィルタ３を通過する際にエチレ
ンガスが吸着剤８で吸着される。エチレンガスの除去さ
れた空気は後面の排気［ｆ］１１から排出される。

この食品保存器を冷蔵庫内に設置しておくと、冷蔵庫内
の青果物から発生するエチレンガスを吸着して青果物の
老化を抑制し、長期間にわたり鮮度を維持できる。この
場合に、ファンｌＯによって冷蔵庫内の空気を強制的に
循環させるので、冷蔵庫内のエチレンガスをむらなく吸
着できる。また、従来の包装用フィルムの材料に混入す
るものと異なり、フィルタ３には多量の吸着剤８を充填
することができる。そのため、エチレンガスの吸着効果
が良くて良好な鮮度維持効果が得られ、冷蔵庫内に多量
の青果物を収納しても鮮度維持が行える。

フィルタ３は、本体ケース１から取外して水洗いし、あ
るいは温風を吹き付けることにより、吸着したエチレン
ガスを放出できる。そのため、フィルタ３は繰り返して
使用できる。

第３回ないし第５図はこの発明の第２の実施例を示す、
この例は、本体ケース１′を広げて食品貯蔵庫となる収
容室２６を形成したものである。

収容室２６の前面開口には把手１８ａを有する扉１８を
設けである。２７は食品棚、２８はガスセンサである。

収容室２６内の後部には吸着室２５を設け、ファン１０
．モータ９．およびフィルタ３を設けである。これらフ
ァンｌｏ、モータ９゜およびフィルタ３は第１の実施例
のものと同様な構成である。ただし、フィルタ３は着脱
できず、吸着室２５内に固定しである。フィルタ３の前
方にはフィルタ再生用のヒータ２９が設けである。

吸着室２５には収容室２６に連通ずる前面の吸込口３０
と、下面の排出口３１と、本体ケースビの外部に開口す
る上面の吸込口３２と、後面の排出口３３とが設けであ
る。箱状の切り換え板１９は、これら吸込口３０．３２
と、排出口３１．３３を選択的に開閉するものであり、
前面、下面、後面、上面に各々開口部２１〜２４（第５
図）が設けである。

第２の実施例の動作を説明する。第４図および第５図（
Ａ）は、収納室２６内に収納した青果物から発生するエ
チレンガスを吸着する際の切り換え板１９の位置を示す
、この位置では、開口部２１と吸込口３０、排出口３１
と開口部２２がそれぞれ連通し、吸込口３２と排出口３
３は切り換え板１９によって塞がれている。このため、
収容室２６内のエチレンガスを吸着室２５の前面から吸
い込み（矢印Ａ）フィルタ３で吸着し、エチレンガスの
除去された空気を下面の排出口３１から再び収容室２６
内に排出（矢印Ｂ）することができる。

この場合、ファン１０は継続して回転せず、収容室２６
内のエチレンガス濃度が一定濃度以上になったことがガ
スセンサ２８により検出されたときのみ回転し、一定時
間後にタイマ手段により自動停止される。

第５図のＣＢ）は、フィルタ３に吸着したエチレンガス
を放出し、フィルタ３を再生する場合の切り換え仮１９
の位置を示す、第３図の矢印Ｅ方向にスライドさせるこ
とにより、切り換え１反１９は第５図（Ｂ）の位置とな
る。この位置では、切り換え板１９の上面の開口部２３
と吸着室２５の吸込口３２、および後面の排出口３３と
開口部２４とが各々連通し、吸込口３０および排出口３
１はそれぞれ切り換え板１９によって塞がれる。このた
め、本体ケースビの外側から吸着室２５を通って再び本
体ケース１′の外側へ通じる流路が形成される。また、
切り換え板１９の移動と連通してヒータ２９のスイッチ
（図示せず）が入る。

したがって、本体ケースビの外側から吸い込まれた空気
（矢印Ｃ）が、ヒータ２９で加熱されてフィルタ３に吹
き付けられる。そのため、フィルタ３に吸着したエチレ
ンガスを放出し、本体ケース１′の外部に排出（矢印Ｄ
）Ｌ、フィルタ３を再生することができる。このとき、
収容室２６側の吸込口３０および排出口３１は閉じられ
ているので、フィルタ３から放出したエチレンガスが収
容室２６に逆流することが防止される。

なお、第２の実施例において、切り換え板１９を手動で
操作する代わりに、タイマ手段により定期的にフィルタ
３の再生動作を行わせるようにしても良い、また、フィ
ルタ３にガス吸着量を検出するセンサを設け、所定量吸
着すると再生動作が開始するようにしても良い。

第６図および第７図は第３の実施例を示す。この例は、
フィルタに吸着したエチレンガスを植物の成長の促進に
利用するようにしたものである。

貯蔵庫３４と育成器３５とを並設し、中間に食品保存器
３６を配置しである。貯蔵庫３４および育成器３５は、
内部にそれぞれ収容室２６′および育成室３７を設け、
前面に開閉自在な扉４０．４１を設けである。食品保存
器３６には吸着室２５′を設け、第２の実施例と同様な
ファン１０．モー゛り９．ヒータ２９．フィルタ３を設
けである。食品保存器３６の本体ケース１“は略円筒形
であり、貯蔵庫３４および育成器３５に対して略１８０
”の範囲で回転自在にしである。また、食品保存器３６
の側面の上下部には吸込口３日および排出口３９が各々
設けである。

第７図に示す食品保存器３６の回転角度では、収容室２
６′と吸着室２５′とが連通しており、収納室２５′に
貯蔵している青果物から発生したエチレンガスを吸込口
３８から吸い込み、フィルタ３に吸着させる。エチレン
ガスを除去した空気は、排出口３９から再び収容室２６
′に戻す。

食品保存器３６を１８０°回転させると、育成室３７と
吸着室２５′とが連通ずるとともに、この回転動作に連
動してヒータ２９のスイッチ（図示せず）が入る。この
ため、フィルタ３に吸着されていたエチレンガスが第２
の実施例と同様に放出されて育成室３７内に入り、育成
室３７内の植物の成長を促進させるとともに、フィルタ
３を再生することができる。

〔発明の効果〕

この発明の食品保存器は、空気を循環させる送風機とエ
チレンガス吸着用のフィルタとを設けたものであるため
、食品貯蔵庫内等の空気を強制循環してエチレンガスの
吸着を行える。また、従来の包装用フィルム等に混入す
るものと異なり、フィルタには多量に吸着剤を用いるこ
とができる。

そのため、エチレンガスの吸着効果が良くて、良好な鮮
度維持効果が得られ、かつ多量の青果物をまとめて収納
しても鮮度維持ができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第１の実施例の断面図、第２図はそ
の斜視図、第３図はこの発明の第２の実施例の斜視図、
第４図は第３図のＩＶ−ＩＶ線断面図、第５図（Ａ）、
　　（Ｂ）は各々その各動作状態の部分斜視図、第６図
はこの発明の第３の実施例の斜視図、第７図はその■−
■線断面図である。１・・・本体ケース、３・・・フィルタ、４・・・吸込
口、９・・・モータ、１０・・・ファン、１１・・・排
出口、２６・・・収納室、２９・・・ヒータ、３５・・
・育成室第１図

Claims

【特許請求の範囲】

空気を循環させる送風機と、この送風機の送風経路に設
けられてエチレンガスを吸着するフィルタとを備えた食
品保存器。