JPH0129965Y2 - - Google Patents

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JPH0129965Y2
JPH0129965Y2 JP16696482U JP16696482U JPH0129965Y2 JP H0129965 Y2 JPH0129965 Y2 JP H0129965Y2 JP 16696482 U JP16696482 U JP 16696482U JP 16696482 U JP16696482 U JP 16696482U JP H0129965 Y2 JPH0129965 Y2 JP H0129965Y2
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【考案の詳細な説明】 本考案は電磁接触器に関する。
電磁石を励磁または消磁させることにより可動
鉄心を駆動させて接点における開閉動作を行わせ
る電磁接触器においては、接触器に使用されるば
ねの負荷特性と電磁石の吸引特性との間に、常に
安定した開閉動作が得られるような整合がなされ
ていないと、操作電圧低下時に接点で接触と開離
とが繰返される一種のハンチング現象が発生し、
接点を異常損耗させたり破損させる原因となるの
で、このような不整合を回避するように構成する
配慮が必要とされる。
この種の電磁接触器としては例えば第1図に示
すようなものがある。本例は電磁接触器の可動部
機構を示し、ここで、1Aは上部ケース、1Bは
下部ケース、2および3は下部ケース1Bに設け
られている電磁コイルおよび固定鉄心である。更
に、4は上部ケース1Aに設けられている上下動
自在の可動鉄心支持部材であり、可動鉄心5を有
し、図に示すような接点開離状態では、可動鉄心
5もまた、その支持部材4と共に固定鉄心3から
上方の開離位置にあり、下部ケース1Bと支持部
材4との間に配設された引戻しばね6のばね力に
よつて支持されている。
7は支持部材4に上下動可能に取付けられた可
動接触子、8は固定接触子、7Aおよび8Aは可
動接触子7および固定接触子8にそれぞれ溶着さ
れている可動接点および固定接点である。更に、
4Aは支持部材4に設けられている窓であり、窓
4Aには接触ばね9が収納されていて、窓4Aを
貫通して挿入されている可動接触子7を下方に向
けて偏倚させており、可動接点7Aが固定接点に
接触したあと、この接触ばね9のばね力によつて
接点間に接触圧を付与する。
いま、第1図に示すような開離状態にあつて、
コイル2が励磁されたとすると、可動鉄心5が引
戻しばね6のばね力に抗して固定鉄心3に向け吸
引される。しかして、この吸引過程において、ま
ず可動接点7Aが固定接点8Aに接触する。しか
しながら、この接触状態にあつては、可動鉄心5
はなお固定鉄心3には接触しておらず、更に付勢
される吸引力によりこのあとで接触するが、この
接点接触から鉄心3と5との鉄心接触までの間の
支持部材4の動作によつて、接触ばね9が圧縮さ
れ、接点7Aと接点8Aとの間に接触圧を付与す
る。
なお、電磁コイル2が消磁されると、電磁石と
しての吸引力が失われることにより、あとは引戻
しばね6のばね力によつて可動鉄心5および支持
部材4は図に示すような開離位置にまで引上げら
れる。しかして、この状態では接触ばね9も元の
状態に復帰する。
しかしながら、このような従来の電磁接触器に
あつては、電磁吸引力やばね荷重のばらつきがあ
り、接触動作の際の接触ばね9のばね負荷が作用
し始める接点接触時点での吸引力とばね力の合力
との間の整合がむつかしい。特に、操作電圧が定
格電圧を下回るようなことがあると安定した接触
動作が得られず、ハンチング現象すなわち接点部
で接触と開離とが繰返される接点のばたつき現象
が生じ、接点の異常損耗や接点の脱落等の事故が
おこる。
第2図はこのような現象を説明するための負荷
特性を示すもので、ここで、横軸は可動鉄心の作
動行程、縦軸は接触動作時における電磁石の吸引
力およびばねによる負荷力を示す。いま、可動鉄
心5が第1図に示すような開離位置にあるときに
は可動鉄心5の行程位置はS0にあり、接触動作時
には動作過程中のS1の行程位置で接点接触が行わ
れ、そのあと接点間に接触圧が加えられながら可
動鉄心5が固定鉄心3に0の位置で接触する。
更に、ここで、P1,P2およびP3は引戻しばね
6のばね力、P4およびP5は接触ばね9のばね力、
更にQ1は吸引力を示すが、このように接点接触
時点における可動鉄心5の動作中の行程位置では
引戻しばね6のばね力P2と接触ばね9のばね力
P4との合力が、この時点での電磁石吸引力Q1
り上回るかあるいはほぼ同等の値となることがあ
ると、上述したような不安定動作が発生する。
本考案の目的は、上述した欠点を除去し、常に
安定した接触動作が得られるようにした電磁接触
器を提供することにある。
かかる目的を達成するために、本考案では、引
戻しばねについて接点接触時にそのばね力を抑制
する工夫を行つた。
すなわち、本考案は可動鉄心による吸引動作お
よび開離動作よりシーソレバを介して接点間の閉
成状態および開放状態を得るようになし、前記吸
引動作の時には、吸引力に抗して前記可動鉄心を
開離位置に引戻そうとする引戻しばねのばね力が
働くようにして電磁接触器において、前記シーソ
レバに関連する位置に前記引戻しばねとしてねじ
りコイルばねを設け、該ねじりコイルばねの有す
る一方のアームを前記電磁接触器のケースに係止
させると共に、他方のアームを前記シーソレバの
連動部材に摺動自在に押圧させるようになし、前
記吸引動作の時には、前記他方のアームが前記連
動部材に沿つて摺動することにより前記ねじりコ
イルばねの負荷力が増す傾向に該ねじりコイルば
ねをねじると共に、前記他方のアームのアーム長
が延長されるようになして、前記ねじりコイルば
ねのばね定数を低減させる方向に変化させるよう
にしたことを特徴とするものである。
以下に、図面を参照しながら本考案を説明す
る。
第3図AおよびBは本考案の一実施例を示す。
本例はシーソレバ型の電磁接触器としたものであ
り、その電磁接触器の可動機構部を示す。ここで
11はケース、12はケース11に固定した固定
鉄心、13は電磁コイル、14は固定鉄心12と
対向の位置に配置した可動鉄心であり、可動鉄心
14は第4図に示すように可動鉄心支持部材15
にピン16を介して取付けてある。
17はピン18の回りに回動自在としたシーソ
レバである。レバ17には長円孔19に設けたピ
ン19Aを介して可動鉄心支持部材15を取付け
ると共に他端部には長円孔20に設けたピン20
Aを介して可動接点台支持枠21が取付けてあ
り、支持枠21はレバ17を介して支持部材15
の動作に連動する。
更に支持枠21には窓22を設け、この窓22
に係合させた可動接点台23と窓22の上面との
間には接触ばね24を設け、このばね24のばね
力により接点接触時の接触圧を付与する。25は
固定接点台であり、可動接点台23および固定接
点台25には図示しない位置にそれぞれ可動接点
および固定接点が設けられていて、可動鉄心14
の電磁石吸引動作による支持枠21の下降動作に
よつて接触動作がなされる。
30はレバ17の回動ピン18に嵌め合わせた
ねじりコイルばねであり、コイルばね30は第5
図AおよびBに示すようにアーム部30Aおよび
30Bとコイル部30Cとを有し、コイル部30
Cをピン18に嵌め合わせると共に、アーム部3
0Aをピン20に摺動自在に係合させ、更にアー
ム部30Bをケース11の壁部に係止させるよう
にする。
このように配置したねじりばね30により、可
動鉄心14とその支持部材15を開離位置すなわ
ち引戻し位置へ向けて引戻すと共に、開離位置に
保持するばね力を付与するもので、第5図Aは接
点ならびに可動鉄心14が開離位置にあるときの
ばね30の状態、第5図Bは可動鉄心14が固定
鉄心12と吸着位置にあるときのばね30の状態
を示す。
このような第5図Aの状態にあつては、ばね3
0のアーム30Aはピン20Aとアーム長l1の位
置で係合しているが、可動鉄心14が電磁石吸引
力によつて固定鉄心12に吸引される過程ではピ
ン20Aがレバ17の挺子運動によりばね30の
ばね力に抗して下方に押し下げられるので、ピン
20Aはばね30のアーム30Aに沿つて摺動す
る。しかして、可動鉄心14が固定鉄心12に吸
着された状態すなわち第5図Bに示す状態では、
ピン20Aが支持枠21の下方への動作に連れて
長円孔20内を滑動し、ピン20Aに摺接してい
るアーム30Aがθ度回動してそのアーム長l2
(l2>l1)となる。
すなわち、ばね30においてはそのアーム30
Aが角度θ゜だけ回動させられることにより、ばね
30の有するばね定数に見合つただけのばね荷重
が増大するが、ピン20Aに働くばね力としては
アーム長l1がl2と長くなつただけ軽減される。
したがつて、第6図に示すように、接触動作時
の特性曲線でみると、ねじりコイルばね30によ
る可動鉄心14の開離位置でのばね力PA1および
可動鉄心14が固定鉄心12に吸着された位置で
のばね力PA3の関係、すなわちばね負荷特性の線
PAのなす勾配は、第2図における引戻しばね9
のばね力特性の線Pのなす勾配に比してその勾配
の度合が低くなる。
このことは、接点接触時点における可動鉄心1
4の行程位置SA1でのばね30のばね力PA2をも第
2図に示した場合のこれに相当するばね力P2
り低くさせることができることを意味する。そこ
で、いま、説明を理解し易くするために、第2図
と第6図とにおいて、双方の可動鉄心の受ける吸
引力、更にその接触動作時における各行程、双方
の接触ばねのばね定数および引戻しばねの開離位
置でのばね力が何れも等しいものとすると、 QA=Q1,OSA11A00,PA1=P1 となり、 第6図で、接点接触位置での可動鉄心14に働
くばねの引戻し力PAがばね力P4およびPA2の合力
であり、引戻し力PAがこの位置で可動鉄心14
に働く吸引力QAより低く保たれることが分る。
このように接点接触位置での可動鉄心14に働
くばね力と吸引力との整合を得やすくすることに
よつて、安定した接触動作を行わせることができ
る。
第7図は本考案の他の実施例を示し、本例は引
戻しばねを第3図Aに示す支持枠21側に働かせ
るようにしたものである。ここで40は第3図A
に示す支持枠21近傍のケース11の壁に軸支さ
せたピン41にそのコイル部40Cを嵌め合わせ
たねじりコイルばねであり、その一つのアーム部
40Aをピン20に摺動自在に係合すると共に、
他方のアーム部40Bをケース11に係止させ
る。
かくして、可動鉄心14の電磁吸引による上向
き動作に応じてピン20によりばね40のアーム
40Aを押下するようにしたもので、このばね4
0によつて接触動作時に得られるばね負荷特性に
ついては、第5図A,Bおよび第6図を用いて説
明した場合と同様であり、その説明を省略する。
以上説明してきたように、本考案によれば、可
動鉄心の固定鉄心への吸引動作および開離動作に
より可動接点と固定接点間の閉成および開放をシ
ーソレバを介して行わせるようにしたものにおい
て、可動鉄心を開離位置に偏倚させる引戻しばね
のばね力を、ねじりコイルばねで発生させるよう
になし、このねじりコイルばねの有する一方のア
ームをケースに係止させると共に、他方のアーム
長が可動鉄心の吸引動作によるシーソレバの動作
に対応して延長されるようにしたので、接点接触
時に働く引戻しばねのばね力を低く保持すること
ができて、可動鉄心に働くばね力が電磁石吸引力
を上回るような傾向の生じるのを抑制し、以て安
定した接触動作を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電磁接触器の構成の一例を示す
断面図、第2図はその接触動作時における電磁石
吸引力とばね負荷力の変化の関係を示す特性曲線
図、第3図AおよびBは本考案電磁接触器の可動
機構部における構成の一例を示すそれぞれ断面図
および上面図、第4図はその可動鉄心と可動接点
台支持枠との連動機構を分解して示す斜視図、第
5図AおよびBは本考案に用いるねじりコイルば
ねの可動鉄心開離位置および吸引位置のときの状
態をそれぞれ示す説明図、第6図は本考案による
接触動作時の電磁吸引力とばね負荷力の変化の関
係を示す特性曲線図、第7図は本考案の他の実施
例におけるねじりコイルばねの動作を示す説明図
である。 1A,1B……ケース、2……電磁コイル、3
……固定鉄心、4……支持部材、4A……窓、5
……可動鉄心、6……引戻しばね、7……可動接
触子、8……固定接触子、7A,8A……接点、
9……接触ばね、Q1,QA……吸引力、P1,P2
P3,P4,PA1,PA2,PA3,PA……ばね力、11…
…ケース、11……固定鉄心、13……電磁コイ
ル、14……可動鉄心、15……支持部材、16
……ピン、17……シーソレバ、18,19A,
20A……ピン、19,20……長円孔、21…
…支持枠、22……窓、23……接点台、24…
…接触ばね、25……接点台、30……ねじりコ
イルばね、30A,30B……アーム部、30C
……コイル部、40……ねじりコイルばね、40
A,40B……アーム部、40C……コイル部、
41……ピン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 可動鉄心による吸引動作および開離動作により
    シーソレバを介して接点間の閉成状態および開放
    状態を得るようになし、前記吸引動作の時には、
    吸引力に抗して前記可動鉄心を開離位置に引戻そ
    うとする引戻しばねのばね力が働くようにした電
    磁接触器において、前記シーソレバに関連する位
    置に前記引戻しばねとしてねじりコイルばねを設
    け、該ねじりコイルばねの有する一方のアームを
    前記電磁接触器のケースに係止させると共に、他
    方のアームを前記シーソレバの連動部材に摺動自
    在に押圧させるようになし、前記吸引動作の時に
    は、前記他方のアームが前記連動部材に沿つて摺
    動することにより前記ねじりコイルばねの負荷力
    が増す傾向に該ねじりコイルばねをねじると共
    に、前記他方のアームのアーム長が延長されるよ
    うになして、前記ねじりコイルばねのばね定数を
    低減させる方向に変化させるようにしたことを特
    徴とする電磁接触器。
JP16696482U 1982-11-05 1982-11-05 電磁接触器 Granted JPS5971549U (ja)

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