JPH062188Y2 - 釈放形電磁装置 - Google Patents

釈放形電磁装置

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JPH062188Y2
JPH062188Y2 JP10357286U JP10357286U JPH062188Y2 JP H062188 Y2 JPH062188 Y2 JP H062188Y2 JP 10357286 U JP10357286 U JP 10357286U JP 10357286 U JP10357286 U JP 10357286U JP H062188 Y2 JPH062188 Y2 JP H062188Y2
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JP
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iron core
movable
movable iron
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日登志 池田
茂 松本
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、漏電やしや断器などに使用される釈放形電
磁装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のこの種の釈放形電磁装置を第5図乃至第8図につ
いて説明する。第5図は斜視図、第6図は第5図を上か
らみて一部を破断した上面図、第7図は第6図を上から
もた裏面図、第8図は第5図の線VIII−VIIIの断面図で
ある。図において、(1)はフレーム、(2)はピン(3)によ
りフレーム(1)に保持される絶縁成形物からなるスライ
ダーで、長孔(2a)によりピン(4)に沿って移動でき
るようになっている。(5)はピン(6)によりフレーム(1)
に装着された釈放バネで、スライダー(2)の突部(2
b)に係合してスライダー(2)を常時移動方向(矢印7
の方向)に付勢している。(8)はフレーム(1)に固着され
た鉄心、(9)は永久磁石、(10)はコイル、(11)
は可動鉄心で、鉄心(8)の孔(8a)を貫通してコイル
(10)に移動可能に挿入されている。(12)は可動
鉄心(11)の先端に固着された可動板で、先端板部
(12a)がスライダー(2)の端面(2c)に当接して
いる。(13)はピン(6)に挿入された可動鉄心復帰用
のひねりばねで、一端が可動板(12)に係合されかつ
他端がフレーム(1)に係合されている。
次に動作について説明する。第5図乃至第8図はいずれ
も釈放状態を示したものである。従って、図示しないが
可動鉄心(11)は釈放バネ(5)に打ち勝って常時永久
磁石(9)に吸着されている。そして、漏電信号によりコ
イル(10)に電流が流れると、永久磁石(9)による磁
力がなくなって、釈放バネ(5)のバネ力が作用する。即
ち、可動鉄心(11)が釈放方向に移動しかつこれと同
時に可動板(12)を介してスライダー(2)も矢印(7)の
方向に移動して、第5図乃至第8図の釈放状態となる。
このスライダー(2)の移動によりしゃ断器をトリップさ
せる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の釈放形電磁装置は以上のように構成されているの
で、可動鉄心(11)の中心とスライダー(2)の釈放バ
ネ(5)作用点との間に第6図に示すように距離(L)が存在
し、このために釈放バネ(5)のバネ力が可動板(12)
を介して可動鉄心(11)に作用するとき矢印(14)
で示すように回転モーメントが作用する。この回転モー
メントが可動鉄心(11)に作用するために、釈放−吸
着(復帰)を繰り返す可動鉄心(11)が鉄心(8)の孔
(8a)の端縁に強く摺接し、可動鉄心(11)の外周
面に傷が生じ、摩擦が増加し、釈放−吸着動作ができな
くなるという問題点があった。
この考案はかかる問題点を解決するためになされたもの
で、釈放バネのバネ力による回転モーメントが可動鉄心
に作用しないようにすることにより可動鉄心の鉄心によ
る外傷がなくなり、高い信頼性が得られる釈放形電磁装
置を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る釈放形電磁装置は、両端片部が釈放方向
に回転するように中間片部がフレームに軸支される 字状可動部材を備え、この可動部材の一方の端片部を可
動鉄心に係合させかつ他方の端片部をスライダーに当接
させたものである。
〔作用〕
この考案においては、 字状の可動部材を介して釈放バネのバネ力により可動鉄
心と共にスライダーが移動されるので、釈放バネのばね
力が 字状可動部材により可動鉄心の中心に直接作用し、可動
鉄心に回転モーメントが作用しない。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例を第1図乃至第4図について
説明する。第1図は斜視図、第2図は可動部材の斜視
図、第3図は可動鉄心の斜視図、第4図はピンの斜視図
であり、上記従来装置と同一部分には同一符号を付して
説明を省略する。図において、(15)は可動鉄心(1
1)の端部に切り込んだ溝、(16)は溝(15)を横
切るように可動鉄心(11)の端部に取り付けたピン
で、ヘッド(16a)によりカシメて可動鉄心(11)
の両孔(11a),(11a)に固定する。(17)は 字状の可動部材で、中間片部(17a)がピン(6)に回
転可能に支持されると共に一方の端片部(17b)の先
が可動鉄心(11)の溝(15)に挿入されてピン(1
6)に係合しかつ他方の端片部(17c)の先がスライ
ダー(2)の端面(2c)に当接する。
このように 字状の可動部材17によりスライダー(2)と可動鉄心
(11)とを連繋しておくと、釈放バネ(5)のバネ力が 字状可動部材(17)により可動鉄心(11)の中心に
直接作用するので、可動鉄心(11)に第6図の回転モ
ーメント(矢印14方向)が作用しない。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば釈放バネのバネ力が可
動鉄心の中心に直接作用するので可動鉄心に釈放バネに
よる回転モーメントが作用せず、可動鉄心の鉄心による
外傷がなくなり、高い信頼性が得られるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す斜視図、第2図は可
動部材の斜視図、第3図は可動鉄心の斜視図、第4図は
ピンの斜視図、第5図は従来装置を示す斜視図、第6図
は第5図を上からみて一部を破断した上面図、第7図は
第6図を上からみた裏面図、第8図は第5図の線VIII−
VIIIの断面図である。 図において、(1)はフレーム、(2)はスライダー、(5)は
釈放バネ、(6)はピン、(11)は可動鉄心、(13)
はひねりばね、(15)は溝、(16)はピン、(1
7)は可動部材、(17a)は中間片部、(17b),
(17c)は両端片部である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】可動鉄心と、この可動鉄心の釈放方向と同
    じ方向に移動するスライダーと、このスライダーに係合
    されかつ前記可動鉄心を常時釈放方向に付勢する釈放バ
    ネとを有し、前記可動鉄心の釈放時に前記釈放バネのバ
    ネ力により前記可動鉄心と共に前記スライダーが移動す
    るようにした釈放形電磁装置において、両端片部が釈放
    方向に回転するように中間片部がフレームに軸支される 字状可動部材を備え、この可動部材の一方の端片部を前
    記可動鉄心に係合させかつ他方の端片部を前記スライダ
    ーに当接させ、前記可動鉄心の釈放時に前記釈放バネの
    バネ力により前記可動部材を介して前記可動鉄心と共に
    前記スライダーが移動するようにしたことを特徴とする
    釈放形電磁装置。
  2. 【請求項2】可動鉄心の端部に溝を切り込み、この溝を
    横切るように可動鉄心の端部にピンを取り付け、可動部
    材の端片部を前記溝に挿入した状態で前記ピンに係合さ
    せた実用新案登録請求の範囲第1項記載の釈放形電磁装
    置。
  3. 【請求項3】釈放バネを挿入するフレーム上のピンに、
    可動部材を回転可能に支持した実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の釈放形電磁装置。
  4. 【請求項4】可動鉄心復帰用のひねりばねを可動部材軸
    支用のピンに挿入し、このひねりばねの一端を可動部材
    の一方の端片部に係合しかつ他端をフレームに係合した
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の釈放形電磁装置。
JP10357286U 1986-07-04 1986-07-04 釈放形電磁装置 Expired - Lifetime JPH062188Y2 (ja)

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JPS639751U JPS639751U (ja) 1988-01-22
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JP2632486B2 (ja) * 1993-06-16 1997-07-23 大淀ヂ−ゼル株式会社 鋼材剪断機

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JPS639751U (ja) 1988-01-22

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