JPH0335770B2 - - Google Patents

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JPH0335770B2
JPH0335770B2 JP57190721A JP19072182A JPH0335770B2 JP H0335770 B2 JPH0335770 B2 JP H0335770B2 JP 57190721 A JP57190721 A JP 57190721A JP 19072182 A JP19072182 A JP 19072182A JP H0335770 B2 JPH0335770 B2 JP H0335770B2
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latch piece
contact
roller
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spring
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Masamitsu Hiuga
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電磁接触器の動作保持装置に関し、特
に標準型の電磁接触器に追加して付設することを
可能とした動作保持装置に関するものである。
この種の動作保持装置は一般に標準型の電磁接
触器に付加した形態でその機能を付与するのが通
例であり、このようなことから動作保持器を付加
してもその外形寸法が変化しないことが使い勝手
として望ましく、更に、安定した接触動作維持の
ために動作保持装置を付加しても電磁接触器にお
ける負荷特性の変わらないことが望まれる。
第1図および第2図は電磁接触器に付加する形
体の従来の動作保持器の二例を示す。第1図にお
いて、1は電磁接触器であり、本例では電磁接触
器1において接点開閉部の機構のみが示されてい
る。2は電磁接触器1の上面に添装し動作保持器
であり、ケース3に収納されていて、そのトリツ
プコイル4は支持枠5に収納されており、支持枠
5は電磁接触器1の可動接触子6に接続されてい
る。
7はばね8により支承されたトリツプ用のプラ
ンジヤであり、9はピン10の回りに回動自在と
した係合爪である。しかして、図に示すような動
作保持状態では、プランジヤ7はばね8のばね力
によつて上方に位置すると共に、このプランジヤ
7に係合している係合爪9が他方の係合アーム9
Aで支持枠5を保持位置に保つている。
また、トリツプ時には、プランジヤ7がトリツ
プコイル4の励磁によつて吸引されることにより
爪9が支持枠5との係止を解くと共に支持枠5が
上方に引上げられ、以て接点部11での開離が行
われる。更にまた、プランジヤ7の先端部7Aを
手で押込むことによつてもトリツプを行わせるこ
とができる。
第2図は電磁接触器1の側面に動作保持器2が
添装されている例である。3は動作保持器2のケ
ースであり、ケース3にはトリツプコイル4とプ
ランジヤ7が収納されていて、プランジヤ7の電
磁接触器1側の端部は可動片12の端部に連結さ
れている。可動片12と電磁接触器1のケース1
Aの突出部との間にはばね14が嵌め込まれてい
て、このばね14のばね力により横方向に摺動自
在とした可動片12を可動接触子支え13に向け
て偏倚させている。
15は電磁接触器1に設けた電磁コイル、16
は固定鉄心、17は可動接触子支え13にピン1
8を介して連結されている可動鉄心、更に、19
は固定接点、20は可動接点、21は引戻しばね
である。更にまた、22はトリツプ動作を行わせ
る接点部であり、接点部22においては、そのオ
ンまたはオフの状態により電磁コイル15を励磁
または消磁の状態に保つことができる。
このように構成された電磁接触器の動作保持装
置における動作を説明すると、いま、第2図に示
されたような電磁接触器1での接点開放状態にあ
つて、電磁接触器1に“オン”の信号が供給され
ると、その電磁コイル15が励磁されることによ
つて可動鉄心17が固定鉄心16に吸引され、可
動接触子支え13の下降によりまず可動接点20
が固定接点19に押接する。
しかして、引続きの下降動作により可動接触子
支え13の可動片12との係合が解かれ、ばね1
4のばね力によつて可動片12が本図で左方に作
動されるが、左方への動作によつてその先端の操
作片12Aが接点部22の可動接触子22Aを引
外し、接点部22を開放する。なおこのとき、そ
の開放と同時に可動片12の係合部12Bが可動
接触子支え13の旋錠部13Aと係合することに
よつて操作片12Aの戻りが拘束され接点部22
が開放状態に保たれ、電磁コイル15は消磁さ
れ、電磁接触器1における可動接点20と固定接
点19との接触による導通状態がそのままに保た
れる。
なお、以上の動作中、動作保持器2におけるト
リツプコイル4は消磁状態に保たれているが、電
磁接触器1に“オフ”の信号が供給されると、ト
リツプコイル4が通電により励磁され、その可動
鉄心が右方に吸引されることによつて、可動片1
2が可動接触子支え13との係合から解かれ、可
動接触子支え13は引戻しばね21のばね力によ
つて第2図に示した状態に復帰し、接点19と2
0間が開路される。
しかしながら、従来のこの種の動作保持器にあ
つては、いずれも電磁接触器1本体から張出して
添装する構造となつており、電磁接触器1の元の
寸法からはみ出してしまい、電磁接触器1を取付
ける際にそれだけ空間と余計とするので、そのよ
うな配慮を必要とし、更に、外形形状や重量の付
加により均合も悪くなり、衝撃強度も低下する。
更にまた、動作保持器を添装することによつて
電磁接触器1におけ吸引特性やばね特性に及ぼさ
れる影響についても配慮の必要がある。
本発明の目的は、このような従来の問題点に着
目し、電磁接触器としての外形寸法や主たる構造
を変更することなく電磁接触器に組込むことがで
きて、取扱い易く、しかも衝撃強度の損われない
電磁接触器の動作保持装置を提供することにあ
る。
本発明の他の目的は、このような電磁接触器に
おける電磁石の吸引特性がそのまま生かされて、
安定した接触動作が保証される電磁接触器の動作
保持装置を提供することにある。
かかる目的を達成するために、本発明は、接点
開閉機構部と、該接点開閉機構部に並置された電
磁石機構部と、前記接点開閉機構部と電磁石機構
部とに跨がり、該電磁石機構部の動作を前記接点
機構部に伝達するシーソレバとを有し、接点開閉
動作を行わせるようにした電磁接触器の前記接点
開閉機構部側の前記シーソレバの延在した端部に
ローラを設けると共に、該ローラに常時係合して
該ローラを転動させる係合面を有し、前記接点開
閉動作時の前記シーソレバの動作に応じて固定軸
の回りに回動し、動作保持状態では前記ローラを
前記係合面と連接する係止面に係止させるように
したラツチ片と、該ラツチ片を常に動作保持位置
に向けて偏倚させる保持ばねと、前記ラツチ片に
係合するプランジヤを有し、トリツプ時には前記
プランジヤを吸引して前記ラツチ片をトリツプ位
置に復帰させるトリツプコイルと、トリツプバー
とを前記接点開閉機構部に設けたことを特徴とす
るものである。
さらに本発明の他の形態は、接点開閉機構部
と、この接点開閉機構部に並置された電磁石機構
部と、前記接点開閉機構部と電磁石機構部とに跨
がり、該電磁石機構部の動作を前記接点機構部に
伝達するシーソレバとを有し、接点開閉動作を行
わせるようにした電磁接触器の前記接点開閉機構
部側の前記シーソレバの延在した端部にローラを
設けると共に、該ローラに常時係合して該ローラ
を転動させる第1係合面および第2係合面を有
し、前記接点開閉動作時の前記シーソレバの動作
に応じて固定軸の回りに回動し、動作保持状態で
は前記ローラを前記係合面と連接する係止面に係
止させるようにしたラツチ片と、該ラツチ片を常
に動作保持位置に向けて偏倚させる保持ばねと、
前記ラツチ片に係合するプランジヤを有し、トリ
ツプ時には前記プランジヤを吸引して前記ラツチ
片をトリツプ位置に復帰させるトリツプコイルと
トリツプバーとを前記接点開閉機構部に設け、接
点閉成時には、前記ローラが前記ラツチ片の前記
第1係合面に沿つて転動して前記保持ばねのばね
力を高める方向に前記ラツチ片を回動させ、続い
て前記ローラが前記ラツチ片の第2係合面に沿つ
て転動することにより前記保持ばねのばね力を低
める方向に前記ラツチ片を回動させると共に前記
ラツチ片の前記第2係合面を転動する間に接点接
触が行われるようになし、該接点接触が行われて
から前記ローラが前記ラツチ片の前記係止面に転
動して動作保持状態を保つようにしたことを特徴
とするものである。
以下に、図面に基づいて本発明を詳細に説明す
る。
第3図A,Bおよび第4図は本発明の一実施例
を示し、ここで、30は本発明による動作保持器
を組込んだ電磁接触器、31はそのケース、32
はケース31に取付けた固定鉄心、33は電磁コ
イル、34は可動鉄心であり、可動鉄心34は可
動鉄心支持部材35にピン36を介して取付けて
ある。
37はピン38の回りに回動自在としたシーソ
レバである。本発明によればこのシーソレバ37
を介して後述する動作保持装置を連動させるが、
まず電磁接触器30における本来の機能部分につ
いて説明する。
シーソレバ37にはピン39を介して支持部材
35を連結すると共に、ピン40を介して可動接
点台支持枠41が連結してあり、シーソレバ37
のリンク動作を介して可動鉄心34の動作を支持
枠41および可動接点台42に伝達することがで
きる。
更に、支持枠41にはばね収納孔43を設け、
この収納孔43に係合させた可動接点台42と収
納孔43の上面との間には接触ばね44を設け、
このばね44のばね力によつて接点接触時の接触
圧を付与する。45は固定接点台であり、可動接
点台42の図示しない位置には可動接点が、更に
固定接点台45には図示しない固定接点が設けら
れていて、可動鉄心34の吸引動作による支持枠
41の下降動作によつて接点接触の閉成動作がな
される。
50はレバ37の回動ピン38にそのコイル部
を嵌め合わせたねじりコイルばねであり、一方の
アームをケース31の係止溝31A(第4図参照)
に係止させると共に、他方のアームをピン40に
係合させる。かくして、このねじりコイルばね5
0のばね力により、常にレバ37を時計回りの方
向に付勢し、可動鉄心34とその支持部材35と
を第3図Aに示す開離位置に偏倚させている。
続いて、動作保持装置について説明する。
60はシーソレバ37の接点開閉機構側の先端
にピン61を介して取付けたローラであり、62
はこのローラ60によつて動作されるラツチ片で
ある。ラツチ片62は第4図に示すようにケース
31のラツチ支持部31Bにピン63を介して回
動自在に枢支されており、ピン63にはねじりコ
イルばね64が設けられていて、このばね64の
ばね力によりラツチ片62に時計回りの方向の回
動力を付与している。
更にラツチ片62には楔型形状のローラ係合部
62Aを設けて、このローラ係合部62Aの係合
面62Bにレバ37先端部のローラ60を係合さ
せるようにする。62Cはラツチ片62のアーム
部であり、このアーム部62Cにより、動作保持
状態でトリツプバー65の下端面を保持させる。
更にまた、ラツチ片62はプランジヤ66を貫
通させる溝62Dを有し、この溝62Dにプラン
ジヤ66を貫通させると共に、プランジヤ66の
頭部66Aをラツチ片62の平滑な係合突起62
Fに摺動自在に係合させる。
しかして、このようにラツチ片62を貫通させ
たプランジヤ66の可動鉄心部66Bを第4図に
示すトリツプコイル67に嵌め合わせるようにす
る。トリツプコイル67は取付部67Aを介して
ケース31に取付けられている。
トリツプバー65は第3図Aに示すようにその
頭部65Aをケース31から突出させると共にケ
ース31に支持されていて、第4図に示すように
そのばね受部65Bの間に圧入したばね68のば
ね力によつて付勢されている。
次に、このように構成した電磁接触器30にお
ける接点開閉動作ならびに動作保持装置の保持動
作について説明する。第3図Aに示すような接触
器30の接点開離状態において、電磁コイル33
が励磁されると、可動鉄心34の吸引動作により
レバ37を介して支持枠41とともに可動接点台
42が固定接点台45に向けて下降し、第5図に
示すような接点閉成状態となる。
しかして、上記の動作により、レバ37の先端
に設けたローラ60はラツチ片62の係合面62
Bに沿つて下降し、その楔型の楔頂点62Gを過
ぎたところで、ラツチ片62を開放する。よつ
て、ラツチ片62はねじりコイルばね64のばね
力によりピン63の回りを時計方向に回動させら
れることになり、そのアーム部62Cによつてト
リツプバー65の下端部を押上げて接点閉成状態
を保持する。
そこで、このような動作保持状態となつたあと
は、電磁コイル33を消磁させても、レバ37の
ローラ60がラツチ片62の係合部62Aの係止
面62Hによつて係止されているので、ラツチ片
62をこのままの状態に保持し続けることができ
る。
続いて、動作保持状態を解くには、トリツプコ
イル67を励磁すればよく、コイル67の励磁に
よつて、プランジヤ66が吸引され、第5図で右
方向に動作する。よつて、プランジヤ66の頭部
66Aでラツチ片62を反時計回りの方向に回動
させることができ、ローラ60の係止面62Hに
おける係止を解き、電磁接触器30を第3図Aに
示したような接点開離状態に戻すことができる。
なお、動作保持状態をトリツプバー65の頭部
65Aを押下することによつて解除することもで
きる。すなわち、頭部65Aの押下によつてラツ
チ片62を回動させ、ローラ60の係止状態を解
くことによつてトリツプ状態とする。
第6図は本発明の他の実施例を示し、ここで
は、以上説明してきた実施例に加え、電磁接触器
における電磁石の吸引特性を、動作保持機能の付
加にかかわらず変更することなく維持することが
でき、以て安定した接触動作が保証されるように
する。
そこで、本例の説明に先立ち、第3図Aの例で
の電磁石吸引特性と、ばねの負荷特性との関係を
第7図A,B、第8図、第9図AおよびBを参照
としながら説明する。第7図AおよびBはラツチ
片62の接点開離状態および接点閉成の動作保持
状態における姿勢を示し、第7図Aのラツチ片6
2の姿勢からローラ60が係合面62Bを転動し
ていて、頂点62Gに達するまで回動させられる
間は、ねじりコイルばね64が圧縮され続ける。
いま、電磁接触器1が投入されるときのローラ
60に働く力を第8図に示すようにR1とすると、
この力R1に対して、ローラ60にはばね64の
ばね力P0の分力P2が働くことになる。よつて、
このばね64からの力P2の接点開離状態から動
作保持状態までの特性曲線は第9図Aに示すよう
な傾向となる。ここで横軸は可動鉄心行程、縦軸
は負荷を示す。
なお、ローラ60を有するシーソレバ37には
第3図Aに示したばね50によるばね力が働いて
いるので、これらのばね64および50により、
可動鉄心34の吸引動作中、可動鉄心34を引戻
そうとするばね力Pの特性曲線としては、第9図
Bに示すようになり、更に接点接触の可動鉄心行
程S1段階では接触ばね44のばね力Pcがこれに加
わる。
すなわち、これに対する電磁石吸引力は曲線Q
に示すように変化するが、安定した接点接触動作
を得るためにはこの行程S1での吸引力Q1がばね
合力PTより高く保たれねばならず、従つて、ば
ね64のばね力が加わつた分だけ電磁石吸引特性
Qを高める必要がある。しかして、このことは電
磁接触器30の機械的寿命にも影響を及ぼす。
そこで、本例では、このような問題点に着目し
て、ラツチ片に引戻し力を供給するねじりコイル
ばねのばね特性を変化させるようにする。第6図
で72はラツチ片である。72Aはこのラツチ片
72のローラ係合部であり、ローラ係合部72A
は前例の係合部62Aのような鋭角の楔頂点62
Gを有さず、これに代えて、第1の係合面72
B、第2の係合図72Cと係止面72Hとを有
し、第1係合面72Bと第2係合面72Cとによ
つて得られる頂点72Gにおける双方の面のなす
角θを鈍角とする。更に頂点72Gの位置を、ロ
ーラ60がこの位置にあるときに未だ接点接触が
なされない位置とする。
いま、第6図Aのような接点開離状態にあつた
として、電磁石機構部において電磁コイル33が
励磁されて、可動鉄心34の吸引動作が行われる
とローラ60の下方向きの転動によりラツチ片7
2がばね64のばね力に抗して反時計回りの方向
に回動させられる。
しかして、第6図Bに示す頂点72Gの位置に
までローラ60が第1係合面72Bに沿つて導か
れてきたときに、ばね64のローラ60に及ぼす
負荷が最大となる。ついで、ローラ60は第2係
合面72Cに沿つて転動させられてゆくが、この
段階ではラツチ片72は逆に時計回りの方向に回
動させられる傾向となり、したがつて、ばね64
のローラ60に及ぼす負荷は逆に弱められること
になる。続いて、この階段からローラ60は係止
面72Hに導かれて第6図Cに示すように係止さ
れ、ラツチ片72をばね64のばね力によつて動
作保持状態に保つ。
よつて、以上の動作時におけるばね64の負荷
特性曲線としては、第10図AにP3で示すよう
な傾向となり、ローラ60が楔頂点72Gにある
ときの可動鉄心行程S2からはばね負荷が下がり勾
配となる。かくして、可動鉄心34を引戻そうと
するばね64および50の合力P4の特性曲線と
しては、第10図Bに示すようになり、行程S2
らのばね負荷曲線P4が下がり勾配となることに
より、接点接触における行程S1では、ばね64の
ばね力が弱められることによつてこのばね力に接
触ばね44のばね力Pcが加わつてもばね合力PT
を吸引力Q1より十分低く保つことができる。
したがつて、動作保持装置を設けたことによる
ばね負荷の増加に対処するために電磁石の吸引力
を高める必要がなくなり、電磁石機構部をそのま
ま活用して動作保持機能を付与することができ、
安定した接触動作を保証することができる。
以上説明してきたように、本発明によれば、接
点開閉機構部と電磁石機構部と、これらの機構部
間を連結するシーソレバとを有し、接点開閉動作
を行わせるようにした電磁接触器において、接点
開閉機構側のシーソレバ端部を延在してその先端
部にローラを設けると共に、この延在部に設けた
ローラと、このローラに係合しながらシーソレバ
の接点閉成動作に応じて回動し、動作保持状態で
ローラを係止させるラツチ片と、ラツチ片をトリ
ツプ位置に復帰させるためのトリツプコイルおよ
びトリツプバーとを接点開閉機構に付設すること
により動作保持機能を付与させるようにしたの
で、標準型として電磁接触器の外形寸法や主たる
構成部材を変更することなく、動作保持装置を電
磁接触器に組込むことができ、取扱い易くて衝撃
にも強い電磁接触器構造を維持することができ
る。
なお、可動鉄心の電磁石吸引動作による接点閉
成動作時に、可動鉄心が固定鉄心に吸着した時点
でローラがラツチ片の係止面に的確に係合状態で
係止されるためには、この係止面とローラとの間
に幾分の遊びが必要であるが、ローラをシーソレ
バの先端部に設けたことにより、この先端部より
レバアームの短い位置で支持枠を介して接点が動
作されるので、接点接触行程が上記の遊びによつ
て影響されるような虞れがない。
更にまた、第2の発明によれば、接点を閉成位
置に保持するためのラツチ片に関連して設けられ
た保持ばねのばね力を、接点閉成時のラツチ片の
動作途中で、弱める方向に変化させるようラツチ
片のローラ係合部を形成し、接点接触時点での可
動鉄心行程において、ラツチ片の係合部を介して
シーソレバに伝達される上記保持ばねのばね力を
低く保つようにしたので、接点閉成動作時に、接
触に働くばねの特性曲線を、その開離状態および
閉成動作の始動時においては十分高く保持させる
と共に、接触ばねのばね力が合力される接点接触
時点ではその時点に働く吸引力より十分低く保つ
ことができる。更に、電磁接触器において、その
電磁石機構部の吸引力を増強することなく動作保
持装置を付加することができて、しかも安定した
接触動作が保証される。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来例の電磁接触器に動
作保持器を付設した状態を示すそれぞれの断面
図、第3図AおよびBは本発明電磁接触器の動作
保持装置を電磁接触器に収納した状態を示すそれ
ぞれ断面図およびその上面図、第4図はその主要
部を分解して示す斜視図、第5図はその電磁接触
器の動作保持状態を示す部分断面図、第6図A,
BおよびCは本発明の他の実施例によるそのラツ
チ片の接点閉成動作における三態様をそれぞれ示
す説明図、第7図AおよびBは第3図AおよびB
の例の本発明によるラツチ片の接点閉成動作時に
おける二態様をそれぞれ示す説明図、第8図はそ
のラツチ片に係合しているローラとラツチ片の係
合面との間に発生する力の関係を示すベクトル
図、第9図AおよびBは第3図AおよびBに示す
本発明にかかる電磁接触器において、接点閉成動
作時に動作保持装置のラツチ片保持ばねから得ら
れるばね負荷の変化を示す特性曲線図および保持
ばねと接触ばねとの合力としてのばね負荷の変化
する状態を示す特性曲線図、第10図AおよびB
は第6図A,BおよびCに示す本発明の他の実施
例での電磁接触器において、接点閉成動作時に保
持ばねから得られるばね負荷の特性曲線図および
保持ばねと接触ばねとの合力としてばね負荷の変
化する状態を示す特性曲線図である。 1……電磁接触器、1A……ケース、2……動
作保持器、3……ケース、4……トリツプコイ
ル、5……支持枠、6……可動接触子、7……プ
ランジヤ、7A……先端部、8……ばね、9……
係合爪、9A……係合アーム、10……ピン、1
1……接点部、12……可動片、12A……操作
片、13……可動接触子支え、14……ばね、1
5……電磁コイル、16……固定鉄心、17……
可動鉄心、18……ピン、19……固定接点、2
0……可動接点、21……ばね、22……接点
部、31……ケース、31A……係止溝、31B
……支持部、32……固定鉄心、33……電磁コ
イル、34……可動鉄心、35……支持部材、3
6……ピン、37……シーソレバ、38,39,
40……ピン、41……支持枠、42……可動接
点台、43……収納孔、44……接触ばね、45
……固定接点台、50……ばね、60……ロー
ラ、61……ピン、62……ラツチ片、62A…
…係合部、62B……係合面、62C……アーム
部、62D……溝、62F……突起、62G……
頂点、62H……係止面、63……ピン、64…
…ばね、65……トリツプバー、65B……ばね
受部、66……プランジヤ、66A……頭部、6
6B……可動鉄心部、67……トリツプコイル、
67A……取付部、68……ばね、72……ラツ
チ片、72A……係合部、72B,72C……係
合面、72G……頂点、72H……係止面。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 接点開閉機構部と、該接点開閉機構部に並置
    された電磁石機構部と、前記接点開閉機構部と電
    磁石機構部とに跨がり、該電磁石機構部の動作を
    前記接点機構部に伝達するシーソレバとを有し、
    接点開閉動作を行わせるようにした電磁接触器の
    前記接点開閉機構部側の前記シーソレバの延在し
    た端部にローラを設けると共に、該ローラに常時
    係合して該ローラを転動させる係合面を有し、前
    記接点開閉動作時の前記シーソレバの動作に応じ
    て固定軸の回りに回動し、動作保持状態では前記
    ローラを前記係合面と連接する係止面に係止させ
    るようにしたラツチ片と、該ラツチ片を常に動作
    保持位置に向けて偏倚させる保持ばねと、前記ラ
    ツチ片に係合するプランジヤを有し、トリツプ時
    には前記プランジヤを吸引して前記ラツチ片をト
    リツプ位置に復帰させるトリツプコイルと、トリ
    ツプバーとを前記接点開閉機構部に設けたことを
    特徴とする電磁接触器の動作保持装置。 2 接点開閉機構部と、該接点開閉機構部に並置
    された電磁石機構部と、前記接点開閉機構部と電
    磁石機構部とに跨がり、該電磁石機構部の動作を
    前記接点機構部に伝達するシーソレバとを有し、
    接点開閉動作を行わせるようにした電磁接触器の
    前記接点開閉機構部側の前記シーソレバの延在し
    た端部にローラを設けると共に、該ローラに常時
    係合して該ローラを転動させる第1係合面および
    第2係合面を有し、前記接点開閉動作時の前記シ
    ーソレバの動作に応じて固定軸の回りに回動し、
    動作保持状態では前記ローラを前記第2係合面と
    連接する係止面に係止させるようにしたラツチ片
    と、該ラツチ片を常に動作保持位置に向けて偏倚
    させる保持ばねと、前記ラツチ片に係合するプラ
    ンジヤを有し、トリツプ時には前記プランジヤを
    吸引して前記ラツチ片をトリツプ位置に復帰させ
    るトリツプコイルとトリツプバーとを前記接点開
    閉機構部に設け、接点閉成時には、前記ローラが
    前記ラツチ片の前記第1係合面に沿つて転動して
    前記保持ばねのばね力を高める方向に前記ラツチ
    片を回動させ、続いて前記ローラが前記ラツチ片
    の第2係合面に沿つて転動することにより前記保
    持ばねのばね力を低める方向に前記ラツチ片を回
    動させると共に前記ラツチ片の前記第2係合面を
    転動する間に接点接触が行われるようになし、該
    接点接触が行われてから前記ローラが前記ラツチ
    片の前記係止面に転動して動作保持状態を保つよ
    うにしたことを特徴とする電磁接触器の動作保持
    装置。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS576048U (ja) * 1980-06-13 1982-01-12

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JPS6121788Y2 (ja) * 1976-05-27 1986-06-30

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