JPH012970A - 用紙送り方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は画像記録装置における用紙送り方法に関し、更
に詳しくは、少なくとも一方が弾性体からなる一対の搬
送ローラ間に用紙を挾持し、記録手段により１行ずつ用
紙を記録走査する毎に用紙を主走査方向に送る画像記録
装置の用紙送り方法に関する。

〔従来の技術〕

ロール状に巻回された用紙またはシート状の用紙に画像
を記録する画像記録装置として、所定サイズの用紙全面
を同時に記録せずに、記録手段が用紙を走査して記録手
段の主走査幅毎の記録を繰り返す装置がある。例えば感
熱紙を用いる画像記録装置は、所定の主走査幅を有する
サーマルヘッドを感熱紙に接触させて副走査することに
より１行ずつ印字記録を行ない、１行の記録が終了する
毎に感熱紙を主走査方向に１行分送り、これを繰り返す
ことによって所定サイズの記録を行なっている。従って
用紙を送るためには、用紙搬送手段を間欠駆動する必要
があり、駆動源としては制御の容器なパルスモータを用
いることが多い。そして用紙を１対の（船道ローラによ
って挟持し、搬送ローラをパルスモータによって間欠駆
動することにより、１行の記録走査毎に用紙を搬送して
いる。

３発明が解決しようとする問題点〕 用紙を送るための１対の搬送ローラの少な（とも一方は
、用紙を挾持したときに用紙との摩擦接触を保証するた
めに、ゴム等の弾性材料から成形されるのが好ましく、
しかも用紙を所定の圧力で挾持することができるので、
用紙を搬送することができる。

しかしながら、ゴム等の弾性材料によって成形された搬
送ローラは、用紙を挾持搬送しながら回転しているとき
に、用紙挟持部近傍でわずかに変形しており、しかも回
転停止後に変形が復元するので、挾持されている用紙が
搬送ローラの変形復元に伴なって設定送り量で正確に送
られず、走査記録部行間に間隙が生じたりあるいは記録
部が重複してしまい、画像を正確に記録することがてき
一；いと；、）う問題がある。

そこで本発明の目的は、上記問題を解消することにあり
、用紙を設定送り量で正確に送ることができる用紙送り
方法を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段及び作用〕本発明に係る
上記目的は、少なくとも一方が弾性体からなる一対の搬
送ローラ間に用紙を挟持し、記録手段により１行ずつ用
紙を記録走査する毎に用紙を主走査方向に送る画像記録
装置の用紙送り方法であって、前記搬送ローラ回転時の
変形が復元することによる用紙搬送量を、搬送ローラの
駆動制御で相殺することを特徴とする用紙送り方法によ
って達成される。

ずなわち、搬送ローラの変形の復元による用紙搬送量を
予め検出し、復元による搬送量を考慮して搬送ローラの
駆動時間を制御することにより、設定された送り量で正
確に用紙を搬送することができる。

例えば、搬送ローラ回転時の変形が搬送ローラ停止時に
復元することによる用紙搬送量を設定搬送層に付加して
搬送ローラ駆動時間を制御することにより、あるいは搬
送ローラの正転による用紙送り時に搬送ローラを逆転し
てから回転を停止することにより、用紙を正確に搬送す
ることができる。

本発明方法は記録手段による記録走査毎に用紙を送る画
像記録装置であれば如何なる装置にも適用でき、例えば
ファン／ミリ、複写機等に適用できる。また使用する用
紙は普通紙、感熱紙、感圧紙等、如何なる種類の用紙で
あってもよく、更にロール状あるいはシート状のいずれ
でもよい。

こ実施態様〕 以下、添付図面に基づいて本発明の実施態様を説明する
。

第１図は本発明方法を実施する拡大複写機の斜視図であ
る。本拡大複写機は例えば１へ４サイズの原稿をＡｌサ
イズに拡大複写する装置であり、原稿読取装置１と記録
装置２とからなる。

読取装置１は原稿を幅方向に走査して画像を読み取るイ
メージセンサを備え、原稿挿入口３から原稿４を読取装
置１に供給すると、原稿４はイメージセンサに走査され
るように搬送され、原稿排出口５から排出される。

記録装置２はロール状に巻回された幅５９４＋ｎ＋ｎの
感熱紙６を収容し、感熱紙６を幅方向に印字走査する３
個のサーマルヘッドを備えている。３個のサーマルヘッ
ドは有効主走査幅内に６４ドントを有し、同一幅走査線
上に等間隔で配置され、各サーマルヘッドが感熱紙６を
等距離同時に走査することにより幅方向にわたる１行の
印字が行なわれる。そして所定の記録が行なわれた感熱
紙６は排出口１２から排出される。

第２図は記録装置２の概略構成図である。ロール状に巻
回された感熱紙６はシリコンゴム、ポリアセタール等か
ら成形された二組の搬送ローラ７に挾持されるように装
填され、二組の搬送ローラ７間では所定の張力が与えら
れている。サーマルヘッド９は基台１０に固定され、プ
ラテン１１に支持された感熱紙６に接して感熱紙６を走
査して印字を行なう。そして感熱紙６の全幅にわたる１
回の印字走査が終了すると、基台１０は矢印Ａで示すヘ
ッド９が感熱紙６から離れる方向に軸８を中心に回転し
、ヘッド９が感熱紙６と接触しない状態で走査開始位置
に復帰動作を開始すると同時に搬送ローラ７を回転駆動
するモータ（図示せず）が作動して、感熱紙６を矢印Ｂ
て示す方向にヘッド９の主走査幅分送るように搬送ロー
ラ７を回転駆動する。そして感熱紙６がヘッド９の主走
査幅分送られた後、ヘッド９が再び感熱紙６に接する位
置まで基台１０が回転し次の印字走査を行なう。

第３図は上記作動を行なうためのタイミングチャートで
ある。第３図から明らかなようにヘッド９が感熱紙６を
印字走査後基台１０が回転してヘッド９が感熱紙６から
離隔し、同時に搬送ローラ７が回転して感熱紙６が主走
査方向に送られる。

ここで搬送ローラ駆動時間Ｔは感熱紙６をヘッド９の主
走査幅分送る時間であるが、任意に調節可能である。す
なわち搬送ローラ７は回転時に感熱紙挾持部近傍でわず
かに変形しており、停止時に変形が復元することにより
感熱紙６がわずかに搬送されるので、この復元による搬
送量を考、慮して駆動時間Ｔを変更することができる。

変形の復元による感熱紙６の搬送量及び搬送方向は、搬
送ローラフの材質や搬送ローラ７によって与えられる圧
力及び感熱紙６との摩擦力によってしかも複写機毎に異
なるので、この搬送量及び搬送方向は実験的に求釣られ
る。そして変形復元による感熱紙搬送方向が順方向であ
れば、搬送ローラフの回転による感熱紙搬送量が少なく
なるように搬送ローラ駆動時間Ｔを初期設定値より短く
設定し、変形復元による感熱紙搬送方向が逆方向であれ
ば、搬送ローラ７の回転による感熱紙搬送量が多くなる
ように搬送ローラ駆動時間Ｔを初期設定値より長く設定
する。例えばモータに供給するパルス数を４パルス増や
すと、行間に間隙が発生せず、また２パルス増やすと行
間の間隙は実用上問題はない。

また、搬送ローラ駆動時間Ｔ、は感熱紙６をヘッド９の
主走査幅分送る時間であり、搬送ローラ７が正転してい
る時間である。また搬送ローラ駆動時間Ｔ２は感熱紙送
り後に搬送ローラ７の変形を復元させるた必の時間であ
り、搬送ローラ７が逆転している時間である。すなわち
、感熱紙送り後に停止している搬送ローラ７の変形が復
元することによる感熱紙６の移動を防止するために、搬
送ローラ７の正転による感熱紙送り後に搬送ローラ７を
わずかに逆転させて搬送ローラ７の変形を復元させる。

搬送ローラフの変形量は、搬送ローラ７の材質及び感熱
紙６との摩擦力及び搬送ローラ７の押圧力によって複写
機毎に異なるので、搬送ローラ逆転時間Ｔ２は実験的に
求められる。

第４図は本複写機の作動制御を行なうためのブロック図
である。ＣＰＵはイメージセンサ及びサーマルヘッド及
び図示しない搬送ローラ等の駆動手段の作動を制御し、
イメージセンサにより読み取った画像情報をメモリに記
憶させ、メモリ内の画像情報を読み出してサーマルヘッ
ドに出力する。

そして半固定設定スイフチにより搬送ローラ正転駆動時
間Ｔ、Ｔ、及び逆転駆動時間Ｔ２等の変更を行なうため
の情報をＣＰＵに人力する。

〔発明の効果〕

本発明によれば、搬送ローラ回転時の変形が停止時に復
元することによる用紙搬送量を設定搬送量に付加して搬
送ローラ駆動時間を制御すること、あるいは搬送ローラ
の正転による用紙送り時に搬送ローラを逆転してから回
転を停止することにより、搬送ローラの回転停止時に用
紙は送りの順方向及び逆方向のいずれにも搬送力を受け
ることなく静止する。従って正確な用紙送り量を保証す
ることができ、正確な記録を行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明方法を実施する拡大複写機の斜視図、第
２図は記録装置の概略構成図、第３図は記録装置の作動
タイミングチャート、第４図は拡大複写機の制御ブロッ
ク図である。 図波符号： １　読取装置　　２　記録装置　　３　挿入口４　原稿
　５，１２　　排出口　　　６　感熱紙７　搬送ローラ
　８　軸　９　サーマルヘッド１０　基台　　　１１　
プラテン

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）少なくとも一方が弾性体からなる一対の搬送ローラ
   間に用紙を挟持し、記録手段により１行ずつ用紙を記録
   走査する毎に用紙を主走査方向に送る画像記録装置の用
   紙送り方法であって、前記搬送ローラ回転時の変形が復
   元することによる用紙搬送量を、搬送ローラの駆動制御
   で相殺することを特徴とする用紙送り方法。 ２）前記搬送ローラ回転時の変形が搬送ローラ停止時に
   復元することによる用紙搬送量を設定搬送量に付加して
   搬送ローラ駆動時間を制御することを特徴とする特許請
   求の範囲第１項に記載の用紙送り方法。 ３）前記搬送ローラの正転による用紙送り時に搬送ロー
   ラを逆転してから回転を停止することを特徴とする特許
   請求の範囲第１項に記載の用紙送り方法。