JP2903796B2 - シート材給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート材給送装置及び画像形成装置

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JP2903796B2
JP2903796B2 JP3237468A JP23746891A JP2903796B2 JP 2903796 B2 JP2903796 B2 JP 2903796B2 JP 3237468 A JP3237468 A JP 3237468A JP 23746891 A JP23746891 A JP 23746891A JP 2903796 B2 JP2903796 B2 JP 2903796B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B41J13/103Sheet holders, retainers, movable guides, or stationary guides for the sheet feeding section
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B41J13/26Registering devices
    • B41J13/32Means for positioning sheets in two directions under one control, e.g. for format control or orthogonal sheet positioning

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、ワードプロセ
ッサ・パーソナルコンピュータ等における情報出力装置
としての記録装置(プリンタ)や、複写機・ファクシミ
リなどの画像形成装置、その他各種のシート材使用機器
等において、シート材収容部(シート材積載台、同トレ
イ、同デッキ、着脱式給紙カセット、手差し給紙台等)
に積載されて、或は1枚宛載置セットされたシート材
(印字用紙・転写紙・感光紙・静電記録紙・印刷紙・O
HPシート・封筒・葉書・シート原稿など)を画像形成
部・露光部・加工部等のシート材処理部へ給送するシー
ト材給送装置(給紙装置)、及び画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】便宜上、図4に一例として示した、プリ
ンタのシート材給送装置を例にして説明する。
【0003】6はシート材収容部(シート材積載手段)
としてのシート材載置台(シート材ガイド手段)であ
り、前下りの傾斜面台として配設されている。8はこの
台の上面側に配設した押圧板(中底板)であり、バネ部
材8aで台内面から常時浮上がり付勢させてある。7は
台の先端側の両隅角部に設けたシート材1枚分離爪(シ
ート材分離手段)である。5は台6上に積載収容したシ
ート材(印字用紙、被記録体)であり、先端側を分離爪
7に揃えて係止させて載置される。
【0004】9は台6上のシート材に送りをかけるシー
ト材給送手段としての給送ローラである。9bは該給送
ローラの軸部、9aはこの軸部に一体のローラ部であ
る。この給紙ローラ9のローラ部9aに対して台6上の
積載セットシート材5の最上位シート材面がバネ部材8
aで浮き上げ付勢されている押圧板8による積載シート
材持ち上げ力で押圧接触している。
【0005】16は台6のシート材給送方向前方に配置
された、シート材搬送手段としての搬送ローラである。
16bは該搬送ローラの軸部、16aはこの軸部に一体
のローラ部である。
【0006】26は台6側からの給送シート材5を搬送
ローラ16の下面側へ案内する、前下り傾斜のシート材
ガイド板であり、その先端部側は搬送ローラ16のロー
ラ部16aのほぼ下半面に沿わせて円弧カーブさせ、該
ローラ16の左側面側へ延長させてある。
【0007】17A・17Bは搬送ローラ16の下面部
のシート材搬送方向上流側と下流側の2ケ所部において
夫々搬送ローラ16に不図示のバネ部材等で押圧させて
配設した第1と第2のピンチローラである。これ等のピ
ンチローラは夫々、シート材ガイド板26の円弧カーブ
部の面に設けた透孔26a・26aから搬送ローラ16
に臨んで該ローラ面に接触していて、搬送ローラ16の
回転駆動に従動して回転する。
【0008】15は搬送ローラ16の左側面側に該搬送
ローラ16に接近させて該ローラ16と略平行に配設し
たプラテンバーである。
【0009】11は往復動キャリッジであり、不図示の
案内レールと駆動手段とによりプラテンバー15に平行
に往復移動制御される。このキャリッジ11には記録ヘ
ッド12とインクリボンカセット13が搭載され、記録
ヘッド12はインクリボン14を中にしてプラテンバー
15に対向している。
【0010】而して給送ローラ9が矢印の時計方向に回
転駆動されることで台6上の積載シート材5の最上位の
シート材に送り出し力が働いてこの最上位のシート材の
先端辺両隅角部が分離爪7の上側へ乗り上げて分離爪7
から外れることで該最上位シート材のみが1枚分離され
て台6からガイド板26面に案内されて搬送ローラ16
と第1のピンチローラ17Aとの圧接ニップ部に向かっ
て給送されていく。
【0011】この給送シート材5が搬送ローラ16と第
1のピンチローラ17Aとにより中継ぎされてガイド板
26の円弧部内面で案内されて搬送ローラ16の下面に
沿って搬送され、更に搬送ローラ16と第2のピンチロ
ーラ17Bで中継ぎされて、搬送ローラ16の左側面側
へ搬送されシート材先端側がプランテンバー15とイン
クリボン14との間に進入していく。
【0012】その進入量が所定になると、搬送ローラ1
6の回転がシート材を印字1行分単位で間欠搬送する間
欠回転駆動制御に切換えられ、またキャリッジ11の往
復移動駆動制御、記録ヘッド12のヘッドダウン・ヘッ
ドアップ制御、インクリボン送り制御等が不図示の記録
制御回路により関係的に実行されることで給送シート材
5に対する記録処理が1行ずつ順次に実行されていく。
【0013】給送ローラ9の駆動は装置コスト低減等の
理由により搬送ローラ16を駆動する不図示の搬送モー
タと連動させる方法が多く用いられる。この場合、給送
ローラ9と搬送モータとの間にクラッチを設け駆動の切
り替えを行なう。このクラッチの切り替えを搬送モータ
を給紙時と逆方向に回転させることにより行なう方法が
もっとも簡素化された方法である。
【0014】このような方法の場合、給紙スタート信号
により搬送モータを正転駆動させると、この正転駆動力
がクラッチを介して給送ローラ9へ伝達されて該ローラ
9がシート材給送方向に回転して積載シート材5の最上
位シート材が1枚宛分離給送されていく。また搬送ロー
ラ16もシート材搬送方向に回転駆動状態となる。
【0015】給送ローラ9の回転による給送シート材5
の先端部が搬送ローラ16と第1のピンチローラ17A
との圧接ニップ部に到達し該圧接ニップ部を通って更に
所定長さ送り込まれた後、搬送モータは逆回転駆動に切
換え制御される。
【0016】搬送モータの逆回転で該モータと給送ロー
ラ9とのクラッチ連結が切り離され、給送ローラ9は回
転停止状態となる。搬送ローラ16はシート材搬送方向
とは逆方向Qの逆回転駆動となり、該搬送ローラ16と
第1のピンチローラ17Aとの圧接ニップ部を通って所
定長さ送り込まれた上記のシート材先端部が戻し搬送さ
れてシート材先端辺がローラ16・17Aの圧接ニップ
部から抜け出る。
【0017】このシート材先端部の戻し搬送により、回
転停止状態の給送ローラ9と、搬送ローラ16と第1の
ピンチローラ17Aとの圧接ニップ部間のシート材部分
にシート材の腰の強さ(剛性)に抗して実線示のように
たわみループができる。
【0018】このようなシート材のたわみループを作ら
せることでそのたわみ反力によりシート材先端辺が搬送
ローラ16と第1のピンチローラ17Aとの圧接ニップ
部に押圧され、シート材5が給送ローラ9側からもとも
と斜行給送された場合でも、そのシート材先端辺を搬送
ローラ16の長手方向に対して平行に揃えさせることが
可能となる。
【0019】次いで搬送モータが再び正転駆動に切換え
制御されることで、シート材搬送方向Pに回転した搬送
ローラ16とこれに圧接の第1のピンチローラ17Aと
の圧接ニップ部に上記のように先端辺が搬送ローラ16
の長手方向に平行化(斜行取り)されたシート材5が再
進入してシート材5が記録部12へ向って斜行なく中継
ぎ搬送されていく。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなシ
ート材給送装置においては、使用シート材5の種類を変
えたり、装置内の温湿度変化により、シート材の腰の強
さが増したとき、搬送ローラ16の前述の逆回転時にこ
の逆回転ローラ16によるシート材戻し移動力に対し
て、回転停止状態の給送ローラ9と搬送ローラ16との
間のシート材部分の腰の強さが打ち勝つ状態を生じるこ
とがある。
【0021】このような場合には搬送ローラ16と第1
のピンチローラ17Aとの圧接ニップ部に進入して挟み
込まれているシート材先端部と逆回転搬送ローラ16と
の間に滑りを生じてシート材の戻し移動がなされず、従
ってシート材戻し移動によるシート材ループ形成にもと
づくシート材斜行取りはなされないと共に、シート材面
に逆回転搬送ローラ16の滑りによるローラ跡が付いた
りしてシート材を傷めたりしてしまう。
【0022】また、シートの腰が強かったり、シートが
斜めにセットされ斜行状態で装置へ給送された場合など
は、前述の搬送ローラ逆回転動作時にできるループが不
均一であったり、搬送ローラ16と第1のピンチローラ
17Aとの圧接ニップ部に左右が均等に押圧されず、斜
行が残ってしまうことがあった。
【0023】本発明の目的は従来の上記のような問題を
解決し、斜行を防止し得るシート材給送装置及びそれを
用いた画像形成装置を提供せんとするものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は下記のような構
成を特徴とするシート材給送装置である。
【0025】(1)給送するためのシート材を収容する
シート材収容部と、該シート材収容部に収容されている
シート材に接して、シート材を給送するシート材給送手
段と、該シート材給送手段によって給送されたシート材
をシート材給送方向またはシート材給送方向とは逆方向
にニップ部で挟んで搬送するシート材搬送手段と、を有
し、 前記シート材搬送手段が給送されてきたシート材を
前記ニップ部で挟んでシート材給送方向に送った後にシ
ート材を逆方向に戻すことによりシート材の先端を該ニ
ップ部に沿って揃えるようにしたシート材給送装置にお
いて、前記シート材搬送手段によってシート材給送方向
とは逆方向にシート材が戻された際に、該シート材から
所定量より大きい力が前記シート材給送手段に付与され
たときには該シート材給送手段を逆転可能とし、前記所
定量より小さい力が付与されたときには逆転不可能とな
るように前記シート材給送手段に所定の回転負荷を与え
る負荷設定手段を備えたことを特徴とするシート材給送
装置。
【0026】(2)前記負荷設定手段が前記シート材給
送手段に与える回転負荷を、前記シート材搬送手段のシ
ート材搬送力よりも小さく、前記シート材給送手段でシ
ート材を給送するために必要な力よりも大きく設定した
ことを特徴とする(1)記載のシート材給送装置。
【0027】(3)前記負荷設定手段が前記シート材給
送手段に与える回転負荷を可変に設定する手段を有する
ことを特徴とする(1)記載のシート材給送装置。
【0028】(4)前記負荷設定手段はトルクリミッタ
であることを特徴とする(1)乃至(3)の何れか1項
に記載のシート材給送装置。
【0029】(5)前記シート材給送手段は回転制御さ
れる回転体であることを特徴とする(1)又は(2)
記載のシート材給送装置。
【0030】(6)給送するためのシート材を収容する
シート材収容部と、該シート材収容部に収容されている
シート材に接して、シート材を給送するシート材給送手
段と、該シート材給送手段によって給送されたシート材
をシート材給送方向またはシート材給送方向とは逆方向
にニップ部で挟んで搬送するシート材搬送手段と、を有
し、 前記シート材搬送手段が給送されてきたシート材を
前記ニップ部で挟んでシート材給送方向に送った後にシ
ート材を逆方向に戻すことによりシート材の先端を該ニ
ップ部に沿って揃えるようにしたシート材給送装置にお
いて、前記シート材搬送手段によってシート材給送方向
とは逆方向に戻されたシート材に、前記シート材給送手
段がシート材給送方向の付勢力を付与するための付勢手
段を前記シート材給送手段に設けたことを特徴とするシ
ート材給送装置。
【0031】(7)前記付勢手段は、前記シート材給送
手段をシート材を給送するための回 転方向に付勢するた
めのバネを有することを特徴とする(6)記載のシー
ト材給送装置。
【0032】(8)前記付勢手段は、前記シート材搬送
手段によって、シート材給送方向と逆方向に戻されたシ
ート材から所定量より大きい力が前記シート材給送手段
に付与されたときには該シート材給送手段を逆転可能と
し、前記所定量より小さい力が付与されたときには逆転
不可能となるように付勢力が設定されていることを特徴
とする(6)記載のシート材給送装置。
【0033】(9)給送するためのシート材を収容する
シート材収容部と、該シート材収容部に収容されている
シート材に接して、シート材を給送するシート材給送手
段と、該シート材給送手段によって給送されたシート材
をシート材給送方向またはシート材給送方向とは逆方向
にニップ部で挟んで搬送するシート材搬送手段と、 前記
シート材搬送手段により搬送されたシート材に画像形成
を行う画像形成手段と、を有し、 前記シート材搬送手段
が給送されてきたシート材を前記ニップ部で挟んでシー
ト材給送方向に送った後にシート材を逆方向に戻すこと
によりシート材の先端を該ニップ部に沿って揃えるよう
にした画像形成装置において、前記シート材搬送手段に
よってシート材給送方向とは逆方向にシート材が戻され
た際に、該シート材から所定量より大きい力が前記シー
ト材給送手段に付与されたときには該シート材給送手段
を逆転可能とし、前記所定量より小さい力が付与された
ときには逆転不可能となるように前記シート材給送手段
に所定の回転負荷を与える負荷設定手段を備えたことを
特徴とする画像形成装置。
【0034】(10)給送するためのシート材を収容す
シート材収容部と、該シート材収容部に収容されてい
シート材に接して、シート材を給送するシート材給送
手段と、該シート材給送手段によって給送されたシート
材をシート材給送方向またはシ ート材給送方向とは逆方
向にニップ部で挟んで搬送するシート材搬送手段と、
記シート材搬送手段により搬送されたシート材に画像形
成を行う画像形成手段と、を有し、 前記シート材搬送手
段が給送されてきたシート材を前記ニップ部で挟んでシ
ート材給送方向に送った後にシート材を逆方向に戻すこ
とによりシート材の先端を該ニップ部に沿って揃えるよ
うにした画像形成装置において、前記シート材搬送手段
によってシート材給送方向とは逆方向に戻されたシート
材に、前記シート材給送手段がシート材給送方向の付勢
力を付与するための付勢手段を前記シート材給送手段
設けたことを特徴とする画像形成装置。
【0035】
【作用】上記のようにシート材給送手段とシート材給送
駆動手段との間に負荷設定手段を設けることで、シート
材給送手段で給送したシート材の斜行取りのために、シ
ート材給送手段と、該シート材給送手段で給送されたシ
ート材を中継ぎして搬送するシート材搬送手段を関係的
に制御してシート材給送手段とシート材搬送手段との間
にシート材の腰の強さに抗してシート材のループを作ら
せる場合において、給送シート材の腰が強くてループ形
成ができない、もしくは困難である場合でも、シート材
ループの形成のために逆駆動させたシート材搬送手段に
よるシート材戻し移動力を停止状態のシート材給送手段
によるシート材押え力に打ち勝たせるようにすることが
でき、該シート材押え力に抗してシート材が容易に戻し
移動することでシート材の斜行姿勢が修正されて斜行取
り作用がなされる。
【0036】
【0037】従って使用シート材の種類や装置内の温湿
度状態によるシート材の腰の強さの如何に拘らずシート
材を傷めることなく常に確実に斜行取りして給送させる
ことが可能となる。
【0038】また上記のような作用効果は、シート材給
送駆動手段とシート材給送手段の間に、シート材給送手
段が、シート材搬送手段によってシート材給送方向の逆
方向 に戻されたシート材による力を受けたときのみ作用
する付勢手段を設けた構成としたときも同様であり、シ
ート材の種類やシート材収容部へのセット方法によらず
シート材を斜行させることなくシート材給送手段の駆動
により確実に給送させることができる。
【0039】
【実施例】
<実施例1>(図1〜15) 本実施例は、本発明に従うシート材給送装置を適用した
ワードプロセッサである。
【0040】 (1)ワードプロセッサの概略構成(図1〜4) 図1はワードプロセッサの全体的な外観斜視図である。
【0041】1は情報を入力するためのキーボード部、
2は情報を表示するためのCRT等を主体とする表示装
置部、3は給送シート材に情報を印字する記録装置部
(プリンタ部)、4はこの記録装置部へ被記録体として
のシート材(印字用紙)を給送するシート材給送装置部
(以下、給紙装置部又は給紙装置と記す)である。
【0042】記録装置部3は表示装置部2の上部に配設
してあり、給紙装置部4は記録装置部3の上側に搭載し
て配設してある。図2・図3は夫々給紙装置部4と記録
装置部3の内部をみせた切り欠き斜視図である。
【0043】図4は給紙装置部4から記録装置部3への
シート材給搬送経路を示しており、この図は既に説明し
た通りである。
【0044】 (2)給紙装置4(図2、4〜6) 給紙装置4は前下り傾斜のシート材載置台6上に積載セ
ットしたシート材5の最上位シート材を給送ローラ9と
分離爪7とで1枚分離給送するものである。
【0045】シート材給送手段としての給送ローラ9は
そのローラ軸9bの両端部をシート材載置台6のフレー
ム19に回転自由に軸受支持させてあり、この軸9bの
一端側に後述する駆動伝達手段10(図2、8、9)を
設けてあり、この駆動伝達手段10と記録装置3側のシ
ート材搬送駆動手段である後述する搬送モータ18(図
3)とを連絡させてある。
【0046】図5は給紙装置4のシート材給送ローラ9
と記録装置3側のシート材搬送ローラ16との位置関係
を示す図であり、給送ローラ9は軸9bの長手中央部に
軸9bに一体にローラ部9aを1つ設けたものであり、
搬送ローラ16は軸16bの中央部よりも左側と右側と
に軸16bに一体に左右2つのローラ部16a・16a
を設けたものであり、給送ローラ9のローラ部9aは搬
送ローラ16の上記左右2つのローラ部16a・16a
の間に対応する関係位置になっている。
【0047】 (3)給送シート材の斜行取り動作(図5・6) 図5は給紙装置部4から1枚分離給送されたシート材5
が斜行して搬送ローラ16と第1のピンチローラ17A
・17Aの間に到達した状態を示している。
【0048】この図ではシート材5の先端辺右端側5R
が先行してシート材が斜行給送されたため、その先端辺
右端側5Rがそれに対応する右側の搬送ローラ16と第
1のピンチローラ17Aの圧接ニップ部に十分到達して
進入しているが、先端辺左端側5Lはそれに対応する左
側の搬送ローラ16と第1のピンチローラ17Aの圧接
ニップ部から外れている。
【0049】この状態から後述するクラッチ切り離し動
作のために搬送ローラ16をシート材給送方向とは逆方
向Qに逆回転すると、シート材5の先端辺左端側5Lは
左側の搬送ローラ16と第1のピンチローラ17Aとの
圧接ニップ部から外れているから搬送ローラ16の逆回
転による戻し移動を生じないが、シート材5の先端辺右
端側5Rは右側の搬送ローラ16と第1のピンチローラ
17Aとの圧接ニップ部に進入しているので搬送ローラ
16の逆回転による戻し移動Aの作用を受けてシート材
の該先端辺右端側5Rが戻し移動されて右側の搬送ロー
ラ16と第1のピンチローラ17Aの圧接ニップ部から
外れる。
【0050】この場合、シート材5が腰の強さが弱いも
のであるときは、この先端辺右端側5Rの戻し移動Aで
給送ローラ9と搬送ローラ16との間でシート材のたわ
みループ5aが形成され、そのたわみ反力でシート材5
の先端辺が2点鎖線示5bのように左側の搬送ローラ1
6と第1のピンチローラ17Aの圧接ニップ部、及び右
側の搬送ローラ16と第1のピンチローラ17Aの圧接
ニップ部に突き当たり状態となる。
【0051】即ち斜行給送されたシート材5の先端辺が
左右の搬送ローラ16の長手方向に対して平行に揃えら
れた状態となる。従って次に搬送ローラ16が正回転P
されたときシート材5は斜行なく前述の記録部(印字
部)12へ搬送される。
【0052】また、シート材5が腰の強さが強いもので
あるときは、搬送ローラ16の逆回転Qによるシート材
5の先端辺右端側5Rの戻し移動Aでシート材5が給送
ローラ9との接触部を中心に図6の矢印Cの反時計方向
へ回動され、シート材5の先端辺右端側5Rが右側の搬
送ローラ26と第1のピンチローラ17Aとの圧接ニッ
プ部から抜け外れて戻し移動力Aを受けなくなるまで回
動する。これによりシート材5の先端辺がその全長にわ
たって図6の2点鎖線示5bのように左側の搬送ローラ
16との第1のピンチローラ17Aの圧接ニップ部、及
び右側の搬送ローラ16と第1のピンチローラ17Aの
圧接ニップ部に夫々当った状態となる。即ちこの場合
も、斜行給送されたシート材5の先端辺が左右の搬送ロ
ーラ16の長手方向に対して平行に揃えられた状態とな
る。従って次に搬送ローラ16が正回転Pされたときシ
ート材5は斜行なく記録部12へ搬送される。
【0053】この図6の場合において、シート材5に給
送ローラ9を中心とするC方向への回動が生じないと、
シート材5の先端辺右端側5Rが右側の搬送ローラ16
と第1のピンチローラ17Aの圧接ニップ部から戻し移
動させず、斜行修正がなされないばかりか、このシート
材部分と逆回転の搬送ローラ16とで滑りを生じてその
シート材部分を傷めたりする可能性がある。
【0054】シート材5に給送ローラ9を中心とするC
方向への回動を生じさせるためには、給送ローラ9をシ
ート材給送方向とは逆方向へ回転させるか、給送ローラ
9とシート材5との押圧接触摩擦力より強い力でシート
材5を搬送ローラ16の逆回転により戻し移動Aさせる
必要がある。
【0055】上記後者の給送ローラ9とシート材5との
押圧接触摩擦力より強い力でシート材5を戻し移動させ
る場合、該摩擦力は給送ローラ9とシート材5との押圧
力と給送ローラ9の摩擦係数で決定され、更に該押圧力
と摩擦係数はシート材5を1枚分離給送するために必要
な力によって定まる。
【0056】通常、給送ローラ9とシート材5との押圧
力は200〜500g、給送ローラ9の摩擦係数は1〜
1.5で設定され、押圧力は弱いとシート材1枚分離給
送ができないか、不確実となり、逆に強いとシート材を
2枚以上一度に給送してしまういわゆる重送が発生する
可能性がある。
【0057】このように定められた押圧力及び摩擦係数
を持つ給送手段としての給送ローラ9においては搬送ロ
ーラ16の逆回転によるシート材材戻し移動力では前記
摩擦力に抗してシート材をC方向へ回動させることが難
しく、さらにシート材5の腰の強さが強いと前述図5に
おけるような給送ローラ9と搬送ローラ16との間での
シート材ループ5aができないため逆回転された搬送ロ
ーラ16とピンチローラ17Aとの間でローラ16とシ
ート材部分とが滑りを生じることになる。
【0058】従って、押圧力及び摩擦係数は前述の通り
小さくすることができないため、シート材5の腰が強い
場合は、シート材5に図6のようなC方向への回動を生
じさせるためには給送ローラ9をシート材給送方向とは
逆方向に回転させる必要がある。
【0059】 (4)クラッチ(図8〜10) 次に搬送モータ18(図3)から給送ローラ9への動力
の伝達/切り離しを行うクラッチについて説明する。
【0060】給送ローラ9の軸9bの一端側には図8・
9に示すように駆動伝達手段10を構成する給紙ギア1
0a、クラッチ10b、クラッチギア10c等が配設さ
られている。
【0061】給紙ギア10aは軸9bに同心一体に固着
されており、クラッチ10bは軸9bに同心に回転フリ
ーに支持させた筒形部材であり、クラッチギア10cも
軸9bに同心に回転フリーに支持させてある。クラッチ
10bは給紙ギア10aの外側に同心に位置させてあ
る。
【0062】クラッチギア10cのクラッチ10b側の
側面にはクラッチ爪10dを揺動自由に設けてあり、ク
ラッチギア10cが回転すると該クラッチ爪10dの先
端が筒形クラッチ10bの外周上を摺動する。クラッチ
爪10dはばね(不図示)で常時クラッチ10b側へ支
軸を中心に回動付勢させてあり、また支軸の軸線方向に
ある程度スライド移動できる自由度をもたせてある。
【0063】図8はクラッチ−オンの状態を示してお
り、クラッチ10bの外周に形成された切り欠き孔10
e内にクラッチ爪10dの先端部が落ちこんでいて給紙
ギア10aと係合している。この状態において、搬送モ
ータ18の正転力が中継ギアトレインG(図は最後の一
枚のみを示した)を介してクラッチギア10cへ伝達さ
れると、クラッチギア10cの回転が給紙ギア10aへ
伝達され、給紙ローラ9が矢示のシート材給送方向に回
転する。
【0064】図9は搬送モータ18の逆駆動によりクラ
ッチ爪10dが給紙ギア10aから外れたクラッチ−オ
フの状態を示している。
【0065】図10の(A)はクラッチ爪10dが摺動
するクラッチ10bの周面の展開図、同図(B)・
(C)は夫々(A)図のBーB線とCーC線に沿う断面
図である。この図において、クラッチ10bの周面上に
はHP1、HP2のストッパがあり、S1は前記切り欠
き孔10eを示す。
【0066】HP1側の領域SHP1と、HP2側の領
域SHP2の境界にLa及びLbの段差境界線があり、
前記クラッチ爪10dがHP1からHP2へ移動する時
はHP1→Lb→HP2を移動し、HP2からHP1へ
移動する時はHP2→La→HP1を移動するようにな
っている。
【0067】クラッチ爪10dがHP2からHP1へ移
動する方向が前記給送ローラ9がシート材正送りを行う
方向であり、HP1からHP2へ移動する方向が逆送り
を行う方向である。図8〜10においてクラッチ爪10
dが任意の位置にあっても、該クラッチ10bを切り欠
き孔S1に確実に挿入させるために初期化動作が行わ
れ、該クラッチ爪10dはHP1へ移動する。HP1か
らS1までの距離は一定(本例は印字4行分)でありH
P1にクラッチ爪10dが位置しておればこれをS1へ
確実に移動させることは容易である。
【0068】前記初期化動作は、クラッチ爪10dがS
1及びS1とLbで囲まれる領域にあるとき該クラッチ
爪10dをHP1方向へ移動させると該クラッチ爪10
dがS1内へ挿入されクラッチ−オンの状態となってし
まうため、これを避けるためにクラッチ爪10dを初期
にHP2へ移動させて実施される。
【0069】前記クラッチ爪10dはSHP2→HP1
へ確実に移動するから、初期化動作はすべてHP2側へ
該クラッチ爪10dを移動させ、その後HP1へ移動さ
せる動作によって行うことができる。
【0070】このようにして搬送モータ18を正逆回転
させることにより、給送ローラ9への駆動伝達を切り替
えることが可能となる。
【0071】 (5)トルクリミッタ(図8・9・11・12) 9cは給送ローラ9の軸9bの一端に外嵌した負荷設定
手段(トルクリミッタ)としての軸締め付けバネであ
る。該バネ9cの一端部9c1 (図11・12)はフレ
ーム19に設けられた2つの突起部19a間に挟ませて
固定させてある。
【0072】このトルクミリッタとしての該バネ9c
は、給送ローラ9に給紙順方向e(図8・11)への力
が作用したときには給送ローラ9にその方向eへの回転
を実質的に負荷なく許容し、逆に給送ローラ9に給紙逆
方向f(図12)への力が作用したときにはバネ9cの
内径が小さくなり、軸9bを締め付ける作用となって給
送ローラ9の給紙逆方向への回転を規制する働きをす
る。
【0073】バネ9cが軸9bを締め付ける力は、給送
ローラ9によるシート材5の1枚分離給送時の最大給送
力より大きく、且つ搬送ローラ16とピンチローラ17
A・17Bによるシート材搬送力よりも小さい。
【0074】9dは使用シート材の種類や装置内の温湿
度によって上記トルクリミッタの作動力を変化させる手
段としてのクラッチレバーである。
【0075】このクラッチレバー9dは給送ローラ軸9
bに回動自由に支持させてあり、該レバー9dの先端側
は軸9bを中心とする円弧ギア9d1 としてあり、この
クラッチレバー9dをフレーム19に枢着したギア9f
に噛合させてある。ギア9fは不図示のクラッチモータ
により正逆回転角制御され、該ギア9fの正逆回動に連
動してクラッチレバー9dが軸9bを中心に正逆回動揺
動する。このクラッチレバー9dには前記トルクリミッ
タとしての締め付けバネ9cの他端部9c2 に対する突
起部9eを植設してある。
【0076】この突起部9eは給送ローラ9に前述の給
紙逆方向f(図12)の回転力が作用したときに回動移
動するバネ9cの該他端部9c2 を受け止めて該他端部
9c2 の回動移動量を規制してバネ9cの内径がそれ以
上小さくなるのを妨げる。つまりバネ9cの軸9bを締
め付ける力を制限する作用をするものである。クラッチ
レバー9dが回動制御されると該突起部9eの、バネ9
cの他端部9c2 に対する位置が変更されることで、バ
ネ9cの内径を制御、即ちバネ9cの軸9bを締め付け
る力を制御することが可能となり、これにより前記給送
ローラ9がシート材の搬送力により逆回転する力を変化
させることができる。
【0077】給送ローラ9により給送されたシート材5
の先端部が搬送ローラ16とこの搬送ローラに圧接して
いる第1のピンチローラ17Aの間を乗り越え、さらに
給送ローラ9を駆動回転させた後、搬送ローラ16をシ
ート材5の先端が搬送ローラ16とピンチローラ17A
の間に戻るまで逆回転させると、前記給送ローラ9の軸
9bに取付けたトルクリミッタ9cの作動により該給送
ローラ9は逆回転することが阻止され、シート材5は図
4の実線示のように搬送ローラ16と給送ローラ9との
間の部分がループ状態となる。
【0078】このようなループを作ることでシート材5
自身の腰の強さによりシート材5の先端が搬送ローラ1
6とピンチローラ17Aとの圧接ニップ部に押圧され、
この押圧する力によってシート材先端辺を搬送ローラ1
6の長手方向に対して平行に揃えることができ、シート
材を斜行させずに搬送ローラに給送することが可能とな
る。
【0079】図13に示したシート材5の厚みtとルー
プ形成時の給送ローラ9への負荷の関係の図を用いて、
トルクリミッタの作動について説明する。
【0080】ここでは、シート材5が一般的によく使用
される普通紙と葉書である場合について説明する。通
常、普通紙の厚みは40〜100μm、葉書の厚みは2
30μmであり、葉書の方が2〜5倍厚いため腰の強さ
も大きく異なる。
【0081】さらにシート材は湿度により腰の強さが変
化し、図13の2本の実線は湿度10%と湿度80%の
時にループを作った場合の腰の強さによる給送ローラ9
へ付与する負荷変化を示している。一般に湿度が低いほ
うが負荷が大きく、またシート材の厚みが厚いほうが負
荷が大きい。前記給送ローラ9のシート材給送方向と逆
方向への回転負荷(この負荷以下では回転しない)はシ
ート材の分離力よりも大きい必要があり、そのため通常
は図13の一点破線(イ)で示される負荷に設定されて
いる。この場合、普通紙は湿度にかかわらず常に一点破
線(イ)よりも負荷は小さいため、前記搬送ローラ16
を逆転させるとループを作る。
【0082】しかし、葉書の場合は前記搬送ローラ16
を逆転させても実線(ニ)の範囲ではループができる
が、(ハ)の範囲ではループができず(図4の破線)、
前記給送ローラ9が逆回転するか、該給送ローラ9との
間で滑りが生じシート材に該給送ローラの跡が残ったり
する不安定な状態となる。
【0083】そこで、葉書の場合は前記トルクリミッタ
9cの作動力を一点破線(ホ)まで小さくすることによ
り、逆搬送されたシート材の搬送力がトルクリミッタ9
cの作動力に打ち勝ち、前記給送ローラ9を常に逆回転
させることが可能となるためシート材に前記給送ローラ
の跡が残ることもない。
【0084】また、トルクリミッタ9cの作動力を一点
破線(イ)よりも大きくして葉書の場合も常にループを
作る方法もあるが、この方法の場合は葉書は屈曲してし
まう、あるいは装置の強度を上げる必要がある等の問題
があり適当ではない。
【0085】このようにシート材の種類や装置の温湿度
の影響によりシート材自身の腰の強さが代わるため、前
述の逆搬送されたシート材の搬送力も変化してしまう。
そのためシート材の種類や装置の温湿度により前記突起
部9eの位置を変えることにより、前述の逆搬送力より
小さい力で前記給送ローラが逆転するようにトルクリミ
ッタとしての締め付けバネ9cのバネ力を設定すること
が可能となる。
【0086】また本実施例では給送ローラ9のローラ部
9aが1ケの場合を説明したが、例えば第7図のように
給送ローラ部9aが2ケの場合は一対の給送ローラ部9
a・9aの中心と一対の搬送ローラ部16a・16aの
中心がシート材給送方向に略同一線上に位置するように
設け、前述のトルクリミッタは2ケの給送ローラ各々に
取り付けることにより前述の給送ローラ部1ケの場合と
同一方法で実施することが可能となる。
【0087】 (6)温湿度検出手段 給紙装置及び該給紙装置を用いる記録装置内の温湿度を
検出するための不図示の温湿度検出手段が装置内の適所
に取り付けられており、該温度検出手段は温度サーミス
タ等で、湿度検出手段は静電容量式感湿素子等で構成さ
れている。前記温湿度検出手段により装置内の温湿度を
検出し、温湿度に応じて記録ヘッド12への通電量を自
動的に変化させたり、前記トルクリミッタ9cを制御す
るクラッチモータの制御を自動的に行なわせることが可
能となる。
【0088】 (7)記録装置3について。
【0089】図3において、キャリッジ11はガイドシ
ャフト20にスライド可能に取り付けられ、このガイド
シャフト20の両端は記録フレーム21に固定されてい
る。また前記記録フレーム21にはキャリッジモータ2
2と連動した図示しない駆動プーリの従動プーリが取り
付けられ、このプーリ間に張設されたタイミングベルト
23がキャリッジ11に接続されている。これにより前
記キャリッジモータ22が正逆回転すると、前記キャリ
ッジ11がガイドシャフト20に沿って往復走行するも
のである。
【0090】また前記キャリッジ11の所定位置にはイ
ンクリボンカセット13の巻取コア13cに嵌合し、キ
ャリッジ11の矢印b方向への走行に沿って回転してイ
ンクリボン14を前記巻取コアに巻き取るための巻取軸
24が設けられている。
【0091】インクリボンカセット13は容器13a内
に供給コア13b及び巻取りコア13cが各々回動可能
に収容されており、前記供給コア13bにインクリボン
14が巻き付けられている。該インクリボン14は供給
コア13bから容器13aに形成された凹部13dで一
旦露出し、巻取コア13cに巻き付けられている。
【0092】前記インクリボン14は長尺状フィルムに
熱転写性(熱溶融性、熱軟化性、熱昇華性等)インクを
塗布したものである。また前記インクリボンカセット1
3がキャリッジ11に突設された係止突起11aに係止
されてキャリッジ11上に装填可能になっている。尚、
前記カセット13をキャリッジ11に装填したときに巻
取軸24が巻取コア13cに嵌合し、巻取軸24の回転
によって巻取コア13cが回転するものである。
【0093】記録手段は本実施例では熱記録ヘッド12
で構成しており、ヘッド基板上に通電により発熱する複
数の発熱素子を一列に配列してなる。該記録ヘッド12
は図3に示すようにキャリッジ11に搭載され、該キャ
リッジ11にインクリボンカセット13を装填したとき
の容器凹部13dに位置する如く構成されている。
【0094】また、記録ヘッド12は図示しないソレノ
イド等の付勢手段により矢印a方向へアップダウンする
如く構成され、ヘッドダウンすると裏面をプラテン15
で支持されたシート材5にインクリボン14のインク塗
布面を圧接し、ヘッドアップするとインクリボン14を
シート材5から離隔する如く構成している。
【0095】従って前記記録ヘッド12をヘッドダウン
した状態で前記キャリッジ11を矢印b方向へ走行し、
その走行と同期して記録ヘッド12を選択的に発熱させ
ると、その熱により溶融したインクがシート材5に転写
記録されるものである。
【0096】尚記録に際して供給コア13bから繰り出
されたインクリボン14は巻取軸24の回転により巻取
コア13cに巻き取られる。
【0097】このようにして一行記録が終了すると、記
録ヘッド12はヘッドアップし、キャリッジ11がホー
ムポジションに戻り、シート材5が図3の矢印c方向へ
一行分搬送される。
【0098】前記シート材5を搬送する搬送手段16は
前述したように搬送ローラ16aとこれに圧接するピン
チローラ17からなり、搬送ローラ16に駆動伝達ギア
列を介して搬送モータ18を連結してなる。
【0099】したがって搬送モータ18を駆動すると搬
送ローラ16が回転し、給紙装置4より給送されたシー
ト材5が搬送ローラ16の周面に沿ってUターン搬送さ
れ、且つプラテン15とインクリボン14との間を通っ
て矢印c方向へ搬送されるものである。
【0100】 (8)制御手段(図14) 次に給紙装置4及びこの給紙装置を用いる記録装置3を
駆動制御する制御手段について説明する。
【0101】図14は制御系のブロック図である。この
ブロック図は各ブロックの接続関係のみを示し、詳細な
コントロールラインは省略してある。また破線で囲まれ
た部分がCPUユニットである。
【0102】CPU30は中央演算処理装置であり、後
述のROM31やフロッピーディスクドライバー32
(図1)等からプログラムや各種データを読み出し、必
要な演算や判断を行い、各種の制御を行うものである。
【0103】ROM31は読み出し専用メモリであり、
CPU30が動作するための各種プログラムや文字コー
ド、ドットパターン(キャラクタジェネレータ;CG)
等記録に必要な各種データを格納している。
【0104】RAM33はリードライトメモリーであ
り、CPU30が命令中のデータや演算結果を一時貯え
ておくワーキングエリア、キーボード1、外部インター
フェース部37或はフロッピディスクドライバー32等
から入力された各種データを格納しておくバッファエリ
ア、文書を保存しておくテキストエリア等からなってい
る。
【0105】またCPUユニットは記録ヘッドドライバ
ー34、モータドライバー35、及び検出部36を介し
てプリンタユニット37と接続されている。
【0106】記録ヘッドドライバー34はCPU30の
制御により、プリンタユニット3に設けられている前記
記録ヘッド12を駆動し、モータドライバー35はCP
U30の制御によって搬送モータ18(図3)、キャリ
ッジモータ22(同)及び給紙装置4のクラッチモータ
等を駆動する。
【0107】検出部36はプリンタユニット3に設けら
れたリボンの有無等を検出するリボンセンサー、あるい
は装置内の温湿度を検出する温湿度検出センサー等から
検出情報をCPU30に伝達する。電源38は記録ヘッ
ド12の駆動用電源VH 、搬送モータ18、キャリッジ
モータ22、クラッチモータ等の駆動用電源VM 、フロ
ッピィディスクドライバー32の駆動用電源VFDD 、並
びにその他のロジック回路用電源VCCを供給制御する。
またコントローラ39はCPU30の制御により前記記
録ヘッド12の記録データ転送を行ったり、駆動電源V
H の電圧電流を変化させたり、各種の制御を行う。
【0108】CPUユニットにはキーボードコネクタ
(KBC)40を介して記録や編集等に必要な各種デー
タを入力するキーボード1が接続されている。
【0109】またCPUユニットにはCRTコネクタ
(CRTC)41を介してキーボード1より入力された
データや各種情報を表示するためのCRTで構成した表
示部2が接続されている。尚、この表示部2はCRTの
代わりに液晶表示等の他の構成にしても良い。
【0110】さらにCPUユニットにはフロッピィディ
スクドライバーコネクタ(FDDC)42を介してフロ
ッピィディスクドライバー32が接続されている。な
お、フロッピィディスクの代わりにハードディスク或は
外部RAM等を接続するようにしても良い。
【0111】CPUユニットはインターフェースコネク
タ(IFC)43を介して外部制御装置による記録装置
3の制御や外部機器との通信を行うためのRS232C
44、セントロニクス45、モデム46等のインターフ
ェースを接続することも可能である。
【0112】 (9)制御手順(図15) 次に前記構成よりなる給紙装置4及び記録装置3によっ
て記録を行う場合の制御手順を図15のフローチャート
を参照して説明する。
【0113】この記録装置3は先ず記録命令が指定され
ると、温湿度検出手段によって装置内の温湿度を検出
し、更に前記キーボード1等から入力された或はシート
材の種類を検出する手段により検出されたシート材の情
報を判断し、使用シート材に最適なトルクリミッタ9c
のバネ力が得られるクラッチレバー9dの回動位置を決
定する(ステップS1、S2、S3)。
【0114】クラッチモータを駆動してこの決定された
位置へクラッチレバー9dを駆動する(同S4)。
【0115】その後、搬送はモータを逆転10行分さら
に正転10行分回転させ、前述のクラッチ爪10dをH
P1(図10)へ移動させる(同S5)。
【0116】次に、前記搬送モータ18を逆方向に4行
分回転させクラッチ爪10dをHP1から孔S1(10
e)へ移動させてクラッチ−オンの状態(図8)にする
(同S6)。
【0117】その後、前記搬送モータを正転駆動するこ
とにより給送ローラ9が回転しシート材が記録装置3へ
給送される(同S7)。
【0118】そしてシート材の先端が搬送ローラ16と
第1のピンチローラ17Aの間を越えた位置に達したら
搬送モータの駆動を停止する(同S8)。
【0119】次に、搬送モータ18を逆転駆動すること
により前記搬送ローラ16を逆回転させ(同S9)、シ
ート材5の先端が搬送ローラ16と第1のピンチローラ
17Aの間の位置に戻った時点で前記搬送モータの駆動
を停止する(同S10)。
【0120】更に搬送モータ18を正転に駆動し、シー
ト材を前記記録ヘッド12がシート材に記録する位置
(印字部)に対向するまで搬送し、この後搬送モータの
駆動を停止する(同S11、S12、S13)。
【0121】これにより、記録ヘッドでシート材に記録
するための所望の位置までシート材を搬送することがで
きる。
【0122】 <実施例2>(図16〜20) 本実施例は上述実施例1において、シート材給送手段と
しての給送ローラ9と、給送駆動手段10(給紙ギア1
0a・クラッチ10b・クラッチギア10c等)との間
に設ける負荷設定手段としてのトルクリミッタ機構9a
・9c・9d・9e・9f(図8・9・11・12)に
代えて、図16〜19のように、給送手段としての給送
ローラ9と給送駆動手段10との間に、給送ローラ9が
シート材を給送する方向eと反対方向fに力を受けたと
きのみ作用する付勢手段としての蓄力機構9g〜9jを
設けたものである。
【0123】ワードプロセッサ構成、給紙装置構成、斜
行取り動作、クラッチ、記録装置、制御手段等の他の構
成は実施例1と同じである。
【0124】 (1)付勢手段(蓄力機構9g〜9j) 給送ローラ9の軸9bの一端に一方向ベアリング9iを
介してバネホルダ9hが取りつけられ、給送ローラ9が
シート材を給送する方向eとは反対のf方向(図19)
へ回転したとき一方向ベアリング9iにより該バネホル
ダ9hがf方向へ回転するようになっている。さらにバ
ネホルダ9hに一体のピン9jにバネ9gの一端が固着
され、他端がフレーム19の突起部19bに固着されて
いる。
【0125】図18は給送ローラ9がシート材を給送す
る方向eに回転駆動(正送り)されている状態時を表わ
しており、このときは給送ローラ9はその回転方向に対
して蓄力機構9g〜9jによる力を受けない。
【0126】図19は給送ローラ9がシート材を給送す
る方向とは逆方向fに回転(逆送り)している状態時を
表わしており、このときはバネホルダ9hが一方向ベア
リング9iを介してバネ9gに抗してf方向に回転して
バネ9gがチャージされ、給送ローラ9を正方向eに付
勢する。
【0127】したがって搬送ローラ16の逆回転Qによ
りシート材5が給送方向と逆方向に移動しようとする力
が前記バネ力よりも大きければ給送ローラ9を逆回転さ
せることが可能となる。また腰の弱いシート材つまり給
送方向eと逆方向fへの戻し力が弱い場合でも前記バネ
力を弱くすれば給送ローラ9を逆方向fへ回転させるこ
とができる。即ち前記バネ力をシート材の戻し力よりも
強く設定すれば給送ローラ9は逆回転せず、また弱く設
定すれば給送ローラ9を逆回転させることが可能とな
る。
【0128】前述の図5の状態から前述のクラッチ切り
離し動作のために搬送ローラ16を給送方向Pとは逆方
向Qに逆回転すると、シート材5の先端辺左端側5Lは
左側の搬送ローラ16と第1のピンチローラ17Aとの
圧接ニップ部から外れているから搬送ローラ16の逆回
転による戻し移動を生じないが、シート材5の先端辺右
端側5Rは右側の搬送ローラ16と第1のピンチローラ
17Aとの圧接ニップ部に進入しているので搬送ローラ
16の逆回転による戻し移動Aの作用を受けてシート材
の該先端辺右端側5Rが戻し移動されて右側の搬送ロー
ラ16と第1のピンチローラ17Aの圧接ニップ部から
外れる。
【0129】この戻し移動時にシート材5により給送ロ
ーラ9が逆方向に回転され、それとともにバネ9gがチ
ャージされる。この状態で搬送ローラ16の逆回転が停
止するとシート材5は前記バネ力により先端辺が搬送ロ
ーラ16と第1のピンチローラ17Aの圧接ニップ部に
突き当たり状態となり、左右の搬送ローラ16の長手方
向に平行に揃えられた状態となる。
【0130】したがって次に搬送ローラ16が正回転P
されたときシート材5は斜行なく前述の記録部12へ搬
送される。このように、給送ローラ9を逆回転させるこ
とによりシート材5の斜行取りを行うことができる。
【0131】 (2)制御手順 次に前記構成よりなる給紙装置及び記録装置によって記
録を行う場合の制御手順を図20のフローチャートを参
照して説明する。
【0132】この記録装置は先ず記録命令が指定される
と(ステップS1)、搬送モータ18を逆転10行分さ
らに正転10行分回転させ、前述のクラッチ爪10dを
HP1(図10)へ移動させる(ステップS2)。
【0133】次に、前記搬送モータ18を逆方向に4行
分回転させクラッチ爪10dをHP1からS1(図1
0)の孔へ移動させてクラッチONの状態にする(ステ
ップS3)。
【0134】その後、前記搬送モータ18を正転駆動す
ることにより給送ローラ9が回転しシート材5が記録装
置へ給送される(ステップ4)。
【0135】シート材の先端が搬送ローラ16とピンチ
ローラ17Aの間を越えた位置に達したら前記給送モー
タと搬送モータの駆動を停止する(ステップS5)。
【0136】次に、搬送モータ18を逆転駆動すること
により前記搬送ローラ16を逆回転させ(ステップS
6)、シート材5の先端が搬送ローラ16とピンチロー
ラ17Aの間の位置に戻った時点で前記搬送モータ18
の駆動を停止する(ステップS7)。
【0137】更に、搬送モータ18を正転に駆動し、前
記記録ヘッド12がシート材に記録する位置に対向する
まで搬送し、その後搬送モータ18の駆動を停止する
(ステップS8、S9、S10)。
【0138】これにより、記録ヘッド12でシート材5
に記録するための所望の位置までシート材5を搬送する
ことができる。
【0139】 <変形例等> (1)実施例1・2ではシリアル型の熱転写方式の装置
を例示したが、本発明はライン型の熱転写方式に適用す
ることも可能であり、さらに本発明は記録方式として熱
転写方式に限定されることなく、インクジェット方式、
ワイヤードット方式、レーザービーム方式等各種の記録
方式に適用することが可能である。
【0140】(2)また、記録装置のシート材搬送手段
としてシート材を搬送ローラ周面に巻き付ける方式を例
示したが、本発明はこれに限定されることなく搬送ロー
ラとピンチローラ圧接部のみで搬送する水平搬送方式、
ベルトを用いて搬送するベルト搬送方式等にも適用する
ことが可能である。
【0141】(3)さらに給紙装置のシート材分離手段
として分離爪方式を例示したが、本発明はこれに限定さ
れることなく斜面を利用して分離する斜面分離方式、分
離パッドの摩擦力を利用して分離する分離パッド方式等
にも適用することが可能である。
【0142】
【0143】(4)実施例1において、クラッチレバー
の駆動をモータにより行ったが、本発明はこれに限定さ
れることなく、給送駆動手段と連動させる方法、ソレノ
イド等の駆動手段を用いる方法、手動で行う方法等にも
適用することができる。
【0144】(5)実施例2において、給送ローラに取
りつけたバネ9gはシート材5の逆進量が一定であれば
チャージされる力も一定となる場合を説明したが、例え
ば図21のようにバネ9gの一端を固着したバネレバー
9kをフレーム19に回転可能に取付け、図示しないモ
ータあるいはソレノイド等により該バネレバー9kをg
方向(チャージ力を小さくする方向)あるいはh方向
(チャージ力を大きくする方向)へ回転させることによ
り、前記バネ9gのチャージ力を変化させることが可能
となり、シート材5の腰の強さが変わって逆転量が変化
しても常に一定の力でシート材5を搬送ローラ16方向
へ付勢する、あるいはシート材5の腰の強さによって付
勢力を変えることが可能となる。
【0145】バネ9gのチャージ力を変えるのは、キー
ボード1からの入力によってよいし、またセンサ等によ
ってシート材の種類を判別してもよく、さらにモータ等
によらず手動によって行ってもよい。
【0146】
【発明の効果】以上説明したように本発明のシート材搬
送装置に依れば、使用シート材の種類や装置内の温湿度
状態によるシート材の腰の強さ等の如何に拘らず、シー
ト材を傷めることなく常に確実に斜行取りして給送させ
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に従うシート材給送装置を適用したワ
ードプロセッサの一例の外観斜視図
【図2】 給紙装置の切欠き斜視図
【図3】 記録装置の切欠き斜視図
【図4】 給紙装置からの記録装置へ至るシート材給搬
送経路図
【図5】 給送シート材の斜行取り作用の説明図(その
1)
【図6】 給送シート材の斜行取り作用の説明図(その
2)
【図7】 給送シート材の斜行取り作用の説明図(その
3)
【図8】 クラッチ−オン状態の駆動伝達手段の一部切
欠き斜視図
【図9】 クラッチ−オフ状態の同上図
【図10】 (A)はクラッチの周面展開図、(B)・
(C)は夫々(A)図のBーB線・CーC線に沿う断面
【図11】 トルクリミッタの動作を示す側面図(その
1)
【図12】 トルクリミッタの動作を示す側面図(その
2)
【図13】 シート材の厚みとループ形成時負荷の関係
を示すグラフ
【図14】 制御系のブロック図
【図15】 シート材給送動作手順を示すフローチャー
【図16】 第2の実施例装置のクラッチ−オン状態の
駆動伝達手段の一部切欠き斜視図
【図17】 クラッチ−オフ状態の同上図
【図18】 付勢手段の動作を示す側面図(その1)
【図19】 付勢手段の動作を示す側面図(その2)
【図20】 シート材給送動作手順を示すフローチャー
【図21】 他の実施例の付勢手段の動作を示す側面図
【符号の説明】
1 キーボード 2 表示部 3 記録装置 4 給紙装置 5 被記録体としてのシート材 9 給送手段(給送ローラ) 9c 負荷設定手段(トルクリミッタ)としてバネ 9d クラッチレバー 9g〜9j 付勢手段(蓄力機構) 10 給送駆動伝達手段 10b クラッチ 10d クラッチ爪 11 キャリッジ 12 記録ヘッド 16 シート材搬送手段(シート材中継ぎ搬送ローラ) 17 ピンチローラ 18 搬送モータ 22 キャリッジモータ 30 CPU 31 ROM 33 ROM 34 記録ヘッドドライバー 35 モータドライバー 36 検出部

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給送するためのシート材を収容するシート
    材収容部と、 該シート材収容部に収容されているシート材に接して、
    ート材を給送するシート材給送手段と、 該シート材給送手段によって給送されたシート材をシー
    ト材給送方向またはシート材給送方向とは逆方向にニッ
    プ部で挟んで搬送するシート材搬送手段と、を有し、 前記シート材搬送手段が給送されてきたシート材を前記
    ニップ部で挟んでシート材給送方向に送った後にシート
    材を逆方向に戻すことによりシート材の先端を該ニップ
    部に沿って揃えるようにした シート材給送装置におい
    て、前記シート材搬送手段によってシート材給送方向とは逆
    方向にシート材が戻された際に、該シート材から所定量
    より大きい力が前記シート材給送手段に付与されたとき
    には該シート材給送手段を逆転可能とし、前記所定量よ
    り小さい力が付与されたときには逆転不可能となるよう
    に前記シート材給送手段に所定の回転負荷を与える負荷
    設定手段を備えた ことを特徴とするシート材給送装置。
  2. 【請求項2】前記負荷設定手段が前記シート材給送手段
    に与える回転負荷を、前記シート材搬送手段のシート材
    搬送力よりも小さく、前記シート材給送手段でシート材
    を給送するために必要な力よりも大きく設定したことを
    特徴とする請求項1記載のシート材給送装置。
  3. 【請求項3】前記負荷設定手段が前記シート材給送手段
    に与える回転負荷を可変に設定する手段を有することを
    特徴とする請求項1記載のシート材給送装置。
  4. 【請求項4】前記負荷設定手段はトルクリミッタである
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の
    シート材給送装置。
  5. 【請求項5】前記シート材給送手段は回転制御される回
    転体であることを特徴とする請求項1又は2記載のシ
    ート材給送装置。
  6. 【請求項6】給送するためのシート材を収容するシート
    材収容部と、 該シート材収容部に収容されているシート材に接して、
    ート材を給送するシート材給送手段と、 該シート材給送手段によって給送されたシート材をシー
    ト材給送方向またはシート材給送方向とは逆方向にニッ
    プ部で挟んで搬送するシート材搬送手段と、を有し、 前記シート材搬送手段が給送されてきたシート材を前記
    ニップ部で挟んでシート材給送方向に送った後にシート
    材を逆方向に戻すことによりシート材の先端を該ニップ
    部に沿って揃えるようにした シート材給送装置におい
    て、前記シート材搬送手段によってシート材給送方向とは逆
    方向に戻されたシート材に、前記シート材給送手段がシ
    ート材給送方向の付勢力を付与するための付勢手段を前
    記シート材給送手段に 設けたことを特徴とするシート材
    給送装置。
  7. 【請求項7】前記付勢手段は、前記シート材給送手段を
    シート材を給送するための回転方向に付勢するためのバ
    ネを有することを特徴とする請求項6記載のシート材
    給送装置。
  8. 【請求項8】前記付勢手段は、前記シート材搬送手段に
    よって、シート材給送方向と逆方向に戻されたシート材
    から所定量より大きい力が前記シート材給送手段に付与
    されたときには該シート材給送手段を逆転可能とし、前
    記所定量より小さい力が付与されたときには逆転不可能
    となるように付勢力が設定されていることを特徴とする
    請求項6記載のシート材給送装置。
  9. 【請求項9】給送するためのシート材を収容するシート
    材収容部と、 該シート材収容部に収容されているシート材に接して、
    ート材を給送するシート材給送手段と、 該シート材給送手段によって給送されたシート材をシー
    ト材給送方向またはシート材給送方向とは逆方向にニッ
    プ部で挟んで搬送するシート材搬送手段と、 前記シート材搬送手段により搬送 されたシート材に画像
    形成を行う画像形成手段と、を有し、 前記シート材搬送手段が給送されてきたシート材を前記
    ニップ部で挟んでシート材給送方向に送った後にシート
    材を逆方向に戻すことによりシート材の先端を該ニップ
    部に沿って揃えるようにした 画像形成装置において、前記シート材搬送手段によってシート材給送方向とは逆
    方向にシート材が戻された際に、該シート材から所定量
    より大きい力が前記シート材給送手段に付与されたとき
    には該シート材給送手段を逆転可能とし、前記所定量よ
    り小さい力が付与されたときには逆転不可能となるよう
    に前記シート材給送手段に所定の回転負荷を与える負荷
    設定手段を備えた ことを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】給送するためのシート材を収容するシー
    ト材収容部と、 該シート材収容部に収容されているシート材に接して、
    ート材を給送するシート材給送手段と、 該シート材給送手段によって給送されたシート材をシー
    ト材給送方向またはシート材給送方向とは逆方向にニッ
    プ部で挟んで搬送するシート材搬送手段と、 前記シート材搬送手段により搬送 されたシート材に画像
    形成を行う画像形成手段と、を有し、 前記シート材搬送手段が給送されてきたシート材を前記
    ニップ部で挟んでシート材給送方向に送った後にシート
    材を逆方向に戻すことによりシート材の先端を該ニップ
    部に沿って揃えるようにした 画像形成装置において、前記シート材搬送手段によってシート材給送方向とは逆
    方向に戻されたシート材に、前記シート材給送手段がシ
    ート材給送方向の付勢力を付与するための付勢手段を前
    記シート材給送手段 に設けたことを特徴とする画像形成
    装置。
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