JPH01291684A - 磁気ディスクのサーボ回路 - Google Patents

磁気ディスクのサーボ回路

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JPH01291684A
JPH01291684A JP63117628A JP11762888A JPH01291684A JP H01291684 A JPH01291684 A JP H01291684A JP 63117628 A JP63117628 A JP 63117628A JP 11762888 A JP11762888 A JP 11762888A JP H01291684 A JPH01291684 A JP H01291684A
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    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
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    • G11B5/5521Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
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  • Analogue/Digital Conversion (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [概要] 目1票トラックとのディファレンス量に応じた目標速度
電圧を発生してヘッドを速度制御する磁気ディスクのサ
ーボ回路に関し、 フォワードシークとリバースシークで発生する目標速度
電圧のオフセットを自動的にキャンセルして制御精度を
向上することを目的とし、サーボループをオフし且つデ
ィファレンス最をゼロとして状態でフォワード/リバー
ス設定回路から出力される目標速度電圧をレベルシフト
電圧検出回路とADコンバータで測定し、この測定゛電
圧に基づいて制御部でオフセラ1へ調整爪を決定し、決
定したオフセラ1〜調整量をD△コンバータでオフセッ
ト調整電圧に変換してシーク動作時の目標速度電圧を修
正するように溝成する。
[産業上の利用分野] 本発明は、目標トラックとのデイフルリンス邑に応じた
目標速度電圧を発生してヘッドを速度制御する磁気ディ
スク装置のサーボ回路に関する。
磁気ディスクのボイスコイルモータを速度制御してヘッ
ドを目標+ヘラツクに制御するサーボ回路にあっては、
フォワードシークで目標トラック膜対するディファレン
ス量がゼロになった時の目標速度電圧と、リバースシー
クで同様にディファレンス量がゼロとなった時の目標速
度電圧とが一致するように目標速度電圧のオフセット串
をゼロにすることか高精度の位置制御を実用するために
望まれる。
[従来の技術] 第10図は従来のサーボ回路を示す。
第10図において、10aはディスク制御を行なうCP
Uであり、CPU10aは上位装置からアクセスを受け
ると、目標トラック位置に応じてフォワードシーク又は
リバースシークを行ない、各シーク動作において目標速
度電圧を設定するための目標トラックに対するディファ
レンス量を目標速度設定回路30のDAコンバータ12
に出力する。DAコンバータ12はCPU10aからの
ディファレンス量をアナログ変換して目標速度電圧を発
生する。DAコンバータ12からの目標速度電圧はゲイ
ン切替回路34で決まるゲイン制御アンプ32によるゲ
イン制御を受け、フォワード/リバース設定回路14に
出力される。
フォワード/リバース設定回路14は、フォワードシー
ク時には入力した目標速度電圧をそのまま速度制御回路
36に出力する。一方、リバースシーク時には、入力し
た目標速度電圧をマイナス極性に反転して速度制御回路
36に出力する。
ところで、このような磁気デイのサーボ回路において、
DAコンバータ12以降のアナログ回路部が理想的な状
態にあった場合には、第11図に示すように、フォワー
ド及びリバースの各シーク動作により目標トラックに対
するディファレンス量がゼロとなった時に、両者の目標
速度電圧は−致するようになる。
しかしながら、実際には第′12図<a >又は(b 
)に示すように、フォワード時とリバース時のディファ
レンス但がゼロとなった時の目標速度電圧は一致せず、
オフセラi〜を生ずる。
このようにフォワードとリバースで目標速度電圧にオフ
セットが生ずると、各シーク時のヘッド位置決め精度が
異なることとなり、安定したヘッド位置決めができなく
なる恐れがある。
そこで、第10図の従来回路においては、目標速度設定
回路30にオフセット調整回路38を設け、磁気ディス
クの製造段階でオフセラ1〜調整回路38に設けている
ボリュームを調整し、オフセットが最小になるようにし
ている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のボリューム等によるオ
フセットの手動調整におっては、磁気ディスクの経年変
化、温度変化等でアナログ回路部の特性が変化してオフ
セット量が変った場合に対応できず、またオフセット量
を一義的に把握することは回器であるため調整作業も煩
雑になるという問題があった。
勿論、アナログ信号を取扱う各回路部に高精度の回路素
子を使用してオフセットを少なくすることも考えられる
が、必然的にコストアップとなり、実用的ではない。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたも
ので、フォワードシークとリバースシークで発生するオ
フセットを自動的にキャンセルしてiti制御精度を向
上できる磁気ディスクのサーボ回路を提供することを目
的とする。
[課題を解決するための手段] 第1図は本発明の原理説明図である。
第1図において、まず本発明は、目標トラックとのディ
ファレンス聞を出力する制御部10と。
制御部10からのディファレンスぬをアナログ変換して
目標速度電圧を発生する目!!4.設定用DAコンバー
タ12と、制御部10によりフォワード又はリバースに
切換設定され、フォワード時とリバース時で異なる極性
の目標速度電圧を発生するフォワード/リバース設定回
路14とを備え、フォワード/リバース設定回路14か
らの目標速度電圧に基づいてヘッド駆動用のボイスコイ
ルモータを速度制御する磁気ディスクのサーボ回路を対
象とする。
このようなサーボ回路に対し本発明にあっては、フォワ
ード/リバース設定回路14からの目標速度電圧を検出
するレベルシフト電圧検出回路16と、レベルシフト電
圧検出回路16の検出電圧をデジタル変換して制御部1
0に出力する電圧測定用ADコンバータ18と、制御部
10で決定したオフセット調整量をオフセット調整電圧
にアナログ変換して目標設定用DAコンバータ12から
の目標速度電圧を修正するオフセラ1〜調整用DAコン
バータ20を設ける。
レベルシフト電圧検出回路16は、第1図(b)に示す
入出力特性をもち、フォワードでプラス、リバースでマ
イナスとなる目標速度電圧をレベルシフトにより全てプ
ラスとなる単一(Φ性の電圧に変換して電圧測定用AD
コンバータ18に出力する。
このためフォワード及びリバースのいずれについても、
制御部でオフセット調整量を決定する際に必要となるデ
ィファレンスがゼロとなる目標電圧がOv付近の電圧を
ADコンバータ18で正確に測定できる。
またオフセット調整用DAコンバータ20に対しては、
オフセット自動調整モードの設定時に、電圧測定用AD
コンバータ18の測定電圧に基づいて制御部10で決定
されたオフセット調整量△Hの設定が行なわれ、このオ
フセット調整量△Hをオフセット調整電圧にアナログ変
換し、例えば第1図(C)に示すように、フォワードシ
ーク時の目標速度電圧から差し引く修正を行なうことで
、ディファレンス最がゼロのときのオフセットをキャン
セルできる。
制御部10にオフセット自動調整モードを設定した時の
オフセット調整量の決定は次のようにして行なわれる。
■まずオフセット調整用DAコンバータ20に設定する
オフセット調整量をゼロ、目標設定用DAコンバータに
設定するディファレンス量をゼロ、更にサーボループを
オフする。
■次にフォワードシークモード及びリバースシークモー
ドを順次設定し、各モードでの目標速度電圧を電圧測定
用ADコンバータ8で測定してFWD値及びREV値と
して求める。
■次にフォワードシークモードとリバースシークモード
を順次設定し、各モードの設定状態でオフセット調整用
DAコンバータ2Qに対するオフセット調整mをゼロか
ら増加方向及び減少方向に変化させ、電圧測定用ADコ
ンバータ18の測定電圧が前記FWD値及びREV値を
越えた時のオフセット変化量Δ1−(1、△H2,△H
3,△H4を検出する。
■検出したオフセット変化量△H1〜△H4に基づいて
オフセット調整用DAコンバータ20に設定するオフセ
ット調整量△Hを、例えば平均演算等により決定する。
更に、前記■〜■の処理によるオフセット調整mの決定
のために目標速度電圧の測定を行なう電圧測定用ADコ
ンバータ18としては、オフセット調整用DAコンバー
タ20の分解能に対し分解能が低い一般的なADコンバ
ータを使用することができる。
[作用] このような構成を備えた本発明の磁気ディスクのサーボ
回路にあっては、制御部に対するオフセット自動調整モ
ードの設定で、自動的にフォワードとリバースでデフル
ンス量がゼロなった時に目標速度電圧が一致しないオフ
セット量の測定処理に基づいてオフセット調整量が決定
でき、目標速度電圧をオフセラ1−を発生しないように
洛正できる。そのため、製造段階におけるオフセット手
動調整が一切不要となり、また使用中において、所定の
周期毎又はディスク起動時等にオフセラ1へ自動調整モ
ードを走らせることで、その時のオフセット量に応じた
最適な自動調整ができ、磁気ディスクの制御精度を向上
すると共に信頼性及び安定性をより−m向上できる。
またオフセット自動調整モードで目標電圧を測定するた
めにレベルシフト電圧検出回路を設けているため、ディ
ファレンス量がゼロとなるOV付近の目標速度電圧(正
又は負)をADコンバータで正確に測定することかでき
る。
更に、分解能力の高いオフセット調整用DAコンバータ
を有効に活用してオフセット調整量を決めているため、
電圧測定用ADコンバータとしては、分解能が低くコス
ト的にも安価な一般的なへ〇コンバータを使用すること
ができる。
[実施例] 第2図は本発明の一実施例を示した実施例溝成図である
第2図において、10aはディスク制御を行なうCPU
であり、上位装置からアクセスを受Cプると現在のトラ
ック位置と目標トラック位置に応じてフォワードシーク
動作又はリバースシーク動作を行ない、各シーク動作に
おいて目標速度電圧を設定するための目標トラックに対
するディファレンス量を表わすディファレンスデータD
1を目(全速度設定回路30に出力する。目標速度設定
回路30はCPU10aからのディファレンスデータD
1を目標速度電圧にアナログ変換してフォワード/リバ
ース設定回路14を介して目標速度電圧を出力する。フ
ォワード/リバース設定回路14はCPU10aからの
フォワード又はリバース設定信号により切替制御され、
フォワードシーク時には目標速度設定回路30からの目
標速度電圧をそのまま出力し、一方、リバースシーク時
にあっては、目標速度電圧を反転したマイナスとなる目
標速度電圧を出力する。
フォワード/リバース設定回路14からの目標速度電圧
は偏差検出回路44に与えられ、偏差検出回路44は速
度検出回路42から得られる実速度を表わす速度電圧と
目標速度電圧との偏差電圧を検出してドライバ46に出
力する。ドライバ46は偏差検出回路44からの速度偏
差電圧に基づいてホイスコイルモータ48を速度制御し
、このボイスコイルモータ48の速度制御によりサーボ
ヘッド50を目1票トラックに向けて移動する。
速度検出回路42にはサーボlベツド50からの検出信
号を受けて位置信号を作成する位置信号作成回路52の
出力を微分する微分回路54の出力を入力し、更にドラ
イバ46によるボイスコイルモータ48の制御電流を制
御電流検出回路56で検出して入力し、これらに基づい
てボイスコイルモータ48によるサーボヘッド50の移
動速度を検出するようにしている。
一方、CPU10aによるオフセット自動調整のため電
圧測定回路40が設けられる。電圧測定回路40にはフ
ォワード/リバース設定回路14より出力された目標速
度電圧±VOが入力され、後の説明で明らかにするよう
に、電圧測定回路40は入力した目標速度電圧力Oをレ
ベルシフトして単一極性の目標速度電圧に変換した後、
内蔵したADコンバータによりデジタル信号に変換して
電圧測定データD3をCPU10aに入力する5CPU
10aは電圧測定回路40からの電圧測定データD3に
基づくオフセット自動調整処理によりオフセット調整量
△Hを決定すると、目標速度設定回路30に対しオフセ
ット調整データD2を出力し、後の説明で明らかにする
ように、目標速度設定回路30に設けたオフセット調整
用のDAコンバータによりオフセット調整データD2を
オフセット調整電圧にアナログ変換し、ディファレンス
データD1に基づいて設定される目標速度電圧を修正し
てオフセットをキャンセルするようになる。
第3図は第2図の実施例におけるオフセット自動調整の
ための主要回路部を示した実施例64成図であり、第2
図の実施例にあける目1票速度設定回路30、フォワー
ド/リバース設定回路14、及び電圧測定回路40の回
路構成をCPU10aと共に示している。
第3図において、ます目標速度設定回路30にはCPt
Jloaからの目標トラックに対するディファレンスデ
ータD1を目標速度電圧にアナログ変換する目IKu定
用コンバータ12が設けられ、目標設定用DAコンバー
タ12から出力される目標速度電圧は抵抗R2を介して
ゲイン制御アンプ32に入力され、ゲイン制御アンプ3
2の帰還回路に設けたゲイン切替回路34で定まる所定
ゲインに増幅されて次段のフォワード/リバース設定回
路14に目標速度電圧■Oを出力する。また、目標速度
設定回路32にはCPU10aから与えられるオフセッ
ト調整データD2をオフセット調整電圧VCにアナログ
変換するオフセット調整用DAコンバータ20が設けら
れる。オフセット調整用DAコンバータ20は8ビツト
の場合、CPU10aからのTYP値=80H1即ちD
AIンバータ20のセンター値でオフセット調整電圧V
CをVc =OVとし、T Y P l11fが80H
以上のときプラスのオフセット調整電圧VCを発生し、
−方、TYP値が80H以下のときマイナスとなるオフ
セット調整電圧VCを発生する。このDAコンバータ2
0は8ビツト以外でもよい。オフセット調整用DAコン
バータ20からのオフセット調整電圧VCは抵抗R1を
介してゲインアンプ32のマイナス人力に加えられ、こ
のためオフセット調整電圧VCがプラスのとき目標設定
用DAコンバータ12から出力する目標速度電圧にオフ
セット調整電圧VCを加算し、一方、オフセット調整電
圧VCがマイナスのとき目標速度電圧からオフセット調
整電圧VCを差し引くようになる。
次に、フォワード/リバース設定回路14には目標速度
設定回路30からの目標速度電圧VCを反転する反転ア
ンプ58が設けられ、反転アンプ58に続いてスイッチ
60が設けられる。一方、反転アンプ58の入力側から
分岐したラインにスイッチ62が設けられる。スイッチ
60.62の出力は抵抗R3,R4を介して共通接続さ
れ、第2図に示した次段の偏差検出回路44に出力され
る。スイッチ60.62に対してはCPU10aよりF
WD/REVシーク設定信号が与えられ、この設定信号
はスイッチ62に直接与えられると共にインバータ64
で反転されてスイッチ60に与えられる。従って、CP
U10aがフォワードシークモードを設定すると、FW
D/REVシーク設定信号はHとなり、スイッチ62が
オン、スイッチ60がオフとなり、スイッチ62を介し
て目標速度設定回路30からの目標速度電圧VOをその
まま偏差検出回路44に出力する。一方、CPU10a
がリバースシークモードを設定すると、FWD/REV
シーク設定信号はLとなり、スイッチ60がオン、スイ
ッチ62がオフとなり、目標速度設定回路30からの目
標速度電圧Voは反転アンプ58で反転されてマイナス
信号に変換された後、スイッチ60を介して偏差検出回
路44に出力される。
次に、電圧測定回路40を説明する。電圧測定回路40
にはボルテージホロワアンプ66が設けられ、ボルテー
ジホロワアンプ66にはフォワード/′リバース設定回
路14から出力されるプラス又はマイナスとなる目標速
度電圧Voが入力される。ボルテージホロワアンプ66
の出力電圧は抵抗R5を介してレベルシフトトランジス
タ68のベースに入力される。抵抗R5とレベルシフト
トランジスタ68のベースとの間には保護ダイオードD
1とD2が逆接続極性をもってアース間に並列接続され
ており、ボルテージホロワアンプ66の出力電圧をダイ
オードD1.D2により上下限の所定レベルでリミット
するようにしている。レベルシフトトランジスタ68の
エミッタは抵抗R6を介して電源ラインに接続され、レ
ベルシフトトランジスタ68のエミッタ端子よりレベル
シフトされた目標速度電圧を電圧測定用ADコンバータ
18に入力している。従って、電圧測定回路40に設け
たボルテージホロワアンプ66、レベルシフトトランジ
スタ68、抵抗R5,R6及び保護ダイオードD1.D
2によってレベルシフト電圧検出回路16を)14成し
ている。このレベルシフト電圧検出回路16の入出力特
性は第4図に示すようになる。
第4図において、レベルシフト電圧検出回路16に入力
する目標速度電圧は正負の値をもつことから、入力電圧
がOVのときレベルシフトされた所定の出力電圧VOを
発生するようにレベルシフトトランジスタ68のレベル
シフト特性を設定しており、更に保護ダイオードD1.
D2により入力電圧が所定範囲を越えると出力電圧を一
定にするワミッタかかかるようにしている。
このようなレベルシフト電圧検出回路16の使用により
CPU10aからのディファレンス量がゼロとなったと
きOV付近となる目標速度電圧VOを電圧測定用ADコ
ンバータ18により正確にデジタルデータに変換して測
定できるようにしている。
ここで、第3図の目標速度設定回路30に設【ノたオフ
セット調整用のDAコンバータ20の入出力特性は第5
図に示すようになり、一方、電圧測定回路40に設けた
電圧測定用ADコンバータ18の入出力特性は第6図に
示すようになる。
即ち、第5図に示すDAコンバータ20にあっては、比
較的高い分解能をもってCPU10aからのデジタル入
力をアナログ電圧出力に変換する変換機能を有するが、
これに対し第6図に示す電圧測定用ADコンバータ18
にあっては、市販のコスト的に安価なADコンバータを
使用していることから、アナログ入力電圧に対するデジ
タル出力を得るための分解能は第5図のDAコンバータ
に比べ極めて低い関係にある。
この第5,6図に示したようにオフセット調整用DAコ
ンバータ20の分解能が高く、目標速度電圧を測定する
電圧測定用ADコンバータ18の分解能が低い相互に分
解能が異なる関係にあっても、後の説明で明らかにする
ように本発明のオフセット自動調整にあっては、オフセ
ット調整用DAコンバータ20の分解能で決まる目標速
度電圧の測定を実現して高精度のオフセット自動調整を
可能にする。
次に、第7A、7B、7Cの動作フロー図を参照して本
発明のオフセット自動調整処理を説明する。
第7A図において、第3図のCPU10aに対しステッ
プS1で自動調整モードを設定すると、CPU10aは
サーボループをオフし、またオフセット調整用DAコン
バータ20にオフセット調整電圧Vc=Oとなるオフセ
ット調整データD2として8ビツトDAコンバータの場
合はTYP値=80Hをセットし、更に目標設定用DA
コンバータ12にディファレンス量ゼロとなるディファ
レンスデータD1をセットし、目標速度電圧V。
をOVとする。尚、自動調整モードの設定時のサーボル
ープのオフは第2図における偏差検出回路44以降のサ
ーボループの機能を停止するものである。
ステップS1で自動調整モードの設定が終了すると、ス
テップS2に進んでCPU10aはフォワードシークモ
ードを設定する。即ら、第3図のフォワード/リバース
設定回路14に対しHとなるFWD/REVシーク設定
信号を出力し、このためスイッチ60がオフ、スイッチ
62がオンとなり、フォワード/リバース設定回路14
は目標速度設定回路30からの目標速度電圧VOをその
まま出力する。
ステップS2でフォワードシークモードを設定するとス
テップS3に進んでそのときの目標速度電圧をFWDl
として測定する。即ち、第3図の電圧測定回路40に設
けたレベルシフト電圧検出回路16によりフォワード/
リバース設定回路14より出力される目標速度電圧VO
をレベルシフトして電圧測定用ADコンバータ18に入
力し、ADコンバータ18で電圧測定データD3にデジ
タル変換してCPU10aに取込む。このときステップ
S1による自動調整モードの設定により目標速度電圧V
o =OVとなっているが、目標速度設定回路30及び
フォワード/リバース設定回路14に設けたアナログ回
路部によるオフセットを受けたOV付近の目標速度電圧
がFWD値としてcpuioaで測定される。
続いて、ステップS4でCPU10aはリバースシーク
モードを設定し、第3図のフォワード/リバース設定回
路14においてスイッチ60のオン、スイッチ62がオ
フとなることで、反転アンプ58で反転された目標速度
電圧VOの出力状態に切換ねる。
続いて、ステップS5でリバースシークモードで得られ
た目標速度電圧をREV値として電圧測定用ADコンバ
ータ18から取り込んで測定する。
このようにしてフォワードシークモード及びリバースシ
ークモードにおけるディファレンス量がゼロのときの目
標速度電圧をFWD値及びREV値として測定すると次
のステップS6で両者の大小関係を比較する。
ここで第8図(a)に示すように、ディファレンス量が
ゼロのときのFWD値がRFV値より大きいオフセット
を生じていたとすると、ステップS7に進んで大ぎい方
のFWD値をVALlにセットし、また小さい方のRE
V値をVΔL2にセットする。一方、第8図(b)に示
すようにディファレンス量がゼロのときREV値が大き
く、FWD値が小さいときには、ステップS8に進んで
大きい方のREV値をVALlにセットし、小さい方の
FWD値をVAL2にセットする。
ステップS7又はS8でVALl、VAL2に対するF
WD値及びREV値のセットが終了するとステップS9
に進んでフォワードシークモードを設定する。続いて、
ステップS10でオフセット調整用D△コンバータに対
するオフセット調整データD2としてTYP値=80H
をセットする。
続いて、ステップ311で電圧測定用DAコンバータ1
8の出力を取り込んで、そのときの目標電圧Vfを測定
する。次にステップ313で測定した目標電圧VfとV
ALlを比較し、目標電圧VfがVAL1以下であれば
ステップ312に進んでステップ310で設定したTY
P値を1日アップし、再び、ステップS10で目標速度
電圧V[を測定し、ステップ313でVALIと比較す
る処理を繰り返す。
ステップ313でTYP値の順次増加による目標速度電
圧VfがVALlを越えるとステップS14に進んでス
テップ312で増加させたTYP値の変化量△H1を検
出して保持する。
このステップ510−314の処理は次の内容を意味す
る。
今、第8図(a)に示すようにディファレンス最がゼロ
のときのFWD値がREV値より大きがったとすると、
ステップS7に示したようにVAL1=FWD値、VA
L2=REV値ニセットサれている。
第9図(a)は第7A図のステップ510−314によ
る電圧測定処理の説明図である。第9図(a)は右側に
電圧測定用DAコンバータ18の分解能を示し、左側に
オフセット調整用DAコンバータ20の分解能を示し、
縦方向が目標速度電圧の電圧レベルを表わしている。
ここで、A点が第7A図のステップS2.S3の処理に
よりフォワードシークモードを設定してディファレンス
計ゼロに対応するTYP値−80Hを設定したときの目
標速度電圧、即ちFWD値であり、このFWD値がVA
Llとしてセットされている。一方、B点の電圧が第7
A図のステップ34.35でリバースシークモードを設
定してディファレンス伍をゼロとする丁YP(直−80
Hを与えたときの目標速度電圧、即ちREV値であり、
REV値は小ざいことがらVAL2としてセラ1〜され
ている。
A点及びB点のFWD値及びREV値は電圧測定用AD
コンバータ18の分解能の範囲で測定されるため、図示
のように電圧測定用ΔDコンバータの分解ステップ範囲
のいずれかの位置に存在しており、実際のアナログ電圧
とデジタル変換されたFWD値及びREV値との間には
分解能で決まる誤差を持っている。
このような第9図(a)に示す状態で第7Δ図のステッ
プSっでフォワードシークモードを設定し、ステップ$
10でオフセット調整用DAコンバータ20にディファ
レンス量ゼロに対応したTYP値= 801−1を設定
すると、次のステップS11で測定される目標速度電圧
■fは当然にFWD値をセットしたVALlに一致する
。そこでステップS12に進んでオフセット調整用DA
コンバータ20に対するTYP値を1Hづつ増加させて
いくと、例えば第9図(a>の場合には2H増1)0さ
せた時に電圧測定用ADコンバータ18のデジタルデー
タが1ビツト変化してVALlを越え、ステップS13
から814に進み、従ってステップS14にあっては電
圧測定用ADコンバータ18の測定データがVAL1以
上となったときのオフセット調整用DAコンバータ20
に対するTYPlaの変化量へH1を検出して保持する
ようになる。
次に、第7B図のステップS15に進み、再びオフセッ
ト調整用DAコンバータ20に対するTYP値を80H
にセットし、ステップ316で目標速度電圧Vfを測定
し、ステップS17でVAL2と大小関係を比較する。
目標速度電圧V[がVAL2以下でおればステップ31
8に進んでTYP値を80Hから1Hづつ減少させ、ス
テップS16の電圧測定及びステップS17のvAL2
との比較を繰り返す。ステップS17で目標速度電圧V
fがVAL2より小さくなるとステップS19に進み、
ステップ818で変化させたTYP値の変化量△H2を
検出して保持する。
このステップ515−・S19の処理は、第9図(a)
においてディファレンス吊ゼロに相当するTYP値−8
08を初期設定した後にオフセラ1〜調整用DAコンバ
ータを1Hづつ減少ざぜ、VAL2を越える電圧測定用
D△コンバータ18の出力か得られた時のTYP値変化
量△H2を検出して保持する処理である。
再び第7B図を参照するに、次のステップS20でリバ
ースシークモードを設定し、ステップS21でディファ
レンス量ゼロに対応したTYP値=80]」をオフセッ
ト調整用DAコンバータ20にセットする。
続いて、ステップS22でその時の目標速度電圧■rを
測定し、ステップ323てVALlと比較し、A11以
下であればステップS24に進んでTYP値を80Hか
ら1Hづつ減少させて同様の処理を繰り返す。ステップ
323で目標速度電圧VrがVALlを越えるとステッ
プS25に進んでTYP値変化勾△H3を検出して保持
する。
このステップ520−325に示す処理は第9図(b)
に示すリバースシークモードにおいてディファレンス量
ピロを与えるTYP値−80Hからオフセット調整用D
Aコンバータ20を1Hづつ減少させてVAL1以上と
なる電圧測定用ADコンバータ1Bの測定出力が得られ
た時の変化量△H3を検出する処理で必る。
再び第7B図を参照するに、ステップ325でTYP値
変化伍八Hへの検出処理が終了すると次のステップS2
6で再びTYP値=80HにセットしてステップS27
で目標速度電圧Vrを測定し、ステップ329てVAL
2と比較しVAL2以上であれば、ステップ328でT
 Y P 値を80Hから1Hづつ増加させ同様の処理
を繰り返す。
ステップ329で目標速度電圧VrがVAL2より小さ
くなるとステップ330に進んでTYP値変化量△H4
を検出して保持する。
このステップ326〜330の処理は第9図(b)に示
すリバースシークモードでディファレンス量がゼロとな
る丁YP(直−80Hから1Hづつ増加させてVAL2
を越える電圧測定用ADコンバータ18の出力が得られ
た時の変化m△H4を検出する処理である。
以上の処理により第9図に示したTYP値の変化量△H
1〜△H4が検出されると第7C図のステップ331に
進み、これらのTYP値変化は八H1〜△H4に基づい
てオフセット調整量Δト1を決定する。このオフセット
調整量△Hの決定は例えば4つのTYP値変化量△H1
〜△H4の加算平均で求める。
例えば、第9図の場合△H1=2.△H2=−14、八
H3=−14,△H4=2でおることからオフセット調
整量へH=−6を決定する3゜ここで、第9図にあける
ディファレンス量がゼロの時の実際のFWD値とREV
値との差で示されるオフセット量はFWD値とREV値
のちょうど中間の値からの量であるため1、ステップS
31で決定されるオフセット調整量△H−−6になる。
ステップS31でオフセット調整量へHか決定されると
CPU10aは次のステップS32で決定した調整量△
Hをオフセット調整用DAコンバータ20にセットし、
ステップ333で自動調整モードを解除して一連のオフ
セット自動調整処理を終了する。
このようなCPU10aによる目標速度設定回路30に
設けたオフセット調整用DAコンバータ20に対するオ
フセット調整量△Hのセットが、例えば第8図に示すよ
うなオフセット発生状態にあっては、CPU10aがフ
ォワードシークモードを設定した時にオフセット調整用
DAコンバータ20に対しマイナス方向のオフセット調
整電圧を発生するようにオフセット調整量△Hをセット
し、これによって目標設定用DAコンバータ12から出
力されるデイフアレンス量に対応した目標速度電圧から
オフセット調整用DΔコンバータ20が出力するオフセ
ット調整電圧を差し引いて出力するようになる。その結
果、ディファレンス量がゼロとなった時のFWD値をリ
バースシークにおけるディファレンス旧ゼロの時のRE
V値に略一致させることができ、自動的にオフセットを
キャンセルすることができる。
尚、上記のオフセット自動調整処理は第8図(a)に示
すようにディファレンス量がゼロの時のFWD値がRE
V値より大きい場合を例にとるものでおったが、第8図
(b)に示すように、逆にFWD値がREV値より大き
くなるオフセットを生じていた場合には、第7A〜7C
図の動作フローにおいてVAL=REV値、VAL2=
FWD値となることで全く同様にしてオフセット調整量
△Hを決定することができる。
また前述したオフセット自動調整処理は磁気ディスクを
設置した立ち上げ時は勿論のこと定期点検時や磁気ディ
スクの起動時、更にはホストからの指令で定期的に行な
うことで常にその時のオフセット量に見合ったオフセッ
ト調整量を決定して最適なオフセットキャンセルを行な
うことができる。
[発明の効果コ 以上説明してきたように本発明によれば、フォワードシ
ークとリバースシークにおいてディファレンス品ゼロで
生ずるオフセット量を自動型u5 Qp。
理により測定してオフセット調整岳を決定することによ
り自動的にオフセットをキャンセルすることができ、磁
気ディスクの安定性と信頼性を大幅に向上できる。
また、製造段階における繁雑なオフセット手動調整を一
切不要にできる。
更に、OV付近となる目標速度電圧をレベルシフトして
電圧測定用のDAコンバータに入力しているため、フォ
ワード時とリバース時では逆極[生となる○■付近の目
標速度電圧を正確に測定できる。
史にまた、分解能の高いオフセット調整用DA」ンバー
タを有効に利用して分解能の低い電圧測定用のDAコン
バータを使用しても高い精度でオフセット調整用を決定
することができ、電圧測定用のADコンバータとして一
般的なものを使用できるためコスト的にも安価に実現で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理説明図; 第2図は本発明の実施例1溝成図: 第3図は本発明の主要部の実施例溝成図;第4図はレベ
ルシフト入出力特性図: 第5図はDAコンバータの特性図; 第6図はADコンバータの特性図; 第7A、7B、7C図は本発明のオフセット自動調整の
動作フロー図; 第8図はオフセット状態と本発明による調整状態の説明
図; 第9図は自動調整時の電圧測定説明図;第10図は従来
回路の構成図: 第11図はディファレンスと目標速度電圧の特性図: 第12図はオフセット説明図でおる。 図中、 10:制御部 10a : CPU 12:目標設定用DAコンバータ 14:フォワード/リバース設定回路 16二レベルシフト電圧検出回路 18:電圧測定用ADコンバータ 20:オフセット調整用DΔコンバータ30:目標速度
設定回路 32ニゲインアンプ 34aニゲイン切替回路 40:電圧測定回路 42:速度検出回路 44:偏差検出回路 46:ドライバ 48:ボイスコイルモータ 50:サーボヘッド 52:位置信号作成回路 54:微分回路 56:制御電流検出回路 60.62:スイッチ 64:インバータ 66:ボルテージホロワアンプ 68ニレベルシフトトランジスタ fbl         g%ef4.、原4mLaR
rf4第1図 しへ゛ルシフト人工力竿午1王図 第4図 OAコシバータめ特・1壬勿 第5図 ADコシハ′−夕f11今小王図 第6図 孝<全日月のオフセット■力g周tLnlカイ乍フ〇−
図(、七光さ)第7C図 bl オフセットAス、万ミ、乙、イ<2ヨ月Iニジb言@ち
と24ノぐ5戸ミの占えヨ月図第8図 CL      2 フ      ≧

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)目標トラックとのディファレンス量を出力する制
    御部(10)と; 該制御部(10)からのディファレンス量をアナログ変
    換して目標速度電圧を発生する目標設定用DAコンバー
    タ(12)と; 前記制御部(10)によりフォワード又はリバースに切
    換設定され、フォワード時とリバース時で異なる極性の
    目標速度電圧を発生するフォワード/リバース設定回路
    (14)と; を備え、前記フオワード/リバース設定回路(14)か
    らの目標速度電圧に基づいてヘッド駆動モータを速度制
    御する磁気ディスクのサーボ回路に於いて、 前記フォワード/リバース設定回路(14)から出力さ
    れる目標速度電圧を検出して単一極性の電圧信号となる
    ようにレベルシフトするレベルシフト電圧検出回路(1
    6)と; 該レベルシフト電圧検出回路(16)による目標速度の
    検出電圧をデジタル変換して前記制御部(10)に出力
    する電圧測定用ADコンバータ(18)と; オフセット自動調整モードの設定時に、前記電圧測定用
    DAコンバータ(18)の測定電圧に基づいて前記制御
    部(10)で決定されたオフセット調整量の設定を受け
    、該オフセット調整量をアナログ変換して前記目標設定
    用DAコンバータ(12)からの目標速度電圧を修正す
    るオフセット調整用DAコンバータ(20)と; を備えたことを特徴とする磁気ディスクのサーボ回路。
  2. (2)前記制御部(10)にオフセット自動調整モード
    を設定した時のオフセット調整量の決定は、まず前記オ
    フセット調整用DAコンバータ(20)に調整間ゼロを
    設定すると共に前記目標速度設定用DAコンバータ(1
    2)にディファレンス量ゼロを設定し、更にサーボルー
    プをオフし、 この状態でフォワードシークモード及びリバースシーク
    モードを順次設定して各モードの目標速度電圧を前記電
    圧測定用ADコンバータ(18)によりFWD値及びR
    EV値として測定し、 次にフオワードとリバースのシークモードを順次設定し
    、各モード設定状態で前記オフセット調整用DAコンバ
    ータ(20)に対するオフセット調整量をゼロから増加
    方向及び減少方向に変化させ、前記電圧測定用DAコン
    バータ(18)の測定電圧が前記FWD値又はREV値
    を越えた時のオフセット変化量(△H1、△H2、△H
    3、△H4)を検出し、 該オフセット変化量(△H1〜△H4)に基づいて前記
    オフセット調整用DAコンバータ(20)に設定するオ
    フセット調整量(△H)を決定することを特徴とする請
    求項1記載の磁気ディスクのサーボ回路。
  3. (3)前記電圧測定用ADコンバータ(18)に対し前
    記目標設定用DAコンバータ(12)及びオフセット調
    整用DAコンバータ(20)の分解能を充分に高くした
    ことを特徴とする請求項1記載の磁気ディスクのサーボ
    回路。
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