JPH0129014B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0129014B2
JPH0129014B2 JP563982A JP563982A JPH0129014B2 JP H0129014 B2 JPH0129014 B2 JP H0129014B2 JP 563982 A JP563982 A JP 563982A JP 563982 A JP563982 A JP 563982A JP H0129014 B2 JPH0129014 B2 JP H0129014B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electron
electron beam
screen
center
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP563982A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58123639A (ja
Inventor
Kazuaki Naiki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP563982A priority Critical patent/JPS58123639A/ja
Publication of JPS58123639A publication Critical patent/JPS58123639A/ja
Publication of JPH0129014B2 publication Critical patent/JPH0129014B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/46Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
    • H01J29/70Arrangements for deflecting ray or beam
    • H01J29/72Arrangements for deflecting ray or beam along one straight line or along two perpendicular straight lines
    • H01J29/76Deflecting by magnetic fields only

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はカラー陰極線管に用いられるインライ
ン型電子銃の電子スポツト形状の改善に関するも
のである。
先ず本発明の理解を容易にするため従来用いら
れているインライン型カラー陰極線管について説
明する。第1図は三本の電子ビームを放射するイ
ンライン型電子銃構体1を備えたカラー陰極線管
の縦断面図である。インライン型電子銃構体1の
一直線上に整列して同一平面内にある三つの陰極
から放射された三本の電子ビームは排気された硝
子外囲器2の漏斗状部に配設された偏向コイル5
により、水平及び垂直に偏向され、硝子外囲器2
の前部にその内側は複数個の例えば赤、緑及び青
に発光する螢光体素子が被着された螢光面3上の
走査画面を形成する。この管内に螢光面3に隣接
し、有孔マスク4からなる色選別機構が配置さ
れ、各走査電子ビームは夫々の電子ビームに対応
する色の螢光体素子だけを刺激するようになつて
いる。一方インライン型電子銃構体1の平行径路
に沿つて放射された三電子ビームは有孔マスク4
の中央で一点に交わるよう、主電子レンズの最終
電極とこれに対向する電極の対向面の両外側電子
ビーム通過孔部を内側に傾けて両外側電子ビーム
BR,BBが中央電子ビームBGに対し傾むくよう予
め設定されている。硝子外囲器2の漏斗状部に続
く硝子頚部に封止された電子銃構体1上の偏向ヨ
ーク5側には、静集中装置6が配置され、電子銃
構体1の組立誤差等に基づく有孔マスク4面中心
に於ける中央及び両外側の三電子ビームの集中誤
差を補正し、三電子ビームが正しく一点に集中出
来るようになつている。即ち静集中装置6は第4
図第5図に示す様に、円環状基板に4極に着磁さ
れた一対の4極磁石6Aと、6極に着磁された一
対の6極磁石6Bから構成されている。4極磁石
6Aは両外側電子ビームBR,BBに対し同量逆方
向の磁束を発生し、両外側電子ビームBR,BB
同量逆方向に移動させ、2枚の開き角度で補正量
を、2枚同時回転させて補正方向を変えることに
より両外側電子ビームを互に一致させる。又6極
磁石6Bは両外側電子ビームBR,BBに対し同量
同方向の磁束を発生し、両外側電子ビームBR
BBを同量方向に移動させ、上記4極磁石6Aに
より一致した両外側電子ビームBR,BBを中央電
子ビームBGに合わせる働きを持つている。更に
静集中装置6に隣接して三本の電子ビームが夫々
対応する色の螢光体素子を正しく刺激するように
調整出来る色純化装置7が配置されている。
通常用いられているインライン型カラー陰極線
管では、偏向コイル5の形成する水平偏向磁界を
インライン型電子銃構体1が封止された硝子頚部
側に於て樽型歪に、螢光面3側に於て糸巻型歪
に、又垂直偏向磁界を逆に硝子頚部側に於て糸巻
型歪に、螢光面3側では樽型歪に夫々設定するこ
とによつて三本の電子ビームの集中ずれを螢光面
3全域で補正して、動的集中補正回路を用いるこ
となく良好なコンバージエンス特性を得る、所謂
セルフコンバージエンス方式を実現している。
然しながら、この場合三本のインライン電子ビ
ームは上述の非斉一磁界中を通過することによつ
て螢光面3上にビームスポツト断面BCは第2図
に示す様に画面中央で真円であつても、画面周辺
では横長の楕円形状に歪む。即ち水平偏向磁界が
強い糸巻型歪をもつているためビームスポツトが
水平方向に偏向されるに従がつて、特に画面周辺
でビームスポツトは歪んで横長の長円形状とな
る。又高輝度画像を受像する場合、電子銃から大
電流を取り出すことになり、特に偏向角度の大き
い画面周辺部では上記の偏向歪により高輝度のビ
ームスポツト核BCの周囲に薄く輝くハローBH
発生する。
従がつて偏向磁界の偏向歪により画面周辺で
は、ビームスポツトの横長潰れとハローによりフ
オーカス特性が劣化し、解像度は著しく低下する
欠点があつた。
前記偏向歪によるビームスポツトの横長歪を補
償するため第3図に示す様に、インライン型電子
銃1のビーム形成領域である陰極に最も近い制御
電極G1、又は遮蔽電極G2の三電子ビーム通過
孔HR,HG,HBを垂直偏向軸方向に長径を置く縦
長の長円形状とすることが行われている。これに
より電子ビーム通過孔の長径方向の集束を弱く、
短径方向の集束を強くし、画面中央に於けるビー
ムスポツトを縦長とし、画面周辺に於ける偏向さ
れたビームの横長歪を軽減して静的に補償してい
る。
然るに上述の制御電極G1、遮蔽電極G2の電
子ビーム通過孔を長円形状に高精度でばらつきな
く製作加工したり、これら長円形状ビーム通過孔
を持つた電極と、電子銃構体を構成する他の電極
と相対的位置を高精度に保つて電子銃構体を組立
てることは従来用いられている円形ビーム通過孔
を持つた電極を用いる場合よりいずれも著しく困
難であつた。このためビーム形成領域にある陰
極、制御電極、遮蔽電極の相対位置で決まる電子
ビーム遮断電圧が三電子ビーム間にばらつきを生
じたり、電子ビーム束形成領域の光学特性を劣化
させたりする。
更に制御電極、遮蔽電極の電子ビーム通過孔を
長円形状にすることで、偏向コイル磁界から電子
ビームスポツトが受ける偏向歪による横長歪を軽
減出来ても、高輝度の電子ビームスポツト核BC
周囲に輝くハロー成分BHは除去不可能であり、
高輝度画像の画質改善には未だ不十分であつた。
本発明は上述の欠点に鑑みてなされたものであ
り、極めて簡単な構成によつてインライン型カラ
ー陰極線管の解像度を著しく改善したインライン
型電子銃構体を提供するものである。
即ち、同一平面内に放射された少くとも二本の
電子ビームを平行径路に沿つて所定間隔に配置し
た複数個の電極で各電子ビーム径路に実質的に個
別に形成された電子レンズにより集束し、且つ主
電子レンズの最終電極とこれに対向する電極の対
向面にある両外側電子ビーム通過孔形成部を内側
に傾する集中角を持たせて陰極線管画面近くに電
子ビームを集中させるインライン型電子銃構体に
於て、両外側電子ビームを画面中央で陰極線管外
の一点で集中する様に不足集中状態とし、陰極線
管頚部に装着される静集中装置の4極磁界で画面
上中央に於て一点に集中する様に集中補正するこ
とにより画面中央での電子ビームスポツトの垂直
偏向軸方向に軸を置く縦径が水平偏向軸方向に軸
を置く横径の1.1〜2.0倍となるように、前記両外
側主電子レンズ電極の傾斜角を定めたインライン
型電子銃構体に関するものである。
このインライン型電子銃構体を用いることによ
つて、両外側ビームの集中補正作用に併う4極磁
界の磁気レンズ効果で画面中央に於ける各ビーム
スポツトを垂直偏向軸に長軸を置く長円形状に整
形させると共に、ハローを軽減して、偏向コイル
の偏向歪によつて画面周辺でビームスポツトが横
長に潰れることを補償し、カラー陰極線管の解像
度を画面一様に改善出来る。
以下図面を参照にして本発明の実施例を詳細に
説明する。
第6図は本発明の一実施例に基づく三本の電子
ビームを放射するインライン型電子銃構体10を
備えたカラー陰極線管の縦断面図である。インラ
イン型電子銃構体10の一直線上に整列して同一
平面内にある三つの陰極から放射された三本の電
子ビームBR,BG,BBは有効マスク4及び画面を
構成する螢光面3の中央部で決して一点に交わら
ず、硝子外囲器2のほぼ頚部管軸上8にあつて、
螢光面3外の一点で交わるように両外側電子ビー
ムBR,BBが中央電子ビームBGに対し傾むくよう
に設定されている。即ち両外側電子ビームBR
BBは中央電子ビームBGに対し螢光面上では不足
集中され、螢光面3上の両外側電子ビーム間隔が
dとなるように設定されている。
第7図は上記インライン型電子銃構体10の一
例を詳細に示す縦断面図である。即ちインライン
型電子銃電極構体10は互に絶縁されて、同一平
面内で等間隔の離軸距離Sを保つて一列に整列し
た三つの陰極構体10R,10G,10Bと、こ
れに対向して電子ビーム進行方向に順次配置され
る三つのビーム透孔が一体に形成された制御電極
11、遮蔽電極12、集束電極13、最終電極で
ある陽極電極14及び有底円筒状の磁極15から
構成され、磁極15を除く各電極は電極支持子を
介して二本の絶縁物支持杆16に夾持されるよう
に埋設固定されて所定の電極間隔を保持してい
る。制御電極11、遮蔽電極12、集束電極13
の各電子ビームが通過する各電子ビーム通過開孔
11R,11G,11B;12R,12G,12
B;13R1,13G1,13R1は等間隔距離Sを
保つて一列に整列されており、三つの陰極10
R,10G,10Bから放射された電子ビーム束
BR,BG,BBが三本の電子銃の軸である平行径路
18R,18G,18B上を進むように加速及び
集束される。集束電極13,陽極電極14の上記
電子ビーム通過孔13R2,13G2,13B2;1
4R,14G,14Bも等間隔距離Sを保つて配
列されているが、互に対向する両外側電子ビーム
通過孔13R2,14R;13B2,14Bの形成
面は電子ビーム進行方向に対し中央電子ビーム
BGの軸18Gに向かつて内側に角度αだけ傾斜
され、集束電極13と陽極電極14間の各対応電
子ビーム開孔間隙に形成される主電子レンズの両
外側開孔部に傾斜レンズを形成して、電子ビーム
進行方向の陰極線管外の一点で両外側電子ビーム
BR,BBが一点に集中する様設定されている。従
がつて螢光面3の中央では両外側電子ビームBR
BBは距離dを持つよう不足集中されている。
ここに集中電極13及び陽極電極14は電子銃
の軸18R,18G,18Bに垂直な断面は閉塞
端面内で一直線上に整列して穿設された中央及び
両外側電子ビーム開孔の配列方向に長く、配列方
向と直角方向では短い略々長方形、或いは長円形
状を呈した閉塞筒状体であり、集束電極13は開
孔13R1,13G1,13B1を持つた閉塞筒状部
と開孔13R2,13G2,13B2を持つた閉塞筒
状部とが口縁部で重ね合せられて構成されてい
る。
このカラー陰極線管を動作させるに際して、螢
光面3上の両外側電子ビーム間隔が螢光面で構成
された画面中央でdとなつているため、従来と同
様に電子銃構体10上の硝子頚部外に配置された
静集中装置6の4極磁石6Aで不足集中状態の両
外側電子ビームBR,BBを画面中央部で一点に集
中させ、この集中点を6極磁石6Bで中央電子ビ
ームBGに移動させることによつて集中補正を行
う。
この場合4極磁石6Aの発生する磁束が各電子
ビームに与える作用を第8図で詳細に検討してみ
る。図から明らかな様に不足集中状態にある両外
側電子ビームBR,BBを中央電子ビームBG側に集
中補正することによつて、各電子ビームは図示矢
印の様に水平軸方向では磁界から左右方向の押圧
力を、垂直軸方向では上下方向外向きの引力を受
ける。各電子ビームの上下方向引力は互に等しい
ため電子ビーム上下方向には移動しないが、水平
軸上では両外側電子ビームBR,BBは夫々中央電
子ビームBG側に向う力を受け互に中央電子ビー
ムBG側に移動する。但し中央電子ビームBGの左
右方向押圧力は等しくビームの移動は起らない。
更に両外側電子ビームの集中移動と同時に各電
子ビームには磁界から前述した上下、左右方向の
力を受けるため画面中央に於ける電子ビームスポ
ツトは縦長に歪む。第9図にこの場合の画面3中
及び周辺部に於けるビームスポツトの形状を示
す。
然るに従来用いられている電子銃構体では三電
子ビームが画面中央部でほぼ一点に集中されるよ
うに設定されており、製造上誤差等で設定からず
れた不足、又は過集中量である残留集中誤差を静
集中装置6で集中補正するものであり、その残留
集中誤差は極めて小さくなつていて、通常最大で
も3〜4mm(画面中央に於ける両外側電子ビーム
間距離)程度の小さい値である。換言すれば両外
側電子ビームが電子銃から射出されて集中点に張
る角度である集中角θは残留集中誤差が画面中央
で零となる集中角θ0の最大でも±30%以内となつ
ている。従がつて静集中装置6の4極磁界による
この程度の集中補正では各電子ビームの縦長歪は
無視し得る程度に小さかつた。
一般には互に対向して傾斜面の形成された主電
子レンズに於ては螢光面上の両外側電子ビーム間
距離dは両外側電子ビーム通過孔形成面が中央電
子ビーム通過孔形成面に対してなす傾斜角αが3
度以下の小さい角度であればほぼαに比例する。
例えば電子ビーム離軸距離S=6.6mm,主電子
レンズ口径D=5.5mm,陽極電圧に対する集束電
圧比26〜30%(代表的には28%)のインライン型
電子銃を備えた20インチ90度偏向カラー陰極線管
を陽極電圧25KVで動作させる場合の傾斜角αに
対する所要集中補正量dの関係を第10図に示
す。同図中でdが負量であることは不足集中を、
正量であることは過集中であることを意味する。
更にこの不足集中の集中補正を静集中装置6の
4極磁石6aで行つた場合の集中補正量dに対す
る電子スポツトの縦径と横径の比(R=縦径/横
径)の関係、及び集中補正量0mmに於けるビーム
スポツト核BCの周囲に発生するハロー成分BH
面積を100%として集中補正量dに対するハロー
発生面積率SHの関係を第11図に示す。
第11図よりd=4.9mmの時R=1.1、d=9.63
mmの時R=2.0となり、不足集中補正量が4.9mm以
上になるとビームスポツトは明瞭に縦長傾向を示
し、同時ハロー発生量も4極磁界から各電子ビー
ムが受ける水平方向押圧力、上下方向引力の磁気
レンズ作用で急激に軽減されることが示されてい
る。又第10図より夫々d=4.9、9.63mm相当す
る傾斜角αは夫々1.224゜、0.592゜である。
即ち傾斜角αが1.22゜以下になると画面上の両
外側電子ビームBR,BBの不足集中補正量は4.9mm
以上となり、これを静集中装置6の4極磁石で集
中補正すると画面中央に於けるビームスポツトは
縦横比1.1以上の縦長形状となる。
一般に非斉−磁界による画面周辺でのビームス
ポツト横長歪を補正するには画面中央に於ける静
止ビームスポツトの横径に対する縦径の比(縦
径/横径)を1.0以上の縦長とすればよい。第9
図に示す様にその縦径の程度が大きい程画面周辺
部のビームスポツトは円形に近づき、画面周辺解
像度は改善されるが、画面中央部ではビームスポ
ツトは過大の縦長形状となつて、中央部での解像
度は逆に劣化してしまう。又前記比が1.1より小
さいと周辺部でのスポツトの横長潰れの改善効果
はほとんど認められない。実験によれば画面中央
部の解像度を損うことなく、画面周辺部での解像
度を改善するには画面中央に於けるビームスポツ
トの縦径の横径に対する比を1.1〜2.0に設定すれ
ば画面全面にわたつて一様の高解像度が得られる
フオーカス特性となることが確められた。
以上により前述の陽極電極2.5KVで使用される
20インチ90度偏向カラー陰極線管では平行に進む
両外側電子ビームを主電子レンズの最終電極とこ
れに対向する電極対向面にある両外側電子ビーム
通過孔形成部の中央電子ビーム通過孔形成面に対
する傾斜角αを0.59゜〜1.22゜とし、画面中央部上
で両外側電子ビームを不足集中状態とし、静集中
装置6の4極磁界で一点に集中するように集中補
正すれば、セルフコンバージエンス方式の偏向磁
界から受ける電子ビームが横長潰れとなる偏向歪
を補償し、且つハロー発生量を軽減して、画面上
の走査画像は全面にわたつて解像度を著しく改善
可能となる。
因に本発明では両外側電子ビームを画面中央で
過剰に不足集中させたことに最大の特徴があり、
同量の所要集中量であつても画面に到達する以前
に一度両外側電子ビームが交叉する過集中状態で
は第8図と全く逆の補正を行うこととなり、電子
ビームスポツトは逆に横長に潰れ、且つ磁気レン
ズの収差でハローは補正前より過大に発生して、
解像度は著しく劣化する。
以上の説明では静集中装置は硝子頚部外に設け
られている場合を引例したが、必ずしもこれに限
定されることなく電子銃構体の一部に予め取付け
られていても、或いは又陰極線管製造後に管外か
ら着磁させて形成してもよい。
又説明の便宜上同一平面内で等間隔に放射され
た中央及び両外側の電子ビームを有する三電子ビ
ームのインライン型電子銃構体について行なつた
が、両外側電子ビームのみの二電子ビームインラ
イン型電子銃構体にも本発明を適用出来ることは
云うまでもない。
上述の様に本発明によれば、インライン型電子
銃構体に於て両外側電子ビームを画面中央で過剰
に不足集中させ、然る後通常用いられている静集
中装置の4極磁界で集中補正することにより画面
中央に於けるビームスポツト形状を垂直偏向軸方
向に長軸を置く縦長とし、画面周辺部に於ける電
子ビームスポツトの偏向歪による横長潰れを軽減
すると併に、ハロー発生を防止して画面全面にわ
たつて受像画像の解像度を極めて容易にして、大
幅に改善することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の三電子ビームを放射するインラ
イン型電子銃構体を備えたカラー陰極線管の縦断
面図、第2図は画面上の電子ビームスポツト断面
形状を、第3図は従来用いられている縦長の電子
ビーム通過孔を持つた制御電極、又は遮蔽電極の
平面図、第4図、第5図は静集中装置の4極磁界
及び6極磁界の動作原理図、第6図は本発明の一
実施例に基づく三電子ビームを放射するインライ
ン型電子銃構体を備えたカラー陰極線管の縦断面
図、第7図は前記インライン型電子銃構体の詳細
縦断面図、第8図は静集中装置の4極磁界から不
足集中状態にある電子ビームの夫々が受ける作用
効果を示す図、第9図は本発明の一実施例によつ
て得られる画面上のビーム・スポツト断面形状
を、第10図は傾斜角αに対する残留集中量dの
関係を示す図、第11図は電子ビーム離軸距離S
=6.6mm、主電子レンズ口径D=5.5mm、陽極電圧
に対する集中電圧比26〜30%のインライン型電子
銃を備えた20インチ90度偏向カラー陰極線管を陽
極電圧25KVで動作させて、静集中装置の4極磁
界により両外側ビームを集中補正させた場合の不
足集中量に対する画面上ビームスポツトの縦径と
横径の比、及び残留集中量0の時のハロー発生量
を100とした時のハロー発生率の関係を示す図を
夫々示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 同一平面内に放射された少くとも二本の電子
    ビームを平行径路に沿つて所定間隔に配置した複
    数個の電極によつて各電子ビーム径路に実質的に
    個別形成された電子レンズで集束し、且つ主電子
    レンズの最終電極とこれに対向する電極で対向面
    にある両外側電子ビーム通過孔形成部を電子ビー
    ム進行方向の内側に傾ける傾斜角を持たせて陰極
    線管画面近くに電子ビームを集中させるインライ
    ン型電子銃構体に於て、両外側電子ビームを画面
    中央で陰極線管外の一点で集中する様に不足集中
    状態とし、静集中装置の4極磁界で画面中央に於
    て一点に集中する様に集中補正することにより、
    画面中央での各電子ビームスポツトの垂直偏向軸
    方向に軸を置く縦径が水平偏向軸方向に軸を置く
    横径の1.1〜2.0倍となるように前記両外側主電子
    レンズ電極の傾斜角を定めたことを特徴としたイ
    ンライン型電子銃構体。 2 特許請求の範囲第1項記載のインライン型電
    子銃構体に於て、主電子レンズの対向二電極の対
    向面にある両外側電子ビーム通過孔形成部を電子
    ビーム進行方向内側に0.59゜〜1.22゜の傾斜角をつ
    けて形成したことを特徴としたインライン型電子
    銃構体。
JP563982A 1982-01-18 1982-01-18 インライン型電子銃構体 Granted JPS58123639A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP563982A JPS58123639A (ja) 1982-01-18 1982-01-18 インライン型電子銃構体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP563982A JPS58123639A (ja) 1982-01-18 1982-01-18 インライン型電子銃構体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58123639A JPS58123639A (ja) 1983-07-22
JPH0129014B2 true JPH0129014B2 (ja) 1989-06-07

Family

ID=11616702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP563982A Granted JPS58123639A (ja) 1982-01-18 1982-01-18 インライン型電子銃構体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58123639A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0654636B2 (ja) * 1985-11-26 1994-07-20 日本電気株式会社 インライン型カラ−受像管

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58123639A (ja) 1983-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4234814A (en) Electron gun with astigmatic flare-reducing beam forming region
JP3061389B2 (ja) カラー受像管装置
JPH0129014B2 (ja)
JPS6258102B2 (ja)
JPH05325825A (ja) カラー陰極線管用電子銃
KR920000940B1 (ko) 칼라 수상관 및 편향 장치
JPH021337B2 (ja)
JPH021336B2 (ja)
JPS6353664B2 (ja)
JP2692858B2 (ja) カラー受像管装置
JP2859900B2 (ja) カラー受像管
JP2710880B2 (ja) 4極磁界発生器を用いたインライン型陰極線管の集中調整方法
JP3396503B2 (ja) カラー受像管装置
JPH0127252Y2 (ja)
JP2758231B2 (ja) カラー受像管装置
KR0165066B1 (ko) 음극선관용 전자총
JP2804052B2 (ja) カラー受像管装置
JP2862575B2 (ja) カラー受像管
JP3004658B2 (ja) カラー受像管装置
JP3360863B2 (ja) 受像管用電子銃
JP2003070011A (ja) 表示装置
JPH0246633A (ja) カラー受像管装置
JPH07288089A (ja) カラー受像管
JPH0378941A (ja) カラー受像管装置
JPH05343001A (ja) カラー陰極線管装置