JPH01287860A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、Ｒ−Ｄ　Ａ　Ｔ　［ｒｏｔａｒｙ　ｈｅａｄ
　ｄｉｇｉｔａｌａｕｄｉｏ　ｔａｐｅ　ｒｅｃｏｒｄ
ｅｒ　］等のように磁気ヘッドがテープ上を走査して磁
気記録再生を行うための磁気記録再生装置に関するもの
である。

〔従来の技術〕

Ｒ−ＤＡＴや家庭用ＶＴＲ（ｖｉｄｏ　ｔａｐｅ　ｒｅ
ｃｏｒ−−ｄｅｒ）等では、第４図に示すように、図示
しない回転自在なドラム軸に取り付けられた回転ディス
クには、上部にドラム軸とともに回転してテープ４１を
案内するための上案内ドラム４５ａが配設されており、
上案内ドラム４５ａの下面には２個の磁気ヘッド４４・
４４が１８０”間隔で取り付けられている。これら磁気
ヘッド４４・４４は上記回転ディスクが回転することに
より、同一平面を形成するように同一高さに設定されて
いる。−方、上記回転ディスクの下方にはドラム軸が遊
貫された状態で上記の上案内ドラム４５ａと対向させた
図示しない下案内ドラムが設けられており、この下案内
ドラムと上記の上案内ドラム４５ａとで一つの案内ドラ
ム４５が構成されている。

上記案内ドラム４５の近傍にはテープガイド４２・４３
がテープの入口側および出口側にそれぞれ設けられてい
る。

図示しないＶＴＲカセ・７トから引き出されたテープ４
１は、図示しない消去ヘッド、ガイドローラ、オーディ
オＣＴＬヘッド、ピンチローラ等を介して、テープガイ
ド４２・４３から上記案内ドラム４５の周面に周接され
ており、上案内ドラム４５ａが回転することで、テープ
４１上を磁気ヘッド４４・４４が交互に切り換わりなが
ら走査して、記録や再生を行うようになっている。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが、上記従来の磁気記録再生装置では、案内ドラ
ム４５と周接されたテープ４１との間に空気が取り込ま
れ、案内ドラム４５の表面に対してテープ４１が浮上す
るため、磁気ヘッド４４・４４がテープ４１と接触し難
くなり、良好な磁気記録再生ができなくなる。とくにテ
ープ４１が案内ドラム４５に周接され始める位置である
周接始点４１ａではテープ４１が浮上し易（、上案内ド
ラム４５ａの回転速度が可変である場合には、第５図に
示すように、点線で示される１８００ｒｐｍから一点鎖
線で示される３６００ｒｐｍそして実線で示される５４
００ｒｐｍへと回転速度が増加するほど、上記取り込ま
れる空気量が多くなり、テープ浮上量が増加するという
結果が得られた。

そこで、ドラム軸に送風用ファンを設けて上部の空気を
下方へ送り、周接されたテープに吸引力を作用させるＶ
ＴＲ用ヘッドドラム（特開昭６２−１５４３６０号公報
参照）が提案されている。

しかしながら、上記のヘッドドラムでは、ドラム軸の回
転速度によって作用する吸引力が決まっており、テープ
浮上量を任意に調節することができないために、回転速
度によっては良好な磁気記録再生ができなくなるという
問題を有していた。

［課題を解決するための手段〕 本発明の磁気記録再生装置は、上記の課題を解決するた
めに、テープを周接して案内するための案内ドラムと、
周接されたテープ上を走査して磁気記録再生を行うため
の回転ヘッドと、上記案内ドラムの前後でテープの走行
を案内するためのテープガイドとを備えた磁気記録再生
装置において、上記テープにおける案内ドラムへの周接
始点あたりにその側方からテープを案内ドラムの周面側
へ押し付けるための押圧力の可変な押圧力付勢手段が設
けられていることを特徴としている。

〔作　用〕

上記の構成によれば、テープが案内ドラムに周接され始
める位置付近において、その側方からテープを案内ドラ
ム側に押し付けることにより、良好な磁気記録再生を行
うことができるようにテープ浮上量を調節することが可
能となる。

また、案内ドラムの回転速度が変化する場合には、変化
した回転速度に対応して押圧力を調節することができ、
これにより常に良好な磁気記録再生を行うことができる
。

〔実施例〕

本発明の一実施例を第１図乃至第３図に基づいて説明す
れば、以下の通りである。

本実施例を、ＶＴＲの磁気記録再生装置に適用した場合
について説明する。磁気記録再生装置における案内ドラ
ム１５は、第１図に示すように、図示しない回転自在な
ドラム軸に図示しない回転ディスクが取り付けられてお
り、回転ディスクの上部には、この回転ディスクととも
に回転してテープ３１を案内するための上案内ドラム１
５ａが配設されている。そして、上案内ドラム１５ａの
下面には２個の磁気ヘッド１４・１４がそれぞれ１８０
°間隔で取り付けられており、これらの磁気ヘッド１４
・１４は上記上案内ドラム１５ａの回転により同一平面
を形成するように同一高さに設定されている。

一方、上記回転ディスクの下方には、上記のドラム軸が
遊貫された状態で上案内ドラム１５ａと対向する図示し
ない下案内ドラムが設けられており、この下案内ドラム
と上記の上案内ドラム１５ａとで一つの案内ドラム１５
が構成されている。

上記案内ドラム１５の近傍には、テープガイド１２・１
３がテープの入口側および出口側に設けられている。

上記の案内ドラム１５の周面には、テープガイド１２・
１３をそれぞれ前後に介して、テープ３１が周接されて
おり、テープ３１が案内ドラム１５に周接され始める位
置である周接始点３１ａ付近の側方には、テープ３１を
案内ドラム１５側に押し付けるための押圧力可変な押圧
力付勢手段として圧縮空気噴射装置１が配設されている
。

上記圧縮空気噴射装置１は、第３図（ａ）に示すように
、支柱部材２と、回動部材３と、保持部材４と、噴射部
材５とから構成されており、第３図（ｂ）にも示すよう
に、支柱部材２には下面から上部まで空気流通路２ａが
形成されており、この支柱部材２のほぼ中央に回動部材
３が回動自在に貫装されている。回動部材３の周面には
筒状に空気流通路４ａを有した保持部材４がその一方側
を長手方向横向に植設されており、上記空気流通路２ａ
・４ａは互いに連通されている。保持部材４の他方側で
は噴射部材５の下部周面に取り付けられており、支柱部
材２を中心として噴射部材５を回動自在に保持している
。また、噴射部材５は周面の一部に噴射口５ｄ・・・が
設けられるとともに上記の空気流通路４ａが連通される
空気流通路５Ｃを有した噴射管５ａと、噴射管５ａの上
部と下部とを塞ぐために設けられた閉塞部材５ｂ・５ｂ
とで構成されている。

記録再生が行われていない状態の磁気記録再生装置は、
第２図（ａ）に示すように、上記案内ドラム１５の下方
に図中−点鎖線で示すＶＴＲカセット３０が配されてお
り、テープ３１を引き出すための切欠部３０ａには、テ
ープ３１の内側に上記圧縮空気噴射装置１の噴射部材５
と引出ローラ部材２５・・・とが回動により移動するこ
とにより、上記噴射部材５および引出ローラ部材２５・
・・の各ローラが配置されるようになっている。そして
、ＶＴＲカセット３０と上記テープガイド１２との間に
は、プロセス順に、全幅消去へ・ノド２４、ガイドロー
ラ２０等が設けられている一方、上記テープガイド１２
とＶＴＲカセット３０との間には、同じくプロセス順に
、オーディオ消去ヘッド２３、オーディオＣＴＬヘッド
２８、ガイドローラ２０、ピンチローラ２１、ピンチロ
ーラ２１に対向するキャプスタン２２、ガイドローラ２
０・・・等が設けられている。

上記の構成において、記録再生を行う場合は、第２図（
ｂ）に示すように、テープ３１が引出ローラ部材２５・
・・によって引き出され、上記のプロセス順に掛は渡さ
れて上案内ドラム１５ａの回転とともに搬送される。こ
のとき、上案内ドラム１５ａの回転により、磁気ヘッド
１４・１４が交互に切り換わりながらテープ３１を走査
して、記録や再生を行うようになっている。

ここで、上記周接始点３１ａの側方には上記圧縮空気噴
射装置１が支柱部材２を中心として移動することで、噴
射部材５がその噴射口５ｄ・・・をテープ３１と対向し
て位置され、図示しない圧縮空気供給装置から送られて
くる圧縮空気が空気流通路２ａ・４ａ・５Ｃを通じて噴
射口５ｄ・・・からテープ３１に噴射される。この圧縮
空気の量は上案内ドラム１５ａの回転速度によって調節
され、上記案内ドラム１５に対してテープ３１が常に最
適なテープ浮上量となるように設定されている。

このため、上案内ドラム１５ａがどのような回転速度で
回転した場合であっても、テープ３１と磁気ヘッド１４
・１４どは良好に接触して記録再生を行うことができる
。

〔発明の効果〕

本発明に係る磁気記録再生装置は、以上のように、テー
プを周接して案内するための案内ドラムと、周接された
テープ上を走査して磁気記録再生を行うための回転ヘッ
ドと、上記案内ドラムの前後でテープの走行を案内する
ためのテープガイドとを備えた磁気記録再生装置におい
て、上記テープにおける案内ドラムへの周接始点あたり
にその側方からテープを案内ドラムの周面側へ押し付け
るための押圧力の可変な押圧力付勢手段が設けられた構
成をなしている。

これにより、テープ浮上量を最適に保ち、良好な磁気記
録再生を行うことができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明の一実施例を示すものであっ
て、第１図は回転ドラム近傍の配置を示す平面図、第２
図（ａ）は待機状態における磁気記録再生装置を示す平
面図、同図（ｂ）は記録再生中の磁気記録再生装置を示
す平面図、第３図は磁気記録再生装置の圧縮空気噴射装
置を示すものであって、同図（ａ）は側面図、同図（ｂ
）は縦断面図である。 第４図および第５図は従来例を示すものであって、第４
図は回転ドラムにテープが周接している状態を示す平面
図、第５図は上案内ドラムの回転速度が５４０Ｏｒｐｍ
　　・３６００ｒｐｍ−１８００ｒｐｌのときの案内ド
ラムに対するテープ周接角ごとのテープ浮上量を示すグ
ラフである。 １は圧縮空気噴射装置（押圧力可変な押圧力付勢手段）
、２は支柱部材、２ａ・４ａ・５ｃは空気流通路、３は
回動部材、４は保持部材、５は噴射部材、１５ａは上案
内ドラム、５ｂは閉塞部材、５ｄは噴射口、１２・１３
はテープガイド、１４は磁気ヘッド、１５は案内ドラム
、３０はＶＴＲカセット、３１はテープ、３１ａは周接
始点である。 第３　　：Ｊ（ａ） ５ｂ 第３　　Ｚ（ｂ） 第４図 第５図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、テープを周接して案内するための案内ドラムと、周
   接されたテープ上を走査して磁気記録再生を行うための
   回転ヘッドと、上記案内ドラムの前後でテープの走行を
   案内するためのテープガイドとを備えた磁気記録再生装
   置において、 上記テープにおける案内ドラムへの周接始点あたりにそ
   の側方からテープを案内ドラムの周面側へ押し付けるた
   めの押圧力の可変な押圧力付勢手段が設けられているこ
   とを特徴とする磁気記録再生装置。