JP4538961B2 - 記録再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は記録再生装置に係り、とくに回転ドラムの周囲にテープ状記録媒体を巻付け、上記回転ドラムに取付けられているヘッドをテープ状記録媒体と対接させて記録および/または再生を行なう記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
VTR(Video Tape Recorder)やデータテープレコーダとして、ヘリカルスキャン方式の記録再生装置が広く用いられている。この種の記録再生装置は、回転ドラムと固定ドラムとを備え、回転ドラムの外周面に臨むように磁気ヘッドが取付けられている。そしてこれらの回転ドラムと固定ドラムの外周面に磁気ヘッドをヘリカルに巻付けて回転ドラムを回転駆動することにより、上記磁気ヘッドによって磁気テープ上を斜めに走査するようにしたものである。このようなヘリカルスキャン方式の記録再生装置によれば、磁気テープ上にその長さ方向に対して傾斜するようにかつ互いに平行なトラックが順次形成され、このようなトラックによって信号の記録再生が行なわれる。
【0003】
図7はこのようなヘリカルスキャン方式の記録再生装置の要部を示しており、回転ドラム1には円周方向の例えば180度離れた位置に一対の磁気ヘッド2が取付けられている。そして磁気テープ7を導入する入口側にはロールガイド3と傾斜ガイド4とが配され、磁気テープ7の出口側にはロールガイド5と傾斜ガイド6とが配されている。
【0004】
このような構成において、磁気テープ7はロールガイド3および傾斜ガイド4によって案内されながら回転ドラム1の外周側をゆっくりと摺接しながら走行し、傾斜ガイド6およびロールガイド5によってこの回転ドラム1から取出される。そして回転ドラム1が回転されると、磁気ヘッド2が磁気テープ7と摺接されて磁気誘導の原理あるいは電磁誘導の原理を応用して信号の書込みまたは読出しを行なうようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような回転ドラム1を用いたヘリカルスキャン方式の記録再生装置において、図7に示すように回転ドラム1は磁気テープ7の走行方向と同じ方向である反時計方向に回転駆動される。このときに回転ドラム1の外周面によって矢印8で示すように空気が引込まれ、この空気が回転ドラム1と磁気テープ7との間に侵入してエアフィルムを構成する。ここで空気の量が多い場合には図7において2点鎖線で示すように傾斜ガイド4の下流側であって磁気テープ7が磁気ヘッド2と接触を開始する点において外周側に大きく膨らむようになる。
【0006】
図8は矢印8で示す空気流によって回転ドラム1の外周面と磁気テープ7との間に形成されるエアフィルムの厚さの磁気テープ7の入口側から出口側までの変化を示している。このグラフから明らかなように、とくにエアフィルムは磁気テープ7の入口側において大きな値になる。そしてこのような大きな値を有することから、磁気ヘッド2と磁気テープ7とは磁気テープ7の入口側の部分で大きく離間するためにRF出力波形が図6に示すようにその開始側の部分において十分な値よりも低減される問題がある。
【0007】
このような回転ドラム1の回転に伴う空気流8の引込みによって生ずる出力の低下を解消するために、特開2000−132890号公報には、回転ドラム1の外周面上に円周方向に沿って複数本の溝を形成するようにしている。あるいはまた特開2000−251352号公報には、とくに傾斜ガイド4の近傍であって回転ドラム1の外周面に近接するように斜めにエアガイドを設けるようにした構成が開示されている。
【0008】
上記のような空気流8による磁気テープ7の外周側への浮上がりの問題は、回転ドラム1の回転数が低い場合にはほとんど発生しない。また磁気テープ7に十分なテンションを与えることによって外周側への浮上がりを防止できる。従ってこの場合には空気流8の流入を抑制する必要はない。しかるに高転送レート達成のために回転ドラム1の回転数を高速化させると、入口側の磁気テープ浮上り量が増大するが、この現象をテープテンションによって解消することができない。というは回転数が高い状態でープテンションを高めると磁気テープの寿命を低下させる問題がある。
【0009】
そこでテープテンションを低くする必要がある。そしてテープテンションを低くした場合には、たとえ特開2000−132890号公報に開示されているような溝を回転ドラム1の外周面上に形成しただけでは抑制することができない。ドラム構造を回転ドラムと固定ドラムの組合わせではなくてプロペラ方式や中ドラム回転型にすれば上記のような問題に対しては若干有利になるものの、構造上のコストアップを生じ、あるいは組立て性が悪化する。またリワーク性に劣るために積極的に採用するには不適当である。
【0010】
特開2000−251352号公報に開示されているような入口側の傾斜ガイドのすぐ下流側の位置に斜めに案内板を設ける方式は、回転ドラムによって引込まれた空気をこの案内板で圧縮することになり、案内板の上流側の部分の空気圧が局部的に異常に上昇する問題がある。そして案内板を過ぎた位置において空気が負圧になってエアフィルムの制御が安定的にできない問題がある。
【0011】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、とくにテープ状記録媒体の入口側の部分におけるエアフィルムの厚さを薄くするとともにエアフィルムの厚さをほぼ均一に制御できるようにした記録再生装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本願の一発明は、回転ドラムの周囲にテープ状記録媒体を巻付け、前記回転ドラムに取付けられているヘッドを前記テープ状記録媒体と対接させて記録および/または再生を行なう記録再生装置において、
前記ヘッドと前記テープ状記録媒体とが接触を開始する位置よりも前記回転ドラムの回転方向上流側において前記回転ドラムの周囲を該回転ドラムの回転方向に沿って流動する空気を抑制する案内板を設けたことを特徴とする記録再生装置に関するものである。
【0013】
ここで前記案内板の前記回転ドラムの回転方向上流側のエッジが該回転ドラムの回転方向に流動する空気流を剥離して外周側に逃がすようにしてよい。また前記案内板の前記回転ドラムの回転方向上流側のエッジがくさび状であって、外周面が空気を逃がす案内面になっていてよい。また回転ドラムの端面から該回転ドラムの外周面と前記テープ状記録媒体との間に流入する空気流を制御する延出部が前記案内板に設けられていてよい。また前記延出部にはその外側面上に振動防止用のリブが形成されていてよい。
【0014】
本願の別の主要な発明は、ヘッドを取付けた回転ドラムと、外周側がテープ状記録媒体の案内面になっている固定ドラムとを具備し、前記回転ドラムと前記固定ドラムとが同軸状に重なるように組合わされ、前記回転ドラムと前記固定ドラムの外周面上にテープ状記録媒体をヘリカルに巻付けて前記回転ヘッドに取付けられているヘッドを前記テープ状記録媒体上を走査させて記録および/または再生を行なうようにした記録再生装置において、
前記回転ドラムの回転によって前記回転ドラムと前記テープ状記録媒体との間に流入する空気流と前記回転ドラムの端面から前記テープ状記録媒体の側端を通って前記回転ドラムと前記テープ状記録媒体との間に流入する空気流とを抑制する案内板を設けたことを特徴とする記録再生装置に関するものである。
【0015】
ここで前記案内板が前記回転ドラムの外周部上に固定されていてよい。また前記案内板と前記回転ドラムとの間の隙間が0.1〜2.0mmの範囲内であることが好ましい。
【0016】
本発明の好ましい態様は、固定ドラム上に配される回転ドラムの背面側であってテープ状記録媒体と接触しない部位において、ヘッドとテープ状記録媒体とが接触を開始するテープ状記録媒体の入口付近までの回転ドラムの表面部と、上記入口からテープの巻付き方向に約60度の付近までテープ状記録媒体の上側のエッジよりも上側の部分であって回転ドラムの表面から上部に達する案内板を設け、この案内板によって回転ドラムの回転により該回転ドラムとテープ状記録媒体との間に巻込まれる空気流の抑制を行なうようにしたものである。
【0017】
直径が62mmのVHS規格以上の大径の高速回転型の回転ドラム装置における回転ドラムにおいて、5000rpm以上であってしかも磁気テープとの相対速度が16m/秒以上でしかもテープ状記録媒体のテンションが20g以下の場合には、回転ドラムのテープの入口のエアフィルムが回転ドラムの半径方向に厚くなりすぎて回転ドラムの外周面上に円周方向の溝を形成するとともにこの溝を深くしただけではエアフィルムの抑制は難くなる。
【0018】
ところが上記の態様に係る案内板を設けることによって、少なくとも回転ドラムに巻付いているテープ状記録媒体の下側にもぐり込む空気流および回転ドラムの上側の端面から遠心力で回転ドラムの表面に巻込まれる空気流を抑制することが可能になり、このためにとくに高回転時におけるエアフィルムの増加の抑制に大きく貢献することになる。またエアフィルムがテープ状記録媒体の長さ方向に沿ってほぼ均一になるとともにとくに入口側の部分の当りが改善されるために、図5に示すような理想的なRF波形を得ることが可能になる。
【0019】
【発明の実施の形態】
図1および図2は本発明の一実施の形態に係る記録再生装置のとくに要部を構成する回転ヘッドドラム装置を示している。この回転ヘッドドラム装置は回転ドラム11と固定ドラム12とから構成され、これらが同軸状において図2に示すように上下に重なるように配されている。そして回転ドラム11には例えば円周方向に互いに180度ずれた位置に一対の磁気ヘッド13が取付けられるようになっている。
【0020】
回転ドラム11に対してその入口側の部分にはロールガイド15と傾斜ガイド16とが設けられている。また出口側の部分にはロールガイド17と傾斜ガイド18とが配されている。そしてこれらのガイド15〜18によって案内されるように磁気テープ20が回転ドラム11および固定ドラム12の外周面にヘリカルに巻付けられるようになっている。しかも上記磁気ヘッド13が磁気テープ20と対接されてヘリカルスキャン方式の記録再生を行なうようになっている。
【0021】
とくにこの記録再生装置の大きな特徴は、回転ドラム11と磁気テープ20との間に形成されるエアフィルムの量を効果的に制御するための案内板25が用いられていることである。案内板25は図3および図4に示すように、回転ドラム11の回転方向上流側に位置するようにくさび状エッジ26を備え、このくさび状エッジ26によって回転ドラム11の周囲を回転ドラム11の回転方向に沿って流動する空気を剥離するようになっている。そして剥離された空気流を案内するための案内面27がこの案内板25のくさび状エッジ26の後方側であってその外側面上に形成されている。
【0022】
案内板25にはとくに回転ドラム11の回転方向下流側に延出された延出部28を備えている。この延出部28は図2に示すように磁気テープ20の上側のエッジよりも上方に位置した状態で回転ドラム11の外周面を外側から覆うようになっており、とくに回転ドラム11の上側の端面から遠心力によってこの回転ドラム11の外周面と磁気テープ20との間の部分に侵入する空気を抑える機能を果している。なお延出部28にはその振動を抑制するリブ29が設けられている。そして上記延出部28の根元側には、磁気テープ20がこの案内板25と干渉するのを防止するための導入用凹部30が形成されている。またこの案内板25の内側の表面には取付け用段部31が形成され、この段部31によって固定ドラム12の外周面上に固定されるようになっている。
【0023】
なおこのような案内板25は例えばABS樹脂やデルリン等の合成樹脂によってモールドされたものであってよく、一体構造をなしていてよい。またこのような案内板25の内周側の部分と回転ドラム11の外周部との間の半径方向の隙間は、0.1〜2.0mmの範囲内であることが好ましく、とくに0.3〜1.0mmの範囲内であることが好ましい。この実施の形態においては上記のクリアランスが約0.5mmに設定された。
【0024】
以上のような構成において、図1および図2に示すようにガイド15〜18によって回転ドラム11と固定ドラム12の外周面に磁気テープ13をヘリカルに巻付けた状態で回転ドラム11を図示を省略したモータによって高速回転させるとともに、磁気テープ20を回転ドラム11の回転方向にゆっくりと走行させる。すると回転ドラム11に設けられている磁気ヘッド13が磁気テープ20上を斜めに走査する。そして磁気ヘッド13による磁気誘導によって磁気テープ20上に信号が書込まれる。また磁気テープ20に記録されている信号が磁気誘導の原理によって磁気ヘッド13で読出される。このような動作によって磁気テープ20に対する信号の記録および/または再生が行なわれる。
【0025】
このような記録再生を行なう回転ヘッドドラム装置において、高速回転する回転ドラム11に伴ってその回転方向に回転ドラム11の外周面上を空気が流動する。ところがこの空気は回転ドラム11の外周側に配されている案内板25の回転ドラム11の回転方向上流側に位置するくさび状エッジ26によって剥離される。そして剥離された空気流が案内板25の背面側の案内面27に沿って外周側に誘導される。従ってこのことから、とくに磁気テープ20と回転ドラム11とが接触を開始する位置におけるエアフィルムの量が他の部位に比べて極端に大きくなることが防止される。
【0026】
またこのような案内板25は磁気テープ20が回転ドラム11と接触を開始する位置よりも回転ドラム11の回転方向下流側に延びるように延出部28が形成されている。そしてこの延出部28は回転ドラム11の外周面上であって磁気テープ20の上側のエッジよりも上側の領域を覆うようにしている。このような延出部28は回転ドラム11の上端面からこの回転ドラム11の回転に伴う遠心力によって回転ドラム11の外周面上に導入される空気流を抑える機能を果しており、このために磁気テープ20の上側の側端面から回転ドラム11の外周面と磁気テープ20との間に流入する空気を抑制するようになる。
【0027】
このような案内板25のとくにくさび状エッジ26による空気流の剥離と、延出部28による上方からの空気流の流入の阻止によって、磁気テープ20と回転ドラム11との間に生ずるエアフィルムの量を回転ドラム11の円周方向であって磁気テープ20の長さ方向に沿ってほぼ一定の値にすることが可能になる。このようなことから、磁気テープ20と磁気ヘッド13との間の距離が常にほぼ一定になる。従ってこのことから、電磁変換の効率が回転ドラム11の回転方向あるいは磁気テープ20の走行方向に沿って一定になる。このことからRF出力波形が図5に示すように理想的な形状になり、とくに開始部分における出力の低下および変動が解消される。このことは図5を図6と比較すれば明白である。またエアフィルムの量を一定にするためにテープテンションを必要以上に高くする必要がなくなり、このために磁気テープ20の長寿命化が図られるようになる。
【0028】
【発明の効果】
本願の主要な発明は、回転ドラムの周囲にテープ状記録媒体を巻付け、回転ドラムに取付けられているヘッドをテープ状記録媒体と対接させて記録および/または再生を行なう記録再生装置において、ヘッドとテープ状記録媒体とが接触を開始する位置よりも回転ドラムの回転方向上流側において回転ドラムの周囲を該回転ドラムの回転方向に沿って流動する空気を抑制する案内板を設けたものである。
【0029】
従ってこのような記録再生装置によれば、回転ドラムの回転に伴ってこの回転ドラムとテープ状記録媒体との間に流入する空気流を抑制することによって、とくに入口部分におけるエアフィルムの厚さを大幅に抑制することが可能になるとともに、回転ドラムの回転方向に沿うエアフィルムの厚さをほぼ一定にすることが可能になり、これによってとくに入口部分における電磁変換効率の低下を防止することが可能になる。
【0030】
本願の別の主要な発明は、ヘッドを取付けた回転ドラムと、外周側がテープ状記録媒体の案内面になっている固定ドラムとを具備し、回転ドラムと固定ドラムとが同軸状に重なるように組合わされ、回転ドラムと固定ドラムの外周面上にテープ状記録媒体をヘリカルに巻付けて回転ヘッドに取付けられているヘッドをテープ状記録媒体上を走査させて記録および/または再生を行なうようにした記録再生装置において、回転ドラムの回転によって回転ドラムとテープ状記録媒体との間に流入する空気流と回転ドラムの端面からテープ状記録媒体の側端を通って回転ドラムとテープ状記録媒体との間に流入する空気流とを抑制する案内板を設けたものである。
【0031】
従ってこのような記録再生装置によれば、案内板によって回転ドラムの回転に伴って円周方向に流動しながら導入される空気と回転ドラムの端面から回転ドラムとテープ状記録媒体との間に導入される空気とをともに抑制することが可能になり、エアフィルムの回転ドラムの回転方向に沿う均一化が達成される。とくに回転ドラムを高速回転させた場合におけるエアフィルムの安定化に大きく貢献することになり、またテープ状記録媒体のテープテンションを必要以上に高くする必要がなくなり、これによってテープ状記録媒体の長寿命化が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】記録再生装置の要部の平面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】案内板の斜視図である。
【図4】同案内板の内側から見た斜視図である。
【図5】RF出力波形の波形図である。
【図6】従来の記録再生装置におけるRF出力波形の波形図である。
【図7】従来の記録再生装置の要部平面図である。
【図8】同装置におけるエアフィルムの厚さの変化を示すグラフである。
【符号の説明】
11‥‥回転ドラム、12‥‥固定ドラム、13‥‥磁気ヘッド、15‥‥ロールガイド、16‥‥傾斜ガイド、17‥‥ロールガイド、18‥‥傾斜ガイド、20‥‥磁気テープ、25‥‥案内板、26‥‥くさび状エッジ、27‥‥案内面、28‥‥延出部、29‥‥リブ、30‥‥導入用凹部、31‥‥取付け用段部

Claims (3)

  1. 回転ドラムの周囲にテープ状記録媒体を巻付け、前記回転ドラムに取付けられているヘッドを前記テープ状記録媒体と対接させて記録および/または再生を行なう記録再生装置において、
    前記ヘッドと前記テープ状記録媒体とが接触を開始する位置よりも前記回転ドラムの回転方向上流側において前記回転ドラムの周囲を該回転ドラムの回転方向に沿って流動する空気を抑制する案内板を設け
    前記回転ドラムの端面から該回転ドラムの外周面と前記テープ状記録媒体との間に流入する空気流を制御する延出部が前記案内板に設けられており、
    前記延出部にはその外側面上に振動防止用のリブが形成されている
    記録再生装置。
  2. 前記案内板の前記回転ドラムの回転方向上流側のエッジが該回転ドラムの回転方向に流動する空気流を剥離して外周側に逃がすことを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  3. 前記案内板の前記回転ドラムの回転方向上流側のエッジがくさび状であって、外周面が空気を逃がす案内面になっていることを特徴とする請求項2に記載の記録再生装置。
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