JPS61126663A

JPS61126663A - 磁気記録再生装置のテ−プ駆動機構

Info

Publication number: JPS61126663A
Application number: JP59245912A
Authority: JP
Inventors: Atsuo Osawa; 敦夫大沢; Nobuyuki Kaku; 信行賀来; Takashi Sasaki; 孝佐々木; Yoshihiro Fukagawa; 芳弘深川
Original assignee: Hitachi Ltd; Hitachi Video Engineering Co Ltd
Current assignee: Hitachi Image Information Systems Inc; Hitachi Ltd
Priority date: 1984-11-22
Filing date: 1984-11-22
Publication date: 1986-06-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の利用分野〕本発明は、磁気記録再生装置のテープ駆動機構に関する
ものである。

〔発明の背景）従来、小形軽量及び簡易構造を目的としたビデオテープ
レコーダ（ＶＴＲ）システムとして、特開昭５２−２１
８０９号が提案されている。この提案は、回転ドラムの
外周面にテープを所定の角度にわたって巻き付け、この
回転ドラムを高速回転させると共に、テープを回転ドラ
ムに対して微小の相対速度差で走行させ、この回転ドラ
ムに巻装されたテープの外周に当接するように配置され
た磁気ヘッドによシ記録、再生を行なうようにしている
。このような方法によると、テープを巻き取るリール及
びリールを収納するためのテープカートリッジ等を回転
ドラム内に配置できるため、装置全体のスペースファク
ターを向上し、小形軽量化が可能である。

しかし、この方式の装置において、実際にテープを走行
させる場合、テープと回転ドラムとの間の相対速度は微
少であるため、通常の磁気ヘッドを搭載した回転ドラム
にテープを巻き付けて走行させる装置において形成され
る回転ドラムとテープ間の空気膜のような空気膜が形成
されず、テープと回転ドラム間の密着性が高くなる。そ
の結果、回転ドラムの周シでのテープのテンション増加
率は大きくなシ、テープの駆動負荷の増大及び走行時に
おけるテープ傷みの発生等の問題がある。また、供給リ
ールから回転ドラムの外周面へ引き出されるために張架
されているテープは、回転ドラムと共に外気に対して高
速で回転するために、回転時の回転ドラム内のテープ自
身の慣性力及び空気から受ける流体力等の外乱により、
テープのテンションが変動し、テープの回転ドラムリー
ド面への安定な規制が困難となる。

〔発明の目的〕

本発明は上記の状況に鑑みなされたものであり、テープ
の走行安定性を向上できると共に駆動負荷を低減できる
磁気記録再生装置のテープ駆動機構を提供することを目
的としたものである。

〔発明の概要〕

本発明の磁気記録再生装置のテープ駆動機構は、外周面
に断定の角度にわたりテープが巻装され回転駆動される
回転ドラムと、該回転ドラム内にそれぞれ配設された上
記テープを巻き取るリール及び該テープのテープ駆動機
構と、上記回転ドラム外周に上記テープを押し付け記録
再生を行なう磁気ヘッドとを設けてなり、上記テープの
上記回転ドラムの軸方向の走行高さを規制するように上
記回転ドラムに固定されたテープ押えと、該テープ押え
に固定され上記回転ドラムの外周上に位置され該回転ド
ラムの回転方向側に空気を取シ入れる開口部を有し該開
口部に対し逐次通気断面積を縮小連続し下流側に設けら
れた排出口を有する風取込部と、上記回転ドラム外周の
上記テープ巻装面に軸方向もしくは軸方向に対し斜に開
口し上記排出口に連通された溝とを設けたものである。

〔発明の実施例〕

以下本発明の磁気記録再生装置のテープ押え機構を実施
例を用い第１図、第２図により説明する。第１図は平面
図、第２図は一部を断面で示した第１図の正面図である
。図において、１はテープ、２はテープ１が所定量だけ
巻き付けられた供給リール、３は巻取リールである。供
給リール２、巻取リール５は、それぞれ供給リール台４
、巻取リール台５に係合し装着されている。テープ１は
、供給リール２より引き出された後、高さ規制ボスト６
、傾斜ボスト７を介し磁性面を外側にして回転ドラム８
の外周面上に引き出されている。そして、外周面上に、
リード８α、テープ押え３８．３９．４０．４１に沿っ
て所定の角度で巻き付けらｎた後、傾斜ボスト９、高さ
規制ボスト１０．１１を通過し、キャプスタン１２に案
内され巻取リール３に至る走行路を回転ドラム８の内部
にて形成している。回転ドラム８の外側に巻付けられた
テープ１には、ヘッド支持アーム２３のへラドベース２
４．２５に固定された磁気ヘッドが外側から押圧さ几て
いる。回転ドラム８外周にはこのヘッドの押込みを逃げ
るための溝８ｈが設けられている。

第２図において、シャーシ２６上ｌこは、ステータ２９
がねじ３０α、６０ｂによって固定されており、ステー
タ２９上には界磁コイル２７．２Ｂがそれぞれ所定の位
置に接着固定されている。ステータ２９の内部には、ロ
ータ３１に圧入さ几たキャプスタン１２カ、ステータ２
９及びシャーシ２６のボス部にそれぞれ保持されたベア
リング３２．５３によって回転自在に支持されている。

また、回転ドラム８は、ベアリング５４．３５を介しス
テータ２９を覆うように保持されている。３６．３７は
それぞれロータ３１、回転ドラム８に接着固定されたマ
グネットである。上記した駆動源において、界磁コイル
２７．２８にそれぞれ駆動電流が流れることによって、
キャプスタン１２及び回転ドラム８はステータ２９に対
しそれぞれ独立して回転駆動されることになっている。

次に駆動源の動力を伝達する駆動系の動作を説明する。

第１図において、ピンチロー２１５ハ、シャフト１３及
び４２を支点として回動可能な支持アーム体１４の一端
に回転可能な状態で保持されている。支持アーム体１４
の他端には、ブランジャンレノイド１８が係合され、ブ
ラシ１６、スリップリング１７を介して、オン−オフ信
号が供給されることにより、矢印鮨す方向に移動し、ピ
ンチローラ１５のキャプスタン１２）こ対する圧着離脱
を行なうようになっている。尚、破線で示したピンチロ
ー２１９は、ピンチロー２１５の下方で一体となって回
転するようになっている。

ピンチローラ１９、巻取プーリ２０及びアイドラ２１間
ｌこはベルト２２が張架されている。そして、巻取プー
リ２０と巻取リール台５との間、ならびにアイドラ２１
と供給リール台４との間にはスリップ機構が設けられて
おシ、そ几ぞれのリール及びテープに適正なトルクる伝
達するようになっている。

今、ステータ２９に接着固定された界磁コイル２７．２
８にそれぞれ所定の電流が流れると、　マグ不ツ）　５
６．３７が固定されたキャプスタン１２及び回転ドラム
８は、矢印ｆ方向へそれぞれ所定の角速度で回転する。

回転ドラム８の矢印ｆ方向へのこの回転により、その外
周に巻き付けラレタテープ１と、ヘッド支持アーム２３
上のヘッドとの相対速度が確保さ几る。また、ロータ３
１に圧入されたキャプスタン１２が、ピンチロー２１５
に圧着され回転ドラム８よりもわずかに大きな角速度で
回転することによって、キャプスタン１２とピンチロー
ラ１５とζこ挟持されたテープ１はその角速度に対応し
た速度で、矢印ん方向へ送られる。このとき、ピンチロ
ーラ１９は矢印Ｃ方向へ回転しており、ピンチローラ１
９はベルト２２を介し２個のリールに回転トルクを伝達
する。そして、巻取リール５は矢印ｄ方向へ、供給リー
ル２は矢印ｅ方向へそれぞれ回転し、矢印り方向へ送ら
れるテープ１は弛みなく走行駆動される。

第３図はヘッド支持アーム２５上のへラドペース２４．
２５に取プ付けられた磁気ヘッドの配置を示す側面図で
ある。第３図において２４ｃＬは消去ヘッド、２４ｂ及
び２５αは映像信号等の広帯域の信号が記録再生可能な
ダブルアジマスヘッドの記録再生ヘッド及び記録再生補
助ヘッドである。

記録再生ヘッド２４ｂと記録再生補助ヘッド２５αとの
間隔ｉは、第１図においてテープ１が回転ドラム８の外
周面に巻付いていない区間ｊよシも長く設定されておシ
、段差Ｒは所定の量に設定されている。回転ドラム８に
、テープ１が巻付いていない場合には、消去ヘッド２４
α、記録再生ヘッド２４ｂ１記録再生補助ヘツド２５α
は、ヘッド支持アーム２３がシャフト４２を支点として
矢印！方向へ回動されることによシ、回転ドラム８から
離脱している。また、テープ１に対する消去ヘッド２４
α、記録再生ヘッド２４ｂ１記録再生補助ヘツド２５α
の押込量は、ヘッド支持アームストッパ４３の位置をね
じ４４で固定することｉこよって調整される。

信号の記録再生を行なう記録再生ヘッド２４ｊ５と、記
録再生補助ヘッド２５αとは、１．５ヘッド記録方式に
おける主ヘッドと補助ヘッドとの関係にある。即ち、回
転ドラム８が矢印ｆ方向へ映像信号のフィールド周波数
で回転する際に、映像信号は、主ヘッドの記録再生ヘッ
ド２ａＡには連続的に、記録再生補助ヘッド２５αには
記録再生ヘッド２４６とテープ１とが非接触になる期間
だけ間欠的に入力される。記録再生ヘッド２４ｂ及び記
録再生補助ヘッド２５αは、二つの異なったアジマスを
持ったダブルチップヘッドである。従って、それぞれの
ヘッドにおいて回転ドラムが１回転する都度、信号を入
力するチップを切）替えること、そして、キャプスタン
１２によるテープ送シ速度を適切に設定することによっ
て、テープ１上にガートバンドのない重ね書き記録が行
なえる。尚、記録する映像信号には、再生時のトラッキ
ング用のパイロット信号が重畳されている。

第４図はこのようにして記録されたテープ１上のトラッ
クパターンを示す。第４図において、区間Ａは記録再生
ヘッド２４ｈによって走査され記録された区間であり、
区間Ｂは記録再生補助ヘッド２５αによって走査され記
録された区間である。また、図中の斜線を施こしたトラ
ックは、記録再生ヘッド２４ｂ１記録再生補助ヘツド２
５αの■のアジマスを持つチップで記録したトラック、
白抜きのトラックはｅのアジマスをもったチップで記録
したトラックである。上記のようｌこしてテープ１士に
記録された映像信号の再生は、ヘッド走査時に両隣のト
ラックから漏れ込むパイロット信号のレベルを比較して
一致させるＡＴＦ　トラッキング方式によシ行なう。

第５図は、回転ドラム８の上方に取シ付けられた４個の
テープ押え３８．５９．４０．４１の中のテープ押え４
１の構造を示す斜視図である。第５図１こ２いて、４７
は回転ドラム８の内周に回転ドラム８の軸方向に圧入固
定されたシャフト、８Ｃは回転ドラム８の軸方向に上端
よシ切シ込まれた溝である。テープ押え４１は回転ドラ
ム８の溝８Ｃに挿入し取り付けられたときに、回転ドラ
ム８の外周面に接触位置する風取込部４ｊｄを有し、シ
ャフト４７に嵌入されスプリング４５、ストッパ４６を
介しシャフト４７に固定されている。風取込部４１ｄに
は、回転ドラム８の矢印ｆに示す回転方向に回転ドラム
８０回転により風を取シ入れる開口部４１αが設けられ
、開口部４１αよシ逐次通気断面積を縮小し連続し形成
されて下流端に排出口４１１’が設けられている。８ｄ
−は回転ドラム８の外周面軸方向に設けられ排出口４１
１？と連通されている溝である。また、テープ押え４１
は、スプリング４５の弾性力により常に溝８ｃの下端の
面方向に付勢されているので、テープ押え４１の回転ド
ラム８からの突出部の風取込部４１“ｄの下端面４１．
６は、リード８ｃＬとの間に介在するテープ１０幅方向
への変位を安定的に規制し、テープ１は安定しり−ド８
αに沿って走行する。

尚、切欠溝８Ｃの深さは、七〇周周位置におけるリード
８αの高さに対応して設定されている。

そして、テープ押え４１は、回転ドラム８と一体になっ
て回転するため、矢印ｍに示すように回転ドラム８０周
辺部の空気を開口部４１αから取シ込み所定の比率で絞
シ込んだ後、排出口４１Ｃから吹き出す。排出口４ｉＣ
から吹き出された空気は、回転ドラム８の外周面に溝８
ｄを経てテープ１の背面に吹き出す。その結果、テープ
１と回転ドラム８の外周面との間の空気圧が高まプ、テ
ープ１は回転ドラム８の外周面から所定量浮上する。そ
して、テープ１と回転ドラム８との接触が緩和され、回
転ドラム８の周）における摩擦係数が小さくなりテープ
テンションの増加が低減される。

このように本実施例の磁気記録再生装置のテープ駆動機
構は、回転ドラム外周面から回転ドラム外周面とテープ
との接触面に回転ドラムの回転によって生じる空気を吹
き出しテープを浮かせるようにしたのでドラム周りでの
テープ張力増加率を低減できるためテープの走行安定性
を向上でき、駆動負荷の低減が可能となる。また、テー
プの回転ドラムリード面への規制が安定した状態で可能
となる。

〔発明の効果〕

以上記述した如く本発明の磁気記録再生装置のテープ駆
動機構は、テープの走行安定性を向上できると共に駆動
負荷を低減できる効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の磁気記録再生装置のテープ駆動機構の
実施例の平面図、第２図は一部を断面で示した第１図の
正面図、第３図は第１図のヘッド配置の説明図、第４図
は第１図のテープ上のヘッド走査軌跡を示す平面図、第
５図は第１図のテープ押えの取付状態の斜視図である。１・・・テープ、　　　　　　２・・・供給リール、３
・・・巻取リール、　　　　８・・・回転ドラム、８ｄ
・・・溝、１９・・・ピンチローラ、２１・・・アイド
ラ、２２・・・ベルト、２４α・・・消去ヘッド、２４
ｂ・・・記録再生ヘッド、２５ｂ・・・記録再生補助ヘ
ッド、３８．３９．４０．４１・・・テープ押え、４１α・・
・開口部、４１Ｃ・・・排出口、４１ｄ−・・・風取込
部。代理人弁理士　高　橋　明　夫− 第　　　　１　　　　又（

Claims

【特許請求の範囲】

１、外周面に所定の角度にわたりテープが巻装され回転
駆動される回転ドラムと、該回転ドラム内にそれぞれ配
設された上記テープを巻き取るリール及び該テープのテ
ープ駆動機構と、上記回転ドラム外周に上記テープを押
し付け記録再生を行なう磁気ヘッドとを設けたものにお
いて、上記テープの上記回転ドラムの軸方向の走行高さ
を規制するように上記回転ドラム上に固定されたテープ
押えと、該テープ押えに固定され上記回転ドラムの外周
上に位置され該回転ドラムの回転方向側に空気を取り入
れる開口部を有し該開口部に対し逐次通気断面積を縮小
連続し下流側に設けられた排出口を有する風取込部と、
上記回転ドラム外周の上記テープ巻装面に軸方向もしく
は軸方向に対し斜に開口し上記排出口に連通された溝と
を設けたことを特徴とする磁気記録再生装置のテープ駆
動機構。