JPH0644650A

JPH0644650A - 回転ドラム装置

Info

Publication number: JPH0644650A
Application number: JP4198069A
Authority: JP
Inventors: Hidekazu Takeda; 秀和武田; Nobuyuki Kaku; 信行賀来; Noriaki Masuda; 憲明益田
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1992-07-24
Filing date: 1992-07-24
Publication date: 1994-02-18

Abstract

(57)【要約】【目的】高密度記録システムに対応した狭トラックトレ
ースを安定に確保する。【構成】ドラムにおいて磁気テープが巻装される所定の
角度範囲において、固定ドラムのリード部と磁気ヘッド
の回転軌跡の間隔が、狭まる方向に磁気ヘッドが回転
し、さらに回転ドラムは、磁気ヘッドに対し逆方向に回
転する様に構成した。【効果】上記構成により、磁気ヘッドの回転走査力で磁
気テープをリードに安定に規制出来るので、狭トラック
システムにおいても良好に信号の記録再生が行える。ま
た、回転ドラムを磁気ヘッドと逆回転させることによ
り、ドラム部での空気膜圧を均一化しヘッドタッチの改
善、ヘッド寿命の長時間化に効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ヘリカルスキャン方式
のＶＴＲに係わり、特にディジタルＶＴＲのように高速
で回転する回転ドラム装置でのテープの走行安定化に関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来、一般のＶＴＲ（ＶＨＳ方式、β方
式、８ミリ方式）においては、特開平３−１５４２５８
号に記載されている様に、固定の下ドラムに設けられた
リードとよばれる螺旋状のテープ案内部にテープの下エ
ッジが規制されて走行し、回転ドラムに搭載された磁気
ヘッドの回転走査（１８００ｒｐｍ）により、テープの
下エッジから、テープの上エッジに向かって、斜めに信
号を記録するヘリカルスキャン方式が採用されている。

【０００３】また、近年の業務用ＶＴＲは、Ｄ１，Ｄ
２，Ｄ３に代表されるディジタル方式が主流であり、高
周波数記録による高密度記録化に対応するため、ドラム
の回転数は大きくなり、さらに多セグメント化や高機能
化に対応するため、磁気ヘッドの多チャンネル化が進ん
できている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では、
磁気テープ上を走査する磁気ヘッドの走査力（テープ掻
きあげ力）により、ドラムに巻き付いているテープが、
固定ドラムに設けられた磁気テープの走行高さを規制す
る案内部（以下リードと呼ぶ）より浮き上がり、記録テ
ープ上の記録パターンに歪みを生じ、その結果安定な再
生出力が得られないといった問題がある。今後、特に高
密度記録化が進む中にあって、狭トラック下での安定な
トラックトレースを得るためには、記録パターンの歪み
（＝トラック曲り）を極力小さく抑える必要がある。

【０００５】本発明の目的は、高密度記録システムに対
応した、狭トラック走査の安定確保が可能な回転ドラム
装置を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明では、磁気ヘッドを搭載したドラム装置に、磁気
テープを所定の角度範囲にわたり螺旋状に巻装し、磁気
テープ上を磁気ヘッドが斜めに走査して信号の記録、再
生を行なう回転ドラム装置において、磁気テープの走行
高さを規制する案内部を有するとともに、その周面で磁
気テープを案内する固定ドラムと、同じくその周面で磁
気テープを案内する回転ドラムと、前記固定ドラムと回
転ドラムの間から若干量だけ突出し回転する磁気ヘッ
ド、及びその保持ディスクとを備え、磁気テープが巻装
される所定の角度範囲において、前記案内部と磁気ヘッ
ドの回転軌跡の間隔が、狭まる方向に磁気ヘッドが回転
し、さらに、前記回転ドラムは、磁気ヘッドの回転方向
とは逆方向に回転するように構成した。

【０００７】

【作用】上記の如く、ドラムの磁気テープが巻装される
所定の角度範囲において、前記案内部（リード）と磁気
ヘッドの回転軌跡との間隔が、狭まる方向に磁気ヘッド
が回転する様に構成したので、磁気ヘッドのテープ掻き
上げ、掻き下げ力が、テープを固定側ドラムに設けられ
たリードに押さえつける方向に働く。また、前記回転ド
ラムを、磁気ヘッドの回転方向とは逆方向に回転するよ
うに構成したのでドラムに対するテープ走行の退出側か
ら空気を巻き込むことができ、テープとドラム表面間に
均一なエアーフィルムが形成される。

【０００８】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面によって説明す
る。

【０００９】図１は、本発明の回転ドラム装置の一実施
例を搭載した磁気記録再生装置を示す平面図である。

【００１０】同図において、磁気テープ１はシャーシ２
に、搭載されたカセット３の供給側リール４及び巻取り
側リール５間に張架されている。６はドラムでありカセ
ット３同様シャーシ２上に載置されている。７は入側傾
斜ガイド、８は入側テープガイドローラ、９は出側傾斜
ガイド、１０は出側テープガイドローラ、１１は磁気テ
ープ１の縦振動を吸収し良質な画像を得るために入側に
設けられたインピーダンスローラ、１２は磁気テープ１
に適正な張力を与えるために磁気テープ１の張力を検出
するテンションピン、１３は磁気テープ１を駆動するた
めに定速で回転するキャプスタン、１４は該キャプスタ
ン１３に磁気テープ１を挟んで圧接し駆動力を伝達する
ピンチローラ、１５は出側ガイドピンである。

【００１１】カセット３を装置に装着した状態では、テ
ンションピン１２、入側テープガイドローラ８、入側傾
斜ピン７、出側傾斜ガイド９及び出側テープガイドロー
ラ１０は図中破線で示す位置にある。磁気テープ１のド
ラム６へのローディングは、図中破線で示す様に各テー
プガイドが移動しドラム６の近傍に位置決め保持され磁
気テープ１を図１の様にドラム６に巻装する。

【００１２】ここで、磁気テープ１はドラム６に所定の
角度にわたり螺旋状に巻き付き、ドラム周面に設けられ
たリード（後述）に沿って走行し、ドラム６に搭載され
ている磁気ヘッド（後述）が、磁気テープ１の磁性面を
斜めに走査し、信号が記録もしくは再生される。

【００１３】この時、磁気ヘッドはドラム６の周面から
所定量だけ突出しているために磁気テープ１と直接接触
し、ドラム６はその周面に形成される空気膜により磁気
テープ１と流体接触する。磁気テープ１は上記接触力を
斜めに受けるため、その分力が働く方向へ、変形する。
特に、磁気ヘッドとの直接接触力は大きく、斜め走査角
度が大きくかつ磁気ヘッドの回転スピードが大きいシス
テムほど顕著に影響が現われる。

【００１４】図２、図３はドラム６をカセット３側から
見た側面図である。

【００１５】図２において、磁気テープ１は矢印Ａ方向
に走行し、磁気ヘッド１６は矢印Ｂ方向に回転し信号を
記録再生する。本実施例では、固定ドラム６ａが回転ド
ラム６ｂの上方に配されており、磁気テープ１の高さ規
制をするリード１７（前述）は、該固定ドラム６ａに設
けられている。ドラム６は従来のＶＴＲと同様に図示す
る方向に傾斜し、その結果、磁気ヘッド１６は磁気テー
プ１を下から上に向かって走査する。よって、磁気テー
プ１は、リード１７によって上エッジをガイドされ走行
する。この時、走行下流側のテープ張力は、上流側に比
較して高くなるため、本実施例では、回転ドラム６ｂを
矢印Ｃ方向に回転させることにより、矢印Ｄ方向より空
気を巻き込み、磁気テープ１と回転ドラム６ｂとの間に
空気膜を形成させ、走行負荷を軽減している。本実施例
では、従来ＶＴＲのフォーマットと互換性を確保しなが
ら、ドラム６中央部でのテープの浮き上がりを防止で
き、安定な記録再生が可能である。

【００１６】これに対し、図３は従来ドラム同様、固定
ドラム６ａの上部に回転ドラム６ｂが構成されたドラム
６を使用した例を示す。

【００１７】図３において、磁気テープ１は矢印Ａ方向
に走行し、磁気ヘッド１６は矢印Ｂ方向に回転し信号を
記録再生する。本実施例では、ドラムは従来のＶＴＲと
異なり図示する方向に傾斜し、その結果、磁気ヘッド１
６は磁気テープ１を上から下に向かって走査する。よっ
て、磁気テープ１は、リード１７によってテープ下エッ
ジをガイドされ走行する。この時、走行下流側のテープ
張力は、上流側に比較して高くなるため、本実施例で
は、前実施例と同様に回転ドラム６ｂを矢印Ｃ方向に回
転させることにより、矢印Ｄ方向より空気を巻き込み、
磁気テープ１と回転ドラム６ｂとの間に空気膜を形成さ
せ、走行負荷を軽減している。本実施例では、従来ドラ
ムのリード部を逆傾斜で加工すればよく、その他の従来
加工設備をかなり共用化できる。

【００１８】図４は、図２に示すドラム６の内部構造の
一例を示す断面図である。リード１７が設けられた固定
ドラム６ａは、軸１８に圧入固定されている。回転ドラ
ム６ｂは軸１８周りに軸受１９を介して回転自在に保持
されている。符号２０は、回転ドラム６ｂに取り付けら
れたロータマグネット、２１は、軸１８にホルダー２２
を介して取り付けられたステータコイル、磁気ヘッド１
６は、軸１８の周りに軸受２３を介して回転可能に保持
された回転ディスク２４の外周に固定されている。符号
２５，２６は、磁気ヘッド１６への信号の授受を非接触
で行う固定側ロータリトランス、回転側ロータリトラン
スである。符号２７は、回転ディスク２４を駆動するロ
ータマグネットであり、回転ディスク２４に固定されて
いる。符号２８は、ホルダー２２に取り付けられたステ
ータコイルである。本構造によれば、磁気ヘッド１６と
回転ドラム６ｂはそれぞれ独立して駆動されるので回転
ドラム６ｂが磁気テープ１から受ける回転むらが、磁気
ヘッド１６の回転むらに影響を及ぼさないために、磁気
ヘッド１６の回転性能を安定に精度良く保つことができ
る。また、磁気ヘッド１６と異なり回転ドラム６ｂの回
転周波数は自由に選ぶことができるために、磁気テープ
１の走行モードに応じた回転数を適宜設定してやること
により、例えばテープ走行テンションが高くなるテープ
巻終わりでの巻戻しサーチモードでは、磁気ヘッド１６
より高速でドラムを回転させることにより、更に安定し
た空気膜を得、磁気テープ１の低負荷走行を達成するこ
とができる。また、スタンバイモード、スチルモードで
は、回転ドラム６ｂの高速回転化により磁気テープ１を
浮上させ磁気ヘッド１６先端の面圧を低下させることで
磁気ヘッドの長寿命化を図れる。

【００１９】図５、図６は、図３に示すドラム６の内部
構造を示す断面図である。

【００２０】図５は、外部の駆動源により、回転ドラム
６ｂを駆動する例であり、図４と同一の機能を果たす部
品には同一の番号が符してある。回転ドラム６ｂは駆動
力伝達部材２９を介し、駆動用モータ３０により回転駆
動される。３１は回転軸、３２は回転軸３１に固定され
た回転ディスクであり、回転軸３１は軸受３３により固
定ドラム６ａに支承され下方からはストッパ３４により
上方からは回転ディスク３２により予圧がかけられてい
る。３５は磁気ヘッド１６を搭載した回転円盤であり固
定ドラム６ａの下部に設けられたロータマグネット３６
の回転により駆動される。回転ドラム６ｂは軸受３７に
より回転軸３１の周りに回転自在であり、ストッパ３８
により適度の予圧をかけられる。さらに回転ドラム６ｂ
の上部には駆動力伝達部材２９がかけられ、駆動用モー
タ３０により回転ドラム６ｂを駆動する。駆動源は、専
用駆動源以外にも、磁気テープ１のローディング用駆動
源、キャプスタン１３の駆動源等から、減速もしくは増
速系を介して動力を伝達してきても良い。

【００２１】また、磁気ヘッド１６は例えば３０Ｈｚで
定速回転をするが、別の駆動源により回転する回転ドラ
ム６ｂは３０Ｈｚにとらわれず、もっと高速、もしくは
低速で回転する様にしても良く、さらに磁気ヘッド１６
の回転速度性能ほど高性能を要求されない。よって本構
造によれば、ドラム径、ヘッド回転数、テープテンショ
ン等のシステム仕様、及び標準記録再生モードの様に良
好なヘッドタッチが必要とされる場合やスタンバイモー
ドの様にヘッドタッチが必要とされない場合等に合わせ
て、最適な回転ドラム６ｂの回転数を設定できる。

【００２２】図６は、磁気ヘッド回転駆動用のドラム内
蔵モータにより、回転ドラム６ｂを駆動する例であり、
図４、図５と同一の機能を果たす部品には同一の番号が
符してある。固定ドラム６ａには、軸３９が圧入固定さ
れており、軸受４０を介して回転ディスク４１が回転可
能に保持されている。該回転ディスク４１には、その外
周に磁気ヘッド１６が、さらに回転側ロータリトランス
４２が固定されている。該回転側ロータリトランス４２
に対向して、固定ドラム６ａに固定側ロータリトランス
４３が固定保持されている。また、回転ディスク４１上
面には、ロータマグネット４４が固定されており、ロー
タマグネット４４外周には、ギヤ部４４ａが設けられて
いる。４５は軸３９に固定されたホルダー、４６はロー
タマグネット４４に対向するようにホルダー４５に固定
保持されたステータコイルである。回転ドラム６ｂは、
軸受４７を介して回転可能に軸支されている。該回転ド
ラム６ｂ内周には図示する如くギヤ部４８が設けられて
いる。４９はホルダー４５に植立された軸５０周りに回
転自在に軸支されたギヤであり、ロータマグネット４４
の回転を回転ドラム６ｂへ伝達している。これにより、
回転ドラム６ｂは磁気ヘッド１６とは逆方向に回転す
る。ここで、回転を伝達する部材はギヤに限らず、ゴム
アイドラ等、回転を安定に伝達できる部材であれば何で
も構わない。

【００２３】本構造によれば、ドラム内蔵の駆動モータ
一個により磁気ヘッド１６、回転ドラム６ｂの両方を回
転駆動できるので、従来ドラムと同等の低コスト化を図
ることが可能である。

【００２４】以上は、磁気ヘッド１６のみがドラム６面
より突出して回転する構造に関する実施例であるが、も
ちろんドラム部の一部が磁気ヘッド１６と一体で回転す
るいわゆる中回転構造ドラムへの本発明の適用は可能で
ある。

【００２５】図７は中回転構造ドラムにおける実施例を
示す側面図である。図２，３と同機能の部品には同一の
番号を符してある。６ｃは磁気ヘッド１６と一体で矢印
Ｂ方向に回転する中回転ドラムである。同図は、図２，
３と同様に回転ドラム６ｂが磁気ヘッド１６に対し逆方
向に回転し空気膜を形成する構造になっているが、中回
転構造の場合、中回転ドラム６ｃの幅Ｗを適当に設定す
ることにより、必要な空気膜を形成することが可能であ
り、回転ドラム６ｂは固定ドラムであってもテープ走行
に有害な問題はない。

【００２６】図７に示す本中回転構造の場合、回転ドラ
ム６ｂの回転により形成される空気膜（ドラム出側で
厚）と、中回転ドラム６ｃの回転により形成される空気
膜（ドラム入側で厚）との両方により、テープとドラム
との間の空気膜厚を均一化できる。

【００２７】また、図２，３においても、上下ドラム間
より空気を吹き出させて、必要な空気膜を形成すること
は可能であるし、また、ドラムの材質、表面性を最適化
することにより磁気テープ１の走行抵抗を小さく抑える
ことが可能である。その結果、図７同様に回転ドラム６
ｂを固定ドラム化することも可能である。

【００２８】図８は上下ドラムを固定ドラム化した実施
例を示す側面図である。図２，３，７と同機能の部品に
は同一の番号を符してある。同図では上下に固定ドラム
６ａ，６ｄを配しているため、例えば図示する如く上下
ドラムにそれぞれリード１７ａ，１７ｄを設けることが
可能となり、各テープ走行モードにおいて、幅方向のテ
ープ高さずれが起きないため、図２に示す実施例に対し
テープ走行の立上り時間を短縮可能となる。

【００２９】図９は図８で示したドラムの内部構造を示
す断面図である。同図において、図４，５，６と同機能
の部品には同一の番号が符してある。５１は固定軸であ
り、固定ドラム６ｄに圧入固定されている。回転軸５１
には軸受５２を介して中回転ドラム５３が回転可能に軸
支され、中回転ドラム５３外周に磁気ヘッド１６が固定
されている。５４は中回転ドラム５３の上面に固定され
た中回転ドラム５３駆動用のロータマグネット、５５は
ステータコイルであり、固定軸に圧入固定された固定ド
ラム６ａに取り付けられている。５６は軸受５２に予圧
を与えるストッパである。前述した様に、固定ドラム６
ａ，６ｄの外周には、リード１７ａ，１７ｄが設けられ
ており、磁気テープ１の上端、下端をガイドし、走行の
安定化を図ることが可能である。

【００３０】また、従来のドラム傾斜のままで、磁気ヘ
ッドを従来と逆回転させることでも本発明と同様の効果
が得られる。

【００３１】

【発明の効果】以上の説明によって明らかなように、本
発明の磁気記録再生装置によれば、磁気ヘッドの回転走
査力により磁気テープをリードに安定に規制出来るの
で、狭トラックシステムにおいても良好に信号の記録再
生が行える。

【００３２】また、回転ドラムを磁気ヘッドと逆回転さ
せることにより、ドラムに対するテープ退出側より空気
を巻き込みドラム部での空気膜圧を均一化しヘッドタッ
チの改善、ヘッド寿命の長時間化にも効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のドラムを搭載した磁気記録再生装置の
平面図である。

【図２】本発明のドラムにおけるテープ規制状態を示す
第１実施例の側面図である。

【図３】本発明のドラムにおけるテープ規制状態を示す
第２実施例の側面図である。

【図４】図２に示すドラムの内部構造の一実施例を示す
断面図である。

【図５】図３に示すドラムの内部構造の一実施例を示す
断面図である。

【図６】図３に示すドラムの内部構造の一実施例を示す
断面図である。

【図７】本発明のドラムにおけるテープ規制状態を示す
第３実施例の側面図である。

【図８】本発明のドラムにおけるテープ規制状態を示す
第４実施例の側面図である。

【図９】図８に示すドラムの内部構造の一実施例を示す
断面図である。

【符号の説明】

１…磁気テープ６…ドラム６ａ…固定ドラム６ｂ…回転ドラム１６…磁気ヘッド１７…リード１８…軸１９…軸受２０…ロータマグネット２１…ステータコイル２２…ホルダー２３…軸受２４…回転ディスク２５…固定側ロータリトランス２６…回転側ロータリトランス２７…ロータマグネット２８…ステータコイル２９…駆動力伝達部材３０…駆動用モータ３４，３８，５６…ストッパ４９…ギヤ５０…軸５１…固定軸５２…軸受５３…中回転ドラム５４…ロータマグネット５５…ステータコイル

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】磁気ヘッドを搭載したドラム装置に、磁気
テープを所定の角度範囲にわたり螺旋状に巻装し、磁気
テープ上を磁気ヘッドが斜めに走査して信号の記録、再
生を行なう回転ドラム装置において、磁気テープの走行高さを規制する案内部を有するととも
に、その周面で磁気テープを案内する第１のドラム部
と、同じくその周面で磁気テープを案内する第２のドラム部
と、前記第１及び第２のドラム部の間から若干量だけ突出し
回転する磁気ヘッド、及びその保持ディスクとを備え、磁気テープが巻装される所定の角度範囲において、前記
案内部と磁気ヘッドの回転軌跡の間隔が、狭まる方向に
磁気ヘッドが回転することを特徴とする回転ドラム装
置。
【請求項２】磁気ヘッドを搭載したドラム装置に、磁気
テープを所定の角度範囲にわたり螺旋状に巻装し、磁気
テープ上を磁気ヘッドが斜めに走査して信号の記録、再
生を行なう回転ドラム装置において、磁気テープの走行高さを規制する案内部を有するととも
に、その周面で磁気テープを案内する第１のドラム部
と、同じくその周面で磁気テープを案内する第２のドラム部
と、前記第１及び第２のドラム部の間から若干量だけ突出し
回転する磁気ヘッド、及びその保持ディスクとを備え、前記第２のドラム部は回転ドラムであり、磁気ヘッドの
回転方向とは逆方向に回転することを特徴とする回転ド
ラム装置。
【請求項３】請求項１又は２において、前記第１のドラ
ム部が、上ドラムであり、前記案内部はテープの上エッ
ジを規制することを特徴とする回転ドラム装置。
【請求項４】請求項１又は２において、前記第１のドラ
ム部が下ドラムであり、前記案内部はテープの下エッジ
を規制することを特徴とする回転ドラム装置。
【請求項５】請求項２において、前記ドラム装置は、磁
気ヘッドを駆動する第１のモータと、回転ドラムを駆動
する第２のモータを内蔵することを特徴とする回転ドラ
ム装置。
【請求項６】請求項２において、前記ドラム装置は、ド
ラム装置に内蔵され磁気ヘッドを駆動する第１のモータ
と、ドラム装置の外部に配備され回転ドラムを駆動する
第２のモータを有することを特徴とする回転ドラム装
置。
【請求項７】請求項２において、前記ドラム装置は、磁
気ヘッドを駆動する第１のモータと、上記第１のモータ
により回転ドラムを駆動する回転伝達部材を有すること
を特徴とする回転ドラム装置。
【請求項８】請求項１において、前記ドラム装置は、磁
気ヘッドと共に回転する第３のドラム部を有することを
特徴とする回転ドラム装置。
【請求項９】請求項１において、前記第２のドラム部
は、磁気テープの走行高さを規制する案内部を有する固
定ドラムであることを特徴とする回転ドラム装置。