JPH01285175A - 調味液の製造法 - Google Patents

調味液の製造法

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JPH01285175A
JPH01285175A JP63111538A JP11153888A JPH01285175A JP H01285175 A JPH01285175 A JP H01285175A JP 63111538 A JP63111538 A JP 63111538A JP 11153888 A JP11153888 A JP 11153888A JP H01285175 A JPH01285175 A JP H01285175A
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JP
Japan
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soy sauce
yeast
fermentation
immobilized
belonging
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JP63111538A
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English (en)
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Koji Hamada
孝司 濱田
Hiroshi Motai
茂田井 宏
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Kikkoman Corp
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Kikkoman Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は調味液の製造法に関し、更に詳細には2種の固
定化醤油酵母菌体を用い、2段発酵方式を採用すること
により酵母発酵効率を長期にわたって飛躍的に高め、以
って短期間に香味良好な調味液を効率良く得るものであ
る。
〔従来技術〕
従来より、固定化酵母菌体を用いて調味液を製造する方
法としては、特開昭58−129951号、特開昭62
−151176号等が知られている。
〔発明が解決しようとする課題] しかしながら、特開昭58−129951号に開示され
る具体的手段は、醤油製造用原料の加水分解液を主発酵
酵母であるサツカロミセス属(現在、チゴサッカロマイ
セス属に呼称変更)に属する固定化醤油酵母菌体と接触
、発酵させる方法及び後熟酵。
母であるトルロプシス属(現在、キャンデイダ属に呼称
変更)に属する固定化醤油酵母菌体と接触、発酵させる
ものである。
即ち前者の発酵手段では、エタノール等のアルコール発
酵は良好に行なわれるものの、醤油香気成分である4−
エチルグアヤコール等のフェノール成分等の有用な香味
成分の生成が著しく抑制され、一方後者の発酵手段では
、前記とは逆にフェノール成分等の香味成分の生成は良
好であるものの、エチルアルコール等のアルコール類の
生成が抑制され、残糖も多くなる等、何れの場合に於い
ても製品調味料の香味バランスの点で満足出来るもので
はない。
又、特開昭62−151176号に於いては、チゴサッ
力ロマイセス属に属する固定化酵母で発酵させた後、キ
ャンデイダ属に属する酵母で発酵させる方法であり、こ
の方法に於いては上記チゴサッカロミセス属の酵母によ
りエタノール等のアルコール類の生成は良好に行なわれ
るが、その後のキャンデイダ属の酵母発酵の際、第1段
階発酵に用いたチゴサッカロマイセス属の酵母の存在に
より、キャンデイダ属の酵母が死滅しその菌数が減少し
、必然的にキャンデイダ属の酵母による第2段目の発酵
が弱められ、4−エチルグアヤコール等のフェノール成
分の生成も不充分となり、従って得られる調味液の香味
成分のバラツキも劣下すると言う弱点がある。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本発明者等は、上述の問題点を解決すべく発想を
転換して鋭意検討を重ねた結果、先ず醤油製造用原料の
加水分解液をキャンデイダ属に属する固定化醤油酵母菌
体と接触、発酵させて、4−エチルグアヤコール等のフ
ェノール類等の香味成分の生成を充分に行なわせた後、
チゴサッカロマイセス属に属する固定化醤油酵母菌体と
接触、発酵させることにより、アルコール発酵も充分行
なわれエタノール等のアルコール成分の生成も極めて順
調に行なうことが出来、従って香味共に優れた調味液を
長期間にわたって効率良く得ることが出来ることを見出
し、本発明を完成した。
即ち、本発明は醤油製造用原料を酵素的もしくは化学的
に加水分解した分解液を、キャンデイダ属に属する醤油
酵母の固定化醤油酵母菌体に接触させた後、該発酵液を
チゴサッカロミセス属に属する醤油酵母の固定化醤油酵
母菌体に接触させて発酵を行なうことを特徴とする調味
液の製造法である。
以下、本発明について具体的に説明する。
先ず本発明に用いられる醤油製造用原料としては、醤油
製造に通常用いられるもの、即ち蛋白質原料に澱粉質原
料を加えたものが用いられ、蛋白質原料としては例えば
脱脂大豆、丸大豆、小麦グルテン、コーングルテン、大
豆精製蛋白、可溶性分離蛋白等が、澱粉質原料としては
例えば小麦、大麦、トウモロコシ等が好適なものとして
挙げられる。
そしてこれらの原料に対しては常法による原料処理、即
ち原料組織の軟化、蛋白質の変性、澱粉のα化、殺菌等
が行なわれる。
次に醤油製造用原料の酵素による加水分解は、酵素剤に
よる方法、醤油製造用原料を醤油麹として加水分解する
方法等の何れでもよいが、加水分解操作の点からすれば
、前者が特に好適である。
上記酵素剤としては、例えば醤油用麹菌であるアスペル
ギルス・オリーゼ、アスペルギルス・ソーヤ等の黄麹菌
、クモノスカビ等を適当な培地に培養し、培養物より例
えば水等により抽出して得た粗酵素液、さらにはこれよ
り常法例えば有機溶媒による沈澱法等を用いて得た粗酵
素剤等が特に好適であるが、その他一般に市販されてい
る各種酵素製剤も有効に用いられる。これら酵素製剤と
しては、酵素剤による醤油醸造法において通常用いられ
るものが有効に使用されるが、例えばα−アミラーゼ製
剤、β−アミラーゼ製剤、アルカリプロテアーゼ製剤、
中性プロテアーゼ製剤、酸性プロテアーゼ製剤等が一例
として挙げられる。
酵素剤による加水分解は、通常原料処理した醤油製造用
原料に必要に応じて水を加え、水および酵素の存在下で
基質が沈降しない程度の撹拌を行ないつつ30〜60°
C程度で加水分解するというようにして実施する。この
加水分解工程における食塩濃度は0〜18%(W/V)
 、好ましくは5〜15%(W/V)で無菌的に加水分
解するか、比較的高温で加水分解するのがよい。そして
酵素剤による醤油製造用原料の加水分解は約10〜80
時間行なうのが好ましい。
また醤油製造用原料を醤油麹として加水分解する場合に
は、常法にしたがって醤油製造用原料を醤油麹とし、こ
れに水、および場合によってはさらに醤油製造用原料を
加え、上記酵素剤による方法における加水分解条件と同
様な条件で加水分解を行なう。
一方、醤油製造用原料を化学的に加水分解する方法とし
ては、醤油製造用原料に常法により3〜10%程度の塩
酸溶液等を加え、約70°C以上に加熱、加水分解した
後、アルカリを加え核酸分解物を中和する方法が好適な
例として挙げられる。
次に上記醤油製造用原料を酵素的もしくは化学的に加水
分解したものを、これがpH3,0〜7.0でない場合
は乳酸発酵させるか、もしくは酸を加えてpH3,0〜
7.0、好ましくはpH4,5〜6.0に調整する。ま
たpHが3.0〜7.0の場合であっても必要に応じて
乳酸発酵を行なうことも出来る。
乳酸発酵は、前記加水分解物のpHを必要により、5.
5〜7.0に調整した後、これにペデイオコッカス・ソ
ーエIAM 1673(ATCC13621)、ペデイ
オコッカス・ソーエIAM 1681(ATCC136
22)、ペデイオコッカス・ソーエIAM 1685(
ATCC13623)、ペデイオコッカス・へロフィル
スIAM 1693、ペデイオコッカス・へロフィルス
FERM−P No、1414又はその培養液を添加し
、時々または連続して機械的に撹拌を行ないながら嫌気
的条件下で25〜35℃に保持して乳酸発酵させる。
又前記乳酸発酵の代りに、醤油製造用原料を加水分解し
たものに乳酸、酢酸等の有機酸もしくは塩酸、硫酸等の
無機酸を加え、該加水分解物のpHを3.0〜?、 O
1好ましくは4.5〜6.0に調整してもよい。
そして上記加水分解した分解液が分解残渣(固形分)を
ほとんどもしくは全く含まない液体の状態である場合は
そのまま使用し、そうでない場合は上記乳酸発酵もしく
は酸を加えてpHを3.0〜7.0に調整する前および
/または後に、常法の圧搾、濾過、遠心分離等の操作に
より固液分離して液汁基質を得る。
次に、上記の醤油製造用原料を加水分解した分解液を、
先ずキャンデイダ属に属する醤油酵母を固定化させた固
定化醤油酵母菌体に適温例えば20〜35℃程度で、4
−エチルグアヤコール等のフェノール類の香味成分が生
成するに十分な時間で2〜120時間、好ましくは5〜
50時間接触させつつ第1次の酵母発酵を行なう。
上記キャンデイダ属に属する醤油酵母としては、例えば
キャンデイダ・ベルサチリスATCC20190、キャ
ンデイダ・ベルサチリスATCC2019にキャンデイ
ダ・ベルサチリス^TCC20222、キャンデイダ・
ハロフイラATCC201B9等が好適な例として挙げ
られる。
次に上記酵母を固定化させて固定化酵母菌体を得る手段
について述べる。
先ず醤油酵母菌体の固定化法としては、ゲル包括法、吸
着法等の常法に従って該酵母菌体を固定化させ、固定化
後もその構造内で該酵母菌体が増殖し得る方法であれば
如何なる固定化方法でもよく、固定化したものの形状も
粒状、繊維状、切片状等、何れでもよい。そして上記酵
母菌体の固定化法のうち、ゲル包括法としては、例えば
■アルギン酸塩ゲル包括法ニアルギン酸ナトリウムの溶
液に醤油酵母培養液もしくはこれより分離して得た菌体
を加えて懸濁させ、これを塩化カルシウム、硫酸アルミ
ニウム溶液等のゲル化剤中に押し出し、適当な形状に調
製する方法、■に (カッパー)−力ラギーナン包括法
:に−カラギーナン水溶液を予め40℃前後に加温した
ものと醤油酵母培養液もしくはこれより分離して得た菌
体とを混合した後、これを冷却して調製するか、又は塩
化カリ、塩化アンモニウム溶液等のゲル化剤中に押し出
し適当な形状に調製する方法、■ポリアクリルアミドゲ
ル包括法;醤油酵母培養液もしくはこれより分離して得
た菌体を、ポリアクリルアミドモノマー、架橋剤(例え
ばN、N’−メチレンビスアクリルアミド等)、重合促
進剤(例えばN、N、N’、 N’−テトラメチルエチ
レンジアミン等)及び重合開始剤(例えば過硫酸カリウ
ム等)を含む液中に懸濁させ、冷却、重合させた後、適
当な形状に調製する方法、 が挙げられ、又吸着法としては醤油酵母培養液もしくは
これより分離して得た菌体を、例えば多孔性ガラスピー
ズ、種々の金属酸化物よりなるセラミック、ポリ塩化ビ
ニルのチップ、ラシヒリング等の担体に吸着させる方法
等が好適な例として挙げられる。
上記の操作により醤油酵母を固定化させた固定化醤油酵
母菌体を、発酵容器、例えば撹拌槽、充填塔、流動層、
懸濁気泡塔、フィルム反応槽等の種々の発酵容器に入れ
、これに前記の醤油製造用原料を加水分解した分解液を
導入し固定化醤油酵母菌体に接触させつつ発酵させる。
なお上記発酵型式は、連続式、半回分式、回分式等適宜
選択して行なうことができ、好ましくは連続発酵型式で
発酵させるのが望ましい。
前記した第1次発酵が終了した後は、該発酵液を殺菌す
ることなくそのまま第2次発酵に移行させるが、必要に
より該発酵液を加熱もしくは冷却処理して酵母菌を死滅
させても良く、又菌体を常法により濾別しても良い。
次に、前記第1次発酵液をチゴサッカロミセス属に属す
る醤油酵母を固定化させた固定化醤油酵母菌体に適温例
えば20〜35℃程度で、所望のアルコールを生成する
に十分な時間で2〜120時間、好ましくは5〜50時
間接触させつつ第2次の酵母発酵を行なう。
上記チゴサッカロミセス属に属する醤油酵母としては、
例えばチゴサッカロミセス・ルキシーATCC1335
6、チゴサッカロミセス・ルキシー^TCC14679
、チゴサッカロミセス・ルキシーATCC14680、
チゴサッカロミセス・バイリー^TCC36946等が
好適な例として挙げられる。
なお、上記した酵母の固定化法並びに発酵容器、発酵型
式等は、第1次発酵のものと同様である。
そして本発明においては、前記固定化醤油酵母菌体に接
触させて得られる液をそのまま調味液とすることができ
るが、更にこの接触させた液を濾過器を通して香味の優
れた調味液を得ることも出来る。
ここに用いられる濾過器としては、微生物菌体、殊に酵
母菌体を濾別し得る濾過器であれば如何なる型式のもの
でもよく、例えば限外濾過膜を備えた濾過器、磁製もし
くは焼結金属製の濾過器等が好適な例として挙げられ、
これらの濾過器を通すことにより、酵母菌体の実質的に
存在しない極めて微生物的に安定な調味液が得られる。
上記固定化醤油酵母菌体に接触させて得た調味液あるい
はさらにこれを濾過器を通過させて得た調味液は、その
まま用いてもよいが、必要に応じてさらに良く熟成させ
るか、もしくは適当に加工した後、通常の濾過、火入、
2引等の処理を行なって香味の優れた調味料製品とする
ことも出来る。
〔発明の効果〕
本発明によれば酵母発酵過程において活性化された酵母
菌体数を常時高く保持することが出来、従って酵母発酵
を著しく効率化させることが出来るため、アルコール類
、フェノール類等の香味成分の生成が促進され、著しく
香味の優れた調味液を長期間にわたって常時効率良(、
短時間に得ることが出来るので、本発明は産業上極めて
有意義である。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
実施例 l 脱脂大豆6 kgと小麦1.3 kgの混合物に水9.
61を加え、これを60!容密閉容器に入れて1 kg
/d・Gの水蒸気で30分間加熱後よくほぐし、さらに
1 kg/d・Gの水蒸気で45分間加熱処理した後、
冷却した。
一方、3kgの散にアスペルギルス・オリーゼATCC
20386を接種し、30〜35°Cで42時間製麹し
て固体麹を得、該固体麹を5倍量の冷水で抽出して得た
酵素液をフィルタープレスで予備濾過し、さらに5A−
451型無菌濾過機〔日本濾水様工業■製〕で濾過し無
菌酵素液を得た。
この無菌酵素液9.62を上記冷却原料全量に加え、振
盪させつつ40″Cで64時間酵素分解した。
得られた加水分解物に食塩2.5 kgを加えた後(食
塩濃度12%訂vy、圧搾して酵素分解液汁20!を採
取し、これを苛性ソーダでpH6,3に調整したものに
、予め醤油乳酸菌ペデイオコッカス・ハロフィルスIA
M 1693を乳酸菌培地(濃口生醤油10%Vハ、グ
ルコース1%讐/v、食塩lO%讐ハ、酢酸ナトリウム
3.5%W/V 、酵母エスキ0.3%W/V、pH7
,0)で30″C13日間培養した乳酸菌培養液(生菌
体数1.5 XIO”/+af)500mlを加え(初
発乳酸菌の生菌体数3.8 XIO’/mf) 、嫌気
条件下で30°C172時間乳酸発酵させた。
ついでこの乳酸発酵液を80°Cで20分間加熱して乳
酸発酵を止め、生成した頂を常法により珪藻土で濾過し
、酵素分解濾液(液汁成分値: TN 2.05%W/
V 、 R38,8%W/V 、 NaC112%−/
V 、 pH5,06)19.4fを得た。
次に、以下の如く固定化醤油酵母による4種の連続発酵
を行なった。
囚、醤油酵母チゴサッカロミセス・ルキシーATCC1
3356を酵母培養液体培地(濃口生醤油10%V/V
 、グルコース7%W/V 、食塩8%W/V、pH5
,0)で30°C142時間振盪培養した培養液10〇
−をアルギン酸ナトリウム4%溶液300−に加えて良
く混合して酵母懸濁液(総画体数4.5X10’/d)
とした。次に5%塩化カルシウム溶液をアイスバス中で
冷却し、静かに撹拌しつつこれに上記酵母懸濁液を定量
ポンプを用いて滴下させて直径3mmの球状の酵母菌体
の固定化ゲル(酵母菌体ゲル)を調製した。
このようにして得られた酵母菌体ゲル200−を、内径
6.0cm、高さ18CIIのカラム(内容積500m
Z)に充填し、上記酵素分解液を20−7時間の割合(
平均滞留時間25時間)、無菌空気を5@l/分の割合
で供給しつつ27°Cで40日間連続′的に接触、発酵
させ、調味液を連続的に得た(対照)。
■、醤油酵母キャンデイダ・ベルサチルスATCC20
191を前記酵母培養液体培地で30℃、48時間振盪
培養した培養液を試料囚と全く同一な固定化条件で固定
化及びカラムに充填し、更に試料囚と全く同一な発酵条
件で接触、発酵させ、調味液を連続的に得た(対照)。
(0,チゴサッカロミセス・ルキシーATCC1335
6の固定化酵母を充填したカラム(第1発酵カラム)に
キャンデイダ・ベルサチルス^TCC20191の固定
化酵母を充填したカラム(第2発酵カラム)を直列につ
ないだ発酵装置に、先ずチゴサッカロミセス・ルキシー
ATCC13356の固定化醤油酵母を試料囚と全く同
一な条件で連続的に発酵させ、次いで第1次発酵液をキ
ャンデイダ・ベルサチルスATCC20191の固定化
醤油酵母で、前記試料囚と全く同一な条件により接触、
発酵させ、調味液を連  j続的に得た(対照)。
■、キャンデイダ・ベルサチルスATCC20191の
固定化酵母を充填したカラム(第1発酵カラム)にチゴ
サッカロミセス・ルキシーATCC13356の固定化
酵母を充填したカラム(第2発酵カラム)を直列につな
いだ発酵装置に、先ずキャンデイダ・ベルサチルスAT
CC20191の固定化醤油酵母を試料囚と全く同一な
条件で連続的に発酵させ、次いで第1次発酵液をチゴサ
ッカロミセス・ルキシー八TCC13356の固定化醤
油酵母で、前記試料に)と全く同一な条件により接触、
発酵させ、調味液を連続的に得た(本発明)。
このようにして得られた調味液の分析値並びに官能検査
を第1表に、又連続発酵中の固定化ゲル内の酵母菌体数
の変動を第2表に示す。
なお、第1表に示す官能検査は、熟練したパネル10名
を用いて行ない、香味の総合評価は次の基準で採点し、
その平均値で示した。
特に優れている・・・5点、優れている・・・4点、普
n・・・3点、劣る・・・2点、特に劣る・・・1点。
(本頁以下余白) 上記第2表において、第1次発酵をキャンデイダ・ベル
サチルスの固定化酵母で行い、第2次発酵をチゴサッカ
ロミセス・ルキシーの同定化酵母で行った試料D(本発
明)とこの発酵順序が逆となる従来法の試料C(対照)
とを比較すると、両者において発酵経過と共にキャンデ
イダ・ベルサチルスの菌体数に顕著な差異が認められ、
試料りは該菌体数を高く維持することが出来ることを示
している。そして、調味液中のアルコール類、フェノー
ル類等の香味成分の生成量は第1表に示される通り、試
料D(本発明)はいずれの成分においてもその生成量が
高く、著しく香味の優れた調味液が得られることが判る

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 醤油製造用原料を酵素的もしくは化学的に加水分解した
    分解液を、キャンデイダ属に属する醤油酵母の固定化醤
    油酵母菌体に接触させ発酵を行った後、該発酵液をチゴ
    サッカロミセス属に属する醤油酵母の固定化醤油酵母菌
    体に接触させて発酵を行なうことを特徴とする調味液の
    製造法。
JP63111538A 1988-05-10 1988-05-10 調味液の製造法 Pending JPH01285175A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0420261A (ja) * 1990-05-15 1992-01-23 Saga Pref Gov Miso Shoyu Jozo Kyodo Kumiai 醤油様調味液の製造法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0420261A (ja) * 1990-05-15 1992-01-23 Saga Pref Gov Miso Shoyu Jozo Kyodo Kumiai 醤油様調味液の製造法

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