JPH0128260Y2 - - Google Patents

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JPH0128260Y2
JPH0128260Y2 JP1981121146U JP12114681U JPH0128260Y2 JP H0128260 Y2 JPH0128260 Y2 JP H0128260Y2 JP 1981121146 U JP1981121146 U JP 1981121146U JP 12114681 U JP12114681 U JP 12114681U JP H0128260 Y2 JPH0128260 Y2 JP H0128260Y2
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tail
wall
pipe
tail pipe
conduit
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JP1981121146U
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JPS5825614U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、内燃機関の排気ガスの消音器に関す
るものである。
【従来技術と課題】
このような消音器において、第1図に示すテー
ル管路1が短いものと、第2図に示すテール管路
1の長いものとを、消音器ボデイ2、これに内蔵
された消音エレメント(図示せず)など、テール
管路1以外の部分の構成を同様にしてテストする
と、第3図に示す1/3オクターブバンド周波数−
音圧レベル特性図からわかるように、第1図に示
すテール管路1が短い消音器aに比べて、第2図
は示すテール管路1が長い消音器bの方が、消音
効果が良好である。しかし、従来の消音器では、
例えば実公昭53−7169号公報に記載されたものな
ど、テール管路は消音器ボデイから単に突出させ
ていたので、テール管路を長くすると、消音器の
設置に不利となり、とくに汎用エンジンに用いる
ものでは、テール管路が消音器ボデイから外方に
長く突出するため、装備が不可能になるという問
題がある。 かかる装備上の面からテール管路を消音器ボデ
イの壁面に沿わせて形成したものとして、実公昭
44−6249号公報および実公昭54−21640号公報が
みられる。 しかしながら実公昭44−6249号公報の場合、マ
フラ本体の外周に環状の狭窄室を設け、狭窄室と
膨張室を小孔により連通させ小孔と直径上略対称
の位置に狭窄空を大気に連通させる放出管を設け
た構成である。従つて、排気は小孔を通つて二方
に分かれて狭窄室を流れ相合して放出管から大気
へ放出されるために、狭窄室の通路長が短かく、
消音効果は第1図に示すテール管路1が短いもの
と同等しか得られないという問題点がある。 また排気は小孔の対称位置で相合し、かつ放出
管で絞られるために背圧が上昇して出力低下を来
たすという問題点がある。 また実公昭54−21640号公報の場合、排気導室
も通路長が短かく消音効果が期待できないという
問題点がある。 本考案は、前述した問題点を解決して、テール
管路を、消音器ボデイから突出させることなく、
十分に長くして消音効果をよくした軽量な消音器
を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案の消音器
は、末端が大気に開放されたテール管路を消音器
ボデイの壁面に沿わせて形成したテール管路にお
いて、上記消音器ボデイの底壁より所定高さの間
に、上記消音器ボデイの周壁内側に所定間隔を保
ち、開口を有するテール管路壁板を配設して環状
のテール管路を形成し、上記テール管路の排気通
路断面積と略等断面積に形成した角形管を、上記
消音器ボデイの周壁を貫通して上記テール管路の
接線方向に向け、上記消音器ボデイの周壁内側と
上記テール管路壁外側との間に挿入固着し、上記
テール管路の末端を形成し、上記角形管の一側壁
を上記テール管路壁板の開口近傍に配設すること
によつて上記環状のテール管路を遮断し、上記テ
ール管路の先端を形成し、上記テール管路を一方
向流れの連続した長い管路に形成したものであ
る。
【実施例】
以下、本考案の実施例につき図面を参照して説
明する。 本考案の一実施例を示す第4図、第5図におい
て、符号11はテール管路であり、このテール管
路11は消音器ボデイ12の底部内側に断面ほぼ
かぎ形のテール管路壁板13の上端部を上記ボデ
イ12の周壁12aに、下端部を底壁12bに、
ボデイ12の周壁に所定間隔を保持してそれぞれ
気密に溶接し、これらに囲まれた内部に形成さ
れ、かつボデイ12の周壁12aに沿わせ、これ
を内周側から巻くように構成した部分の末端部
に、長さが短い角形管14を嵌合して気密に溶接
し、この角形管14はボデイ12の周壁12aを
貫通し、テール管路11の接線方向に向つて消音
器ボデイ12の周壁12aの内側とテール管路壁
13の外側との間に挿入固着され、大気に連通す
る。 さらに角形管14の一側壁内端はテール管路壁
13に形成された開口15の近傍に、一側壁外端
をボデイ12に固着している。開口15からの排
気はテール管路11に対し角形管14の一側壁に
沿つて接線方向に案内されて流入し、テール管路
11からの排気は角形管14からテール管路11
の接線方向へ向つて大気へ流出される。テール管
路11の排気通路断面積と角形管14の排気通路
断面積は略等しくしてあり、開口15からの排気
はテール管路11、角形管14の一方向流として
大気へ流出する。なお、第4図中、符号16はボ
デイ12の上端部に連結させた入口管である。ま
た、図示省略したがボデイ12内には適宜の消音
エレメントが設けてある。 前述のように構成した本考案の一実施例による
ものを、第1図に示すものとテール管路部分以外
は同様にしてテストしたところ、第6図に示す結
果が得られ、本考案の一実施例による消音器cは
第2図に示すテール管路が長い消音器bの場合と
ほぼ同様に、テール管路が短い消音器aに比べ
て、消音効果がよいことが確認された。
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の消音器は、 末端が大気に開放されたテール管路を消音器ボ
デイの壁面に沿わせて形成したテール管路におい
て、消音器ボデイの底壁より所定高さの間に、消
音器ボデイの周壁内側に所定間隔を保ち、開口を
有するテール管路壁板を配設して環状のテール管
路を形成し、テール管路を一方向流れの連続した
長い管路に形成したので、音圧レベルを下げるこ
とができ、消音効果が向上すると共に消音器をコ
ンパクトにまとめることができる。 テール管路の排気通路断面積と略等断面積に形
成した角形管を、消音器ボデイの周壁を貫通して
テール管路の接線方向に向け、消音器ボデイの周
壁内側とテール管路壁外側との間に挿入固着し、
テール管路の末端を形成し、角形管の一側壁をテ
ール管路壁板の開口近傍に配設することによつて
環状のテール管路を遮断し、テール管路の先端を
形成したので、開口からの排気が角形管の一側壁
を案内として接線方向に向つてテール管路へ円滑
に流れ、テール管路の接線方向へ向つてテール管
路の末端を形成する角形管から円滑に流出するた
め、排気の流れ抵抗が小さいので背圧上昇がな
く、ひいてはエンジン出力の向上が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のテール管路が短い消音器を示す
概略縦断面図、第2図は従来のテール管路が長い
消音器を示す概略縦断面図、第3図は第1図およ
び第2図に示す消音器の1/3オクターブバンド周
波数−音圧レベル特性図、第4図は本考案の一実
施例の消音器を示す概略縦断面図、第5図は第4
図のV−V線に沿う横断面図、第6図は第1図お
よび第4図、第5図に示す消音器の1/3オクター
ブバンド周波数−音圧レベル特性図である。 1……テール管路、2……消音器ボデイ、11
……テール管路、12……消音器ボデイ、12a
……周壁、12b……底壁、13……テール管路
壁板、14……角形管、15……開口、16……
入口管。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 末端が大気に開放されたテール管路を消音器ボ
    デイの壁面に沿わせて形成したテール管路におい
    て、 上記消音器ボデイの底壁より所定高さの間に、
    上記消音器ボデイの周壁内側に所定間隔を保ち、
    開口を有するテール管路壁板を配設して環状のテ
    ール管路を形成し、 上記テール管路の排気通路断面積と略等断面積
    に形成した角形管を、上記消音器ボデイの周壁を
    貫通して上記テール管路の接線方向に向け、上記
    消音器ボデイの周壁内側と上記テール管路壁外側
    との間に挿入固着し、上記テール管路の末端を形
    成し、 上記角形管の一側壁を上記テール管路壁板の開
    口近傍に配設することによつて上記環状のテール
    管路を遮断し、上記テール管路の先端を形成し、
    上記テール管路を一方向流れの連続した長い管路
    に形成したことを特徴とする消音器。
JP12114681U 1981-08-14 1981-08-14 消音器 Granted JPS5825614U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12114681U JPS5825614U (ja) 1981-08-14 1981-08-14 消音器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12114681U JPS5825614U (ja) 1981-08-14 1981-08-14 消音器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5825614U JPS5825614U (ja) 1983-02-18
JPH0128260Y2 true JPH0128260Y2 (ja) 1989-08-29

Family

ID=29915091

Family Applications (1)

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JP12114681U Granted JPS5825614U (ja) 1981-08-14 1981-08-14 消音器

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JP (1) JPS5825614U (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS446249Y1 (ja) * 1966-04-01 1969-03-07
JPS5421640U (ja) * 1977-07-15 1979-02-13
JPS5525565A (en) * 1978-08-11 1980-02-23 Masataro Sato Silencer

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS446249Y1 (ja) * 1966-04-01 1969-03-07
JPS5421640U (ja) * 1977-07-15 1979-02-13
JPS5525565A (en) * 1978-08-11 1980-02-23 Masataro Sato Silencer

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JPS5825614U (ja) 1983-02-18

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