JPH01280117A - 廃棄物封入型埋設ブロック及び廃棄物処理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は各種の家庭廃棄物や産業廃棄物の処理対策に有
用な埋設ブロックと処理方法に関するものである。

［従来の技術］ 人口の都市集中や経済生産活動の活発化により家庭廃棄
物や産業廃棄物が増大を続けているため、廃棄物の処理
対策の強化充実が要請されているが、焼却処理には焼却
工場の新増設に周辺住民の反対説得に長期間を要するだ
けでなく、廃棄物には焼却に適しないものもある。また
、埋立処理にしても埋立地の確保に行政当局が頭を悩ま
しているのが現状である。

［発明が解決しようとする課題］ 従って本発明の目的は、基礎地盤の安定強化工法で地中
埋設されたり、海岸線の護岸工法で緩傾斜面に被覆埋設
される独楽型の埋設ブロックを廃棄物の封入空間として
活用することによって、廃賽物の新規かつ有用な処理方
堕を提供することである。

［課題を解決するための手段］ 以下、添付図面中の参照符号を用いて説明すると本発明
の封入型埋設ブロックは、中空の倒立円錐台形又は倒立
角錐台形胴体２と、該胴体２の下端中央に設けた円柱形
又は角柱形軸脚３と、該胴体２の円形又は角形頭部４に
嵌合して上面開口部６を閉塞する蓋体５とから成るもの
である。

また、本発明の廃棄物処理方法は、中空の倒立円錐台形
又は倒立角錐台形胴体２の下端中央に円柱形又は角柱形
軸脚３を突設した埋設ブロー２り１を設置面７に埋設す
るに当り、ブロックｌの軸脚３を鉛直方向に配置し、該
胴体２の中空内部に廃棄物１５を収納した後、該胴体２
の円形又は角形頭部４に嵌合した蓋体５によって上面開
口部６を閉塞して、該胴体２の周囲空間を埋め戻すもの
である。

［実施例１ 第１図から＄３図に示した実施例では、胴体２は倒立円
錐台形であり、中空の内部も同形に形成され、廃棄物１
５の広い収納空間が確保されている。軸脚３は円柱形で
あり、先端部に円錐形突部１２を有する。軸＃３は胴体
２と一体に成型され、埋設ブロック１は全体として独楽
型に形成されている。埋設ブロー２りｌが大型であって
軸脚３が相当大径であるときには、軸脚３も中空にする
ことによって廃棄物１５の収納量を増すことができる。

設置面７は必要に応じて砂利や砕石を敷いて締固められ
、縦横に配列溶接した鉄筋の交差部に斜め鉄筋等で軸脚
挿入部を設けた連結用筏１４が必要に応じて該設置面７
に敷かれる。軸脚３は該設置面７に垂直に挿入され、水
平に配置された胴体２の上面開口部６から廃棄物１５が
投入される。

廃棄物１５の収納後、内蓋型の蓋体５が上面開口部６に
嵌合される０図示したように蓋体５の外周面と頭部４の
内周面との間の間隙にセメントモルタルや合成樹脂ない
し合成ゴム系等のシール材１６を充填したときには、廃
棄物中の有害物質が溶は出して土壌や地下水を汚染する
のを防とできる。

第２図の内嵌め型あるいは第３図の外嵌め型のいぐれで
あっても、蓋体５は上載荷重に耐える必要があるから、
胴体部と同様に堅牢に製作される必要があるが、胴体２
に収納した廃棄物１５が充分に圧密できないものである
ときには、セメントミルクや水ガラス等の硬化材１７を
廃棄物１５の空隙に住人固化させることによって、胴体
２と廃棄物１５及び蓋体５を剛い一体物に形成すること
もできる。

蓋体５の装填後、前後左右に隣接する埋設ブロック１．
１の胴体２．２間の空間１１には砂利や砕石等の間詰材
が圧密に充填されて埋め戻される、頭部４の上面中央部
に埋設固着した吊下げ鉄筋８には必要に応じて縦鉄筋９
と横鉄筋１０が溶接あるいは結束され、ブロック１．１
群が連結される。この後、ブロック１　、ｉｎの上には
第３図に示したように建造物の基礎コンクリート１３が
打設される。

この埋設ブロックｌは建造物や道路、水路設備等の基礎
地盤の強化安定化用部材として地中埋設されるだけでな
く、頭部４の上面部を片流れ傾斜面に形成したものは護
岸用部材として海岸線の緩傾斜面の表一部に被覆埋設さ
れるものであり、適用箇所は広範である。

第４図と第５図に示した実施例では胴体２は倒立ＩＦ八
へ帷台形であり、これに対応して頭部４は正八角形状で
あり１Ｍ脚３は正八角柱形であって正へ角錐形突部１２
を有する。胴体２や軸脚３、頭部４、蓋体５の形状は図
示のものに限定されず、楕円形や四角形、六角形等の種
々の形状を適宜選択使用することができる。また、これ
らの作製材料もコンクリートに限定されず金属等も使用
できる。

Ｃ発明の効果１ 以上のように本発明は、倒立円錐台形又は倒立角錐台形
胴体２の下端中央に円柱形又は角柱形軸脚３を突設した
埋設ブロック１の胴体２を中空に形成し、該ブロー、り
ｌを設置面７に埋設するに当リ、ブロック１の軸脚３を
鉛直方向に配置し、胴体２の中空内部に廃棄物８を収納
した後、胴体２の円形又は角形頭部４に嵌合した蓋体５
によって上面開口部６を閉塞して、該胴体２の周囲空間
を埋め戻すものであるので、廃棄物を焼却処理場に搬入
して該処理場の負担を増大させたり、限界のある埋立地
に搬入して埋立スペースを食い潰すことなく、廃棄物を
封入処理することができる。

この埋設ブロー、りｌが布設される場所は、従来廃棄物
処理には未利用であった建造物等の基礎構造や護岸構造
の内部であるから、上地の多重的な有効利用がなされる
ことになり、本発明によれば従来からの焼却処理νび埋
立処理に加えて、別の構造物への封入処理という有用性
の高い第三の処理方式が提供されるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る封入型埋設ブロックの
分解状態の斜視図であり、第２図は該埋設ブロックの布
設状態の要部縦断正面図である。 第３図は本発明の別の実施例に係る封入型埋設ブロック
の布設状態の要部縦断正面図である。 第４図は本発明の他の実施例に係る封入型埋設ブロック
の組立状態の平面図であり、第５図は該埋設ブロックの
正面図である。 ■・・・封入型埋設ブロック、２・・・胴体、３・・・
軸脚、４・・・頭部、５・・・蓋体、６・・・上面開口
部、７・・・設置面、８・・・吊下げ鉄筋、９．１０・
・・連結用鉄筋、１１・・・間詰空間、１２・・・円錐
形突部、１３・・・基礎コンクリート、　　１４・・・
連結用筏、１５・・・廃棄物。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）中空の倒立円錐台形又は倒立角錐台形胴体２と、
   該胴体２の下端中央に設けた円柱形又は角柱形軸脚３と
   、該胴体２の円形又は角形頭部４に嵌合して上面開口部
   ６を閉塞する蓋体５とから成る封入型埋設ブロック。
2. （２）中空の倒立円錐台形又は倒立角錐台形胴体２の下
   端中央に円柱形又は角柱形軸脚３を突設した埋設ブロッ
   ク１を設置面７に埋設するに当り、各ブロック１の軸脚
   ３を鉛直方向に配置し、胴体２の中空内部に廃棄物１５
   を収納した後、胴体２の円形又は角形頭部４に嵌合した
   蓋体５によって上面開口部６を閉塞して、該胴体２の周
   囲空間を埋め戻す廃棄物処理方法。
3. （３）セメントミルクや水ガラス等の硬化材１７を廃棄
   物１５の空隙に注入固化させることによって、胴体２と
   廃棄物１５と蓋体５を剛い一体物に形成する請求項（２
   ）記載の廃棄物処理方法。