JPH0410283Y2 - - Google Patents

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JPH0410283Y2
JPH0410283Y2 JP2683586U JP2683586U JPH0410283Y2 JP H0410283 Y2 JPH0410283 Y2 JP H0410283Y2 JP 2683586 U JP2683586 U JP 2683586U JP 2683586 U JP2683586 U JP 2683586U JP H0410283 Y2 JPH0410283 Y2 JP H0410283Y2
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JP
Japan
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foundation
net
concrete
gravel
building
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JP2683586U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、建築物の土台となる基礎に関する。
〔従来の技術〕
軟弱地盤に建築物を建造するときには、将来的
な地盤の沈下等の影響が建築物に及ばないように
する必要がある。そのための対策として、地盤に
コンクリート主体の基礎を施工し、その基礎を土
台として建築物を建造することが広く行われてい
る。
基礎の種類には多々あるが、軟弱地盤に施工さ
れる従来の基礎のうち代表的なものは、地盤に掘
削した基礎用施工溝の根切底に12〜20cm程度の粒
径の栗石や砂利を敷き詰めて締め固め、その上に
捨てコンクリートを打設し、この捨てコンクリー
トの上にコンクリートや石柱等の基礎主体を打設
したものである。なお、このような基礎におい
て、捨てコンクリートの上のコンクリートは鉄筋
で補強される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述した従来の基礎によると、
捨てコンクリートの下に敷き詰められた栗石や砂
利がその施工時に十分に締め固められている場合
であつても、基礎に常時作用する多大な荷重によ
つてその栗石や砂利が個々に根切底に押し込まれ
る傾向にあることが判つている。このように栗石
や砂利が個々に根切底に押し込まれると、ひどい
場合は基礎の上に建造した建築物が傾くおそれも
生じる。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
で、建築物等の荷重によつて捨てコンクリートの
下に敷き詰められた栗石や砂利が個々に根切底に
押し込まれる傾向を確実かつ容易に和らげること
が可能な信頼性の高い基礎を提供することを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するため、本考案の基礎は、
基礎主体となるコンクリートや石柱の下に栗石や
砂利等の粒状固形物を敷き詰めた建築物の基礎に
おいて、上記粒状固形物が合成樹脂製のネツトの
上に敷き詰められている点に要旨を有する。
〔作用〕
上記構成の基礎によると、栗石や砂利等の粒状
固形物の一つ一つがネツトにより全体としてまと
められるから、建築物等の荷重によつて個々の粒
状固形物がそれぞれ単独で根切底に押し込まれる
傾向が和らげられる。また、地盤中に浸み込んだ
雨水や地下水はネツトの網目を通して排水され
る。さらに、ネツトは合成樹脂製であり、地盤中
に埋め殺しても腐蝕して破れるといつた事態をひ
き起こさないので、上記したような粒状固形物を
全体としてまとめる作用を半永久的に持続する。
〔実施例〕
以下、実施例を掲げて本考案の基礎を説明す
る。
第1図に例示した基礎において、1はネツト、
2は粒状固形物、3は捨てコンクリート、4は鉄
筋、5は基礎主体の一例であるコンクリート、6
は型枠を示す。
ネツト1は可撓性をもつ合成樹脂製で、その網
目形状は第2図のように格子形であつても菱形や
丸形やその他の形状であつてもよいが、網目の大
きさは、このネツト1の上に敷き詰められる粒状
固形物2が通過しない範囲でできるだけ大きいこ
とが望ましい。具体的には、粒状固形物2よりも
小さく、10mm角に相当する大きさよりも大きいも
のを好適に使用できる。また、ネツト1はポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等の合
成樹脂を連続押出することによつて製造された一
体成形品であることが望ましい。上掲の合成樹脂
で作られたネツトは耐久性や強度に優れ、容易に
破れない長所がある。
粒状固形物2としては12〜20cm程度の粒径の栗
石のほか、3〜4cmの粒径の砂利、砂利と砂を混
ぜた切込み砂利、玉石等が一般的に用いられる。
この粒状固形物2はネツト1の上に敷き詰められ
た後、地業用の治具を用いて十分に固くなるまで
締め固められる。こうして締め固められた粒状固
形物の上に所定の厚みで捨てコンクリート3が打
設される。
基礎主体となるコンクリート5は、捨てコンク
リート3の上に補強用の鉄筋を張設し、その周囲
に形枠6を組み付けた後、捨てコンクリート3の
上に打設される。
なお、基礎用施工溝7は、基礎の施工後に埋め
戻される。
以上の構成によると、粒状固形物2の一つ一つ
がネツト1により全体としてまとめられるから、
建築物等の荷重によつて個々の粒状固形物2がそ
れぞれ単独で根切底7aに押し込まれる傾向が和
らげられる。ここに、上記のようにネツト1を合
成樹脂の一体成形品としておけば、ネツト1が腐
蝕して破れることがない上、網目が永年に亘つて
形崩れしないので、施工後に網目の大きさが変動
して粒状固形物2がネツト1の下へはみ出し、は
み出した粒状固形物2が根切底7aに押し込まれ
るといつた事態が半永久的に防止される。したが
つて、ネツト1を合成樹脂の一体成形品によつて
構成すると、一層信頼性の高い基礎となる利点が
ある。また、地盤中に浸み込んだ雨水や地下水は
ネツト1の網目を通して排水される。
上記の実施例では、基礎主体がコンクリート5
であるものを説明したが、基礎主体はいわゆるろ
うそく石と称される石柱であつてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案の基礎は、栗石や
砂利等の粒状固形物の一つ一つがネツトにより全
体としてまとめられ、建築物等の荷重によつて
個々の粒状固形物がそれぞれ単独で根切底に押し
込まれる傾向が和らげられているから、信頼性の
高いものであり、しかも上記ネツトが腐蝕によつ
て破れることがない合成樹脂製であるから、高い
信頼性が半永久的に保証される。また、地盤中に
浸み込んだ雨水や地下水はネツトの網目を通して
排水されるから、粒状固定物の下にネツトを敷く
ことによつて地盤の排水性が損なわれることもな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による基礎の断面図、
第2図はネツトを示す部分斜視図である。 1……ネツト、2……粒状固形物、3……捨て
コンクリート、5……コンクリート。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 基礎主体となるコンクリートや石柱の下に栗石
    や砂利等の粒状固形物を敷き詰めた建築物の基礎
    において、 上記粒状固形物が合成樹脂製のネツトの上に敷
    き詰められていることを特徴とする建築物の基
    礎。
JP2683586U 1986-02-25 1986-02-25 Expired JPH0410283Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2683586U JPH0410283Y2 (ja) 1986-02-25 1986-02-25

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2683586U JPH0410283Y2 (ja) 1986-02-25 1986-02-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62138743U JPS62138743U (ja) 1987-09-01
JPH0410283Y2 true JPH0410283Y2 (ja) 1992-03-13

Family

ID=30828292

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JP2683586U Expired JPH0410283Y2 (ja) 1986-02-25 1986-02-25

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