JP2782542B2 - 土木構造体用プラスチックハニカム - Google Patents
土木構造体用プラスチックハニカムInfo
- Publication number
- JP2782542B2 JP2782542B2 JP1317448A JP31744889A JP2782542B2 JP 2782542 B2 JP2782542 B2 JP 2782542B2 JP 1317448 A JP1317448 A JP 1317448A JP 31744889 A JP31744889 A JP 31744889A JP 2782542 B2 JP2782542 B2 JP 2782542B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- civil engineering
- plastic honeycomb
- side wall
- honeycomb
- core side
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
- Revetment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、排水性に優れた土木構造体用プラスチック
ハニカムに関する。
ハニカムに関する。
従来、プラスチックハニカムのコアに土砂等の骨材を
充填してなる土木構造体が、例えば米国特許明細書第4,
778,309号に記載されるように、浸食防止のために海岸
付近や河川の堤防などに配置されている。
充填してなる土木構造体が、例えば米国特許明細書第4,
778,309号に記載されるように、浸食防止のために海岸
付近や河川の堤防などに配置されている。
しかし、この土木構造体は排水性が悪いため、内部に
水が入るとそこに水が溜まって土木構造体自体の全重量
が大となり、これによって土木構造体を構成するプラス
チックハニカムに亀裂が生じたりするなどの問題があっ
た。
水が入るとそこに水が溜まって土木構造体自体の全重量
が大となり、これによって土木構造体を構成するプラス
チックハニカムに亀裂が生じたりするなどの問題があっ
た。
本発明は、このような事情にかんがみなされたもので
あって、内部に水が入った場合でもその水をすみやかに
排除することができる排水性に優れた土木構造体が得ら
れるプラスチックハニカムを提供することを目的とす
る。
あって、内部に水が入った場合でもその水をすみやかに
排除することができる排水性に優れた土木構造体が得ら
れるプラスチックハニカムを提供することを目的とす
る。
本発明の土木構造体用プラスチックハニカムは、熱可
塑性樹脂に10〜40容量%の有機繊維又は無機繊維を配合
してなり、コア側壁の2箇所以上に該コア側壁を貫通す
る貫通孔又は切り溝を穿設したことを特徴とする。
塑性樹脂に10〜40容量%の有機繊維又は無機繊維を配合
してなり、コア側壁の2箇所以上に該コア側壁を貫通す
る貫通孔又は切り溝を穿設したことを特徴とする。
このように土木構造体を構成するプラスチックハニカ
ムのコア側壁に貫通孔又は切り溝を穿設したために、土
木構造体に入った水がその貫通孔又は切り溝を通して移
動できるので、土木構造体の流水性を高めることができ
る。
ムのコア側壁に貫通孔又は切り溝を穿設したために、土
木構造体に入った水がその貫通孔又は切り溝を通して移
動できるので、土木構造体の流水性を高めることができ
る。
以下、図を参照して上記手段につき詳しく説明する。
第1図は本発明の土木構造体用プラスチックハニカム
の一例の一部切り欠き斜視説明図である。第1図に示す
ように、プラスチックハニカム1は、平面視で四角形、
六角形等の多角形に形成された蜂の巣状の複数のコア2
からなるものである。そして、運搬に便利である等の見
地から、伸縮自在のいわゆる展張体であるのが好まし
い。このプラスチックハニカム1の材質としては、ポリ
エチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニ
ル(PVC)などの熱可塑性樹脂であって、これには耐候
性を高めるためにカーボンブラックや紫外線劣化防止剤
などが添加されていてもよい。このプラスチックハニカ
ム1には、そのコア側壁に、2箇所以上に亘ってコア側
壁を貫通する貫通孔又は切り溝3が穿設されている。
の一例の一部切り欠き斜視説明図である。第1図に示す
ように、プラスチックハニカム1は、平面視で四角形、
六角形等の多角形に形成された蜂の巣状の複数のコア2
からなるものである。そして、運搬に便利である等の見
地から、伸縮自在のいわゆる展張体であるのが好まし
い。このプラスチックハニカム1の材質としては、ポリ
エチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニ
ル(PVC)などの熱可塑性樹脂であって、これには耐候
性を高めるためにカーボンブラックや紫外線劣化防止剤
などが添加されていてもよい。このプラスチックハニカ
ム1には、そのコア側壁に、2箇所以上に亘ってコア側
壁を貫通する貫通孔又は切り溝3が穿設されている。
また、プラスチックハニカム1は、上記熱可塑性樹脂
に10〜40容量%の有機繊維又は無機繊維を配合してなる
ことが好ましい。これは、プラスチックハニカム1のコ
ア側壁に、2箇所以上に亘ってコア側壁を貫通する貫通
孔又は切り溝3が穿設されているため、これによってプ
ラスチックハニカム1自体の強度が低下するので、この
強度低下を補うためである。有機繊維としては、例え
ば、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、ポリアクリロニ
トリル繊維等が挙げられる。無機繊維は、例えば、ガラ
ス繊維、炭素繊維などである。
に10〜40容量%の有機繊維又は無機繊維を配合してなる
ことが好ましい。これは、プラスチックハニカム1のコ
ア側壁に、2箇所以上に亘ってコア側壁を貫通する貫通
孔又は切り溝3が穿設されているため、これによってプ
ラスチックハニカム1自体の強度が低下するので、この
強度低下を補うためである。有機繊維としては、例え
ば、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、ポリアクリロニ
トリル繊維等が挙げられる。無機繊維は、例えば、ガラ
ス繊維、炭素繊維などである。
プラスチックハニカム1は、具体的には例えば、95%
以上の空隙率を有し、厚さ(高さ)3mm〜7mm、コア側壁
厚さ0.8mm〜1.5mm、コアサイズ(1つのコア側壁とこの
コア側壁に対向するコア側壁までの距離)3cm〜15cmの
ものである。
以上の空隙率を有し、厚さ(高さ)3mm〜7mm、コア側壁
厚さ0.8mm〜1.5mm、コアサイズ(1つのコア側壁とこの
コア側壁に対向するコア側壁までの距離)3cm〜15cmの
ものである。
プラスチックハニカム1を用いてなる土木構造体の例
を第2図に示す。第2図において、土木構造体Mは、プ
ラスチックハニカム1のコア2に骨材4を充填してな
る。骨材4は、小石、砂、砂利、砕石、コンクリート等
の通常用いられるものでよい。このプラスチックハニカ
ム1を用いた土木構造体は、互いに積み重ねて用いても
よい。
を第2図に示す。第2図において、土木構造体Mは、プ
ラスチックハニカム1のコア2に骨材4を充填してな
る。骨材4は、小石、砂、砂利、砕石、コンクリート等
の通常用いられるものでよい。このプラスチックハニカ
ム1を用いた土木構造体は、互いに積み重ねて用いても
よい。
以上説明したように本発明によれば、土木構造体を構
成するプラスチックハニカムのコア側壁に貫通孔又は切
り溝を穿設したために、土木構造体に入った雨水、海水
などの水がその貫通孔又は切り溝を通して移動できるの
で、排水をスムースに行うことが可能となる。このた
め、長期に亘って浸食を防止することができる。また、
上記プラスチックハニカムをPE、PP、PVC等の熱可塑性
樹脂に10〜40容量%の有機繊維又は無機繊維に配合して
構成することにより、コア側壁に貫通孔又は切り溝を穿
設したことによるプラスチックハニカムの強度低下を十
分に補うことが可能となる。
成するプラスチックハニカムのコア側壁に貫通孔又は切
り溝を穿設したために、土木構造体に入った雨水、海水
などの水がその貫通孔又は切り溝を通して移動できるの
で、排水をスムースに行うことが可能となる。このた
め、長期に亘って浸食を防止することができる。また、
上記プラスチックハニカムをPE、PP、PVC等の熱可塑性
樹脂に10〜40容量%の有機繊維又は無機繊維に配合して
構成することにより、コア側壁に貫通孔又は切り溝を穿
設したことによるプラスチックハニカムの強度低下を十
分に補うことが可能となる。
第1図は本発明の土木構造体用プラスチックハニカムの
一例の一部切り欠き斜視説明図、第2図はこのプラスチ
ックハニカムを用いて構成される土木構造体の一例を示
す一部切り欠き斜視説明図である。 1……プラスチックハニカム、2……コア、3……貫通
孔又は切り溝、4……骨材。
一例の一部切り欠き斜視説明図、第2図はこのプラスチ
ックハニカムを用いて構成される土木構造体の一例を示
す一部切り欠き斜視説明図である。 1……プラスチックハニカム、2……コア、3……貫通
孔又は切り溝、4……骨材。
Claims (1)
- 【請求項1】ハニカムのコアに骨材を充填して土木構造
体として用いるプラスチックハニカムにおいて、熱可塑
性樹脂に10〜40容量%の有機繊維又は無機繊維を配合し
てなり、コア側壁の2箇所以上に該コア側壁を貫通する
貫通孔又は切り溝を穿設したことを特徴とする土木構造
体用プラスチックハニカム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1317448A JP2782542B2 (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | 土木構造体用プラスチックハニカム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1317448A JP2782542B2 (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | 土木構造体用プラスチックハニカム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03180610A JPH03180610A (ja) | 1991-08-06 |
JP2782542B2 true JP2782542B2 (ja) | 1998-08-06 |
Family
ID=18088336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1317448A Expired - Lifetime JP2782542B2 (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | 土木構造体用プラスチックハニカム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2782542B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101818976B1 (ko) * | 2016-10-13 | 2018-01-16 | 주식회사 그린나래 | 수로용 식생매트 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6296924B1 (en) * | 1995-11-01 | 2001-10-02 | Reynolds Consumer Products, Inc. | System perforated cell confinement |
PE51698A1 (es) * | 1996-03-23 | 1998-09-16 | Kim Jong Chun | Estructura con marco reforzado |
DE102009007931A1 (de) * | 2009-02-06 | 2010-08-12 | Soiltec Gmbh | Unterbau für Bauwerke |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5865802A (ja) * | 1981-10-12 | 1983-04-19 | 廣瀬鋼材産業株式会社 | 道路、堤防等の表面構造 |
JPS6253651A (ja) * | 1985-09-03 | 1987-03-09 | 日東電工株式会社 | 通気性を有する粘着シ−トの製造法 |
-
1989
- 1989-12-08 JP JP1317448A patent/JP2782542B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101818976B1 (ko) * | 2016-10-13 | 2018-01-16 | 주식회사 그린나래 | 수로용 식생매트 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03180610A (ja) | 1991-08-06 |
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