JPH11333440A - 古タイヤ構造物と古タイヤの使用方法 - Google Patents

古タイヤ構造物と古タイヤの使用方法

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JPH11333440A
JPH11333440A JP10158412A JP15841298A JPH11333440A JP H11333440 A JPH11333440 A JP H11333440A JP 10158412 A JP10158412 A JP 10158412A JP 15841298 A JP15841298 A JP 15841298A JP H11333440 A JPH11333440 A JP H11333440A
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JP
Japan
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tire
worn
tires
fixed
old
Prior art date
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JP10158412A
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English (en)
Inventor
Yosakichi Saito
與三吉 齋藤
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  • Revetment (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストをかけずに古タイヤを有効に利用可能
な古タイヤ構造物と古タイヤの使用方法を提供する。 【解決手段】 使用済のタイヤ10の中空部12内に、
コンクリートや砂利その他の土砂を含む重量固形物を充
填し、その古タイヤ10を複数連結するとともに、地上
の固定構造物に連結古タイヤ10を固定してなる。古タ
イヤ10は、互いに複数連結されて、さらに互いに積層
されて固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、タイヤとして使
わなくなった古タイヤを再利用した古タイヤ構造物と古
タイヤの使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、古タイヤを再利用する場合、切断
しまたはそのまま焼却炉などで燃やして、エネルギー源
にする以外実質的に有効な再利用手段はなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の場
合、タイヤを焼却するので、有害ガスが発生し大気を汚
染するとともに、設備も大掛かりとなり、コストもかな
りかかっていた。また、再利用せず、廃棄するだけで
は、資源の無駄になるという様々な問題があった。
【0004】この発明は、上記従来技術の問題点に鑑み
てなされたもので、コストをかけずに古タイヤを有効に
利用可能な古タイヤ構造物と古タイヤの使用方法を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、使用済のタ
イヤの中空部内に、コンクリートや砂利その他の土砂を
含む重量固形物を充填し、その古タイヤを複数連結する
とともに、杭や構造物である地上の固定物に上記連結古
タイヤを固定してなる古タイヤ構造物である。上記古タ
イヤは、互いに複数連結されて、さらに互いに積層され
て固定される。
【0006】またこの発明は、使用済のタイヤの中空部
内にコンクリートや砂利その他の土砂を含む重量固形物
を充填するとともに、その古タイヤを地上に固定された
杭またはその他の構造物である固定物に取り付けて固定
する古タイヤの使用方法である。上記古タイヤ内にコン
クリートまたは土砂を充填し、山の斜面に互いに連結し
て並設し、上記杭により固定する古タイヤの使用方法で
ある。
【0007】また、上記古タイヤを互いに重ねたものを
さらに横方向に並設し、上記杭により固定するものであ
る。さらに、重量固形物を充填した上記古タイヤを互い
に連結し、これを河床や海底等の水中に並設し固定する
古タイヤの使用方法である。さらに、上記古タイヤを互
いに連結して海底に沈め、護岸用を含む防波堤または魚
礁とする古タイヤの使用方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。図1に示すように、こ
の実施形態で用いる古タイヤ10は、古くなってしまっ
たものやタイヤとして使用しなくなったものである。こ
の古タイヤ10は、タイヤの中空部12内に、重量固形
物である例えばコンクリートや、砂利、土などの土砂を
埋めてあり、さらに、古タイヤ10の和の中央部にもコ
ンクリートや砂利、土砂等を詰めても良い。この古タイ
ヤ10は互いにワイヤや金具等の連結部材14により、
複数連結される。
【0009】この古タイヤ10の使用方法は、図2に示
すように、山の斜面20にこの古タイヤ10を所定の間
隔で並べたものである。各古タイヤ10は、中央部を杭
16などで固定されている。古タイヤ10同士は連結部
材14で連結されているので、これにより土砂崩れを防
ぐための土止めとなる。
【0010】また、図3に示すように、山の斜面20に
沿って設けられた道路22の、斜面に、この古タイヤ1
0を積層して埋設し、斜面20に約半分埋めるようにし
て設けても良い。これにより、自動車が斜面20に接触
しても比較的安全な緩衝部材となる。また、道路22の
崖側24に、大型の杭16により古タイヤ10を複数差
して固定し、これをさらに道路に沿って並べることによ
り、ガードレールにしても良い。
【0011】この実施形態の古タイヤ10による構造物
は、古タイヤ10内にコンクリートや土砂等の重量固形
物を充填して、複数並べているので、強度が高く、しか
も外側がタイヤのゴムであり、滑りにくく、ぶつかって
も人や車に損傷が少ない。また、古タイヤ10はきわめ
て大量に排出されるので、コストも安価であり、有効に
利用することにより、資源の保護及び廃棄物としての埋
め立てを減らすことができる。
【0012】また、この古タイヤ10を用いた構造物と
して、図4に示すように、河床26に水の流れに沿うよ
うに敷きつめても良い。これにより、川底に適度な凹凸
が形成され、河魚の魚礁となるとともに、その他の水中
生物の住みかともなり、自然な河床を形成するものであ
る。
【0013】また、図5に示すように、橋桁28の周囲
にこの古タイヤ10を積層して巻付けても良い。このと
き、橋桁28の河床30部分からピラミッド状に積み重
ねるようにして巻付けると良い。これにより、橋桁28
の補強材として使用可能であり、橋桁28部分の浸食の
防止にも寄与する。
【0014】さらに、この実施形態の古タイヤ10は、
海岸にこの古タイヤ10を所望の高さまで積層して連結
固定し、防波堤や護岸堤として使用することも可能であ
る。
【0015】また、海底にこの実施形態の古タイヤ10
を所望の高さまで積層して連結固定し、魚礁として使用
することができる。また、定置網のように形成した網に
この古タイヤ10による構造物を取り付け、必要に応じ
て引き上げることにより、その魚礁にいる魚を容易にと
ることができる。
【0016】また、重量固形物を充填した古タイヤ10
は、石の替わりに用いることができ、各種の工事現場の
材料として使用可能である。例えば、砂防ダムや水防ダ
ム工事のコンクリートに混ぜたり、ロックフィルダムの
ように、この古タイヤを積み重ねたりしても良い。その
際、中央部にも土砂やコンクリートを詰めると良い。ま
た、この古タイヤを設置後、コンクリートや土砂をその
古タイヤの構造物に流し込んでも良い。
【0017】また、この古タイヤを路盤に敷きつめても
良い。これにより適度な硬さと柔らかさが得られ、ま
た、古タイヤの中空部に砂利や土砂等が充填されている
ので、耐久性があり、道路の窪みもできにくくなる。
【0018】さらに、この古タイヤ10連結部材14
は、例えば使用しなくなった自転車のタイヤやチューブ
などを任意の長さに調整したものでも良く、連結部材や
充填物は適宜選択し得る。
【0019】尚、この発明のタイヤの再利用方法は、上
記実施形態に限定されるものではなく、構造や使用方法
は適宜変更可能である。
【0020】
【発明の効果】この発明は、そのままのタイヤの形を生
かして利用しているために、簡単に使用可能であり、焼
却のように大気汚染の問題がなく、さらにコストもかか
らない。また、資源の有効利用にもつながるものであ
る。また、廃棄物としてのタイヤの処理を大幅に容易且
つ有効なものにすることができ、近年の産業廃棄物処理
の問題の一部を解決するものであり、産業上の利用価値
はきわめて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の古タイヤ構造物の第一実施形態に用
いる古タイヤの斜視図である。
【図2】この発明の古タイヤ構造物による古タイヤの使
用方法の例を示す断面図である。
【図3】この発明の古タイヤ構造物による古タイヤの他
の使用方法の例を示す断面図である。
【図4】この発明の古タイヤ構造物による古タイヤのさ
らに他の使用方法の例を示す平面図である。
【図5】この発明の古タイヤ構造物による古タイヤのさ
らに他の使用方法の例を示す正面図である。
【符号の説明】
10 古タイヤ 12 中空部 14 連結部材 16 杭

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用済のタイヤの中空部内に、重量固形
    物を充填し、その古タイヤを複数連結するとともに、地
    上の固定物に上記連結古タイヤを固定してなる古タイヤ
    構造物。
  2. 【請求項2】 上記古タイヤは、互いに複数連結され
    て、さらに互いに積層されて固定された請求項1記載の
    古タイヤ構造物。
  3. 【請求項3】 使用済のタイヤの中空部内に重量固形物
    を充填するとともに、その古タイヤを地上に固定された
    杭または固定物に取り付けて固定する古タイヤの使用方
    法。
  4. 【請求項4】 上記古タイヤ内にコンクリートまたは土
    砂を充填し、山の斜面に互いに連結して並設し、上記杭
    により固定する請求項3記載の古タイヤの使用方法。
  5. 【請求項5】 上記古タイヤを互いに重ねたものをさら
    に横方向に並設し、上記杭により固定する請求項3記載
    の古タイヤの使用方法。
  6. 【請求項6】 重量固形物を充填した上記古タイヤを互
    いに連結し、これを水中に並設し固定する請求項3記載
    の古タイヤの使用方法。
  7. 【請求項7】 上記古タイヤを互いに連結して海底に沈
    め、防波堤または魚礁とする請求項6記載の古タイヤの
    使用方法。
JP10158412A 1998-05-22 1998-05-22 古タイヤ構造物と古タイヤの使用方法 Pending JPH11333440A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4866973B1 (ja) * 2011-05-06 2012-02-01 敏武 草場 防波堤
CN104164884A (zh) * 2014-08-26 2014-11-26 湖北工业大学 一种组合体系护坡固堤方法
CN115045304A (zh) * 2022-07-15 2022-09-13 华南理工大学 一种防治斜坡散粒体灾害的逐级耗能支挡结构及施工方法

Cited By (4)

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CN104164884B (zh) * 2014-08-26 2016-09-28 湖北工业大学 一种组合体系护坡固堤方法
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