JPH0127991Y2 - - Google Patents

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JPH0127991Y2
JPH0127991Y2 JP12592484U JP12592484U JPH0127991Y2 JP H0127991 Y2 JPH0127991 Y2 JP H0127991Y2 JP 12592484 U JP12592484 U JP 12592484U JP 12592484 U JP12592484 U JP 12592484U JP H0127991 Y2 JPH0127991 Y2 JP H0127991Y2
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panel
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rocker panel
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 開示技術は、自動車ボデイーの車室出入口ドア
ー下部に設置されているボデイーパネルの構造技
術分野に属する。
而して、この考案は、自動車のボデイー側面の
センタピラーアウタパネルの下端が付設される長
手方向に走る段差部が形成され、該段差部の側面
には、センタピラーリインホース下端が嵌入する
背切部が形成され、而して、該段差部上面には、
液抜き孔が穿設されているロツカパネル構造に関
する考案であり、特に、上記センタピラーアウタ
パネル、センタピラーリインホース、背切部とに
より形成される空隙部上方の上記段差部の上面に
突出部が形成されているロツカパネル構造に係る
考案である。
〈従来技術〉 一般に、自動車ボデイーは主として設定厚さの
薄い鋼板で形成されており、これらは絶えず発
錆、及び、腐蝕を促進する環境におかれており、
近年、益々自動車ボデイーの耐蝕性の向上が必要
となつてきている。
そこで、最近では耐蝕性向上と、袋構造部位の
塗装を目的として、電気泳動塗装技術が採用さ
れ、即ち、電気泳動塗装液(以下、E/D液と記
す)によつて、ボデイー細部にまでくまなく塗装
が行われた後、E/D液垂れ切り工程(以下、セ
ツテイングゾーンと記す)を通過され、その後、
乾燥工程により加熱、乾燥されるという態様が採
られている。
又、周知の如く、ロツカパネルは自動車のボデ
イー側面下部に位置させ、ボデイー側面に配設さ
れるフロントピラー、センタピラー等を一体連結
支持するものであり、近年、車両のシエーク特性
を向上させるため、該ロツカパネルとフロントピ
ラー、センタピラー等との結合強度を増すよう
に、ピラーリインホースを該ロツカパネルと各ピ
ラーとの間に挟設される構造が採用され、自動車
ボデイーに組付けられたパネル、各ピラー、ピラ
ーリインホースにも、上述態様による塗装が施さ
れる。
以下、従来のロツカパネル構造について、第6
〜9図に基づいて説明する。
即ち、第6〜9図に示す様に従来態様におい
て、ロツカパネル1はプレス成形により段差部4
が形成されており、該段差部4上面、及び、側面
はセンタピラーアウタパネル2が係合するように
凹状に形成されており、この形成された凹状部5
側面には、該センタピラーアウタパネル2の裏面
のセンタピラーリインホース3が挟設されるため
の背切部6が形成され、又、該凹状部上面には液
抜き孔7が穿設されている。
又、ロツカパネル1にセンタピラーアウタパネ
ル2とセンタピラーリインホース3が組付けられ
た状態においては、上記背切部6は、該センタピ
ラーリインホース3を挟設し易くするように、予
め大きめに形成されているため、第8図に示す様
に、ロツカパネル上面の該背切部6とセンタピラ
ーアウタパネル2の下端と該センタピラーリイン
ホース3の下端面とによつて空隙部8が形成され
ている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 而しながら、上述従来構造のロツカパネル1は
自動車ボデイーに組付けられて前述電気泳動塗装
によつて塗装が行われた場合、上記センタピラー
アウタパネル2の裏面、及び、センタピラーリイ
ンホース3の裏面から垂れ落ちたE/D液を上記
凹状部5の上部に穿設された液抜き孔7…より抜
き出されはするが、ロツカパネル1の段差部4と
センタピラーアウタパネル2、及び、センタピラ
ーリインホース3との接合部にわずかに残つた該
E/D液はセツテングゾーン通過後も残り、乾燥
工程で加熱されると沸騰してロツカパネル1の背
切部6、センタピラーリインホース3の端面、セ
ンタピラーアウタパネル2の下端によつて形成さ
れた空隙部8に流れ落ち、この流れ落ちたE/D
液は、該空隙部8の下方の該センタピラーアウタ
パネル2の下端と該ロツカパネル1との溶接継目
より該ロツカパネル1の外板面に流れ出し、所
謂、二次垂れが生じるという難点があつた。
この考案の目的は上述従来技術に基づくロツカ
パネル構造の問題点を解決すべき技術的課題と
し、電気泳動塗装法等の塗装を行つた際のセツテ
ングゾーン通過後の乾燥工程における塗装液の垂
れを防止して、自動車産業におけるボデイー製造
技術利用分野に益する優れたロツカパネル構造を
提供せんとするものである。
〈問題点を解決するための手段・作用〉 上述目的に沿い先述実用新案登録請求の範囲を
要旨とするこの考案の構成は、前述問題点を解決
するために、センタピラーアウタパネルが設置さ
れる長手方向の段差部が形成され、該段差部側面
にセンタピラーリインホースが嵌入するための背
切部が、該段差部の上面に塗装が行われる際に塗
装液が抜けるための液抜き孔がそれぞれ形成され
る構造を有するロツカパネルを更に、上記センタ
ピラーアウタパネルとセンタピラーリインホース
と背切部とによつて形成される空隙部上方の該背
切部延長面を含む上記段差部上面に突出部を形成
した構造とし、電気泳動塗装が施された際に、セ
ツテイングゾーン通過後の乾燥工程で上記段差部
とセンタピラーリインホース、及び、センタピラ
ーアウタパネルとの接合面上部に残つた塗装液
が、上記空隙部に流れ込むのを遮断するようにし
た技術的手段を講じたものである。
〈実施例−構成〉 次に、この考案の1実施例を第1,2図に基づ
いて説明すれば以下の通りである。尚、第6〜9
図に示す従来態様と同一態様部分は同一符号を用
いて説明するものとする。
第1,2図の態様において、1′はこの考案の
要旨を成すロツカパネルであり、図示する様に、
段差部4を有する曲折断面形状にプレス成形され
ている。
又、該段差部4のセンタピラーアウタパネル2
の下端が係合、スポツト溶接される上面、及び、
側面は凹状に形成され、この形成された山状部5
の側面にはセンタピラーリインホース3が挟設さ
れる背切部6が設けられ、該凹状部5の上面には
液抜き孔7…が穿設されている。
更に、ロツカパネル1′に上記センタピラーア
ウタパネル2とセンタピラーリインホース3とが
スポツト溶接により組付けられた状態において、
該センタピラーアウタパネル2下端とセンタピラ
ーリインホース3下端と背切部6とによつて形成
される空隙部8の上方の、該背切部6延長面を含
む上記凹状部5の上面には、上面が水平な突出部
9がプレス成形により形成されている。
〈実施例−作用〉 上述構成において、ロツカパネル1′にセンタ
ピラーアウタパネル2とセンタピラーリインホー
ス3とが組付けられた状態で、前述電気泳動塗装
が施された場合、ロツカパネル1′の凹状部5上
に溜つたE/D液は、該凹状部5の上面に穿設さ
れた液抜き孔7…から流れ出、又、セツテングゾ
ーン通過後の乾燥工程で、ロツカパネル1′の段
差部4とセンタピラーアウタパネル2、及び、セ
ンタピラーリインホース3との接合面上部に残つ
たE/D液は、上記凹状部5の上面に形成された
突出部9に遮られて、背切6部に形成される空隙
部8に流れ込むことはない。
〈他の実施例〉 尚、この考案の実施態様は上述実施例に限るも
のでないことは勿論であり、例えば、第4図に示
す様に、ロツカパネル1″の凹状部5に穿設され
た液抜き孔7′…の前後に傾面10…を形成して、
該液抜き孔からE/D液が流れ易くし、背切6部
に形成される空隙部8上方の突出部9′を上記凹
状部幅に対する半面にのみ形成した態様や第5図
に示す様に、凹状部5の上面に形成される突出部
9″を該凹状部5の上面と平行させて、一定厚み
に形成した態様等種々の態様が採用可能である。
〈考案の効果〉 以上、この考案によれば、基本的に先述電気泳
動塗装が施された場合に、セツテングゾーン通過
後の乾燥工程で垂れ残つていた塗装液がロツカパ
ネル外側面に流れて、不均一な塗装面が出来るの
を防止し、修正のための煩瑣な工程をなくし作業
能率を向上させる優れた効果が奏される。
又、ロツカパネルの背切部とセンタピラーアウ
タパネル下端とセンタピラーリインホース下端と
によつて形成される空隙部上方の、ロツカパネル
の段差部上面に突出部が形成されることによつ
て、電気泳動塗装が施されても、ロツカパネルの
段差部とセンタピラーアウタパネル、及び、セン
タピラーリインホースとの接合面上部に溜つてい
たE/D液が、セツテングゾーン通過後の乾燥工
程で沸騰によつて動き出しても、上記空隙部への
該E/D液の流入を遮断して、塗装液が該空隙部
からロツカパネルの外側面に流れ出すのを防止す
るという優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図はこの考案の実施例の説明図であ
り、第1,2図は1実施例の説明図で第1図はそ
の斜視図、第2図は第1図の−断面図、第3
図は他の実施態様の斜視図、第4図は第3図の
−断面図、第5図は別の実施例の断面図、第6
〜9図は従来態様の説明図であり、第6図は従来
態様の斜視図、第7図は組付け時における従来態
様の斜視図、第8図は第7図の−断面図、第
9図は第7図の−断面図である。 2……センタピラーアウタパネル、4……段差
部、3……センタピラーリインホース、6……背
切部、7……液抜き孔、1′……ロツカパネル、
8……空隙部、9……突出部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. センタピラーアウタパネルが付設される長手方
    向の段差部が形成され該段差部には側面にセンタ
    ピラーリインホースが嵌入する背切部が形成され
    ると共に上面に液抜き孔が穿設されているロツカ
    パネル構造において、上記センタピラーアウタパ
    ネルとセンタピラーリインホースと背切部とによ
    り形成される空隙部の上方の上記段差部の上面に
    突出部が形成されていることを特徴とするロツカ
    パネル構造。
JP12592484U 1984-08-21 1984-08-21 ロツカパネル構造 Granted JPS6141083U (ja)

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JP12592484U JPS6141083U (ja) 1984-08-21 1984-08-21 ロツカパネル構造

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JP12592484U JPS6141083U (ja) 1984-08-21 1984-08-21 ロツカパネル構造

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JPS6141083U JPS6141083U (ja) 1986-03-15
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JPH0545666U (ja) * 1991-11-21 1993-06-18 株式会社ニコン 配線基板を有するカメラ

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JPS6141083U (ja) 1986-03-15

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