JPH01277105A - 低騒音型バーナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は給排気ファン付燃焼機器のバーナ部として、単
体を複数本並設して使用する高負荷バーナの低騒音構造
に関するものである。

従来の技術 一般に給排気ファンの負圧を利用した高負荷バーナは、
二次空気を必要とする主炎と二次空気をあまり必要とし
ない保炎とのバランスを考えた構成となっている。以下
図面の第８図を参照しながら上述したバーナの一例につ
いて説明する。１は底に給排気ファンからの負圧により
二次空気をバーナ間に通す孔２を設けた燃焼ケースであ
る。３は頭に主炎を構成する炎口板４を持ったバーナ本
体である。５は保炎を形成すべく炎口板４と一定の隙間
６を持ち且つ水平な外鍔５ａを持つ保炎板で、バーナ本
体１の側面に固定しである。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、燃焼ケース２のコ
ンパクト化が要求される中で、バーナ本体３のピッチ間
の寸法が小さくなると、保炎板５の外鍔５ａが水平に突
出しているため、保炎同志の緩衝がしやすくなり保炎の
不安定燃焼が発生する。又二次空気の主炎への供給が難
しくなり主炎の燃焼も悪くなり、特に低周波数での燃焼
音が高くなるという課題があった。

本発明は上記課題に鑑みバーナ間の保炎の緩衝をなくし
、主炎、保炎の素晴性能を安定させ静かな燃焼音をもた
らすと共に、燃焼音がバーナ外に伝わるのを遮音し、静
かな低騒音型バーナを提供するものである。

課題を解決するだめの手段 上記課題を解決するために本発明の低騒音型バーナはバ
ーナ本体の上面に形成したスリット炎口の両側に保炎を
生じさせる保炎板の上部を斜め外方へ傾斜させるととも
Ｋこの傾斜部間の幅寸法は、スリット炎口のある上面に
設けた多孔体の幅の１．２５〜１．３７倍′であり且つ
前記傾斜部の先端が前記多孔体の上面より上側に位置す
る低騒音型バーナである。

作　　用 上記手段によれば、並設したバーナ本体ピッチ間を、よ
り小さくすることが可能であり、又、燃焼の安定化によ
る静音と遮音効果による低騒音化が可能となるため、コ
ンパクト型の給排気ファン付燃焼機器をもたらすもので
ある。

実施例 以下本発明の一実施例を第１図〜第６図にしたがい説明
する。１０は一対の金属板をプレス成形して接合し、−
次空気吸引部１１、混合管部１２を形成したバーナ本体
で、細長い上面１３は開口しである。１４はバーナ本体
１０の１面間口１３を覆蓋した金属の炎口板で、長手方
向と直交してその上面および側面にわたってスリット炎
口１５を複数個まとめて形成し、これを−組としてスリ
ット炎口のない空白部を介して複数組をプレス成形形す
ると同時に逆Ｕ字状に折曲せしめ、そしてＵ字状による
弾性力で上記バーナ本体１０の側面間に弾着させている
。この炎口板１４の上には逆Ｕ字状の金網等の多孔体１
６を全体にかぶせてスリット炎口１５のある上面に密接
させている。多孔体１６はこの上から逆Ｕ字状の金属板
からなる枠状の保炎板１７で押えられている。この保炎
板１７は炎口板１４のスリット炎口１５のある部分を打
抜いて開口するとともにスリット炎口１５のないスリッ
ト炎口の一組の隣の部分は打抜きをしないで桟として細
長い押え部１８を残し、さらにスリット炎口１５の両側
には保炎用隙間１９を形成するべく外方へ膨出させた保
炎部２０をプレス成形により形成し、かつ逆Ｕ字状に折
曲する。そして、この保炎板１７は多孔体１６にかぶせ
ることにより、多孔体１６のスリット炎口１５のない一
組のスリット炎口１５の隣りの部分に対向する部分は押
え部１８で上から押えられ、そして多孔体１６の下、端
部を突板１４の側面とではさみ込み、かつ炎口板１４と
数箇所でスポット溶着２１している。さらに保炎板１７
は保炎部２０の上部２２を斜め外方へ傾斜させるととも
Ｋこの傾斜部２２の間の寸法ｌを、スリット炎口１５の
上面にある多孔体１６の幅ｌ′の１．２５〜１．３７倍
にするとともに傾斜部２２の先端を多孔体１６の上面よ
り上方へ高さＨだけ突出させている。

上記実施例においてガスは一次空気吸引部１１より流入
し、同時に吸引された一次空気と混合管部１２で混合ガ
ス化され、そしてスリット炎口１５、多孔体１６を通っ
てバーナ本体１の上方より噴出し、点火手段により点火
され二次空気を周囲よりとりスリット炎口１５と保炎用
隙間１９に炎が生じる。そして、第４図に示す如く燃焼
ケース２３内に並設したバーナ本体１０の間には、この
下流に設けた給排気ファン（図示せず）の吸引力で孔２
４より流入した空気が流れ、保炎部２０の傾斜部２２に
沿って流れ主炎、保炎に二次空気が供給されるとともに
バーナ本体１０間の保炎の緩衝もなくなり、保炎・主炎
が安定する。

また、保炎板１７の傾斜部２２の間の寸法ｌが多孔体１
６の幅寸法ｌ′の１．２５〜１．３７倍にしているので
、第５図〜第７図に示す実験結果が得られた。第５図に
示すように縦軸にリフト限界とＣｏ／ＣＯ２を示し、横
軸にｚ／ｌ’を示した関係図によれば、ガス給湯器付風
呂釜のリフト限界７顛Ｈ２０を満足している。

また第６図に示すように縦軸に音圧レベル、横軸に／　
／　／’を示した関係図によれば、燃焼音限界値として
のＣレンジ６０ｄＢ（Ａ）以下を満足できる。

さらに第７図に示すように縦軸に音圧レベル、横軸にｔ
　／　ｔ’＝　１．２５において傾斜部２２の突出高さ
Ｈを示した関係図によれば、燃焼音限界値Ｃレンジレペ
／１ｚ６０ｄＢ（Ａ）以下を満足できる。

以上のようにスリット炎口１５の両側に形成した保炎板
の間の寸法を上記のように設定することで、燃焼音の中
でも低周波の音が外に伝播するのを効率よく遮音する。

発明の効果 以上のように本発明の低騒音型バーナによれば次のよう
な作用効果を得ることができる。

■　燃焼用二次空気による保炎の乱れを軽減できる。

■　燃焼用二次空気をスリット炎口、保炎用隙間にも供
給でき安定した主炎、保炎を形成でき、そしてバーナ間
の保炎の緩衝も防止できる。

■　燃焼音を保炎板で遮音でき、かつ安定した燃焼も保
てる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明低騒音型バーナの一実施例を示す拡大縦
断面図、第２図は同要部上面図、第３図は同要部を欠截
した要部側面図、第４図は同バーナの設置状態を示す断
面図、第５図は同バーナのリフト限界およびＣＯ／ＣＯ
２の特性図、第６図、第７図は同音圧レベルの特性図、
第８図は従来例バーナの断面図である。 １０・・・バーナ本体、１５・・・・スリット炎口、１
６・・・・・多孔体、１７・・・・・保炎板、１９・・
・・・・保炎用隙間、２０・・・・・・保炎部、２２・
・・・傾斜部。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名１０
−−−ム゛−す木紘　　／８−−一押え部第　１　図 第２図 第３図 第４図 第５図 ””　　　　　　（Ｈ−０）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 細長い上面に長手方向と直交して多数のスリット炎口を
   形成したバーナ本体と、このバーナ本体のスリット炎口
   のある上面に接して設けた金網等の多孔体と、スリット
   炎口の両側に保炎を形成すべく保炎用隙間を残してバー
   ナ本体の側面に設けた保炎板とを備え、この保炎板は上
   部を斜め外方へ傾斜させるとともにこの傾斜部間の寸法
   を、前記多孔体の幅寸法の１．２５〜１．３７倍とし、
   且つ前記傾斜部の先端を前記多孔体の上面より上側に位
   置する低騒音型バーナ。