JPH08278006A - 燃焼装置 - Google Patents
燃焼装置Info
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- JPH08278006A JPH08278006A JP10486495A JP10486495A JPH08278006A JP H08278006 A JPH08278006 A JP H08278006A JP 10486495 A JP10486495 A JP 10486495A JP 10486495 A JP10486495 A JP 10486495A JP H08278006 A JPH08278006 A JP H08278006A
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- burner
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 主炎と、主炎を安定燃焼させるための補助炎
とを形成する燃焼装置において、補助炎用の第２の室を
形成する板状部材が燃焼による発熱で熱変形するのを防
止することが可能な燃焼装置を提供する。 【構成】 各保炎板１２の上部の、バーナ本体１０の外
周面と接触する端部を、下方に折り曲げて縁部１８と
し、この縁部１８を、バーナ本体１０の外周面に保炎板
１２の厚み以上で密着させる構成とした。これにより、
各保炎板１２の上部の断面形状は、略コ字形状を呈する
こととなる。このように縁部１８を、バーナ本体１０の
外周面に密着させる構成とすることにより、各保炎板１
２の強度を向上させることができるのみならず、保炎板
１２に加わった熱をバーナ本体１０に速やかに拡散させ
ることができるので、各保炎板１２が熱変形するのを防
止することができる。
とを形成する燃焼装置において、補助炎用の第２の室を
形成する板状部材が燃焼による発熱で熱変形するのを防
止することが可能な燃焼装置を提供する。 【構成】 各保炎板１２の上部の、バーナ本体１０の外
周面と接触する端部を、下方に折り曲げて縁部１８と
し、この縁部１８を、バーナ本体１０の外周面に保炎板
１２の厚み以上で密着させる構成とした。これにより、
各保炎板１２の上部の断面形状は、略コ字形状を呈する
こととなる。このように縁部１８を、バーナ本体１０の
外周面に密着させる構成とすることにより、各保炎板１
２の強度を向上させることができるのみならず、保炎板
１２に加わった熱をバーナ本体１０に速やかに拡散させ
ることができるので、各保炎板１２が熱変形するのを防
止することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、主炎と、主炎を安定燃
焼させるための補助炎とを形成する燃焼装置の改良に関
するものである。本明細書では、給湯機に適用される濃
淡燃焼装置について説明する。
焼させるための補助炎とを形成する燃焼装置の改良に関
するものである。本明細書では、給湯機に適用される濃
淡燃焼装置について説明する。
【０００２】
【従来の技術】燃焼装置において、排気の低ＮＯｘ化を
図るべく燃料ガス濃度の比較的薄い混合気での燃焼（淡
燃焼）を行うと安定燃焼の実現が困難となり、安定燃焼
を実現しようとして燃料ガス濃度の比較的濃い混合気で
の燃焼（濃燃焼）を行うと排気の低ＮＯｘ化を図るのが
困難となることが知られている。
図るべく燃料ガス濃度の比較的薄い混合気での燃焼（淡
燃焼）を行うと安定燃焼の実現が困難となり、安定燃焼
を実現しようとして燃料ガス濃度の比較的濃い混合気で
の燃焼（濃燃焼）を行うと排気の低ＮＯｘ化を図るのが
困難となることが知られている。
【０００３】そこで、淡燃焼により主炎を形成する淡燃
焼バーナと、主炎を安定化させるための補助炎を形成す
る濃燃焼バーナとから成るバーナを備えた燃焼装置が提
案された（特開平６―１０１８１８号公報及び実開平６
―４０６１７号公報参照）。
焼バーナと、主炎を安定化させるための補助炎を形成す
る濃燃焼バーナとから成るバーナを備えた燃焼装置が提
案された（特開平６―１０１８１８号公報及び実開平６
―４０６１７号公報参照）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の燃焼装置においては、図１２及び図１３に示すよう
に、淡燃焼バーナ１１３の側壁外面に濃燃焼バーナ１１
５を形成するために設けられている保炎板１１２には、
平板状に形成されたものが採用されていた。しかも、図
１２に示した燃焼装置では、補助炎孔１２３がバーナ上
部の長手方向に亘って設定されているためにバーナ上部
における保炎板１１２の淡燃焼バーナ１１３への取付部
位がバーナの長手方向両端部にしかないので、保炎板１
１２の強度は極めて弱く、そのため、バーナ燃焼時の発
熱により保炎板１１２が熱変形しがちであった。
来の燃焼装置においては、図１２及び図１３に示すよう
に、淡燃焼バーナ１１３の側壁外面に濃燃焼バーナ１１
５を形成するために設けられている保炎板１１２には、
平板状に形成されたものが採用されていた。しかも、図
１２に示した燃焼装置では、補助炎孔１２３がバーナ上
部の長手方向に亘って設定されているためにバーナ上部
における保炎板１１２の淡燃焼バーナ１１３への取付部
位がバーナの長手方向両端部にしかないので、保炎板１
１２の強度は極めて弱く、そのため、バーナ燃焼時の発
熱により保炎板１１２が熱変形しがちであった。
【０００５】また、図１３に示した燃焼装置では、小さ
な補助炎孔１２４が多数設けられている構成となってい
るので、上記取付部位は、図１２のものに比べて多くな
ってはいるが、各取付部位の面積が極めて小さいため
に、保炎板１１２の強度は不充分であり、やはり、バー
ナ燃焼時の発熱により保炎板１１２が熱変形しがちであ
った。よって、上記いずれの燃焼装置においても、保炎
板１１２の熱変形により主炎孔１１９から吹出される主
炎の安定燃焼が損なわれるという問題があった。
な補助炎孔１２４が多数設けられている構成となってい
るので、上記取付部位は、図１２のものに比べて多くな
ってはいるが、各取付部位の面積が極めて小さいため
に、保炎板１１２の強度は不充分であり、やはり、バー
ナ燃焼時の発熱により保炎板１１２が熱変形しがちであ
った。よって、上記いずれの燃焼装置においても、保炎
板１１２の熱変形により主炎孔１１９から吹出される主
炎の安定燃焼が損なわれるという問題があった。
【０００６】また、保炎板１１２自体の板厚を一律に厚
く構成するものも考えられるが、補助炎の攪乱を招いた
り、加工上困難であるという問題もあった。
く構成するものも考えられるが、補助炎の攪乱を招いた
り、加工上困難であるという問題もあった。
【０００７】従って本発明の目的は、主炎と、主炎を安
定燃焼させるための補助炎とを形成する燃焼装置におい
て、補助炎用の第２の室を形成する板状部材が燃焼によ
る発熱で熱変形するのを防止することが可能な燃焼装置
を提供することにある。
定燃焼させるための補助炎とを形成する燃焼装置におい
て、補助炎用の第２の室を形成する板状部材が燃焼によ
る発熱で熱変形するのを防止することが可能な燃焼装置
を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明の燃焼装置は、主
炎を上部に設けられた主炎孔から吹出す第１の室と、前
記第１の室の側壁外面に板状部材により形成され、前記
主炎を安定燃焼させるための補助炎を上部に設けられた
補助炎孔から吹出す第２の室とを備え、前記板状部材の
前記側壁外面への取付部位には、前記側壁外面に前記板
状部材の厚み以上で密着するように形成された縁部が前
記板状部材と一体的に設けられていることを特徴とす
る。
炎を上部に設けられた主炎孔から吹出す第１の室と、前
記第１の室の側壁外面に板状部材により形成され、前記
主炎を安定燃焼させるための補助炎を上部に設けられた
補助炎孔から吹出す第２の室とを備え、前記板状部材の
前記側壁外面への取付部位には、前記側壁外面に前記板
状部材の厚み以上で密着するように形成された縁部が前
記板状部材と一体的に設けられていることを特徴とす
る。
【０００９】また、好適な実施例では、前記縁部は、前
記板状部材の前記側壁外面への取付部位が前記側壁外面
に密着するように折り曲げられて形成されている。
記板状部材の前記側壁外面への取付部位が前記側壁外面
に密着するように折り曲げられて形成されている。
【００１０】また、別の好適な実施例では、前記補助炎
孔は、前記第２の室の上部の前記第１の室寄りの部位か
ら前記縁部の折り曲げ部位にかけての領域に形成されて
いる。
孔は、前記第２の室の上部の前記第１の室寄りの部位か
ら前記縁部の折り曲げ部位にかけての領域に形成されて
いる。
【００１１】
【作用】本発明によれば、第１の室の側壁外面とともに
第２の室を形成する板状部材の前記側壁外面への取付部
位に、前記側壁外面に前記板状部材の厚み以上で密着す
るように形成された縁部を、前記板状部材と一体的に設
けることとしたので、前記板状部材の強度を向上させる
ことができるのみならず、前記板状部材に加わった熱
を、第１の室側に速やかに拡散させることができるの
で、前記板状部材が熱変形するのを防止することができ
る。
第２の室を形成する板状部材の前記側壁外面への取付部
位に、前記側壁外面に前記板状部材の厚み以上で密着す
るように形成された縁部を、前記板状部材と一体的に設
けることとしたので、前記板状部材の強度を向上させる
ことができるのみならず、前記板状部材に加わった熱
を、第１の室側に速やかに拡散させることができるの
で、前記板状部材が熱変形するのを防止することができ
る。
【００１２】また、前記縁部は、前記板状部材の前記側
壁外面への取付部位が前記側壁外面に密着するように折
り曲げることとしたので、従来の前記板状部材を容易に
加工するだけで前記板状部材の強度を向上させることが
できる。
壁外面への取付部位が前記側壁外面に密着するように折
り曲げることとしたので、従来の前記板状部材を容易に
加工するだけで前記板状部材の強度を向上させることが
できる。
【００１３】また、補助炎孔を、前記第２の室の上部の
前記第１の室寄りの部位から前記縁部の折曲げ部位にか
けての領域に形成することとしたので、前記第２の室内
を上方に向って移動する補助炎混合気は、補助炎孔から
吐出されるが、この補助炎混合気は、前記第２の室の外
側を上方に移動する二次空気により前記第２の室の上方
において発生する二次空気渦中の渦流に沿って吐出され
ることとなる。そのため、上述した二次空気による補助
炎の攪乱を防止することができる。
前記第１の室寄りの部位から前記縁部の折曲げ部位にか
けての領域に形成することとしたので、前記第２の室内
を上方に向って移動する補助炎混合気は、補助炎孔から
吐出されるが、この補助炎混合気は、前記第２の室の外
側を上方に移動する二次空気により前記第２の室の上方
において発生する二次空気渦中の渦流に沿って吐出され
ることとなる。そのため、上述した二次空気による補助
炎の攪乱を防止することができる。
【００１４】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。
説明する。
【００１５】図１〜図３は、本発明の燃焼装置を、給湯
機に適用した一実施例を示す。
機に適用した一実施例を示す。
【００１６】上記装置は、図示のように、濃淡燃焼が可
能な複数個のバーナ１、各バーナ１が並設された空気導
入部３、空気導入部３に隣接するガスマニホールド５、
基部をガスマニホールド５に固定し、先端部を各バーナ
１に近接した状態で設けられた複数個の主炎用ガスノズ
ル７及び複数個の補助炎用ガスノズル９、空気導入部３
に接続された空気導入用ファン１１を備える。
能な複数個のバーナ１、各バーナ１が並設された空気導
入部３、空気導入部３に隣接するガスマニホールド５、
基部をガスマニホールド５に固定し、先端部を各バーナ
１に近接した状態で設けられた複数個の主炎用ガスノズ
ル７及び複数個の補助炎用ガスノズル９、空気導入部３
に接続された空気導入用ファン１１を備える。
【００１７】各バーナ１は、図４に示すような外観形状
を呈しており、これらは、図５に示す空気導入部３の中
段に設けられた一対のバーナ保持部３５に保持された状
態で空気導入部３に並設されている。なお、空気導入部
３の底面部３３及び一対のバーナ保持部３５には、燃料
ガスと共に混合気を形成するために導入される一次空気
とは別に、各バーナ１に酸素補給のための二次空気を導
入するのに必要な多数の二次空気導入孔３７が形成され
ている。
を呈しており、これらは、図５に示す空気導入部３の中
段に設けられた一対のバーナ保持部３５に保持された状
態で空気導入部３に並設されている。なお、空気導入部
３の底面部３３及び一対のバーナ保持部３５には、燃料
ガスと共に混合気を形成するために導入される一次空気
とは別に、各バーナ１に酸素補給のための二次空気を導
入するのに必要な多数の二次空気導入孔３７が形成され
ている。
【００１８】各バーナ１は、図６及び図７に明示するよ
うに、淡燃焼バーナ１３及び濃燃焼バーナ１５の内側空
間部１４が形成された一対の板状部材で形成されたバー
ナ本体１０と、淡燃焼バーナ１３の上側部分を挟んだ状
態で濃燃焼バーナ１５の外側空間部１６を形成するため
の２枚の板状部材（以下、「保炎板」という）１２とを
備える。外側空間部１６は、一対の保炎板１２により、
断面が略矩形状を呈するように形成されている。
うに、淡燃焼バーナ１３及び濃燃焼バーナ１５の内側空
間部１４が形成された一対の板状部材で形成されたバー
ナ本体１０と、淡燃焼バーナ１３の上側部分を挟んだ状
態で濃燃焼バーナ１５の外側空間部１６を形成するため
の２枚の板状部材（以下、「保炎板」という）１２とを
備える。外側空間部１６は、一対の保炎板１２により、
断面が略矩形状を呈するように形成されている。
【００１９】淡燃焼バーナ１３は、主炎を形成するため
の混合気の導入が可能なように、図７に示すような断面
形状を有する膨らみを持たせて、図６に示すように上記
バーナ本体１０の側面に略Ｕ字状に形成されている。同
様に、濃燃焼バーナ１５の内側空間部１４も、補助炎を
形成するための混合気の導入が可能なように、図７に示
すような断面形状を有する膨らみを持たせて、図６に示
すように上記バーナ本体１０の側面に略Ｌ字状に形成さ
れている。
の混合気の導入が可能なように、図７に示すような断面
形状を有する膨らみを持たせて、図６に示すように上記
バーナ本体１０の側面に略Ｕ字状に形成されている。同
様に、濃燃焼バーナ１５の内側空間部１４も、補助炎を
形成するための混合気の導入が可能なように、図７に示
すような断面形状を有する膨らみを持たせて、図６に示
すように上記バーナ本体１０の側面に略Ｌ字状に形成さ
れている。
【００２０】淡燃焼バーナ１３は、その空気導入部３側
端部に、略楕円状の混合気導入口１７が設けられ、上側
端部には、図８に示すように、前記熱交換器２７を加熱
するためにスリット状に形成された複数個の主炎吹出口
１９が並設されている。
端部に、略楕円状の混合気導入口１７が設けられ、上側
端部には、図８に示すように、前記熱交換器２７を加熱
するためにスリット状に形成された複数個の主炎吹出口
１９が並設されている。
【００２１】濃燃焼バーナ１５は、その内側空間部１４
の空気導入部３側端部に、略円形状の混合気導入口２１
が設けられ、他端部には、外側空間部１６と連通するた
めに複数個の小孔２５が形成されている。また、外側空
間部１６の上側端部には、図８に示すように、主炎の着
火源として略矩形状に形成された複数個の補助炎吹出口
２３が並設されている。
の空気導入部３側端部に、略円形状の混合気導入口２１
が設けられ、他端部には、外側空間部１６と連通するた
めに複数個の小孔２５が形成されている。また、外側空
間部１６の上側端部には、図８に示すように、主炎の着
火源として略矩形状に形成された複数個の補助炎吹出口
２３が並設されている。
【００２２】そして、再び図１に戻って、淡燃焼バーナ
１３の混合気導入口１７には、燃料ガス濃度の比較的薄
い混合気を導入するために、主炎用ガスノズル７の先端
部が対面しており、一方、混合気導入口２１には、燃料
ガス濃度の比較的濃い混合気を導入するために、補助炎
用ガスノズル９の先端部が対面している。
１３の混合気導入口１７には、燃料ガス濃度の比較的薄
い混合気を導入するために、主炎用ガスノズル７の先端
部が対面しており、一方、混合気導入口２１には、燃料
ガス濃度の比較的濃い混合気を導入するために、補助炎
用ガスノズル９の先端部が対面している。
【００２３】本実施例では、図９において拡大図示する
ように、各保炎板１２の上部の、バーナ本体１０の外周
面と接触する端部を、下方に折り曲げて縁部１８とし、
この縁部１８を、バーナ本体１０の外周面に密着させる
構成とした。これにより、各保炎板１２の上部の断面形
状は、略コ字形状を呈することとなる。
ように、各保炎板１２の上部の、バーナ本体１０の外周
面と接触する端部を、下方に折り曲げて縁部１８とし、
この縁部１８を、バーナ本体１０の外周面に密着させる
構成とした。これにより、各保炎板１２の上部の断面形
状は、略コ字形状を呈することとなる。
【００２４】また、図１０に示すように各保炎板１２の
上部の断面形状を略Ｔ字形状になるように構成しても本
発明と同等の効果が得られる。なお、図９及び図１０に
おいて、符号３１は、主炎混合気を、また、符号４１
は、補助炎混合気を示す。
上部の断面形状を略Ｔ字形状になるように構成しても本
発明と同等の効果が得られる。なお、図９及び図１０に
おいて、符号３１は、主炎混合気を、また、符号４１
は、補助炎混合気を示す。
【００２５】このように縁部１８を、バーナ本体１０の
外周面に密着させる構成とすることにより、各保炎板１
２の強度を向上させることができるのみならず、保炎板
１２に加わった熱をバーナ本体１０に速やかに拡散させ
ることができるので、各保炎板１２が熱変形するのを防
止することができる。
外周面に密着させる構成とすることにより、各保炎板１
２の強度を向上させることができるのみならず、保炎板
１２に加わった熱をバーナ本体１０に速やかに拡散させ
ることができるので、各保炎板１２が熱変形するのを防
止することができる。
【００２６】図１１は、本実施例の変形例を示す。
【００２７】本変形例では、補助炎混合気の吐出方向
を、淡燃焼バーナ１３の上部に設けられた複数個の主炎
吹出口１９から吹き出される主炎方向に設定するため
に、図７で明示した複数個の補助炎吹出口２４を、各保
炎板１２上部のバーナ本体１０寄りから縁部１８の折曲
げ部分にかけての領域に形成することとしたものであ
る。
を、淡燃焼バーナ１３の上部に設けられた複数個の主炎
吹出口１９から吹き出される主炎方向に設定するため
に、図７で明示した複数個の補助炎吹出口２４を、各保
炎板１２上部のバーナ本体１０寄りから縁部１８の折曲
げ部分にかけての領域に形成することとしたものであ
る。
【００２８】上記構成によれば、外側空間部１６を上方
に向って移動する補助炎混合気４１は、補助炎吹出口２
４から吐出されるが、この補助炎混合気４１は、各保炎
板１２の外側を上方に移動する二次空気５１により各保
炎板１２の上方において発生する二次空気渦５３中の渦
流に沿って吐出されることとなる。そのため、上述した
二次空気５１による補助炎の攪乱を防止することが可能
である。
に向って移動する補助炎混合気４１は、補助炎吹出口２
４から吐出されるが、この補助炎混合気４１は、各保炎
板１２の外側を上方に移動する二次空気５１により各保
炎板１２の上方において発生する二次空気渦５３中の渦
流に沿って吐出されることとなる。そのため、上述した
二次空気５１による補助炎の攪乱を防止することが可能
である。
【００２９】なお、上述した実施例や変形例では、淡燃
焼バーナ１３と濃燃焼バーナ１５とから成る２段構成の
濃淡燃焼バーナについて説明したが、１段（単一）構成
のバーナであっても、補助炎を形成することが可能なバ
ーナであれば、本発明の適用が可能である。従って、本
発明は、上記内容のみに限定されない。
焼バーナ１３と濃燃焼バーナ１５とから成る２段構成の
濃淡燃焼バーナについて説明したが、１段（単一）構成
のバーナであっても、補助炎を形成することが可能なバ
ーナであれば、本発明の適用が可能である。従って、本
発明は、上記内容のみに限定されない。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
主炎と、主炎を安定燃焼させるための補助炎とを形成す
る燃焼装置において、補助炎用の第２の室を形成する板
状部材の強度を向上させることができるのみならず、前
記板状部材に加わった熱を、第１の室側に速やかに拡散
させることができるので、前記板状部材が燃焼による発
熱で熱変形するのを防止することができる。
主炎と、主炎を安定燃焼させるための補助炎とを形成す
る燃焼装置において、補助炎用の第２の室を形成する板
状部材の強度を向上させることができるのみならず、前
記板状部材に加わった熱を、第１の室側に速やかに拡散
させることができるので、前記板状部材が燃焼による発
熱で熱変形するのを防止することができる。
【００３１】また、本発明によれば、主炎と、主炎を安
定燃焼させるための補助炎とを形成する燃焼装置におい
て、補助炎用の第２の室を形成する板状部材を容易に加
工するだけで前記板状部材の強度を向上させることがで
きる。
定燃焼させるための補助炎とを形成する燃焼装置におい
て、補助炎用の第２の室を形成する板状部材を容易に加
工するだけで前記板状部材の強度を向上させることがで
きる。
【００３２】また、本発明によれば、主炎と、主炎を安
定燃焼させるための補助炎とを形成する燃焼装置におい
て、二次空気による補助炎の攪乱を防止することができ
るので、主炎の燃焼状態を、より安定化させることがで
きる。
定燃焼させるための補助炎とを形成する燃焼装置におい
て、二次空気による補助炎の攪乱を防止することができ
るので、主炎の燃焼状態を、より安定化させることがで
きる。
【図１】本発明の一実施例に係る燃焼装置の部分側面
図。
図。
【図２】図１の燃焼装置の部分正面図。
【図３】図１の燃焼装置の部分拡大正面図。
【図４】図１の燃焼装置が備えるバーナの斜視図。
【図５】図４のバーナが複数個並設される空気導入部の
斜視図。
斜視図。
【図６】図４のバーナの内部構成を示す斜視図。
【図７】図６のバーナのＡ―Ａ´線断面図。
【図８】図６のバーナの平面図。
【図９】図７で示したバーナの上部の拡大断面図。
【図１０】変形例に係るバーナの上部の拡大断面図。
【図１１】変形例に係るバーナの上部の拡大断面図。
【図１２】従来の燃焼装置の上部の拡大断面図。
【図１３】従来の別の燃焼装置の上部の拡大断面図。
１ バーナ １０ バーナ本体 １２ 板状部材（保炎板） １３ 淡燃焼バーナ １４ 内側空間部 １５ 濃燃焼バーナ １６ 外側空間部 １８ 縁部 １９ 主炎吹出口 ２３、２４ 補助炎吹出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安達 恵治 兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町43番１号 日 本ユプロ株式会社内 (72)発明者 志智 義範 兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町43番１号 日 本ユプロ株式会社内 (72)発明者 重住 司 兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町43番１号 日 本ユプロ株式会社内 (72)発明者 中野 邦彦 兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町43番１号 日 本ユプロ株式会社内
Claims (3)
- 【請求項１】 主炎を上部に設けられた主炎孔から吹出
す第１の室と、 前記第１の室の側壁外面に板状部材により形成され、前
記主炎を安定燃焼させるための補助炎を上部に設けられ
た補助炎孔から吹出す第２の室とを備え、 前記板状部材の前記側壁外面への取付部位には、前記側
壁外面に前記板状部材の厚み以上で密着するように形成
された縁部が前記板状部材と一体的に設けられているこ
とを特徴とする燃焼装置。 - 【請求項２】 請求項１記載の燃焼装置において、 前記縁部は、前記板状部材の前記側壁外面への取付部位
が前記側壁外面に密着するように折り曲げられて形成さ
れていることを特徴とする燃焼装置。 - 【請求項３】 請求項２記載の燃焼装置において、 前記補助炎孔は、前記第２の室の上部の前記第１の室寄
りの部位から前記縁部の折曲げ部位にかけての領域に形
成されていることを特徴とする燃焼装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10486495A JPH08278006A (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10486495A JPH08278006A (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 燃焼装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08278006A true JPH08278006A (ja) | 1996-10-22 |
Family
ID=14392115
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10486495A Pending JPH08278006A (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 燃焼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08278006A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101025655B1 (ko) * | 2009-07-22 | 2011-03-30 | 주식회사 경동나비엔 | 린-리치 버너 |
| CN104048296A (zh) * | 2014-06-27 | 2014-09-17 | 艾欧史密斯(中国)热水器有限公司 | 燃气预混燃烧器 |
-
1995
- 1995-04-05 JP JP10486495A patent/JPH08278006A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101025655B1 (ko) * | 2009-07-22 | 2011-03-30 | 주식회사 경동나비엔 | 린-리치 버너 |
| WO2011010867A3 (ko) * | 2009-07-22 | 2011-04-21 | 주식회사 경동나비엔 | 린-리치 버너 |
| CN104048296A (zh) * | 2014-06-27 | 2014-09-17 | 艾欧史密斯(中国)热水器有限公司 | 燃气预混燃烧器 |
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