JPH062818A - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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Publication number
JPH062818A
JPH062818A JP15640192A JP15640192A JPH062818A JP H062818 A JPH062818 A JP H062818A JP 15640192 A JP15640192 A JP 15640192A JP 15640192 A JP15640192 A JP 15640192A JP H062818 A JPH062818 A JP H062818A
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JP
Japan
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air
flame
burner
combustion
fuel mixture
Prior art date
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Pending
Application number
JP15640192A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumitaka Kikutani
文孝 菊谷
Junichi Ueda
順一 植田
Yoichi Kimura
洋一 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH062818A publication Critical patent/JPH062818A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 濃淡燃焼による低NOx化と、燃焼量の可変
幅拡大のためのバーナ本数切り替え時にも完全燃焼をは
かる。 【構成】 濃火炎を形成する第一の炎口部14と、これ
に連通した第一の混合気室13を有するバーナ本体12
を複数本並設し、各バーナ本体の間に第二の炎口部22
をもつ噴射板18を設け、その上流側に第二の混合気室
19を構成して、第一の混合気室と第二の混合気室とを
各バーナ本体の同一側の片側面にのみに設けた混合気通
路で連通し、かつ、隣あったバーナ本体側から交互に突
出する混合板16を設ける。したがって、特定のバーナ
本体のみから第二の混合気室へ混合気を供給して、混合
板の間を通過する間に希薄混合気をつくり、第二の炎口
部22上に希薄火炎を形成する。これによりバーナ本数
を切り換えても常に境界部は安定な濃火炎が存在し、完
全燃焼と濃淡燃焼を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主としてバーナの低NO
x化と、複数のバーナの切り替え時に不完全燃焼の防止
を図った燃焼装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の家庭用バーナは、図3に示
すように、第一の炎口部1を有するバーナ本体2に設け
た第一の混合気室3と、第一の混合気室3の両側に壁板
4により構成された第二の炎口部5を有する第二の混合
気室6と、第一の混合気室3と第二の混合気室6とを連
通するバーナ本体2に設けた混合気通路7と、第一の炎
口部1と第二の炎口部5の間に設け、火炎基部を安定化
させる保炎板8と、壁板4に第二の混合気室6の一次空
気比を設定する空気取入れ口9とを備えている。この様
な構成を有するバーナ本体2が多数本互いに壁板4を接
してバーナケース10の内部に収められていた。11は
燃料切替弁である。26は燃料管28からの燃料を噴出
するノズル、27は燃焼用空気を送るファンである。
【0003】そして上記構成の燃焼装置では、ノズル2
6からガスが第一の混合気室3に吐出し、一方ファン2
9から送られた燃焼用空気が前記ガスと混合して第一の
炎口部1より噴出し燃焼する。また混合ガスの一部は混
合気通路7より第二の混合気室6に入り、空気取入れ口
9より入った燃焼用空気とさらに混合して第二の炎口部
5より噴出し、第一の炎口部1の炎で点火される。この
ようにして、各々の第一の炎口部1の上には酸素濃度の
低い濃い混合気が供給され、安定した濃火炎が形成され
る。また空気取入れ口9から大量の空気と、混合気通路
7から供給された濃い混合気が大きな空間を有する第二
の混合気室6の内部で充分に拡散混合して希薄混合気と
なり、第二の炎口部5より流出して、隣あった第二の炎
口部5が一体となって酸素濃度の高い希薄火炎を形成し
ていた。保炎板8の上に形成される小さな渦の効果で濃
火炎及び希薄火炎は両側の火炎基部が安定化されてお
り、さらにNOx濃度が低いが本来不安定な特性の希薄
火炎を濃火炎の熱的影響を受けることによって安定化さ
せ、全体として安定な濃炎燃焼を実現してNOxの発生
を低減させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、全てのバーナ本体2が燃焼している状態に
おいては不完全燃焼を防止し、NOxを低減する効果の
点では満足されるものであるが、全体の燃焼量可変幅を
広げるために、燃焼させるバーナ本体2の本数を燃料切
り替え弁11で切り替えることになる。この場合、燃焼
しているバーナ本体2の第二の炎口部5と、燃焼してい
ないバーナ本体2の第二の炎口部5との間に形成される
希薄火炎は、もはや燃焼していないバーナ本体2側より
濃火炎の熱的影響を受けることがなく、さらに第二の炎
口部5より噴出される空気によって吹き飛ばされ不完全
燃焼を発生するという課題があった。
【0005】本発明は上記課題を解決するもので、低N
Ox化と、不完全燃焼の防止の両立を実現し、TDRの
拡大を図ることを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、第一の炎口部とこれに連通した第一の混合
気室を有するバーナ本体と、前記バーナ本体を複数本並
設するとともに前記それぞれのバーナ本体の間に設けた
第二の炎口部をもつ噴射板と、前記バーナ本体と前記噴
射板とに囲まれて形成される第二の混合気室と、前記第
二の混合気室に設けた空気取入れ部と、前記第一の混合
気室と前記第二の混合気室とを連通し、前記バーナ本体
の同一側の片側面にのみに設けた混合気通路と、前記混
合気通路の下流側で前記第二の混合気室内へ、隣あった
バーナ本体側より交互に突出して間に混合路を形成する
混合板を設けたものである。
【0007】また本発明は混合板が噴射板をバーナ本体
に固定する支持具と一体化したというものである。
【0008】
【作用】本発明は上記構成によって、特定のバーナ本体
のみから第一の混合気室内の濃混合気が、混合気通路か
ら第二の混合気室へ供給されることになる。そこで空気
取入部から供給される大量の空気と出会い、隣あったバ
ーナ本体側から交互に突出する混合板の間を通過する間
に均一に混合し、希薄混合気となって第二の炎口部から
噴出され希薄火炎を形成する。また第一の炎口部上に濃
火炎が形成され希薄火炎を熱的に安定化して全体として
安定した濃淡燃焼を実現し、低NOx化が達成されるこ
とになる。
【0009】また、燃焼しているバーナ本体の数を切り
替えて燃焼量の幅を広げる場合には、特定のバーナ本体
のみから第二の混合気室へ濃混合気が供給される構成と
なっているため、燃焼しているバーナと燃焼していない
バーナとの間の第二の炎口部は空気のみがより噴出され
ることになる。よって切り替えの境界部には安定な濃火
炎が位置することになり、不完全燃焼を起こすこともな
い。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづ
いて説明する。図1〜図2において、12は第一の混合
気室13を内包する横に細長いバーナ本体であり、バー
ナ本体12の上面には多数のスリットを開口した第一の
炎口部14がある。各バーナ本体12の同一方向の片側
面、本実施例では右側面に混合気通路15が長手方向に
最適な間隔で複数設けられている。また、混合気通路1
5の下流側にあるバーナ本体12の両側面には上下2段
の混合板16と一体化した支持具17が取り付けられ、
この支持具17とバーナ本体12とで形成する溝に噴射
板18の端部が挿入され隣合ったバーナ本体12の間を
結合して一体化し、上流側に第二の混合気室19を構成
している。ここで混合板16は隣あったバーナ本体12
側から交互に第二の混合気室19方向に突出し、互いの
隙間で混合路20を構成している。噴射板18は平板を
山形状に折り曲げて成形されており、傾斜部には多数の
噴出口21からなる第二の炎口部22を構成している。
バーナ本体12の上流側にはスロート部23が構成され
ており、この様なバーナ本体12が複数本並設され、各
バーナ本体12間を空気取入部24としたバーナブロッ
クを構成しバーナケース25の内部に収納されている。
各スロート部23に対向して燃料を噴出するノズル26
と、切り替え弁27が設けられた燃料管28と、ファン
29がバーナケース25に設けられている。
【0011】上記構成において、ファン29から供給さ
れる燃焼用空気は、一部がスロート部23からバーナ本
体12の内部に流入し、残りの大部分の空気はバーナ本
体12の間、及びバーナケース25とバーナ本体12の
間を流れ、それぞれの第二の混合気室19に向かって供
給される。一方、燃料管28から供給される燃料は、各
ノズル26から各スロート部23に向かって噴出され、
バーナ本体12の内部に流入して混合し、第一の混合気
室13に供給される。第一の混合気室13の内部の混合
気は、1次空気比が30から60%に設定された濃い混
合気となっている。この混合気の一部分は第一の炎口部
14より噴出して濃火炎を形成する。残りの大部分の混
合気は各バーナ本体12の右側面にある混合気通路15
より各バーナ本体12の右側にある第二の混合気室19
方向に流出し、空気取入部24より入ってくる多量の空
気と出会い、混合板16の間のジグザグ状の混合路20
を通過する間に均一に混合する。この時一次空気比を1
70から250%程度の希薄な混合気になるとともに均
一化された後、希薄混合気となって第二の炎口部22に
供給される。第二の炎口部22では傾斜部に設けられた
噴出口21から左右の第一の炎口部14の方向に向かっ
て傾斜して噴出される。従って燃焼室に形成される火炎
の状態は希薄火炎(A)と濃火炎(B)が相互に繰り返
した濃淡燃焼となる。
【0012】ここで希薄火炎の特性とNOxについて説
明する。サーマルNOxは燃焼反応帯の温度が低温であ
るほど発生量は減少する。よって空気を多量に含む希薄
な混合気ほど熱容量が増加し火炎温度が低下して低NO
x化が図れることはよく知られている。しかし一方、混
合気が希薄になる程火炎は不安定となり、ついには炎孔
から吹き飛び、不完全燃焼を発生する。よって上記構成
において、第一の炎口部14の上に形成される濃火炎の
熱的作用によって希薄混合気の雰囲気温度を上げ、かつ
第二の炎口部22に傾斜部を設けることで炎口面積を大
きくして希薄混合気の流速を低くして、希薄混合気を完
全燃焼させている。またバーナブロックの端部では次の
ような機構により不完全燃焼を防止している。即ち、図
1に示した構成では燃焼室の左側の端部は濃火炎(B)
で終わり、バーナ本体12とバーナケース25との間に
供給された空気が濃火炎(B)に供給されて燃焼性は良
好となる。
【0013】さて、燃焼量可変幅を広げるために燃焼し
ているバーナ本体12の本数を切り替える場合につい
て、図2に基づいて説明する。この時、燃料切替弁27
を遮断して左側のバーナ本体12への燃料供給を中止す
ることになる。よって混合気通路15を各バーナ本体1
2の右側の側面に設けたことによって、このバーナ本体
12の両側にある第二の混合気室19のうち右側には希
薄混合気が、左側には空気のみが供給される。従って、
燃焼室に形成される火炎の状態は燃焼室の左側より空気
層(C)、濃火炎(B)、希薄火炎(A)となる。つま
り燃焼しているバーナ本体12と燃焼していないバーナ
本体12との間の切り替え部は濃火炎、空気層となりバ
ーナブロック全体が燃焼している上記と同様に火炎の境
界から不完全燃焼を起こすことはない。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明の燃焼装置に
よれば次の効果が得られる。 (1)第一の炎口部と第二の炎口部を交互に構成するこ
とにより、低NOxであるが本来不安定な第二の炎口部
の希薄火炎を、第一の炎口部上に形成される濃火炎の熱
的な燃焼促進効果を受け、安定燃焼を行い全体として安
定した濃淡燃焼を実現し、低NOx化が達成できる。 (2)混合気通路を各バーナ本体の同一側の片側面のみ
に設けることによって、特定のバーナ本体のみから混合
気が第二の混合気室へ供給されるため、燃焼しているバ
ーナの本数を切り替える場合、燃焼しているバーナと燃
焼していないバーナとの間の第二の炎口部は空気のみが
第二の炎口部より噴出される。よって切り替えの境界部
には常に安定な濃火炎が位置することになり、不完全燃
焼を起こさずに燃焼量の可変幅(TDR)を拡大するこ
とが出来る。 (3)第二の混合気室内に隣あったバーナ本体側より混
合板を交互に突出させて間にジグザグ状に通路を構成し
ているため、混合気通路から供給された濃い混合気と多
量の空気が混合板の間を通過する間に均一に混合でき、
第二の混合気室を小さく構成できるため燃焼装置の小型
化が図れる。 (4)バーナ本体間を支持具と噴射板で接合して一体化
するため、バーナブロック全体として剛性が増し変形を
防止するとともに、二次空気の洩れる隙間が無くなるた
め第二の混合気室の混合比のばらつきが小さくなり性能
が安定する。 (5)支持具と混合板を一体化する事により部品点数が
少なくなり、低コストで製作できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における燃焼装置の一部断面
【図2】同装置の燃料切替弁作動時の一部断面図
【図3】従来の燃焼装置の一部断面図
【符号の説明】
12 バーナ本体 13 第一の混合気室 14 第一の炎口部 15 混合気通路 16 混合板 18 噴射板 19 第二の混合気室 20 支持具 22 第二の炎口部 24 空気取入れ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第一の炎口部とこれに連通した第一の混合
    気室を有するバーナ本体と、前記バーナ本体を複数本並
    設し、前記それぞれのバーナ本体の間に設けた第二の炎
    口部をもつ噴射板と、前記バーナ本体と前記噴射板とに
    囲まれて形成される第二の混合気室と、前記第二の混合
    気室に設けた空気取入れ部と、前記第一の混合気室と前
    記第二の混合気室とを連通し、前記バーナ本体の同一側
    の片側面にのみに設けた混合気通路と、前記混合気通路
    の下流側で前記第二の混合気室内へ、隣あったバーナ本
    体側より交互に突出して間に混合路を形成する混合板を
    設けた燃焼装置。
  2. 【請求項2】混合板は噴射板をバーナ本体に固定する支
    持具と一体化した請求項1記載の燃焼装置。
JP15640192A 1992-06-16 1992-06-16 燃焼装置 Pending JPH062818A (ja)

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JP15640192A JPH062818A (ja) 1992-06-16 1992-06-16 燃焼装置

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JPH062818A true JPH062818A (ja) 1994-01-11

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ID=15626936

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JP15640192A Pending JPH062818A (ja) 1992-06-16 1992-06-16 燃焼装置

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JP (1) JPH062818A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0640617U (ja) * 1992-10-06 1994-05-31 大阪瓦斯株式会社 濃淡燃焼装置
JP2002314355A (ja) * 2001-04-16 2002-10-25 Niigata Seimitsu Kk 多段増幅回路

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0640617U (ja) * 1992-10-06 1994-05-31 大阪瓦斯株式会社 濃淡燃焼装置
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