JP3360777B2 - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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JP3360777B2
JP3360777B2 JP13622795A JP13622795A JP3360777B2 JP 3360777 B2 JP3360777 B2 JP 3360777B2 JP 13622795 A JP13622795 A JP 13622795A JP 13622795 A JP13622795 A JP 13622795A JP 3360777 B2 JP3360777 B2 JP 3360777B2
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邦彦 中野
譲次 有田
恵治 安達
義範 志智
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東陶機器株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主炎形成のための主炎
バーナと主炎を安定化させる補助炎形成のための補助炎
バーナとに、夫々独立に混合気が供給される燃焼装置の
改良に関するものである。本明細書では、燃料ガス濃度
の比較的濃い混合気(燃料過剰混合気)で燃焼する濃燃
焼と、燃料ガス濃度の比較的薄い混合気(空気過剰混合
気)で燃焼する淡燃焼とを併用することにより、安定燃
焼下において排気中の窒素酸化物(以下、「NOx」と
いう)濃度の低濃度化を実現することが可能な燃焼装置
について説明する。
【0002】
【従来の技術】従来、淡燃焼の平板状主炎バーナの両側
面に、主炎安定化のための濃燃焼の補助炎バーナを設
け、主炎バーナ上部の長手方向に沿って主炎孔列を並設
し、補助炎バーナ上部の長手方向に沿って補助炎孔列を
並設し、これらを覆いにより部分的に塞いだ構成の燃焼
装置が知られている(特開平6―94222号公報参
照)。
【0003】図13〜図16は、上記装置の内部構成を
示すものである。上記装置は、主炎バーナ101、その
主炎用混合気室103、及び補助炎バーナ105の補助
炎用内側混合気室107を形成する板状部材109(図
15及び図16を参照)と、板状部材109の両側面に
取付けることにより、補助炎バーナ105の補助炎用外
側混合気室111を形成する2枚の保炎板113(図1
5及び図16を参照)とを備える。主炎バーナ101〜
補助炎用内側混合気室107は、夫々板状部材109
を、図15及び図16に示すような断面形状の膨らみを
持たせることにより形成される。一方、補助炎用外側混
合気室111も、2枚の保炎板113を、図15及び図
16に示すような断面形状の膨らみを持たせて板状部材
109の両側に取付けることにより形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記装置に
おいては、内側混合気室107の図13及び図14で示
す右側端部は、外側混合気室111に連通する切出し開
口部115になっている。
【0005】そのため、燃料過剰混合気は、内側混合気
室107の図13及び図14で示す左側端部に形成され
た燃料過剰混合気導入口117から内側混合気室107
内に導入され、内側混合気室107から上記切出し開口
部115を通して図13、図14の右方向に略水平に
(即ち、図13及び図14の上部に位置する主炎孔列の
長手方向に沿って)吐出され、外側混合気室111に導
入されることとなる。
【0006】よって、上記補助炎孔列が、主炎孔列と略
同一長さに設定され、しかも、主炎孔列に沿ってその両
側に設けられ、外側混合気室111は上記補助炎孔列に
均一に燃料過剰混合気を供給するように構成されている
にも拘わらず、内側混合気室107から吐出された燃料
過剰混合気は、上記補助炎孔列の長手方向中央部付近か
ら分散して各補助炎孔から略均一に吐出されるのではな
しに、その大部分が、上記補助炎孔列の図21及び図2
2の右端側に位置する極く僅かの補助炎孔から集中的に
吐出されてしまうこととなる。
【0007】このように、燃料過剰混合気の吐出が補助
炎孔列中の特定箇所に偏っていると、補助炎が全く形成
されない主炎孔が多くなるので、補助炎が主炎孔列に沿
って満遍なく形成される場合と異なり主炎の安定化を図
ることが著しく困難となる。そのため、安定燃焼範囲が
狭くなるのみならず、例えば、爆発点火等の不具合に起
因して大きな着火音が発生する等、騒音が大きくなると
いう問題点があった。
【0008】また、上記装置においては、内側混合気室
107は充分な長さでないために、燃料過剰混合気が燃
料ガスと空気が充分に混合されずに切出し開口部115
を通して吐出され、不完全燃焼を招くという問題点もあ
った。
【0009】従って本発明の目的は、主炎形成のための
主炎バーナと主炎を安定化させる補助炎形成のための補
助炎バーナとに、夫々独立に混合気が供給される燃焼装
置において、安定燃焼範囲が比較的広く、且つ、着火音
等の大きな騒音や、不完全燃焼を抑制することが可能な
燃焼装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に従う燃焼装置
は、主炎形成のための主炎バーナと主炎を安定化させる
補助炎形成のための補助炎バーナとに、夫々独立に混合
気が供給されるもので、上記主炎バーナが、所定距離範
囲に亘って配置された主炎孔の列を備えており、上記補
助炎バーナが、上記主炎孔の列に沿って配置された補助
炎孔の列と、燃料と空気とを混合して濃混合気を生成す
る濃混合気生成室と、上記濃混合気生成室から供給され
た濃混合気を、上記補助炎孔に略均一に分配するように
形成された濃混合気分配室とを備え、上記濃混合気生成
室が、上記補助炎孔の列の方向に対して平行に設けら
れ、上記濃混合気分配室に連通する濃混合気吐出孔を備
える。
【0011】
【作用】上記構成によれば、外部から濃混合気生成室内
に供給される燃料及び空気は、濃混合気生成室において
濃混合気に生成され、その濃混合気は、濃混合気生成室
から補助炎孔の上記列の方向に沿って設けられた濃混合
気吐出孔を通じて、上記補助炎孔方向に向けて濃混合気
分配室内に吐出される。
【0012】そのため、上記濃混合気吐出孔から吐出さ
れた濃混合気は、各補助炎孔から略均一に、しかも、満
遍なく吹き出されることとなるので、従来のように、吐
出された濃混合気が特定の補助炎孔にのみ偏って供給さ
れる不具合は解消される。
【0013】従って、安定燃焼範囲を従来のものより広
くとることができ、且つ、着火音等の大きな騒音を抑制
することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面により詳細に
説明する。
【0015】図1〜図3は、本発明の燃焼装置の一実施
例として、給湯機に適用される燃焼装置を構成する濃淡
燃焼バーナを示す。
【0016】この濃淡燃焼バーナは、空気過剰混合気で
主炎を形成する淡燃焼と、燃料過剰混合気で主炎を安定
化させるための補助炎を形成する濃燃焼とが並行して行
える構成となっている。このような構成の濃淡燃焼バー
ナが、該バーナから見て図1左側に位置する空気導入部
(図4において符号23で示す)と、空気導入部23の
図1右側に空気導入部23に隣接して設けられたガスマ
ニホールド(図4において符号25で示す)とに沿って
複数個並設されて上記燃焼装置が形成される。
【0017】濃淡燃焼バーナは、図1に示す淡燃焼バー
ナ(主炎バーナ)1及び濃燃焼バーナ(補助炎バーナ)
3の内側混合気室5が形成された平板状部材(図3にお
いて符号7で示す)と、淡燃焼バーナ1の両側面上部
に、バーナ1の上側部分を挟んだ状態で濃燃焼バーナ3
の外側混合気室9を形成するための2枚の保炎板(図3
において符号11及び13で示す)とを備える。
【0018】淡燃焼バーナ1は、主炎形成用の空気過剰
混合気を導入する主炎用混合気室15、図2に示すよう
に、主炎用混合気室15の上端部長手方向に沿って配置
されたスリット状の主炎吹出し口17の列及び、主炎用
混合気室15の空気導入部23側に形成された混合気導
入口19を備える。
【0019】主炎用混合気室15は、主炎を形成するた
めの空気過剰混合気の導入が可能なように、図3に示す
ような断面形状を呈する膨らみを持たせて上記平板状部
材7の側面に略U字状に形成されている。混合気導入口
19は、断面が略楕円状を呈するように形成されてい
る。なお、混合気導入口19には、空気過剰混合気を導
入するために、基部をガスマニホールド25に固定され
た主炎用ガスノズル21の先端部が対面している。
【0020】濃燃焼バーナ3は、補助炎形成用の燃料過
剰混合気を導入する内側混合気室5、内側混合気室5の
空気導入部23側に形成された混合気導入口27、内側
混合気室5から供給された混合気を受けて主炎を安定化
させる補助炎を形成する外側混合気室9及び、外側混合
気室9の上端部長手方向に沿って配置された略矩形状の
補助炎吹出し口29の列を備える。
【0021】本実施例では、内側混合気室5は、濃淡燃
焼バーナの略中央に位置するように、主炎バーナ1と共
に平板状部材7に形成されている。即ち、内側混合気室
5は、補助炎を形成するための燃料過剰混合気の導入が
可能なように、図3に示すような断面形状を呈する膨ら
みを持たせて平板状部材7の側面に略L字状に形成され
ている。このように、内側混合気室5を略L字状に形成
することにより燃料過剰混合気の流れが変化し、燃料ガ
スと空気との混合性が高まる。
【0022】外側混合気室9は、既述のように、主炎バ
ーナ1を形成する平板状部材7の両側壁面と、2枚の保
炎板11、13とにより画定されるものである。混合気
導入口27は、断面が略円形状を呈するように形成され
ている。なお、混合気導入口27には、燃料過剰混合気
を導入するために、基部をガスマニホールド25に固定
された補助炎用ガスノズル31の先端部が対面してい
る。
【0023】更に、本実施例では、前記内側混合気室5
は、混合気導入口27と同軸の渦流室33と、該渦流室
33の上方で、且つ、濃淡燃焼バーナの略中央部に位置
する部位に形成された混合気吐出室35とから構成され
る。そして、混合気吐出室35の図1表面側の側壁及び
図1裏面側の側壁には、夫々対応するようにして、前記
外側混合気室9に連通する複数の円形状混合気吐出孔3
7が、補助炎吹出し口29の列の方向に対して平行に2
列に分散配置されている(図4も併せて参照)。
【0024】渦流室33は、図5に示すように、断面が
略円形状を呈するように形成されている。一方、混合気
吐出室35は、図5に示すように、渦流室33の上部に
おいて、符号Hで示す部位の断面が、渦流室33よりも
幅の狭い長円状に形成されている。
【0025】このように、混合気吐出室35の符号Hで
示した部位の幅を、渦流室33のそれよりも狭まく設定
することによって混合気の流れに渦が発生し、整流効果
を高めることができるので、濃燃焼バーナ3における混
合気濃度を高精度に調整することが可能になり、各混合
気吐出孔37から図5の左右方向に吐出する混合気濃度
を均一化させることも可能となる。また、濃淡燃焼バー
ナへの入熱量の大きさに対応させて、渦流室33や混合
気吐出室35の流路容量寸法を変更したり、混合気吐出
孔37の数やそれらの孔径を変更することもできる。
【0026】上記構成によれば、ガスマニホールド25
から主炎用ガスノズル21を通して混合気導入口19に
流入した燃料ガスは、主炎用混合気室15において空気
導入部23から混合気導入口19に流入した一次空気と
混合されて空気過剰混合気となる。この空気過剰混合気
は、主炎用混合気室15内を上昇して主炎吹出し口17
から主炎39となってバーナ上部に吹き出される。
【0027】一方、ガスマニホールド25から補助炎用
ガスノズル31を通して混合気導入口27に流入した燃
料ガスは、渦流室33において渦流となり、空気導入部
23から混合気導入口27を通して渦流室33に流入し
て渦流となった一次空気と混合されて燃料過剰混合気と
なる。この燃料過剰混合気は、渦流室33から混合気吐
出室35に流入し、各混合気吐出孔37から補助炎吹出
し口29方向、即ち、濃淡燃焼バーナの上部方向に向け
て外側混合気室9に吐出される。
【0028】上記のようにして各混合気吐出孔37から
吐出された燃料過剰混合気は、混合気吐出室35及び各
混合気吐出孔37が、濃淡燃焼バーナの略中央部に位置
しているために、図1に示すように、各補助炎吹出し口
29に向って略均一に供給され、各補助炎吹出し口29
から補助炎41(図5に示す)となって満遍なく吹き出
されることとなる。
【0029】そのため、従来のように、内側混合気室5
から外側混合気室9に向けて吐出された燃料過剰混合気
が、図1の右方向に向けて略水平に吐出されるようなこ
とはなく、特定の補助炎吹出し口29にのみ偏って供給
される不具合は生じない。よって、安定燃焼範囲を従来
の濃淡燃焼バーナより広くとることができ、且つ、着火
音等の大きな騒音を抑制することができる。
【0030】また、上記装置の成形時に、補助炎用ガス
ノズル31が混合気導入口27の中心位置からずれた位
置に設置されても、補助炎用ガスノズル31から吐出さ
れた燃料ガスと空気導入部23から流入する一次空気と
の混合気は、幅の狭い混合気吐出室35にぶつかり内側
混合気室5の両側壁に設けられた各混合気吐出孔37か
ら均一に吐出される。
【0031】図6及び図7は、上記実施例の第1変形例
に係る内側混合気室の構成を示す。
【0032】本変形例では、上述した内側混合気室の横
方向から見た形状を、バット状にしたものである。本変
形例においても、内側混合気室43を形成する図6表面
側の側壁と図6裏面側の側壁とに夫々対応するようにし
て形成された2列の各混合気吐出孔45は、上記実施例
の場合と同様に濃淡燃焼バーナの略中央部に位置してい
る。そのため、各混合気吐出孔45から吐出された混合
気は、図2及び図3に示した各補助炎吹出し口29に向
って略均一に供給されることとなるので、上記実施例よ
りも容易な加工で略同様な効果を奏し得る。
【0033】図8及び図9は、上記実施例の第2変形例
に係る内側混合気室の構成を示す。
【0034】本変形例でも、内側混合気室の横方向から
見た形状を、第1変形例におけると同様にバット状にす
ると共に、内側混合気室59を形成する図8表面側の側
壁及び裏面側の側壁から下面にかけての部位に夫々対応
させて、円形状の混合気吐出孔61を、補助炎吹出し口
29の列の方向に沿って並設した。各混合気吐出孔61
は、上記両側壁から下面にかけての、濃淡燃焼バーナの
略中央に相当する部位に形成されている。
【0035】本変形例においても、各混合気吐出孔61
は、上記第1変形例の場合と同様に濃淡燃焼バーナの略
中央部に位置しているので、上記第1変形例におけると
略同様な効果を奏し得る。また、各混合気吐出孔61の
位置が下方に設定されているために、各混合気吐出孔6
1と補助炎吹出し口29までの間の距離を長くすること
ができるので、内側混合気室59の長さを変えずに混合
気の整流効果を高めることもできる。
【0036】図10及び図11は、上記実施例の第3変
形例に係る内側混合気室の構成を示す。
【0037】本変形例では、渦流室67の下方で、且
つ、濃淡燃焼バーナの略中央部に位置する部位に混合気
吐出室69を形成し、混合気吐出室69の図10表面側
の側壁及び裏面側の側壁に、夫々対応させて縦長スリッ
ト状の混合気吐出孔71を、補助炎吹出し口29の列に
沿って並設した。本変形例においても、渦流室67を、
図5に示すように、断面が略円形状を呈するように形成
し、一方、混合気吐出室69を、図5に示すように、渦
流室67の下部において、断面が渦流室67よりも幅の
狭い長円状に形成することとすれば、上記実施例におけ
ると同様に、濃燃焼バーナ3における混合気濃度を高精
度に調整することが可能になり、各混合気吐出孔71か
ら図5の左右方向に吐出する混合気濃度を均一化させる
ことも可能となる。また、各混合気吐出孔71の位置が
下方に設定されているために、各混合気吐出孔71と補
助炎吹出し口29までの間の距離を長くすることができ
るので、混合気の整流効果を高めることもできる。
【0038】図12は、上記実施例の第4変形例に係る
内側混合気室の構成を示す。
【0039】本変形例では、内側混合気室73は、前記
補助炎吹出し口29の列の方向に沿って伸びて、略U字
状に折り曲げられて形成されており、内側混合気室73
の混合気移動方向下流側端部75は、濃淡燃焼バーナの
略中央に相当する部位に位置決めされている。そして、
上記部位の図12表面側の側壁及び裏面側の側壁に、夫
々対応するようにして、複数個の円形状混合気吐出孔7
7が、補助炎吹出し口29の列の方向に沿って2列に配
置されている。
【0040】本変形例においても、各混合気吐出孔77
は、上記第1〜第3変形例の場合と略同様に濃淡燃焼バ
ーナの略中央部に位置しているので、上記第1〜第3変
形例におけると略同様な効果を奏し得る。また、混合気
移動方向下流側端部75が、補助炎吹出し口29の列の
方向に沿って伸びて、略U字状に折り曲げられて形成さ
れているので、内側混合気室73内での混合気の移動方
向が変り、補助炎吹出し口29までの間の距離を長くす
ることができるので、一次空気と燃料ガスとの混合性を
高めることもできる。
【0041】なお、上記内容は、あくまで本発明の一実
施例及びその変形例に関するものであって、本発明が上
記内容のみに限定されることを意味するものでないのは
勿論である。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
主炎形成のための主炎バーナと主炎を安定化させる補助
炎形成のための補助炎バーナとに、夫々独立に混合気が
供給される燃焼装置において、安定燃焼範囲が比較的広
く、且つ、着火音等の大きな騒音を抑制することが可能
な燃焼装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃焼装置の一実施例として、給湯機に
適用される燃焼装置を構成する濃淡燃焼バーナを示す側
面図。
【図2】図1のバーナの平面図。
【図3】図1のバーナのA−A´線断面図。
【図4】図1のバーナの要部側面図。
【図5】図4のB−B´線断面図。
【図6】第1変形例に係る内側混合気室の構成を示す側
面図。
【図7】図6のC−C´線断面図。
【図8】第2変形例に係る内側混合気室の構成を示す側
面図。
【図9】図8のD−D´線断面図。
【図10】第3変形例に係る内側混合気室の構成を示す
側面図。
【図11】図10のE−E´線断面図。
【図12】第4変形例に係る内側混合気室の構成を示す
側面図。
【図13】従来の濃淡燃焼を構成する平板状部材の側面
図。
【図14】図13の平板状部材に、保炎板を取付けた状
態を示す側面図。
【図15】図14のF−F´線断面図。
【図16】図14のG−G´線断面図。
【符号の説明】
1 淡燃焼バーナ(主炎バーナ) 3 濃燃焼バーナ(補助炎バーナ) 5 内側混合気室 7 平板状部材 9 外側混合気室(濃混合気分配室) 11、13 保炎板 27 混合気導入口 29 補助炎吹出し口 31 補助炎用ガスノズル 33 渦流室 35 混合気吐出室(濃混合気生成室) 37 混合気吐出孔
フロントページの続き (72)発明者 有田 譲次 兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町43番1号 日本ユプロ株式会社内 (72)発明者 安達 恵治 兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町43番1号 日本ユプロ株式会社内 (72)発明者 志智 義範 兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町43番1号 日本ユプロ株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−129614(JP,A) 特開 平6−347013(JP,A) 特開 平6−323513(JP,A) 特開 平7−42917(JP,A) 特開 平6−94222(JP,A) 特開 平8−278006(JP,A) 特開 平7−293836(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F23D 14/02 F23D 14/08 F23D 14/62 F23C 11/00 329 - 330

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主炎形成のための主炎バーナと主炎を安
    定化させる補助炎形成のための補助炎バーナとに、夫々
    独立に混合気が供給される燃焼装置において、 前記主炎バーナが、所定距離範囲に亘って配置された主
    炎孔の列を備えており、 前記補助炎バーナが、 前記主炎孔の列に沿って配置された補助炎孔の列と、 燃料と空気とを混合して濃混合気を生成する濃混合気生
    成室と、 前記濃混合気生成室から供給された濃混合気を、前記補
    助炎孔に略均一に分配するように形成された濃混合気分
    配室とを備え、 前記濃混合気生成室が、前記補助炎孔の列の方向に対し
    て平行に設けられ、前記濃混合気分配室に連通する濃混
    合気吐出孔を備える燃焼装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記濃混合気吐出孔が、前記補助炎孔の列の略中央部に
    対応する部位に設けられている燃焼装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の装置におい
    て、 前記濃混合気吐出孔が複数個設けられており、これらの
    濃混合気吐出孔が、前記補助炎孔の列の方向に分散配置
    されている燃焼装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれか1項記
    載の装置において、 前記濃混合気吐出孔の列が、前記補助炎孔の列方向から
    見て前記濃混合気生成室の下部に設けられている燃焼装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項記
    載の装置において、 前記濃混合気生成室が、前記補助炎孔の列の方向に対し
    て屈曲して形成されている燃焼装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項4のいずれか1項記
    載の装置において、 前記濃混合気生成室が、前記補助炎孔の列の方向に沿っ
    て伸びて略U字状に形成されていて、前記濃混合気生成
    室の濃混合気移動方向下流側端部が、前記補助炎孔の列
    の略中央部に対応する部位に設定されており、 前記濃混合気吐出孔が、前記端部に形成されている燃焼
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれか1項記
    載の装置において、 前記濃混合気生成室の、前記濃混合気吐出孔が形成され
    ている部位が、前記濃混合気生成室の他の部位よりも扁
    平に設定されている燃焼装置。
JP13622795A 1995-05-10 1995-05-10 燃焼装置 Expired - Fee Related JP3360777B2 (ja)

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