JPH0127591Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0127591Y2 JPH0127591Y2 JP1982189658U JP18965882U JPH0127591Y2 JP H0127591 Y2 JPH0127591 Y2 JP H0127591Y2 JP 1982189658 U JP1982189658 U JP 1982189658U JP 18965882 U JP18965882 U JP 18965882U JP H0127591 Y2 JPH0127591 Y2 JP H0127591Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- positive
- room temperature
- phase
- coefficient thermistor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 17
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 10
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 230000001960 triggered effect Effects 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 2
- 230000002457 bidirectional effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Resistance Heating (AREA)
- Direct Air Heating By Heater Or Combustion Gas (AREA)
- Control Of Temperature (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案はヘアドライヤ等に用いられる温風機
の温度制御回路に関するものである。
の温度制御回路に関するものである。
第１図は従来の温風機の温度制御回路の回路図
を示している。第１図において、１は商用電源、
２は電源スイツチ、３は温風機のヒータである。
４は風温を検知する風温検知用正特性サーミスタ
で、ヒータ３からの熱風を受ける位置に設置さ
れ、キユリー温度（抵抗急変点温度）は50℃〜
110℃である。５は移相用のコンデンサ、６は双
方向性スイツチング素子（SBS）などのトリガ素
子で、その電流−電圧特性は第２図のようになつ
ている。７はヒータ３への供給電力を位相制御す
るトライアツクなどの位相制御素子である。８は
抵抗、９および１０はダイオード、１１はコイ
ル、１２はコンデンサである。
を示している。第１図において、１は商用電源、
２は電源スイツチ、３は温風機のヒータである。
４は風温を検知する風温検知用正特性サーミスタ
で、ヒータ３からの熱風を受ける位置に設置さ
れ、キユリー温度（抵抗急変点温度）は50℃〜
110℃である。５は移相用のコンデンサ、６は双
方向性スイツチング素子（SBS）などのトリガ素
子で、その電流−電圧特性は第２図のようになつ
ている。７はヒータ３への供給電力を位相制御す
るトライアツクなどの位相制御素子である。８は
抵抗、９および１０はダイオード、１１はコイ
ル、１２はコンデンサである。
この回路の動作はつぎのとおりである。電源ス
イツチ２をオンにすると、ヒータ３と風温検知用
正特性サーミスタ４とを通してコンデンサ５が充
電される。このコンデンサ５の充電電圧Vcがト
リガ素子６のスイツチ電圧Vs（＋），Vs（−）を
越えると、トリガ素子６がオンとなつてコンデン
サ５の電荷を放電することにより位相制御素子７
を所定の制御角αでトリガする。その結果、位相
制御素子７が半周期毎にヒータ３に位相制御通電
する。
イツチ２をオンにすると、ヒータ３と風温検知用
正特性サーミスタ４とを通してコンデンサ５が充
電される。このコンデンサ５の充電電圧Vcがト
リガ素子６のスイツチ電圧Vs（＋），Vs（−）を
越えると、トリガ素子６がオンとなつてコンデン
サ５の電荷を放電することにより位相制御素子７
を所定の制御角αでトリガする。その結果、位相
制御素子７が半周期毎にヒータ３に位相制御通電
する。
電源投入直後の風温の低いときは、風温検知用
正特性サーミスタ４の抵抗値が小さく。すなわ
ち、コンデンサ５への充電時定数が小さく、早い
位相で位相制御素子７をトリガしてヒータ３を急
速に発熱させる。ヒータ３が発熱して風温が高く
なると、風温検知用正特性サーミスタ４の抵抗値
が大きくなり、位相制御素子７のトリガ位相が遅
れていく。位相制御素子７のトリガ位相が遅れて
ヒータ３の発熱量が減少し風温が低下すると、風
温検知用正特性サーミスタ４の抵抗値が小さくな
り、位相制御素子７のトリガ位相が進み、ヒータ
３の発熱量が増加して風温が上昇し、上記の動作
を繰返すことにより風温が一定に制御されること
になる。
正特性サーミスタ４の抵抗値が小さく。すなわ
ち、コンデンサ５への充電時定数が小さく、早い
位相で位相制御素子７をトリガしてヒータ３を急
速に発熱させる。ヒータ３が発熱して風温が高く
なると、風温検知用正特性サーミスタ４の抵抗値
が大きくなり、位相制御素子７のトリガ位相が遅
れていく。位相制御素子７のトリガ位相が遅れて
ヒータ３の発熱量が減少し風温が低下すると、風
温検知用正特性サーミスタ４の抵抗値が小さくな
り、位相制御素子７のトリガ位相が進み、ヒータ
３の発熱量が増加して風温が上昇し、上記の動作
を繰返すことにより風温が一定に制御されること
になる。
第３図はこのことを示す波形図であり、風温が
低くて風温検知用正特性サーミスタ４の抵抗値が
小さいときは、第３図Ａの曲線A1で示す電源電
圧破形に対し、コンデンサ５の充電電圧Vcは同
図Ａの曲線A2で示すように早く立上がり、早い
位相でトリガ素子６のスイツチ電圧Vs（＋），Vs
（−）を越え、同図Ｂの曲線B1で示すように早い
位相で位相制御素子７にトリガ電流が流れ、位相
制御素子７の両端電圧およびヒータ３の両端電圧
はそれぞれ同図Ｃ，Ｄの曲線C1，D1で示すよう
になり、ヒータ３への供給電力は多い。一方、風
温が高くて風温検知用正特性サーミスタ４の抵抗
値が大きいときは、第３図Ａの曲線A1で示す電
源電圧波形に対し、コンデンサ５の充電電圧Vc
は同図Ａの曲線A3で示すように遅く立上がり、
遅い位相でトリガ素子６のスイツチ電圧Vs（＋），
Vs（−）を越え、同図Ｂの曲線B2で示すように遅
い位相で位相制御素子７にトリガ電流が流れ位相
制御素子７の両端電圧およびヒータ３の両端電圧
はそれぞれ同図Ｃ，Ｄの曲線C2，D2で示すよう
になり、ヒータ３への供給電力は少い。
低くて風温検知用正特性サーミスタ４の抵抗値が
小さいときは、第３図Ａの曲線A1で示す電源電
圧破形に対し、コンデンサ５の充電電圧Vcは同
図Ａの曲線A2で示すように早く立上がり、早い
位相でトリガ素子６のスイツチ電圧Vs（＋），Vs
（−）を越え、同図Ｂの曲線B1で示すように早い
位相で位相制御素子７にトリガ電流が流れ、位相
制御素子７の両端電圧およびヒータ３の両端電圧
はそれぞれ同図Ｃ，Ｄの曲線C1，D1で示すよう
になり、ヒータ３への供給電力は多い。一方、風
温が高くて風温検知用正特性サーミスタ４の抵抗
値が大きいときは、第３図Ａの曲線A1で示す電
源電圧波形に対し、コンデンサ５の充電電圧Vc
は同図Ａの曲線A3で示すように遅く立上がり、
遅い位相でトリガ素子６のスイツチ電圧Vs（＋），
Vs（−）を越え、同図Ｂの曲線B2で示すように遅
い位相で位相制御素子７にトリガ電流が流れ位相
制御素子７の両端電圧およびヒータ３の両端電圧
はそれぞれ同図Ｃ，Ｄの曲線C2，D2で示すよう
になり、ヒータ３への供給電力は少い。
なお、第１図において、抵抗８およびダイオー
ド９，１０は位相制御におけるヒステリシス現象
の防止回路を構成する。コイル１１およびコンデ
ンサ１２は位相制御素子７のトリガ時に発生する
ラジオ雑音防止用のフイルタである。
ド９，１０は位相制御におけるヒステリシス現象
の防止回路を構成する。コイル１１およびコンデ
ンサ１２は位相制御素子７のトリガ時に発生する
ラジオ雑音防止用のフイルタである。
このような従来の温風機の温度制御回路は、風
温を検知する風温検知用正特性サーミスタ４だけ
しかなかつたため、風温を一定に制御しようとし
た場合、室温が例えば10℃のときに風温が80℃で
あつてても室温が例えば30℃に上昇すると風温が
90℃となり、室温の変化に対して風温を一定にす
ることはできなかつた。
温を検知する風温検知用正特性サーミスタ４だけ
しかなかつたため、風温を一定に制御しようとし
た場合、室温が例えば10℃のときに風温が80℃で
あつてても室温が例えば30℃に上昇すると風温が
90℃となり、室温の変化に対して風温を一定にす
ることはできなかつた。
この考案は室温の変化に対して風温を一定にす
ることができる温風機の温度制御回路を提供する
ことを目的とする。
ることができる温風機の温度制御回路を提供する
ことを目的とする。
この考案は温風機の温度制御回路は、温風機の
ヒータへの通電量を位相制御する位相制御素子
と、この位相制御素子のゲートに一端を接続した
トリガ素子と、前記温風機の風温を検知する風温
検知用正特性サーミスタと、室温を検知する室温
検知用正特性サーミスタと、前記風温検知用正特
性サーミスタおよび前記室温検知用正特性サーミ
スタの直列回路を通して充電され充電電圧を前記
トリガ素子の他端に加えるコンデンサとを備え、
前記風温検知用正特性サーミスタの抵抗値変化に
伴う前記コンデンサの充電速度の変化に応じて前
記位相制御素子の導通位相を変化させることによ
り前記温風機の風温を一定に制御するとともに、
前記室温検知用正特性サーミスタの抵抗値変化に
伴う前記コンデンサの充電速度の変化に応じて前
記位相制御素子の導通位相を変化させることによ
り前記温風機の風温を室温の変化にかかわらず同
一に補正するようにしたものである。
ヒータへの通電量を位相制御する位相制御素子
と、この位相制御素子のゲートに一端を接続した
トリガ素子と、前記温風機の風温を検知する風温
検知用正特性サーミスタと、室温を検知する室温
検知用正特性サーミスタと、前記風温検知用正特
性サーミスタおよび前記室温検知用正特性サーミ
スタの直列回路を通して充電され充電電圧を前記
トリガ素子の他端に加えるコンデンサとを備え、
前記風温検知用正特性サーミスタの抵抗値変化に
伴う前記コンデンサの充電速度の変化に応じて前
記位相制御素子の導通位相を変化させることによ
り前記温風機の風温を一定に制御するとともに、
前記室温検知用正特性サーミスタの抵抗値変化に
伴う前記コンデンサの充電速度の変化に応じて前
記位相制御素子の導通位相を変化させることによ
り前記温風機の風温を室温の変化にかかわらず同
一に補正するようにしたものである。
このように、風温検知用正特性サーミスタの抵
抗変化にもとづく位相制御により風温を一定に制
御するものにおいて、室温を検知する室温検知用
正特性サーミスタを付設し、室温変化による室温
検知用正特性サーミスタの抵抗値変化にもとづい
て位相制御を行うことにより温風機の風温を室温
の変化にかかわらず同一に補正するようにしたた
め、室温の変化にかかわらず風温を一定に制御す
ることができる。
抗変化にもとづく位相制御により風温を一定に制
御するものにおいて、室温を検知する室温検知用
正特性サーミスタを付設し、室温変化による室温
検知用正特性サーミスタの抵抗値変化にもとづい
て位相制御を行うことにより温風機の風温を室温
の変化にかかわらず同一に補正するようにしたた
め、室温の変化にかかわらず風温を一定に制御す
ることができる。
実施例
第２図はこの考案の一実施例の温風機の温度制
御回路の回路図を示している。１３は室温を検知
するための室温検知用正特性サーミスタで、キユ
リー温度が０℃〜30℃のものであつて、温風機に
おいて室温を検知できる場所に取付けられ、電気
回路的には風温検知用正特性サーミスタ４と直列
接続してコンデンサ５の充電抵抗としている。
御回路の回路図を示している。１３は室温を検知
するための室温検知用正特性サーミスタで、キユ
リー温度が０℃〜30℃のものであつて、温風機に
おいて室温を検知できる場所に取付けられ、電気
回路的には風温検知用正特性サーミスタ４と直列
接続してコンデンサ５の充電抵抗としている。
このように、室温検知用正特性サーミスタ１３
を付加すると、室温が低いときは室温検知用正特
性サーミスタ１３の抵抗値が小さくなつて風温を
高めるように作用し、逆に室温が高いときは室温
検知用正特性サーミスタ１３の抵抗値が大きくな
つて風温を低くするように作用し、室温変化によ
る風温変化が補償され、温風機の風温が室温の変
化にかかわらず同一になる。
を付加すると、室温が低いときは室温検知用正特
性サーミスタ１３の抵抗値が小さくなつて風温を
高めるように作用し、逆に室温が高いときは室温
検知用正特性サーミスタ１３の抵抗値が大きくな
つて風温を低くするように作用し、室温変化によ
る風温変化が補償され、温風機の風温が室温の変
化にかかわらず同一になる。
この考案の温風機の温度制御回路によれば、風
温検知用正特性サーミスタの抵抗変化にもとづく
位相制御により風温を一定に制御するものにおい
て、風温を検知する室温検知用正特性サーミスタ
を付設し、室温変化による室温検知用正特性サー
ミスタの抵抗値変化にもとづいて位相制御を行う
ことにより温風機の風温を室温の変化にかかわら
ず同一に補正するようにしたため、室温の変化に
かかわらず風温を一定に制御することができる。
温検知用正特性サーミスタの抵抗変化にもとづく
位相制御により風温を一定に制御するものにおい
て、風温を検知する室温検知用正特性サーミスタ
を付設し、室温変化による室温検知用正特性サー
ミスタの抵抗値変化にもとづいて位相制御を行う
ことにより温風機の風温を室温の変化にかかわら
ず同一に補正するようにしたため、室温の変化に
かかわらず風温を一定に制御することができる。
第１図は従来の温風機の温度制御回路の回路
図、第２図はそのトリガ素子の電流−電圧特性
図、第３図Ａ〜Ｄは同じくその各部の波形図、第
４図はこの考案の一実施例の回路図である。 １……商用電源、２……電源スイツチ、３……
ヒータ、４……風温検知用正特性サーミスタ、５
……コンデンサ、６……トリガ素子、７……位相
制御素子、１３……室温検知用正特性サーミス
タ。
図、第２図はそのトリガ素子の電流−電圧特性
図、第３図Ａ〜Ｄは同じくその各部の波形図、第
４図はこの考案の一実施例の回路図である。 １……商用電源、２……電源スイツチ、３……
ヒータ、４……風温検知用正特性サーミスタ、５
……コンデンサ、６……トリガ素子、７……位相
制御素子、１３……室温検知用正特性サーミス
タ。
Claims (1)
- 温風機のヒータへの通電量を位相制御する位相
制御素子と、この位相制御素子のゲートに一端を
接続したトリガ素子と、前記温風機の風温を検知
する風温検知用正特性サーミスタと、室温を検知
する室温検知用正特性サーミスタと、前記風温検
知用正特性サーミスタおよび前記室温検知用正特
性サーミスタの直列回路を通して充電され充電電
圧を前記トリガ素子の他端に加えるコンデンサと
を備え、前記風温検知用正特性サーミスタの抵抗
値変化に伴う前記コンデンサの充電速度の変化に
応じて前記位相制御素子の導通位相を変化させる
ことにより前記温風機の風温を一定に制御すると
ともに、前記室温検知用正特性サーミスタの抵抗
値変化に伴う前記コンデンサの充電速度の変化に
応じて前記位相制御素子の導通位相を変化させる
ことにより前記温風機の風温を室温の変化にかか
わらず同一に補正するようにした温風機の温度制
御回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18965882U JPS5991695U (ja) | 1982-12-14 | 1982-12-14 | 温風機の温度制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18965882U JPS5991695U (ja) | 1982-12-14 | 1982-12-14 | 温風機の温度制御回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5991695U JPS5991695U (ja) | 1984-06-21 |
| JPH0127591Y2 true JPH0127591Y2 (ja) | 1989-08-18 |
Family
ID=30408849
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18965882U Granted JPS5991695U (ja) | 1982-12-14 | 1982-12-14 | 温風機の温度制御回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5991695U (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5024329U (ja) * | 1972-11-01 | 1975-03-19 |
-
1982
- 1982-12-14 JP JP18965882U patent/JPS5991695U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5024329U (ja) * | 1972-11-01 | 1975-03-19 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5991695U (ja) | 1984-06-21 |
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