JPH01275075A - サーマルプリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ！ｉ３ｉ団 本発明は、プラテンとサーマルヘッドの間で。

インクシートと記録紙を移送し、サーマルヘッドの発熱
エレメントを選択的に発熱させ、記録紙にインクシート
のインクを転写しながら記録画像を得るサーマルプリン
タに関する。

丈米伎立 ファクシミリ、ディジタル複写機又はその他の各種のプ
リンタとして構成される上記形式のサーマルプリンタは
従来より周知である（例えば特開昭６０−２３０７６５
号公報参照）。この形式のプリンタは、列をなして配列
された多数の発熱エレメントを選択的に発熱させ、イン
クシートのインクを記録紙に転写させて記録画像を得る
ものであるが、記録紙に形成された画像に、発熱エレメ
ントの配列方向に沿って濃淡ができ、画像に濃度むらが
発生する恐れがあった。多数の発熱エレメントの、その
配列方向における両端部領域により形成された画像部分
が、その中間の中央領域により形成された画像部分より
も薄くなり、全体として画像に濃淡ができる如きがその
一例である。

上述の不具合を除去するため、発熱エレメントに定電流
を流し、そこに出る電位から各エレメントの抵抗値を測
定し、これに対応したパルス幅で各エレメントに通電し
、全ての発熱エレメントの発熱量を一定にし、画像濃度
のむらを除去する方法が既に提案されている。ところが
このように電気的な手段によって画像の濃淡を解消する
方法では、装置の構成が大がかりとなり、大きなスペー
スを必要とするほか、コストが上昇し１作動時のタイム
ロスが発生する欠点も免れない。

■修 本発明の目的は、上記従来の欠点を除去し、簡単な構成
によって記録画像の濃淡を除去ないしは軽減できるサー
マルプリンタを提供することである。

ハ 本発明は上記目的を達成するため、冒頭に記載した形式
のサーマルプリンタであって、複数個ずつの発熱エレメ
ントがエレメント群をなし、各エレメント群に対して１
つずつのドライバを対応させ、該ドライバを介してエレ
メント群の個々の発熱エレメントを選択的に北動して発
熱させるサーマルプリンタにおいて、個々のエレメント
群の、発熱エレメント配列方向における端部領域に対応
するプラテン面が、その中間の中央領域に対応するプラ
テン面よりも突出するように、プラテン面に凹凸を形成
した構成を特徴とする。

また本発明は、冒頭に記載した形式のサーマルプリンタ
において、全発熱エレメントの、その配列方向における
両端部領域に対応するプラテン面が、その中間の中央領
域に対応するプラテン面よりも突出するように、プラテ
ン面を形成したことを特徴とする。

以下、本発明の実施例を図面に従って説明し、併せて従
来問題となっていた画像濃度むらの発生態様について、
図面を参照してより具体的に明らかにする。

第１図は本発明一実施例のサーマルプリンタの概酩構成
を示す図である。

図において、インクシート１はその供出側Ａにおいてリ
ール２にロール状に巻かれ、巻取側Ｂのリール３に巻き
取られるように配置されている。

図に示したインクシート１は昇華式インクシートである
が、溶融式インクシー１〜又は多階調式インクシート等
を用いることもできる。

両リール２，３の間にはドラム状ないしはローラ状に形
成されたプラテン４が配置され、該プラテン４は反時計
方向に回転即動され、その周面に記録紙５が巻き付けら
れる。６はプラテン４に対向配置されたサーマルヘッド
である。

巻取側Ｂのリール３が図における反時計方向に回転能動
され、これにより供出側のリール２からインクシート１
が繰り出され、巻取側のリール３に巻き取られる。供出
側のリール２から繰り出されたインクシート１は、テン
ションローラフによって所定の張りを与えられ、ガイド
ローラ８によって案内されながら、記録紙５が巻き付け
られたプラテン４にその記録紙５の上から重ね合され、
その上からサーマルヘッド６が当接する。このときプラ
テン４は反時計方向に回転しており、よってインクシー
ト１と記録紙５はプラテン４とサーマルヘッド６との間
で移送され、記録紙５に対してインクシート１のインク
が転写されて記録紙５上に所定の画像が記録される。

サーマルヘッド６を通過したインクシート１はプラテン
４から煎れ、ローラ９を介して巻取側Ｂのリール３に巻
き込まれる。一方、記録ｍ５はプラテン４に巻き付いた
まま、プラテン４の回転に伴ってサーマルヘッド６から
掘れて行く。

記録紙５に１色の画像を記録するときは」二連した動作
だけで記録画像が得られ、記８紙５をプラテン４から離
脱することによって所定の記録画像の形成された記録紙
を得ることができる。

一方、インクシートの長手方向に沿って、例えばイエロ
ー色、マゼンタ色及びシアン色のインク層を順次形成し
たインクシートを用いてカラー画像を得るときは、記Ｂ
Ｍ、５を巻き付けたプラテン４を３回転させ、その各回
転毎に各色のインク層によって記録紙５」二に各色の画
像をそれぞれ重ねて転写記録する。

プラテン４は金属等の剛体より成る芯部材】０と、その
まわりに積層された例えばゴムより成る弾性体層１１を
有している。

第２図はサーマルヘッド６に設けられた発熱エレメント
１２と、プラテン４と、これらの間に位置する記録紙５
と、インクシート１とを模式的に示した説明図であり、
図ではこれらの要素を互いに離間させて示しである。抵
抗体より成る発熱エレメント１２は、第２図に符号Ｘを
付した左右方向、即ち第１図の紙面に対して垂直な主走
査方向に多数配列されている。これらの発熱エレメント
１２が両信号に応じて選択的に発熱され、発熱したエレ
メント１２に対応するインクシート部分のインクが記録
紙５に転写される。このようにして１ラインずつ、転写
された画素より成る画像が形成されていく。

ところでこの種のサーマルプリンタにおいては。

複数個の、例えば６４個ずつの発熱エレメント１２が、
第２図に符号１１２を付して示すようにエレメント群を
なし、その各エレメント群１１２に対して１つずつのド
ライバを対応させ、そのドライバを介してエレメント群
の各発熱エレメントを選択的に能動させている。即ち、
個々のドライバを介して、それに対応するエレメント群
１１２の各発熱エレメント１２に、選択的に電流を流し
。

これを発熱させてインクを記録紙に転写するのである。

上述したサーマルプリンタの構成自体は従来と変りはな
い。その際５従来のプリンタにおいては、先にも説明し
たように、記録紙に形成された画像に発熱エレメントの
配列方向に沿って濃度むらが発生する恐れがあった。こ
の濃度むらの発生態様は次に説明するように２つに大別
される。

第４図は従来のサーマルプリンタにおける、第２図と同
様な説明図であり、両図における互いに対応する部分に
は同一の符号を付しである。ここで、第４図に示した個
々のエレメント群１１２における、例えば６４個の発熱
エレメント１２に、ａ目してみると、これら発熱エレメ
ント１２の、その配列方向Ｘにおける両端部領域Ｙ、Ｙ
の発熱エレメントによって形成された記録紙５上の画像
は、その３度が、中央領域Ｚの発熱エレメントにより形
成された画像の濃度よりも低くなってしまう。

即ち、各エレメント群１１２毎に周期的な画像の、ｌｌ
１ｆ炎が現われるのである。したがって全会、徨エレメ
ント１２により形成された記録画像の濃度は、第４図の
上部に示したような分布を描くことになる。

もう１つの濃度むらは１発熱エレメント１２の全体を見
たとき、その両端部領域に位置する発熱エレメントによ
って形成された画像の濃度が、中央領域の発熱エレメン
トにより形成された画像の１度よりも低下することによ
り発生する。

上述した２つの１度むらが組合さると、発熱エレメント
１２の配列方向Ｘに沿って、第５図に模式的に示すよう
な画像の濃度むらが発生する。従来、このような問題を
電気的な手段によって解決する方法が提案されているが
、これによると装置が大がかりとなり、そのコストが上
昇する等の不具合を伴うことは先に説明した通りである
。

そこで本発明では１発熱エレメントと記録紙に作用する
圧力が高ければ、発熱エレメントが同じ温度に発熱して
いても、記録紙に転写されたインクの濃度が上昇すると
いう点に着目し、濃度が薄くなる傾向の発熱ニレメン１
へに対応するプラテンの表面を突出させ１．・度の均一
化を図る構成を提案する。

即ち、第２図に一例を示すように１個々のエレメント群
１１２の、発熱エレメント配列方向Ｘにおける両端部領
域Ｙ、Ｙに対応するプラテン４の面が、その中間の中央
領域２に対応するプラテン４の面よりもδ、たけ突出す
るように、プラテン４の面に凹凸が形成されている。具
体的には、例えば両端部領域Ｙ、Ｙに対応するプラテン
４の弾性体層１１の厚みを、中央領域２に対応する弾性
体層１１の厚みよりも厚く形成する。このような構成に
より、前述の如く記録動作が行われるとき、プラテン４
の表面の凸部に対応する記録紙５と発熱エレメント１２
との圧力が高まり、この記８紙部分に形成される画像の
濃度が従来より高められる。これにより各エレメント群
毎に周期的に発生していた画像濃度むらを除去すること
ができる。

即ち、第４図の上部に示した濃度むらの発生を阻止でき
るのである。

同様に、第３図に示す如くプラテン４に対してＷの幅で
多数の発熱エレメント１２が対向するとしたとき、この
幅Ｗの両端部領域のプラテン面が中央領域よりも突出す
るように弾性体層１１の厚みを厚くする。換言すれば、
全発熱エレメント１２の、その配列方Ｘにおける両端部
領域Ｐ、Ｐに対応するプラテン４の面が、その中間の中
央領域Ｑに対応するプラテン面よりもδ２だけ突出する
ようにプラテン面を形成するのである。この構成により
、両端部領域Ｐ、Ｐの発熱エレメント１２と記録紙５と
の圧力が強まり、従来低濃度となっていた両端部領域の
画像濃度が高められ、結局全体が均一の濃度となる。

各エレメント群に対応するプラテン面ごとに凹凸を形成
する構成と、発熱エレメント全体におけるその両端部領
域Ｐ、Ｐに対応するプラテン面を隆起させる構成のうち
、いずれが一方であっても本発明の所期の目的は達成で
きるが、第３図に示したように画構成を共に採用すれば
濃度の均一性をより確実に得ることができる。

塾米 本発明によれば、電気的な手段を用いずに画像の濃度の
均一性を得ることができ、したがって簡単な構造で、小
スペースに、しかも低コストにサーマルプリンタを構成
でき、また作動時のタイムロスを除去できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るサーマルプリンタの概略を示す構
成図、第２図は発熱エレメント、インクシート、記録紙
及びプラテンを模式的に示した説明図、第３図はプラテ
ンの表面凹凸を模式的に示し、かつプラテンに対置され
る発熱ニレメン１−を模式化して付加した説明図、第４
図は従来の構成を示す第２図と同様な説明図、第５図は
従来のサーマルプリンタにより生ずる濃度むらを模式的
に示したグラフである。 １・・・インクシート　　　４・・・プラテン５・・・
記録紙　　　　　　６・・・サーマルヘッド１２・・・
発熱ニレメンｌ−１１２・・・エレメント群第４図 第５図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）プラテンとサーマルヘッドの間で、インクシート
   と記録紙を移送し、サーマルヘッドの発熱エレメントを
   選択的に発熱させ、記録紙にインクシートのインクを転
   写しながら記録画像を得るサーマルプリンタであって、
   複数個ずつの発熱エレメントがエレメント群をなし、各
   エレメント群に対して１つずつのドライバを対応させ、
   該ドライバを介してエレメント群の個々の発熱エレメン
   トを選択的に駆動して発熱させるサーマルプリンタにお
   いて、 個々のエレメント群の、発熱エレメント配列方向におけ
   る両端部領域に対応するプラテン面が、その中間の中央
   領域に対応するプラテン面よりも突出するように、プラ
   テン面に凹凸を形成したことを特徴とするサーマルプリ
   ンタ。
2. （２）プラテンとサーマルヘッドの間で、インクシート
   と記録紙を移送し、サーマルヘッドの発熱エレメントを
   選択的に発熱させ、記録紙にインクシートのインクを転
   写しながら記録画像を得るサーマルプリンタにおいて、 全発熱エレメントの、その配列方向における両端部領域
   に対応するプラテン面が、その中間の中央領域に対応す
   るプラテン面よりも突出するように、プラテン面を形成
   したことを特徴とするサーマルプリンタ。