JPH01271620A - 車両の加速スリップ防止装置 - Google Patents

車両の加速スリップ防止装置

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JPH01271620A
JPH01271620A JP63097275A JP9727588A JPH01271620A JP H01271620 A JPH01271620 A JP H01271620A JP 63097275 A JP63097275 A JP 63097275A JP 9727588 A JP9727588 A JP 9727588A JP H01271620 A JPH01271620 A JP H01271620A
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torque
wheel speed
slip
acceleration
vehicle
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Masayuki Hashiguchi
雅幸 橋口
Kiichi Yamada
喜一 山田
Atsuhiro Kawano
川野 敦弘
Masayoshi Ito
政義 伊藤
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Mitsubishi Motors Corp
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  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は車両の加速スリップ防止装置に関する。
(従来の技術) 従来、特開昭81−85248号公報に示すような加速
時の駆動輪スリップを防止するトラクションコントロー
ル装置が知られている。
(発明が解決しようとする課題) このような従来のトラクションコントロール装置におい
ては、駆動輪のスリップを検出すると、駆動輪のスリッ
プを低減させる制御(トラクション制御)を行なうよう
にしているが、駆動輪のスリップが低減されてすぐにト
ラクション制御を停止するとすぐに駆動輪にスリップが
発生してしまうという問題点がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、その目的は
、駆動輪のスリップを検出するとエンジン出力を大きく
低減させ、その後路面状態あるいはスリップ状態に応じ
たトルクになるようにスロットル開度を制御して、加速
時の駆動輪のスリップを防止するようにした車両の加速
スリ・ツブ防止装置を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段及び作用)駆動輪速度VF
を検出する駆動輪速度検出手段と、従動輪速度VBを検
出する従動輪速度検出手段と、駆動トルクを低減させる
トルク低減手段と、上記駆動輪速度VFと従動輪速度V
Bとの差に応じたスリップ量DVを計算し、上記スリ・
ノブ量DVが第1の規定値より大きくかつ上記スリ・ツ
ブfiDVの時間的変化量ΔDVが閾値より大きい場合
には上記トルク低減手段により駆動トルクを低減させる
第1のステップと、スリップ量DVが低減した場合には
スリップQDVに係数Kpを乗算して算出される補正ト
ルクTP及び上記スリップ量DVの積分によって補正ト
ルクTSを、上記従動輪速度Vbの加速度から基準トル
クTGをそれぞれ所定時間毎に求め、目標トルクTΦ−
TG−TP−TSとして、この目標トルクTΦとエンジ
ン回転数Neの増加に伴って大きくなる下限トルク値T
l1sとの2つのうち大きい方のトルクが得られるよう
にエンジン出力を制御して上記駆動トルクを回復させる
第2のステップとよりなる駆動力制御手段とを備えた車
両の加速スリップ防止装置である。
この装置によれば、エンジン低回転時に目標トルクTΦ
が小さい場合に生じるエンジンストールの発生を防止し
ている。
(実施例) 以下図面を参照して本発明の一実施例に係わる車両の加
速スリップ防止装置について説明する。
第1図は車両の加速スリップ防止装置を示す構成図であ
る。同図は前輪駆動車を示しているもので、WFRは前
輪右側車輪、WPLは前輪左側車輪、WRRは後輪右側
車輪、Wl?Lは後輪左側車輪を示している。また、1
1は前輪右側車輪(駆動輪)WPRの車輪速度VFRを
検出する車輪速度センサ、12は前輪左側車輪(駆動輪
)WPLの車輪速度VFLを検出する車輪速度センサ、
13は後輪右側車輪(従動輪)WRRの車輪速度VRR
を検出する車輪速度センサ、14は後輪左側車輪(従動
輪)WRLの車輪速度VRLを検出する車輪速度センサ
である。上記車輪速度センサ11〜14で検出された車
輪速度VFR,VFL、 VRR,VRlj;t)ラク
シ=sンコント。
−ラ14に入力される。このトラクションコントローラ
15は加速時の駆動輪のスリップを防止する制御を行な
っているもので、エンジン16のスロットル弁(図示せ
ず)のスロットル開度e1を制御してエンジン出力を制
御したり、あるいは図示しないブレーキの制御も行なっ
ている。
次に、第2図を参照してトラクションコントローラ15
の詳細な構成について説明する。車輪速度センサ11及
び12において検出された駆動輪の車輪速度VFR及び
VFLは平均部21において平均されて(VFR+VP
L) /2が算出される。また同時に、車輪速度センサ
11及び12において検出された駆動輪の車輪速度VF
R及びVFLは高車輪速選択部(SH)22に送られて
、車輪速度VFRと車輪速度VFLのうちの大きい車輪
速度の方が駆動輪速度vPとして選択されて出力される
。上記高車速選択部22は両側動輪に対する路面の摩擦
係数μが異なることにより一方の駆動輪に片寄ってスリ
ップが発生した場合にもこれを検出し、駆動力制御(ト
ラクションコントロール)の開始を速めて、速く対応す
るようにしている。
また、車輪速度センサ13及び14において検出された
従動輪の車輪速度VRR及びVl?Lは高車輪速選択部
(SH)23に送られて、車輪速度VRRと車輪速度V
RLのうちの大きい車輪速度の方が選択されて車体速度
VBとして出力される。上記高車輪速選択部23はカー
ブを走行中に内輪差を考慮して内輪と外輪との車輪速度
の大きい方を車体速度VBとして選択することにより、
スリップの誤判定を防止するようにしている。つまり、
後述するように車体速度VBはスリップの発生を検出す
るための基準速度となるもので、カーブを走行中にこの
車体速度VBを高めておくことにより、カーブ走行中に
おけるスリップ発生の誤判定を防止している。
また、上記高車輪速選択部23において選択出力された
車体速度VBは車体加速度演算部24において車体速度
VBの加速度、つまり車体加速度vB  (GB)が演
算される。この車体加速度?Bの演算は今回に車体加速
度演算部24に入力された車体速度VBrLと前回に車
体加速度演算部24に入力された車体速度VBn−1と
の差をサンプリング時間Tで割算することにより求めら
れる。
つまり、 ”l/B −GBn−(VB n −VB n−1)/
T  −(1)とされる。
つまり、上記車体加速度演算部24において車体加速度
QBを算出することにより、駆動輪の加速スリップ中に
発生した従動輪の回転加速度1から路面に伝達すること
のできる駆動トルクを推定している。つまり、駆動輪が
路面に伝達できる力Fは前輪駆動車であれば、 である。上記第2式から明らかように駆動力分担荷重W
Fと車両質mMBとが一定である場合には、路面の摩擦
係数μと車体加速度OBは比例関係にある。また、第3
図に示すように、駆動輪がスリップして「2」より大き
くなるとμの最大を越えてしまい、「1」点の方にμが
近付く。そして、スリップが収まる場合には「1」から
この「2」のピークを通って「2」〜「3」の領域に入
る。
この「2」での車体加速度Onを測定できれば、その摩
擦係数μの路面に伝達可能な最大トルクを推定できる。
この最大トルクを基準トルクTGとしている。
つまり、上記車体加速度演算部24において求められた
車体加速度QB+i基準トルク演算部25に送られて基
準トルクTO’ −VB XWXReが算出される。こ
こで、Wは車重、Reはタイヤ半径である。
次に、上記基準トルクTG’ はエンジントルク演算部
26に送られて、基準トルクTO’に対応したエンジン
トルクが算出される。つまり、エンジントルク演算部2
6においてTG X(1/ρX・ρD−t)が算出され
て基準となるエンジン出力トルク、つまり基準トルクT
Gが求められる。
ここで、ρMは変速比、ρDは減速比、tはトルク比を
意味している。そして、上記エンジントルク演算部26
において算出されたエンジントルクは最小トルククリッ
プ部27において、最小エンジントルクが制限される。
つまり、上記エンジントルク演算部26において算出さ
れた基準トルクTGが規定トルクTa  (例えば4K
1m)より小さい場合には基準トルクTGをTaとして
いる。
また、上記高車輪速選択部23において選択された車体
速度VBは乗算部28においてKl倍されて基準駆動輪
速度VΦ′とされる。このに1は第4図に示すように、
車体加速度VBの大きさに応じて変化する。第4図に示
すように、車体加速度tBが大きい時は、じゃり路のよ
うな悪路を走行していると判断して、このような場合に
はKlを大きくして後述するスリップ判定の基準となる
基準駆動輪速度VΦを大きくして、スリップの判定を甘
くしている。さらに、上記基準駆動輪速度VΦ′は加算
部30において定数発生部29に記憶される定数β(例
えば2KIi/h )と加算されて基準駆動輪速度VΦ
が求められる。なお、上記βについても上記に1と同様
に車体加速度?Bの大きさに応じて変化させ、VBが大
きい時には大きい値をもつようにしても良い。そして、
上記平均部21において求められた駆動輪速度VF及び
上記加算部30の出力である基準駆動輪速度VΦは減算
部31において減算されてスリップ量DV−vp −v
Φが算出される。
次に、上記スリップjlDV・は例えば15ssのサン
プリング時間TでTSn濾算部32に送られて、スリッ
プff1DVが係数Klを乗算されながら積分されて補
正トルクTSnが求められる。つまり、TSn −Kl
  ・ΣDVI  (KIは係数)としてスリップff
1DVの補正により求められた補正トルク、つまり積分
型補正トルクTSnが求められる。
また、上記スリップff1DVは上記サンプリング時間
T毎にTPn演算部33に送られて、スリップ量DVに
より補正された補正トルクTPnが算出される。つまり
、TPn −DVXKp  (Kp は係数)としてス
リップff1DVにより補正された補正トルク、つまり
比例型補正トルクTPnが求められる。
また、上記高車輪速選択部22により選択された駆動輪
速度VFは減算部34において、スリップ量DV’ −
VP −VΦが計算される。
そして、このスリップfiD V’ はへ指令開始/終
了判定部35に送られて、スリップiDV’ とその時
間的変化量ΔDV’ に基づき、A指令(エンジンの出
力トルクを“02にする)を開始しあるいは終了(つま
り、B指令の開始)させる判定処理が行われる。つまり
、この判定部35において、rDV’  >A (例え
ば、2島/h)、かっΔDV’ >α1 (例えば、2
〜3g)」の場合にA指令が開始され、「DV′く閾値
vthかっΔDV’ <OJの場合にA指令が終了され
てB指令が開始される。上記へ指令終了の閾値は第5図
に示すように車体加速度1に大きくなると大きくなる。
これは第4図を用いて説明したように、じやり路のよう
な悪路を走行中におけるスリップを低減させるA指令を
速めに終了させることにより、スリップの判定を甘くし
て、悪路走行中での加速性を向上させている。つまり、
じゃり道等の悪路は多少スリップぎみに走行した方が加
速性が良いためである。
ところで、上記最小トルククリップ部27から出力され
る基準トルクTOから上記TSn演算部32から出力さ
れる積分型補正トルクTSnの減算は減算部36におい
て行われる。そして、この減算部36から出力されるト
ルク(TG−TSn)はクリップ部37において、トル
クTb以上にクリップされる。さらに、減算部38にお
いて、r (TG−TSn ) −TPn Jが行われ
て、実際の目標トルクTΦとしてTΦ−TG−TPn 
−TSnとされる。つまり、この目標トルりTΦがB指
令とされる。
そして、上記A指令とB指令は切換えスイッチ39によ
り切換えられてリミッタ40に出力される。このリミッ
タ40はエンジン低回転時に上記目標トルクTΦが小さ
すぎると、エンジンストールを起こさせるので、目標ト
ルクTΦに下限値Tl1sを与えている。この下限値T
l1sとエンジン回転数Neとの関係は第6図に示して
おく。
第6図に示すように、下限値Tl1gはエンジン回転数
Neと反比例して大きくなっている。
さらに、上記リミッタ40により下限値Tl1mでクリ
ップされた目標トルクTΦは変速中ホールド部41にお
いて、変速中は変速ショックによってもスリップが発生
するので、変速中には上記TSn演算部32で行われる
スリップff1DVの積分をホールドすることにより余
分な積算が行われないようにしている。なお、変速中で
ない場合にはこのホールド処理は行われない。以下、変
速ホールド部41から出力される目標トルクTΦはトラ
クションコントロールスイッチTR5Wを介してスロッ
トル開度演算部42に送られる。このスロットル開度演
算部42において上記目標トルクTΦを発生させるスロ
ットル開度θ1が求められる。このスロットル開度el
は第7図1こ示すような上記目標トルクTΦとエンジン
回転数Neとの関係から求められる。また、第8図に示
すようにスロットル弁が2つある場合にはアクセル開度
θSがスロットル開度演算部42に入力される。
次に、上記のように構成された本発明の一実施例に係わ
る車両の加速スリップ防止装置の動作について説明する
。まず、車輪速度センサ11゜12により検出された駆
動輪の車輪速度VFR。
VPLのうち、大きい方の車輪速度が高車輪速選択部2
2において選択され、減算部34においてスリップ量D
V’ −Ma x (VFR,VPL) −VΦが算出
される。このスリップ量DV’はA指令開始/終了判定
部35送られて、スリップff1D V’及びそのスリ
ップ量DV’の時間的変化量ΔDV’に基づいて加速時
のスリップの発生を防止する駆動力制御の開始及び終了
の制御が行われる。駆動力制御の開始の条件としては、
rDV’ >A (例えば、2に11/h )かつΔD
V′ 〉α1 (例えば、3g〜4g)」であり、駆動
力制御の終了の条件としては「DV’ <vthかつΔ
DV′く0」とされる。この閾値vthは第5図に示す
ように、車体加速度QBが大きくなると閾値vthが大
きくなるように設定されている。これは、例えばじやり
路走行時のような悪路走行時には駆動力制御の終了の閾
値を車体加速度1が小さい時より大きくすることにより
、駆動力制御を早めに終了させて、多少スリップを発生
させながら、じやり路を走行させて加速性を向上させて
いるためである。
また、車輪速度センサ13,14から出力される従動輪
の車輪速度VRI?、 VRLは高車輪速選択部23に
送られて、従動輪の車輪速度VRR,’/RLのうちの
大きい方が車体速度VBとして選択出力される。以下、
この車体速度VBに基づいて基準トルクTG、積分型補
正トルクTSn、比例型補正トルクTPnが算出される
まず、基準トルクTOを求める場合の動作について説明
する。上記高車輪速選択部23から出力された車体速度
VBはサンプリング時間T(例えば、15m5)毎に車
体加速度演算部24に読込まれて、第1式に基づいて前
回読み込まれた車体速度VB 、−tと今回読み出され
た車体速度VBaとの差をサンプリング時間Tで割算す
ることにより、車体加速度QBが算出される。そして、
上記車体加速度VBは基準トルク演算部25に送られて
、車重W及びタイヤ半径Reが乗算されて、車体加速度
9Bである場合に駆動輪が路面で伝達することができる
基準トルクTG’が求められる。次に、基準トルクTG
’が変速比pH1減速比ρD及びトルク比tで割り算し
て、エンジン出力トルクとしての基準トルクTOに変換
される。この基準トルクTOは最小トルククリップ部2
7において、基準トルクTGは最低Taとされる。これ
は、基準トルクTGが規定値Taより小さいと車両が加
速されなくなる恐れがあるためである。以上のようにし
て、従動輪の車輪速度VBの加速度、つまり車体加速度
9Bにより基準トルクTGを求めることにより、その時
の路面に対して伝達可能な最大のトルクが基準トルクT
Gとして求められる。
次に、従動輪の車輪速度VBに基づいて積分型補正トル
クTSn、比例型補正トルクTPnを算出する処理につ
いて説明する。まず、従動輪の車輪速度VBは乗算部2
8に送られて、K1倍されて基準駆動輪速度VΦ′が求
められる。このに1は第4図に示すように車体加速度′
tBに応じて変化するもので、車体加速度?Bが大きく
なると、大きくなるように設定されている。また、上記
基準駆動輪速度VΦ′は加算部30において、定数βが
加算されて基準駆動輪速度VΦが算出される。
そして、上記平均部22で求められた駆動輪速度VFと
基準駆動輪速度VΦが減算されてスリップff1DV−
VP−VΦが算出される。つまり、車体加速度VBが大
きくなると基準駆動輪速度VΦを大きくしているので、
スリップff1DVをより小さくしている。また、トラ
クションコントロールの開始の判定となるスリップQD
V’  も小さくなるので、車体加速度<tBが大きい
場合にはスリップの判定を甘くしている。つまり、第2
式に示したように駆動輪分担荷重WFが車両質量とが一
定値であると考えた場合に、車体加速度tBは路面の摩
擦係数μに比例する。従って、車体加速度1が大きいと
いうことはμが大きいことと等価なものである。ところ
で、じゃり路はμが高いので、車体加速度tBが高いが
、スリップ量DV及びDV’ は実際よりも小さい値に
設定される。このため、スリップの判定が甘くなるので
、車両は多少スリップしながら加速されていく。これは
、じゃり路のような悪路では第3図中においてスリップ
率Sの比較的°大きいところにμのピークがあるのでス
リップの判定を甘くして、多少スリップをさせた方が、
加速性が良いためである。
次に、上記スリップ量DVはTSn演算部32に送られ
て、積分型補正トルクTSn(−に1ΣDV)が算出さ
れる。この積分型補正トルクTSnはサンプリング時間
T毎にスリップ量DVを積算している。さらに、上記ス
リップ量DVはTP演算部33に送られて、サンプリン
グ時間T毎に比例型補正トルクTP−DVXKpが算出
される。つまり、サンプリング時間T毎のスリップ量D
Vに係数Kpを掛けたものが比例型補正トルクTPとさ
れる。以下、基準トルクTG −積分型補正トルクTS
n−比例型補正トルクTPnの演算が減算部36.38
において行われて、目標トルクTΦ−TG−TSn−T
Pnが算出される。
そして、判定部35において、rDV’ >AでかつΔ
DV’ >αl」である場合には切換えスイッチ39は
A指令側に切換えられると共にスイッチTR5Wが閉成
され目標トルクTΦ−0が出力される。そして、スロッ
トル開度演算部42において目標トルクTΦ−0に対応
したスロットル開度θlの指令が出力されて、エンジン
出力は大きく低減される。
また、このようなエンジン出力の大きな低減によりスリ
ップが減少して、判定部35により「DV’ <vth
かつΔDV′く0」であると判定されると、エンジン出
力を大きく低減させるA指令の処理からスリップfiD
Vに応じた出力低減処理が行われる。つまり、切換えス
イッチ39がB指令側に切換えられて、目標トルクTΦ
がリミッタ40、ホールド部41を介してスロットル開
度演算部42に出力される。そして、第7図に示すエン
ジン回転数Neと上記目標トルクTΦによりスロットル
開度θlが決定される。そして、このようなり指令によ
り駆動輪のスリップが低減され、目標トルクTΦ>TA
C(アクセルペダルの踏込み量に対応したトルク)の状
態が例えば0.5秒以上となると、スイッチTR3Wが
開成されて、駆動輪の駆動トルクを低減させる処理は終
了される。
なお、第8図に示すように゛スロットル弁THm。
THsが2つある場合には「θs XKe (Ke :
係数)<elJとなるとスイッチTR9Wが開成されて
B指令は終了される。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、目標トルクTΦに
下限値Tl1mを設けることにより、エンジン低回転時
に目標トルクTΦが小さい場合に生じるエンジンストー
ルの発生を防止することかできる車両の加速スリップ防
止装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係わる車両の加速スリップ
防止装置の全体的な構成図、第2図はり 第1図のトラフシランコントローラの制御を機能ブロッ
ク毎に別けて示したブロック図、第3図は路面μmスリ
ップ率S特性図、第4図はに1−tB特性図、第5図ハ
vTn−913特性図、第6図はTllm−Ne特性図
、第7図はTΦ−Ne特性図、第8図はスロットル弁を
示す図である。 11〜14・・・車輪速度センサ、15・・・トラフシ
ランコントローラ、32・・・TSn演算部、33・・
・TPn演算部、35・・・A指令開始終了判定部、4
2・・・スロットル開度演算部。 出願人代理人  弁理士 鈴江武彦 霞1図 ス5リツ7゛4ひ S 第3図 0.2 車体〃IL度9B 第4図 α20.4 車仏加逸度、VS 第5図 工S/ジ′/回転数 Ne(rpm) 第  6 図 エンジノ回転眩Ne(rpm) 第7図 第8図 1、事件の表示 特願昭63−97275号 2、発明の名称 車両の加速スリップ防止装置 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 (1!2B)  三菱自動車工業株式会社4、代理人 東京都千代田区霞が関3丁目7番2号 6、補正の対象 乙ロベ 明細書 7、補正の内容 (1)明細書第5頁第12行目に「−ラ14」とあるを
「−ラ15」と訂正する。 (2)明細書第6頁第2行目1: r (VFR+VP
L)/2」とあるをrVF−(VFR+VPL)/2J
 と訂正する。 (3)明細書第6頁第7行目にrVP Jとあるを「V
F′」と訂正する。 (4)明細書第7頁第3行目乃至第4行目に「カーブを
走行中に」とあるを削除する。 (,5)明細書第7頁第16行目に r (VBn−VBn−1) /TJとあるをr (V
B 、 −VB a−1) / TJと訂正する。 (6)明細書第8頁第4行目にrMB VB Jとある
をrMB VB Jと訂正する。 (7)明細書第8頁第6行目に「第2式」とあるを「第
(2)式」と訂正する。 (8)明細書第8頁第20行目にrVBxWxReJと
あるを「vBxWxRe」と訂正する。 (9)明細書第9頁第7行目に 「(1/ρM・ρD−t)Jとあるを 「1/(9M・ρD−t)Jと訂正する。 (10)明細書第9頁第13行目乃至第14行目に「最
小エンジントルク」とあるを「下限値」と訂正する。 (11)明細書第10頁第1行目にrVB Jとあるを
rVB Jと訂正する。 (12)明細書第10頁第2行目に「第4図に示すよう
に、」とあるを「凍結路のような低μ路を走行中の場合
に比べ、じゃり路等の悪路を走行中の場合の方が車体加
速度が大きくなるので、」と訂正する。 (13)明細書第10頁第12行目にrVB Jとある
を「VB」と訂正する。 (14)明細書箱10貞節14行目1:rVF及び」と
あるを「VFが」と訂正する。 (15)明細書第10頁第15行目に「VΦは」とある
を「VΦから」と訂正する。 (16)明細書第11頁第3行目に「の補正」とあるを
「の積算」と訂正する。 (17)明細書第11頁第8行目及び第10行目にそれ
ぞれ「により補正された」とあるを「に比例する」と訂
正する。 (1B)明細書第11頁第13行目に「また、」とある
を「また、減算部34において、」と訂正する。 (19)明細書第11頁第14行目に「VFは減算部3
4において、」とあるをrvp ’から加算部30で求
められた基準駆動輪速度VΦが減算されて、」と訂正す
る。 (20)明細書箱11貞節15行目1.:rVP−VO
Jとあるをrvp’−vΦ」と訂正する。 (21)明細書第12頁第3行目に「2〜3gJとある
を「2〜3g、ただしgは重力加速度」と訂正する。 (22)明細書第12頁第7行目に「に大きく」とある
を「が大きく」と訂正する。 (23)明細書第12頁第15行目乃至第16行目に「
から出力される基準トルクTGから」とあるを「の出力
である基準トルクTOからの」と訂正する。 (24)明細書第12頁第17行目に「から出力される
」とあるを「の出力である」と訂正する。 (25)明細書第14頁第17行目に「車輪速度が」と
あるを「車輪速度が駆動輪速VF’ として」と訂正す
る。 (26)明細書第14頁第19行目にrMax(VFR
,VFL) JとあるをrVP ’ J ト訂正スル。 (27)明細書第16頁第8行目に「第1式」とあるを
「第(1)式」と訂正する。 (28)明細書第16貞節12行目+、:rVBJと、
t1+るを「VB」と訂正する。 (29)明細書第16頁第17行目に「割り算して、」
とあるを「除算されて、」と訂正する。 (30)明細書第16頁第20行目に「基準トルクTO
は最低Taと」とあるを「下限値がTaに制限」と訂正
する。 (31)明細書節17貞節20行目+::rVBJとあ
るを「VB」と訂正する。 (32)明細書第18頁第2行目に「している。」とあ
るを「検出している。」と訂正する。 (H) 明細書箱18貞節3行目+、: rDV’ も
J とあるをrDV’の検出値も」と訂正する。 (34)明細書第18頁第5行目に「第2式」とあるを
「第(2)式」と訂正する。 (35)明細書第18頁第10行目に「ところで、」と
あるを「ところで、凍結路等に比べ」と訂正する。 (36)明細書第18頁第11行目に「高いが、」とあ
るを「高くなり、」と訂正する。 (37)明細書第18頁第12行目に「に設定」とある
を「とじて検出」と訂正する。 (38)明細書第10頁第12行目に「閉成され」とあ
るを「閉成され上記判定部35から」−と訂正する。 (39)明細書第19頁第17行目に「そして、」とあ
るを「そして、リミッタ4oで下限値がTl1sに制限
された後、」と訂正する。 (40)明細書第19頁第18行目に「−〇」とあるを
r−TIIIIJと訂正する。 (41)明細書第20頁第19行目に「出力される。」
とあるを「出力される。ホールド部41では、変速中は
TSn演算部32で行われるスリップ量DVの積分をホ
ールドすることにより、変速時のショックによる駆動輪
のスリップを加速スリップとして誤検出しないようにし
ている。」と訂正する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 駆動輪速度VFを検出する駆動輪速度検出手段と、従動
    輪速度VBを検出する従動輪速度検出手段と、駆動トル
    クを低減させるトルク低減手段と、上記駆動輪速度VF
    と従動輪速度VBとの差に応じたスリップ量DVを計算
    し、上記スリップ量DVが第1の規定値より大きくかつ
    上記スリップ量DVの時間的変化量ΔDVが閾値より大
    きい場合には上記トルク低減手段により駆動トルクを低
    減させる第1のステップと、スリップ量DVが低減した
    場合にはスリップ量DVに係数Kpを乗算して算出され
    る補正トルクTP及び上記スリップ量DVの積分によっ
    て補正トルクTSを、上記従動輪速度Vbの加速度から
    基準トルクTGをそれぞれ所定時間毎に求め、目標トル
    クTΦ=TG−TP−TSとして、この目標トルクTΦ
    とエンジン回転数Neの増加に伴って大きくなる下限ト
    ルク値Tlimとの2つのうち大きい方のトルクが得ら
    れるようにエンジン出力を制御して上記駆動トルクを回
    復させる第2のステップとよりなる駆動力制御手段とを
    具備したことを特徴とする車両の加速スリップ防止装置
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