JPH01271020A - イリジウム材料の加工方法 - Google Patents

イリジウム材料の加工方法

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JPH01271020A
JPH01271020A JP9911988A JP9911988A JPH01271020A JP H01271020 A JPH01271020 A JP H01271020A JP 9911988 A JP9911988 A JP 9911988A JP 9911988 A JP9911988 A JP 9911988A JP H01271020 A JPH01271020 A JP H01271020A
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晃彦 奥田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、イリジウム材料の成型加工において、その加
工の間に、表面処理をおこなう方法に関するものである
(従来の技術とその問題点) イリジウムの化学的および物理的特性を生かした、理化
学用器具、線材、板材等の利用が高まりつつある。しか
し、硬く (白金と比べて約4〜5倍の硬さがある)成
型加工をするには、熱間加工でおこなう必要があり、加
工中に不純物が表面に付着することが極めて多く、加工
をそのまま続けてゆくと特に付着した不純物の影響によ
り、ヒビ割れ現象が生じ、さらに、加工を続けると割れ
てしまい、歩留りが低く製造効率の悪い欠点があり加工
上で多くの問題をかかえていた。
また、−船釣におこなわれる成型加工のまえに、材料り
表面を削る機械加工による置割をおこなっても、イリジ
ウムの硬い性質上表面を一定に削ることが困難で、機械
加工の治具の摩耗したものがイリジウム材料の面にはい
り込んでしまう等の問題もあった。
(発明の目的) 本発明は、−上記の欠点を解決するためになされたもの
で、イリジウム材料の成型加工において、歩留りを向上
させ製造効率のよい、加工方法を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、イリジウム材料の成型加工の際に、鋳造また
は鍛造した後、右よび焼鈍後に、酸化剤を含む無機酸溶
液で、表面処理をおこなうことを特徴とするイリジウム
材料の加工方法である。
以下本発明の詳細な説明する。
溶解鋳造されたイリジウム材料(純度99%以上)は金
属組織を密にするため鍛造する。
次に鍛造したイリジウム材料の表面処理をおこなう。そ
の理由は鋳造または鍛造した時に、極めて注意しても微
量の不純物(鉄、金属酸化物、有機物等)が該イリジウ
ム材料の表面に付着しており、そのままの状態で圧延ま
たは伸線加工を続けるとヒビ割れ、断線等の原因になる
ためである。
表面処理溶液は無機酸として、塩酸、硫酸、リン酸、硝
酸、フッ化水素酸、過塩素酸のうち、1種または2種以
上の混酸で酸濃度は0.1〜6モル/lの範囲が付着し
た不純物を分解するのに好ましく、6モル/1以上の濃
度では付着した不純物が不動態膜をつくり分解しなくな
るためである。
該無機酸溶液に酸化剤として、塩素水、過酸化水素水、
過マンガン酸カリ、重クロム酸カリ、および塩素ガスの
うち、1種を該無機酸溶液に合わせて選択して加える。
加える量は0.1〜2モル/lの範囲でよく、該イリジ
ウム材料の表面処理中に数回に分けて加えるほうが効果
的である。
また、溶液温度は90℃以下でおこなう。90℃以上に
すると、・加えた酸化剤が分解してムダになり、また、
水や無機酸の蒸発が激しくなり、溶液の表面処理液とし
ての条件が変化し充分な処理かで゛きなくなるためであ
る。
表面処理時間は30〜60分間おこなう。さらにより好
ましくは表面処理中に超音波を照射すると処理効果を高
めることができ、より好ましい。
該表面処理溶液による表面処理をおこなった後は充分に
水洗し、温風乾燥する。つぎに、加工率を10%前後で
圧延または伸線を熱間加工でおこない、加工率を40〜
60%までおこなう。その後1400〜1600℃で3
0〜60分間焼鈍し、放冷した後、再度表面処理をおこ
なう。その理由は、圧延または伸線加工を熱間加工する
と加工機械装置の金属部分が酸化しやすくなり、該イリ
ジウム材料へその酸化物が極めて付着しやすく、圧着さ
れて広がり、部分的には合金化するという状態が生ずる
ためである。
処理条件は上記と同様でよいが、加工機械装置の金属お
よび金属酸化物に、適した無機酸を用いるとより好まし
い、その後、水洗、乾燥した後、加工率を10%前後で
圧延または伸線を熱間加工でおこない、加工率40〜6
0%までおこなう。その後、上記と同条件で焼鈍し、放
冷した後、上記同様に表面処理をおこなう。
、表面処理をおこなう理由は、上記と同様である。
以下同様に工程を繰り返して、成型加工することで、従
来表面処理をしない工程と比べ歩留りを約1.5倍高め
ることができる。
ここで表面処理に用いる該表面処理溶液は、成型加工等
の工程で付着しやすい不純物(鉄、耐火物、有機物等)
を除去することで、ヒビ割れ、断線を生じさせない効果
がある。
その無機酸と酸化剤の組み合わせの代表的なものをあげ
ると、塩酸と硝酸に塩素水または塩素ガス、硝酸とフッ
化水素酸に過酸化水素水、硝酸と過塩素酸に塩素水、硫
酸に重クロム酸カリまたは過マンガン酸カリ、硫酸と硝
酸に過酸化水素水、硫酸とリン酸に過酸化水素水などが
ある。
以下本発明に係わる実施例を記載するが、該実施例は本
発明を限定するものではない。
(実施例1) イリジウム(純度99.9%)500gを高周波溶解し
て仮型に鋳造し、鍛造した後、塩酸6N−硝酸IN溶液
の混酸200rnl、溶液温度60℃で30分間超音波
を照射しながら、飽和塩素水5−を20分間で滴下して
加え表面処理をおこない、イリジウム材料を取り出し、
流水洗浄した後、温風乾燥した。つぎに加工率10%で
、1200℃熱間圧延加工14回繰り返して巾50+n
mx厚さ7.2mmX長さ1の板材とした。この板材を
半分に切断して1枚(への材料と呼ぶ)は1500℃で
30分間焼鈍し、放冷した後、上記と同一条件で表面処
理をおこなった。他の1枚(Bの材料と呼ぶ)は焼鈍放
冷を上記と一緒におこなったが表面処理はおこなわなか
った。続いて加工率10%で1200℃熱間圧延加工を
4回繰り返して、板厚を4.7mmにした。このときA
の材料はきれいな面をしていたが、Bの材料はスジが数
ケ所見られた。さらに、上記の条件で焼鈍放冷をした後
、Aの材料は表面処理をおこない、Bの材料はおこなわ
ずに並行して、熱間圧延加工を続け、板厚を3.1mm
にして板の表面を観察したところ、Aの材料はきれいな
面をしていたが、Bの材料はヒビが数ケ所みられた。以
下上記同様に圧延加工をおこない、板厚を2.0mmに
したところ、への材料はきれいな面であったが、Bの材
料はヒビ割れが生じてしまった。
以下Aの材料だけを焼鈍、放冷、表面処理して乾燥した
後、圧延加工して、板厚1.2市にしたが表面はきれい
でヒビ割れは見られなかった。
(実施例2) イリジウム(99,9%)500gを高周波溶解して線
型に鋳造し、鍛造した後、硝酸6N溶液200−にフッ
化水素酸40%溶液5rnlを加えた混酸を、溶液温度
50℃で30分間超音波を照射しながら、過酸化水素水
35%溶液107!を20分間で滴下して加え表面処理
をおこない、イリジウム材料を取り出し、流水洗浄した
後、温風乾燥した。つぎに加工率15%で1200℃熱
間伸線加工を3回繰り返して、径6.8mmX長さlの
線材にした。この線材を半分に切断して1本(Cの材料
と呼ぶ)は1500℃で30分間焼鈍し、放冷し゛た後
、上記と同一条件で表面処理をおこなった。他の1本(
Dの材料と呼ぶ)も焼鈍、放冷は上記と一緒におこなっ
たが、表面処理はおこなわなかった。続いて加工率15
%で1200℃熱間伸線加工を3回繰り返して、径4.
2mmX長さlの線材とした。さらにCの材料は表面す
る工程をDの材料は表I処理をしない工程として、並行
に伸線加工を続けて、径2.’6+nmX長さ!の線材
としたところ、Cの材料はきれいな表面であったが、D
の材料はヒビ割れが数ケ所生じてしまった。
Cの材料だけを焼鈍、放冷、表面処理して乾燥した後、
伸線加工して径1.9mmX長さlの線材としたが、表
面はきれいな状態であった。
(発明の効果) 本発明は特殊材料として、利用が高まりつつあるイリジ
ウム材料を成型加工するに際し、材料の表面を、加工の
間に表面処理工程を入れることで、加工中に付着する不
純物を除去することにより、加工歩留りを向上させ、製
造効率を高める効果となり、より利用度を増すことが期
待される。
出願人  田中貴金属工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、イリジウム材料の成型加工の際に、鋳造または鍛造
    した後、および焼鈍後に、酸化剤を含む無機酸溶液で表
    面処理をおこなうことを特徴とするイリジウム材料の加
    工方法。
JP63099119A 1988-04-21 1988-04-21 イリジウム材料の加工方法 Expired - Lifetime JP2532125B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112157136A (zh) * 2020-09-10 2021-01-01 慈溪市金威铜业有限公司 一种铜线生产线及其制造工艺

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112157136A (zh) * 2020-09-10 2021-01-01 慈溪市金威铜业有限公司 一种铜线生产线及其制造工艺
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