JPH01270949A - 脱ふロール間隙制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、籾摺装「、籾摺精米装置等の脱枠ロール間
隙制御装置に関する。

〔従来技術及び発明が解決しようとする課題〕例えば、
無人の籾摺精米装置が近年普及しつつあり、この形態で
は、利用者が所定の籾を持ち込み、装置に組み込むコイ
ン投入口に所定金額のコインを投入することによって一
定時間籾摺精米各部が自動的に運転開始すると共に当該
金額に見合う時間だけ運転継続すると停止する構成であ
る。

ところで、一対の脱稈ロールはうち一方が他のロールに
対して遠近移動自在に構成し、両者の間隙は、駆動モー
タの負荷電流を検出しながら設定電流値を確保すべく制
御したり（所謂負荷制御）、脱枠率検出器の検出結果か
ら自動的に最適のロール間隙状態を確保できる構成（所
謂脱枠率制御）としている。

ところが、上記のように運転時間が予め決定される形態
では、籾の処理量と投入金額によって設定される運転時
間との関係で当該運転時間の全範囲に亘って自動制御す
ることは好ましくない。即ち、運転時間の途中で、処理
すべき原料籾が途切れると、モータ負荷電流が低下して
脱枠ロール間隙を狭くしようと働き、ついには両脱枠ロ
ールが接触し合い不測の摩耗を来す。脱枠率制御におい
ても同様、ａ稈率検出すべき供試粒が存在しないため低
脱枠状態とみなして脱枠ロール間隙は狭くなるよう制御
され、脱稈ロールは接触し合う。

〔課題を解決するだめの手段〕

この発明は、上記の欠点を解消しようとし、予め運転時
間Ｔを設定する運転時間設定機構を備え当該運転時間一
対の脱稈ロール２４，２５を回転駆動しながら脱枠処理
する脱枠機構において、上記一対の脱枠ロール間隙Ｑを
広狭に連動制御するロール間隙制御手段を設け、この脱
枠ロール間隙制御を上記運転時間の範囲内において設定
される短時間ｔにおいてのみ行なわせる制御実行時間設
定手段を設け、余りの運転時間はこの制御実行中に設定
される脱枠ロール間隙を維持して運転継続する維持手段
を設けてなる脱枠ロール間隙制御装置の構成とするもの
である。

又、上記の脱枠ロール間隙制御の開始を、籾ホッパ内に
所定の籾量が確保され、あるいはコイン投入金額が所定
以−ヒであることを条件とするものである。

更に、脱稈ロール間隙制御手段の具体例として駆動モー
タの駆動負荷電流を所定電流とする所謂負荷制御、又は
摺出米の脱枠率、すなわち籾・玄米割合を光学センサに
て読み取り、所定割合となす所謂脱枠率制御とするもの
である、 〔発明の作用及び効果〕 処理すべき原料籾との関係で予めコイン投入等にて籾摺
運転時間Ｔを設定すると、駆動モータ３４は起動して脱
枠作業が開始される０例えば籾タンク２０内の籾量が所
定以上であるか、又は投入フィン枚数即ち金額が所定以
上であることを条件に、駆動モータ３４の負荷電流検出
による負荷制御、あるいは摺出米の籾・米判別による脱
枠率制御をもって、脱はロール間隙制御ρが所定の短時
間ｔたけ、予め設定する適正値に近づくよう広狭に制御
される。

上記の短時間にわたる間隙制御動作が終わると、その間
の適正値を維持して余りの運転時間は脱枠ロール間隙が
固定状態のまま作業継続される。

従って、予め設定する運転時間よりも早目に原料籾の供
給が途絶えるときでも、既に脱枠ロール間隙制御は完了
しており、当該制御動作による不測の脱ｆｌロール接触
を来さず、ロール摩耗を生じない。

尚、脱枠ロール制御開始の条件を籾タンク内の籾量が所
定以上であることを確認する形態では、短時間ｔでの籾
不足を解消でき、−層ロール接触事故を未然に防止しう
る。

又、運転時間をコイン投入枚数に応じて設定するときに
、所定枚数以上を条件に上記ロール間隙制御を行なわせ
るときは、籾量が所定以上であることを間接的に予測し
得て、同様に制御短時間を内の籾不足を解消しろる。

〔実施例〕

この発明の一実施例を図面に基づき説明する。

１は無人籾摺精米施設を設置する建屋で、内部は仕切壁
２により拠作室３と機械室４とに仕切られる。このうち
操作室３側には、原料籾投入部５゜斗 操作盤６．白米取出部７等を有し、機械室＼側には投入
ホッパ８、籾摺昇降機９、籾摺機１ｏ、精米昇降機１１
、精米機１２、糠処理部１３等を有する。

上記原料籾投入部５は該仕切壁２の開口部１４の前後に
おいて上記操作室３側には原料置き台１５を上記機械室
４側には投入ホッパ８を夫々のぞませる構成とし、この
ホッパ８下部には供給螺旋１６を内装する供給樋１７を
設け、該螺旋１６軸は一端側駆動モータ１８により回転
連動可能に設けられる。１９は篩網である。

上記供給ａ１７の移送終端側は籾摺昇降機９のホッパ部
にのぞませ、該籾摺昇降機９上部は籾摺機１０の籾タン
ク２０に連通させる。この籾タンク２０下部には切換シ
ャッタ２１を中央の横軸２２回りに左側傾斜姿勢イと右
側傾斜姿勢口とに切り替わる構成であり、傾斜姿勢イに
て連通口２３を介して精米昇降機１１に直接原料を供給
しうる。

又、傾斜姿勢口に切り替わるときは籾摺機１０の脱枠ロ
ール２４，２５部に原料を供給しうる構成である。これ
ら脱枠ロール２４，２５は異なる周速差で回転し、うち
一方のロール２４が他方のロール２５に対して遠近に移
動可能の構成であり、脱枠ロール２４は揺動部材２６に
支持されこの揺動部材２６先端側に螺合する調節螺杵２
７を制御モータ２８の正逆転によって固定側ロール２５
に対して遠近移動しそれとの間ｖＸＱを広狭に変更でき
る構成である。２９は摺出米を風選処理する風選部、３
０は摺りだされた混合米から分離した軽い枇等を集めて
一側に移送する移送螺旋、３１は混合米中の小米を漏下
除去しながら流下させる流下樋、３２は唐箕、３３は排
塵胴である。脱稈ロール２４．２５や移送螺旋３０等の
駆動部は駆動モータ３４によって回転連動される。尚、
上記移送螺旋３０の排出側端部は籾摺昇降機９に連通し
うる。又、流下樋３１からの混合米は適宜移送部を介し
て精米昇降機１１のホッパ部に連通しうる。

この精米機１２は、精白室３５内に精白ロール（図示せ
ず）を内装する公知の形態であり、除糠スクリーン（図
示せず）からの分離糠は、糠搬送ファン（図示せず）に
より糠処理部１３に搬送される。上記精白室３５の出口
側は白米取出部７としての白米タンク３６に通じる。　
糠処理部１３は、サイクロン３６と、このサイクロン３
６下部にのぞみ落下した糠を水平移送する糠移送螺旋３
７ｆｉｉ３８、及び該螺旋樋３７の途中部と終端側とに
開口せる排出部からの落下糠を受ける糠袋３９゜３９か
らなる。

前記操作室３側操作盤６は、その盤面に、原料投入可ラ
ンプ４０、コイン枚数表示灯４１．コインメック４２、
もみ・こめ選択ボタン４３ａ・４３ｂ、白炭選択（回倒
では、上白・標準・８分の３段階に選択できる）ボタン
４４，４５，４６、料金表４７（例えば、「もみ１２ｋ
ｇ　２００円」　「こめ１０ｋｇ１ＯＯ円」・・・）等
を配設し、このうちコインメック４２には投入コインの
識別部や投入コイン毎に作動するコインセンサ４８等を
備える。そして、この操作盤６の内部には各部駆動モー
タの駆動制御等を行うマイクロコンピュータを備えてい
る。

上記マイクロコンピュータの演算制御部（ＣＰＵ）４９
にはコインセンサ４８からの検出情報、白皮選択情報１
、もみ・こめ選択情報、籾摺機１０の駆動モータ３４の
負荷電流検出器５ｏの検出信号、クロック信号等が入力
される。−力出力情報としては供給螺旋駆動モータ１８
制御信号、切換シャツタ２１制御イ３号、籾摺機１，０
駆動モータ３４・昇降機９，１１駆動モータ５　］、・
精米機１２駆動モータ５２・糠移送螺旋モータ５３等本
機駆動系制御信号、白皮調節モータ５４制御信号。

ロール間隙制御モータ２８の正逆転指令信号等がある。

ＣＰ　Ｕ　４９は、主に次の機能を有する。即ち。

■コインメック４２への投入コイン（１００円硬貨）枚
数を読み込み、運転時間を算出し、当該算出時間Ｔにわ
たり供給螺旋駆動モータ１８・籾摺機１０駆動モータ３
４等に駆動信号を出力する。

■籾摺機駆動モータ３４の検出負荷電流を取り込み、予
め設定する標準負荷電流と比較する。■■の比較結果に
基づいて制御モータ２８に正転出力乃至逆転出力の各信
号を出力するもので、即ち。

検出負荷電流が標準負荷電流よりも大なるときは、脱ｆ
クロール間隙Ｑを拡大すべく制御モータ２８を逆転せし
め、検出負荷電流が標準よりも小のどきは反対に該間隙
Ｑを縮小すべく制御モータ２８を正転させる信号を出力
する（脱ｆ１０−ル間隙制御手段）。■■の制御はコイ
ンメック４２へのコイン投入数が所定枚数（例えば２枚
）以上であることをコインセンサ４８からの確認信号を
受けて行なわせると共に、所定の短時間ｔにおいてのみ
実行させる制御実行イシ号を出力する（制御実行時間制
御手段）、■制御実行時間経過すると制御時間を経過時
点に得たロール間隙ａを維持すべく制御遮断信号及び間
隙固定維持信号を出力する。等である。

上側の作用について説明する。

原料が籾の場合について、その量に見合う運転時間を確
保できるだけのコインをコインメック４２の投入口に投
入し、次に「もみ」選択ボタン４３ａを押し、最後に白
皮選択ボタンをいずれかに設定する。これらの設定準備
を完了して籾を投入ホッパ８に投入するものであるが、
装置各部はコイン投入と同時に運転開始し、投入ホッパ
８からの籾は供給螺旋１６によって移送され籾摺昇降機
９内に供給される。この昇降機９からの排出籾は、上記
の「もみ」設定に伴い予め傾斜姿勢口に設定される切換
シャッタ２１によって籾タンク２０から籾摺機１０の脱
枠ロール２４，２５上に供給される。原料籾は該脱枠ロ
ール２４．２５の回転によって脱枠処理され、下方の風
選部２９を通過するうち軽い籾殻や机が除去され、混合
米は流下樋３１から精米昇降機１１を経て精米機１２内
に供給される。

精米機１２内では５図外の精白ロールが回転して順次供
給される一部未脱枠粒を含む玄米粉を除糠スクリーンと
の間で表面糠層乃至籾殻を剥離させ、白米とさせる。こ
の白米は白米取出部７を経て適宜操作室３内にて回収さ
れるものである。

運転各部は投入金額にて設定された時間Ｔが経過すると
まず供給螺旋１６の駆動モータ１８が停止し、所定時間
遅れて籾摺機１０．精米機１２等は停止するものとし、
昇降機９，１１や精白室内の穀粒残留を少なくできる。

上記の籾摺機１０による作業過程で、投入コイン枚数が
２枚以上であると、作業開始後一定時間をおいて負荷電
流による脱枠ロール間隙制御が短詩間行なわれる。即ち
、駆動モータ３４の負荷電流が検出器５０によって読み
込まれ、予め設定する標準負荷電流と比較され、該検出
負荷電流が標準負荷電流よりも大なるときは過剰に圧迫
して損傷米を生じ易いから制御モータ２８を逆転させて
脱ｆ′＄ロール２４を対向する脱枠ロール２５側に接近
させ、逆に検出負荷電流が標準負荷電流よりも小なると
きは所定の脱枠率を得られないものであるから制御モー
タ２８を正転させて脱枠ロール２４を離反させる。この
ような脱枠ロール間隙制御を短時間ｔにわたり行なって
、以後の運転時間中は当該時間を経過時の負荷制御間隙
を維持して作業が継続され、運転時間Ｔが経過するとそ
のままの間隙で停止することとなる。

従って、投入コイン数に応じて設定される運転時間が経
過する前に原料が途絶えて空運転状態が起きても、負荷
電流による説１１ロール間隙制御動作は既に終了してい
るから、不測に低負荷検出による脱枠ロール接触するこ
とが少ない。

尚、例えば−度運転時間を設定して作業終了したにも拘
らず、僅かに未処理粒が残って新たにコイン投入する場
合のように、コイン投入枚数が１枚であるときは、上記
の脱枠ロール間隙制御は行なわず、前回の間隙に従って
籾摺作業される。このような追加運転では原料の途切れ
が予測できるためである。

原料が玄米粒である場合には、「こめ」選択ボタン４３
ｂを押して作業開始するものであるが、籾タンク２０内
の切換シャッタ２１は傾斜姿勢イのように切り替わり、
原料玄米は直接精米昇降機１１を経て精米機１２に供給
される。このため、精白室において表面１１１Ｍ！ｊの
剥離が行なわれる。

又、除糠スクリーンを抜けて排出される糠乃至粉砕籾殻
等は糠処理部１３に空気搬送され、サイクロン３６を経
て移送螺旋樋３８にて移送されつつ糠袋３９，３９に回
収される。

尚、上記実施例では、所謂脱枠ロール間隙を所謂負荷制
御によって行なわせる形態としたが、摺出米の一部をサ
ンプリングして籾・米判別しながら脱１’Ｊ率を算出し
、所定の脱枠率と比較しながら適正ロール間隙を得る形
態としてもよい。又、上記実施例では投入コイン枚数で
脱枠ロール間隙制御の条件を設定したが、籾ホッパ２０
に籾量検知センサを設けてこのタンク２０内の籾量がこ
のセンサ検知状態にあることを条件に制御を行なわせる
形態でもよい。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の一実施例を示すもので、第１図は全体平
面図、第２図は装置概略のフロー図、第３図は籾摺機一
部の正断面図、第４図は操作盤の正面図、第５図は制御
ブロック図を示す。 図中、３は操作室、４は機械室、５は原料投入部、６は
操作盤、７は白米取出部、１０は籾摺機、１２は精米機
、２４，２５は脱枠ロール、２８は制御モータ、３４は
駆動モータ、４２はコインメック、４３ａは「もみ」選
択ボタン、４３ｂは「こめ」選択ボタン、４９は演算制
御部（ＣＰ　Ｕ）、５０は負荷電流検出器を示す。 −４６ノノ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）予め運転時間Ｔを設定する運転時間設定機構を備
   え当該運転時間一対の脱■ロール２４、２５を回転駆動
   しながら脱■処理する脱■機構において、上記一対の脱
   ■ロール間隙ｌを広狭に連動制御するロール間隙制御手
   段を設け、この脱■ロール間隙制御を上記運転時間の範
   囲内において設定される短時間ｔにおいてのみ行なわせ
   る制御実行時間設定手段を設け、余りの運転時間はこの
   制御実行中に設定される脱■ロール間隙を維持して運転
   継続する維持手段を設けてなる脱■ロール間隙制御装置
   。 （２）運転時間Ｔを投入金額に基づいて設定しこの運転
   時間中脱■ロール２４、２５を回転連動しながら脱■処
   理する脱■機構において、上記一対の脱■ロール間隙ｌ
   を広狭に連動制御するロール間隙制御手段を設け、この
   脱■ロール間隙制御を、上記金額が所定以上確保される
   ことを条件に上記運転時間の範囲内において設定される
   短時間ｔにおいてのみ行なわせる制御実行時間設定手段
   を設け、余りの運転時間はこの制御実行中に設定される
   脱■ロール間隙を維持して運転継続する維持機構を設け
   てなる脱■ロール間隙制御装置。（３）予め運転時間Ｔ
   を設定する運転時間設定機構を備え当該運転時間一対の
   脱■ロール２４、２５を回転駆動しながら脱■処理する
   脱■機構において、上記一対の脱■ロール間隙ｌを広狭
   に連動制御するロール間隙制御手段を設け、この脱■ロ
   ール間隙制御を脱■機構への籾タンク２０内に所定量以
   上の籾投入状態を検知する籾量検知手段を設け、当該籾
   量が所定以上確保されることを条件に上記運転時間の範
   囲内において設定される短時間ｔにおいてのみ行なわせ
   る制御実行時間設定手段を設け、余りの運転時間はこの
   制御実行中に設定される脱■ロール間隙を維持して運転
   継続する維持手段を設けてなる脱■ロール間隙制御装置
   。 （４）ロール間隙制御手段は、脱■ロール２４、２５を
   駆動するモータ３４の負荷電流を検知しながらこの検知
   電流と予め設定する適正基準電流との比較において行な
   わせる構成とする特許請求の範囲第１項から第３項記載
   の脱■ロール間隙制御装置。 （５）ロール間隙制御手段は、籾・玄米の割合を検出す
   る脱■率センサの検出結果と予め設定する設定脱■率と
   の比較において行なわせる構成とする特許請求の範囲第
   １項から第３項記載の脱■ロール間隙制御装置。