JPH11147044A - 籾摺精米施設 - Google Patents

籾摺精米施設

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JPH11147044A
JPH11147044A JP31716197A JP31716197A JPH11147044A JP H11147044 A JPH11147044 A JP H11147044A JP 31716197 A JP31716197 A JP 31716197A JP 31716197 A JP31716197 A JP 31716197A JP H11147044 A JPH11147044 A JP H11147044A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 籾摺精米施設の籾摺装置の穀粒供給調節弁が
所定開度に設定されているものにおいて、籾摺装置の起
動時、あるいはロ−ル間隙初期設定制御中に籾摺昇降機
からの穀粒がロ−ル間に供給されることによる過負荷に
よる精米施設の停止、及びロ−ル間隙初期設定制御の誤
作動を防止する。 【解決手段】 籾摺装置の起動後所定時間経過してか
ら、あるいはロ−ル間隙初期設定制御の終了後に籾摺昇
降機を起動する。また、籾摺精米施設の停止の際には、
籾摺装置よりも先に籾摺昇降機を駆動停止させることに
より、ロ−ル間に穀粒が残留しないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、玄米や籾を精米
処理、あるいは籾摺精米処理する籾摺り精米施設に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】まず、顧客が持ち込む玄米や籾を、料金
を投入することによって精米処理、あるいは籾摺精米処
理する籾摺精米施設は周知である。このような籾摺り精
米施設に関して、籾摺精米であるか玄米精米であるかを
作業選択する。すると供給螺旋を経て籾摺昇降機から籾
タンクに供給された穀粒が、予め所定の開度に調節設定
されている穀粒供給調節弁を経由して籾摺ロ−ル間に直
接落下投入され、玄米精米である場合は投入玄米が籾摺
ロ−ル間を籾摺作業されることなく通過し次工程に移動
する。そして、籾摺精米の場合は籾摺作業をした上で次
工程に移動するよう籾摺機の籾摺ロ−ルの間隙を拡開調
節する技術が開示されている(特開平8−257422
号)。
【0003】また、籾摺作業開始前に自動的に籾摺ロ−
ルの間隙を設定するいわゆるロ−ル間隙初期設定制御は
周知であるが、籾摺精米施設においては一定金額以上の
料金を投入したとき、あるいは、籾摺精米の積算料金が
一定金額に達した時のみロ−ル間隙初期設定制御をする
技術が開示されている(特開平9−239281号)。
これは、籾摺ロ−ルの摩耗をできるだけ防止することを
目的としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平8−257
422号における籾摺精米施設においては、籾摺ロ−ル
への穀粒供給量を調節する穀粒供給調節弁があらかじめ
所定の開度に設定されている。これは、穀粒供給調節弁
を開閉する軸が穀粒を噛み込み開閉しなくなるという欠
点を防止するとともに、開閉動作制御を簡素化すること
を目的としている。
【0005】このような籾摺精米施設においては、籾摺
精米作業を開始する籾摺ロ−ルの起動時に、負荷電流値
が安定するまでに前回の籾摺精米作業の残米が籾摺昇降
機で揚穀され、そのまま籾摺ロ−ル間に入り込むと過負
荷が生じ、ひいては籾摺精米施設が停止する原因にな
る。また、籾摺作業開始時にロ−ル間隙初期設定制御す
るものにおいては、同時に籾摺精米施設の装置各部も起
動すると、ロ−ル間隙初期設定制御中に残米が籾摺昇降
機で揚穀されそのまま籾摺ロ−ル間に入り込み、ロ−ル
間隙初期設定制御中の籾摺ロ−ル間で噛み込みロ−ル間
隙初期設定制御を狂わせることがある。
【0006】さらに、籾摺精米作業終了時に籾摺精米施
設を停止するにあたって、籾摺昇降機と籾摺機とが同時
に停止するので、籾摺昇降機から投げ出された穀粒が籾
摺ロ−ル上、あるいは籾摺りロ−ル間に残留し、次回作
業のロ−ル間隙初期設定制御を狂わせたり、また、ロ−
ル間隙初期設定制御をしないでそのまま籾摺精米作業を
開始する場合に、籾摺ロ−ルに過負荷が生じ、籾摺精米
施設を停止させてしまうことがある。
【0007】そこで本発明は、穀粒供給調節弁があらか
じめ所定の開度に設定されている籾摺装置を有する籾摺
精米施設において、籾摺昇降機の起動開始時や駆動停止
時を工夫することによって、籾摺ロ−ルへの残留穀粒の
影響を防止し、ロ−ル間隙初期設定制御の狂いや、過負
荷による籾摺精米施設の停止することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は次の
構成によって達成される。請求項1においては、原料と
なる穀粒を投入する原料投入部と、原料投入部に投入し
た穀粒を搬送する原料搬送手段と、原料搬送手段で搬送
された穀粒を貯留タンクまで揚穀する原料揚穀手段と、
貯留タンクの穀粒を所定の開度で籾摺ロ−ルに穀粒を供
給する穀粒供給調節弁と、穀粒供給調節弁から供給され
た穀粒を籾摺ロ−ルで籾摺作業する籾摺装置と、籾摺装
置で籾摺作業された摺落米を精米装置まで搬送する摺落
米搬送手段と、摺落米を精白する精米装置と、籾摺精米
施設を起動する起動手段とからなる籾摺精米装置におい
て、該起動手段で籾摺精米装置を起動する際に、前記籾
摺ロ−ルが回転駆動を開始してから所定時間経過した後
原料揚穀手段が起動することを特徴とする籾摺精米施設
とした。
【0009】請求項2においては、原料となる穀粒を投
入する原料投入部と、原料投入部に投入した穀粒を搬送
する原料搬送手段と、原料搬送手段で搬送された穀粒を
貯留タンクまで揚穀する原料揚穀手段と、貯留タンクの
穀粒を所定の開度で籾摺ロ−ルに穀粒を供給する穀粒供
給調節弁と、穀粒供給調節弁から供給された穀粒を籾摺
ロ−ルで籾摺作業する籾摺装置と、籾摺装置で籾摺作業
された摺落米を精米装置まで搬送する摺落米搬送手段
と、摺落米を精白する精米装置と、籾摺精米施設を起動
する起動手段と、籾摺作業前に籾摺ロ−ルのロ−ル間隙
を設定制御するロ−ル間隙初期設定制御手段とからなる
籾摺精米施設において、該起動手段で籾摺精米施設を起
動する際に、ロ−ル間隙初期設定制御手段によるロ−ル
間隙設定完了の後、前記原料揚穀手段を起動することを
特徴とする籾摺精米施設とした。
【0010】請求項3においては、前記籾摺装置による
籾摺作業終了の際、あるいは籾摺作業終了より所定時間
後に籾摺装置を駆動停止するにあたって、前記原料揚穀
手段を籾摺装置より先に駆動停止することを特徴とする
請求項1、あるいは請求項2の籾摺精米施設とした。
【0011】
【発明の作用】請求項1の発明においては、籾摺精米施
設の起動手段にて籾摺精米施設を起動させると、籾摺装
置の籾摺ロ−ルが回転駆動を開始する。そして所定時間
後に原料揚穀手段が起動する。請求項2の発明について
は、籾摺精米施設の起動手段にて籾摺精米施設を起動さ
せると、籾摺装置が起動されロ−ル間隙初期設定制御手
段が作動し、初期のロ−ル間隙が設定された後に、原料
揚穀手段が起動する。請求項3の発明においては、籾摺
作業終了の際、あるいは、籾摺作業終了より所定時間後
に籾摺装置の駆動を停止するときには、籾摺装置より先
に原料揚穀手段の駆動を停止する。
【0012】
【発明の効果】本発明によると、穀粒供給調節弁があら
かじめ所定の開度に設定されている籾摺装置を有する籾
摺精米施設においても、籾摺ロ−ルが回転駆動をしてか
ら所定時間後に原料揚穀手段が起動するので、籾摺ロ−
ルの起動時に、負荷電流値が安定しないうちに原料揚穀
手段により残留穀粒が籾摺ロ−ルに供給されることがな
く、過負荷運転を防止できる。また、ロ−ル間隙初期設
定制御手段の作動中においても、残留穀粒の籾摺ロ−ル
への供給を防止し、ロ−ル間隙初期設定制御を正確に実
行できる。さらに、籾摺精米作業が終了して籾摺装置を
停止させる際には、籾摺装置よりも先に原料揚穀手段を
先に停止させることにより、原料揚穀手段内の穀粒が籾
摺ロ−ルに供給されそのまま残留して、次回作業時のロ
−ル間隙初期設定制御を狂わせることがなく、また、ロ
−ル間隙初期設定制御手段をしないで前回作業の状態の
まま籾摺作業を開始する場合にも、籾摺ロ−ルに穀粒が
残留していないので、起動時の過負荷を防止できる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明における籾摺精米施設の全
体構成を図1から図7に基づいて説明する。図1は、籾
摺精米施設を設置する建家の平面図で、内部は仕切壁1
により操作室Yと機械室Zに分けられている。この操作
室Y側には、原料投入ホッパ2、操作盤3、白米タンク
4等を設け、機械室Z側には、供給樋5、籾摺昇降機
6、籾摺装置X、風選部U、精米昇降機7、精米装置
T、糠処理部S等を設けている。
【0014】図1に示すように、前記操作室Y側には機
械室Z側に向かって、穀粒袋置き台8、原料投入ホッパ
2をそれぞれ配置する構成とし、原料投入ホッパ2の下
部には原料搬送手段である供給ラセン9を内装する供給
樋5を設けている。なお、図2に示すように、前記供給
樋5の移送終端側は、原料揚穀手段である籾摺昇降機の
ホッパ部6aに連通し、籾摺昇降機6の上部は籾摺部の
貯留タンク10に臨ませる。なお、原料搬送手段にはロ
−タリバルブ、原料揚穀手段にはスロワ−等を用いても
良い。
【0015】籾摺装置Xは、上から籾タンク10、穀粒
供給調節弁12、籾摺ロ−ル11a・11bを配置して
おり、さらに、籾摺装置Xの下には、風選部U、石抜機
Rを配設している(図3参照)。籾摺ロ−ル11a・1
1bは一対で構成されていて、それぞれ逆回転に回転駆
動するものであると共に、一方の籾摺ロ−ル11bが他
方の籾摺ロ−ル11aに対して遠近に移動可能である。
すなわち、籾摺ロ−ル11aは、図4に示すように誘導
体13に支持されていて、該誘導体13の先端側に螺合
するロ−ルラカン14をロ−ル間隙制御モ−タ15の正
逆回転によって、固定側の籾摺ロ−ル11aに対して遠
近移動し、ロ−ル間隙を調節できる構成である。
【0016】風選部Uは風選別する唐箕16、籾摺ロ−
ル11a・11bより落下し、風選別された摺落米中の
籾・玄米が流入する一番受け樋17、粃が流入する二番
受け樋18、風選別された籾殻を外部に飛ばす排塵筒1
9等から構成されている。石抜機Rは、傾斜して配置し
ている揺動選別板20、その下方に配置している送風フ
ァン21等から構成され、揺動選別板20の揺下側の排
出口が摺落米搬送手段である精米昇降機7のホッパ部7
aに連通している。そして、精米昇降機7の上部を精米
装置Tの玄米タンク22に臨ませる。なお、摺落米搬送
手段はスロワ等を用いても良い。
【0017】精米装置Tは上から玄米タンク22、搗精
部Qを配置しており、搗精部Qは精白金網23に精白ロ
−ル24を内装する周知の形態である。そして、前記搗
精部Qの出口側は白米タンク4に連通し、操作室側Yよ
り白米を取り出せるようになっている。なお、精米作業
にて発生する糠は、糠搬送ファン25で糠処理部Sに搬
送される(図6参照)。
【0018】糠処理部Sは、サイクロン26、該サイク
ロン26より落下した糠を水平移送する糠移送ラセン2
7、該糠移送ラセン27を内装する糠移送樋29、該糠
移送樋29の途中部と終端部に開口した糠排出部30・
30、該排出部30・30より排出した糠を受ける糠袋
31・31から構成されている。ところで、前記操作室
側の操作盤3は、その盤面には図5に示すように、原料
投入可ランプ40、コイン金額表示灯41、コインメッ
ク42、籾・玄米選択ボタン43a・43b、白度選択
ボタン44・44・44(本実施例では、上白・標準・
8部の三段階に選択できる)。料金表45等を配設して
いる。このコインメック42には、投入コインの識別部
(図示せず)や投入コインごとに作動するコインセンサ
47等を備えている。そして、この操作盤3の内部に
は、各部駆動モ−タの駆動制御を行なうシ−ケンスによ
る制御部(CPU)46を備えている。 図7に示すよ
うに、前記制御部(CPU)46には、コインセンサ4
7からの検出情報、白度選択ボタン44・44・44か
らの白度選択情報、籾・玄米選択ボタン43a・43b
からの籾・玄米の選択情報、籾摺装置・風選部駆動モ−
タ50の負荷電流検出センサ48による負荷電流信号、
籾摺精米施設の過負荷を検出する過負荷検出手段81等
が入力インタ−フェイス46aを経て入力される。
【0019】一方出力としては、供給ラセン駆動モ−タ
49への制御信号、籾摺昇降機駆動モ−タ62、籾摺装
置・風選部駆動モ−タ50への駆動信号、ロ−ル間隙調
節モ−タ15へのロ−ル開閉指令信号、精米昇降機駆動
モ−タ52への制御信号、精米装置駆動モ−タ53への
制御信号、白度調節モ−タ54への制御信号、糠ラセン
駆動モ−タ57、コイン引落用アクチュエ−タ47a等
が出力インタ−フェイス46bを経て出力される。
【0020】次に、実施の形態の作用について図8、図
9に基づいて説明する。原料籾の場合について説明する
と、まず、料金となるコイン等を籾摺精米施設の起動手
段であるコインメック42の投入口に投入し(S10
0)、次に、籾を原料投入ホッパ2に投入し(S10
1)、籾選択ボタン43aを押す(S102)。そし
て、最後に白度選択ボタン44・44・44のいずれか
を選択し(S103)、精白度を設定する。これらの設
定準備が完了すると、コインセンサ47はコインメック
42へのコイン(例えば100円硬貨)の投入を読み込
み、籾摺精米施設の装置各部は運転を開始する。次い
で、コインセンサ47はコインメック42への投入コイ
ンの枚数を読み込み運転時間を算出し、当該算出時間に
わたり供給ラセン駆動モ−タ49、籾摺装置・風選部駆
動モ−タ50等に駆動信号を出力する。なお、籾摺精米
施設の起動手段として、プリペイドカ−ド等を使用ある
いは併用可能にしても良い。
【0021】主な駆動順序としては、まず、ロ−ル間隙
初期設定制御手段が作動し籾摺ロ−ル11a・11bの
間隙が設定される(S104)。次に、籾摺装置Xと石
抜機R(S105)、次いで所定時間経過後に籾摺昇降
機6と精米昇降機7(S106)、さらに供給ラセン9
(S107)、精米装置T(S108)が順次起動され
る。ここで、前記籾摺ロ−ル11a・11bのロ−ル間
隙初期設定制御手段の制御内容を説明すると、まず、ロ
−ル間隙調節モ−タ15が駆動され、籾摺ロ−ル11a
・11bのロ−ル間隙が開調節され、負荷電流検出セン
サ55が負荷電流値の変化を検出しなくなると、籾摺ロ
−ル11a・11bの非接触状態と判定し、開調節が停
止される。次いで、ロ−ル間隙が閉調節され、負荷電流
検出センサ55が負荷電流値の増加を検出し、籾摺ロ−
ル11a・11bの微接触と判定すると、閉調節が停止
される。次いで、所定時間にわたりロ−ル間隙が開調節
されて、ロ−ル間隙が所定の初期間隙(例えば7ミリ)
に調節設定される。そして、前記籾摺ロ−ル11a・1
1bの初期間隙設定制御がなされると、その間隙で籾摺
作業がなされるようになっている。
【0022】前記ロ−ル間隙初期設定は、コインメック
42へのコイン投入枚数が所定枚数(例えば2枚)以上
であることを検出したときのみ行なわれるようにしても
よく、それ以外はロ−ル間隙を前回作業のまま固定する
ようにしてもよい。籾摺精米施設の装置各部が起動する
と、原料投入ホッパ2に投入した籾が供給樋5内を供給
ラセン9で籾摺昇降機6に搬送され、籾摺昇降機6で揚
穀され、貯留タンク10の籾はあらかじめ所定開度に設
定している穀粒供給調節弁12を通過し、そのまま籾摺
ロ−ル11a・11bに落下投入され、すでに駆動して
いる籾摺ロ−ル11a・11bで籾摺作業される。
【0023】籾摺ロ−ル11a・11bで籾摺りされた
籾は、唐箕15による風選別を受けて、籾と玄米の摺落
米は一番受け樋17に落下し、石抜機Rに供給される。
粃は二番受け樋18に落下し、二番還元ホッパ60を経
て籾摺昇降機6bの還元口に還元され、再度籾摺・風選
作用を受ける。石抜機Rに供給された摺落米は、前記揺
動選別板20で揺動選別される。そこで、摺落米に混入
している石等は、選別板揺上側に移動し、石抜排出部
(図示せず)より排出され、貯留室61に貯留される。
一方、摺落米は選別板揺下側に流下し、穀粒排出口62
より精米昇降機7に供給される。
【0024】精米昇降機7で揚穀された摺落米は精米装
置Tに供給され、精白ロ−ル24と精白金網23との間
で設定された精白度になるよう籾殻・表面糠層を剥離さ
れる。そして、精白された白米は白米タンク4に搬送さ
れ、適宜操作室Y内にて回収できる。なお、精白作用の
際に発生する糠等は糠処理部Sに空気搬送され、サイク
ロン26を経て、糠移送樋29内を糠ラセン30で搬送
され、糠排出部30・30を経て糠袋31・31に回収
される。
【0025】投入した籾の籾摺精米作業が終了すると
(S109)、まず供給ラセン9が停止し(S11
0)、所定時間遅れて籾摺昇降機6と精米昇降機6とが
(S111)、次いで所定時間遅れて籾摺装置Xと石抜
機R(S112)が、さらに精米装置Tが順次停止する
(S113)。そして、精米作業をした結果、作業時間
が投入金額に達しなかった場合には、コイン引落用アク
チュエ−タ47aが作動し、釣銭が返却口(図示せず)
より返却される。
【0026】原料が玄米の場合を説明すると、玄米選択
ボタン43bを押して、白度を選択すると(S11
4)、籾摺ロ−ル11a・11b間は拡開調節され(S
115)、玄米は籾摺作業をすることなく籾摺ロ−ル1
1a・11b間を通過し、石抜機Rに供給される。その
後、精米昇降機7、精米装置T、白米タンク4に至る搬
送・精白作用については、籾の場合と同様である。
【0027】本発明によると、穀粒供給調節弁12があ
らかじめ所定の開度に設定されている籾摺装置Xを有す
る籾摺精米施設においても、籾摺ロ−ル11a・11b
が回転駆動をしてから所定時間後に籾摺昇降機6が起動
するので、籾摺ロ−ル11a・11bの起動時に、負荷
電流値が安定しないうちに籾摺昇降機6により残留穀粒
が籾摺ロ−ル11a・11bに供給されることがなく、
過負荷運転を防止できる。また、ロ−ル間隙初期設定制
御中においても、残留穀粒の籾摺ロ−ル11a・11b
間への供給を防止し、ロ−ル間隙初期設定制御を正確に
実行できる。さらに、籾摺精米作業が終了して籾摺装置
Xを停止させる際には、籾摺装置Xよりも先に籾摺昇降
機6を停止させることにより、籾摺昇降機6内の穀粒が
籾摺ロ−ル11a・11bに供給されそのまま残留し
て、次回作業時のロ−ル間隙初期設定制御を狂わせるこ
とがなく、また、ロ−ル間隙初期設定制御手段を作動さ
せないで前回作業の状態のまま籾摺作業を開始する場合
にも、籾摺ロ−ル11a・11bに穀粒が残留してない
ので、起動時における過負荷を防止できる。
【0028】次に、籾摺精米施設における原料投入ホッ
パ2に設けている投入穀粒の有無を検出する穀粒センサ
70と遮蔽板71の構成について、図10から図13に
基づいて説明する。穀粒センサ70は原料投入ホッパ2
に投入した穀粒の有無を検出するもので、穀粒センサ7
0近辺に穀粒が存在すると電気が発生し穀粒ありと判断
する静電容量センサを用いている。そして、穀粒センサ
70は原料投入ホッパ2の機械室Z側にある面、すなわ
ち供給ラセン9の搬送方向終端側の面に設け、センサ検
出面を供給ラセン9長手方向に対して斜め下方に、ある
いは沿うよう向けるようにする。
【0029】穀粒センサ70の作用は、籾摺精米施設が
起動されると穀粒センサ70が検出作用を開始する。そ
して、原料投入ホッパ2に原料となる穀粒を投入し、穀
粒センサ70の設置付近に穀粒が達すると穀粒センサ7
0が穀粒有りを検出し、投入料金の減算処理を始める。
そして、穀粒が順次処理され穀粒センサ70が穀粒無し
を検出すると、投入料金の減算処理を終了し、実処理に
要する料金が投入金額に達しなかった場合は、コイン引
落用アクチュエ−タ47aが作動し、釣銭が返却口(図
示せず)より返却される。
【0030】ところで、穀粒センサ70の検出面側に所
定空間を介して、遮蔽板71を設けている。そして、遮
蔽板71の一側を原料投入ホッパ2に固着する。遮蔽板
71の作用について説明すると、まず、原料投入ホッパ
2に投入された穀粒が順次供給ラセン9で搬送され、原
料投入ホッパ2内の穀粒量が減少していくと、供給ラセ
ン9の搬送始端側から搬送されてきた穀粒が、図13の
矢印kのように遮蔽板71に遮られて遮蔽板71の下方
に搬送され、遮蔽板71を通過した後、穀粒センサ70
の正面側で遮蔽板71の下方を迂回して上方へ移動しな
がら、穀粒センサ70の検出範囲に達する。
【0031】従来の穀粒センサ70はには遮蔽板71が
存在せず、単に原料投入ホッパ2に設置されているだけ
のものであった。そのため、原料投入ホッパ2内の穀粒
量が減少した場合、あるいは、投入した穀粒量が少ない
場合には、穀粒センサ70の設置高さに投入穀粒が到達
しない場合があり、このため、投入穀粒が原料投入ホッ
パ2内に存在しているのに、穀粒センサ70が穀粒を検
出できず、穀粒無しと判断してしまう場合があった。
【0032】本発明のような穀粒センサ70と遮蔽板7
1の構成にすることで、穀粒センサ70の検出範囲に穀
粒を搬送することができ、少量の穀粒量でも穀粒センサ
70で穀粒有りを検出することができる。次に、籾摺精
米施設におけるロ−ル間隙初期設定制御手段の動作確認
方法について、図14に基づいて説明する。
【0033】籾摺精米施設の操作盤3内には、籾摺精米
施設を自動運転にするか手動運転にするかを切り換える
切り換えスイッチ80を設ける。ここでいう自動運転と
は料金を投入すると、籾摺精米作業をする運転であり、
手動運転とは料金を投入しなくても籾摺精米作業をする
ことで、籾摺精米施設の装置各部(例えば籾摺装置X、
精米装置T等)それぞれにON・OFFスイッチ(図示
せず)が設けられており、装置各部が単独に駆動できる
よう構成されているものである。これは主に籾摺精米施
設の各装置部内がそれぞれ駆動するかどうかを試運転し
たり、籾摺精米施設の装置各部内の残留穀粒を排出する
とき使用するものである。
【0034】さて、ロ−ル間隙初期設定制御手段の動作
確認方法であるが、まず、前記切り換えスイッチ80を
手動側にセットする(S120)。次に、前記籾選択ボ
タン43aを押す(S121)。この時、前記もちボタ
ン43cが点灯する(S122)。そして、さらにもち
ボタン43cを押すと(S123)、籾摺装置Xのみが
起動し、ロ−ル間隙初期設定制御手段が作動し始める
(S124)。これにより、ロ−ル間隙初期設定制御手
段が正常に作動するかどうかを常時確認することができ
る。
【0035】従来、手動運転において、籾摺装置用のO
N・OFFスイッチ(図示せず)をONにすることで、
籾摺装置Xのみを駆動することは可能であった。しか
し、籾摺精米施設においては、籾摺装置Xの駆動の際
に、ある一定の場合のみにロ−ル間隙初期設定制御手段
が作動するようパタ−ンの設定をすることが可能であり
(例えば一定以上の料金を投入したときのみ作動す
る)、そのようにパタ−ンの設定がなされていると、手
動運転において籾摺装置Xを駆動させても、ロ−ル間隙
初期設定制御手段が作動せず、動作の確認ができなかっ
た。また、前述のようなパタ−ンを設定している場合
に、ロ−ル間隙初期設定制御手段の動作確認をするに
は、常時ロ−ル間隙初期設定制御が作動するようパタ−
ンの設定をし直すか、自動運転にしてロ−ル間隙初期設
定制御手段が作動するような条件で籾摺精米施設全体を
起動させていた(例えば一定上の料金を投入する)。し
かし、前者のようにパタ−ンを設定し直すのでは手間が
かかりすぎたり、また、後者のように籾摺精米施設全体
を駆動させると、精米装置Tの中の残留穀粒がさらに精
白作用を受け、砕米となって排出されてしまうという不
具合があった。このような構成により、ロ−ル間隙初期
設定制御手段の動作確認が籾摺装置Xのみを起動させる
方法で常時可能になる。また、従来のスイッチによる組
合せで動作確認が可能であり、新たなスイッチ等の構成
部材を設ける必要がないのでコスト低減になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】籾摺精米施設の全体平面図
【図2】籾摺精米施設の作業工程図
【図3】籾摺装置・風選部・石抜機の斜視図
【図4】籾摺ロ−ルの断面図
【図5】操作盤図
【図6】精米装置の断面図
【図7】ブロック図
【図8】フロ−チャ−ト図
【図9】フロ−チャ−ト図
【図10】別実施例による原料投入ホッパの側面から見
た断面図
【図11】別実施例による原料投入ホッパの平面図
【図12】別実施例による原料投入ホッパの正面から見
た断面図
【図13】別実施例による原料投入ホッパにおける作業
【図14】フロ−チャ−ト図
【符号の説明】
2…原料投入ホッパ、6…籾摺昇降機、7…精米昇降
機、9…供給ラセン、10…貯留タンク、11a・11
b…籾摺ロ−ル、12…穀粒供給調節弁、15…ロ−ル
間隙調節モ−タ、X…籾摺装置、T…精米部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料となる穀粒を投入する原料投入部
    と、原料投入部に投入した穀粒を搬送する原料搬送手段
    と、原料搬送手段で搬送された穀粒を貯留タンクまで揚
    穀する原料揚穀手段と、貯留タンクの穀粒を所定の開度
    で籾摺ロ−ルに穀粒を供給する穀粒供給調節弁と、穀粒
    供給調節弁から供給された穀粒を籾摺ロ−ルで籾摺作業
    する籾摺装置と、籾摺装置で籾摺作業された摺落米を精
    米装置まで搬送する摺落米搬送手段と、摺落米を精白す
    る精米装置と、籾摺精米施設を起動する起動手段とから
    なる籾摺精米装置において、該起動手段で籾摺精米装置
    を起動する際に、前記籾摺ロ−ルが回転駆動を開始して
    から所定時間経過した後原料揚穀手段が起動することを
    特徴とする籾摺精米施設。
  2. 【請求項2】 原料となる穀粒を投入する原料投入部
    と、原料投入部に投入した穀粒を搬送する原料搬送手段
    と、原料搬送手段で搬送された穀粒を貯留タンクまで揚
    穀する原料揚穀手段と、貯留タンクの穀粒を所定の開度
    で籾摺ロ−ルに穀粒を供給する穀粒供給調節弁と、穀粒
    供給調節弁から供給された穀粒を籾摺ロ−ルで籾摺作業
    する籾摺装置と、籾摺装置で籾摺作業された摺落米を精
    米装置まで搬送する摺落米搬送手段と、摺落米を精白す
    る精米装置と、籾摺精米施設を起動する起動手段と、籾
    摺作業前に籾摺ロ−ルのロ−ル間隙を設定制御するロ−
    ル間隙初期設定制御手段とからなる籾摺精米施設におい
    て、該起動手段で籾摺精米施設を起動する際に、ロ−ル
    間隙初期設定制御手段によるロ−ル間隙設定完了の後、
    前記原料揚穀手段を起動することを特徴とする籾摺精米
    施設。
  3. 【請求項3】 前記籾摺装置による籾摺作業終了の際、
    あるいは籾摺作業終了より所定時間後に籾摺装置を駆動
    停止するにあたって、前記原料揚穀手段を籾摺装置より
    先に駆動停止することを特徴とする請求項1、あるいは
    請求項2の籾摺精米施設。
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