JPH01268626A - 日焼け止め組成物とその調製方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は顔の皮膚及び身体の皮膚を保護る、ための化粧
用光線防止調剤及びこの光線防止調剤の製造方法に関る
、。

［従来の技術］ 市販において多く人手る、ことのできる天然又は合成の
作用剤を含む化粧品は先ず第一に皮膚の滑らかさやきめ
の細かさ或はその本来の自然な状態を再生させるのに用
いられる。このような保護作用に加えて、光線防止性を
もイ１る、ような化粧品はあまり多くはない。

光によって引き起される皮膚の変化は非常に多種多様で
ある。それらの症候は、ｑｔなる美容的な外観の好まし
くない色素斑（肝斑、夏［１班等）から、学に日光に敏
感な正常な皮膚の多少とも重大な炎症過程や、更には光
線皮膚病に罹った人等にまで及ぶ広い範囲にわたる。こ
れらの諸症状の根本的な療法は存在していない。先ず第
一に皮膚を光から保護る、ことが考えられるが、これは
多くの場合に外部的な処置を意味る、。

［発明が解決しようとる、問題点］ 色素班も、更にはまた種々の病性機転も先ず最初紫外線
のＢ領域に属る、光線（波長２９０−３１０ｎｍ）によ
って、そして一部はまたそのＡ領域の光ａ（波長３１５
−４００　ｎｔｓ　）　ニよっても引き起される。最も
危険な範囲は２８０−　：１２０　ｎｍの範囲である〔
雑誌Ｎｅｗ　５ｃｉｅｎ、、　３１．２２８　（１９６
９））　、従って作用的に良好な光線防ＩＬ￥ＪＡ質の
光吸収性は広い波長範囲をカバーる、必要かある。

多数の化合物についてそれらの大部分か紫外線のＢ領域
の光線吸収性を有る、ということが示されている（Ｄｅ
ｒｍ、　Ｗｏｃｈｅｎ、　５２．３１１　（１９６６）
）　、紫外線のＡ領域においても有効な物質の数は極め
て少ない。

紫外線のＢ領域において吸収性を有して色素沈着誘発性
光線を吸収る、物質としては先ず第一に化粧用光フィル
タがあげられるが、一方Ａ領域においてイｆ効な物質は
治療的な作用をも有る、。

本発明者等の行なった幾つかの実験において、容易に人
手できて安価であり、皮膚保護作用及びＡ当な光吸収性
を有る、ような植物由来の天然の作用物質が調べられた
。

［問題点を解決る、ための手段］ 本発明等はニワトコの花の抽出物が上述の目的にたいし
て極めて適していることを見出した。ニワトコ科（（：
ａｐｒｉｆｏｌｉａｃｅａｅ）に属る、黒色ニワトコ（
Ｓａｍｂｕｃｕｓ　ｎｊｇｒａ）は公知の薬用植物であ
り、その成果及び花は既に古くから薬用茶を調合る、の
に用いられている（　１９６９　　年ブダペストのＭｅ
ｄｉｃｉｎａ　Ｖｅｒｌａｇより刊行の１（ａｐ５ｔ、
ｉ−Ｒｏｍｖ、１７ｒｉ　（Ｄ″ＧｙｏｇｙｉＬｏ　ｎ
ｏｅｖｅｎｙｅｋ″（薬用植物）第７７頁）。

このものの心地よい強い香りの芳香物質はこのものを嗜
好品、清涼飲料、及びワインの製造や芳香付与にも適る
、ものにしている（西ドイツ特許第２０３１１４５　−
号−公報　）　。

ニワトコの心地よい香りを放散る、小さな黄白色の花は
生物学的活性のある種々の化合物、精油類、及び芳香物
質類に以上に富んでいる（雑誌Ｐｌａｎｔａ　Ｍｅｄｉ
ｃａ　３１．３６５−３７０　（１９８３））。

ニワトコの花は上述の心地よい香りのもとどなる種々の
精油類、例えばリナロール、ゲラニオール、オイゲノー
ル、ペラルゴン酸エステル等に加えて、生物学的に重要
な多数の化合物を含んでおり、それらは皮膚に対る、好
ましい作用によって美容用調剤の調製に通している。

中でも下記を挙げることかできる： Ｏコリン及びルチン（ビタミン性の化合物）○コレステ
リン、スチグマステリン及びシトステリン（皮膚の天然
成分であってこれらは化粧品工業においても天然乳化剤
として用いられている） Ｏ炎症防止作用を有る、多糖類 ○サリチル酸メチル（このものも同様炎症防止作用を有
る、） Ｏエムルシン（酵素の一つ） Ｏサンプニグリン（ダリコシドの一つで表皮細鞄の再生
に重要な役割を果す） ニワトコの花は更にその上に例えばカルバクロールやチ
モールのような制菌作用を有る、種々の化合物も含んで
いる。チモールは化膿菌に対してフェノールより１オー
ダーはども効果的であってその他になお殺かび作用及び
脂肪腐敗防止作用をも有る、。化粧品的用途においてあ
げるべきニワトコの花のその他の成分としては皮膚に対
して収斂作用を与える、タンニン、カテキン及びその他
の社し剤や、史には皮膚の表面に天然の保護膜を形成１
−るような神々の脂肪酸エステルや樹脂類かあげられる
。

測定の結果によって明らかにされたように、ニワトコの
花の抽出物は２００　　から：１６０　＋＋ｍの波Ｊ（
領域における光を吸収る、。この波長範囲はこの抽出物
の含まれた化粧品が紫外線のＢ領域のみならず、部分的
にはＡ領域においても保護作用をもたらすのに充分な範
囲である。

ニワトコの花の抽出物の光線保護作用は先ず第一にその
中に含まれているクマリン誘導体、サリチル酸メチル及
びケルセチンの光線保護性に基づくものである。

吸収最大が約３７００ｍのところにある７−アルコキシ
クマリンは植物由来の最も占〈から知られた光線吸収物
質である。サリチル酸メチルの光線保護作用も既に古く
から知られている（米国特許第２，４３５，０５５　　
号公報）。ケルセチンは光線吸収作用に加えて更に酸化
防止作用をも任し、これは化粧品調剤の安定性の観点か
ら重要である。

従って本発明の対象は作用物質としてニワトコの花の抽
出物及び通常の化粧品用の担体物質や展延剤並びに場合
によりｐ−ジメチルアミノ安息香酸−２−エチルヘキシ
ルエステルを含む化粧用光線防＋ｈｊＡＩ剤である。

また本発明のもう一つの対象は化粧用光線防止調剤の製
造方法である。この方法はニワトコの花を水又は水性ア
ルコールで抽出し、そして得られた抽出物を皮膚に馴染
む担体物質及び展延剤並びに場合により２−　ｌＯ質蚤
％のｐ−ジメチルアミノ安息香酸−エチルヘキシルエス
テルと一緒に均質混合る、ことを含有する、ものである
。

ニワトコの花の抽出は好ましくは　１５−５０　　℃に
おいて浸漬により行なう。更にまた、その抽出溶媒（水
又は水性アルコール）はニワトコの花について３ないし
１０倍量使用る、のが好ましい。

抽出溶媒としては最大で４０容積％、好都合には１０−
２０容積％のアルコール、中でもエチルアルコールが好
ましい。最後に、抽出を抽出溶媒の質■辻について５な
いし１０質量％の糖類、なかでもソルビットの存在のも
とで行なうのも有利な場合かある。

［作用］ 以下、本発明を更に詳細に説明る、。

採取して場合により乾燥したニワトコの花は好ましい条
件のもとで、例えばその花を２０−５０℃において２４
時間、又は２０−２５℃において４８時間抽出溶媒中に
浸漬る、か、或はまたその浸漬混合物を６ないし８時間
攪拌る、ようにして抽出る、。

好都合にはその抽出溶媒を花の１計に対して３な゛いし
１０倍の量で使用る、（花の乾燥物について計算して）
。５ないしｌＯ質量％の糖類、ながでもソルビットの添
加は抽出の効果を改善る、。抽出の後にその植物部分を
濾過によって除去る、。

抽出物は直ちに使用る、か、又は５−１０℃において貯
蔵る、ことができる。この温度においては抽出物は実際
上無限に保存る、ことができる。

化粧用調剤を製造る、ためにはＬ記の抽出物を例えば４
ないし５倍量の展延剤又は担体物質或は稀釈材等と一緒
に均一に混合る、。それら展延剤及び担体物質の量や種
類は抽出液のアルコール含イｒ量及びその調製されるべ
き調剤の種類に依存る、（顔面クリーム、日焼は止めク
リーム、ハイドレーション剤）。

ニワトコの花の抽出物の光吸収作用はｐ−ジメチルアミ
ノ安息香酸−２−エチルヘキシルエステルの添加によっ
て有利に改善る、ことができるので、従ってその調剤は
２−１０　質量％のこの化合物を含むことができる。個
々の適正な量は皮膚の種類（正常な皮膚、敏感な皮膚等
）及びその化粧品の型（顔面クリーム、身体保護剤、日
焼は止め乳剤等）によって左右される。

［実施例］ 以下、本発明を幾つかの実施例によって更に詳細に説明
る、。

阻−」 ３００ｇの乾燥させたニワトコの花を５０　ｇのツルヒ
ツトが含まれている脱イオン水の中に２０−２５℃にお
いて４８時間浸漬る、。次にその花を濾過して除き、そ
してその溶液を作用剤として使用る、。

例−−ス ３００ｇの乾燥させたニワトコの花を１５０８　　のソ
ルビットが含まれている３１の脱イオン水の中で４０−
４５℃において６時間攪拌る、。このｌｕ合物を２０−
２５　　℃に冷却し、濾過し、そしてその濾液を作用剤
として使用る、。

桝−ユ ３００ｇの乾燥させたニワトコの花を１００ｇ　　のフ
ルクトースの含まれているｌｕの脱イオン水の中に４０
−４５℃において２４時間浸清る、。この混合物を２０
−２５　　℃に冷却し、ｉ％！通し、そしてその濾液を
作用剤として使用る、。

性−Ａ ３００ｇの乾燥させたニワトコの花を７５　ｇのフルク
トースの含まれている　＋５０１ｎｌのエチルアルコー
ルと　＋３５０１　　の水との混合溶液の中で１５−２
０℃において８時間攪拌る、。この混合物を濾過してそ
の濾液を作用剤として使用る、。

医−１ ：］００　ｇの乾燥させたニワトコの花を８０ｇのツル
ヒツトの含まれている３５０　ｍｌのエチルアルコール
と６５０１の水との混合溶液の中に　１５−２０℃にお
いて４８時間浸清る、。濾過した後その濾液を作用剤と
して使用る、。

桝−ｊ 顔面クリーム　Ｉ 組成 ニワトコの花の抽出液　　　　６１　ｇハイドロミリス
テノール　　　１０　ｇエムルサンＭＤ　　　　　　　
　　１０ｇセテアリルオクタノエート３ｇ ソルビタンセスキオレエート　　５ｇ 上記した各成分を、作用物質にニワトコの花の抽出Ｎｋ
）を除いてステンレスの容器の中に秤量して入れ、そし
てこれをウォーターバスの上で６５−７０℃において均
一な溶融物が生ずるまで攪拌る、。この溶融物をゆっく
りと　４５〜５０　　℃に冷却し、次いでこれに対応量
のニワトコの花の抽出液（−に記例！ないし３のいずれ
か一つに従うもの）を加える。更に攪拌しながらその容
器を２５℃に冷却し、次いで０９５ｇのエタノール中に
０．０１５ｇのｐ−オキシ安息香酸プロピル及び０．０
３５　ｇのＰ−オキシ安息香酸メチルを溶解した溶液と
共に均一に混合る、。最後に５ｇのポリオキシエチレン
−（１００）−ステアレート及び香料を添加る、。

健−１ ００面クリーム　１］ 組成 ニワトコの花の抽出液　　　　５９ｇ ハイドロミリステノール　　　１０１（エムルサンＭＤ
　　　　　　　　　１０ｇセテアリルオクタノエーＬ−
：１ｇ ソルビタンセスキオレエート５ｇ 上記した各成分を例６に記述した態様で混合る、が、但
し作用物質として例４又は例５のニワトコの花の抽出液
を使用る、。この調剤に２ｇのρ−ジメチルアミノ安息
香酸−２−エチルヘギシルエステルを加える。

性−Ａ 身体保護ローション 組成 ニワトコの花の抽出液　　　　９５　ｇＰＥＧ−７水添
ひまし油　　　　　６ｇミクロクリスタルワックス　　
２ｇ 水素添加したポリイソブチン　１５　Ｋニワトコの花の
抽出液を除いて上記した芥成分を秤量してステンレスの
容器の中に入れ、そしてこれをウォーターバスの上で６
５−７０℃においてよく混合る、。この溶融物をゆっく
りと４５−５０℃に冷却し、次いでこれに例３で得られ
た抽出液の対応量を加える。５ｇのｐ−ジメチルアミノ
安息＋’［−２−エチルへキシルニスデルを加えた後こ
の混合物を２５℃に冷却る、。最後に３ｇのプロピレン
グリコール、０．５ｇの硫酸マグネシウム７永和物及び
香料を添加してこの混合物を均　に混合る、。

旌−慮 ■焼けｌ二め乳剤 組成 ニワトコの花の抽出液　　　　９０　ｇブロテジン　　
　　　　　　　２４　Ｍ各成分をよく混合る、。４０−
４５　　℃において対応量の抽出液（例１−５のいずれ
か）及び１０ｇのｐ−ジメチルアミノ安息香酸−２−エ
チルヘキンルエステルを加えて均一混合る、。この混合
物を２０−２５℃に冷却して香料と共に均一混合る、。

■−記の各化粧調剤を試験した。その際各調剤を比較的
長ＩＩＩ間継続して使用したときにこれらが皮膚の再生
に好ましい作用を有し、皮膚のリボｒト外皮を再生し、
皮膚の血液循環を促准し、そして比較的小さな炎症機転
を冶癒る、。水中で膨ｄｖ１のもとに溶解して行く多糖
類も皮膚の水分収支に影習をもたらして細胞の水分吸収
能を高める。それによって角質細胞の′容積が増大し、
皺が消える。

［発明の効果］ 本発明に従いニワトコの花の抽出物を含有る、化粧調剤
は２００　　ないし３６０　ｎｍの波長領域において光
吸収作用を有し、そしてそれによって皮膚を紅斑症の原
因となる紫外線に対して保護し、そして直接日焼けを生
ずる光線部分をも濾過除去る、。本発明に従う調剤を使
用したときは春先から晩秋に至るまでの夏［１班及び肝
斑か防止される。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）植物性天然作用物質を含む化粧用光線防止調剤に
   おいて、このものが作用物質としてニワトコの花の水性
   又はアルコール水性抽出物及び更に通常の化粧用担体物
   質、展剤並びに種々の助剤及び場合によりｐ−ジメチル
   アミノ安息香酸−２−エチルヘキシルエステルを含んで
   いることを特徴とする、上記光線防止調剤。
2. （２）２ないし１０質量％のｐ−ジメチルアミノ安息香
   酸−２−エチルヘキシルエステルを含有する、請求項１
   記載の光線防止剤。
3. （３）植物性天然作用物質を含む化粧用光線防止剤を製
   造するに当り、ニワトコの花を水性アルコール又は水に
   より抽出し、そして得られた抽出物を皮膚親和性のある
   担体物質、展延剤及び種々の助剤並びに場合によりｐ−
   ジメチルアミノ安息香酸−２−エチルヘキシルエステル
   と共に均一混合することを特徴とする、上記光線防止調
   剤の製造方法。
4. （４）抽出をその乾燥したニワトコの花の質量に関して
   ３ないし１０倍量の抽出溶媒の使用のもとに１５−５０
   ℃においておこなう、請求項３記載の方法。
5. （５）抽出溶媒として最大で４０容積％、好ましくは１
   ０ないし２０容積％のアルコール含有量を有する水性ア
   ルコール、なかでも水性エタノールを使用する、請求項
   ３記載の方法。
6. （６）抽出溶媒が５−１０質量％の糖類、なかでもソル
   ビットを含有する、請求項３記載の方法。