JPH01265946A - 超音波内視鏡 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 診断面に接するように超音波探触子を突出させることが
できる超音波内視鏡に関し、 挿入が容易で患者の苦痛を軽減することができる超音波
内視鏡を提供することを目的とし、先端部で中空孔が閉
じた、先端部だけを硬性部とし他の部分は柔軟性を有す
る、或いはすべての部分に柔軟性を有する管状の探査部
と、探査部に内蔵され、探査部の先端部の側壁の角孔か
ら前面を露出させた超音波探触子と、探査部に内蔵され
、超音波探触子にフレキシブルに接続され、探査部の後
端部へ導出されたケーブルとから成り、探査部の先端を
体腔内に挿入して超音波探触子を体腔内面に接触させて
超音波の発信及び受信によって診断する超音波内視鏡で
あって、探査部に内蔵されて一端が探査部に設けられた
支持部に回動自在に支持され、超音波探触子を保持して
超音波探触子の前面を角孔から露出させた可動部材と、
探査部の軸芯に対して直角方向へ可動部材を揺動させる
揺動手段とを備え、揺動手段による揺動により超音波探
触子の前面を側壁から突出させる構成とする。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、先端部に超音波探触子を備えた内視鏡に係り
、特に診断面に接するように超音波探触子を突出させる
ことができる超音波内視鏡に関するものである。

近来、体腔または人体の管状部の内部（以下体腔内とい
う）１例えば胃腸等に挿入して異常の有無を診断する医
療器として、光ファイバーを利用した胃カメラ等の内視
鏡が利用されているが、このような光学内視鏡によって
発見した胃壁面の異常を更に内部まで診断するための超
音波内視鏡の開発も進められている。

超音波内視鏡は体腔内に挿入する時に、先端部が太いと
患者に苦痛を与えるので、できるだけ細くしたいが、超
音波探触子が固定式であるために、細過ぎると診断部位
に超音波探触子を接触させることが難しくなるので、こ
れを解決する方法が望まれている。

〔従来の技術〕

第７図に示すように、先端に丸みを持った探査部１ａの
先端部の側壁に超音波探触子２ａが前面を露出して、僅
か（例えば１．５鰭程度）突出して嵌め込まれている。

探査部１ａは断面がほぼ円形（例えばφ１０〜１２　ｍ
ｍ　）の柔軟性を有する管状（例えば長さ約１ｍ）で、
超音波探触子２ａに接続したケーブル３を内蔵しており
、ケーブル３は終端部から導出されて図示省略した超音
波診断装置本体に接続されている。

探査部１ａの終端部の近くに操作部ｌＯが設けられ、操
作部１０の操作により探査部１ａの先端部が上下左右に
湾曲するように構成されている。

従って操作部１０で操作して探査部１ａの先端部を湾曲
させて、超音波探触子２ａの面を体腔内の壁面。

即ち、診断部位に接触させて超音波を発信及び受信して
内部を診断する。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来方法によれば、探査部１ａを体腔内に挿入する
ので、探査部１ａは太いと挿入時に内壁を圧迫したり傷
付けたりして患者に苦痛を与えるので、できるだけ細い
方が望ましいが、先端部に超音波探触子２ａが固定式に
嵌め込まれているために、細過ぎると超音波探触子２ａ
の面を診断部位に旨く接触させることができないという
問題点がある。

本発明は、挿入が容易で患者の苦痛を軽減することがで
きる超音波内視鏡を提供することを目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

第１図は本発明の原理構成図である。

図において、２は超音波探触子、１１は中空孔、ｌは先
端部で中空孔１１が閉じた、先端部だけを硬性部とし他
の部分は柔軟性を有する、或いはすべての部分に柔軟性
を有する管状の探査部、１２は探査部１の先端部に近い
側壁に設けられた角孔、 ４は探査部１に設けられた支持部、 ５は探査部１に内蔵されて一端が支持部４に回動自在に
支持され、超音波探触子２を保持して超音波探触子２の
前面を角孔１２から露出させた可動部材、 ６は探査部１の軸芯に対して直角方向へ可動部材５を揺
動させる揺動手段である。

従って揺動手段６による揺動により超音波探触子２の前
面を側壁から突出させるように構成されている。

〔作用〕 探査部１を先端部から体腔内に挿入し、所望の部位に達
した時に、揺動手段６によって可動部材５を回動させる
と、可動部材５に保持された超音波探触子２の前面が探
査部１の側壁から突き出て、体腔内の診断部位に接触し
、診断を行うことができる。従って探査部１を細くして
も診断部位に超音波探触子２を接触させることができ、
挿入時の患者の苦痛を軽減することができる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第２図〜第４図を参照して説
明する。全図を通じて同一符号は同一対象物を示す。ま
た第２図で第１図に対応するものは１点１１　線で囲ん
で示している。

第２図及び第３図に示すように、探査部１ｂは、柔軟性
を有する管状の材料で構成され、先端部で中空孔１１ａ
が閉じて丸みが設けられている。

探査部１ｂの先端に近い位置の外周壁に角孔１２ａが設
けられており、この角孔１２ａから超音波探触子２ｂの
前面が露出している。

超音波探触子２ｂにケーブル３ａがフレキシブルに接続
されており、ケーブル３ａは探査部１ｂの後端部へ４出
されている。

また超音波探触子２ｂは可動部材５ａに保持されており
、可動部材５ａは探査部１ｂの中空孔１１ａに内蔵され
、探査部１ｂの先端より遠い方の一端が支軸４ａに回動
自在に支持されている。

可動部材５ａの他端にはレリーズ６ａの一端が接続され
、レリーズ６ａの他端は探査部１ｂの後端部へ４出され
ており、他端に復旧ばね６２を備えたブツシュ部６１が
設けられている。

従って第４図（ａｌに゛示すように常態では復旧ばね６
２の弾力によって、可動部材５ａは下方に引っ張られて
超音波探触子２ｂの露出面はほぼ角孔１２ａの面と同じ
位置で探査部ｌｂ内に納まった状態にあり、第４図（ｂ
）に示すように、レリーズ６ａのブツシュ部６１をブツ
シュすることにより上方向、即ち、可動部材５ａを支軸
４ａを中心として探査部１ｂの軸芯に対して直角方向へ
揺動させることができる。

また探査部１ｂの先端頭部から所定の位置まで、超音波
探触子２ｂの前面部を除いて、弾性を有する樹脂材１例
えばゴムで形成された指サツク状のカバ一部材７で覆わ
れている。カバ一部材７は図中にハツチングで示してお
り、超音波探触子２ｂの前面部に窓が設けられ、超音波
探触子２ｂの前部の窪みに弾性的に嵌ってパツキンとな
り、例えば胃液等が探査部１ｂの内部に浸入するのを防
止している。

このような構成を有するので、体腔内を診断する時は、
第４図（ａ）の状態で探査部１ｂを先端から体腔内に挿
入し、診断部位に達した時に、レリーズ６ａのブツシュ
部６１を押して、第４図（ｂｌに示すように、可動部材
５ａが図において上方向へｉ３動させることにより、超
音波探触子２ｂの前面が探査部１ｂの外周面より突出し
て診断部位に接触させることができる。

また第５図及び第６図に異なる実施例（１）及び（２）
を示している。いずれも揺動手段の異なる例で第５図は
電磁機構、第６図はカム機構の場合を示す。

第５図は、突出用のソレノイド６ｂの可動鉄心６３と可
動部材５ｂの端部をリンク６４でいずれも回動自在に連
結し、ソレノイド６ｂを励磁／解除することにより可動
部材５ｂを揺動させる方法である。６５は復旧ばねであ
る。この場合に復旧ばね６５に代えて退避用のソレノイ
ドを設けて切り替えて励磁する方法としても良い。

また第６図は、駆動モータＭの正／逆方向回転により減
速ギヤ系Ｇを介してカム６ｃによって可動部材５ｃを揺
動させる方法である。

このようにして、探査部を細くしても超音波探触子を診
断部位に接触させることができるので、挿入時の患者の
苦痛が軽減される。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、探査部の先端部か
ら超音波探触子の面が突出して体腔内の診断部位に接触
するので、探査部を細くすることができ、挿入が容易で
患者の苦痛を軽減することができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理構成図、 第２図は本発明の実施例を示す側断面図、第３図は実施
例の斜視図、 第４図は実施例の説明図、 第５図及び第６図は異なる実施例（１１及び（２）を示
す側断面図、 第７図は従来例の超音波内視鏡を示す側面図である。 図において、 １、　ｌａ、　ｌｂは探査部、　　２．２ａ、２ｂは超
音波探触子、４．４ａは支持部、　　　　５，５８〜５
ｃは可動部材、６は揺動手段、　　　　６ａはレリーズ
、６ｂはソレノイド、　　　　６ｃはカム、１１、ｌｌ
ａは中空孔、　　　１２．１２ａは角孔を示す。 杢発明の穴壕１′ツ・ＩＥ日１吋面図 序２図 第４図 ＄７図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　先端部で中空孔（１１）が閉じた、先端部だけを硬性
   部とし他の部分は柔軟性を有する、或いはすべての部分
   に柔軟性を有する管状の探査部（１）と、該探査部（１
   ）に内蔵され、該探査部（１）の先端部の側壁に設けら
   れた角孔（１２）から前面を露出させた超音波探触子（
   ２）と、 該探査部（１）に内蔵され、該超音波探触子（２）にフ
   レキシブルに接続され、該探査部（１）の後端部へ導出
   されたケーブルとから成り、 該探査部（１）の先端を体腔内に挿入して該超音波探触
   子（２）を該体腔内面に接触させて超音波の発信及び受
   信によって診断する超音波内視鏡であつて、 前記中空孔（１１）に内蔵されて一端が前記探査部（１
   ）に設けられた支持部（４）に回動自在に支持され、前
   記超音波探触子（２）を保持して該超音波探触子（２）
   の前面を前記角孔（１２）から露出させた可動部材（５
   ）と、 該探査部（１）の軸芯に対して直角方向へ該可動部材（
   ５）を揺動させる揺動手段（６）とを備え、該揺動手段
   （６）による揺動により該超音波探触子（２）の前面を
   該側壁から突出させる構成を有することを特徴とする超
   音波内視鏡。