JPH11332868A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JPH11332868A
JPH11332868A JP10143291A JP14329198A JPH11332868A JP H11332868 A JPH11332868 A JP H11332868A JP 10143291 A JP10143291 A JP 10143291A JP 14329198 A JP14329198 A JP 14329198A JP H11332868 A JPH11332868 A JP H11332868A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】超音波プローブとアウターシースとを駆動ユニ
ットのそれぞれのコネクタに着脱可能で、取り付け後挿
入軸方向のコネクタ抜けが発生せず、超音波プローブと
アウターシースとが駆動ユニットに接続される前は進退
方向に対して一体で、取り付け状態では進退方向に移動
可能な超音波診断装置を提供すること。 【解決手段】駆動ユニット固定凸部48は、L字溝98
の折曲部98aを終端部98bまで案内されて、プロー
ブコネクタ13の回転及び軸方向への移動が規制され
る。コネクタ固定保持ピン47は、案内溝72に案内さ
れた状態になって、この案内溝72に沿って軸方向への
移動が自由な状態になる一方、前記案内ピン84aは板
ばね70によって軸方向及び回転方向への動きが規制さ
れた状態で保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波振動子を挿
入軸方向に進退駆動させて超音波走査を行う、又は超音
波振動子を回転駆動及び挿入軸方向に進退駆動させて超
音波走査を行う超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、超音波振動子から生体組織内
に超音波パルスを繰り返し送信し、生体組織から反射さ
れる超音波パルスのエコーを同一あるいは別体に設けた
超音波振動子で受信して、この超音波パルスを送受信す
る方向を徐々にずらすことによって、生体内の被検部位
における複数の方向から収集したエコー情報を二次元的
な可視像の超音波断層画像として表示して、病気の診断
等に用いることができるようにした超音波診断装置が種
々提案されている。
【0003】このような超音波診断装置としては、体外
式超音波プローブによるものが一般的であるが、細径の
超音波プローブを内視鏡の処置具挿通チャンネル等に挿
通して体腔内へ導入し、内視鏡観察下において癌化した
粘膜組織、ポリープ等の病変部を含む被検部位の超音波
断層画像を得るようにしたものなどの体内式超音波プロ
ーブを備えた内視鏡装置も用いられている。
【0004】また、近年では被検体にできている腫瘍な
どの形状を把握したり、体積を計測したりできるように
三次元像が得られる三次元走査用超音波プローブも種々
提案されている。
【0005】例えば、特開平8−56947号公報には
手元側操作部での駆動操作による先端部の追従性を向上
させる3次元走査用操作用超音波プローブを提供するた
め、プローブ本体にアウターシースを被覆し、このアウ
ターシースを手元側操作部の固定部に装着するととも
に、プローブ本体を手元側操作部内に設けた回転駆動部
及び進退駆動部に装着し、振動子ユニットへの回転力伝
達は、可撓性シース内のフレキシブルシャフトのみで行
わせ、進退力の伝達はプローブ本体全体で行わせるよう
にし、振動子ユニット進退時の抵抗力量は可撓性シース
とアウターシースとの摩擦のみになって安定した進退動
を実現できるようにしたものが開示されている。
【0006】しかし、この特開平8−56947号公報
の3次元走査用超音波プローブでは以下に示す問題があ
った。 (1)アウターシースと超音波プローブとが軸方向に移
動自在であるため、駆動ユニットへ取り付ける前の例え
ばコネクタを下向きにした場合に、超音波プローブがア
ウターシースから滑り落ちてくるため、超音波プローブ
とアウターシースとの間に封入されていた超音波伝達媒
体が漏れ出したり、気泡が混入してしまう可能性がある
ので取扱いが面倒である。
【0007】(2)アウターシース内に超音波プローブ
を挿入した状態で、駆動ユニットに取り付ける際、まず
超音波プローブのコネクタを駆動ユニットに接続した
後、アウターシースのコネクタ部を駆動ユニットに接続
する必要があるので取り付け操作が面倒である。
【0008】(3)超音波プローブのコネクタを駆動ユ
ニットに取り付ける際、このコネクタを把持するため
に、一旦アウターシースのコネクタ部内に位置するコネ
クタを引き出す必要があるため、超音波プローブとアウ
ターシースとの間の超音波伝達媒体に気泡が混入しやす
くなる。
【0009】また、特開平6−30939号公報には超
音波プローブと駆動部との着脱を簡単かつ確実にし、走
査開始位置へ速やかにプローブを移動させるように構成
した超音波診断装置を提供するため、動力伝達手段に連
結された超音波振動子を先端に有する超音波プローブ
と、この超音波プローブが着脱自在に連結され、前記動
力伝達手段を介して超音波振動子を移動させる駆動部
と、前記超音波プローブの超音波振動子に電気的に接続
され、被検体の超音波像を表示する観測装置と、前記超
音波プローブが着脱可能位置にあることを検出する検出
装置と、前記超音波プローブの着脱が必要となる状態を
判断する判断回路と、前記検出装置からの信号を判別し
て前記超音波プローブの着脱位置でプローブを停止させ
るとともに、超音波画像取り込み開始信号を受けて前記
超音波プローブを高速で、取り込み開始位置に移動させ
る位置制御回路とを具えたものが開示されている。この
超音波診断装置によれば、超音波プローブを駆動ユニッ
トに取り付ける前には超音波プローブのコネクタが進退
方向に保持され、駆動ユニットに取り付けた状態では超
音波プローブのコネクタが進退可能になるので、上記
(1)〜(3)の問題はない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平8−56947号公報の3次元走査用超音波プロー
ブ及び前記特開平6−30939号公報の超音波診断装
置では駆動ユニットと超音波プローブとの進退力量の伝
達を、同軸ピンからなる電気接点で行っている。この電
気接点は、1軸コネクタであるため人の力で簡単に着脱
可能であった。したがって、超音波プローブの引っ張り
力量が少しでも電気接点の着脱力量より重くなってしま
うと、電気接点が簡単に抜けてしまって超音波検査が不
可能になるという問題がある。
【0011】また、特開平6−30939号公報の超音
波診断装置では超音波プローブの外枠と駆動ユニットと
の着脱をCリングを溝に嵌合させるという1軸方向のみ
の接続で、前記電気接点の1軸コネクタと同じように、
人の手で簡単に着脱を行えるようにしていたので、前記
外枠と駆動ユニットの嵌合接続では、当然、接続強度が
弱く、シャフトの押し込み力量が少しでも外枠と駆動ユ
ニットとの着脱力量を超えてしまうと外枠が駆動ユニッ
トから外れて超音波検査が不可能になるという問題があ
った。
【0012】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、超音波プローブにアウターシースを被覆した状態
で、超音波プローブを駆動ユニット内の進退又は回転及
び進退可能な駆動部に接続する際、又は駆動ユニットの
固定部にアウターシースを接続する際に、超音波プロー
ブとアウターシースとを駆動ユニット内のそれぞれのコ
ネクタに簡単かつ一度に着脱が可能で、一度取り付ける
と少なくとも挿入軸方向である進退方向へのコネクタ抜
けが発生せず、超音波プローブとアウターシースとが駆
動ユニットに接続される前は進退方向に対して一体で、
駆動ユニットに取り付けた状態では進退方向に相対的な
移動が可能な超音波診断装置を提供することを目的にし
ている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の超音波診断装置
は、可撓性シャフトの先端側に超音波振動子を配し後端
側にプローブコネクタを設けた超音波プローブと、この
超音波プローブの可撓性シャフトを覆うアウターシース
と、このアウターシースの後端側に設けられるアウター
シース用コネクタと、前記アウターシース用コネクタと
接続される固定コネクタ及び前記プローブコネクタと接
続される駆動コネクタを有する駆動ユニットとを有し、
前記アウターシースで覆われた超音波振動子を進退走
査、又は、回転及び進退走査して超音波診断装置であっ
て、前記プローブコネクタと前記駆動コネクタとの接
続、前記アウターシース用コネクタと前記固定コネクタ
との接続、前記プローブコネクタと前記アウターシース
用コネクタとの接続を着脱可能にする進退及び回転から
なる2軸操作機構を備え、前記各々の2軸操作機構にお
ける回転軸を全て同軸に配し、前記各々の2軸操作機構
は、その回転操作によって各コネクタ間の軸方向の相対
移動を付勢する付勢部材及び2軸操作完了時にその回転
方向を保持する保持機構と、前記プローブコネクタと前
記駆動コネクタ及び前記アウターシース用コネクタと前
記固定コネクタの装着操作によって、前記プローブコネ
クタと前記アウターシース用コネクタとの回転方向の保
持状態を解除するとともに、軸方向の相対移動の付勢を
解除する解除機構とを有している。
【0014】この構成によれば、駆動ユニット内の同軸
に構成されている駆動コネクタ及び固定コネクタに、超
音波プローブとアウターシースとを取り付ける前、ま
ず、超音波プローブのプローブコネクタとアウターシー
スのアウターシース用コネクタとを進退及び回転の2軸
操作により、軸方向の相対移動を付勢しながら回転方向
を保持して、プローブコネクタとアウターシース用コネ
クタとを同軸、かつ一体な状態にする。
【0015】次に、同軸かつ一体な状態のプローブコネ
クタとアウターシース用コネクタとを駆動ユニットの駆
動コネクタと固定コネクタとに取りつける。このとき、
それぞれのコネクタどうしを進退及び回転の2軸操作に
よって軸方向の相対移動を付勢しながら回転方向を保持
して取り付ける。この操作に連動して、先に取りつけて
おいたプローブコネクタとアウターシース用コネクタと
の回転方向の保持及び軸方向の相対移動の付勢が解除さ
れて、アウターシース及びアウターシース用コネクタの
中で、超音波プローブが進退可能になる。
【0016】次いで、駆動ユニット内の駆動コネクタは
進退又は進退及び回転駆動を行う駆動部に接続されてい
ることにより、この駆動部で発生された駆動力を駆動コ
ネクタを介してプローブコネクタに伝達し、アウターシ
ースの中で超音波プローブを進退又は進退及び回転させ
て超音波走査を行う。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1ないし図18は本発明の第1
実施形態に係り、図1は超音波診断装置の全体構成を示
す説明図、図2は超音波プローブの概略構成を示す図、
図3は超音波プローブの先端部の構成を説明する拡大
図、図4は超音波プローブのプローブコネクタの構造を
詳細に説明する断面図、図5はアウターシースの概略構
成を示す図、図6はアウターシース用コネクタの構成を
示す説明図、図7は図6に示した各線部における断面
図、図8は接続リングの構成を示す説明図、図9は駆動
ユニットの内部構成を説明する図、図10は駆動ユニッ
トのコネクタ部と接続ユニットとの詳細を示す説明図、
図11はアウターシース内への超音波伝達媒体の注入を
説明する図、図12及び図13は超音波プローブとアウ
ターシース用コネクタとの接続を説明する図、図14及
び図15は超音波プローブが接続された状態のアウター
シース用コネクタとアウターシースとの接続を説明する
図、図16は超音波プローブとアウターシースとアウタ
ーシース用コネクタとが一体の状態での駆動ユニットへ
の取り付けを説明する図、図17は超音波プローブとア
ウターシースとアウターシース用コネクタとが一体の状
態での駆動ユニットへの取り付け時における、アウター
シース用コネクタの接続リングと、駆動ユニット内の案
内ピン及び案内筒と、超音波プローブのコネクタ固定保
持ピン及び駆動ユニット固定凸部との位置関係を説明す
る図、図18は超音波診断装置の動作状態を説明する図
である。
【0018】図1に示すように本実施形態の超音波診断
装置100は、超音波プローブ1と、アウターシース2
と、アウターシース用コネクタ3と、超音波断層像を得
るために信号処理を行う観測装置4,この観測装置4で
処理された信号から画像信号を生成する画像処理装置
5,この画像処理装置5で生成された画像信号を超音波
画像として表示するモニタ6及び駆動ユニット7を先端
部に設けた支持アーム8を載置したカート9とで主に構
成されている。
【0019】前記超音波プローブ1、前記アウターシー
ス2、前記アウターシース用コネクタ3とはそれぞれ着
脱自在に構成されており、これらを組み付けた状態で、
支持アーム8に固定されている駆動ユニット7に着脱自
在な構成になっている。
【0020】前記駆動ユニット7からは蛇管10が延出
しており、この蛇管10の基端部側で二股に分かれ、二
股に分かれたそれぞれの端部には第1コネクタ10a及
び第2コネクタ10bが設けられている。前記第1コネ
クタ10aは、超音波信号を制御する観測装置4に電気
的に接続され、第2コネクタ10bは駆動ユニット7の
駆動の制御及び画像処理を行う画像処理装置5に電気的
に接続されるようになっている。なお、これら観測装置
4と画像処理装置5とは背面パネル側の図示しない信号
ケーブルを介して電気的に接続されている。また、画像
処理装置5とモニタ6とも背面パネル側の図示しない信
号ケーブルを介して電気的に接続されている。
【0021】図2に示すように超音波プローブ1は、図
示しない超音波振動子を備えた超音波振動子部を有する
先端部11と、この先端部11に連設する細長なフレキ
シブルシャフト(図3の符号16)を備えた挿入部12
と、この挿入部12の手元側端部に設けられ前記駆動ユ
ニット7と接続されるプローブコネクタ13と、このプ
ローブコネクタ13と前記挿入部12との間に配置され
る硬質パイプ14とで主に構成されている。なお、前記
挿入部12はポリエチレン等の超音波透過性の良い材質
からなるシース15で被覆される構成であり、このシー
ス15に対して前記フレキシブルシャフトが回転自在に
構成されている。
【0022】図3に示すように超音波プローブ1の先端
部11は、挿入部12を構成するフレキシブルシャフト
16の先端に設けられている金属製のハウジング17
と、このハウジング17に接着剤で一体的に接着固定さ
れている圧電素子、電極、音響レンズ、バッキング材等
で構成された超音波振動子部である振動子ユニット18
とで構成され、前記シース15で覆われた先端部11及
び挿入部12内には水などの超音波伝達媒体19が封入
されている。なお、前記シース15の先端部は半球形状
の封止部15aとして形成されている。
【0023】また、前記ハウジング17に固定されてい
る振動子ユニット18には同軸ケーブル(不図示)が接
続されていて、この同軸ケーブルは前記振動子ユニット
18から延出して前記ハウジング17及びフレキシブル
シャフト16内の中空部分を挿通して前記プローブコネ
クタ13に延在している。
【0024】さらに、前記振動子ユニット18の長手軸
方向に対する中心位置から一定の距離離れたフレキシブ
ルシャフト16の外周には2箇所、外径寸法がシース1
5の内径寸法より僅かに小径で例えば黒色に着色された
リング21a,21bが外嵌固定されている。このリン
グ21a,21bの配置される位置は、前記振動子ユニ
ット18が前記駆動ユニット7の駆動によって軸方向に
移動する距離及びその半分の距離であり、本実施形態に
おいては前記振動子ユニット18が長手軸方向に40m
m移動するので、振動子ユニット18の中心位置から2
0mmの位置と40mmの位置とにリング21a,21
bを配置している。このことにより、超音波プローブ1
の進退移動範囲が内視鏡画像で視認可能であり、超音波
検査がスムーズに行える。
【0025】なお、本実施形態においてリング21a,
21bの色を黒色としているが、赤色や青色など視認性
の良好な色であればよい。また、リング21aとリング
21bとを同じ色としているが、リング21aとリング
21bとを異なる色で着色してもよい。さらに、前記シ
ース15は、先端から少なくともリング21a,21b
が位置する部分までは、前記リング21a,21bを視
認することが可能な程度の透明度を有し、かつ、振動子
ユニット18が配置されている部分においては他の部分
の肉厚に比べて薄肉に構成して超音波透過性を向上させ
る構成を施している。
【0026】図4を参照してプローブコネクタ13につ
いて説明する。図4(a)はプローブコネクタの構成を
示す断面図、図4(b)は図4(a)のA−A断面図で
ある。同図(a)に示すように前記超音波プローブ1の
プローブコネクタ13は、外装部31を形成する樹脂製
の第1のカバー31a及び第2のカバー31bと、この
外装部31の内部に配置される中心軸上の内孔を有する
略パイプ形状の口金32と、この口金32と螺合によっ
て一体的になる略筒状の固定リング33と、この固定リ
ング33の基端部及び前記口金32の基端部の外周面側
に配置されてこの口金32の基端面より突出するパイプ
形状の回転保護パイプ34と、この回転保護パイプ34
内に配置されて回転駆動力を伝達する回転コネクタユニ
ット35とで主に構成されている。
【0027】前記シース15内を挿通するフレキシブル
シャフト16の後端部は、前記第1のカバー31a及び
固定リング33の中心軸上に形成されている貫通孔を介
して前記口金32の内孔内に挿通配置されており、この
内孔内において硬質シャフト36の一端部に連結固定さ
れている。この硬質シャフト36の他端部は、前記回転
コネクタユニット35の先端側に連結固定されており、
この硬質シャフト36の中途部は前記口金32の基端部
に配置されているベアリング37によって回転自在に保
持されている。
【0028】また、前記口金32にはこの口金32の側
周面側から内孔に連通する連通孔38が設けられてお
り、この連通孔38を介して超音波伝達媒体19がシー
ス15内に注入されるようになっている。このため、前
記ベアリング37より先端側の内孔内に位置する硬質シ
ャフト36には、前記超音波伝達媒体19がこの硬質シ
ャフト36と口金32との間から漏れ出るのを防止する
2つのOリング29,29が配置されている。なお、前
記連通孔38を介して超音波伝達媒体19を注入した
後、前記連通孔38は封止栓39によって封止されるよ
うになっている。
【0029】前記フレキシブルシャフト16を覆ってい
るシース15の後端部は、前記口金32の先端側細径部
32aの外周に固定されるようになっている。つまり、
この先端側細径部32aの外周にシース15を配置し、
このシース15の外周側に弾性を有するゴムや樹脂部材
で形成したリング状の弾性リング41を配設し、この弾
性リング41を前記固定リング33を口金32に螺合固
定していくことによって押しつぶしていくことにより、
前記弾性リング41が中心軸に対して直交する方向に膨
張変形してシース15を口金32の外周面に押圧固定し
ている。
【0030】前記回転コネクタユニット35の後端面か
らは、同軸ピン42及びこの同軸ピン42の同心円上に
配置された回転トルク伝達ピン43が突設している。前
記振動子ユニット18から延出してフレキシブルシャフ
ト16内を挿通してこのプローブコネクタ13内に延在
している信号ケーブル44は、前記回転コネクタユニッ
ト35内でマッチングコイル(不図示)を介して前記同
軸ピン42に電気的に接続されている。
【0031】同図(b)に示すように前記第1カバー3
1aにはコネクタ固定保持ピン47が接着固定されてい
る。このコネクタ固定保持ピン47の先端面には断面形
状が円錐形の凹部47aが形成されている。このコネク
タ固定保持ピン47は、前記第2カバー31bの後端部
側周面に一体的に形成されている駆動ユニット固定凸部
48との回転方向の角度が90゜になる位置に設けられ
ている。
【0032】なお、前記回転保護パイプ34は、前記口
金32にビス45によって一体的に固定されている。ま
た、前記第1カバー31aの貫通孔の先端部内周面には
前記硬質パイプ14が長手軸方向に移動するのを防止す
るためのストッパー部46が設けてあり、前記硬質パイ
プ14の後端部を径方向に拡開させて前記ストッパー部
46の内径寸法より大きく形成して、前記ストッパー部
46によってこの拡開した部分を軸方向に付勢させて長
手軸方向に移動するのを防止している。
【0033】図5を参照してアウターシースについて説
明する。図5(a)はアウターシースの全体図、図5
(b)はアウターシースの接続部の構成を説明する断面
図である。図6(a),(b)に示すようにアウターシ
ース2は、細長な挿入部22と、前記アウターシース用
コネクタ3との接続部23とから主に構成されている。
前記挿入部22の先端部には半球形状の封止部24aが
設けられ、この封止部24aから可撓性を有し、超音波
透過性の良い材質で形成した薄肉のシース24が延出し
ている。このシース24の内径寸法は、前記超音波プロ
ーブ1の先端部11及び挿入部12の外径寸法よりも大
径に形成されて、前記超音波プローブ1の先端部11及
び挿入部12を前記シース24内にスムーズに挿入され
るようになっている。一方、前記シース24の手元側に
は口金25を介して注射器テーパ雄部26が接続されて
いる。すなわち、前記接続部23は、この口金25と注
射器テーパ雄部26とで構成されている。
【0034】図6及び図7を参照してアウターシース用
コネクタの構成を説明する。図6(a)はアウターシー
ス用コネクタの上面図、図6(b)はアウターシース用
コネクタの長手軸方向断面図、図6(c)は図6(a)
の指標部を矢印側から見たときの展開図、図7(a)は
図6(b)のA−O−O′−A断面図、図7(b)は図
6(b)のB−B断面図、図7(c)は図6(b)のC
−C断面図、図7(d)は図6(b)のD−D断面図、
図7(e)は図6(b)のE−E断面図、図7(f)は
接続リングの構成を説明する図である。
【0035】図6(a),(b)に示すようにアウター
シース用コネクタ3は、先端側から順に、前記アウター
シース2の接続部23を構成する注射器テーパ雄部26
と接続される注射器テーパ雌部51、この注射器テーパ
雌部51の基端部が一体的に外嵌固定される長手中心軸
方向の貫通孔を有する口金受け52、この口金受け52
の後端部に配置される細長なパイプ形状のコネクタ本体
53、このコネクタ本体53の後端部に外嵌されてビス
56によってこのコネクタ本体53に一体的に固定され
る手元側に把持性を向上させる溝部57を円周上に複数
設けた略パイプ状のグリップ部54と、このグリップ部
54の内孔に係入され前記超音波プローブ1の固定及び
駆動ユニット7への固定を行う接続リング55とで構成
されている。なお、図7(b)に示すようにグリップ部
54は、2本のビス56でコネクタ本体53に固定され
ている。また、図7(d)に示すように前記グリップ部
54と接続リング55とは2本のビス58で一体的に固
定されている。
【0036】図6(a),(c)に示すように前記グリ
ップ部54の溝部57より手元側にはこのアウターシー
ス用コネクタ3を駆動ユニット7に取り付ける際の目印
となる指標部59が設けられている。この指標部59
は、中心線上に設けられた円形形状の第1の指標部59
aと、この第1の指標部59aより90゜回転した位置
に設けた前記第1の指標部59aと同様に円形形状の第
2の指標部59bと、この第2の指標部59bと第1の
指標部59aの間に周方向に細長に形成された第3の指
標部59cとで構成されている。
【0037】また、前記コネクタ本体53の内孔先端部
には前記超音波プローブ1の硬質パイプ14の外径寸法
より僅かに大きな内径寸法で形成されている金属パイプ
61が接着固定されていて、このコネクタ本体53より
先端側に突出して前記口金受け52の貫通孔内に延在し
ている。そして、この口金受け52の貫通孔内後端部に
はこの口金受け52の内周面と前記金属パイプ61の外
周面とのシールを行うOリング62が配置されている。
【0038】さらに、前記口金受け52の後端部には前
記コネクタ本体53の外周面に移動自在に配置される略
パイプ状のスライダ63の先端部が配置されている。こ
のスライダ63には図6(a)に示すように平面部63
a及びその軸方向に細長なスライド溝63bが設けられ
ている。
【0039】図6(b)及び図7(a)に示すように前
記コネクタ本体53の先端部外周面には中心軸に直交す
る方向に、円柱状で外周面に雄ネジを形成したポスト6
4が突出するように設けられており、このポスト64が
前記スライダ63のスライド溝63bを介して突出して
いる。そして、このスライド溝63bより突出したポス
ト64の雄ネジとツマミ65に設けた雌ネジとを螺合さ
せてこのツマミ65で前記スライダ63を押圧すること
によって、このスライダ63とコネクタ本体53とが一
体的に固定される構成になっている。すなわち、前記ツ
マミ65を緩めたり、締め付けたりすることによって、
スライダ63をコネクタ本体53の長手方向にスライド
溝63bの長さ分だけ移動させて図6(b)の下側断面
図に示すように先端側に延出させた状態で固定すること
も可能であり、前記金属パイプ61のコネクタ本体53
からの突出長は前記スライダ63が最先端側まで移動し
た状態で、前記口金受け52と金属パイプ61との水密
状態を保てる長さに設定してある。また、前記コネクタ
本体53の中途部外周面にはこのコネクタ本体53の内
孔に連通する透孔53aが設けてあり、この透孔53a
には注射器テーパ雄部形状を有する圧力開放用のクチガ
ネ66がネジ固定されている。
【0040】なお、符号67は、前記コネクタ本体53
の内孔の手元側端部に配置されるOリングであり、この
Oリング67の内径寸法は前記超音波プローブ1の硬質
パイプ14の外径寸法より僅かに小さな内径寸法に設定
されている。
【0041】また、図7(c)に示すようにグリップ部
54の先端側外周面からはグリップ部54の中心を通る
基線に対して60°傾いた位置にプランジャー68が突
設しており、このプランジャー68にはカバー69が固
定されている。このプランジャー68のグリップ中心か
らの高さはプランジャー68のボール部分68aが超音
波プローブ1のプローブコネクタ13に設けた前記コネ
クタ固定保持ピン47の凹部47aに係入する高さ寸法
に設定されている。
【0042】図7(e),(f)に示すように接続リン
グ55の中間部には板ばね70がビス71により固定さ
れている。この板ばね70の側面は、円弧状に形成され
て、この接続リング55の肉厚内に収まるように形成さ
れている。また、正面はコの字状に形成され図7(c)
で示した接続リング55の内径は超音波プローブ1の第
1カバー31aの外径に嵌合する径寸法に設定されてい
る。なお、前記注射器テーパ雌部51、口金受け52、
スライダ63、金属パイプ61、コネクタ本体53、グ
リップ部54、接続リング55はすべて同軸上に設けら
れている。
【0043】図8を参照して接続リングの構成を説明す
る。図8(a)は接続リングの上面図、図8(b)は接
続リングの側面図、図8(c)は案内溝の中心線を基準
にした接続リングの展開図である。
【0044】同図(a),(c)に示すように接続リン
グ55の外周面の一部には手元側端が開口した長手軸方
向に延びる案内溝72が略全長に渡って設けられてい
る。また、同図(c)に示すように手元側端部の一部に
は切り欠き部73が設けてある。さらに、この案内溝7
2の先端付近には案内溝72の基線に直交して図中下側
方向に向かうプローブ用案内溝74が形成してある。
【0045】前記プローブ用案内溝74の終端部は、前
記基線から−60゜点(図中基線から下側方向に60度
傾いた点という意味)に形成されている。このプローブ
用案内溝74は、−60゜点近傍では前記プローブコネ
クタ13の第1カバー31aに設けたコネクタ固定保持
ピン47の外径寸法より僅かに幅広な溝であり、−50
゜点位置までこの幅で連続して形成されている。そし
て、この−50゜点位置から基線側に向かうにしたがっ
て、溝の幅は連続的に広がるように形成されている。
【0046】一方、前記案内溝72の中間位置付近には
案内溝72の基線に直交して図中上側方向に向かう駆動
ユニット用案内溝75が形成してある。この駆動ユニッ
ト用案内溝75の終端部は、前記基線から+90゜点
(図中基線から上側方向に90度傾いた点という意味)
位置に設けてある。そして、前記案内溝72の手元側端
部付近には、案内溝72の中心線を基線として+30゜
点位置に指標としての貫通穴76が設けてある。
【0047】図9に示すように駆動ユニット7は、上下
2つに分解可能な第1カバー81aと、第2カバー81
bとで構成されており、前記第2カバー81bの底部に
はベース部材82が設けてある。このベース部材82に
は支持台83が固定され、この支持台83に前記アウタ
ーシース用コネクタ3との機械的な接続を行う固定コネ
クタであるコネクタ部84が取り付いている。このコネ
クタ部84の手元側同軸上には前記超音波プローブ1の
プローブコネクタ13に接続される接続ユニット85が
配設されている。この接続ユニット85の手元側にはラ
ジアルモータ、エンコーダ、スリップリング、ラジアル
回転制御回路、超音波信号増幅回路等を有するラジアル
駆動ユニット86が配設され、前記信号ケーブル44を
内在したフレキシブルシャフト87を介して前記接続ユ
ニット85に接続されている。
【0048】また、前記接続ユニット85及びラジアル
駆動ユニット86は、リニアベース88に固定されてい
る。このリニアベース88は、リニアガイド89、ボー
ルネジ90によって固定されている。このため、前記リ
ニアベース88は、リニアガイド89に沿って前後方向
(図中に示す左右方向)にスライド可能になっている。
【0049】さらに、前記ボールネジ90の一端は、こ
のボールネジ90を回転可能に支持するサポートユニッ
ト91、第1プーリ92a,第2プーリ92b、ベルト
93を介してステッピングモータ94に接続されてい
る。
【0050】なお、前記サポートユニット91及び前記
ステッピングモータ94はそれぞれベース部材82に固
定されている。また、ラジアル駆動ユニット86、ステ
ッピングモータ94から延出する図示しない信号ケーブ
ルは信号コネクタ(不図示)を介して蛇管10へ導かれ
ている。
【0051】図10を参照して駆動ユニット7のコネク
タ部84と接続ユニット85との詳細を説明する。 図
10(a)はコネクタ部及び接続ユニットの詳細な構成
を示す説明図、図10(b)は案内筒をB方向から見た
ときの図、図10(c)はL字溝の構成を説明する図で
ある。
【0052】同図(a)に示すように前記コネクタ部8
4は、円筒形状の部材で形成されており、その内径寸法
は前記アウターシース用コネクタ3の接続リング55の
外径寸法に嵌合するように構成されている。また、コネ
クタ部84の先端部には中心軸方向に向かって突出する
案内ピン84aが固定されている。この案内ピン84a
の突出部の外径寸法は、前記超音波プローブ1の第1カ
バー31aに設けられているコネクタ固定保持ピン47
の外径寸法と略同径である。さらに、このコネクタ部8
4の手元側端にはレバー95がこのコネクタ部84の軸
周りに対して回転可能に取り付いている。このレバー9
5の一端は、コネクタ部84の内径部内に突出し、他端
側には図示しない検知スイッチ及び接続ユニット85を
長手軸方向に保持/保持解除を行う機械的な機構(不図
示)に接触している。
【0053】一方、前記接続ユニット85は、先端部に
駆動コネクタである案内筒85aを有し、この案内筒8
5aが前記コネクタ部84に対して同軸に配設されてい
る。前記案内筒85aの手元側にはこの案内筒85aと
同軸上に同軸ピン雌部85b及びこの同軸ピン雌部85
bの同心円上に位置する回転伝達ピン85cが配設され
ており、前記案内筒85aに対して回転可能になってい
る。
【0054】なお、前記案内筒85aの手元側外周面の
一部には切り欠きが設けてあり、この切り欠きに板ばね
96が設けてあり、この板ばね96に接触するように超
音波プローブを検知するための検知スイッチ97が設け
てある。
【0055】なお、同図(b)に示すように案内筒85
aの外周面の一部には先端を開口した駆動ユニット固定
凸部48の案内溝になるL字溝98が設けてある。この
L字溝98の手元側部の折曲部98aは前記案内筒85
aの中心線より展開した同図(c)に示すようにL字溝
98の開口部分から長手軸方向に延びる一点鎖線が、3
0゜回転した位置となるように前記折曲部98aが形成
されており、折曲部98aの終端部98b近傍の実線部
分が0゜に設定されている。
【0056】以下に、本実施形態で超音波走査を行うた
めの前記超音波プローブ1、アウターシース2、アウタ
ーシース用コネクタ3の接続方法と、この3つを接続し
た状態での駆動ユニット7への接続方法及び各コネクタ
間の関係、超音波走査時の動作を説明する。 (1)図11を参照してアウターシース2への超音波伝
達媒体19の注入について説明する。図11(a)はア
ウターシースと注水チューブとの関係を示す説明図、図
11(b)は注水チューブを介して超音波伝達媒体を注
入している状態を示す図、図11(c)はアウターシー
ス内に超音波伝達媒体が充満した状態を示す図、図11
(d)は注水チューブをアウターシースから抜去した状
態を示す図である。
【0057】まず、同図(a)に示すように注水チュー
ブ99の先端をアウターシース2の注射器テーパ雄部2
6の開口部より挿入していく。そして、同図(b)に示
すように前記注水チューブ99の先端がアウターシース
2の先端封止部近傍に位置するまで挿入していく。
【0058】次に、同図(b)に示した状態で前記注水
チューブ99の後端に超音波伝達媒体19を満たしたシ
リンジ(不図示)を接続し、注水チューブ99を介して
前記アウターシース2内に超音波伝達媒体19を注入し
ていく。そして、しばらく注入を続けることによって同
図(c)に示すように注射器テーパ雄部26の開口部よ
り超音波伝達媒体19が溢れ始める。このとき点で一旦
前記シリンジによる注水を停止する。
【0059】次いで、前記注水チューブ99をアウター
シース2内から徐々に抜去していく。このとき、前記注
水チューブ99が引き抜かれていくことにより、このア
ウターシース2内の超音波伝達媒体19が不足してくる
ので、この不足分を補いながら同図(d)に示すように
注水チューブ99をアウターシース2から完全に抜去す
る。このことによって、アウターシース内への超音波伝
達媒体19の注入が終了する。
【0060】(2)図12及び図13を参照して超音波
プローブ1とアウターシース用コネクタ3との接続につ
いて説明する。図12(a)は超音波プローブとアウタ
ーシース用コネクタとの関係を示す図、図12(b)は
挿入部がアウターシース用コネクタの先端部から突出し
た状態を示す図、図12(c)はアウターシース用コネ
クタ内に挿入部全体を略挿入し終え、プローブコネクタ
をアウターシース用コネクタに接続する状態を示す図、
図13(a)はプローブコネクタをアウターシース用コ
ネクタに接続した状態を示す図、図13(b)は図13
(a)のE−E断面図、図13(c)はプローブコネク
タをアウターシース用コネクタに保持する状態を示す
図、図13(d)は図13(c)のF−F断面図であ
る。
【0061】まず、図12(a)に示すように超音波プ
ローブ1の挿入部12の先端部11をアウターシース用
コネクタ3の手元側開口より挿入していく。すると、同
図(b)に示すように超音波プローブ1の先端部11
が、前記アウターシース用コネクタ3の先端に位置する
注射器テーパ雌部51より突出する。そして、このアウ
ターシース用コネクタ3の先端より突出した超音波プロ
ーブ1の先端部11を把持して挿入部12を引き込んで
いく。
【0062】次に、前記超音波プローブ1の挿入部12
を引き込み続けると、前記超音波プローブ1の挿入部基
端側に設けた硬質パイプ14がアウターシース用コネク
タ3の内部に設けられているOリング67内に配置され
ることによって引張抵抗が増大する。このとき点で超音
波プローブ1の先端部を引っ張ることを停止する。そし
て、同図(c)に示すように前記超音波プローブ1のプ
ローブコネクタ13を把持して、アウターシース用コネ
クタ3の接続リング55に設けられている案内溝72
に、前記プローブコネクタ13の第1カバー31aに設
けてあるコネクタ固定保持ピン47とを一致させ、前記
プローブコネクタ13をアウターシース用コネクタ3の
接続リング55内に挿入していく。
【0063】次いで、図13(a),(b)に示すよう
に前記コネクタ固定保持ピン47を案内溝72に沿わせ
た状態で、前記プローブコネクタ13を前記接続リング
55内に挿入していく。すると、コネクタ固定保持ピン
47がプローブ用案内溝74近傍に配置される。
【0064】ここで、同図(c),(d)に示すように
プローブコネクタ13を半時計周りに60゜回転させ
る。すると、前記コネクタ固定保持ピン47は接続リン
グ55に設けられているプローブ用案内溝74に沿って
移動し、半時計周りに60゜回転した時点でプランジャ
ー68の先端部に設けられているボール部分68aがコ
ネクタ固定保持ピン47の凹部47aにクリック感を持
って嵌まり込んで固定される。この固定時、前記プロー
ブコネクタ13に設けた駆動ユニット固定凸部48と接
続リング55に設けた貫通穴76とが一致している。
【0065】(3)図14及び図15を参照して超音波
プローブ1が接続された状態のアウターシース用コネク
タ3とアウターシース2との接続について説明する。図
14(a)はアウターシース用コネクタに接続されてい
る超音波プローブの挿入部をアウターシースに挿入する
初期状態を示す図、図14(b)はアウターシースをア
ウターシース用コネクタに接続する状態を示す図、図1
4(c)は図14(b)の先端部の状態を示す拡大図、
図15(a)は超音波プローブが接続された状態のアウ
ターシース用コネクタとアウターシースとを完全に一体
にする過程を示す図、図15(b)は図15(a)のア
ウターシース用コネクタとアウターシースとを完全に一
体したときの先端部の状態を示す拡大図である。
【0066】まず、図14(a)に示すようにアウター
シース用コネクタ3に設けられているツマミ65を緩め
た状態にする。そして、注射器テーパ雌部51が最先端
位置になるようにスライダ63をスライドさせ、この状
態で再びツマミ65を締め付けて固定する。そして、超
音波伝達媒体19が充満している状態のアウターシース
2の接続部23を構成する注射器テーパ雄部26を前記
超音波プローブ1の挿入部12の先端部11に挿入して
いく。
【0067】次に、同図(b)に示すようにアウターシ
ース2の接続部23を超音波プローブ1の挿入部12に
沿ってアウターシース用コネクタ3の注射器テーパ雌部
51近傍まで挿入した後、前記接続部23の注射器テー
パ雄部26を注射器テーパ雌部51内に挿入して、時計
周りにねじって、前記接続部23とアウターシース用コ
ネクタ3に一体的に取り付ける。このとき、同図(c)
に示すようにアウターシース2先端の封止部24aと、
超音波プローブ1の先端部11の封止部15aとの間に
は図の矢印Gで示すクリアランスがある。
【0068】次いで、前記接続部23の注射器テーパ雄
部26と前記アウターシース用コネクタ3の注射器テー
パ雌部51とを一体的に取り付けた状態で、図15
(a)に示すようにアウターシース用コネクタ3のツマ
ミ65を緩め、スライダ63を手元側に移動させること
によって注射器テーパ雌部51を手元側に移動させてい
く。そして、前記スライダ63が前記図6に示したよう
にグリップ部54近傍に配置されたとき再びツマミ65
を締め付けて固定する。このことによって、前記注射器
テーパ雌部51が手元側に移動して、同図(b)に示す
ようにアウターシース2の先端の封止部24aと、超音
波プローブ1の先端部11の封止部15aとのクリアラ
ンスが矢印gに示すように僅かに空く位(本実施形態で
は1mm程度)になる。
【0069】(4)図16を参照して超音波プローブ1
とアウターシース2とアウターシース用コネクタ3とが
一体の状態での駆動ユニット7への取り付けを説明す
る。図16(a)は一体的に構成されたアウターシース
用コネクタを駆動ユニットに装着する準備状態を示す
図、図16(b)はアウターシース用コネクタを駆動ユ
ニットに挿入した状態を示す図、図16(c)はアウタ
ーシース用コネクタを駆動ユニットに装着した状態を示
す図である。まず、同図(a)に示すように駆動ユニッ
ト7の第1カバー81aに設けられている指標77と、
アウターシース用コネクタ3のグリップ部54に設けら
れている第1の指標部59aとを略一致させ、駆動ユニ
ット7のコネクタ部84に取り付けられている案内ピン
84aをアウターシース用コネクタ3の接続リング55
の案内溝72に係入させた状態にして、アウターシース
用コネクタ3を駆動ユニット7に差し込んでいく。
【0070】次に、アウターシース用コネクタ3が駆動
ユニット7の所定位置まで差し込まれると、すなわち同
図(b)に示すように挿入状態になると、超音波プロー
ブ1のプローブコネクタ13の同軸ピン42と駆動ユニ
ット7内のコネクタ部84の同軸ピン雌部85bとが電
気的に接続される。この状態で、同図(c)に示すよう
にアウターシース用コネクタ3を時計周りに90゜回転
させると、前記駆動ユニット7の指標77とアウターシ
ース用コネクタ3の指標部59bとが一致して保持状態
になる。
【0071】ここで、前記図16(a),(b),
(c)を参照して説明した超音波プローブ1とアウター
シース2とアウターシース用コネクタ3とが一体の状態
での駆動ユニット7への取り付け時におけるアウターシ
ース用コネクタ3の接続リング55(板ばね70)と、
駆動ユニット7内の案内ピン84a及び案内筒85a
と、超音波プローブ1のコネクタ固定保持ピン47及び
駆動ユニット固定凸部48との位置関係を図17の展開
図で説明する。なお、図17(a)は図16(a)に対
応し、図17(b)は図16(b)に対応し、図17
(e)は図16(c)にそれぞれ対応し、図17
(c),(d)は図16(b)の状態から図16(c)
状態へ移行する過程を示すものである。
【0072】まず、図16(a)に示した状態における
関係を説明する。図17(a)に示すようにこのとき、
超音波プローブ1のコネクタ固定保持ピン47が接続リ
ング55のプローブ用案内溝74に係入した状態になっ
ているのでアウターシース用コネクタ3と超音波プロー
ブ1は一体的に移動する。つまり、接続リング55、板
ばね70、コネクタ固定保持ピン47、駆動ユニット固
定凸部48が一体的に移動する。一方、駆動ユニット7
内の案内ピン84aと案内筒85aとの相対位置関係及
び絶対位置は不変である。そして、前記駆動ユニット固
定凸部48は、案内筒85aに設けたL字溝98に配置
され、接続リング55に設けた案内溝72に案内ピン8
4aが配置された状態で徐々に差し込まれていく。
【0073】次に、図16(b)に示した状態における
関係を説明する。図17(b)に示すようにこのとき、
駆動ユニット固定凸部48は、L字溝98内の折曲部9
8a近傍に案内されるとともに、案内ピン84aは案内
溝72内の駆動ユニット用案内溝75の開始位置の開口
近傍に案内された状態で軸方向への移動が停止してい
る。このとき、超音波プローブ内の同軸ピン42が駆動
ユニット7内の同軸ピン雌部85bに係入して電気的に
接続された状態になる。そして、この状態で、アウター
シース用コネクタ3を時計周りに90゜回転させる次い
で、図16(b)に示した状態から図16(c)に示し
た状態に移行する過程を30度刻みに説明する。
【0074】a)アウターシース用コネクタ3が時計周
りに30゜回転した状態のとき、図17(c)に示すよ
うにこのとき、駆動ユニット固定凸部48は、L字溝9
8の折曲部98aを終端部98bまで案内されることに
より、この駆動ユニット固定凸部48を有するプローブ
コネクタ13の回転及び軸方向への移動が規制される。
一方、案内ピン84aは、駆動ユニット用案内溝75の
中途部まで案内される。
【0075】b)アウターシース用コネクタ3が時計周
りに60゜回転した状態のとき、図17(d)に示すよ
うにこのとき、駆動ユニット固定凸部48が終端部98
ちびに到達して回転が止められたため、アウターシース
用コネクタ3内のプランジャー68によって、保持され
ていたコネクタ固定保持ピン47の保持状態が解除され
て、前記プローブ用案内溝74の中を案内溝72方向に
向かって回転を開始する一方、前記案内ピン84aは駆
動ユニット用案内溝75のさらに中へと案内されてい
く。
【0076】c)図16(c)に示したアウターシース
用コネクタ3が時計周りに90゜回転した状態における
関係を説明する。図17(e)に示すように前記コネク
タ固定保持ピン47は、案内溝72に案内された状態に
なって、この案内溝72に沿って軸方向への移動が自由
な状態になる一方、前記案内ピン84aは板ばね70に
よって軸方向及び回転方向への動きが規制された状態で
保持される。
【0077】ここで、上述した接続部の関係を説明す
る。なお、プローブコネクタ13と案内筒85aとの接
続をA、アウターシース用コネクタ3とコネクタ部84
との接続をB、プローブコネクタ13とアウターシース
用コネクタ3との接続をCとする。
【0078】このとき、 1)Cは着脱自在な関係である。 2)A,B,Cの各接続方法は、すべて軸方向に挿入し
た後、回転させている。 3)A,B,Cの接続時における回転動作は全て同軸で
ある。 4)各接続の際の回転時の回転方向は、A及びBについ
ては右回転であり、Cについては左回転である。すなわ
ち、Cのみ逆回転になっている。 5)各接続の際の回転時の回転角度は、Aは30゜であ
り、Bは90゜であり、Cは60゜である。そして、B
=A+Cの関係になっている。 6)各接続関係において、回転動作終了時における保持
機構は、Aの接続においては特に保持機構を持たない。
B及びCの接続においてはそれぞれ板ばねによる保持機
構、プランジャーによる保持機構を有する。
【0079】したがって、プローブコネクタ13と駆動
コネクタである案内筒85a、アウターシース用コネク
タ3と固定コネクタであるコネクタ部84、及びプロー
ブコネクタ13とアウターシース用コネクタ3の各々
は、軸方向への進退及び回転からなる2軸操作機構によ
って着脱が可能である。また、前記各々の2軸操作機構
は、その回転操作によって各コネクタ間の軸方向の相対
移動を付勢する付勢部材及び2軸操作の終了時にその回
転方向を保持する保持機構を有している。さらに、前記
各々の2軸操作機構における回転軸は、全て同軸に配さ
れている。又、前記2軸操作機構は、プローブコネクタ
13と駆動コネクタである案内筒85a及びアウターシ
ース用コネクタ3と固定コネクタであるコネクタ部84
の装着操作によって、プローブコネクタ13とアウター
シース用コネクタ3の回転方向の保持状態を解除し、か
つ軸方向の相対移動の付勢状態を解除する解除機構を有
している。
【0080】上述のように構成した超音波診断装置10
0の作用を説明する。図18を参照して超音波走査時の
動作を説明する。図18(a)は超音波プローブ、アウ
ターシース、アウターシース用コネクタを駆動ユニット
に取り付けて超音波走査を開始する直前の状態を示す
図、図18(b)は超音波走査を行っている状態で軸方
向に最大移動させた状態を示す図である。
【0081】超音波プローブ1及びアウターシース用コ
ネクタ3を駆動ユニット7へ接続したとき、図18
(a)に示すように駆動ユニット7内の同軸ピン雌部8
5bには超音波プローブ1内の同軸ピン42が係入して
電気的に接続された状態であり、前記駆動ユニット7内
の回転伝達ピン85cが超音波プローブ1内の回転トル
ク伝達ピン43に接触している。また、超音波プローブ
1の第2カバー31bの手元側端によって、駆動ユニッ
ト7内の板ばね96が押されて、検知スイッチ97がO
N状態になることによって超音波プローブ1が接続状態
であることが認識されている。このことにより、駆動ユ
ニット7内のラジアル駆動ユニット86がラジアル回転
可能になる。
【0082】このとき、超音波プローブ1の駆動ユニッ
ト固定凸部48が駆動ユニット7の案内筒85aに設け
たL字溝98の折曲部98aの終端部98bに位置して
いるため、超音波プローブ1は駆動ユニット内の接続ユ
ニット85と一体的に移動する。一方、アウターシース
用コネクタ3の接続リング55に設けた切り欠き部73
によって、駆動ユニット7への保持時、接続リング55
の回転とともにレバー95も回転し、これに接続されて
いる検知スイッチをON状態にするとともに、接続ユニ
ット85の軸方向への機械的保持機構が解除されて、ス
テッピングモータ94が回転可能になり、接続ユニット
85が軸方向に移動可能になる。このとき、アウターシ
ース用コネクタ3は案内ピン84aと板ばね70によっ
て、回転方向及び軸方向に保持されている。
【0083】(1)超音波ラジアル走査時について説明
する。ラジアル走査時、画像処理装置5からの回転信号
に基づき、駆動ユニット7のラジアル駆動ユニット86
内のモータ、エンコーダが回転する。このモータの回転
は、駆動ユニット7内ではフレキシブルシャフト87、
回転伝達ピン85cに伝達され、超音波プローブ1内で
は、回転トルク伝達ピン43、回転コネクタユニット3
5、硬質シャフト36、フレキシブルシャフト16、ハ
ウジング17を介して振動子ユニット18へ伝達され
る。
【0084】一方、前記エンコーダの回転信号によっ
て、本実施形態においては1回転中512個のパルスが
発生し、このタイミングで観測装置4より超音波を発生
するための電気信号が発生する。この電気信号は、駆動
ユニット7内ではラジアル駆動ユニット86、フレキシ
ブルシャフト87内の信号ケーブル、同軸ピン85bに
伝達され、超音波プローブ1内では、同軸ピン42、回
転コネクタユニット35、信号ケーブル44を介して振
動子ユニット18へ伝達され、この振動子ユニット18
で超音波信号に変換されて、1回転中に512本の超音
波走査線をラジアル方向に放出する。また、反射エコー
は、振動子ユニット18で電気信号に変換し、送信時と
は逆の経路で観測装置4に送られ、画像処理装置5で処
理後、モニタ6にBモードのリニア画像が表示される。
【0085】(2)超音波スパイラル走査時について説
明する。スパイラル操作時、回転に関しては上記超音波
ラジアル走査時と同様に行れる。このラジアル駆動ユニ
ット86内のエンコーダは、1回転中に512個のパル
スの他に1回転中に1回のパルスを発生する。このパル
スのタイミングで駆動ユニット7内のステッピングモー
タ94が一定角度回転する。この回転は、駆動ユニット
内で、第2プーリ92b、ベルト93、第1プーリ92
a、サポートユニット91、ボールネジ90に伝達さ
れ、このボールネジ90で軸方向の進退運動に変換した
後、リニアガイド89、接続ユニット85、同軸ピン雌
部85bに伝達される。そして、超音波プローブ1内で
はこの進退運動が、同軸ピン42、回転コネクタユニッ
ト35、硬質シャフト36、フレキシブルシャフト1
6、ハウジング17を介して振動子ユニット18へ伝達
される。また、駆動ユニット7内の進退運動は、案内筒
85aへも伝達される。この進退運動は、超音波プロー
ブ1内で、駆動ユニット固定凸部48、第1カバー31
a,第2カバー31b、硬質パイプ14、シース15を
介してシース15先端に伝達される。このことにより、
振動子ユニット18は、シース15の中で回転しなが
ら、アウターシース2の中でシース15とともに進退運
動を行う。すなわち、同図(a)はスパイラル走査の開
始位置であり、同図(b)はスパイラル走査の終了位置
である。また、上述の走査で得られた超音波のデータ
は、観測装置4を経由して画像処理装置5へ送られ、画
像処理後、モニタ6へBモードのラジアル画像及びリニ
ア画像として同時に表示されたり、3次元的に表示され
る。
【0086】なお、図18(b)のスパイラル走査終了
位置から、スパイラル走査開始位置へ戻る際には、ステ
ッピングモータ94を逆回転させることによって行う。
このとき、接続リング55の内径と超音波プローブ1の
挿入部12の外径との間には大きなクリアランスがある
が、この部分は硬質パイプ14になっているため超音波
プローブ1がスパイラル走査開始位置に戻る間に挿入部
12が座屈することが防止されている。このとき、超音
波画像の取り込みはおこなわれないようになっているた
め、スパイラル走査開始位置まで戻るスピードを高速に
している。また、図18(b)に示すスパイラル走査終
了位置においても、硬質パイプ14とOリング67との
水密状態が保持されている。
【0087】(3)超音波リニア走査時について説明す
る。超音波リニア走査時には駆動ユニット7内のラジア
ル駆動ユニット86のモータの回転は止めて、ステッピ
ングモータ94のみを回転させて進退運動を行う。この
とき、エンコーダの回転も止まるため、画像処理装置5
からのステッピングモータ94の回転信号とともに、観
測装置4へ超音波信号の発生信号を送る。
【0088】このようにして、一定ピッチで取り込まれ
た超音波データは、観測装置4を経由して画像処理装置
5に送信され、画像処理後、モニタ6にBモードのリニ
ア画像が表示される。
【0089】このように、プローブコネクタと駆動コネ
クタ、アウターシース用コネクタと固定コネクタ、及び
プローブコネクタとアウターシース用コネクタの各々を
着脱自在にすることによって、超音波プローブ、アウタ
ーシース、及び駆動ユニットの取扱いが簡単に行うこと
ができる。このことによって、洗浄・消毒等の作業性が
向上する。
【0090】また、それぞれのコネクタ間の構造を、一
方のコネクタは、一部が開口し進退方向及びそれに連続
する円周方向のL字状溝を有した円筒状の部材、他方の
コネクタは前記溝に案内される径方向に延びる凸部材を
有して構成されているため、取り付けの際の進退及び回
転動作によって、凸部材は円周方向の溝の中に案内さ
れ、凸部材は溝の壁で軸方向の移動が規制されるので、
1軸操作によるコネクタに比べ、軸方向に対する接続強
度が大幅に増大させることができる。このことによっ
て、超音波走査中のコネクタの外れがなくなる。
【0091】さらに、アウターシース用コネクタに設け
たプローブコネクタ接続用の円周方向の溝の回転方向
を、その他のコネクタに設けた円周方向の溝の回転方向
に対して逆方向に形成したため、超音波プローブとアウ
ターシース用コネクタとに取り付けた状態で駆動ユニッ
トに進退及び回転動作で取り付けた際、超音波プローブ
をアウターシース用コネクタの中で進退可能な状態にす
ることができる。このことによって、駆動ユニットへの
取り付けが1度で行えるので作業性が向上する。これら
のことから、超音波プローブと、アウターシースを駆動
ユニット内のそれぞれのコネクタに簡単かつ一度に着脱
が可能になる。また、超音波プローブと、アウターシー
スとは駆動ユニットに接続する前は挿入軸方向に対して
一体で、駆動ユニットに取り付けると挿入軸方向に移動
可能になる。さらに、一度取り付けると、少なくとも挿
入軸方向へのコネクタ抜けが発生しない。
【0092】なお、超音波ビームの透過部分を薄肉にし
たため、アウターシースによる超音波の減衰が極力押さ
えられる。また、アウターシースとアウターシース用コ
ネクタとを着脱自在にしたため、アウターシースの交換
を容易に行うことができるとともに、接続部の構成を注
射器テーパで行うため接続を簡単にすることができるさ
らに、アウターシース用コネクタにプローブ接続時の指
標及び駆動ユニットへ取り付ける際の指標を設けたた
め、この指標を基準にして作業を簡単かつ確実に行うこ
とができる。又、アウターシース用コネクタに位置調整
機構を設けたため、アウターシースとプローブとの先端
クリアランスを極力短くして挿入性を向上させることが
できる。さらにまた、アウターシース用コネクタに圧力
開放用のクチガネを設けたことにより、アウターシース
の中で、超音波プローブが進退する際に圧力変化が起き
ず、スムーズな進退動作を可能にして良好な断層像を得
ることができる。
【0093】図19ないし図25は本発明の第2実施形
態に係り、図19はアウターシース用コネクタの他の構
成を示す説明図、図20は図19のアウターシース用コ
ネクタの構成を詳細に説明する断面図、図21は接続リ
ングの構成を示す説明図、図22はコネクタ部及び接続
ユニットの詳細な構成を示す説明図、図23はコネクタ
部の構成を示す説明図、図24は超音波プローブとアウ
ターシースとアウターシース用コネクタとが一体の状態
での駆動ユニットへの取り付け時におけるアウターシー
ス用コネクタの接続リング、保持ピン、駆動ユニット内
の案内ピン、案内筒、コネクタ部及び超音波プローブの
コネクタ固定保持ピン、駆動ユニット固定凸部の位置関
係を説明する図、図25は保持ボタンユニットの作用を
示す説明する図である。なお、本実施形態においてはア
ウターシース用コネクタと駆動ユニットとの接続におけ
る保持機構の構成が異なっている。その他の構成は前記
第1実施形態と同様であり、同部材には同符合を付して
説明を省略する。
【0094】図19及び図20を参照して本実施形態の
アウターシース用コネクタの構成を説明する。図19は
アウターシース用コネクタの外観図、図20(a)は図
19のA−A断面図、図20(b)は図20(a)のB
−B断面図、図20(c)は図20(a)のC−C断面
図、図20(d)は図20(a)のD−D断面図であ
る。
【0095】図19及び図20(a)に示すように本実
施形態のアウターシース用コネクタ3Aの後端部分は、
細長なパイプ形状のコネクタ本体53と、このコネクタ
本体53の後端部に外嵌されてビス56によってコネク
タ本体53に一体的に固定される手元側に把持性を向上
させる溝部57を円周上に複数設けた略パイプ状のグリ
ップ部101と、このグリップ部101の内孔に係入さ
れ前記超音波プローブ1の固定及び駆動ユニットへの固
定を行う接続リング102とで構成されている。なお、
図20(d)に示すようにグリップ部101は、2本の
ビス56でコネクタ本体53に固定されている。また、
図20(c)に示すように前記接続リング102は、2
つのビス58でグリップ部101と一体的に固定されて
いる。
【0096】同図(c)に示すように前記グリップ部1
01の先端側外周面からはグリップ部54の中心を通る
基線に対して60°傾いた位置にプランジャー68が突
設しており、このプランジャー68にはカバー69が固
定されている。そして、同図(b)に示すようにグリッ
プ部101の手元側にはグリップ部101の中心を通る
基線に対して半時計周りに60°傾いた位置には保持ボ
タンユニット103が設けてある。
【0097】同図(b)に示すように前記保持ボタンユ
ニット103は、グリップ部101に設けたザグリ穴に
貫通孔を備えた筒状の保持パイプ104を固定し、この
保持パイプ104の内孔にこの開口径に嵌合する円柱状
の保持ボタン105が挿入されている。この保持ボタン
105の中心には雌ネジ部が形成されており、この雌ネ
ジ部に保持ピン106が螺合している。
【0098】この保持ピン106は、円柱状の部材で2
段の外径部107a,107bが設けてあり、外径部1
07bの外径寸法が外径部107aの外径寸法よりも約
2倍程度太く形成されている。また、前記保持ボタン1
05と前記保持パイプ104との間には圧縮バネ108
が配置されており、前記保持ボタン105を外周外側方
向に突出させるように付勢している。
【0099】このとき、前記保持ピン106の外径部1
07bは、グリップ部101と接続リング102とのク
リアランス部分109に突出しているが、前記保持ボタ
ン105を保持パイプ104の底面に突き当てまで押し
込んだときには前記保持ピン106の外径部107bが
接続リング102の肉厚部分の中に隠れて、前記クリア
ランス部分109には外径部107aが位置するように
なっている。
【0100】図21を参照して接続リング102の構成
を説明する。図21(a)は接続リングの上面図、図2
1(b)は案内溝の中心線を基準にした接続リングの展
開図である。図21(a),(b)に示すように接続リ
ング102の外周面の一部には手元側端が開口した案内
溝110が略全長に渡って設けられており、手元側端の
一部には切り欠き部73が設けられている。また、この
案内溝110の先端付近には案内溝110の基線に直交
して図中下側方向に向かうプローブ用案内溝111が形
成してある。このプローブ用案内溝111の終端部は前
記基線から−60゜点(図中基線から下側方向に60度
傾いた点という意味)位置に設けてある。このプローブ
用案内溝111は、−60゜点近傍では前記プローブコ
ネクタ13の第1カバー31aに設けたコネクタ固定保
持ピン47の外径寸法より僅かに幅広な溝であり、−5
0゜点位置までこの幅で連続して形成されている。そし
て、この−50゜点位置から基線側に向かうにしたがっ
て、溝の幅は連続的に広がるように形成されている。
【0101】また、前記案内溝110の中間位置付近に
は案内溝110の基線に直交して図中上側方向に向かう
駆動ユニット用案内溝112が形成してある。この駆動
ユニット用案内溝112の終端部は前記基線から+90
゜点(図中基線から上側方向に90度傾いた点という意
味)位置に設けてある。この駆動ユニット用案内溝11
2は、+90゜点近傍では駆動ユニット7に設けられて
いる案内ピン84aの外径寸法より僅かに幅広な溝であ
り、+50゜点位置までこの幅で連続して形成されてい
る。また、+50゜点位置から基線側に向かうにしたが
って、溝の幅は連続的に広がるように形成されている。
そして、図20(b)の保持ピン106に対応する位置
には貫通穴113が設けてある。この貫通穴113の径
寸法は前記保持ピン106の外径部107bが嵌合する
径寸法である。なお、この貫通穴113の中心位置は、
前記案内溝110の中心線を基線にして+60゜点位置
に形成されている。
【0102】図22及び図23を参照して駆動ユニット
7Aの構成を説明する。図22はコネクタ部及び接続ユ
ニットの詳細な構成を示す説明図、図23(a)はコネ
クタ部の上面図、図23(b)は中心線を基準にしたコ
ネクタ部の展開図である。図22に示すように本実施形
態の駆動ユニット7Aは、接続ユニット85の構成に関
しては前記第1実施形態と同様であるが、アウターシー
ス用コネクタ3Aの接続リング102の案内溝110に
係入する案内ピン84aを備えたコネクタ部114の構
成が異なるものである。
【0103】図23(a),(b)に示すようにコネク
タ部114には前記第1実施形態と同様に案内ピン84
aが取り付けられており、この案内ピン84aの中心を
通過する基線に対して、+60゜点位置を中心にして保
持ピン106の案内溝となるL字溝115が形成されて
いる。このL字溝115の溝幅寸法は、前記保持ピン1
06の外径部107aの外径寸法より大きくかつ外径部
107bより小さく設定されている。
【0104】このL字溝115は、中心線と平行にある
距離だけ直進した後、この中心線に対して直角に基線方
向に折れ曲がった折曲部115aを備え、長穴終端部1
15bを基線から−30゜点位置に設けている。この長
穴終端部115bにおいては長穴形状であり、この長穴
の幅寸法は保持ピン106の外径部107bより僅かに
大きな幅寸法に設定されている。また、+60°点位置
から+20゜点位置にいくにしたがって溝幅寸法は連続
的に狭く形成されており、+20゜点位置から長穴に至
るまでの溝幅寸法は前記保持ピン106の外径部107
aより僅かに大きな幅寸法で形成されている。さらに、
前記案内ピン84aの中心位置116とL字溝115に
おける折曲部115aの中心位置117との軸方向及び
回転方向の位置関係は、前記接続リング102の貫通穴
113の中心位置と、案内溝110から駆動ユニット用
案内溝112へ移行する基線位置との関係と全く同じに
なっている。
【0105】図24を参照して超音波プローブ1とアウ
ターシース2とアウターシース用コネクタ3とが一体の
状態での駆動ユニット7への取り付け時におけるアウタ
ーシース用コネクタ3Aの接続リング102、保持ピン
106、駆動ユニット7内の案内ピン84a、案内筒8
5a、コネクタ部114、及び超音波プローブ1のコネ
クタ固定保持ピン47、駆動ユニット固定凸部48の位
置関係を説明する。なお、本実施形態では超音波走査を
行う前の準備段階としての超音波プローブ1、アウター
シース2、アウターシース用コネクタ3Aの接続及び超
音波走査時の動作は前記第1実施形態と同様であり、駆
動ユニット7Aへの接続方法も概略は同じであるが、駆
動ユニット7Aとアウターシース用コネクタ3Aとの保
持機構が異なるため、この異なる部分について説明す
る。
【0106】図24(a)は一体的に構成されたアウタ
ーシース用コネクタを駆動ユニットに装着する前の状態
を説明する図、図24(b)はアウターシース用コネク
タを駆動ユニットに挿入した状態を説明する図、図24
(c),(d)は図24(b)の状態から図24(c)
の状態へ移行する過程を示す説明図、図24(e)はア
ウターシース用コネクタを駆動ユニットに装着した状態
を説明する図である。
【0107】(1)駆動ユニット7Aへの装着する前の
状態を説明する。図24(a)に示すようにこのとき、
アウターシース用コネクタ3と超音波プローブ1は一体
的に移動する。つまり、接続リング102、保持ピン1
06、コネクタ固定保持ピン47、駆動ユニット固定凸
部48は一体的に移動する。一方、駆動ユニット7A内
の案内ピン84a、案内筒85a、コネクタ部114
は、相対位置関係及び絶対位置は不変である。そして、
駆動ユニット固定凸部48は案内筒85aに設けたL字
溝98に向かい、接続リング102に設けた案内溝11
0は案内ピン84aに向かい、保持ピン106はコネク
タ部114に設けたL字溝115に向かって差し込まれ
ていく。
【0108】(2)駆動ユニット7Aへ挿入された状態
を説明する。図24(b)に示すように挿入時には保持
ボタンユニット103の保持ボタン105を押した状態
で差し込む。このとき、駆動ユニット固定凸部48はL
字溝98内に案内されており、溝110の溝内には案内
ピン84aが案内され、保持ピン106の外径部107
aがL字溝115へ案内される。また、案内溝110内
の駆動ユニット用案内溝112の開始位置に案内ピン8
4aが案内された時点で、軸方向への移動は止まる。こ
のとき、超音波プローブ内の同軸ピン42と駆動ユニッ
ト7A内の同軸ピン雌部85bが電気的に接続された状
態になる。また、この状態では保持ボタン105を押さ
ない状態にする。
【0109】(3)アウターシース用コネクタ3Aを時
計周りに30゜回転させたときについて説明する。図2
4(c)に示すようにこのとき、駆動ユニット固定凸部
48はL字溝98の折曲部98aの終端部98bに配置
され、ここで回転及び軸方向への移動が規制される。一
方、案内ピン84aは、駆動ユニット用案内溝112へ
案内され、保持ピンの外径部107aは長穴終端部11
5bに向かって案内される。
【0110】(4)アウターシース用コネクタ3Aを時
計周りに60゜回転させたときについて説明する。図2
4(d)に示すようにこのとき、駆動ユニット固定凸部
48の回転が規制されているため、アウターシース用コ
ネクタ3A内のプランジャー68によって、仮保持され
ていたコネクタ固定保持ピン47の保持が解除され、プ
ローブ用案内溝111の中を案内溝110方向に向かっ
て回転を開始する。一方、案内ピン84aは駆動ユニッ
ト用案内溝112の奥方向へ更に案内され、同様に保持
ピンの外径部107aは長穴終端部115bに向かって
更に案内される。
【0111】(5)アウターシース用コネクタ3Aを時
計周りに90゜回転させたとき(駆動ユニットへの接続
完了時)について説明する。
【0112】図24(e)に示すようにこのとき、コネ
クタ固定保持ピン47は案内溝110に案内され、この
案内溝110に沿って、軸方向への移動が自由な状態に
なる。一方、案内ピン84aは駆動ユニット用案内溝1
12の終点に案内される。更に保持ピンの外径部107
aは長穴終端部115bに案内され、圧縮バネ108に
よってこの長穴終端部115b内に保持ピンの外径部1
07bが嵌まり込む。これによって、軸方向及び回転方
向への移動が規制される。
【0113】図25を参照して保持ボタンユニットの作
用を説明する。図25(a)は、駆動ユニットへ差し込
んだ状態を説明する断面図、図25(b)に駆動ユニッ
トへの接続完了時の状態を説明する断面図である。
【0114】図25(a)に示すように駆動ユニット7
Aへの差込時にはコネクタ部114に設けたL字溝11
5の幅が保持ピン106の外径部107bより小さいた
め、この外径部107bが嵌まり込むことはないが、同
図(b)に示すように駆動ユニット7Aへの接続完了時
にはL字溝115の溝幅が外径部107bより大きくな
るため、圧縮バネ108によって、自動的に溝幅内に外
径部107bが嵌まり込み軸方向及び回転方向への移動
を規制した状態になる。なお、取り外すときには保持ボ
タン105を押し込んだ状態にして回転可能にした後、
取り付け時とは逆の動作で取り外す。
【0115】このように、保持機構を保持ボタンユニッ
トを設ける構成にしたことにより、第1実施形態と同様
の作用及び効果に加えて、駆動ユニットとアウターシー
ス用コネクタとの保持を、板ばねではなく、硬質部品同
士の突き当てになるため、耐性が大幅に向上するので保
持を確実に行うことができる。また、保持時のトルクも
板ばねに比較すると軽い力量で行うことができる。
【0116】図26ないし図33は本発明の第3実施形
態に係り、図26はアウターシース用コネクタの別の構
成を示す説明図、図27は図26のアウターシース用コ
ネクタの構成を詳細に説明する断面図、図28はK案内
リングの構成を説明する図、図29はP案内リングの構
成を説明する図、図30スライダの構成を説明する図、
図31は超音波プローブとアウターシース用コネクタと
の着脱を説明する図、図32及び図33は超音波プロー
ブ装着後のアウターシース用コネクタが駆動ユニットに
接続されるまでの過程を説明する図である。なお、本実
施形態においてはアウターシース用コネクタと駆動ユニ
ットとの接続における保持機構の構成が異なっている。
その他の構成は上述した実施形態と同様であり、同部材
には同符合を付して説明を省略する。
【0117】図26及び図27を参照してアウターシー
ス用コネクタの構成を説明する。図26はアウターシー
ス用コネクタの長手方向一部断面を含む説明図、図27
(a)は図26のA−A断面図、図27(b)は図26
のB−B断面図、図27(c)は図26のC−C断面
図、図27(d)は図26のD−D断面図である。
【0118】図26に示すように本実施形態のアウター
シース用コネクタ3Bを構成する細長なパイプ形状のコ
ネクタ本体53の後端部にはビス56でグリップ部11
8を構成する第1グリップ118aが外嵌固定され、こ
の第1グリップ118aの手元側には第2グリップ11
8bが連結されている。前記第1グリップ118aには
把持性を向上させる溝部57が円周上に複数設けられて
いる。
【0119】前記第1グリップ118aの内径部には駆
動ユニット7の案内を行うK案内リング120が嵌合
し、図27(c)に示すように2つのビス119aで一
体的に固定されている。このK案内リング120の内径
部には超音波プローブ1の案内を行うP案内リング12
1が嵌合し、図27(d)に示すように2つのビス11
9bで一体的に固定されている。
【0120】また、前記K案内リング120と前記P案
内リング121には固定部より先端側にクリアランスが
設けられており、このクリアランス部分に駆動ユニット
7と超音波プローブ1との着脱を行うためのスライダ1
23が挿入されており、図27(a),(b)に示すよ
うに前記P案内リング121の最小外径部122に嵌合
している。そして、前記スライダ123の中間位置の1
2時方向には丸棒状のレバー124が前記P案内リング
121に螺合していて、このレバー124の先端にはカ
バー125が固定されており、このカバー125が前記
グリップ118a,118bの外周面より突出するよう
に配置されている。
【0121】前記レバー124には外周方向に突出した
嵌合部126が設けてあり、この嵌合部126の外径に
嵌合する幅の嵌合溝127がK案内リング120に形成
されている。
【0122】図27(a)に示すように前記K案内リン
グ120の先端にはパイプ状で底面部128を有する蓋
129が3つのビス119cで固定されていて、この内
部には一端が蓋129の底面部128に接し、他端がス
ライダ123に接する圧縮バネ130が配置されてい
る。そして、図26に示すようにレバー124は、圧縮
バネ130の付勢を受けながら、軸方向に矢印に示す範
囲だけ移動可能である。
【0123】図28を参照してK案内リングの構成を説
明する。図28(a)は接続リングの上面図、図28
(b)は接続リングの側面図、図28(c)は案内溝の
中心線を基準にした接続リングの展開図である。
【0124】図28(a),(b),(c)に示すよう
にK案内リング120の外周面の一部には手元側端が開
口した案内溝131が略中間位置まで形成されており、
手元側端の一部には切り欠き部73が設けられている。
この案内溝131には前記案内溝131の中心線である
基線に直交して図中上側方向に向かって+90゜点位置
に達する駆動ユニット用案内溝132が設けてある。こ
の駆動ユニット用案内溝132は+90゜の位置では駆
動ユニット7に設けた案内ピン84aの外径より僅かに
幅広な溝で、+75゜点位置まで連続している。そし
て、+75゜点位置から基線方向に向かって+45゜点
位置までは溝幅が連続的に幅広になって、+45゜点位
置から基線まではこの幅広な状態が連続している。
【0125】図29を参照してP案内リングの構成を説
明する。図29(a)は上面外観図、図29(b)は案
内溝の中心線を基線とした展開図である。
【0126】図29(a),(b)に示すようにP案内
リング121外周面の一部には手元側端が開口した案内
溝133が略長手方向の全長に渡って設けられている。
この案内溝133の先端付近には案内溝133の中心線
である基線に直交して図中下側方向に向かって−60゜
点位置まで達するプローブ用案内溝134が設けてあ
る。このプローブ用案内溝134は、−60゜点位置で
はプローブコネクタ13に設けたコネクタ固定保持ピン
47の外径より僅かに幅広な溝で、−50゜点位置まで
連続している。また、このプローブ用案内溝134は、
−50゜点位置から基線に向かうにしたがって溝幅が連
続的に幅広になるように形成されている。なお、このP
案内リング121の案内溝133と前記K案内リング1
20の案内溝131の溝幅は同寸法に設定されている。
【0127】図30を参照してスライダの構成を説明す
る。図30(a)は上面外観図、図30(b)は図30
(a)の中心線を基線とした展開図である。
【0128】図30(a),(b)に示すようにスライ
ダ123の先端側にはプローブ固定溝135が設けられ
ており、このプローブ固定溝135には基線に直交して
図中下側方向に向かって−40゜点位置までなだらかな
斜面136が設けられ、−40゜点位置から−58゜点
位置にかけてストレート部137が設けられ、−60゜
点位置から−70°点位置までで設けられた保持部13
8とで構成されている。一方、このスライダ123の後
端部には駆動ユニット固定溝139が設けられており、
この駆動ユニット固定溝139は基線から+30゜点位
置にかけて設けられた斜面140と、+30゜点位置か
ら+88゜点位置にかけて設けられたストレート部14
1と、+90゜から+100°に設けられた保持部14
2とで構成されている。
【0129】本実施形態の作用は上述した実施形態に比
較して、超音波プローブ1とアウターシース用コネクタ
3Bとの着脱機構、及びアウターシース用コネクタ3B
と駆動ユニット7との着脱機構が異なる以外は同じであ
る。以下に2つの異なる部分の作用を示す。
【0130】(1)超音波プローブ1とアウターシース
用コネクタ3Bとの着脱について説明する。図31
(a)ないし(e)に超音波プローブ1がアウターシー
ス用コネクタ3Bに保持されるまでの過程を示す。この
とき、保持に関係する部品は、超音波プローブ1のコネ
クタ固定保持ピン47、アウターシース用コネクタ3B
のP案内リング121及びスライダ123であるため、
図31(a)ないし(e)ではこれらの部品の要部のみ
を抽出して展開図で示している。なお、取り付け時の操
作方法は前記第1実施形態と同様である。
【0131】図31(a)の超音波プローブ挿入時の図
に示すように、コネクタ固定保持ピン47は、P案内リ
ング121の案内溝133に案内されて挿入される。そ
して、図31(b)の超音波プローブ突き当たり時の図
に示すように、前記コネクタ固定保持ピン47がP案内
リング121の案内溝133の端部に突き当たり、これ
以上の挿入が不可能な状態になる。このとき、スライダ
123も共に先端側へ移動している。この状態で超音波
プローブ1を半時計周りに回転させる。すると、図31
(c)の超音波プローブの半時計周り回転開始時の図に
示すように、前記コネクタ固定保持ピン47は、P案内
リング121のプローブ用案内溝134に沿って回転す
る。このとき、圧縮バネ130の付勢力によって、前記
スライダ123は斜面136に沿って初期位置に戻ろう
とする。
【0132】次に、図31(d)の超音波プローブが半
時計周りに50゜回転した時の図に示すように、前記コ
ネクタ固定保持ピン47の軸方向の位置が略規制され
る。このとき、スライダ123もストレート部137で
あるため、特に軸方向の移動はない。
【0133】次いで、図31(e)の超音波プローブが
半時計周りに60゜回転したとき(接続完了時)の図に
示すように、前記コネクタ固定保持ピン47は、プロー
ブ用案内溝134の終端部に達して、これ以上半時計周
りへの回転が不可能な状態になる。一方、時計周り方向
にはスライダ123の保持部138が壁になるため、や
はり回転不可能な状態になる。この当然、軸方向への移
動も規制されている。このことによって、超音波プロー
ブ1とアウターシース用コネクタ3Bとの保持が完了す
る。
【0134】なお、超音波プローブ1をアウターシース
用コネクタ3Bから取り外す際には、前記第1グリップ
118aから突出しているレバー124をスライドさせ
ることによって、このスライダ123が保持部138か
ら外れるので、取り付け時と逆の手順で取り外すことが
可能である。
【0135】(2)超音波プローブ1を取り付けた状態
でのアウターシース用コネクタ3Bと駆動ユニット7と
の着脱について説明する。図32及び図33を参照して
超音波プローブ装着後のアウターシース用コネクタ3B
が駆動ユニット7に接続されるまでの過程を説明する。
なお、接続に関与する部品は、超音波プローブ1のコネ
クタ固定保持ピン47、駆動ユニット固定凸部48、ア
ウターシース用コネクタ3BのP案内リング121、K
案内リング120、スライダ123、駆動ユニット7の
案内ピン84a、案内筒85aであるため、これら部品
の要部のみを抽出して展開図で示している。なお、取り
付け時の操作方法は第1実施形態と同様である。
【0136】図32(a)の駆動ユニットへの挿入する
前の状態における図に示すようにこのとき、アウターシ
ース用コネクタ3Bと超音波プローブ1は一体的に移動
する。つまり、P案内リング121、K案内リング12
0、スライダ123、コネクタ固定保持ピン47、駆動
ユニット固定凸部48は一体的に移動する。一方、駆動
ユニット7内の案内ピン84a、案内筒85aは相対位
置関係及び絶対位置は不変である。そして、前記駆動ユ
ニット固定凸部48は案内筒85aに設けたL字溝98
に向かい、K案内リング120に設けた案内溝132は
案内ピン84aに向かって差し込まれていく。
【0137】そして、図32(b)の駆動ユニットへの
差込時の図に示すようにこのとき、前記駆動ユニット固
定凸部48はL字溝98内に案内され、案内溝131の
溝内には案内ピン84aが案内される。そして、案内溝
110内の駆動ユニット用案内溝112の開始位置に案
内ピン84aを案内されると、スライダ123は案内ピ
ン84aに押されて若干先端方向に移動するが、まだコ
ネクタ固定保持ピン47の保持は解除されない。なお、
このとき軸方向への移動は停止する。このとき、超音波
プローブ内の同軸ピン42と駆動ユニット7内の同軸ピ
ン雌部85bとが電気的に接続された状態になる。
【0138】次に、図33(a)のアウターシース用コ
ネクタ3Bを時計周り30゜回転させた時の図に示すよ
うにこのとき、前記駆動ユニット固定凸部48はL字溝
98の折曲部98aの終端部98bに配置されて回転及
び軸方向への移動が規制される。一方、案内ピン84a
は、駆動ユニット用案内溝132に案内され、スライダ
123は更に案内ピン84aに押されて最大移動する。
このとき、コネクタ固定保持ピン47の保持状態が解除
される。
【0139】次いで、図33(b)のアウターシース用
コネクタ3Bを時計周りに60゜回転させた時の図に示
すようにこのとき、前記駆動ユニット固定凸部48の回
転が規制され、コネクタ固定保持ピン47の保持は解除
されているため、このコネクタ固定保持ピン47がプロ
ーブ用案内溝134を案内溝133に向かって回転す
る。一方、前記案内ピン84aは、駆動ユニット用案内
溝132の中へ更に案内される。このとき、スライダ1
23の軸方向への移動はない。
【0140】図33(c)のアウターシース用コネクタ
3Bを時計周りに90゜回転(駆動ユニットへの接続完
了)させた時の図に示すようにこのとき、前記コネクタ
固定保持ピン47は案内溝133に案内される。このこ
とによって、この案内溝133に沿って軸方向への移動
が自由になる。一方、前記案内ピン84aは、駆動ユニ
ット用案内溝132の終点に案内されるとともに、スラ
イダ123の保持部142が嵌まり込む。このため、案
内ピン84aは、回転方向及び軸方向への動きを規制さ
れた状態になって、アウターシース用コネクタ3Bと駆
動ユニット7の接続を完了する。
【0141】なお、駆動ユニット7からアウターシース
用コネクタ3Bを取り外す際には第1グリップ118a
から突出しているレバー124をスライドさせることに
より、スライダ123の保持部143が外れ、取り付け
時と逆の手順で取り外しが可能になる。
【0142】このように、保持機構をレバーをスライド
させる構成にしたことにより、第1実施形態と同様の作
用及び効果に加えて、超音波プローブも確実にアウター
シース用コネクタに保持することができる。また、アウ
ターシース用コネクタと超音波プローブとの保持及びア
ウターシース用コネクタと駆動ユニットとの保持を2部
品の同じ部材で行えるため、部品点数の減少及び耐性の
向上を図ることができる。
【0143】なお、本発明は、以上述べた実施形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0144】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
【0145】(1)可撓性シャフトの先端側に超音波振
動子を配し後端側にプローブコネクタを設けた超音波プ
ローブと、この超音波プローブの可撓性シャフトを覆う
アウターシースと、このアウターシースの後端側に設け
られるアウターシース用コネクタと、前記アウターシー
ス用コネクタと接続される固定コネクタ及び前記プロー
ブコネクタと接続される駆動コネクタを有する駆動ユニ
ットとを有し、前記アウターシースで覆われた超音波振
動子を進退走査、又は、回転及び進退走査して超音波診
断装置において、前記プローブコネクタと前記駆動コネ
クタとの接続、前記アウターシース用コネクタと前記固
定コネクタとの接続、前記プローブコネクタと前記アウ
ターシース用コネクタとの接続を着脱可能にする進退及
び回転からなる2軸操作機構を備え、前記各々の2軸操
作機構における回転軸を全て同軸に配し、前記各々の2
軸操作機構は、その回転操作によって各コネクタ間の軸
方向の相対移動を付勢する付勢部材及び2軸操作完了時
にその回転方向を保持する保持機構と、前記プローブコ
ネクタと前記駆動コネクタ及び前記アウターシース用コ
ネクタと前記固定コネクタの装着操作によって、前記プ
ローブコネクタと前記アウターシース用コネクタとの回
転方向の保持状態を解除するとともに、軸方向の相対移
動の付勢を解除する解除機構とを有する超音波診断装
置。
【0146】(2)前記プローブコネクタと前記駆動コ
ネクタ、前記アウターシース用コネクタと前記固定コネ
クタ及び前記プローブコネクタと前記アウターシース用
コネクタの中で、少なくとも1組のコネクタ同士は、一
方のコネクタは一部が開口し、進退方向に延出する溝及
びこの溝に対して直角に折曲した溝とからなるL字状溝
を有する円筒状の部材で、他方のコネクタは前記溝に案
内される部材を有する付記1記載の超音波診断装置。
【0147】(3)前記アウターシース用コネクタと前
記固定コネクタ、前記プローブコネクタと前記アウター
シース用コネクタの2組は、一方のコネクタは一部が開
口し、進退方向に延出する溝及びこの溝に対して直角に
折曲した溝とからなるL字状溝を有する円筒状の部材
で、他方のコネクタは前記溝に案内される凸部材を有
し、前記2組のコネクタに形成した溝が円周方向の逆方
向に延びる付記1記載の超音波診断装置。
【0148】(4)前記プローブコネクタと前記駆動コ
ネクタ、前記アウターシース用コネクタと前記固定コネ
クタ及び前記プローブコネクタと前記アウターシース用
コネクタの中で、少なくとも1組のコネクタ同士は螺合
接続される構成である付記1記載の超音波診断装置。
【0149】(5)前記超音波プローブには回転受け及
び進退動作補強用の可撓性シースが被覆している付記1
記載の超音波診断装置。
【0150】(6)前記保持機構は、板ばね又はプラン
ジャーである付記1記載の超音波診断装置。
【0151】(7)前記保持機構は、L字状溝の終端部
に開口した穴と、この穴にはまり込む径を持つ段付きの
ピンであり、このピンはバネによって径方向に付勢され
ている付記1記載の超音波診断装置。
【0152】(8)前記保持機構はスライド部材であ
り、このスライド部材はバネによって進退方向に付勢さ
れている付記1記載の超音波診断装置。
【0153】(9)前記アウターシースは、アウターシ
ース用コネクタに対して着脱自在である付記1記載の超
音波診断装置。
【0154】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、超
音波プローブにアウターシースを被覆した状態で、超音
波プローブを駆動ユニット内の進退又は回転及び進退可
能な駆動部に接続する際、又は駆動ユニットの固定部に
アウターシースを接続する際に、超音波プローブとアウ
ターシースとを駆動ユニット内のそれぞれのコネクタに
簡単かつ一度に着脱が可能で、一度取り付けると少なく
とも挿入軸方向である進退方向へのコネクタ抜けが発生
せず、超音波プローブとアウターシースとが駆動ユニッ
トに接続される前は進退方向に対して一体で、駆動ユニ
ットに取り付けた状態では進退方向に相対的な移動が可
能な超音波診断装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図18は本発明の第1実施形態に係
り、図1は超音波診断装置の全体構成を示す説明図
【図2】超音波プローブの概略構成を示す図
【図3】超音波プローブの先端部の構成を説明する拡大
【図4】超音波プローブのプローブコネクタの構造を詳
細に説明する断面図
【図5】アウターシースの概略構成を示す図
【図6】アウターシース用コネクタの構成を示す説明図
【図7】図6に示した各線部における断面図
【図8】接続リングの構成を示す説明図
【図9】駆動ユニットの内部構成を説明する図
【図10】駆動ユニットのコネクタ部と接続ユニットと
の詳細を示す説明図
【図11】アウターシース内への超音波伝達媒体の注入
を説明する図
【図12】図12及び図13は超音波プローブとアウタ
ーシース用コネクタとの接続を説明する図であり、図1
2は挿入部をアウターシース用コネクタに対して挿入し
ている状態を示す図
【図13】アウターシース用コネクタに超音波プローブ
のプローブコネクタを接続している状態を示す図
【図14】図14及び図15は超音波プローブが接続さ
れた状態のアウターシース用コネクタとアウターシース
との接続を説明する図であり、図14は接続初期状態か
ら仮接続状態までを説明する図
【図15】仮接続状態から本接続状態への移行状態を説
明する図
【図16】超音波プローブとアウターシースとアウター
シース用コネクタとが一体の状態での駆動ユニットへの
取り付けを説明する図
【図17】超音波プローブとアウターシースとアウター
シース用コネクタとが一体の状態での駆動ユニットへの
取り付け時における、アウターシース用コネクタの接続
リングと、駆動ユニット内の案内ピン及び案内筒と、超
音波プローブのコネクタ固定保持ピン及び駆動ユニット
固定凸部との位置関係を説明する図
【図18】超音波診断装置の動作状態を説明する図
【図19】図19ないし図25は本発明の第2実施形態
に係り、図19はアウターシース用コネクタの他の構成
を示す説明図
【図20】図19のアウターシース用コネクタの構成を
詳細に説明する断面図内視鏡挿入部の先端部に、少なく
とも1つ以上の処置手段を有する内視鏡用モジュール
を、着脱手段を介して取付け可能である。
【図21】接続リングの構成を示す説明図
【図22】コネクタ部及び接続ユニットの詳細な構成を
示す説明図
【図23】コネクタ部の構成を示す説明図
【図24】超音波プローブとアウターシースとアウター
シース用コネクタとが一体の状態での駆動ユニットへの
取り付け時におけるアウターシース用コネクタの接続リ
ング、保持ピン、駆動ユニット内の案内ピン、案内筒、
コネクタ部及び超音波プローブのコネクタ固定保持ピ
ン、駆動ユニット固定凸部の位置関係を説明する図
【図25】保持ボタンユニットの作用を示す説明する図
【図26】図26ないし図33は本発明の第3実施形態
に係り、図26はアウターシース用コネクタの別の構成
を示す説明図
【図27】図26のアウターシース用コネクタの構成を
詳細に説明する断面図
【図28】K案内リングの構成を説明する図
【図29】P案内リングの構成を説明する図
【図30】スライダの構成を説明する図
【図31】超音波プローブとアウターシース用コネクタ
との着脱を説明する図
【図32】超音波プローブ装着後のアウターシース用コ
ネクタを駆動ユニットに挿入配置するまでの関係を説明
する図
【図33】超音波プローブ装着後のアウターシース用コ
ネクタを駆動ユニットに挿入配置して装着完了するまで
の関係を説明する図
【符号の説明】
1…超音波プローブ 3…アウターシース用コネクタ 7…駆動ユニット 13…プローブコネクタ 47…コネクタ固定保持ピン 48…駆動ユニット固定凸部 55…接続リング 72…案内溝 74…プローブ用案内溝 75…駆動ユニット用案内溝 84…コネクタ(固定コネクタ) 84a…案内ピン 85a…案内筒(駆動コネクタ) 98…L字溝 98a…折曲部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性シャフトの先端側に超音波振動子
    を配し後端側にプローブコネクタを設けた超音波プロー
    ブと、この超音波プローブの可撓性シャフトを覆うアウ
    ターシースと、このアウターシースの後端側に設けられ
    るアウターシース用コネクタと、前記アウターシース用
    コネクタと接続される固定コネクタ及び前記プローブコ
    ネクタと接続される駆動コネクタを有する駆動ユニット
    とを有し、 前記アウターシースで覆われた超音波振動子を進退走
    査、又は、回転及び進退走査して超音波診断装置におい
    て、 前記プローブコネクタと前記駆動コネクタとの接続、前
    記アウターシース用コネクタと前記固定コネクタとの接
    続、前記プローブコネクタと前記アウターシース用コネ
    クタとの接続を着脱可能にする進退及び回転からなる2
    軸操作機構を備え、 前記各々の2軸操作機構における回転軸を全て同軸に配
    し、 前記各々の2軸操作機構は、その回転操作によって各コ
    ネクタ間の軸方向の相対移動を付勢する付勢部材及び2
    軸操作完了時にその回転方向を保持する保持機構と、 前記プローブコネクタと前記駆動コネクタ及び前記アウ
    ターシース用コネクタと前記固定コネクタの装着操作に
    よって、前記プローブコネクタと前記アウターシース用
    コネクタとの回転方向の保持状態を解除するとともに、
    軸方向の相対移動の付勢を解除する解除機構と、 を有することを特徴とする超音波診断装置。
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