JPH01262755A - アイス用コーティングチョコレート - Google Patents

アイス用コーティングチョコレート

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Publication number
JPH01262755A
JPH01262755A JP63089674A JP8967488A JPH01262755A JP H01262755 A JPH01262755 A JP H01262755A JP 63089674 A JP63089674 A JP 63089674A JP 8967488 A JP8967488 A JP 8967488A JP H01262755 A JPH01262755 A JP H01262755A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fat
fatty acid
chocolate
ice cream
carbon atoms
Prior art date
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Pending
Application number
JP63089674A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Wada
和田 正稔
Toru Kajimura
梶村 徹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Adeka Corp
Original Assignee
Asahi Denka Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Asahi Denka Kogyo KK filed Critical Asahi Denka Kogyo KK
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Publication of JPH01262755A publication Critical patent/JPH01262755A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、カカオバターを多く含有し、カカオバターの
もっている食感、風味を活かし、且つ作業性が良好なア
イス用コーティングチョコレートに関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする!!!題)従
来のアイス用コーティングチョコレートの配合は、例え
ば、表1〔油脂Vo1.39. kl (1986)〕
に示すようなものであるが、カカオペターの量は全油脂
分中の約2.7%と非常にカカオ脂含量の低いものであ
り、そのためカカオ脂特有のバリンとした食感とカカオ
特有の風味に乏しいものであった。
表1 *パーム核オレイン 融点約25°C そのため近年、消費者の嗜好の向上に伴い、カカオバタ
〜を多く含有したアイス用コーティングチョコレートが
望まれる様になってきたが、カカオバターを多く含有す
るアイス用コーティングチョコレートは、30°Cでの
固型脂含量が多い為に粘度が高く、コーティング作業が
極めて困難であった。
一方、35°C以上でコーティングすれば粘度は低く、
作業性は良好だが、35°C以上ではアイスクリーム等
の被コーテイング物が溶けてしまうことが多く、アイス
用コーティングはどうしても30℃付近の温度で行う必
要がある。
そこで液状油やラウリン系油脂を配合することにより、
カカオバターの粘度を下げることが考えられたが1.液
状油を配合した場合、カカオバター特有のバリンとした
食感に乏しいものとなってしまう問題があった。また、
ラウリン系油脂を配合すると保存期間中にラウリン系油
脂特有の加水分解臭(石鹸具)が発生し、風味の悪いも
のとなり商品価値を失ってしまう問題があった。
従って、本発明の目的は、カカオバターを多く含有し、
カカオバターのもっている食感、風味が良好であり、且
つコーティング作業性の良好なアイス用コーティングチ
ョコレートを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意研究した
結果、カカオバターを多く含有するアイス用コーティン
グチョコレートに、炭素原子数22の脂肪酸残基を含有
する油脂を配合した場合に、カカオバターのもっている
食感、風味を損なうことなく、且つ30°Cでのコーテ
ィング作業性が良好であるという結果を得、本発明に到
達したちのである 即ち、本発明のアイス用コーティングチョコレートは、
油脂分中にカカオバク−を10〜70重景%含有し、油
脂分中の構成脂肪酸残基中、炭素原子数22の脂肪酸残
基が2〜90重量%のものである。
以下、本発明のアイス用コーティングチョコレートにつ
いて詳述する。
本発明のアイス用コーティングチョコレートは、油脂分
中にカカオバターを10〜70重量%、好ましくは15
〜60重量%を含有するものである。
カカオバターが10重量%未満では、カカオバターのも
っている食感、風味に乏しいものとなり、また、70重
量%を超え、ると30°Cでの固型脂が多すぎて粘度が
高く、コーティングが困難になる。
本発明のアイス用コーティングチョコレートは、油脂分
中の構成脂肪酸残基中、炭素原子数22の脂肪酸残基を
2〜90重量%、好ましくは2〜55重量%含有する。
油脂分中の構成脂肪酸残基中、炭素原子数22の脂肪酸
残基が2重量%未満であると30°Cでの粘度が高くコ
ーティング作業が困難となり、また炭素原子数22の脂
肪酸残基が90重量%を超えると原料油を得る為に、エ
ステル交換や分別等の?J[雑な工程が必要になる。
この炭素原子数22の脂肪酸残基は、概ね、油脂分中の
炭素原子数22の脂肪酸残基合量が多くなるほど炭素原
子数22の不飽和脂肪酸残基合量を多くすることが好ま
しく、具体的には、油脂のSFCが5°Cで65以上、
10°Cで60〜75.15°Cで45〜55.20゛
Cで20〜30.25°Cで10以下、30゛Cで5以
下の範囲であるように適宜調整することが好ましい。
上記炭素原子数22の脂肪酸残基を与える為に使用する
ことが好ましい油脂としては、例えば各種魚油、ナタネ
油、及びこれらの微水添油、硬化油、極度硬化油、或い
はこれらの分別油、エステル交換油等の単独若しくは混
合油を挙げることができる。
本発明のアイス用コーティングチョコレートには、本発
明の目的の範囲内で、油脂骨として上記カカオバター、
炭素原子数22の脂肪酸残基含有油脂の他に、所望によ
り任意の食用油脂を配合することができる。この場合に
も上述した油脂と同様に油脂のSFCが、5“Cで65
以上、10°Cで60〜75.15°Cで45〜55.
20゛Cで20〜30.25°Cで10以下、30°C
で5以下であるように適宜調整することが好ましい。
勿論、上記カカオバター、炭素原子数22の脂肪酸残基
は、上記範囲内でなければならないことは言うまでもな
い。
〔実施例〕
以下に実施例を挙げて更に本発明を説明するが、本発明
はこれらに限定されるものではない。
尚、以下の%は特に指定の無い限り全て重量基準である
実施例1 下記の配合でアイス用コーティングチョコレートを調製
した。
配     合 カカオマス(油脂骨53%)15 % ココアパウダー(油脂骨12%)  8 %粉    
               $1   25.7%
す   タ    ネ   硬   化   油   
11  %(炭素原子数22脂肪酸残基47%含有)脱
     脂     粉     乳   5 %カ
    カ    オ    バ    タ    −
    23  %ノーテンパーハードバター 12 
% (融点約36°C1炭素原子数22 脂肪酸残基含量0%) 乳        化         剤   0.
2%香                  料   
0.1%この実施例におけるアイス用コーティングチョ
コレートの油脂分中のカカオバター含量及びこの油脂分
中の炭素原子数22の脂肪酸残基合量を夫々求めたとこ
ろ、前者が58%、後者が9%であった。
更に、このアイス用コーティングチョコレートのSFC
を求めたところ、SFCは5°Cで80.10°Cで7
3.15°Cで54.20°Cで28.25°Cで9.
30°Cで4であり、カカオバターの風味、食感が良好
であり、30°Cでのコーティング作業性も良好であっ
た。
実施例2 下記の配合でアイス用コーティングチョコレートを調製
した。
配     合 カカオマス(油脂骨53%)10 % ココアパウダー(油脂骨12%)  8 %粉    
              糖  25.7%す  
  タ    ネ   硬   化   油   11
  %(炭素原子数22脂肪酸残基47%含有)脱  
   脂     粉     乳   5 %カ  
  カ    オ    バ    タ    −  
  10  %ノーテンパーハードバター 30 % (融点約36°C1炭素原子数22 脂肪酸残基台量0%) 乳         化         剤   0
.2%香                   料 
  0.1%この実施例のアイス用コーティングチョコ
レートの油脂分中のカカオバター含量は、28%、同炭
素原子数22の脂肪酸残基合量は9%であり、更に、そ
のSFCは5℃で79.10℃で70゜15“Cで52
.20°Cで28.25°Cで9.30°Cで4であり
、カカオバターの風味、食感が良好であり、30°Cで
のコーティング作業性も良好であった。
実施例3 下記の配合でアイス用コーティングチョコレートを調製
した。
配     合 カカオマス(油脂骨53%)10 % ココアパウダー(油脂骨12%)  5 %扮    
               W    28.7%
ナタネエステル交換分別硬化油 30  %(炭素原子
数22脂肪酸残基60%含有)脱     脂    
 粉     乳   3 %カ    カ    オ
    バ    タ    −    18  %ノ
ーテンパーハードバター  5% (融点約36°C1炭素原子数22 脂肪酸残基台量θ%) 乳         化         剤   0
.2%香                   料 
  0.1%この実施例のアイス用コーティングチョコ
レートの油脂分中のカカオバター含量は41%、同炭素
原子数22の脂肪酸残基含量は31%であり、更に、そ
のSFCは5°Cで68.10′Cで63.15°Cで
47.20°Cで26.25°Cで6.30°Cで3で
あり、カカオバク−の風味、食感が良好であり、30’
Cでのコーティング作業性も良好であった。
実施例4 下記の配合でアイス用コーティングチョコレートを調製
した。
配     合 カカオマス(油脂骨53%)15% ココアパウダー(油脂骨12%)  5 %粉    
               tJ!   28.7
%ナタネエステル交換分別硬化油 45  %(炭素原
子数22脂肪酸残基60%含有)脱     脂   
  粉     乳   3 %カ    カ    
オ    バ    タ    −     3  %
乳         化         剤   0
.2%香                   ギ:
)    0.1%この実施例のアイス用コーティング
チョコレートの油脂分中のカカオバター含量は20%、
同炭素原子数22の脂肪酸残基含量は48%であり、更
に、そのSFCは5°Cで67.10°Cで61.15
“Cで46.20°Cで23.25°Cで5.30°C
で2であり、カカオバターの風味、食感が良好であり、
30°Cでのコーティング作業性も良好であった。
比較例1 下記の配合でアイス用コーティングチョコレートを比較
用として調製した。
配     合 カカオマス(油脂骨53%)10 % ココアパウダー(油脂骨12%)  8 %粉    
               糖  24.7%脱 
    脂     粉     乳   10  %
カ    カ    オ    バ    タ    
−    46  %乳         化    
     剤   0.2%香           
       料   0.1%この比較用のアイス用
コーティングチョコレートにおける油脂分中のカカオバ
ター含量及びこの油脂骨の同炭素原子数22の脂肪酸残
基含量を夫々求めたところ、前者は100%、後者は0
%であった。
更に、このアイス用コーティングチョコレートのSFC
を求めたところ、SFCは5°Cで85以上、10°C
で85以上、15°Cで85以上、20°Cで75.2
5°Cで35.30゛Cで14であり、カカオバターの
風味、食感は損なわれていなかったが、30°Cでの粘
度が高くコーティング作業は極めて困難であり、実用性
に乏しいものであった。
比較例2 下記の配合でアイス用コーティングチョコレートを調製
した。
配     合 カカオマス(油脂骨53%)10 % ココアパウダー(油脂骨12%)  8 %粉    
               糖   24.7%脱
     脂     粉     乳   10  
%カ    カ    オ    バ    タ   
 −    15  %ノーテンパーハードバター 1
0 % (融点約36°C5炭素原子欽22 脂肪酸残基台量0%) 大   豆    白    絞    油  22 
 %乳         化         剤  
 0.2%香                   
料   0.1%この比較用のアイス用コーティングチ
ョコレートの油脂分中のカカオバター含量は40%、同
炭素原子数22の脂肪酸残基含量は0%であり、更に、
そのSFCは5°Cで40.10°Cで38.15°C
で34.20°Cで28.25°Cで9.30°Cで4
であり、30’Cでのコーティング作業性及びカカオの
風味は良好であったが、カカオバター特有のバリンとし
た食感に乏しいものであった。
比較例3 下記の配合でアイス用コーティングチョコレートを調製
した。
配     合 ココアパウダー(油脂骨12%)14  %粉    
               糖   28.7%ノ
ーテンパーハードバター 47 % (融点約36°臥炭素原子数22 脂肪酸残基含量0%) す    タ    ネ    硬   化   油 
  10  %(炭素原子数22脂肪酸残基約47%含
有)乳         化         剤  
 0.2%香                   
料   0.1%この比較用のアイス用コーティングチ
ョコレートの油脂分中のカカオバター含量は3%、同炭
素原子数22の脂肪酸残基含量は8重量%であり、更に
、そのSFCは5 ’Cで75.10“Cで67.15
°Cで53.20゛Cで23.25°Cで7.30°C
で2であり、コーティング作業性及び食感は良好であっ
たが、カカオバター特有の風味に乏しいものであった。
比較例4 下記の配合でアイス用コーティングチョコレートを調製
した。
配     合 カカオマス(油脂分53%)10 % ココアパウダー(油脂分12%)  5 %粉    
               糖   28.7%脱
     脂     粉      乳   5 %
カ    カ    オ    バ    タ    
−    38  %ノーテンパーハードバター  5
% (融点約36゛C1炭素原子数22 脂肪酸残基台ff1O%) す    タ    ネ    硬   化   油 
   8  %(炭素原子数22脂肪酸残基約47%含
有)乳         化         剤  
 0.2%香                   
料   0.1%この比較用のアイス用コーティングチ
ョコレートの油脂分中のカカオバター含量は77%、同
炭素原子数22の脂肪酸残基合量は7重量%であり、更
に、そのsFcは5°Ct’85以上、10°Cで85
以上、15°Cで82.20°Cで69.25°Cで2
9.30°Cで11であり、カカオバターの風味、食感
はIJIなわれていなかったが、30°Cでの粘度が高
くコーティング作業は極めて困難であり、実用性に乏し
いものであった。
〔発明の効果〕
本発明のアイス用コーティングチョコレートは、カカオ
バク−を多く含有し、カカオバターのもっている食感、
風味が良好であり、且つコーティング作業性に優れたも
のである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 油脂分中にカカオバターを10〜70重量%含有し、油
    脂分中の構成脂肪酸残基中、炭素原子数22の脂肪酸残
    基が2〜90重量%であることを特徴とするアイス用コ
    ーティングチョコレート。
JP63089674A 1988-04-12 1988-04-12 アイス用コーティングチョコレート Pending JPH01262755A (ja)

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JP63089674A JPH01262755A (ja) 1988-04-12 1988-04-12 アイス用コーティングチョコレート

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JP63089674A JPH01262755A (ja) 1988-04-12 1988-04-12 アイス用コーティングチョコレート

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JP (1) JPH01262755A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010268749A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Adeka Corp アイスコーティング用油脂組成物

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010268749A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Adeka Corp アイスコーティング用油脂組成物

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