JPH01261482A - 両面接着テープ - Google Patents

両面接着テープ

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JPH01261482A
JPH01261482A JP8876788A JP8876788A JPH01261482A JP H01261482 A JPH01261482 A JP H01261482A JP 8876788 A JP8876788 A JP 8876788A JP 8876788 A JP8876788 A JP 8876788A JP H01261482 A JPH01261482 A JP H01261482A
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film
fibers
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reticular
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Hiroshi Asakura
宏 朝倉
Katsuhiko Yamamoto
勝彦 山本
Akio Ueno
上野 昭男
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Toyo Kagaku Co Ltd
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Toyo Kagaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はカーペットや銘板等の貼着の用に供される両面
接着テープ、特に治具を用いることなく指先にて容易に
切断可能な両面接着テープに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の両面接着テープとしては不織布や和紙等
からなるテープ支持体の両面に粘着剤層を成層するとと
もに該粘着剤層の一面に剥離紙を付着してロール状に擾
収せしめてなるものが一般に使用されているが、テープ
支持体自体が縦横いずれの方向に対しても強度が大きく
、加え粘着剤の表面に剥離紙が付着されているために使
用に際し鋏やカッター等の治具を必要としていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は上記従来品の欠点を解消すべ〈発明されたもの
であって、テープ支持体として網状積層体を使用し、そ
の引張強度を該網状積層体を構成する第一網状フィルム
および第二網状フィルムの選択組合せにより縦横アンバ
ランスに構成するとともに該網状積層体の両面を横方向
に対して規則的方向性を付与するための横軸延伸高密度
ポリエチレンフィルムを積層することにより、使用に充
分な機械的強度を有し、且つ指先にて容易に切断できる
両面接着テープを提供せんとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上記に鑑み発明されたものであって、一方向に
延伸されたポリオレフィン系合成樹脂フィルムを割繊し
て延伸方向に対して直角の方向に広げて幅11Ilff
+あたり1.2 kg以下の引張強度を有する並列する
多数の繊維を網状につなげてなる第一網状フィルムと、
該第一網状フィルムと同様にして形成された幅ll1l
Illあたり1.4 kg以上の引張強度を有する並列
する多数の繊維を網状に一つなげてなる第二網状フィル
ムとを、それらの配向方向が略直交するように接合して
なる網状積層体の一面に横軸延伸高密度ポリエチレンフ
ィルムを、その延伸方向が第一網状フィルムの繊維の方
向と略直交するように積層してテープ支持体を形成し、
該テープ支持体の両面に粘着剤層を成層するとともに該
粘着剤層の一面に剥離紙を付着してロール状に捲取せし
めることにより問題点を解決した。
以下、本発明を図面についてその特徴とするところを詳
述すれば、第1図は本発明粘着テープの一実施例を示す
一部拡大分解斜視図、第2図は同上一部拡大断面図で、
図中Aは一方向に延伸されたポリオレフィン系合成樹脂
フィルムを割繊して延伸方向に対して直角の方向に広げ
て形成された多数の幹繊維aと、それを繋ぐ分岐繊維す
とからなる第一網状フィルム1と該第一網状フィルム1
と同様にして形成された第二網状フィルム2との二枚を
、それらの配向方向が互いに交叉するように接合してな
る網状積層体であって、第一網状フィルム1として縦方
向に並列された幅1 mm当りの引張強度が1.2 k
g以下の幹繊維と、幹繊維間に並列され該幹繊維を連結
する分岐繊維とからなる網状フィルムが使用され、また
第二網状フィルム2として横方向に並列された幅1mm
当りの引張強度が1.4 kg以上の幹繊維と、幹繊維
間に並列され該幹繊維を連結する分岐繊維とからなる網
状フィルムが使用されているものであり、Bは網状積層
体Aの一面に成層された横軸延伸高密度ポリエチレンフ
ィルムであって、密度0194〜0. 97g/ccの
高密度ポリエチレンフィルムを素材として縦軸方向に対
して2倍以下の延伸にして横軸方向に対して6〜16倍
延伸された厚さ10〜50μの横軸延伸フィルムが使用
されるものであり、Cは横軸延伸高密度ポリエチレンフ
ィルムの面上に成層されたホットメルト型粘着剤の如き
粘着剤層であり、Dは粘着剤層Cの一面に付着された剥
離紙である。
尚、図中Eは上記網状積層体Aと横軸延伸高密度ポリエ
チレンフィルムBとを成層するための接着層であって、
低密度ポリエチレンやEVA樹脂等が用いられているも
のであり、また網状積層体Aへの横軸延伸高密度ポリエ
チレンフィルムBの成層に際しては第一網状フィルム1
の幹繊維aが該横軸延伸高密度ポリエチレンフィルムB
の延伸方向に略直交するようになされている。
また粘着剤層Cとしてはテープ支持体たる網状積層体A
および横軸延伸高密度ポリエチレンフィルムBが比較的
耐熱性に劣るポリオレフィン系合成樹脂を素材として成
形され、しかもこれが極度に分子配向されていることか
ら、乾燥工程等において長時間高温に曝される通常の溶
剤型の粘着剤を使用した場合には分子配向が戻り、初期
目的とするハンドカット性や切断の方向性が得られなく
なるので、粘着剤層Cとしては塗布工程が比較的短いホ
ントメルト型粘着剤や比較的熱の影響を受けない工程紙
(粘着剤の転写)の使用が良好である。
第3図は同上性の実施例を示す一部拡大断面図で、網状
積層体Aの他面に密度0.92g/cc以下の低密度ポ
リエチレンを素材とした無延伸若しくは低延伸フィルム
からなる低密度ポリエチレンフイ、ルムFを合わせ成層
してなるものであって、これにより網状積層体Aの両面
が低密度ポリエチレンフィルムE、Fにて固定されるた
めに切断性が一段と助長せしめられる。
上記の説明および後記の実験例の記述において網状積層
体を構成する網状フィルムとして幹繊維と分岐繊維とか
らなるものを取り上げたが、本発明に用いられる網状フ
ィルムとしては、このような構造のものに限らず、同じ
太さ(幅)の繊維のみ、いわば幹繊維のみがに1間状に
つながったものでもよいことは勿論である。しかし図示
のように微細な分岐繊維を有する網状フィルムを用いる
場合は分岐繊維の数や引張強度は粘着テープの引裂性に
無視し得る程度の影響しか及ぼさないので、本明細書に
おいては、これらのデータの記載は省略する。従って、
本明細書において繊維の引張強度に言及するときは特記
しない場合でも、総て幹繊惟についてのものである。
ここで、本発明の粘着テープの横方向の引裂性(以下単
に「引裂性」というときは指先による横方向の引裂性を
意味する。)について説明する。
一般にシート状基材の一面に多数の繊維状物を並列して
接着して形成した積層シートを該繊維の方向に交叉する
方向に引裂こうとした場合、該繊維の引張強が該繊維と
基材との間の接着強度より小さ(ないときは、繊維は切
断される前に基材から剥がれて隣の方にずりよってしま
い、数本の繊維が一束となって引裂応力を受けることと
なり、応力が数本の繊維に分散する結果となって、引裂
が困難となる傾向がある。これに反して繊維が基材に固
着したまま基材とともに切断される場合は個々の繊維が
順次引裂応力を受けて一本一本切断されていくので、比
較的小さい応力(−本の繊維の切断に要する応力と基材
の引裂きに要する応力との合計)により、極めて容易に
して且つ繊維が剥がれたり切れ目が曲がったりすること
なくきれいに引裂くことができるのである。
本発明者等は、以上の知見に基づいて実験を重ねた結果
、次の事実を発見して本発明をなすに至ったものである
。即ち、ポリオレフィン系合成樹脂かうなる網状積層体
に横軸延伸高密度ポリエチレンフィルムを接着してなる
テープ支持体を用いた粘着テープにおいて、満足すべき
引裂性を得るには網状積層体中の縦方向の繊維、即ち、
第一網状フィルムを構成する繊維の引張強度が繊維の幅
1mm当りおよそ1.2 kg以下でなければならず、
また指先で引裂く際の切れ目の直線性を確保する上で、
横方向の繊維、即ち第二網状フィルムを構成する繊維は
該繊維の幅1 mm当りおよそ1.4 kg以上の引張
強度を有しなければならない。そして、上記網状積層体
を横軸延伸高密度ポリエチレンフィルムにて固定するこ
とにより引裂性が一段と助長される。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例を以下の表とともに、更に詳述す
ると、第1表は本発明粘着テープにおける網状積層体の
各網状体の引張強度の差によるハンドカット性および切
断の方向性を示したものである。
これらの実験に用いた粘着テープは網状積層体の一面に
、横方向に12倍延伸した厚さ20μの横軸延伸高密度
ポリエチレンフィルムを第一網状フィルムの幹繊維が該
横軸延伸高密度ポリエチレンフィルムの延伸方向に直交
するように成層してテープ支持体を形成するとともに該
テープ支持体の両面に厚さ110μのホントメルト型粘
着層を成層し、該粘着剤層の一面に厚さ125μの剥離
紙を成層してなるものである。
尚、ハンドカット性は指先にて粘着テープを横方向に引
裂いた時の引裂き易さで、○印は簡単に引裂けたもの、
Δ印は爪を立て引裂けたもの、X印は指先で引裂けなか
ったものを示し、また切断方向性は粘着テープの端から
横方向に3mmのノツチを入れて30 m / win
の速度で引裂いた時の切断状態で、○印は切断の方向が
殆ど一直線であったもの、X印は直線にならなかったも
のを示している。
(注)1 網状フィルムは多層押出成形により製した、
いずれも低密度ポリエチレン/高密度ポリエチレン/低
密度ポリエチレンの層構成を有するが、中間の高密度ポ
リエチレン層の厚さの異なる5種の複合フィルムを8倍
延伸したのち、延伸方向に多数の不連続切れ目を入れて
割繊して製したものであって、第3図に示したような幹
繊維とそれをつなぐ分岐繊維から構成されている。繊維
の幅は延伸フィルムに入れられる切れ目間の間隔によっ
て度は次のようにして算出される。網状積層体の縦横そ
れぞれ5cm幅当りの引張強度を測定し、その値を5c
III幅中に存在する繊維の本数で除して繊維−本当り
の引張強度を求め、この値を更に繊維幅により繊維幅1
mm当りの引張強度に換算する。
第1表にみられるように幹繊維の引張強度が、1 、2
kg/ mm以下の第一網状フィルムと同様に幹繊維の
引張強度が1.4kg/mm以上の第二網状フィルムと
からなる網状積層体を使用することにより指先による優
れた引裂性を示すとともに切断の方向が引張強さに優る
第二網状フィルムの幹繊維に沿って直線的に引裂くこと
ができる。
〔発明の効果〕
以上本発明を実施例に基づき詳述したが、本発明に係る
両面接着テープは網状積層体の使用によって使用に耐え
得る強度が得られ、カーペットやより縦横アンバランス
に構成するとともに該網状積層体の一面に横軸延伸高密
度ポリエチレンレンフイルムおよび低密度ポリエチレン
フィルムを成層しているためにハンドカットによって剥
離紙とともに容易に切断でき、しかも直線的な切断がで
きることから貼着作業等において鋏やカッター等治具を
要することな(極めて手軽に使用できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明粘着テープの一実施例を示す一部欠截分
解斜視図、第2図は同上一部拡大断面図第3図は同上他
の実施例を示す一部拡大断面図、第4図は同上斜視図を
示すものである。 A−一網状積層体 B−一横軸延伸高密度ポリエチレン
フイルム C−一粘着剤層り−−剥離紙 1−一第一網
状フイルム2−−第二網状 フィルム a −一幹繊維
b−一分岐繊維 第1図 第2図 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 一方向に延伸されたポリオレフィン系合成樹脂フィルム
    を割繊して延伸方向に対して直角の方向に広げて幅1m
    mあたり1.2kg以下の引張強度を有する並列する多
    数の繊維を網状につなげてなる第一網状フィルムと、該
    第一網状フィルムと同様にして形成された幅1mmあた
    り1.4kg以上の引張強度を有する並列する多数の繊
    維を網状につなげてなる第二網状フィルムとを、それら
    の配向方向が略直交するように接合してなる網状積層体
    の一面に、横軸延伸高密度ポリエチレンフィルムを、そ
    の延伸方向が第一網状フィルムの繊維の方向と略直交す
    るように積層してなるテープ支持体の両面に粘着剤層を
    成層するとともに該粘着剤層の一面に剥離紙を付着して
    ロール状に捲収せしめてなる両面接着テープ。
JP8876788A 1988-04-11 1988-04-11 両面接着テープ Expired - Lifetime JP2771173B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015096601A (ja) * 2013-10-11 2015-05-21 日本合成化学工業株式会社 両面粘着テープ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015096601A (ja) * 2013-10-11 2015-05-21 日本合成化学工業株式会社 両面粘着テープ

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