JPH01257989A

JPH01257989A - 転写装置

Info

Publication number: JPH01257989A
Application number: JP8523488A
Authority: JP
Inventors: Takashi Abe; 隆阿部
Original assignee: Fuji Xerox Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date: 1988-04-08
Filing date: 1988-04-08
Publication date: 1989-10-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は転写装置に関し、特に正帯電トナーを用いた
一成分現像方式を備えた転写型記録装置の転写装置に関
する。

（従来の技術）従来の転写型記録装置には、−成分現像方式を備えたも
のと、二成分現像方式を備えたものとがある。

第２図は、正帯電トナーを用いた一成分現像方式を備え
た転写（１）記録装置の感光体周辺の概略の構成図を示
す。

感光体１の周辺には、該感光体１を一様に帯電させるた
めの帯電コロトロン２と、該感光体１に画情報に対応し
た光像を照射するためのＬＥＤアレイ３と、正帯電トナ
ーを用いた一成分現像方式を備えた現像器４が設けられ
ている。該−成分現像方式の現像器４は、周知のように
、現像ロールと感光体１の間隔を一定（約０．４ａ＋＋
ａ）に保ちながら現像を行うように構成されている。

用紙搬送ガイド５からは適当なタイミングで記録紙が送
られてきて、該現像器４によって現像されたトナー像が
転写コロトロン６の作用により該記録紙に転写される。

転写の終わった記録紙は剥離コロトロン７の作用により
電荷を中和され、さらに分離爪８によって感光体１から
剥離される。

その後、図示されていない定着器に送られて定着され、
排紙トレーに排出される。

一方、感光体１に残留したトナーはクリーナ９によって
落される。次に、該感光体１は光源１０によって一様に
照射され、残留していた静電潜像がきれいに除去される
。

１１は、前記転写コロトロン６と剥離コロトロン７に電
圧を供給する高圧電源であり、該転写コロトロン６には
、−５〜−６ｋＶ程度の直流高電圧を印加して約−４０
〜−８ｏｕ八程への直流の感光体流入電流が流され、剥
離コロトロン７には高圧の交流電圧が印加されている。

（発明が解決しようとする課題）前記のような正帯電トナーを用いた一成分現像方式を備
えた転写型記録装置に、通常使用されている普通紙を記
録紙として用いると、該普通紙が転写コロトロン６の負
電荷の注入を受け、該普通紙の中に含まれているタルク
等を含む紙粉が徐々に感光体１の表面に付着することと
なる。該感光体１の表面にタルク等を含む紙粉が付着し
、該タルク等を含む紙粉が他のコロトロンで発生したオ
ゾンや空気中の水分と一緒になると、該感光体１上に形
成された静電潜像を維持できなくなり、記録紙上に得ら
れる画像に像流れが発生するという問題があった。

なお、この問題は二成分現像方式を備えた転写型記録装
置の場合には生じない。これは、この方式の転写型記録
装置においては、現像器と感光体との間に、いわゆる穂
立ちができ、この穂立ちが感光体１に付着したタルク等
を含む紙粉を掻き落とすためと考えられている。

本発明の目的は、前記した従来技術の問題点を除去し、
正帯電トナーを用いた一成分現像方式を備えた転写型記
録装置に、通常使用されている普通紙を記録紙として用
いても、該記録紙上に得られる画像に像流れが発生しな
いようにする転写装置を提供することにある。

（課題を解決するための手段および作用）本発明は、前
記目的を達成するために、転写コロトロンに交流を付加
し、感光体流入電流の直流電流を−２０〜−４５μＡ１
交流電流を６０〜１１０μＡの範囲にした点に特徴があ
る。

本発明によれば、感光体１の表面にタルク等を含む紙粉
が付着するのを防止または低減できるので、記録紙上に
得られる画像に像流れが発生するという問題がなくなる
。

（実施例）以下に、図面を参照して、本発明の詳細な説明する。第
１図は本実施例の転写コロトロン装置６の電源装置の回
路図を示す。

図において、２０は交流電圧発生部、２１は直流電圧発
生部であり、該転写コロトロン装置６には該直流電圧発
生部２１から出力された直流に交流電圧発生部２０から
出力された交流が重畳されて印加される。

前記交流電圧発生部２０は、適当な周期で交互に正のパ
ルス信号ａ、ｂを出力する制御駆動回路２２と、該パル
ス信号ａ、　ｂが入力している間オンになるトランジス
タ２３．２４と、トランス２５と、電源２６とから構成
されている。

また、前記直流電圧発生部２１は、電源２７と、制御駆
動回路２８と、トランス２９と、該トランス２９の一次
側コイルに接続されたトランジスタ３０と、その二次側
コイルに接続されたダイオード３１からなる整流回路と
、コンデンサ３２と抵抗３３．３４からなる平滑回路と
から構成されている。

本実施例においては、前記制御駆動回路２２から適当な
周期で正のパルスａ、　　ｂが出力されると、前記トラ
ンジスタ２３．２４が交互に導通する。

今、トランジスタ２３が導通したとすると、電流は電源
２６、トランス２５の一次側コイル、トランジスタ２３
、電源２６の閉回路で流れる。一方、トランジスタ２４
が導通したとすると、電流は電源２６、トランス２５の
一時側コイル、トランジスタ２４、電源２６の閉回路で
流れる。この結果、トランス２５の二次側コイルには、
周波数が前記パルスａ、ｂの周期で決まり、また、電圧
がその巻線比で決まる高圧交流が現れる。

また、前記直流電圧発生部２工の制御駆動回路２８から
トランジスタ３０のベースに適当な周期で正のパルス信
号Ｃが印加されると、その周期でトランジスタ３０がオ
ン、オフする。このため、該トランス２９の一次巻線に
は交流が流れ、その二次側に昇圧された交流が発生する
。該交流は前記ダイオード３１によって整流され、コン
デンサ３２と抵抗３３．３４からなる平滑回路によって
平滑されて、前記交流電圧発生部２０から出力された交
流に重畳される。

したがって、本実施例によれば、直流に交流を重畳した
電圧が転写コロトロン６のワイヤに供給される。

次に、本発明者は次のような実験を行った。まず最初に
、転写コロトロン６に一７０μＡ程度の直流の感光体流
入電流を流し、感光体１に静電潜像を作らない状態で転
写型記録装置を動作させ、約１０００枚の普通紙を前記
用紙搬送ガイド５から転写コロトロン６と感光体１との
間に供給して、転写動作をさせた。その後、テスト用の
画信号をＬＥＤ装置３に印加して感光体１上に静電潜像
を作り、正帯電トナーを用いた一成分現像方式にて通常
の記録を行った。

このようにして記録紙上に得られた画像を検査したとこ
ろ、画像に流れが観察された。

次に、清潔な表面を有する感光体を用い、かつ前記実施
例の電源装置を用いて、直流電流が約−３０μＡ、交流
電流が約８０μＡの感光体流入電流を流した転写型記録
装置を用いて、上記と同じ実験を行った。

本発明者のこの実験によれば、像流れが殆ど認められな
い画像が記録紙上に得られた。

また、本発明者の多数回にわたる実験によれば、転写コ
ロトロン６からの感光体流入電流としては、直流電流が
−２０〜−４５μＡ１交流電流が６０〜１１０μＡの範
囲で像流れのない良好な画像が得られることがわかった
。なお、この時該転写コロトロン６に印加される電圧は
、直流電圧が一８００Ｖ程度の低電圧であり、交流電圧
が４．３ｋＶＲＭＳ程度の電圧であった。

（発明の効果）以上のように、正帯電トナーを用いた一成分現像方式を
備えた転写型記録装置において、転写コロトロンに交流
を加え、かつ直流電流が−２０〜−４５μＡ１交流電流
が６０〜１１０μＡの範囲にしたので、普通紙に含まれ
ているタルク等を含む紙粉が感光体の表面に付着しない
、あるいは付着の程度が低減されるという効果がある。

また、このため、記録紙上に得られる像に流れが発生せ
ず、良好な記録画像が得られるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の転写装置に印加する電圧を
発生する電源装置の回路図、第２図は従来の正帯電トナ
ーを用いた一成分現像方式を備えた転写型記録装置の感
光体周辺の装置の概略図を示す。６・・・転写コロトロン、２０・・・交流電圧発生部、
２１・・・直流電圧発生部代理人　弁理士　平木通人　　外１名

Claims

【特許請求の範囲】

（１）正帯電トナーを用いた一成分現像方式を備えた転
写型記録装置の転写装置において、直流電流が−２０〜
−４５μＡ、交流電流が６０〜１１０μＡの感光体流入
電流を有する転写コロトロンを具備したことを特徴とす
る転写装置。