JPH05281836A - 3レベル像形成装置における帯電領域像の損失制御 - Google Patents
3レベル像形成装置における帯電領域像の損失制御Info
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- JPH05281836A JPH05281836A JP4230373A JP23037392A JPH05281836A JP H05281836 A JPH05281836 A JP H05281836A JP 4230373 A JP4230373 A JP 4230373A JP 23037392 A JP23037392 A JP 23037392A JP H05281836 A JPH05281836 A JP H05281836A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ハイライトカラー像形成、特に1パスで3レ
ベルハイライトカラー像を形成することに関し、3レベ
ル像形成装置の感光体帯電電圧を制御するためのもので
ある。 【構成】 感光体帯電電圧を制御するために、1対の電
子電圧計55,80(ESV)を用いている。一方のE
SVは、帯電装置の電圧増加を制御するために使用され
る。他方のESVは、3レベル像の帯電領域像の電荷レ
ベルを監視するために使用される。臨界値が感知された
時、帯電装置の制御が、帯電領域像レベルを監視してい
るESV55,80に移され、帯電装置28からの出力
を所定の目標値に制限する。
ベルハイライトカラー像を形成することに関し、3レベ
ル像形成装置の感光体帯電電圧を制御するためのもので
ある。 【構成】 感光体帯電電圧を制御するために、1対の電
子電圧計55,80(ESV)を用いている。一方のE
SVは、帯電装置の電圧増加を制御するために使用され
る。他方のESVは、3レベル像の帯電領域像の電荷レ
ベルを監視するために使用される。臨界値が感知された
時、帯電装置の制御が、帯電領域像レベルを監視してい
るESV55,80に移され、帯電装置28からの出力
を所定の目標値に制限する。
Description
【0001】〔発明の背景〕本発明は、ハイライトカラ
ー像形成、特に1パスで3レベルハイライトカラー像を
形成することに関するものである。
ー像形成、特に1パスで3レベルハイライトカラー像を
形成することに関するものである。
【0002】本発明は、電子写真分野または印刷分野に
利用できる。従来の電子写真法を実施するには、最初に
感光体を均一に帯電させることによって電子写真表面上
に静電潜像を形成するのが一般的な手順である。感光体
は電荷保持表面を有している。原稿像に対応した活性化
照射パターンに従って電荷を選択的に消散させる。電荷
の選択的消散によって、照射されなかった領域に対応し
た潜像電荷パターンが像形成表面上に残る。
利用できる。従来の電子写真法を実施するには、最初に
感光体を均一に帯電させることによって電子写真表面上
に静電潜像を形成するのが一般的な手順である。感光体
は電荷保持表面を有している。原稿像に対応した活性化
照射パターンに従って電荷を選択的に消散させる。電荷
の選択的消散によって、照射されなかった領域に対応し
た潜像電荷パターンが像形成表面上に残る。
【0003】この電荷パターンは、それをトナーで現像
することによって可視化される。トナーは一般的に、静
電吸着によって電荷パターンに付着する着色粉である。
することによって可視化される。トナーは一般的に、静
電吸着によって電荷パターンに付着する着色粉である。
【0004】現像された像は、次に像形成表面に定着さ
れるか、または普通紙等の支持基材に転写されてから、
適当な定着法によってそれに定着される。
れるか、または普通紙等の支持基材に転写されてから、
適当な定着法によってそれに定着される。
【0005】3レベルハイライトカラー電子写真法の概
念は、ガンドラッシュ(Gundlach)に発行された米国特許
第4,078,929号に記載されている。ガンドラッ
シュ特許は、1パスハイライトカラー像形成を達成する
手段として3レベル電子写真法を使用することを教示し
ている。その特許に開示されているように、電荷パター
ンは第1及び第2色のトナー粒子で現像される。一方の
色のトナー粒子は正に帯電させ、他方の色のトナー粒子
は負に帯電させている。一実施例では、トナー粒子は摩
擦電気的に相対的正及び相対的負のキャリア粒の混合物
を有する現像剤で供給される。それらのキャリア粒は、
それぞれ相対的負及び相対的正のトナー粒子を支持して
いる。一般的にそのような現像剤は、電荷パターンを支
持している像形成表面を横切るように流れ落ちることに
よって電荷パターンに供給される。別の実施例では、1
対の磁気ブラシによってトナー粒子が電荷パターンに与
えられる。各ブラシは1つの色で1つの電荷のトナーを
供給する。さらに別の実施例では、現像装置にほぼ背景
電圧のバイアスがかけられる。そのようなバイアスによ
って色が鮮やかに現像された像を得ることができる。
念は、ガンドラッシュ(Gundlach)に発行された米国特許
第4,078,929号に記載されている。ガンドラッ
シュ特許は、1パスハイライトカラー像形成を達成する
手段として3レベル電子写真法を使用することを教示し
ている。その特許に開示されているように、電荷パター
ンは第1及び第2色のトナー粒子で現像される。一方の
色のトナー粒子は正に帯電させ、他方の色のトナー粒子
は負に帯電させている。一実施例では、トナー粒子は摩
擦電気的に相対的正及び相対的負のキャリア粒の混合物
を有する現像剤で供給される。それらのキャリア粒は、
それぞれ相対的負及び相対的正のトナー粒子を支持して
いる。一般的にそのような現像剤は、電荷パターンを支
持している像形成表面を横切るように流れ落ちることに
よって電荷パターンに供給される。別の実施例では、1
対の磁気ブラシによってトナー粒子が電荷パターンに与
えられる。各ブラシは1つの色で1つの電荷のトナーを
供給する。さらに別の実施例では、現像装置にほぼ背景
電圧のバイアスがかけられる。そのようなバイアスによ
って色が鮮やかに現像された像を得ることができる。
【0006】ガンドラッシュによって教示されているハ
イライトカラー電子写真法では、電荷保持表面すなわち
感光体上の電子写真コントラストが、従来の電子写真法
のように2レベルではなく、3レベルに分割される。感
光体は一般的に−900ボルトの電荷が与えられる。そ
れが像の形状に露光されるので、帯電像領域に相当する
一方の像(続いて帯電領域現像、すなわちCADで現像
される)は、全感光体電位(Vddp またはVcad )のま
まである。Vddp は、光がない状態で感光体が帯電した
ままである間の電圧損失、言い換えれば暗減衰を受けた
感光体の電圧である。他方の像は露光されて、それの残
留電位、すなわちVdad またはVc (一般的に−100
ボルト)まで放電され、これは次に放電領域現像(DA
D)で現像される放電領域像に相当しており、背景領域
は、感光体電位をVcad 電位とVdad 電位の中間の電位
(一般的に−500ボルト)まで低下させるように露光
され、Vwhite またはVw と呼ばれる。CAD現像装置
には一般的に、Vwhite よりもVcad に約100ボルト
近いバイアス(約−600ボルト)がかけられており、
DAD現像装置には、Vwhite よりもVdad に約−10
0ボルト近いバイアス(約400ボルト)がかけられて
いる。ハイライトカラーは、異なった色である必要はな
く、それ以外の区別できる特徴を有するようにしてもよ
いことを理解されたい。例えば、一方のトナーが磁性体
で、他方のトナーが非磁性体でもよい。
イライトカラー電子写真法では、電荷保持表面すなわち
感光体上の電子写真コントラストが、従来の電子写真法
のように2レベルではなく、3レベルに分割される。感
光体は一般的に−900ボルトの電荷が与えられる。そ
れが像の形状に露光されるので、帯電像領域に相当する
一方の像(続いて帯電領域現像、すなわちCADで現像
される)は、全感光体電位(Vddp またはVcad )のま
まである。Vddp は、光がない状態で感光体が帯電した
ままである間の電圧損失、言い換えれば暗減衰を受けた
感光体の電圧である。他方の像は露光されて、それの残
留電位、すなわちVdad またはVc (一般的に−100
ボルト)まで放電され、これは次に放電領域現像(DA
D)で現像される放電領域像に相当しており、背景領域
は、感光体電位をVcad 電位とVdad 電位の中間の電位
(一般的に−500ボルト)まで低下させるように露光
され、Vwhite またはVw と呼ばれる。CAD現像装置
には一般的に、Vwhite よりもVcad に約100ボルト
近いバイアス(約−600ボルト)がかけられており、
DAD現像装置には、Vwhite よりもVdad に約−10
0ボルト近いバイアス(約400ボルト)がかけられて
いる。ハイライトカラーは、異なった色である必要はな
く、それ以外の区別できる特徴を有するようにしてもよ
いことを理解されたい。例えば、一方のトナーが磁性体
で、他方のトナーが非磁性体でもよい。
【0007】〔発明の簡単な概要〕3レベル像形成装置
の感光体帯電電圧を制御するために、1対の電子電圧計
(ESV)を用いている。
の感光体帯電電圧を制御するために、1対の電子電圧計
(ESV)を用いている。
【0008】カラーすなわちDAD現像剤ハウジングを
通過する時のCAD像の電圧損失の量は一定ではない。
特に、カラー現像ゾーンに送られる電圧が増加するのに
伴って、損失が大きくなる。このため、感光体が老化
し、暗減衰が増加するほど、電圧損失が著しくなる。損
失が大きくなるのに伴って、それを補償するために帯電
部での電圧を増加させなければならない。さらに、これ
によってカラーハウジングの電圧が増加するため、暴走
状況が発生しやすい。この状態は、損失(VCAD@ES
V1 −VCAD @ESV2 )対入力電圧(VCAD @ESV
1 −Vcolor bias)曲線の傾斜が1を超えた時に発生す
る。
通過する時のCAD像の電圧損失の量は一定ではない。
特に、カラー現像ゾーンに送られる電圧が増加するのに
伴って、損失が大きくなる。このため、感光体が老化
し、暗減衰が増加するほど、電圧損失が著しくなる。損
失が大きくなるのに伴って、それを補償するために帯電
部での電圧を増加させなければならない。さらに、これ
によってカラーハウジングの電圧が増加するため、暴走
状況が発生しやすい。この状態は、損失(VCAD@ES
V1 −VCAD @ESV2 )対入力電圧(VCAD @ESV
1 −Vcolor bias)曲線の傾斜が1を超えた時に発生す
る。
【0009】この状態の発生を防止するため、一方のE
SVは、臨界電荷レベルに達するまで、帯電装置の電圧
増加を制御するために使用される。他方のESVは、3
レベル像の帯電領域像の増加する電荷レベルを監視する
ために使用される。臨界値が感知された時、帯電装置の
制御が、帯電領域像レベルを監視しているESVに移さ
れる。
SVは、臨界電荷レベルに達するまで、帯電装置の電圧
増加を制御するために使用される。他方のESVは、3
レベル像の帯電領域像の増加する電荷レベルを監視する
ために使用される。臨界値が感知された時、帯電装置の
制御が、帯電領域像レベルを監視しているESVに移さ
れる。
【0010】〔図面の説明〕図1のaは、3レベル静電
潜像を説明する感光体電位対露光のグラフである。
潜像を説明する感光体電位対露光のグラフである。
【0011】図1のbは、1パスハイライトカラー潜像
特性を示す感光体電位の説明図である。
特性を示す感光体電位の説明図である。
【0012】図2は、電子写真処理モジュールの電子写
真の構成要素を図示した印刷装置の概略説明図である。
真の構成要素を図示した印刷装置の概略説明図である。
【0013】図3は、図2に示されている印刷装置の、
像を形成するための作動部材を含む電子写真処理部及び
それに作動連結した制御部材の概略図である。
像を形成するための作動部材を含む電子写真処理部及び
それに作動連結した制御部材の概略図である。
【0014】図4は、電子写真処理モジュールの作動部
材及びそれらを制御するために使用されている制御装置
間の相互連結状態を示すブロック図である。
材及びそれらを制御するために使用されている制御装置
間の相互連結状態を示すブロック図である。
【0015】〔発明の好適な実施態様の詳細な説明〕次
に、3レベルハイライトカラー像形成の概念の理解を高
めるため、図1のa及びbを参照しながら説明する。図
1aは、本発明による3レベル静電潜像の光誘発放電曲
線(PIDC)を示している。ここで、V0は初期電荷
レベル、Vddp(VCAD )は暗放電電位(未露光)、V
w (VMod )は白色すなわち背景放電レベル、Vc (V
DAD )は感光体残留電位(3レベルラスター出力スキャ
ナROSを用いた完全露光)である。VCAD 、VMod 及
びVDAD の公称電圧値は、例えばそれぞれ788、42
3及び123である。
に、3レベルハイライトカラー像形成の概念の理解を高
めるため、図1のa及びbを参照しながら説明する。図
1aは、本発明による3レベル静電潜像の光誘発放電曲
線(PIDC)を示している。ここで、V0は初期電荷
レベル、Vddp(VCAD )は暗放電電位(未露光)、V
w (VMod )は白色すなわち背景放電レベル、Vc (V
DAD )は感光体残留電位(3レベルラスター出力スキャ
ナROSを用いた完全露光)である。VCAD 、VMod 及
びVDAD の公称電圧値は、例えばそれぞれ788、42
3及び123である。
【0016】静電潜像の現像における色識別は、ハウジ
ング内のトナーの極性すなわち符号によって決まる方向
へ背景電圧VMod からオフセットした電圧の電気バイア
スをハウジングに加えることによって、感光体が直列状
の2つの現像ハウジングを通過する時に、すなわち1パ
スで行われる。一方のハウジング(説明上第2ハウジン
グとする)に摩擦電気特性を備えた(正に帯電した)黒
色トナーを含む現像剤が収容されていると、図1bに示
されているように、そのトナーは、感光体とV
black bias(Vbb)のバイアスがかけられている現像ロ
ーラとの間の静電界によって潜像の最も電荷が高い帯電
(Vddp )領域へ進められる。反対に、第1ハウジング
内のカラートナーは、そのトナーが感光体と第1ハウジ
ング内においてVcolor bias(Vcb)のバイアスがかけ
られている現像ローラとの間に存在している静電界によ
って潜像の残留電荷VDAD の部分へ進められるように、
その摩擦電荷(負の電荷)が選択されている。Vbb及び
Vcbの公称電圧レベルはそれぞれ641及び294であ
る。
ング内のトナーの極性すなわち符号によって決まる方向
へ背景電圧VMod からオフセットした電圧の電気バイア
スをハウジングに加えることによって、感光体が直列状
の2つの現像ハウジングを通過する時に、すなわち1パ
スで行われる。一方のハウジング(説明上第2ハウジン
グとする)に摩擦電気特性を備えた(正に帯電した)黒
色トナーを含む現像剤が収容されていると、図1bに示
されているように、そのトナーは、感光体とV
black bias(Vbb)のバイアスがかけられている現像ロ
ーラとの間の静電界によって潜像の最も電荷が高い帯電
(Vddp )領域へ進められる。反対に、第1ハウジング
内のカラートナーは、そのトナーが感光体と第1ハウジ
ング内においてVcolor bias(Vcb)のバイアスがかけ
られている現像ローラとの間に存在している静電界によ
って潜像の残留電荷VDAD の部分へ進められるように、
その摩擦電荷(負の電荷)が選択されている。Vbb及び
Vcbの公称電圧レベルはそれぞれ641及び294であ
る。
【0017】図2及び3に示されているように、本発明
を利用したハイライトカラー印刷装置2は、電子写真処
理モジュール4と、電子機器モジュール6と、用紙ハン
ドリングモジュール8と、ユーザインターフェース(I
C)9とを有している。活性化マトリックス(AMA
T)感光ベルト10の形状の電荷保持部材が、帯電部
A、露光部B、テストパッチ発生部C,第1静電電圧計
(ESV)部D、現像部E、現像部E内の第2ESV部
F、事前転写部G、現像されたトナーパッチを感知する
トナーパッチ読み取り部H、転写部J、事前クリーニン
グ部K、クリーニング部L及び定着部Mを無端経路で通
過できるように取り付けられている。ベルト10は矢印
16の方向へ移動して、その連続部分がその移動経路の
周囲に配置された様々な処理部を順次通過できるように
する。ベルト10は複数のローラ18、20、22、2
3及び24に掛けられており、ローラ18は駆動ローラ
として使用され、他のものは感光ベルト10に適当なテ
ンションを与えるために使用できる。モータ26がロー
ラ18を回転させることによって、ベルト10が矢印1
6の方向へ前進する。ローラ18は、ベルト駆動部(図
示せず)等の適当な手段でモータ26に連結されてい
る。感光ベルトは、可撓性のベルト感光体にすることが
できる。典型的なベルト感光体は、米国特許第4,58
8,667号、第4,654,284号及び第4,78
0,385号に開示されている。
を利用したハイライトカラー印刷装置2は、電子写真処
理モジュール4と、電子機器モジュール6と、用紙ハン
ドリングモジュール8と、ユーザインターフェース(I
C)9とを有している。活性化マトリックス(AMA
T)感光ベルト10の形状の電荷保持部材が、帯電部
A、露光部B、テストパッチ発生部C,第1静電電圧計
(ESV)部D、現像部E、現像部E内の第2ESV部
F、事前転写部G、現像されたトナーパッチを感知する
トナーパッチ読み取り部H、転写部J、事前クリーニン
グ部K、クリーニング部L及び定着部Mを無端経路で通
過できるように取り付けられている。ベルト10は矢印
16の方向へ移動して、その連続部分がその移動経路の
周囲に配置された様々な処理部を順次通過できるように
する。ベルト10は複数のローラ18、20、22、2
3及び24に掛けられており、ローラ18は駆動ローラ
として使用され、他のものは感光ベルト10に適当なテ
ンションを与えるために使用できる。モータ26がロー
ラ18を回転させることによって、ベルト10が矢印1
6の方向へ前進する。ローラ18は、ベルト駆動部(図
示せず)等の適当な手段でモータ26に連結されてい
る。感光ベルトは、可撓性のベルト感光体にすることが
できる。典型的なベルト感光体は、米国特許第4,58
8,667号、第4,654,284号及び第4,78
0,385号に開示されている。
【0018】さらに図2及び3を参照しながら説明する
と、ベルト10の連続部分は最初に帯電部Aを通過す
る。帯電部Aでは、デコロトロン28を用いた主コロナ
放電装置がベルト10を選択的に高い均一の負電位V0
に帯電させる。前述したように、初期電荷は、暗減衰放
電電圧Vddp (VCAD )まで減衰する。デコロトロン
は、コロナ放電電極30及びその電極に隣接配置された
導電性シールド32を含むコロナ放電装置である。電極
は、比較的厚い誘電材で被覆されている。交流電圧が電
源34から誘電被覆電極に印加され、直流電圧が直流電
源36からシールド32に印加されている。誘電材を介
した変位電流または静電結合によって感光表面へ電荷が
送られる。感光体10への電荷の流れは、デコロトロン
シールドにかけられている直流バイアスによって調整さ
れる。言い換えれば、感光体は、シールド32に印加さ
れている電圧に帯電される。デコロトロンの構造及び作
用についてのさらなる詳細は、1978年4月25日に
デービス(Davis) らに許可された米国特許第4,08
6,650号に記載されている。
と、ベルト10の連続部分は最初に帯電部Aを通過す
る。帯電部Aでは、デコロトロン28を用いた主コロナ
放電装置がベルト10を選択的に高い均一の負電位V0
に帯電させる。前述したように、初期電荷は、暗減衰放
電電圧Vddp (VCAD )まで減衰する。デコロトロン
は、コロナ放電電極30及びその電極に隣接配置された
導電性シールド32を含むコロナ放電装置である。電極
は、比較的厚い誘電材で被覆されている。交流電圧が電
源34から誘電被覆電極に印加され、直流電圧が直流電
源36からシールド32に印加されている。誘電材を介
した変位電流または静電結合によって感光表面へ電荷が
送られる。感光体10への電荷の流れは、デコロトロン
シールドにかけられている直流バイアスによって調整さ
れる。言い換えれば、感光体は、シールド32に印加さ
れている電圧に帯電される。デコロトロンの構造及び作
用についてのさらなる詳細は、1978年4月25日に
デービス(Davis) らに許可された米国特許第4,08
6,650号に記載されている。
【0019】誘電被覆電極40及び導電性シールド42
を有するフィードバックデコロトロン38がデコロトロ
ン28と相互作用して、統合帯電装置(ICD)を形成
している。交流電源44が電極40に作動連結し、直流
電源46が導電性シールド42に作動連結している。
を有するフィードバックデコロトロン38がデコロトロ
ン28と相互作用して、統合帯電装置(ICD)を形成
している。交流電源44が電極40に作動連結し、直流
電源46が導電性シールド42に作動連結している。
【0020】次に、感光体表面の帯電部分は露光部Bへ
進む。露光部Bでは、均一に帯電している感光体すなわ
ち電荷保持表面10がレーザ利用の入力及び/または出
力走査装置48で露光されて、電荷保持表面が走査装置
からの出力に従って放電する。好ましくは、走査装置は
3レベルレーザラスター出力スキャナ(ROS)であ
る。あるいは、ROSの代わりに従来形電子写真露光装
置を用いることもできる。ROSは光学系、センサ、レ
ーザ管及び常駐制御またはピクセルボードを有してい
る。
進む。露光部Bでは、均一に帯電している感光体すなわ
ち電荷保持表面10がレーザ利用の入力及び/または出
力走査装置48で露光されて、電荷保持表面が走査装置
からの出力に従って放電する。好ましくは、走査装置は
3レベルレーザラスター出力スキャナ(ROS)であ
る。あるいは、ROSの代わりに従来形電子写真露光装
置を用いることもできる。ROSは光学系、センサ、レ
ーザ管及び常駐制御またはピクセルボードを有してい
る。
【0021】感光体は、最初は電圧V0 に帯電するが、
約−900ボルトのVddp すなわちVCAD レベルまで暗
減衰して、CAD像を形成する。露光部Bで露光される
と、それは像のハイライトカラー(すなわち黒色以外の
色)部分でゼロまたは大地電位に近い約−100ボルト
のVc すなわちVDAD まで放電して、DAD像を形成す
る。図1aを参照されたい。感光体はまた、背景(白
色)領域で約−500ボルトのVw すなわちVMod まで
放電する。
約−900ボルトのVddp すなわちVCAD レベルまで暗
減衰して、CAD像を形成する。露光部Bで露光される
と、それは像のハイライトカラー(すなわち黒色以外の
色)部分でゼロまたは大地電位に近い約−100ボルト
のVc すなわちVDAD まで放電して、DAD像を形成す
る。図1aを参照されたい。感光体はまた、背景(白
色)領域で約−500ボルトのVw すなわちVMod まで
放電する。
【0022】そのような目的で用いられる従来形露光装
置からなるパッチ発生器52(図3及び4)がパッチ発
生部Cに配置されている。それは、現像及び非現像状態
で様々な処理関数の制御に使用されるトナーテストパッ
チを文書間ゾーンに形成することができる。現像後のテ
ストパッチの反射率を感知または測定するために赤外線
濃度計(IRD)54が使用される。
置からなるパッチ発生器52(図3及び4)がパッチ発
生部Cに配置されている。それは、現像及び非現像状態
で様々な処理関数の制御に使用されるトナーテストパッ
チを文書間ゾーンに形成することができる。現像後のテ
ストパッチの反射率を感知または測定するために赤外線
濃度計(IRD)54が使用される。
【0023】パッチの発生後、感光体は第1ESV部D
を通過するが、この第1ESV部Dに設けられたESV
(ESV1 )55は、感光体上の一定の静電荷レベル
(すなわちVDAD 、VCAD 、VMod 及びVtc)を、感光
体のそれらの部分が現像部Eを通過する前に感知または
読み取るためのものである。
を通過するが、この第1ESV部Dに設けられたESV
(ESV1 )55は、感光体上の一定の静電荷レベル
(すなわちVDAD 、VCAD 、VMod 及びVtc)を、感光
体のそれらの部分が現像部Eを通過する前に感知または
読み取るためのものである。
【0024】現像部Eでは、磁気ブラシ現像装置56
が、現像剤を感光体上の静電潜像と接触する位置へ進め
る。現像装置56には第1及び第2現像剤ハウジング構
造体58及び60が設けられている。好ましくは、各々
の磁気ブラシ現像ハウジングには1対の磁気ブラシ現像
剤ローラを設ける。従って、ハウジング58には1対の
ローラ62、64が設けられ、ハウジング60には1対
の磁気ブラシローラ66、68が設けられている。各対
のローラは、それぞれの現像剤を潜像と接触する位置へ
進める。それぞれの現像剤ハウジング58及び60に電
気接続された電源70及び71によって適当な現像剤バ
イアスがかけられている。トナーが現像剤ハウジング構
造体58及び60から減少した時にトナーを補充するた
め、1対のトナー補給装置72及び73(図2)が設け
られている。
が、現像剤を感光体上の静電潜像と接触する位置へ進め
る。現像装置56には第1及び第2現像剤ハウジング構
造体58及び60が設けられている。好ましくは、各々
の磁気ブラシ現像ハウジングには1対の磁気ブラシ現像
剤ローラを設ける。従って、ハウジング58には1対の
ローラ62、64が設けられ、ハウジング60には1対
の磁気ブラシローラ66、68が設けられている。各対
のローラは、それぞれの現像剤を潜像と接触する位置へ
進める。それぞれの現像剤ハウジング58及び60に電
気接続された電源70及び71によって適当な現像剤バ
イアスがかけられている。トナーが現像剤ハウジング構
造体58及び60から減少した時にトナーを補充するた
め、1対のトナー補給装置72及び73(図2)が設け
られている。
【0025】静電潜像の現像における色の識別は、ハウ
ジング内のトナーの極性によって決まる方向へ背景電圧
VMod からオフセットした電圧の電気バイアスが磁気ブ
ラシローラ62、64、66及び68にかけられている
2つの現像ハウジング58及び60を1パス通過するこ
とによって行われる。一方のハウジング、例えば58
(説明上第1ハウジングとする)には、摩擦電気特性を
備えた(すなわち負に帯電した)赤色の導電性磁気ブラ
シ(CMB)現像剤74が収容されているため、それ
は、感光体と現像ローラ62、64との間の静電現像界
(VDAD −Vcolor bias)によって潜像の最も電荷が低
く電位がVDAD である帯電領域へ進められる。これらの
ローラには、電源70によって断続的直流バイアスがか
けられている。
ジング内のトナーの極性によって決まる方向へ背景電圧
VMod からオフセットした電圧の電気バイアスが磁気ブ
ラシローラ62、64、66及び68にかけられている
2つの現像ハウジング58及び60を1パス通過するこ
とによって行われる。一方のハウジング、例えば58
(説明上第1ハウジングとする)には、摩擦電気特性を
備えた(すなわち負に帯電した)赤色の導電性磁気ブラ
シ(CMB)現像剤74が収容されているため、それ
は、感光体と現像ローラ62、64との間の静電現像界
(VDAD −Vcolor bias)によって潜像の最も電荷が低
く電位がVDAD である帯電領域へ進められる。これらの
ローラには、電源70によって断続的直流バイアスがか
けられている。
【0026】第2ハウジング内の導電性黒色磁気ブラシ
現像剤76は、その黒色トナーが感光体と現像ローラ6
6、68との間に存在している静電界(VCAD −V
black bi as)によって潜像の最も電荷が高く電位がV
CAD である部分へ進められるように、その摩擦電荷が選
択されている。これらのローラ66、68には、ローラ
62及び64と同様に、電源72によって断続的直列バ
イアスがかけられている。断続的直流バイアスとは、現
像剤ハウジングにかけられたハウジングバイアスが、お
よそDAD現像剤の通常バイアスを表している電位V
Bias Low、及び通常バイアスよりも相当に負が大きいバ
イアスVbias High の2つの電位間で交互していること
を意味している。このバイアスの交互は、周期的に所定
の頻度で発生し、各サイクルの周期は、2つのバイアス
レベル間に使用率で5〜10%(Vbias H igh のサイク
ル割合)とVBias Lowの90〜95%とに分割されてい
る。CAD像の場合、VBias Low及びVbias High の両
方の振幅は、DADハウジングの場合とほぼ同じである
が、CADハウジングのバイアスが90〜95%の使用
率でVbias High であるという意味で波形が逆になって
いる。VBias Low及びVbias High 間で行われる現像剤
バイアスの切り換えは、電源70及び74によって自動
的に実施される。断続的直流バイアスに関しては、本出
願と同一の譲受人に譲渡されている、ジャーメイン(Ger
main) らが1989年11月22日に出願した米国特許
出願第440,913号を参照されたい。
現像剤76は、その黒色トナーが感光体と現像ローラ6
6、68との間に存在している静電界(VCAD −V
black bi as)によって潜像の最も電荷が高く電位がV
CAD である部分へ進められるように、その摩擦電荷が選
択されている。これらのローラ66、68には、ローラ
62及び64と同様に、電源72によって断続的直列バ
イアスがかけられている。断続的直流バイアスとは、現
像剤ハウジングにかけられたハウジングバイアスが、お
よそDAD現像剤の通常バイアスを表している電位V
Bias Low、及び通常バイアスよりも相当に負が大きいバ
イアスVbias High の2つの電位間で交互していること
を意味している。このバイアスの交互は、周期的に所定
の頻度で発生し、各サイクルの周期は、2つのバイアス
レベル間に使用率で5〜10%(Vbias H igh のサイク
ル割合)とVBias Lowの90〜95%とに分割されてい
る。CAD像の場合、VBias Low及びVbias High の両
方の振幅は、DADハウジングの場合とほぼ同じである
が、CADハウジングのバイアスが90〜95%の使用
率でVbias High であるという意味で波形が逆になって
いる。VBias Low及びVbias High 間で行われる現像剤
バイアスの切り換えは、電源70及び74によって自動
的に実施される。断続的直流バイアスに関しては、本出
願と同一の譲受人に譲渡されている、ジャーメイン(Ger
main) らが1989年11月22日に出願した米国特許
出願第440,913号を参照されたい。
【0027】これに対して、前述の従来形3レベル像形
成では、CAD及びDAD現像剤ハウジングのバイアス
は、背景電圧から約−100ボルトオフセットした単一
の値に設定されている。現像中、単一の現像バイアス電
圧が継続的に現像構造体の各々に加えられている。別の
表現をすれば、各現像構造体でのそのバイアスの使用率
が100%である。
成では、CAD及びDAD現像剤ハウジングのバイアス
は、背景電圧から約−100ボルトオフセットした単一
の値に設定されている。現像中、単一の現像バイアス電
圧が継続的に現像構造体の各々に加えられている。別の
表現をすれば、各現像構造体でのそのバイアスの使用率
が100%である。
【0028】感光体上に現像された合成像は正及び負の
トナーで形成されているので、事前転写部Gに設けられ
た負の事前転写デコロトロン部材100が、正のコロナ
放電を利用して基材へ効果的に転写できるようにトナー
の調整を行う。
トナーで形成されているので、事前転写部Gに設けられ
た負の事前転写デコロトロン部材100が、正のコロナ
放電を利用して基材へ効果的に転写できるようにトナー
の調整を行う。
【0029】現像に続いて、支持材用紙102(図3)
が転写部Jでトナー像と接触できるように送られる。支
持材用紙は、用紙ハンドリングモジュール8の一部を構
成している従来形用紙送り装置によって転写部Jへ進め
られる。好ましくは用紙送り装置は、用紙束の最上位置
にある用紙に接触している送りローラを含む。送りロー
ラが回転することによって、最上位置にある用紙が用紙
束からシュートへ送り込まれ、シュートは前進中の支持
材用紙をタイミングを合わせてベルト10の感光表面と
接触するように送ることによって、その上に現像されて
いるトナー粉像が転写部Jで前進中の支持材用紙に接触
する。
が転写部Jでトナー像と接触できるように送られる。支
持材用紙は、用紙ハンドリングモジュール8の一部を構
成している従来形用紙送り装置によって転写部Jへ進め
られる。好ましくは用紙送り装置は、用紙束の最上位置
にある用紙に接触している送りローラを含む。送りロー
ラが回転することによって、最上位置にある用紙が用紙
束からシュートへ送り込まれ、シュートは前進中の支持
材用紙をタイミングを合わせてベルト10の感光表面と
接触するように送ることによって、その上に現像されて
いるトナー粉像が転写部Jで前進中の支持材用紙に接触
する。
【0030】転写部Jには、用紙102の裏面に正イオ
ンを噴射する転写デコロトロン104が設けられてい
る。これによって、負に帯電しているトナー粉像がベル
ト10から用紙102へ引き付けられる。用紙をベルト
10から離脱させやすくするため、離脱コロナ発生装置
を用いることもできる。
ンを噴射する転写デコロトロン104が設けられてい
る。これによって、負に帯電しているトナー粉像がベル
ト10から用紙102へ引き付けられる。用紙をベルト
10から離脱させやすくするため、離脱コロナ発生装置
を用いることもできる。
【0031】転写後、用紙は矢印108の方向へコンベ
ヤ(図示せず)上に移され、コンベヤは用紙を定着部M
へ送る。定着部Mには定着アセンブリ120が設けられ
ており、これは転写された粉像を用紙102に永久的に
付着させる。好ましくは、定着アセンブリ120には加
熱定着ローラ122とバックアップローラ124とが設
けられる。用紙102は、トナー粉像が定着ローラ12
2に接触するようにして定着ローラ122とバックアッ
プローラ124との間を通過する。このようにして、ト
ナー粉像は、冷却後に用紙102に永久的に付着する。
定着後、シュート(図示せず)が前進中の用紙102を
受けトレー126及び128(図2)へ送り、その後に
オペレータが印刷装置から取り出すことができる。
ヤ(図示せず)上に移され、コンベヤは用紙を定着部M
へ送る。定着部Mには定着アセンブリ120が設けられ
ており、これは転写された粉像を用紙102に永久的に
付着させる。好ましくは、定着アセンブリ120には加
熱定着ローラ122とバックアップローラ124とが設
けられる。用紙102は、トナー粉像が定着ローラ12
2に接触するようにして定着ローラ122とバックアッ
プローラ124との間を通過する。このようにして、ト
ナー粉像は、冷却後に用紙102に永久的に付着する。
定着後、シュート(図示せず)が前進中の用紙102を
受けトレー126及び128(図2)へ送り、その後に
オペレータが印刷装置から取り出すことができる。
【0032】支持材用紙がベルト10の感光表面から離
れた後、感光表面の非結像領域に装荷されていた残留ト
ナー粒子が除去される。これらの粒子はクリーニング部
Lで取り除かれる。クリーニングハウジング100が、
2つのクリーニングブラシ132、134を互いに反対
方向へ回転するようにして、また各々が感光ベルト10
を洗浄できるようにして支持している。各ブラシ13
2、134は、ほぼ円筒形をしており、長手方向軸線が
感光ベルト10にほぼ平行で、感光体の移動方向16に
直交する方向に配置されている。ブラシ132、134
の各々は、ベースに多数の絶縁繊維を取り付けて構成さ
れ、各ベースがそれぞれ(図示しない駆動部材で)回転
可能に軸支されている。ブラシは一般的に、フリッカー
バーによってトナーが落とされ、その離脱したトナー
は、真空源(図示せず)によって移動する空気でハウジ
ングと感光ベルト10との間の隙間を通り、絶縁繊維を
通過して図示しないチャネルから排出される。一般的な
ブラシの回転速度は1300rpmであり、ブラシ/感
光体の接合部は通常約2mmである。ブラシ132、1
34をフリッカーバー(図示せず)に当てて叩くことに
よって、ブラシに付着しているトナーを離脱させると共
に、ブラシ繊維を適当に摩擦帯電させることができる。
れた後、感光表面の非結像領域に装荷されていた残留ト
ナー粒子が除去される。これらの粒子はクリーニング部
Lで取り除かれる。クリーニングハウジング100が、
2つのクリーニングブラシ132、134を互いに反対
方向へ回転するようにして、また各々が感光ベルト10
を洗浄できるようにして支持している。各ブラシ13
2、134は、ほぼ円筒形をしており、長手方向軸線が
感光ベルト10にほぼ平行で、感光体の移動方向16に
直交する方向に配置されている。ブラシ132、134
の各々は、ベースに多数の絶縁繊維を取り付けて構成さ
れ、各ベースがそれぞれ(図示しない駆動部材で)回転
可能に軸支されている。ブラシは一般的に、フリッカー
バーによってトナーが落とされ、その離脱したトナー
は、真空源(図示せず)によって移動する空気でハウジ
ングと感光ベルト10との間の隙間を通り、絶縁繊維を
通過して図示しないチャネルから排出される。一般的な
ブラシの回転速度は1300rpmであり、ブラシ/感
光体の接合部は通常約2mmである。ブラシ132、1
34をフリッカーバー(図示せず)に当てて叩くことに
よって、ブラシに付着しているトナーを離脱させると共
に、ブラシ繊維を適当に摩擦帯電させることができる。
【0033】クリーニングの後、放電ランプ140が感
光表面10に光を照射して、次の連続像形成サイクルの
ための帯電に先だってそれに残っている残留負静電荷を
消散させる。このため、光管142が設けられている。
別の光管144が、事前転写デコロトロン100の下流
側において感光体の裏側に光を照射するようになってい
る。感光体にはさらに、ランプ140から光チャネル1
46を介して光が照射される。
光表面10に光を照射して、次の連続像形成サイクルの
ための帯電に先だってそれに残っている残留負静電荷を
消散させる。このため、光管142が設けられている。
別の光管144が、事前転写デコロトロン100の下流
側において感光体の裏側に光を照射するようになってい
る。感光体にはさらに、ランプ140から光チャネル1
46を介して光が照射される。
【0034】図4は、電子写真処理モジュール4の作動
部材及びそれらを制御するために使用されている感知ま
たは測定装置の相互連結を示している。図示のように、
ESV1 、ESV2 及びIRD54が、アナログ・ディ
ジタル(A/D)変換器152を介して制御盤150に
作動連結している。ESV1 及びESV2 は0〜10ボ
ルトのアナログ読み取り値を発生し、それらはアナログ
・ディジタル変換器152によって0〜255のディジ
タル値に変換される。各ビットは0.040ボルト(1
0/255)に相当し、これは0〜1500の感光体電
圧に対応し、1ビットが5.88ボルト(1500/2
55)に相当している。
部材及びそれらを制御するために使用されている感知ま
たは測定装置の相互連結を示している。図示のように、
ESV1 、ESV2 及びIRD54が、アナログ・ディ
ジタル(A/D)変換器152を介して制御盤150に
作動連結している。ESV1 及びESV2 は0〜10ボ
ルトのアナログ読み取り値を発生し、それらはアナログ
・ディジタル変換器152によって0〜255のディジ
タル値に変換される。各ビットは0.040ボルト(1
0/255)に相当し、これは0〜1500の感光体電
圧に対応し、1ビットが5.88ボルト(1500/2
55)に相当している。
【0035】アナログ測定値に対応したディジタル値
は、制御盤150の一部を形成しているファームウェア
によって不揮発記憶装置(NVM)156で処理され
る。得られたディジタル値は、ディジタル・アナログ
(D/A)変換器158によって変換されて、ROS4
8、デコロトロン28、54、90、100及び104
の制御に使用される。トナーディスペンサ160及び1
62はディジタル値によって制御される。作動機械部材
の作動の設定及び調整に使用される目標値はNVMに記
憶される。
は、制御盤150の一部を形成しているファームウェア
によって不揮発記憶装置(NVM)156で処理され
る。得られたディジタル値は、ディジタル・アナログ
(D/A)変換器158によって変換されて、ROS4
8、デコロトロン28、54、90、100及び104
の制御に使用される。トナーディスペンサ160及び1
62はディジタル値によって制御される。作動機械部材
の作動の設定及び調整に使用される目標値はNVMに記
憶される。
【0036】感光体上の未現像CAD像がDAD現像剤
ハウジング構造体58を通過する時、カラー現像剤は非
常に大きいクリーニング界を経験する。カラー現像剤7
4が導電性であることから、電荷がカラー現像剤から感
光体へ移動し、黒色すなわちCAD潜像の電圧が低下す
る。従って、現像構造体58及び60の間に配置されて
いる第2ESV80(ESV2 )によってVCAD 、V
DAD 及びVtbの読み取りまたは感知が行われる。
ハウジング構造体58を通過する時、カラー現像剤は非
常に大きいクリーニング界を経験する。カラー現像剤7
4が導電性であることから、電荷がカラー現像剤から感
光体へ移動し、黒色すなわちCAD潜像の電圧が低下す
る。従って、現像構造体58及び60の間に配置されて
いる第2ESV80(ESV2 )によってVCAD 、V
DAD 及びVtbの読み取りまたは感知が行われる。
【0037】カラーすなわちDAD現像剤ハウジングを
通過する時のCAD像の電圧損失の量は一定ではない。
特に、カラー現像ゾーンに送られる電圧が増加するのに
伴って、損失が大きくなる。このため、感光体が老化
し、暗減衰が増加するほど、電圧損失が著しくなる。こ
こで、損失が大きくなるのに伴って、それを補償するた
めに帯電部での電圧を増加させなければならない。さら
に、これによってカラーハウジングの電圧が増加するた
め、暴走状況が発生しやすい。この状態は、損失(V
CAD @ESV1 −VCAD @ESV2 )対入力電圧(V
CAD @ESV1 −Vco lor bias)曲線の傾斜が1を超え
た時に発生する。
通過する時のCAD像の電圧損失の量は一定ではない。
特に、カラー現像ゾーンに送られる電圧が増加するのに
伴って、損失が大きくなる。このため、感光体が老化
し、暗減衰が増加するほど、電圧損失が著しくなる。こ
こで、損失が大きくなるのに伴って、それを補償するた
めに帯電部での電圧を増加させなければならない。さら
に、これによってカラーハウジングの電圧が増加するた
め、暴走状況が発生しやすい。この状態は、損失(V
CAD @ESV1 −VCAD @ESV2 )対入力電圧(V
CAD @ESV1 −Vco lor bias)曲線の傾斜が1を超え
た時に発生する。
【0038】カラーハウジングへ送られる電圧がこの
「降伏」点を超えた場合、通常の制御決定(すなわち感
光体の電荷レベルの上昇)はもはや適当ではない。電荷
電圧をさらに増加させれば、カラーハウジング以降で感
光体の電圧が低くなってしまう。例えば、現在の電圧
で、曲線の傾斜が1.5である場合、電荷が10ボルト
増加すると、15ボルト大きい損失になり、カラーハウ
ジング以降の電圧が、暗減衰を計算に入れないで実際に
5ボルト下がる。
「降伏」点を超えた場合、通常の制御決定(すなわち感
光体の電荷レベルの上昇)はもはや適当ではない。電荷
電圧をさらに増加させれば、カラーハウジング以降で感
光体の電圧が低くなってしまう。例えば、現在の電圧
で、曲線の傾斜が1.5である場合、電荷が10ボルト
増加すると、15ボルト大きい損失になり、カラーハウ
ジング以降の電圧が、暗減衰を計算に入れないで実際に
5ボルト下がる。
【0039】ESV1 がカラーハウジングに入るCAD
電圧を監視して、それが臨界値を超えた時、ESV2 の
電圧が低すぎる場合でも帯電デコロトロンの制御による
さらなる増加を防止する。これにより、老化した感光体
の寿命が幾分長くなり、壊滅的な制御暴走が防止され
る。
電圧を監視して、それが臨界値を超えた時、ESV2 の
電圧が低すぎる場合でも帯電デコロトロンの制御による
さらなる増加を防止する。これにより、老化した感光体
の寿命が幾分長くなり、壊滅的な制御暴走が防止され
る。
【0040】3レベル電子写真法では、両方の現像部で
非常に正確な静電制御が必要とされる。これは、ESV
1 及びESV2 を使用することによって、連続像の間の
文書間ゾーンに書き込まれたテストパッチ領域における
感光体の電圧状態を測定することによって達成される。
しかし、カラー現像剤は黒色現像界の大きさを幾分変動
状態で減少させるので、カラーハウジングに続く黒色現
像に関連した静電気の値を読み取る必要がある。
非常に正確な静電制御が必要とされる。これは、ESV
1 及びESV2 を使用することによって、連続像の間の
文書間ゾーンに書き込まれたテストパッチ領域における
感光体の電圧状態を測定することによって達成される。
しかし、カラー現像剤は黒色現像界の大きさを幾分変動
状態で減少させるので、カラーハウジングに続く黒色現
像に関連した静電気の値を読み取る必要がある。
【0041】かかる装置では、ESVの読み取り値が妥
当な精度を有していることが必要である。ESVはサー
ビスレプ(service rep) によって共通源に合わせて校正
できるが、時間が経過して帯電トナー粒子が装置内に付
着した場合にESV出力が変動することがわかってい
る。単一のESVでは、感光体上の電荷とESVハウジ
ングの内部に溜まっているトナー粒子の電荷とを区別す
ることができない。
当な精度を有していることが必要である。ESVはサー
ビスレプ(service rep) によって共通源に合わせて校正
できるが、時間が経過して帯電トナー粒子が装置内に付
着した場合にESV出力が変動することがわかってい
る。単一のESVでは、感光体上の電荷とESVハウジ
ングの内部に溜まっているトナー粒子の電荷とを区別す
ることができない。
【0042】ここに示されているように2つのESVを
用いた制御装置では、ESV1 は汚染されにくいので、
校正を行うための基準として利用される。通常のサイク
ルが終了してから次にサイクルが開始される位置に、帯
電装置で帯電されていないが多機能消去ランプ140に
よって露光されている感光体部分がある。この感光体部
分は、感光体上に残っている残留電圧か、それ以下であ
り、暗減衰をほとんど受けない。
用いた制御装置では、ESV1 は汚染されにくいので、
校正を行うための基準として利用される。通常のサイク
ルが終了してから次にサイクルが開始される位置に、帯
電装置で帯電されていないが多機能消去ランプ140に
よって露光されている感光体部分がある。この感光体部
分は、感光体上に残っている残留電圧か、それ以下であ
り、暗減衰をほとんど受けない。
【0043】ESVは、感光体上にゼロボルトを読み取
った時、その出力が1ボルトのオフセットを記録するよ
うに定められている。0〜10ボルトのアナログから0
〜255ビットのディジタルに変換する時、1ビットが
アナログの0.040ボルトに相当し、これは感光表面
上の約5.88ボルトの読み取り値に等しい。例えば、
感光体の電圧が59ボルトであれば、ESV読み取り値
が、25ビットのオフセットを含めて35ビットにな
る。
った時、その出力が1ボルトのオフセットを記録するよ
うに定められている。0〜10ボルトのアナログから0
〜255ビットのディジタルに変換する時、1ビットが
アナログの0.040ボルトに相当し、これは感光表面
上の約5.88ボルトの読み取り値に等しい。例えば、
感光体の電圧が59ボルトであれば、ESV読み取り値
が、25ビットのオフセットを含めて35ビットにな
る。
【0044】そのような低い電圧では感光体の暗減衰が
少なく、ESV1及びESV2が適正に校正されていれ
ば、両者で同一電圧が読み取られるはずである。帯電粒
子による汚染が、一方または両方のESVの読み取り値
を変化させる。
少なく、ESV1及びESV2が適正に校正されていれ
ば、両者で同一電圧が読み取られるはずである。帯電粒
子による汚染が、一方または両方のESVの読み取り値
を変化させる。
【0045】通常のサイクルが終了してから次にサイク
ルが開始される位置において、感光体が移動する時に両
方のESVで感光体の比較的未帯電部分が読み取られ
る。ESV1 を基準として使用して、ESV1 と同じ残
留感光体電圧読み取り値に達するように、ESV2 のゼ
ロオフセットを調節する。この新しいオフセットが不揮
発記憶装置(NVM)に記憶され、さらに新しいオフセ
ットが測定されるまで、以降のすべてのESV2 電圧読
み取り値の調節に使用される。このようにして、帯電粒
子によるESV2 プローブの汚染は、ESV1 の読み取
り値から排除される。
ルが開始される位置において、感光体が移動する時に両
方のESVで感光体の比較的未帯電部分が読み取られ
る。ESV1 を基準として使用して、ESV1 と同じ残
留感光体電圧読み取り値に達するように、ESV2 のゼ
ロオフセットを調節する。この新しいオフセットが不揮
発記憶装置(NVM)に記憶され、さらに新しいオフセ
ットが測定されるまで、以降のすべてのESV2 電圧読
み取り値の調節に使用される。このようにして、帯電粒
子によるESV2 プローブの汚染は、ESV1 の読み取
り値から排除される。
【0046】図4に示されているように、ESV1 及び
ESV2 の読み取り値を表すアナログ電圧信号は、アナ
ログ・ディジタル(A/D)変換器へ送られる。A/D
に送られたディジタル値が電子制御盤150によって利
用されて、上記の新しいオフセットがNVMに記憶され
る。記憶されたオフセットは、以降のすべてのESV2
によるCAD像読み取り値の調節に使用される。制御盤
の電子機器及び論理回路が、ESV2 によるCAD像の
読み取り値からNVMに記憶されている新しいオフセッ
トを減じた値をNVMに記憶されている目標値と比較す
る。CAD電圧レベルの差をディジタル・アナログ(D
/A)変換器158を介して利用して、デコロトロン3
8のシールド42に印加する直流電圧を調節する。前述
したように、ESV1 がCAD電圧を監視して、それが
記憶装置に記憶されている目標値を超えた時、フィード
バックデコロトロン38の制御を引き継ぐ。VCAD @E
SV1 −Vcolor biasが目標値より大きい場合、ESV
1 の読み取り値を利用して、V0 の変化を防止する。装
置はV0 を減少させるように作用しない(従って、高す
ぎる場合、VCAD #ESV1 )。
ESV2 の読み取り値を表すアナログ電圧信号は、アナ
ログ・ディジタル(A/D)変換器へ送られる。A/D
に送られたディジタル値が電子制御盤150によって利
用されて、上記の新しいオフセットがNVMに記憶され
る。記憶されたオフセットは、以降のすべてのESV2
によるCAD像読み取り値の調節に使用される。制御盤
の電子機器及び論理回路が、ESV2 によるCAD像の
読み取り値からNVMに記憶されている新しいオフセッ
トを減じた値をNVMに記憶されている目標値と比較す
る。CAD電圧レベルの差をディジタル・アナログ(D
/A)変換器158を介して利用して、デコロトロン3
8のシールド42に印加する直流電圧を調節する。前述
したように、ESV1 がCAD電圧を監視して、それが
記憶装置に記憶されている目標値を超えた時、フィード
バックデコロトロン38の制御を引き継ぐ。VCAD @E
SV1 −Vcolor biasが目標値より大きい場合、ESV
1 の読み取り値を利用して、V0 の変化を防止する。装
置はV0 を減少させるように作用しない(従って、高す
ぎる場合、VCAD #ESV1 )。
【図1】 aは3レベル静電潜像を説明する感光体電位
対露光のグラフである。bは1パスハイライトカラー潜
像特性を示す感光体電位の説明図である。
対露光のグラフである。bは1パスハイライトカラー潜
像特性を示す感光体電位の説明図である。
【図2】 電子写真処理モジュールの電子写真の構成要
素を図示した印刷装置の概略説明図である。
素を図示した印刷装置の概略説明図である。
【図3】 図2に示されている印刷装置の、像を形成す
るための作動部材を含む電子写真処理部及びそれに作動
連結した制御部材の概略図である。
るための作動部材を含む電子写真処理部及びそれに作動
連結した制御部材の概略図である。
【図4】 電子写真処理モジュールの作動部材及びそれ
らを制御するために使用されている制御装置間の相互連
結状態を示すブロック図である。
らを制御するために使用されている制御装置間の相互連
結状態を示すブロック図である。
10 感光体、26 モータ、28 デコロトロン、3
8 フィードバックデコロトロン、48 走査装置、5
2 パッチ発生器、55,80 静電電圧計(ES
V)、58,60 現像剤ハウジング、150 制御
盤、156 不揮発記憶装置
8 フィードバックデコロトロン、48 走査装置、5
2 パッチ発生器、55,80 静電電圧計(ES
V)、58,60 現像剤ハウジング、150 制御
盤、156 不揮発記憶装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ダニエル・ダブリュー・マクドナルド アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14502 ファーミントン マルベリードライブ 206 (72)発明者 ケニス・エス・パランボ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14617 アイアンデコイト コールブルックドラ イブ 95 (72)発明者 アンソニー・エル・パオリーニ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14586 ダブリュー・ヘンリエッタ ベイリーロ ード 877 (72)発明者 ロビン・イー・バーマン アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14623 ロチェスター イーストスクワイヤドラ イブ 59 アパートメント4 (72)発明者 カール・ビー・ハーウィッチ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14625 ロチェスター エリソンヒルズドライブ 18
Claims (2)
- 【請求項1】 3レベル像形成装置の作動中に電荷保持
表面上に3レベル像形成する方法において、次の段階を
含む方法:前記電荷保持表面を均一に帯電させる帯電
部、潜像を現像するための複数の現像構造体及び前記電
荷保持表面を放電させる照明部を含む複数の処理部を通
過するように前記電荷保持表面を移動させ;帯電像領
域、放電像領域及び背景領域を有する3レベル像を前記
電荷保持表面上に形成し;第1感知装置を用いて、前記
帯電像領域での電圧損失に応答して前記コロナ放電構造
体の出力を制御し;第2感知装置を用いて、前記帯電像
領域の電圧レベルを監視し;前記第2感知装置で所定値
が感知された時、前記第2感知装置で前記コロナ放電装
置の出力を制御する。 - 【請求項2】 3レベル像形成装置の作動中に電荷保持
表面上に3レベル像を形成する装置であって、次のもの
を含む前記装置:前記電荷保持表面を均一に帯電させる
帯電部、潜像を現像するための複数の現像構造体及び前
記電荷保持表面を放電させる照明部を含む複数の処理部
を通過するように前記電荷保持表面を移動させる手段;
帯電像領域、放電像領域及び背景領域を有する3レベル
像を前記電荷保持表面上に形成する手段;前記帯電像領
域での電圧損失に応答して前記コロナ放電構造体の出力
を制御する手段;前記帯電像領域の電圧レベルを監視す
る手段;前記監視装置で所定値が感知された時、前記監
視装置で前記コロナ放電装置の出力を制御する手段。
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---|---|---|---|
US75547391A | 1991-09-05 | 1991-09-05 | |
US755473 | 1991-09-05 |
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