JPH05265362A - 電子写真装置 - Google Patents
電子写真装置Info
- Publication number
- JPH05265362A JPH05265362A JP6195192A JP6195192A JPH05265362A JP H05265362 A JPH05265362 A JP H05265362A JP 6195192 A JP6195192 A JP 6195192A JP 6195192 A JP6195192 A JP 6195192A JP H05265362 A JPH05265362 A JP H05265362A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- photoconductor
- cleaning blade
- tip portion
- voltage
- toner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
- Cleaning In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 クリーニングブレードに帯電機能や除電機能
を付加することにより、大幅な小型化、軽量化およびコ
ストダウンを可能にする。 【構成】 クリーニングブレード6bは、ポリウレタン
に酸化アルミ等の金属やカーボンを分散させて所定の抵
抗値のものに形成されたもので、先端部が感光体8表面
と接触すると共に、その先端部に連なる部分がその先端
部を通りすぎた上記感光体表面との間にエアギャップ1
0bを有し、直流12に交流11が重畳された電圧が印
加され、除電および帯電が可能である。直流電圧の印加
だけで帯電機能だけを持たせることもでき、交流電圧の
印加だけで除電機能だけを持たせることもできる。
を付加することにより、大幅な小型化、軽量化およびコ
ストダウンを可能にする。 【構成】 クリーニングブレード6bは、ポリウレタン
に酸化アルミ等の金属やカーボンを分散させて所定の抵
抗値のものに形成されたもので、先端部が感光体8表面
と接触すると共に、その先端部に連なる部分がその先端
部を通りすぎた上記感光体表面との間にエアギャップ1
0bを有し、直流12に交流11が重畳された電圧が印
加され、除電および帯電が可能である。直流電圧の印加
だけで帯電機能だけを持たせることもでき、交流電圧の
印加だけで除電機能だけを持たせることもできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機やプリンタ等
の電子写真装置に関する。
の電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真装置としては、例えば、
図5に示すような複写機がある。この複写機は、回転す
る感光体8の表面を帯電器1で帯電させ、その帯電した
感光体表面を露光して静電潜像を形成し、その静電潜像
を現像器2のトナーで現像してトナー像を形成し、その
トナー像を転写器4で転写材3に転写し、転写材3に転
写した像を定着器5で定着する一方、転写されずに感光
体上に残留したトナーをクリーナー6で回収し、感光体
8上の残留電荷を除電ランプで除去し、次の工程に入る
ようになっている。
図5に示すような複写機がある。この複写機は、回転す
る感光体8の表面を帯電器1で帯電させ、その帯電した
感光体表面を露光して静電潜像を形成し、その静電潜像
を現像器2のトナーで現像してトナー像を形成し、その
トナー像を転写器4で転写材3に転写し、転写材3に転
写した像を定着器5で定着する一方、転写されずに感光
体上に残留したトナーをクリーナー6で回収し、感光体
8上の残留電荷を除電ランプで除去し、次の工程に入る
ようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
複写機では、帯電と除電とトナーの回収を、それぞれ帯
電器1と除電ランプ7とクリーナ6で別々に行っている
ため、構成品の数が多く、装置の小型、軽量化に対して
は、各構成品をシンプルな構造にするとか小型にするこ
とで対応していたが、構成品の数が多いことから装置全
体の小型、軽量化に限界が生じていた。そこで、この発
明の目的は、クリーナ6のクリーニングブレード6bに
帯電機能や除電機能を持たせることにより、構成品の数
を減らし、小型、軽量化を容易にした電子写真装置を提
供することにある。
複写機では、帯電と除電とトナーの回収を、それぞれ帯
電器1と除電ランプ7とクリーナ6で別々に行っている
ため、構成品の数が多く、装置の小型、軽量化に対して
は、各構成品をシンプルな構造にするとか小型にするこ
とで対応していたが、構成品の数が多いことから装置全
体の小型、軽量化に限界が生じていた。そこで、この発
明の目的は、クリーナ6のクリーニングブレード6bに
帯電機能や除電機能を持たせることにより、構成品の数
を減らし、小型、軽量化を容易にした電子写真装置を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明は、回転する感光体表面を帯電手段で帯
電させ、その帯電した感光体表面を露光して静電潜像を
形成し、その静電潜像をトナーで現像してトナー像を形
成し、そのトナー像を転写材に転写し、転写されずに感
光体表面に残留したトナーをクリーニングブレードで除
去し、感光体表面の残留電荷を除電手段で除去するよう
にした電子写真装置において、上記クリーニングブレー
ドは、高分子材料に導電性材料を混ぜて所定の抵抗値に
なるように形成され、先端部が上記感光体表面に接触す
ると共に、その先端部に連なる部分がその先端部を通り
すぎた上記感光体表面との間にエアギャップを有し、交
流電圧が印加されることによって除電手段を兼ねること
を特徴としている。
め、第1の発明は、回転する感光体表面を帯電手段で帯
電させ、その帯電した感光体表面を露光して静電潜像を
形成し、その静電潜像をトナーで現像してトナー像を形
成し、そのトナー像を転写材に転写し、転写されずに感
光体表面に残留したトナーをクリーニングブレードで除
去し、感光体表面の残留電荷を除電手段で除去するよう
にした電子写真装置において、上記クリーニングブレー
ドは、高分子材料に導電性材料を混ぜて所定の抵抗値に
なるように形成され、先端部が上記感光体表面に接触す
ると共に、その先端部に連なる部分がその先端部を通り
すぎた上記感光体表面との間にエアギャップを有し、交
流電圧が印加されることによって除電手段を兼ねること
を特徴としている。
【0005】また、第2の発明は、回転する感光体表面
を帯電手段で帯電させ、その帯電した感光体表面を露光
して静電潜像を形成し、その静電潜像をトナーで現像し
てトナー像を形成し、そのトナー像を転写材に転写し、
転写されずに感光体表面に残留したトナーをクリーニン
グブレードで除去し、感光体表面の残留電荷を除電手段
で除去するようにした電子写真装置において、上記クリ
ーニングブレードは、高分子材料に導電性材料を混ぜて
所定の抵抗値になるように形成され、先端部が上記感光
体表面に接触すると共に、その先端部に連なる部分がそ
の先端部を通りすぎた上記感光体表面との間にエアギャ
ップを有し、直流電圧が印加されることによって帯電手
段兼ねることを特徴としている。
を帯電手段で帯電させ、その帯電した感光体表面を露光
して静電潜像を形成し、その静電潜像をトナーで現像し
てトナー像を形成し、そのトナー像を転写材に転写し、
転写されずに感光体表面に残留したトナーをクリーニン
グブレードで除去し、感光体表面の残留電荷を除電手段
で除去するようにした電子写真装置において、上記クリ
ーニングブレードは、高分子材料に導電性材料を混ぜて
所定の抵抗値になるように形成され、先端部が上記感光
体表面に接触すると共に、その先端部に連なる部分がそ
の先端部を通りすぎた上記感光体表面との間にエアギャ
ップを有し、直流電圧が印加されることによって帯電手
段兼ねることを特徴としている。
【0006】また、第3の発明は、回転する感光体表面
を帯電手段で帯電させ、その帯電した感光体表面を露光
して静電潜像を形成し、その静電潜像をトナーで現像し
てトナー像を形成し、そのトナー像を転写材に転写し、
転写されずに感光体表面に残留したトナーをクリーニン
グブレードで除去し、感光体表面の残留電荷を除電手段
で除去するようにした電子写真装置において、上記クリ
ーニングブレードは、高分子材料に導電性材料を混ぜて
所定の抵抗値になるように形成され、先端部が上記感光
体表面に接触すると共に、その先端部に連なる部分がそ
の先端部を通りすぎた上記感光体表面との間にエアギャ
ップを有し、直流に交流が重畳された電圧が印加される
ことによって帯電手段と除電手段とを兼ねることを特徴
としている。
を帯電手段で帯電させ、その帯電した感光体表面を露光
して静電潜像を形成し、その静電潜像をトナーで現像し
てトナー像を形成し、そのトナー像を転写材に転写し、
転写されずに感光体表面に残留したトナーをクリーニン
グブレードで除去し、感光体表面の残留電荷を除電手段
で除去するようにした電子写真装置において、上記クリ
ーニングブレードは、高分子材料に導電性材料を混ぜて
所定の抵抗値になるように形成され、先端部が上記感光
体表面に接触すると共に、その先端部に連なる部分がそ
の先端部を通りすぎた上記感光体表面との間にエアギャ
ップを有し、直流に交流が重畳された電圧が印加される
ことによって帯電手段と除電手段とを兼ねることを特徴
としている。
【0007】
【作用】第1の発明においては、感光体表面に残留した
トナーをクリーニングブレードで除去すると共に、上記
クリーニングブレードに交流電圧を印加して、感光体表
面の残留電荷を除去する。従って、上記クリーニングブ
レード以外の除電手段を必要とせず、装置の小型、軽量
化が容易となる。
トナーをクリーニングブレードで除去すると共に、上記
クリーニングブレードに交流電圧を印加して、感光体表
面の残留電荷を除去する。従って、上記クリーニングブ
レード以外の除電手段を必要とせず、装置の小型、軽量
化が容易となる。
【0008】第2の発明においては、感光体表面の残留
電荷を除電手段により除電した後、感光体表面に残留し
たトナーをクリーニングブレードで除去すると共に、上
記クリーニングブレードに直流電圧を印加して、感光体
表面を帯電させる。従って、上記クリーニングブレード
以外の帯電手段を必要とせず、装置の小型化、軽量化が
容易となる。
電荷を除電手段により除電した後、感光体表面に残留し
たトナーをクリーニングブレードで除去すると共に、上
記クリーニングブレードに直流電圧を印加して、感光体
表面を帯電させる。従って、上記クリーニングブレード
以外の帯電手段を必要とせず、装置の小型化、軽量化が
容易となる。
【0009】また、第3の発明においては、感光体表面
に残留したトナーをクリーニングブレードで除去すると
共に、上記クリーニングブレードに直流に交流が重畳し
た電圧を印加する。直流のみの電圧印加ではクリーニン
グブレードから感光体への電荷移動のみであるが、交流
を重畳することにより感光体からクリーニングブレード
への電荷移動も行われるため、帯電および逆帯電が交互
に生じ、印加した直流電圧値に感光体表面の電位が収束
する。これにより感光体表面の残留電荷が除去され、感
光体表面が帯電される。従って、上記クリーニングブレ
ード以外の帯電手段と除電手段を必要とせず、装置の小
型化、軽量化が容易となる。
に残留したトナーをクリーニングブレードで除去すると
共に、上記クリーニングブレードに直流に交流が重畳し
た電圧を印加する。直流のみの電圧印加ではクリーニン
グブレードから感光体への電荷移動のみであるが、交流
を重畳することにより感光体からクリーニングブレード
への電荷移動も行われるため、帯電および逆帯電が交互
に生じ、印加した直流電圧値に感光体表面の電位が収束
する。これにより感光体表面の残留電荷が除去され、感
光体表面が帯電される。従って、上記クリーニングブレ
ード以外の帯電手段と除電手段を必要とせず、装置の小
型化、軽量化が容易となる。
【0010】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例により詳細に
説明する。第1の発明の実施例 図1は本実施例の複写機の構成図である。この複写機は
図5に示す従来例のクリーナ6に除電機能を持たせるこ
とにより除電ランプ7を省略したもので、その他の構成
は従来例と同じである。なお、転写材3、転写器4、定
着器5は記載を省略してある。上記クリーナ6のクリー
ニングブレード6bは、従来より広く用いられているポ
リウレタンに酸化アルミ等の金属やカーボンをさせる等
して適当な導電化処理を施し、抵抗値を1×104〜1
×107Ω・cmとし、厚さ×長さ×幅=2mm×12mm×2
20mmのブレード状に形成したものである。このクリー
ニングブレード6bは交流電源11に接続された導電性
支持体(SuS製)6aによって接触支持され、かつ、図
に示すように先端部が接触部10aにおいて感光体表面
に接触すると共に、その先端部に連なる部分がその先端
部を通りすぎた上記感光体表面との間に適当なエアギャ
ップ10bを有するように取り付けられている。感光体
8は表面にOPC層を有する直径30mmのものとし、プ
ロセススピードは50mm/secとする。また、上記交流電
源によりピーク間値1500〜2500V,周波数25
0〜1000Hzの電圧を印加する。これにより、接触
部10aからエアギャップ部10bの順に効果良く均一
な除電が行われる。上記除電方式は、複写機はもとよ
り、ほとんどがOPC感光体を用いているレーザプリン
タのように、(−)帯電、(−)トナー現像、(+)転写を行
っているために転写時に(+)電荷が感光体に残り、光除
電が十分に行えないものにおいて特に有効である。ま
た、印加する電圧の周波数をプロセススピードに合わせ
て変化させれば、複写機、プリンタ、感光体を問わず
に、安定かつ均一な除電が行える。この周波数はプロセ
ススピードと、要求する解像度で決められ、プロセスス
ピード/解像度の1乃至4倍程度がよい。例えば、プロ
セススピードを50mm/sec、解像度を0.2mmとする
と、50(mm/sec)/0.2(mm)=250Hzの1乃至4
倍、すなわち250〜1000Hzとなる。このよう
に、クリーニングブレード6bに除電機能を持たせるこ
とにより、除電ランプ7を省略できるので、装置の大幅
な小型化、軽量化が容易となり、コストダウンも可能で
ある。
説明する。第1の発明の実施例 図1は本実施例の複写機の構成図である。この複写機は
図5に示す従来例のクリーナ6に除電機能を持たせるこ
とにより除電ランプ7を省略したもので、その他の構成
は従来例と同じである。なお、転写材3、転写器4、定
着器5は記載を省略してある。上記クリーナ6のクリー
ニングブレード6bは、従来より広く用いられているポ
リウレタンに酸化アルミ等の金属やカーボンをさせる等
して適当な導電化処理を施し、抵抗値を1×104〜1
×107Ω・cmとし、厚さ×長さ×幅=2mm×12mm×2
20mmのブレード状に形成したものである。このクリー
ニングブレード6bは交流電源11に接続された導電性
支持体(SuS製)6aによって接触支持され、かつ、図
に示すように先端部が接触部10aにおいて感光体表面
に接触すると共に、その先端部に連なる部分がその先端
部を通りすぎた上記感光体表面との間に適当なエアギャ
ップ10bを有するように取り付けられている。感光体
8は表面にOPC層を有する直径30mmのものとし、プ
ロセススピードは50mm/secとする。また、上記交流電
源によりピーク間値1500〜2500V,周波数25
0〜1000Hzの電圧を印加する。これにより、接触
部10aからエアギャップ部10bの順に効果良く均一
な除電が行われる。上記除電方式は、複写機はもとよ
り、ほとんどがOPC感光体を用いているレーザプリン
タのように、(−)帯電、(−)トナー現像、(+)転写を行
っているために転写時に(+)電荷が感光体に残り、光除
電が十分に行えないものにおいて特に有効である。ま
た、印加する電圧の周波数をプロセススピードに合わせ
て変化させれば、複写機、プリンタ、感光体を問わず
に、安定かつ均一な除電が行える。この周波数はプロセ
ススピードと、要求する解像度で決められ、プロセスス
ピード/解像度の1乃至4倍程度がよい。例えば、プロ
セススピードを50mm/sec、解像度を0.2mmとする
と、50(mm/sec)/0.2(mm)=250Hzの1乃至4
倍、すなわち250〜1000Hzとなる。このよう
に、クリーニングブレード6bに除電機能を持たせるこ
とにより、除電ランプ7を省略できるので、装置の大幅
な小型化、軽量化が容易となり、コストダウンも可能で
ある。
【0011】第2の発明の実施例 図2は本実施例の複写機の構成図である。この複写機
は、除電ランプ7をクリーナ6の前段に装備し、クリー
ナ6に直流電源12により直流電圧を印加することによ
って帯電機能を持たせて、帯電器1を省略するようにし
たもので、クリーニングブレード6bの材質、形状、感
光体8の直径、プロセススピード等は図1の実施例と同
じである。上記クリーニングブレード6bに−1100
Vの直流電圧を印加することにより−700V±15V
の感光体帯電電位が得られる。この帯電電位の20%が
接触部10aにおける電荷注入により得られ、残りの8
0%がエアギャップ部10bにおけるパッシェン則に基
づく気中放電により得られる。なお、100%気中放電
の場合は−1100Vの印加電圧に対して−550Vの
帯電開始電圧、−550Vの感光体帯電電位となる。こ
のように、クリーニングブレード6bに帯電機能を持た
せることにより、帯電器1を省略できるので、装置の大
幅な小型化、軽量化が容易となり、コストダウンも可能
である。また、上記帯電方式の場合、従来のコロナ方式
のものに比べて、オゾンの発生量が1/10以下と少な
いため、人体及び感光体等の他部材への悪影響が軽減で
きる。
は、除電ランプ7をクリーナ6の前段に装備し、クリー
ナ6に直流電源12により直流電圧を印加することによ
って帯電機能を持たせて、帯電器1を省略するようにし
たもので、クリーニングブレード6bの材質、形状、感
光体8の直径、プロセススピード等は図1の実施例と同
じである。上記クリーニングブレード6bに−1100
Vの直流電圧を印加することにより−700V±15V
の感光体帯電電位が得られる。この帯電電位の20%が
接触部10aにおける電荷注入により得られ、残りの8
0%がエアギャップ部10bにおけるパッシェン則に基
づく気中放電により得られる。なお、100%気中放電
の場合は−1100Vの印加電圧に対して−550Vの
帯電開始電圧、−550Vの感光体帯電電位となる。こ
のように、クリーニングブレード6bに帯電機能を持た
せることにより、帯電器1を省略できるので、装置の大
幅な小型化、軽量化が容易となり、コストダウンも可能
である。また、上記帯電方式の場合、従来のコロナ方式
のものに比べて、オゾンの発生量が1/10以下と少な
いため、人体及び感光体等の他部材への悪影響が軽減で
きる。
【0012】第3の発明の実施例 図3は本実施例の複写機の構成図である。この複写機
は、クリーナ6に交流電源11と直流電源12とで直流
に交流が重畳した電圧を印加することによって帯電機能
と除電機能を持たせて、帯電器1と除電ランプ7を省略
するようにしたもので、クリーニングブレード6bの材
質、形状、感光体8の直径、プロセススピード等は図1
の実施例と同じである。−700Vの直流電圧に、ピー
ク間値1500〜2500V、周波数250〜1000
Hzの交流電圧を重畳することにより表面電位が−70
0V±5Vの均一な帯電性が得られる。直流のみの電圧
印加ではクリーニングブレード6bから感光体8への電
荷移動のみであるが、交流電圧を重畳することにより感
光体8からクリーニングブレード6bへの電荷移動も行
われるため、帯電および逆帯電が交互に生じ、印加した
直流電圧値に電位が収束する。この時の交流電圧ピーク
間値は、帯電開始電圧に対し実効値で2倍以上が良好で
あるが、3倍より更に大きくなると直流成分の電圧降下
が生じ、逆に帯電電位の低下やピンホールリークが発生
し易くなるために、2〜3倍程度が良い。交流電圧の周
波数は図1の実施例と同じでプロセススピードによって
最適値が求まる。このように、クリーニングブレード6
bに帯電機能と除電機能を持たせることにより、帯電器
1と除電ランプ7を省略できるので、装置の大幅な小型
化、軽量化が容易となり、コストダウンも可能である。
また、第2の発明の実施例と同様、オゾンの発生量が少
ないため、人体及び感光体等の他部材への悪影響が軽減
できる。
は、クリーナ6に交流電源11と直流電源12とで直流
に交流が重畳した電圧を印加することによって帯電機能
と除電機能を持たせて、帯電器1と除電ランプ7を省略
するようにしたもので、クリーニングブレード6bの材
質、形状、感光体8の直径、プロセススピード等は図1
の実施例と同じである。−700Vの直流電圧に、ピー
ク間値1500〜2500V、周波数250〜1000
Hzの交流電圧を重畳することにより表面電位が−70
0V±5Vの均一な帯電性が得られる。直流のみの電圧
印加ではクリーニングブレード6bから感光体8への電
荷移動のみであるが、交流電圧を重畳することにより感
光体8からクリーニングブレード6bへの電荷移動も行
われるため、帯電および逆帯電が交互に生じ、印加した
直流電圧値に電位が収束する。この時の交流電圧ピーク
間値は、帯電開始電圧に対し実効値で2倍以上が良好で
あるが、3倍より更に大きくなると直流成分の電圧降下
が生じ、逆に帯電電位の低下やピンホールリークが発生
し易くなるために、2〜3倍程度が良い。交流電圧の周
波数は図1の実施例と同じでプロセススピードによって
最適値が求まる。このように、クリーニングブレード6
bに帯電機能と除電機能を持たせることにより、帯電器
1と除電ランプ7を省略できるので、装置の大幅な小型
化、軽量化が容易となり、コストダウンも可能である。
また、第2の発明の実施例と同様、オゾンの発生量が少
ないため、人体及び感光体等の他部材への悪影響が軽減
できる。
【0013】上記第1乃至第3の発明の実施例のクリー
ニングブレード6b全体に均一な電圧が印加されるよう
にしたクリーナの構造の例を図4に示す。図4(a)は、
導電性支持体6aとクリーニングブレード6bとの間に
導電性ゴム層21を介在させたものである。図4(b)
は、導電性支持体6aとクリーニングブレード6bとの
間に金属メッシュ22を介在させたものである。図4
(c)は、クリーニングブレード6bの中に50〜200
μmの厚みの金属膜23を埋め込み、この金属膜23を
介して導電性支持体6aから電圧を印加するようにした
ものである。この(a),(b),(c)いずれの場合もクリー
ニングブレード6b全体に均一な電圧を印加でき、安定
した除電および帯電が可能である。
ニングブレード6b全体に均一な電圧が印加されるよう
にしたクリーナの構造の例を図4に示す。図4(a)は、
導電性支持体6aとクリーニングブレード6bとの間に
導電性ゴム層21を介在させたものである。図4(b)
は、導電性支持体6aとクリーニングブレード6bとの
間に金属メッシュ22を介在させたものである。図4
(c)は、クリーニングブレード6bの中に50〜200
μmの厚みの金属膜23を埋め込み、この金属膜23を
介して導電性支持体6aから電圧を印加するようにした
ものである。この(a),(b),(c)いずれの場合もクリー
ニングブレード6b全体に均一な電圧を印加でき、安定
した除電および帯電が可能である。
【0014】
【発明の効果】以上より明らかなように、第1の発明の
電子写真装置は、クリーニングブレードが、高分子材料
に導電性材料を混ぜて所定の抵抗値になるように形成さ
れ、先端部が上記感光体表面に接触すると共に、その先
端部に連なる部分がその先端部を通りすぎた上記感光体
表面との間にエアギャップを有し、交流電圧が印加され
るようになっていて、除電手段を兼ねているので、専用
の除電手段を必要とせず、装置の大幅な小型化、軽量化
が容易である。
電子写真装置は、クリーニングブレードが、高分子材料
に導電性材料を混ぜて所定の抵抗値になるように形成さ
れ、先端部が上記感光体表面に接触すると共に、その先
端部に連なる部分がその先端部を通りすぎた上記感光体
表面との間にエアギャップを有し、交流電圧が印加され
るようになっていて、除電手段を兼ねているので、専用
の除電手段を必要とせず、装置の大幅な小型化、軽量化
が容易である。
【0015】また、第2の発明の電子写真装置は、クリ
ーニングブレードが、高分子材料に導電性材料を混ぜて
所定の抵抗値になるように形成され、先端部が上記感光
体表面に接触すると共に、その先端部に連なる部分がそ
の先端部を通りすぎた上記感光体表面との間にエアギャ
ップを有し、直流電圧が印加されるようになっていて、
帯電手段を兼ねているので、専用の帯電手段を必要とせ
ず、装置の大幅な小型化、軽量化が容易である。
ーニングブレードが、高分子材料に導電性材料を混ぜて
所定の抵抗値になるように形成され、先端部が上記感光
体表面に接触すると共に、その先端部に連なる部分がそ
の先端部を通りすぎた上記感光体表面との間にエアギャ
ップを有し、直流電圧が印加されるようになっていて、
帯電手段を兼ねているので、専用の帯電手段を必要とせ
ず、装置の大幅な小型化、軽量化が容易である。
【0016】また、第3の発明の電子写真装置は、クリ
ーニングブレードが、高分子材料に導電性材料を混ぜて
所定の抵抗値になるように形成され、先端部が上記感光
体表面に接触すると共に、その先端部に連なる部分がそ
の先端部を通りすぎた上記感光体表面との間にエアギャ
ップを有し、直流に交流が重畳された電圧が印加される
ようになっていて、帯電手段と除電手段を兼ねているの
で、専用の帯電手段と除電手段を必要とせず、装置の大
幅な小型化、軽量化が容易である。
ーニングブレードが、高分子材料に導電性材料を混ぜて
所定の抵抗値になるように形成され、先端部が上記感光
体表面に接触すると共に、その先端部に連なる部分がそ
の先端部を通りすぎた上記感光体表面との間にエアギャ
ップを有し、直流に交流が重畳された電圧が印加される
ようになっていて、帯電手段と除電手段を兼ねているの
で、専用の帯電手段と除電手段を必要とせず、装置の大
幅な小型化、軽量化が容易である。
【図1】 第1の発明の実施例の構成図である。
【図2】 第2の発明の実施例の構成図である。
【図3】 第3の発明の実施例の構成図である。
【図4】 上記実施例において安定した除電または帯電
を行うためのクリーナの構造を示す図である。
を行うためのクリーナの構造を示す図である。
【図5】 従来例の構成図である。
1…帯電器、2…現像器、3…転写材、4…転写器、5
…定着器、6…クリーナ、6a…クリーニングブレー
ド、6b…導電性支持体、7…除電ランプ、8…感光
体、9…、11…交流電源、12…直流電源。
…定着器、6…クリーナ、6a…クリーニングブレー
ド、6b…導電性支持体、7…除電ランプ、8…感光
体、9…、11…交流電源、12…直流電源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沢井 宏之 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 石井 洋 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 横田 昌吾 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 回転する感光体表面を帯電手段で帯電さ
せ、その帯電した感光体表面を露光して静電潜像を形成
し、その静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成
し、そのトナー像を転写材に転写し、転写されずに感光
体表面に残留したトナーをクリーニングブレードで除去
し、感光体表面の残留電荷を除電手段で除去するように
した電子写真装置において、 上記クリーニングブレードは、高分子材料に導電性材料
を混ぜて所定の抵抗値になるように形成され、先端部が
上記感光体表面に接触すると共に、その先端部に連なる
部分がその先端部を通りすぎた上記感光体表面との間に
エアギャップを有し、交流電圧が印加されることによっ
て除電手段を兼ねることを特徴とする電子写真装置。 - 【請求項2】 回転する感光体表面を帯電手段で帯電さ
せ、その帯電した感光体表面を露光して静電潜像を形成
し、その静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成
し、そのトナー像を転写材に転写し、転写されずに感光
体表面に残留したトナーをクリーニングブレードで除去
し、感光体表面の残留電荷を除電手段で除去するように
した電子写真装置において、 上記クリーニングブレードは、高分子材料に導電性材料
を混ぜて所定の抵抗値になるように形成され、先端部が
上記感光体表面に接触すると共に、その先端部に連なる
部分がその先端部を通りすぎた上記感光体表面との間に
エアギャップを有し、直流電圧が印加されることによっ
て帯電手段を兼ねることを特徴とする電子写真装置。 - 【請求項3】 回転する感光体表面を帯電手段で帯電さ
せ、その帯電した感光体表面を露光して静電潜像を形成
し、その静電潜像をトナーで現像してトナー像を形成
し、そのトナー像を転写材に転写し、転写されずに感光
体表面に残留したトナーをクリーニングブレードで除去
し、感光体表面の残留電荷を除電手段で除去するように
した電子写真装置において、 上記クリーニングブレードは、高分子材料に導電性材料
を混ぜて所定の抵抗値になるように形成され、先端部が
上記感光体表面に接触すると共に、その先端部に連なる
部分がその先端部を通りすぎた上記感光体表面との間に
エアギャップを有し、直流に交流が重畳された電圧が印
加されることによって帯電手段と除電手段とを兼ねるこ
とを特徴とする電子写真装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6195192A JPH05265362A (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | 電子写真装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6195192A JPH05265362A (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | 電子写真装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05265362A true JPH05265362A (ja) | 1993-10-15 |
Family
ID=13186016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6195192A Pending JPH05265362A (ja) | 1992-03-18 | 1992-03-18 | 電子写真装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05265362A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6269228B1 (en) | 1998-11-24 | 2001-07-31 | Ricoh Company, Ltd. | Method and apparatus for image forming performing improved cleaning and discharging operations on image forming associated members |
US7471914B2 (en) * | 2002-10-10 | 2008-12-30 | Oce Printing Systems Gmbh | Cleaning unit for cleaning a conveyor belt |
JP2013029797A (ja) * | 2011-06-22 | 2013-02-07 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
-
1992
- 1992-03-18 JP JP6195192A patent/JPH05265362A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6269228B1 (en) | 1998-11-24 | 2001-07-31 | Ricoh Company, Ltd. | Method and apparatus for image forming performing improved cleaning and discharging operations on image forming associated members |
US7471914B2 (en) * | 2002-10-10 | 2008-12-30 | Oce Printing Systems Gmbh | Cleaning unit for cleaning a conveyor belt |
JP2013029797A (ja) * | 2011-06-22 | 2013-02-07 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3780136B2 (ja) | 画像形成装置 | |
KR950011873B1 (ko) | 화상형성장치 | |
JPS58139156A (ja) | 帯電方法 | |
JP2856506B2 (ja) | 記録装置 | |
JPH04358175A (ja) | 帯電装置 | |
JPH0635378A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH05265362A (ja) | 電子写真装置 | |
JPH0594118A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH07140807A (ja) | 画像形成装置 | |
JP3146272B2 (ja) | 画像形成方法 | |
JP2000284570A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH0695478A (ja) | 接触帯電装置 | |
JP2006126530A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH07160162A (ja) | 電子写真記録装置 | |
JP4338414B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JPH05204228A (ja) | 電子写真装置 | |
JP3157154B2 (ja) | 画像形成方法 | |
JPH09185301A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2001056628A (ja) | クリーニング装置 | |
JPH08190325A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH10319746A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH01179958A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH04240670A (ja) | 帯電装置及びこれを備えた画像形成装置 | |
JPS60260962A (ja) | 電子複写機 | |
JPS62240980A (ja) | 除帯電装置 |