JPH01256672A

JPH01256672A - エレベータ式駐車装置

Info

Publication number: JPH01256672A
Application number: JP63081299A
Authority: JP
Inventors: Takeo Ishijima; 武雄石島
Original assignee: Nissei Ltd
Current assignee: Nissei Ltd
Priority date: 1988-04-04
Filing date: 1988-04-04
Publication date: 1989-10-13
Also published as: JPH0584788B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、多層階の両側に配列されている自動車の駐車
区画から成る車庫と該車庫の中央に配置されたエレベー
タと該エレベータから前記駐車区画へ、またはこの逆に
移載される車輪付トレイを具備したエレベータ式駐車装
置に係るものである。

（従来の技術と問題点）現在１機械式駐車装置の主流をなす垂直循環式駐車装置
においては１台の自動車を取出すために全軍乃至トレイ
を移動循環させなければならないというロスがあり、ま
た、全重量を一度に動かすために騒音、振動等が太きな
る欠点がある。

これに対して、エレベータスライド式駐車装置は空間効
率、取出時間等に問題点があるために大きく伸びていな
いのが現状である。しかし、最近はエレベータ式駐車装
置が見直されつつあるが依然として幾つかの課題が残っ
ている。

本発明の目的は、出願人の有する特許第１１６３８９４
号（特公昭５７−５９３８８　）　　ｒエレベータスラ
イド式駐型装置」を垂直循環式に適応して前述したよう
な問題点を解決し得るエレベータ式駐車装置を提供する
ことにある。

（問題点を解決するための手段）このため１本発明によれば、エレベータの昇降ケージに
トレイ引込乃至引出装置を設置し、駐車区画を形成する
レールにトレイ通過手段を設けると共に、車庫内にトレ
イ支持手段が付設してあるトレイ押上装置を設け、取出
しトレイのレベルに上昇させたエレベータの昇降ケージ
に前記トレイを前記トレイ引込乃至引出装置により移載
して空の駐車区画を形成し、前記エレベータの下降の間
に前記トレイ押上装置により前記各トレイを押上げて前
記空の駐車区画にトレイを転載すると同時に最下部に空
の駐車区画を形成するようにして自動車の入出庫を行う
ように構成したものである。

（実施例）第１図において、１は多層階の両側に配列されている自
動車２の駐車区画３から成る車庫、４は該車庫の中央に
配置されたエレベータ、５は該エレベータから前記駐車
区画へ、またはこの逆に移載される車輪付トレイをそれ
ぞれ示すものであって、エレベータ４０トレイ５を収容
する昇降ケージ６はワイヤ７に吊下され且つ該ワイヤを
捲装している車庫ｌの上部に設置したウィンチ８の作動
により昇降するものであり、前記昇降ケージの底部には
、第２図に示すように、トレイ５を矢印方向に引込んだ
り引出したりするトレイ引込乃至引出゛装置９が設置し
てある。

二〇トレイ引込乃至引出装置９は、主としてスプロケッ
トホイール等から成る対向配置の駆動輪１０及び被駆動
輪１１とこれら両輪に装架され且つトレイ５の裏面に形
成してある逆Ｕ字状のフック１２に掛合する２個のピン
１３が取付けであるリンクチェーンベルト等の無端帯１
４と前記両輪を一体的に枢着支持して前記トレイの長さ
方向に移動可能な枢支板１５と該枢支板の略々中央に駆
動連結してある流体圧シリンダ等の駆動源１６とから構
成されており、この場合、駆動輪１０を適宜図示してな
い駆動手段によって回転駆動せしめると、無端帯１４が
矢印方向に移動循環することによって、該無端帯に取付
けであるピン１３がトレイ５のフック１２に掛合して前
記トレイの引込み（引出し）が行われるものである。

また、各駐車区画３の底面には、トレイ５が載置された
り、引込乃至引出時に走行したりするレール１７が敷設
してあり、前記駐車区画の両奥側には、第３図に示すよ
うなトレイ押上装置１８が設けてあって、前記レール１
７にはトレイ５の車輪１９に相当する位置に、トレイ上
昇の通過時にトレイの通過を可能とする１対のトレイ通
過手段２０が付設せしめられており、該トレイ通過手段
は同様の構造であるので、一方のみについて説明すると
、第２図、第４図及び第５５図に示すように。

レール１７の下面に設けた対向ブラケット２１に枢支さ
れている支持と７２２にスプリング２３にて賦勢されて
いるトレイ通過用の揺動アーム２４が装着されている。

この揺動アーム２４の自由端には、レール１７上にトレ
イ５がある時、第５図に示すようにレール１７面と同一
レベルになって走行可能になり且つ前記トレイが通過す
る時、第４図に示すように前記レールから反時計方向に
回動して２点鎖線位置となって外ずれるようにした屈曲
部２５が形成してある。

また、トレイ押上装置１８は、第３図及び第４図に示す
ように、トレイ５を３点支持で安定性を保持するために
車庫１内の３個所に設置されるのが好ましく、当該装置
は９例えば、ウィンチ２６及びワイヤ２７を介して昇降
するマスト２８と該マストの駐車区画３内におけるレー
ル１７上にあるトレイ５に対応する位置に枢設されてい
るトレイ押上時のトレイ支持手段２９とから構成されて
おり、このトレイ押上時のトレイ支持手段はマグネット
またスプリング等３０にて賦勢されているラチェット３
１がマスト２８にピン３２にて枢着され、第６図に示す
ように、安定性を保持するためにトレイ５を３個所で支
持している。

なお、トレイ押上装置１８の昇降マスト２８の押上乃至
押下移動をウィンチ２６で行っているが。

これに代えて前記マストにラックを刻設し、これに噛合
する駆動ビニオンで行ってもよく１　また他の流体圧手
段にても行うことができる。

（作　用）先ず、第１図において、駐車区画３は左右共に同様であ
るので、右側についてのみ説明すると。

駐車区画３の自動車２が載置してあるトレイ５をエレベ
ータ４の昇降ケージ６に収容するには、実線位置にある
昇降ケージ６をウィンチ８にて捲上げて２点鎖線位置ま
で上昇せしめてトレイ５の取出レベルにもたらし１次い
で、第２図に示すように、前記昇降ケージに付設してあ
るトレイ引込乃至引出装置９を駆動ｔＡ１６にてピン１
３がトレイ５のフック１２と掛合する範囲に若干右側へ
移動して駆動輪１０を反時計方向へ回転せしめると。

無端帯１４が移動循環して前記ピンが前記フックに掛合
するために前記トレイはエレベータ４側へ引出されて昇
降ケージ６内に移載されて、駐車区画３は空となる。

この状態、即ち２点鎖線にて示す昇降ケージ６を下降さ
せると、前記昇降ケージは出入口３３に達し、そこで自
動車の出（入）庫を行うものであり、この出庫運転の間
に、空になった駐車区画３を埋めるために、別に設けた
トレイ押上袋Ｗ１８を作動により前記空駐車区画下方の
トレイ５の全部を押上げるものであるが、この場合、各
トレイ５の車輪１９は、押上過程において、第４図及び
第５図に示すように、レール１７に付設してあるトレイ
通過機構２０の揺動アーム２４に当接しながら弾性負荷
されている前記揺動アームを２点鎖線位置まで押動する
からレール通過が可能なると同時に、前記揺動アームと
同様にトレイ支持手段２９の弾性負荷されているラチェ
ット３１を外方へ押動して通過した後、該ラチェットは
前記トレイを支持する。

このようにして、自動車２を取出した空の駐車区画３に
は下段のトレイ５が転載されると、最下部の駐車区画３
が空になるから出庫済のトレイ５はトレイ引込乃至引出
装置９を前述したトレイ取出し時の逆の操作により前記
空の駐車区画に移動せしめるものである。

（発明の効果）以上述べたところから１本発明によれば、エレベータは
下降時のみに使用するから動力は殆んど必要としないか
ら省エネに貢献することができ。

また、出願人の有する特許第１１６３８９４号（特公昭
５７−５９３８８）　　ｒエレベータスタイ１式駐車装
置」を垂直循環式に応用するものであるから空間効率の
向上、取出時間の短縮等に著効を有し、更には。

垂直循環式駐車装置におけるような騒音、振動の発生を
激減せしめる効果を存するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るエレベータ式駐車装置を示す正面
図、第２図は本発明装置におけるトレイ取出時の詳細を
示す第１図のＡ部拡大正面図、第３図はトレイ押上装置
を示す略図的正面図、第４図はトレイ通過手段とトレイ
支持手段を示す拡大正面図、第５図はトレイ通過手段を
示す斜視図。第６図はトレイの平面図を示すものである。なお２図示された主要部と符号との対応関係は次の通り
である。ｌ・・・車庫、３・・・駐車区画、４・・・エレベータ
、５・・・トレイ、６・・・昇降ケージ、９・・・トレ
イ引込乃至引出装置、１７・・・レール、１８・・・ト
レイ押上装置。２０・・・トレイ通過手段、２９・・・トレイ支持手段
。

Claims

【特許請求の範囲】

多層階の両側に配列されている自動車の駐車区画から成
る車庫と該車庫の中央に配置されたエレベータと該エレ
ベータから前記駐車区画へ、またはこの逆に移載される
車輪付トレイを具備した型式の駐車装置において、エレ
ベータの昇降ケージにトレイ引込乃至引出装置を設置し
、駐車区画を形成するレールにトレイ通過手段を設ける
と共に、車庫内にトレイ支持手段が付設してあるトレイ
押上装置を設け、取出しトレイのレベルに上昇させたエ
レベータの昇降ケージに前記トレイを前記トレイ引込乃
至引出装置により移載して空の駐車区画を形成し、前記
エレベータの下降の間に前記トレイ押上装置により前記
各トレイを押上げて前記空の駐車区画にトレイを転載す
ると同時に最下部に空の駐車区画を形成するようにして
自動車の入出庫を行うように構成したことを特徴とする
エレベータ式駐車装置。