JPH01255855A - フロートガラス支持体を有するハロゲン化銀写真感光材料 - Google Patents

フロートガラス支持体を有するハロゲン化銀写真感光材料

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JPH01255855A
JPH01255855A JP8438288A JP8438288A JPH01255855A JP H01255855 A JPH01255855 A JP H01255855A JP 8438288 A JP8438288 A JP 8438288A JP 8438288 A JP8438288 A JP 8438288A JP H01255855 A JPH01255855 A JP H01255855A
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JP
Japan
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silver halide
group
float glass
glass base
compound
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Application number
JP8438288A
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English (en)
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Takeshi Sanpei
武司 三瓶
Hiroshi Sugita
杉田 宏
Hisao Hashimoto
橋本 久雄
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Publication of JPH01255855A publication Critical patent/JPH01255855A/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/76Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers
    • G03C1/81Photosensitive materials characterised by the base or auxiliary layers characterised by anticoiling means

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はガラス支持体上にハロゲン化銀乳剤層を有する
写真感光材料に関し、更に詳しくはフロートガラス支持
体上にハロゲン化銀乳剤層を有する写真感光材料に関す
る。
〔発明の背景〕
ガラス支持体を有するハロゲン化銀写真感光材料は寸度
安定性に優れるため、精密度が要求されるICの製造用
7オトマスク材料や写真計測、植字、デイスプレー関係
のフォトマスクとして用いられている。特にデイスプレ
ー関係のフォトマスクについては、高精細化と同時に大
型化が進んでおり、フォトマスク用感光材料も当然大型
サイズ(20インチ角以上)が要求されている。
このような大サイズのガラス支持体の感光材料は、ガラ
ス厚を厚くして物理的強度を増すことが取扱い上好まし
く、これら大型のガラス支持体を有する写真感光材料は
一般に公称3mm以上のガラスが用いられる。このよう
な厚いガラスは、平面度および製造コスト面から70一
ト方式で製造するガラスが有利である。
このフロート方式のガラスは熔融しているガラスを、熔
融湯槽の上で徐冷させながら引くことで種々の厚みのガ
ラスを製造する方法であり、この方式のガラスは湯槽を
通過の際片面は必ず溶融湯と接触するのでガラス表面へ
錫が付着しているガラスとなる(この面を銀面と称し、
反対面をエアー面と称す。)。
ハロゲン化銀乳剤層のような親水性コロイド層とガラス
との接着を改良する技術として、特公昭48−3565
号に開示された有機シラン化合物を用いる技術が知られ
ている。
一方、イラジェーションや安全光に対する耐性を改良す
るために、ハロゲン化銀乳剤層の反対側の面上に光吸収
染料を含有するバッキング層を設けることは当業界にお
いては公知である。この光吸収染料としては、オキソノ
ール、ヘミオキソノール、シアニン、メロシアニン、ア
ゾ等、用途に応じ各種の染料を用いることができるが、
処理後の残色をなくす意味から水溶性の染料が有益であ
る。その中でも米国特許2,274,782号に開示さ
れたピラゾロオキサノール染料は有用である。
しかし、フロートガラスの錫面上に上記の光吸収染料を
塗設した感光材料を経時保存した場合、保存時の湿度に
より不均一なムラを生じる。特に、夏季などの高湿時に
このムラができ易く、ひいては写真性能が大きく変動し
てしまう。即ち、フロートガラスとハロゲン化銀乳剤層
との接着性と、高湿時のバンキング層のムラとの2つの
問題を同時に解決する手段がないのが現状である。
〔発明の目的〕
従って、本発明の目的は、フロートガラス支持体上のハ
ロゲン化銀乳剤層が現像時に剥難せず、かつ高湿時にも
バッキング層のムラが発生しないハロゲン化銀写真感光
材料を提供することである。
〔発明の構成〕
本発明の上記目的は、フロートガラス支持体の錫面上に
少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン
化銀写真感光材料において、該フロートガラス支持体の
錫面上にシランカップリング剤を含有する親水性コロイ
ド層を有し、かつ該フロートガラス支持体のエアー面上
に下記一般式〔I〕で表される化合物を含有するハロゲ
ン化銀写真感光材料によって達成される。
一般式CI) 式中、R1は水素原子、低級アルキル基、アミノ基、ア
シルアミノ基、アルキルアミノ基、カルボキシル基、ア
ルコキンカルボニル基、ヒドロキシル基、アルコキン基
またはアリール基を表し、R2はハロゲン原子、低級ア
ルキル基、アルコキン基、ヒドロキシル基、カルボキシ
ル基またはスルホ基(塩を含む)を表し、mはO〜3の
整数を表す。mが2以上の場合、複数のR2は各々、同
じでも異なっていてもよい。2は を表す(Rs 、 R4およびR6は各々、水素原子、
ハロゲン原子、低級アルキル基、アルコキシ基、カルボ
キシル基またはスルホ基(塩を含む)を表し、R6およ
びR7は各々、水素原子、低級アルキル基または置換ア
ルキル基を表す。)。ただし、R2゜R3,R、および
R5の少なくとも1つはスルホ基(塩を含む)を表す。
以下、本発明をより具体的に説明する。
上記一般式CI)で表される化合物はl−アリール−3
−置換−4−フェニルヒドラゾノ(または3−フェニル
−2−プロペニリデン)−5−ピラゾロン系の光吸収染
料である。
一般式CI)において、Roが表す置換基として好まし
いのは低級アルキル基(炭素数5以下)、アミノ基、カ
ルボキシル基、アルコキシカルボニル基、ヒドロキンル
基、アリール基であり、R2が表す置換基として好まし
いのはハロゲン原子、スルホ基である。R1およびR4
が表す置換基として好ましいのはカルボキシル基、スル
ホ基であり、R6は水素原子が好ましい。R5およびR
7が表す置換基として好ましいのは置換アミン基であり
、特に1つが置換アミノ基で他が水素原子であるのが好
ましい。
Rx、R3,R=8よびR5の少なくとも1つはスルホ
基であるが、より好ましくはR7がスルホ基、R1がス
ルホ基および/またはカルボキシル基の場合である。こ
れらスルホ基は塩であってもよく、特にアルカリ金属塩
が好ましい。
一般式〔I〕で表される化合物の具体例を以下に示すが
、これらに限定されるものではない。
So 、 Na So、Na I−9 ■ −11 ■ −12 ■ −14 Q 本発明に用いる前記一般式CI)の化合物は、例えば[
ザ・シアニン・ダイブ・アンド・リレイテッド・コンパ
ウンダJ  (The Cyanine Dyes a
ndRelated Compounds ; Joh
n Wiley & 5ons、 1964年出版)「
ザ・ケミストリー・オヴ・シンセティック・ダイブJ 
(The Chemistry of 5ynthet
ic Dyes; Academic Press 1
9ハ年刊)、「染料便覧(丸善、■970年出版)」に
記載された合成法によって容易に得ることができる。更
に、例えば特開昭51−10927号を参照して合成す
ることができる。
前記一般式CI)で示される化合物は、水、メタノール
、エタノール等の適当な溶媒に溶解して、本発明に係る
ハロゲン化銀写真感光材料の構成要素中に添加される。
前記一般式で示される化合物はハロゲン化銀乳剤の反対
側のバッキング層に添加される。
前記一般式CI)で示される化合物の添加量は、化合物
の種類や他に用いる各種の添加剤の種類あるいは添加量
等の種々の要素により異なるが、好ましくは感光材料1
m2当り1mg〜2g、更に好ましくは10〜200m
 gの範囲である。
本発明に用いるンランカップリング剤は好ましくは下記
一般式で表される化合物である。
式中、Xは酸素原子または一〇−CO−を表す。
Rll+ R+□、R1,およびR14は各々、ハロゲ
ン原子または置換されていてもよい炭化水素基を表し、
R1−R14の少なくとも1つは二重結合、ハロゲン原
子、エポキシ基、酸無水物残基、アルコキンカルボニル
基またはアミン基を含む。n、n’およびn″は各・ケ
0またはlを表し、n→−/+n″は少なくともlであ
る。
上記一般式〔■〕において、RII〜R14で表される
ハロゲン原子としては例えば弗素原子、塩素原子、臭素
原子、沃素原子等が挙げられ、置換さノ1ていてもよい
炭化水素基は、それぞれ飽和、不飽和の鎖状および環状
を含み、例えばアルキル基(例えばメチル、エチル、プ
ロピル等)、アルケニル基(例えばビニル、アリル等)
、アリール基(例えばフェニル、トリル等)等が挙げら
れる。
R31〜R+4の少なくとも1つが有する二重結合はC
=C結合で、例えばアルケニル基、アクリロイル基、メ
タクリロイル基、ビニルカルボニルアミ7基、インプロ
ペニルカルボニルアミノ基等として導入され、酸無水物
残基としては例えばメチルカルボニルオキシカルボニル
エチル基のような基が挙げられ、ハロゲン原子は例えば
ハロアシルアミノ基のような形で導入されてもよい。
以下に一般式〔■〕で表される化合物の好ましい具体例
を示すが、これらに限定されるものではない。
(1)   CH2=CC00(CHz)i−5i(O
Cth)s□ CH3 (2)   CH2=CH5l(OCOCH3)3(5
)   NTo(CI+2)zNH(CHz)x  5
i(OCH>)s(6)   CQ(CHz)s  5
i(OCHs)s(9)   CH2−CHCoNH(
CH2)3 5i(OCzHs)x(10)   CQ
CH3CONH(CH2)3 5i(OC2Hs)3(
11)   Ct(z=cH5i(OC2Hs)3CC
夫、、ILNH(CI。)l 5i(OC2Hs)3(
13)   CH2=CH(S+CJ一般式〔1)で表
される化合物は特公昭48−3565号に記載されてい
る方法で合成することができ、また東しシリコン(株)
やチッソ(株)から市販品として入手することもできる
シランカップリング剤は、ハロゲン化銀乳剤層、下引層
、保護層等のいずれの親水性コロイド層に添加してもよ
く、またガラス表面を該化合物で処理してもよい。
好ましいのはシランカップリング剤をハロゲン化銀乳剤
に含有させて塗布するか、シランカップリング剤でガラ
ス支持体の表面を処理する態様であり、より好ましいの
はシランカップリング剤をハロゲン化銀乳剤に含有させ
て塗布する態様である。後者の態様は感光材料の製造工
程が簡易である利点がある。
該化合物をハロゲン化銀乳剤層等の親水性コロイド層へ
添加する場合は、水、低級アルコール、アセトン等に溶
解して添加することが好ましい。
添加量は親水性コロイドIg当り2 X 10−’〜8
×10−4モルの範囲が好ましい。
該化合物でガラス表面を処理する場合も上記と同様に溶
剤に溶解した溶液を浸漬、シャワーリング等でガラス表
面に付与すればよい。ガラス表面への付量は6 X 1
0−’〜2 X to−’モル/ m ”の範囲が好ま
しい。
本発明の感光材料における支持体の湯面側に設けるハロ
ゲン化銀乳剤層等の親水性コロイド層に用いられる親水
性コロイドとしては、ゼラチン、アルブミン、ゼイン、
カゼイン、アルギン酸、セルロース誘導体(例えばヒド
ロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
等)、合成親水性コロイド(例えばポリビニルアルコー
ル、ポリ−N−ビニルピロリドン等)等が挙げられる。
本発明のハロゲン化銀乳剤層のハロゲン化銀乳剤には、
ハロゲン化銀として臭化銀、沃臭化銀、沃塩化銀、塩臭
化銀、および塩化銀等の通常のハロゲン化銀乳剤に使用
される任意のものを用いることができ、また、ハロゲン
化銀粒子の粒径および粒径分布に制限はなく、ハロゲン
化銀組成が塩化銀50モル%以上、沃化銀10モル%以
下の塩臭化銀または塩沃臭化銀で、粒径が0.1〜1.
0p mの乳剤、および沃化銀が8モル%以下の沃臭化
銀で粒径が0.1μm以下のりツブマン型乳剤に少なく
とも本発明を適用できる。
本発明に用いるフロートガラス支持体は、ガラス組成に
おいて特に制限はないが、ソーダ石灰ガラスやソーダ石
灰アルミガラス等か好ましい。
該支持体は、前記有機シリコン化合物による表面処理お
よび親水性コロイド層用塗布液の塗布の前に予め表面が
脱グリースされ、親水性を改善する前処理がなされてい
ることが好ましい。また、支持体の端面は研磨されたも
のが取扱い上好ましい。
本発明の感光材料は、フロートガラス支持体の湯面側に
少なくとも1層のハロゲン化銀乳剤層を有し、かつフロ
ートガラス支持体のエアー面側に一般式CI)で表され
る化合物を含有するものであり、該層の他に必要に応じ
て乳剤層の上に保護層、乳剤層の下に下引層等を設ける
ことができる。
また、光吸収染料をハロゲン化銀乳剤層へ含有させるこ
ともできる。
本発明のハロゲン化銀乳剤層に用いられるハロゲン化銀
粒子は、粒子を形成する過程及び/又は成長させる過程
で、カドミウム塩、亜塩鉛、鉛塩、タリウム塩、イリジ
ウム塩(ta塩を含む)、ロジウム塩(錯塩を含む)及
び鉄塩(錯塩を含む)から選ばれる少なくとも1種を用
いて金属イオンを添加し、粒子内部に及び/又は粒子表
面にこれらの金属元素を含有させることができ、また適
当な還元的雰囲気におくことにより、粒子内部及び/又
は粒子表面に還元増感核を付与できる。
本発明のハロゲン化銀乳剤層のハロゲン化銀乳剤は、ハ
ロゲン化銀粒子の成長の終了後に不要な可溶性塩類を除
去してもよいし、あるいは含有させたままでもよい。該
塩類を除去する場合には、リサーチ1デイスクロジヤー
 (Research Disclosure)176
43号記載の方法に基づいて行うことができる。
本発明のハロゲン化銀乳剤は、常法により化学増感する
ことができる。即ち、硫黄増感法、セレン増感法、還元
増感法、金その他の貴金属化合物を用いる貴金属増感法
などを単独で又は組み合わせて用いることができる。
本発明のハロゲン化銀乳剤は、写真業界において増感色
素として知られている色素を用いて、所望の波長域に光
学的に増感できる。増感色素は単独で用いてもよいが、
2種以上を組み合わせて用いてもよい。増感色素ととも
にそれ自身分光増感作用を持たない色素、あるいは可視
光を実質的に吸収しない化合物であって、増感色素の増
感作用を強める強色増感剤を乳剤中に含有させてもよい
本発明のハロゲン化銀乳剤には、感光材料の製造工程、
保存中、あるいは写真処理中のカブリの防止、又は写真
性能を安定に保つ事を目的として化学熟成中、化学熟成
の終了時、及び/又は化学熟成の終了後、ハロゲン化銀
乳剤を塗布するまでに、写真業界においてカブリ防止剤
又は安定剤として知られている化合物を加えることがで
きる。
本発明の感光材料の写真乳剤層、その他の親水性コロイ
ド層は、バインダー(又は保護コロイド)分子を架橋さ
せ、膜強度を高める硬膜剤を1種又は2種以上用いるこ
とにより硬膜することができる。硬膜剤は、処理液中に
硬膜剤を加える必要がない程度に感光材料を硬膜できる
量添加することができるが、処理液中に硬膜剤を加える
ことも可能である。
本発明の感光材料のハロゲン化銀乳剤層及び/又は他の
親水性コロイド層には柔軟性を高める目的で可塑剤を添
加できる。
本発明の感光材料の写真乳剤層その他の親水性コロイド
層には寸度安定性の改良などを目的として、水不溶性又
は難溶性合成ポリマーの分散物(ラテックス)を含有さ
せることができる。
本発明の感光材料の写真乳剤層は、感度上昇、コントラ
スト上昇、又は現像促進の目的でポリアルキレンオキシ
ド又はそのエーテル、エステル、アミン等の誘導体、チ
オエーテル化合物、チオモルホリン類、4級アンモニウ
ム化合物、ウレタン誘導体、尿素誘導体、イミダゾール
誘導体等を含んでもよい。
本発明の感光材料のハロゲン化銀乳剤層及び/又はその
他の親水性コロイド層に感光材料の光沢の低減、加筆性
の改良、感光材料相互のくっつき防止等を目的としてマ
ット剤を添加できる。
本発明の感光材料に、帯電防止を目的とした帯電防止剤
を添加できる。帯電防止剤は支持体の乳剤を積層してな
い側の帯電防止層に用いてもよく、乳剤層及び/又は支
持体に対して乳剤層が積層されている側の乳剤層以外の
保護コロイド層に用いられてもよい。
本発明の感光材料の写真乳剤層及び/又は他の親水性コ
ロイド層には、塗布性改良、帯電防止、スベリ性改良、
乳化分散、接着防止、写真特性(現像促進、硬膜化、増
感等)改良等を目的として、種々の界面活性剤を用いる
ことができる。
本発明の感光材料の塗布に際して、塗布性を向上させる
為に増粘剤を用いてもよい。又、例えば硬膜剤の如く、
反応性が早いために予め塗布液中に添加すると塗布する
前にゲル化を起こすようなものについては、スタチック
ミキサー等を用いて塗布直前に混合するのが好ましい。
本発明の感光材料の現像処理には、現像主薬としてハイ
ドロキノンを用い、亜硫酸イオン濃度の低いリス現像液
(伝染現像液)による現像を含めて公知のいずれをも用
いることができる。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本
発明の実施態様はこれらに限定されない。
実施例1 (乳剤の調製) 沃化銀4モル%、臭化銀96モル%から成る平均粒径0
.05μmのりツブマン型ハロゲン化銀乳剤に千オ@、
酸ナトリウムを加え化学増感したのち、増感色素として
下記構造の化合物Aを加え、抑制剤として下記構造の化
合物Bを加え、現像促進剤として下記構造の化合物Cを
加え、硬膜剤として下記構造の化合物りを加えた後、本
発明のシランカップリング剤を表−1に示すように添加
した。
(バンキング塗布液の調製) メタノールとエタノールの混合溶媒に、バインダーとし
て下記構造の化合物Eを370mg、光吸収染料として
下記構造の化合物Fを60mgおよびGを30mg、メ
チルセロソルブ1 ra(lを、それぞれl m2当り
添加し、更に本発明の一般式CI)で表される化合物を
表−1に示すように添加した。
(試料の作成) 上記の各塗布液を表−1に示す組合せで70−トガラス
の両面に塗設し、感光材料試料1〜5を作成した。その
際、乳剤層はゼラチン量5.9g/ m”、銀量2.8
g/m2になるように塗布した。
化合物A 化合物B 化合物D CCCH2SO2CH=CH2)、−3/4NH2(C
H2)2SO,に化合物E C0OHC00CR。
化合物F 03Na 化合物G このようにして得られた試料を50°C相対温度80%
の中で6時間シーズニングし、バッキング層の状態を目
視で観察した。更に以下の現像液−1へ20’015分
間浸漬し、乳剤膜が濡れた状態でビンセットの先端で乳
剤膜を引掻いた後、指で表面を摩擦し、ガラスとの接着
性を評価した。
(現像液−1) ハイドロキノン            5gモノメチ
ル−p−アミノフェノール サルフェート             1g無水亜硫
酸ナトリウム        50g水酸化カリウム 
          20g臭化カリウム      
      0.5g水で10100O,とじた。
まt;、50°C相対温度80%の中で6時間シーズニ
ングした試料を、テストパターンと密着露光し、上記の
現像液を用いて現像処理した。この現像法試料を100
倍の顕微鏡でパターンの濃度にムラがあるかも調べた。
結果を併せて表−1に示す。
表−1かられかるように、本発明り試料3〜5は、加湿
してもバッキング面にムラはできず、現像後のテストパ
ターン画像の濃度にムラもできず、更に乳剤層とガラス
の接着性が良好である。
実施例2 (乳剤の調製) 溶液A。
水                       9
.7Q塩化ナトリウム         20g゛ゼラ
チン           105g溶液B 溶液                       
3.8+2臭化カリウム         450g」
 カリウム塩の0.H%水溶液、28mQ溶液C 40°Cに保温された溶液A中に特開昭57−9252
3号と同57−92524号記載の均一な粒子晶癖をつ
くる混合撹拌機を用いて撹拌しながらpH3、pAg7
.7に保ちながら溶液B及び溶液Cを同時に関数的に7
0分間に亘って加え、更に10分間攪拌し続けた後、炭
酸ナトリウム水溶液でpHを6.0に調整し、20%の
硫酸マグネシウム水溶液2Q及びポリナフタレンスルホ
ン酸の5%水溶液2.550を加え、乳剤を40℃にて
70キュレート化し、デカンテーションを行い水洗して
過剰の水溶液の塩を除去する。
次いで、3.7Qの水を加えて分散させ再び20%の硫
酸マグネシウム水溶液0.9gを加えて、同様に過剰の
水溶液の塩を除去する。それに3.7Q、の水と14I
gのゼラチンを加えて50°Cで30分間分散させる。
これによって臭化銀35モル%、塩化銀65モル%、平
均粒径0.27μm1の粒子が得られる。
この乳剤にクエン酸1%の水溶液を110mQ加え、5
%臭化カリウム水溶液140m(2を加え、20分間熟
成した後チオ硫酸ナトリウム0.2%の水溶液を110
11IQおよび0.2%の塩化金酸水溶液140+Il
Qを加えて60°Cで熟成して最高感度にする。増感色
素として、次に示す化合物Hを1.8g添加し、分光増
感した。
化合物H 更にカブリ防止剤としてl−フェニル−5−メルカプト
テトラゾールの0.5%溶液を140mQ、安定剤とし
て4−ヒドロキン−6−メチル−1,3,3a、7−チ
トラザインデンの1%溶液を2Q添加した。
この乳剤に増感色素として下記化合物Iを1.1g。
カブリ防止剤としてハイドロキノンの10%溶液を2Q
1臭化カリウムの5%水溶液を170m(2、光吸収染
料として下記化合物Fの1%水溶液を140m12゜延
展剤として20%のサポニン3フ0mQ、下記に示す化
合物Jを140g、硬膜剤として化合物りを加えた後、
本発明に係るシランカップリング剤を表−2に示すよう
に添加した。
化合物I 化合物J Q (バンキング塗布液の調製) 実施例1と同様のバッキング塗布液を調製した。
本発明の一般式〔I〕で表される化合物は表−2の様に
添加した。
(試料の作成) 前記の各塗布液を表−2に示す組合せで、70−トガラ
スの両面に塗設し、表−2に示す試料6〜10を作成し
た。その際、乳剤層はゼラチン量6゜Og/m2、銀量
4.15g/II+2になるように塗布した。
このようにして得られた試料を現像処理液を下記の現像
液−2を用いる以外は実施例1と全く同じ方法で評価し
た。その結果を表−2に示す。
(現像液−2) ハイドロキノン           20g亜硫酸カ
リウム           5gエチレンジアミン四
酢酸ナトリウム  1g炭酸カリウム        
   35g炭酸ナトリウム          15
g臭化カリウム            3g5−ニト
ロインダゾール       4mgトリエチレングリ
コール      30gジェタノールアミン    
    20gホルマリン重亜硫酸ナトリウム付加物 0g ポリエチレングリコール (平均分子量1500)        0.2g水で
IQとし、pl(を水酸化ナトリウムで10.2に調整
した。
表−2から明らかなように、本発明の試料8〜IOは、
加湿してもバッキング面にムラはできず、現像後のテス
トパターン画像の濃度にムラもできず、更に乳剤層とガ
ラスの接着性も良好なことがわかる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、フロートガラスを支持体とするハロゲ
ン化銀写真感光材料の現像処理時のハロゲン化銀乳剤層
の剥離故障および高湿時におけるバッキング層のムラ故
障が改善される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 フロートガラス支持体の錫面上に少なくとも1層のハロ
    ゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感光材料にお
    いて、該フロートガラス支持体の錫面上にシランカップ
    リング剤を含有する親水性コロイド層を有し、かつ該フ
    ロートガラス支持体のエアー面上に下記一般式〔 I 〕
    で表される化合物を含有することを特徴とするハロゲン
    化銀写真感光材料。 一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_1は水素原子、低級アルキル基、アミノ基
    、アシルアミノ基、アルキルアミノ基、カルボキシル基
    、アルコキシカルボニル基、ヒドロキシル基、アルコキ
    シ基またはアリール基を表し、R_2はハロゲン原子、
    低級アルキル基、アルコキシ基、ヒドロキシル基、カル
    ボキシル基またはスルホ基(塩を含む)を表し、mは0
    〜3の整数を表す。mが2以上の場合、複数のR_2は
    各々、同じでも異なっていてもよい。Zは ▲数式、化学式、表等があります▼または▲数式、化学
    式、表等があります▼ を表す(R_3、R_4およびR_5は各々、水素原子
    、ハロゲン原子、低級アルキル基、アルコキシ基、カル
    ボキシル基またはスルホ基(塩を含む)を表し、R_6
    およびR_7は各々、水素原子、低級アルキル基または
    置換アルキル基を表す。)。ただし、R_2、R_3、
    R_4およびR_5の少なくとも1つはスルホ基(塩を
    含む)を表す。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03253840A (ja) * 1990-03-02 1991-11-12 Konica Corp ガラス支持体を有する直接ポジ用ハロゲン化銀写真感光材料
JP2008545735A (ja) * 2005-06-01 2008-12-18 マックス−デルブリュック−ツェントルム フュール モレクラレ メディツィーン Shp−2阻害剤、それらを含む薬剤組成物及びホスファターゼ媒介性疾患を治療するためのその使用
CN114368915A (zh) * 2022-01-19 2022-04-19 中国耀华玻璃集团有限公司 一种自成膜本体调光节能玻璃的制备方法

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