JPH02203336A - ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法

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JPH02203336A
JPH02203336A JP2350789A JP2350789A JPH02203336A JP H02203336 A JPH02203336 A JP H02203336A JP 2350789 A JP2350789 A JP 2350789A JP 2350789 A JP2350789 A JP 2350789A JP H02203336 A JPH02203336 A JP H02203336A
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silver halide
group
gelatin
processing
photosensitive
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JP2350789A
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Tadashi Sekiguchi
忠 関口
Kazuhiro Yoshida
和弘 吉田
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法に関し
、さらに詳しくは、迅速現像適性を有し、硬調性に優れ
た画像を得ることができる感光材料の処理方法に関する
ものである。本発明は、例えば、印刷感光材料の処理方
法に適用することができる。
近年、ハロゲン化銀写真感光材料の消費量は、増加の一
途をたどっている。このためハロゲン化銀写真感光材料
の現像処理枚数が増加し、現像処理の迅速化、つまり同
一時間内の処理量を増加させることが要求されている。
上記傾向は、例えば印刷製版分野でも見受けられる。即
ち、情報の即時性や回数の増加が急増しているため、印
刷製版の作業も短納期に、しかもより多くの量をこなす
必要が出てきている。このような印刷製版業界の要望を
満たすには、印刷工程の簡易化を促進するとともに、印
刷製版用フィルムを一層迅速に処理する必要がある。
その中でも特に新聞社においては、新聞発行までの時間
を短縮するためにファクシミリ受信機の高速受信化が行
われているが、受信用フィルムの処理については、いま
だに迅速処理化がなされていない。従ってこのような受
信用のフィルムの迅速処理化が急がれている。
一般に、現像処理(通例、現像、定着、水洗、乾燥の各
工程よりなる)時間を短縮するには、搬送速度を高める
のが一法である。しかしローラー搬送自動現像機で現像
処理する場合に、現像処理時間を短縮しようとして、そ
のローラー移送速度を早くすると、(a)濃度が充分で
ない(感度、コントラスト、最高濃度の低下) 、(b
)定着が充分に行われない、(c)フィルムの水洗が不
十分である、(d)フィルムの乾燥が不充分である、等
の問題を生じる。そして、定着不足、水洗不足はフィル
ム保存中に色調が変化し、画質を低下させる原因となる
これらの問題の中で特に上記(a)の問題を解決する1
つの方法として現像液温度を高くする手段があるが、現
像液温度を高くすることによる現像液の蒸発により、「
現像液の濃縮化による感度変動」 「自動機フィルム挿
入口に水滴が着いてフィルムが濱れる」等の問題が生じ
る。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、短時間処理した場合、例えば、全処理
時間が20〜60秒である超迅速処理を行一般式(1) ることができるハロゲン化銀写真感光材料の処理方法を
提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の上記目的は、支持体上の少なくとも一方の側に
少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀乳剤を有するハロ
ゲン化銀写真感光材料をローラー式自動現像機で全処理
時間が20〜60秒で現像処理するハロゲン化銀写真感
光材料の処理方法において、上記感光性ハロゲン化銀乳
剤の少なくともいずれかINが平均粒径0.05〜0.
35μmの感光性ハロゲン化銀とゼラチンを含み、かつ
、該感光性ハロゲン化銀乳剤層側のゼラチン量が3.5
g/M以下であり、さらに、下記一般式〔I〕で示され
る化合物を11当たり0.25モル以上含む現像液で処
理することによって、達成される。
(R’、R”、R3,R’、R’、R’のうち少なくと
も2つの部位は水酸基であり、残りの部位は水素原子、
ハロゲン原子、スルホン酸基またはアルキル基、アリー
ル基、アラルキル基、カルボニル基、ヘテロ環基、また
は−01もしくは−SR’を表し、あルイハR’ 、R
”、R’、 R’、 R’、R’ (7) ウチ互1z
’ ニ隣すアッた2つの部位により5員環または6員環
の炭素環またはへテロ環を形成してもよい。R7はアル
キル基、アリール基、アラルキル基、またはへテロ環基
を表す。〕 本発明の処理方法において、感光材料はローラー式自動
現像機で、全処理時間が20秒以上60秒以下で処理さ
れるが、ここで全処理時間とは、自動現像機にフィルム
の先端を挿入してから現像槽、渡り部分、定着槽、渡り
部分、水洗槽、渡り部分、乾燥部分を通過してフィルム
の先端が乾燥部分から出て来るまでの全時間〔換言すれ
ば、処理ラインの全長(m)をライン搬送速度(m/s
ec、)で割った商(sec、) )をいう。ここで渡
り部分の時間を含めるべき理由は、当業界でよく知られ
ていることであるが、渡り部分においてもその前のプロ
セスの液がゼラチン膜内に膨潤しているので、実質上処
理工程が進行しているとみなせるためである。
なお、本発明において用いるローラー式自動現像機は、
その型式、仕様等、任意であり、特に限定はない。
本発明によって処理されるハロゲン化銀写真感光材料は
、支持体上の少なくとも一方の側に少なくともINの感
光性ハロゲン化銀乳剤層を有し、該感光性ハロゲン化銀
乳剤層の少なくともいずれか1層が平均粒径0.05μ
m以上0.35μm以下の感光性ハロゲン化銀とゼラチ
ンを含み、かつ、該感光性ハロゲン化銀乳剤層側のゼラ
チン量が3.5g/d以下であるものである。
上記感光性ハロゲン化銀の平均粒径は、特に0゜05μ
m以上0.25μm以下であることが好ましい。
ここで平均粒径は、粒径つまり球状粒子の場合その直径
、それ以外の形状の粒子の場合投影像を同面積の円像に
換算したときの直径を基にして、定められるものである
また、上記ゼラチン量は、好ましくは、3.0g/d以
下であるのがよい。
ゼラチンは、ハロゲン化銀乳剤のバインダー(または保
護コロイド)として機能するが、かかるゼラチンとして
は、酸あるいは石灰等で処理されたゼラチン等を任意に
用いることができ、またゼラチン誘導体、ゼラチンと他
の高分子のグラフトポリマー、それ以外の蛋白質、糖誘
導体、セルロース誘導体、単一あるいは共重合体の如き
合成親水性高分子物質等の親水性コロイドの1種または
2種と併用して用いることもできる。
上記ハロゲン化銀写真感光材料は、支持体の少なくとも
一方の側に少なくとも1層の感光性ハロゲン化銀乳剤層
を有してしればよく、支持体の片側にのみ感光性ハロゲ
ン化銀乳剤層を設けても、両側に設けてもよい。好まし
くは、片側に乳剤層を1層、または2層以上積層し、該
乳剤を形成しない側(パフキング側と称する)に、1層
以上の疎水性コロイド層または親水性コロイド層を形成
することである。該バッキング側の層は、必要に応じ、
ラテックス、染料、媒染剤、硬膜剤、界面充剤等を含有
してもよい。
次に、本発明においては、感光材料は、前記−般式〔I
〕で示される化合物を1!当たり0.25モル以上含む
現像液で処理される。好ましくは、該化合物を11当た
り0.3〜0.8モル含む現像液で処理される。
次に本発明で用いる上記一般式〔I〕で示される化合物
の具体的な例を示す。但し、当然のことながら本発明に
用いることができる化合物は、これらに限定されるもの
ではない。
上記一般式〔I〕で示される化合物の例示1−1  ハ
イドロキノン ■−22−メチル−5−(1,1−ジメチルブチル)−
ハイドロキノン 2−p−トリル−ハイドロキノン 5−n−ドデシルチオ−2−(l−フェニルテトラゾー
ル−5−イル)−チオ−3−フェニルチオ−ハイドロキ
ノン 3−フェニルチオ−5−n−オクタデシル−チオ−2−
(1−フェニルテトラゾール−5−イル)−チオ−ハイ
ドロキノン 2−ドデシルチオ−5−(3−フェニル−1,3,4−
チアジアゾリン−2−チオン−5−イル)チオハイドロ
キノン 2−(3−メチルブチル)ハイドロキノン 2−(1−フェニルチオテトラゾール 5−イル)チオ−5−オクタジシルチオハイドロキノン l−92−n−ペンタデシル−5−(l−フェ■ −1
0 ■ −11 ■ −1l ■ −14 ■ −15 ニルテトラゾール−5−イル)−チオ−ハイドロキノン 2−(l−ヒドロキシ−テトラデシル)ハイドロキノン 2−n−ヘキサデシル−5−(2−メチルチオ−1,3
,4−チアジアゾール−5−イル)チオ−3−フェニル
チオ−ハイドロキノン 2−メチル−5−(1−フェニルテトラゾール−5−イ
ル)チオ−ハイドロキノン 2−tert−オクチル−5−(2−メチルチオ−1,
3,4−チアゾール−5−イル)チオ−ハイドロキノン 2−(5−メチルベンゾトリアゾール 2−イル)ハイドロキノン 2−(3−フェニル−1,3,4−チアゾリン−2−チ
オン−5−イル)−チオ−5−(1,1,3,3−テト
ラメチル−ブチル)ハイドロキノン 1−162−メトキシ−5−(1−フェニル−テトラゾ
ール−5−イル)チオ−ハイドロキノン 1−172−(メチル−1,3,3a、7−テトラザイ
ンデン−4−イル)チオ−6−(1,1,3,3−テト
ラメチルブチル)ハイドロキノン 1−18 2−(5−n−ペンチル−4−フェニル1.
2.4−トリアゾール−3−イル )チオ−5−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)
ハイドロキノン !−192−ドデシルチオーハイドロキノン1−20 
 (1−フェニル−テトラゾール−5−イル)チオハイ
ドロキノン 1−21 2−(4−6−シメチルベンゾトリアゾール
ー2−イル)ハイドロキノン 1−22 2−n−プロピルチオハイドロキノン1−2
32−(1−フェニルテトラゾール−5イル)チオ−3
−チオファニル−5−(1,1,3,3−テトラメチル
ブチル)■ −24 ■ −25 ■ −26 ■ −27 ■ −28 ■ ■ ■−34 ハイドロキノン 2−(p−メトキシフヱニル)ハイドロキノン 2−メトキシハイドロキノン 2−n−オクタデシルハイドロキノン 2.5−ビス−(1,1,3,3−テトラメチルブチル
)ハイドロキノン 2−n−ドデシルハイドロキノン テトラメチルハイドロキノン 2−n−オクチルハイドロキノン 2− (1,1,3,3−テトラメチルブチル)−5−
(2−カルボキシフェニル)チオハイドロキノン 2− (1,1,3,3−テトラメチルブチル)5−n
−ドデシルチオ)−ハイドロキノン 2.5−ビス−(ジメチルアミノメチル)ハイドロキノ
ン 2− (1,1,3,3−テトラメチルブチル)−5−
フェニルハイドロキノン ■ ■ −36 ! ■ −38 ■ −39 ■ ■ −41 ■ −42 ■ −43 ■ 2−(3−ヒドロキシフェノキシ)ハイドロキノン 2.5−ジ−ベンジルオキシハイドロキノン 2.3.5−1−ジメチル−6−(n−ドデシルチオ)
ハイドロキノン 2− (1,1,3,3−テトラメチルブチル)−5−
(1−フェニルプロピル)ハイドロキノン ジブイウム−2−n−ペンタデシルハイドロキノン−5
−スルホネート ソゲイウム−2−n−ペンタデシル−チオハイドロキノ
ン−5−スルホネート 1.2.3−)リヒドロキシー5−プロポキシカルボニ
ルベンゼン 1.4−ジヒドロキシ−5−カルボキシベンゼン 1.2−ジヒドロキシ−4−エトキシカルボニルベンゼ
ン 1.3−ジヒドロキシ−5−メトキシカルボニルベンゼ
ン 本発明の一般式(I)で表される化合物は、例えば米国
特許第2,008,082号、同第2,008,337
号、同第2,732,300号、同第3,379.52
9号、特開昭491l9536号、特開昭50−939
71号及びイー・シー・アーロストロング他(E、C,
Armstrong、 et al)ジャーナル・オブ
・アメリカン・ケミカル・ソサエティー(J、Ae+、
Chem、Soc、)82.1928−1935(19
60)、デイ−・イー・コアレンズ(D、E、Koal
ens)ジャーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソ
サエティー(J、Am、Chem、Soc、)56.2
478−2481(1934)、薬学雑誌並、  81
4−828(1930)等の記載に従って、合成するこ
とができる。
本発明において、ハロゲン化銀写真感光材料は、露光後
、全処理時間が20〜60秒である自動現像機で処理さ
れる。
処理に際して使用される現像液は、前記一般式〔I〕で
示される化合物を含有することは必須であり、ヒドロキ
シベンゼン類、1−フェニル−3−ピラゾリドン類、ア
ミノフェノール類、アミノベンゼン類等の現像主薬を含
むアルカリ溶液である。その他アルカリ金属塩の亜硫酸
塩、炭酸塩、重亜硫酸塩、臭化物及び沃化物等を含むこ
とがで次に、本発明によって処理されるハロゲン化銀写
真感光材料についての、その各種の態様を述べる。
該感光材料に用いられるハロゲン化銀乳剤には、ハロゲ
ン化銀として臭化銀、沃臭化銀、沃塩化銀、塩臭化銀、
塩沃臭化銀及び塩化銀等の通常のハロゲン化銀乳剤に使
用される任意のものを用いることができるが、特に本発
明においては、塩化銀が50モル%以上の塩臭化銀、ま
たは塩沃臭化銀を用いることが好ましい。
ハロゲン化銀乳剤に用いられるハロゲン化銀粒子は、酸
性法、中性法及びアンモニア法のいずれで得られたもの
でもよい。該粒子は一時に成長させてもよいし、種粒子
を作った後、成長させてもよい。種粒子を作る方法と成
長させる方法は同じであっても異なってもよい。
ハロゲン化銀乳剤はハロゲン化物イオンと銀イオンを同
時に混合しても、いずれか一方が存在する液中に、他方
を混合してもよい。また、ハロゲン化銀結晶の臨界成長
速度を考慮しつつ、ハロゲン化物イオンと銀イオンを混
合釜内のpH及び/またはpAgをコントロールしつつ
逐次同時に添加することにより生成させてもよい。この
方法により、結晶形が規則的で粒子サイズが均一に近い
ハロゲン化銀粒子が得られる。ハロゲン化銀粒子の形成
の任意の工程で、例えば粒子成長後に、コンバージョン
法を用いて、粒子のハロゲン組成を変化させてもよい。
ハロゲン化銀乳剤は、その製造時に、必要に応じてハロ
ゲン化銀溶剤を用いて、ハロゲン化銀粒子サイズ、粒子
形状、粒子サイズ分布及び粒子の成長速度をコントロー
ルすることができる。
ハロゲン化銀粒子は、粒子を形成する過程及び/または
成長させる過程で、カドミウム塩、亜鉛塩、鉛塩、タリ
ウム塩、イリジウム塩(錯塩を含む)、ロジウム塩(錯
塩を含む)及び鉄塩(錯塩を含む)から選ばれる少なく
とも1種を用いて金属イオンを添加し、粒子内部に及び
/または粒子表面にこれらの金属元素を含有させること
ができ、また適当な還元的雰囲気におくことにより、粒
子内部及び/または粒子表面に還元増感核を付与できる
。特に本発明においては、感光材料は高照度露光される
ことが好ましいので、かかる高照度露光適正をもたせる
ため、感光材料にイリジウム塩(または錯塩)を含有さ
せることが好ましい。
ハロゲン化銀乳剤は、ハロゲン化銀粒子の成長の終了後
に不要な可溶性塩類を除去してもよいし、あるいは含有
させたままでもよい、該塩類を除去する場合には、リサ
ーチ・ディスクロージャー(Research Dis
closure 、以下RDと略す) 17643号■
項に記載の方法に基づいて行うことができる。
ハロゲン化銀粒子は、粒子内において均一なハロゲン化
銀組成分布を有するものでも、粒子の内部と表面層とで
ハロゲン化銀組成が異なるコア/シェル粒子であっても
よい。
ハロゲン化銀粒子は、潜像が主として表面に形成される
ような粒子であってもよく、また主として粒子内部に形
成されるような粒子でもよい。
ハロゲン化銀粒子は、立方体、八面体、十四面体のよう
な規則的な結晶形を持つものでもよいし、球状や板状の
ような変則的な結晶形をもつものでもよい。これらの粒
子において、(100)面と(111)面の比率は任意
のものが使用できる。また、これら結晶形の複合形を持
つものでもよく、様々な結晶形の粒子が混合されてもよ
い。
ハロゲン化銀乳剤は、いかなる粒子サイズ分布を持つも
のを用いても構わない。粒子サイズ分布の広い乳剤(多
分散乳剤と称する)を用いてもよいし、粒子サイズ分布
の狭い乳剤(単分散乳剤と称する。ここでいう単分散乳
剤とは、粒径の分布の標準偏差を平均粒径で割ったとき
に、その値が0.20以下のものをいう。ここで粒径は
前記定義のとおりである。また、多分散乳剤と単分散乳
剤を混合して用いてもよい。
ハロゲン化銀乳剤は、別々に形成した2種以上のハロゲ
ン化銀乳剤を混合して用いてもよい。
ハロゲン化銀乳剤は、常法により化学増悪することがで
きる。即ち、硫黄増感法、セレン増感法、還元増感法、
金その他の金属化合物を用いる金属増感法などを単独で
または組み合わせて用いることができる。
ハロゲン化銀乳剤は、写真業界において増感色素として
知られている色素を用いて、所望の波長域に光学的に増
感できる。増悪色素は単独で用いてもよいが、2種以上
を組み合わせて用いてもよい。増感色素はハロゲン化銀
粒子を形成する過程及び/または成長させる過程や化学
熟成中/または終了後に加えることができる。増悪色素
と共に、それ自身分光増感作用を持たない色素、あるい
は可視光を実質的に吸収しない化合物であって、増感色
素の増感作用を強める強色増感剤を乳剤中に含有させて
もよい。
ハロゲン化銀乳剤には、感光材料の製造工程、保存中、
あるいは写真処理中のカブリの防止、または写真性能を
安定に保つことを目的として、化学熟成中、化学熟成の
終了及び/または化学熟成の終了後、ハロゲン化銀乳剤
を塗布するまでに、写真業界においてカブリ防止剤また
は安定剤として知られている化合物を加えることができ
る。
感光材料のハロゲン化銀乳剤層及び/または他の親水性
コロイド層には、柔軟性を高める目的で可塑剤を添加で
きる。例えば可塑剤は、RD 17643号の■項のA
に記載の化合物である。
感光材料の写真乳剤層その他の親水性コロイド層には、
寸度安定性の改良などを目的として、水不溶性または難
溶性合成ポリマーの分散物(ラテックス)を含有させる
ことができる。
感光材料のハロゲン化銀乳剤層及び/またはその他の親
水性コロイド層には、現像促進剤、現像遅延剤等の現像
性を変化させる化合物を添加できる。現像促進剤として
好ましく用いることができる化合物は、RD 1746
3号のXXI項記載の化合物であり、現像遅延剤は、1
7643号のXXI項E記載の化合物である。現像促進
、その他の目的で白黒現像主薬、及びまたはそのプレカ
ーサーを用いてもよい。
感光性乳剤には、感度上昇、コントラスト上昇、または
現像促進の目的で、ポリアルキレンオキシドまたはその
エーテル、エステル、アミン等の誘導体、テトラゾリウ
ム化合物、ヒドラジン誘導体、チオエーテル化合物、チ
オモルフォリン類、4級アンモニウム化合物、ウレタン
誘導体、尿素誘導体、イミダゾール誘導体等を含んでも
よい。
感光材料には、フィルター層、ハレーション防止層、及
び/またはイラジェーション防止層等の補助層を設ける
ことができる。これらの層中及び/または乳剤層中には
現像処理中に感光材料から流出するかもしくは脱色され
る染料が含有させられてもよい。親水性コロイド層に染
料を含有させる場合には、カチオン性ポリマー等の媒染
剤によって媒染されてもよい。
感光材料には、白地の白さを強調するとともに白地部の
着色を目立たせない目的で、螢光増白剤を用いることが
できる。
感光性乳剤層、その他の親水性コロイド層は、バインダ
ー(または保護コロイド)分子を架橋させ、膜強度を高
める硬膜剤を1種または2種以上用いることにより硬膜
することができる。硬膜剤は、処理液中に硬膜剤を加え
る必要がない程度に感光材料を硬膜できる量添加するこ
とができるが、処理液中に硬膜剤を加えることも可能で
ある。
感光材料に、帯電防止を目的とした帯電防止剤を添加で
きる。帯電防止剤は支持体の乳剤を積層してない側(バ
ンキング側)の帯電防止層に用いてもよく、乳剤層及び
/または支持体に対して乳剤層が積層されている側の乳
剤層以外の保護コロイド層に用いられてもよい。
感光性乳剤層及び/または他の親水性コロイド層には、
塗布性改良、帯電防止、スベリ性改良、乳化分散、接着
防止、写真特性(現像促進、硬膜化、増感等)改良等を
目的として、種々の界面活性剤を用いることができる。
感光材料の支持体には、α−オレフィンポリマー(例え
ばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン/ブテン共
重合体)等をラミネートした紙、合成紙等の可撓性反射
支持体、酢酸セルロース、硝酸セルロース、ポリスチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リカーボネイト、ポリアミド等の半合成または合成高分
子からなるフィルムや、これらのフィルムに反射層を設
けた可撓性支持体、ガラス、金属、陶器などが含まれる
必要に応じて支持体は、その表面にコロナ放電、紫外線
照射、火焔処理等を施した後、直接にまたは支持体表面
の接着性、帯電防止性、寸法安定性、耐摩耗性、硬さ、
ハレーション防止剤、摩擦特性、及び/またはその他の
特性を向上するための1層以上の下塗層を介して乳剤層
等が塗布されていてもよい。
感光材料への塗布に際して、塗布性を向上させるために
増粘剤を用いてもよい。また、例えば硬膜剤の如く、反
応性が早いために予め塗布液中に添加すると塗布する前
にゲル化を起こすようなものについては、スタチックミ
キサー等を用いて塗布直前に混合するのが好ましい。
感光材料を作成するに当たり、ハロゲン化銀乳剤層及び
その他の保護コロイド層は、RD17463号のXVの
Aに記載の方法で塗布し、同Bに記載の方法で乾燥する
ことができる。
〔実施例〕
次に本発明を実施例によって具体的に説明する。
但し当然のことながら、本発明がこれによって限定され
るものではない。
実施例1 (乳剤の調製) 溶液 A 水                     9.7
1塩化ナトリウム         20gゼラチン 
         105g溶液 B 水                    3.81
ゼラチン           94g塩化ナトリウム
        365g臭化カリウム       
  450gヘキサクロロイリジウム酸カリウム塩の0
.01%水溶液°         28−ヘキサブロ
モロジウム酸カリウム塩の 0.01%水溶液         1.0ml溶液 
C 水                   3.81硝
酸銀          1700g40℃に保温され
た上記溶液A中に、p H3、pAg7.7に保ちなが
ら上記溶液B及び上記溶液Cを同時に関数的に60分間
に旦って加え、更に10分間攪拌し続けた後、炭酸ナト
リウム水溶液でpHを6.0に調整し、20%の硫酸マ
グネシウム水溶液21及びポリナフタレンスルホン酸の
5%水溶液2.551を加え、乳剤を40℃にてフロキ
ュレート化し、デカンテーションを行い水洗して過剰の
水溶液の塩を除去する。次いでそれに3.72の水を加
えて分散させ、再び20%の硫酸マグネシウム水溶液0
.91を加えて同時に過剰の水溶液の塩を除去する。そ
れに、3.7βの水と141gのゼラチンを加えて、5
0℃で30分間分散させる。これによって臭化銀35モ
ル%、塩化銀65モル%、平均粒径0.20μm、また
粒径の標準偏差を平均粒径で割った値を100倍して得
られる単分散度が9の粒子が得られた。このハロゲン化
i艮をAgX−1とする。
同様に混合時間を1l0分に変えて平均粒径を0.40
μmにした以外は、全てAgX−1と同じものを調製し
、AgX−2とした。
ハロゲン化銀AgX−1は平均粒径が本発明の範囲を外
れるが、ハロゲン化銀AgX−2の平均粒径は本発明の
範囲内である。
上記ハロゲン化銀AgX−1,AgX−2を含有の液に
、それぞれクエン酸1%の水溶液を1l−1臭化力リウ
ム5%の水溶液を5−加えてpH5,0、pAg7に調
整し、これにチオ硫酸ナトリウム0.1%の水溶液を1
l0mZ及び0.2%の塩化金酸水溶液80IIL/を
加えて60℃で熟成して最高怒度にして、ハロゲン化銀
乳剤とした。
上記乳剤に、それぞれカブリ防止剤として、1−フェニ
ル−5−メルカプトテラシールの0.5%溶液を70−
、ハイドロキノンの10%溶液を30−5臭化カリウム
の5%水溶液を1l0−2安定剤として4−ヒドロキシ
−6−メチル−1,3゜3a、7−チトラザインデンの
1%溶液を1800−、ゼラチンの10%水溶液を20
0rd加えて、熟成を停止させた。そののち、上記乳剤
それぞれを10等分して、それぞれにゼラチン液を加え
、種々のゼラチン量に調整した後、下記増感色素−1を
添加した。pH及びpAgを調整したのち、更にカブリ
防止剤としてハイドロキノンの10%溶液を50mj、
延展剤として20%のサポニン水溶液を19−1増粘剤
としてスチレン−マレイン酸重合体の4%水溶液を50
1I7、アクリル酸エチルの高分子ポリマーラテックス
を30g添加攪拌し、1時間後及び20時間後にそれぞ
れ硬膜剤として1−ヒドロキシ−3,5−ジクロロトリ
アジンナトリウム塩とホルマリンを添加した。これによ
り得られた各乳剤と、保護層液とを支持体上に塗布して
、試料を作成した。即ち上記各乳剤を下引加工済みのポ
リエチレンテレフタレート支持体上に、銀3.8g/n
fになるように、さらに保護膜として、ゼラチン500
gの水溶液に臭化カリウム10%水溶液100−を添加
し、延展剤として1−デシル−2−(3−イソペンチル
)サクシネート−2−スルホン酸ソーダ1%水溶液を4
00−添加し、更に平均粒径3.5μmである不定型シ
リカを100g添加分散して調製した保護層液をゼラチ
ンが1.0g/mになるようにして、乳剤層と保護層を
同時に塗布した。
増感色素−1 e このようにして得られた試料をキセノン光源を用いて1
0万分の1秒で網点露光(返し網を介して露光)及びラ
ッテンフィルターll!188A(コダック社製)を通
してウェッジ露光し、下記組成の現像液−1、現像液−
2、現像液−3、現像液−4と定着液を用いて、ローラ
ー式自動現像機にて処理した。
処理にあたっては、フィルムの搬送速度をかえて全処理
時間を変化させた。詳しい処理条件は以下に示す。
処理条件 現像     38℃  25秒   1l.5秒定着
     30℃  25秒   1l.5秒水洗  
   常温   20秒   10秒乾燥     4
5℃  20秒   lO秒秒速送速度     14
50醜m/分 2900a+m/分全処理時間    
   90秒   45秒ここで全処理時間とは、自動
現像機にフィルムの先端をくわえこんでからフィルムの
先端が乾燥工程を終えて出てくるまでの時間をさす。
〈現像液−1〉 純水(イオン交換水)      約800−亜硫酸カ
リウム            60gエチレンジアミ
ン四酢酸 二ナトリウム塩          2g水酸化カリウ
ム           10.5 g5−メチルベン
ゾトリアゾール   300■ジエチレングリコール 
       25g1−フェニル−4,4−ジメチル
−3−ピラゾリンデイノン           30
0■l−フェニル−5−メルカプトテトラゾール60■ 臭化カリウム ハイドロキノン 3.5g 0g (0,18モル) 炭酸カリウム             15g純水(
イオン交換水)を加えて1,000 m7に仕上げる。
上記く現像液−1〉のハイドロキノン量を下記の通りと
したものをく現像液−2〉、〈現像液−3〉、〈現像液
−4〉とした。
く現像液−2>    30g   (0,27モル)
〈現像液−3>    40g  (0,36モル)〈
現像液−4>   106 g   (0,96モル)
〈定着液〉 (組成A) チオ硫酸アンモニウム (72,5%−/V水溶液>    240m7亜硫酸
ナトリウム          17g酢酸ナトリウム
・3水塩      6.5g硼酸         
       6gクエン酸ナトリウム・2水塩   
  2g酢酸(90%dハ水溶液>        1
3.6aZ(組成り) 純水(イオン交換水)        17−硫酸(9
0%W/−水溶液)        4.7g硫酸アル
ミニウム (A l 2os換算含量が8.1%−/賀の水溶液)
26.5g 定着液の使用時に水50〇−中に上記組成A、組成りの
順に溶かし、11に仕上げて用いた。
この定着液のpHは約4.3であった。
上記処理により得られた画像について、感度、カブリ、
及びガンマ値を求めた。感度は、濃度り一3.0を得る
に要する露光量の逆数について、試料f1mlを100
とする相対感度で示した。またガンマ値は、写真特性曲
線におけるD=0.3とD=3.0との点を結ぶ直線の
傾きで示した。
また、次のようなランクで、写真性能を総合評価した。
l・・・使用不可(全く使用できないレベル)2・・・
使用不可(感光材料として問題となる場合があるレベル
) 3・・・使用可能下限レベル(写真性能は劣るが、感光
材料として問題とならない) 4・・・使用可能(38℃25秒処理より若干劣る)5
・・・使用可能(38℃25秒処理と同等)第1表に、
上記の結果を示す。
・S6 以下余白ζ:’z=・・S 第1表から理解されるように、超迅速処理(38℃、t
2.s+7処理)することにより、感度及びガンマ値が
低下するが、本発明の構成とすることによって、標準処
理と同等の感度及びガンマ値が得られた。但し、本発明
の範囲でも、現像液4のように、現像主薬を増量しすぎ
ると、カブリが高くなり、写真性能が劣る傾向がある(
試料−8)。
〔発明の効果〕
本発明により、超迅速処理を行っても、感度低下等の写
真性能劣化がない、ハロゲン化銀写真感光材料の処理方
法を提供することができた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、支持体上の少なくとも一方の側に少なくとも1層の
    感光性ハロゲン化銀乳剤層を有するハロゲン化銀写真感
    光材料をローラー式自動現像機で全処理時間が20〜6
    0秒で現像処理するハロゲン化銀写真感光材料の処理方
    法において、 上記感光性ハロゲン化銀乳剤層の少なくともいずれか1
    層が平均粒径0.05〜0.35μmの感光性ハロゲン
    化銀とゼラチンを含み、かつ、該感光性ハロゲン化銀乳
    剤層側のゼラチン量が3.5g/m^2以下であり、 さらに下記一般式〔 I 〕で示される化合物を1l当た
    り0.25モル以上含む現像液で処理することを特徴と
    するハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。 一般式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔R^1、R^2、R^3、R^4、R^5、R^6の
    うち少なくとも2つの部位は水酸基であり、残りの部位
    は水素原子、ハロゲン原子、スルホン酸基またはアルキ
    ル基、アリール基、アラルキル基、カルボニル基、ヘテ
    ロ環基、または−OR^7もしくは−SR^7を表し、
    あるいはR^1、R^2、R^3、R^4、R^5、R
    ^6のうち互いに隣りあった2つの部位により5員環ま
    たは6員環の炭素環またはヘテロ環を形成してもよい。 R^7はアルキル基、アリール基、アラルキル基、また
    はヘテロ環基を表す。〕
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0572679A (ja) * 1991-05-02 1993-03-26 Fuji Photo Film Co Ltd ハロゲン化銀写真感光材料の現像処理方法

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