JPH0572679A - ハロゲン化銀写真感光材料の現像処理方法 - Google Patents
ハロゲン化銀写真感光材料の現像処理方法Info
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- JPH0572679A JPH0572679A JP1002592A JP1002592A JPH0572679A JP H0572679 A JPH0572679 A JP H0572679A JP 1002592 A JP1002592 A JP 1002592A JP 1002592 A JP1002592 A JP 1002592A JP H0572679 A JPH0572679 A JP H0572679A
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Abstract
少ないハロゲン化銀感材を提供する。 【構成】支持体の片面のみにハロゲン化銀乳剤層を有す
る感材をローラー搬送型自現機でDry to Dry
60秒以下で処理する際に、感材の塗布銀量を2.6g
/m2以下とし、感材の全ゼラチン量を3.5g/m2以下
とし、表面保護層のゼラチンを0.6g/m2以上とし、
かつ乳剤層の銀/ゼラチン重量比を1.2以下とする。
Description
料の現像処理方法に関するものであり、特にローラー搬
送型自動現像機(以下ローラー自現機と記す)を用いて
超迅速処理をするときに発生する白ヌケピンホールの少
ない写真感光材料及びその現像処理方法に関するもので
ある。
感材と記す)の現像処理工程は高温迅速処理が急速に普
及し、各種感材の自現機処理においてもその処理時間は
大巾に短縮されてきた。短時間で充分な黒化濃度を与え
る感材、そして定着、水洗、乾燥が短時間で完了する特
性が必要である。特にこれまで乾燥を迅速に完了させる
方法が種々検討されてきているが感材の乾燥性を改良す
るために一般的によく用いられる方法として、ゼラチン
塗布量を少なくすること、塗布ゼラチン膜の硬膜を強化
することで乾燥開始前の感材中の含水量を減少させる方
法がある。このゼラチン塗布量を少なくすればそれだけ
乾燥時間を短縮することができるが、ローラー搬送型自
現機処理後のフィルムに白ヌケピンホールの発生が増加
する。特に最高濃度部の白ヌケピンホールは非常に目立
ってしまう。特にマンモ画像読影時の石灰化の誤診につ
ながる恐れがある。
ラー搬送型自現機で超迅速現像処理のでき、処理時に白
ヌケピンホール発生の少ないハロゲン化銀写真感光材料
及びその処理方法を提供することにある。
体の一方の側にのみハロゲン化銀乳剤層を有する感材を
ローラー搬送型自動現像機で現像処理する方法におい
て、全塗布銀量が2.6g/m2以下であり、乳剤層側の
全塗布ゼラチン量が3.5g/m2以下であり、表面保護
層の塗布ゼラチン量が0.6g/m2以上であり、かつ乳
剤層の銀/ゼラチン重量比が1.2以下である感材を総
処理時間20〜60秒で処理することを特徴とするハロ
ゲン化銀写真感光材料の現像処理方法により達成され
た。
は、バック層を設けるのが好ましい。そこにはアンチハ
レーション用染料を含有させるのが好ましい。アンチハ
レーション層は乳剤層とベース間に設けてもよい。
ネガ型、あらかじめかぶらせ型、オートポジ、造核剤使
用の内部潜像型オートポジ等のハロゲン化銀乳剤ならい
づれでもよい。本発明に用いる感光性ハロゲン化銀は、
例えば臭化銀、沃臭化銀、塩化銀、塩臭化銀、塩沃化
銀、塩沃臭化銀などでよいが、特に、臭化銀、沃臭化
銀、塩臭化銀、塩沃臭化銀が好ましい。ハロゲン化銀中
の沃化銀は0〜4モル%が好ましく、0〜2モル%が特
に好ましい。ハロゲン化銀中の塩化銀は80モル%以下
が好ましく、40モル%以下であることが更に好まし
い。
ェクテッドエリア法、数平均法による測定で)約0.2
から0.6μの乳剤粒子からなるものが好ましい。平均
粒径0.25〜0.5μはさらに好ましい。乳剤は粗粒
子と微粒子の混合粒子でもよい。粒子形状は立方体、八
面体、十四面体、じゃがいも状、球状、板状、粒子径が
粒子厚の5倍以上の平板状(詳しくはリサーチ・ディス
クロージャー(RESEARCHDISCLOSURE) Item No.2253
4p.20〜p.58(1983年1月に記載))など
変則的な結晶形を有するものでもよい。これら感光性乳
剤に実質的に非感光性乳剤(例えば、内部のかぶった微
粒子乳剤)を混合して用いてもよい。勿論別々の層に塗
りわけてもよい。
一様なものであっても、また内部と外部が異質の層状構
造をしたものや、英国特許第635,841号、米国特
許第3,622,318号に記されているようないわゆ
るコンバージョン型のものであってもよい。このハロゲ
ン化銀粒子の形成時には粒子の成長をコントロールする
ためにハロゲン化銀溶剤として例えば、アンモニア、ロ
ダンカリ、ロダンアンモン、チオエーテル化合物(例え
ば米国特許第3,271,157号、同第3,574,
628号、同第3,704,130号、同第4,29
7,439号、同第4,276,374号、など)チオ
ン化合物(例えば特開昭53−144319号、同第5
3−82408号、同第55−77737号など)、ア
ミン化合物(例えば特開昭54−100717号など)
などを用いることができる。ハロゲン化銀溶剤以外にも
粒子表面に吸着して晶癖を制御する化合物例えば、シア
ニン系の色素やテトラザインデン系化合物、メルカプト
化合物などを粒子形成時に用いることが出来る。本発明
に使用されるハロゲン化銀乳剤は単分散でも多分散でも
よいが単分散が好ましい。粒子サイズの異なる2種以上
の単分散乳剤を混合使用してもよい。本発明の乳剤はネ
ガ型、オートポジ型(あらかじめかぶらせ型、造核剤使
用内部潜像型)いづれでもよい。
ジウムイオンなどの金属イオンを含有させてもよい。例
えばイリジウムイオンを含有させるには、ハロゲン化銀
乳剤の調製時に水溶性イリジウム化合物(例えばヘキサ
クロロイリジウム(IV)酸塩など)を水溶液の形で添加
する方法が普通である。粒子形成のためのハロゲン化物
と同じ水溶液の形で添加しても良いし、粒子形成前添
加、粒子形成途中添加、粒子形成後から化学増感までの
間の添加いずれでも良いが、特に好ましいのは粒子形成
時の添加である。
いられている化学増感法、例えばイオウ増感(米国特許
第1,574,944号、同第2,278,947号、
同第3,021、215号、同第3,635,717号
など)、還元増感(米国特許第2,518,698号、
リサーチディスクロージャー(Research Disclosure)
Vol.176(1978.12)17643、第3項
など)、チオエーテル化合物による増感(例えば米国特
許第2,521,926号、同第3,021,215
号、同第3,046,133号、同第3,165,55
2号、同第3,625,697号、同第3,635,7
17号、同第4,198,240号など)、またはその
複合された各種増感法が適用される。更に具体的な化学
増感剤としては、チオ硫酸ナトリウム、アリルチオカル
バミド(Allyl thiocarbamide)、チオ尿素、チオサルフ
ェート、チオエーテルやシスチンなどのイオウ増感剤;
塩化スズ、フェニルヒドラジンやレダクトンなどの還元
増感剤などを挙げることができる。
は、金増感(たとえば米国特許第2,540,085
号、同第2,399,083号など)を用いるのが好ま
しい。具体的な金増感剤としてはポタシウムクロロオー
レイト、オーラスチオサルフェートやポタシウムクロロ
パラデートなどがある。これらの金化合物はイオウ増感
剤の前に添加してもよく、また後に添加してもよい。イ
オウ増感剤と同時に添加することも出来る。本発明に用
いられる金増感剤の量はハロゲン化銀1モル当り、10
-7〜10-3モルの割合で用いるのが好ましく、さらに1
0-6〜10-4モルの割合で用いるのが特に好ましい。
赤外、パンクロ、オルソ、レギュラーのいづれもが挙げ
られる。本発明において分光増感として、例えば特開昭
63−89838号に記載されているようなトリカルボ
シアニン色素および/または4−キノリン核含有ジカル
ボシアニン色素の少なくとも1つを用いることができ
る。本発明に用いられる上記の分光増感色素はハロゲン
化銀1モル当り10-7〜10-2モル、好ましくは10-6
〜10-3モルの割合でハロゲン化銀写真乳剤中に含有さ
れる。本発明に用いる前記の分光増感色素は直接乳剤中
へ分散することができる。また、これらはまず適当な溶
媒、例えばメチルアルコール、エチルアルコール、メチ
ルセロソルブ、アセトン、水、ピリジンあるいはこれら
の混合溶媒などの中に溶解され、溶液の形で乳剤へ添加
することもできる。色素の添加時期は通常化学増感後の
場合が多いが、粒子形成中でも化学増感前でもよい。ま
た溶解に超音波を使用することもできる。乳剤への添加
には米国特許第2,912,343号、同第3,34
2,605号、同第2,996,287号、同第3,4
29,835号などに記載の方法も用いられる。また上
記分光増感色素は適当な支持体上に塗布される前にハロ
ゲン化銀乳剤中に一様に分散してもよいが、前述のよう
にハロゲン化銀乳剤中の調製のどの過程においても分散
することができる。またさらに、本発明において他の増
感色素も用いることができる。例えば米国特許第3,7
03,377号、同第2,688,545号、同第3,
397,060号、同第3,615,635号、同第
3,628,964号、英国特許第1,242,588
号、同第1,293,862号、特公昭43−4936
号、同44−14030号、同43−10773号、米
国特許第3,416,927号、特公昭43−4930
号、米国特許第3,615,613号、同第3,61
5,632号、同第3,617,295号、同第3,6
35,721号などに記載の分光増感色素を用いてもよ
く、また上記赤外増感色素とこれらの分光増感色素を併
用することもできる。
開昭63−89838号に記載されている化合物を強色
増感効果を更に高める目的で使用することができる。ま
た更に、前述の増感色素と共に特開昭63−89838
号に記載されているような保存性改良剤を組合わせて乳
剤中のハロゲン化銀1モル当り約0.01〜5gの量で
用いることができる。本発明で用いられる前記強色増感
剤もしくは保存性改良剤は直接乳剤中へ分散してよく、
また適当な溶媒(例えば水、メチルアルコール、エチル
アルコール、プロパノール、メチルセロソルブ、アセト
ンなど)あるいはこれらの溶媒を複数用いた混合溶媒中
に溶解し、乳剤中へ添加することもできる。その他増感
色素の添加方法に準じて溶液あるいはコロイド中への分
散物の形で乳剤中へ添加することができる。前記強色増
感剤と保存性改良剤は前述した分光増感色素の添加より
も先に乳剤中へ添加されてもよいし、あとに添加されて
もよい。またこれらは分光増感色素と別々に溶解し、こ
れらを別々に同時に乳剤中へ添加してもよいし、混合し
た後乳剤中へ添加してもよい。
保存中あるいは処理中の感度低下やカブリの発生を防ぐ
ために種々の化合物を添加することができる。それらの
化合物には、ニトロベンゼンイミダゾール、アンモニウ
ムクロロプラチネート、4−ヒドロキシ−6−メチル−
1,3,3a,7−テトラザインデン、1−フェニル−
5−メルカプトテトラゾールをはじめ多くの複素環化合
物、含水銀化合物、メルカプト化合物、金属塩類など極
めて多くの化合物が古くから知られている。使用できる
化合物の一例は、C.E.K.Mees著“The Thoery
of the Photographic Process ”(第3版、1966
年)344〜349頁に原文献を挙げて記されている。
例えば、米国特許第2,131,038号、同第2,6
94,716号などに記されているチアゾリウム塩;米
国特許第2,886,437号、同第2,444,60
5号などに記載されているアザインデン類;米国特許第
3,287,135号などに記載されているウラゾール
類;米国特許第3,236,652号などに記載されて
いるスルフォカテコール類;英国特許第623,448
号などに記載されているオキシム類;米国特許第2,4
03,927号、同第3,266,897号、同第3,
397,987号などに記載されているメルカプトテト
ラゾール類、ニトロン、ニトロインダゾール類;米国特
許第2,839,405号などに記載されている多価金
属塩(Polyvalent metalsalts );米国特許第3,22
0,839号などに記載されているチウロニウム塩(Th
iuronium salts);米国特許第2,566,263号、
同第2,597,915号などで記載されているパラジ
ウム、白金および金の塩などがある。
型オートポジ乳剤のハロゲン化銀の結晶面としては(1
00)面、(111)面いづれでもよいが(100)面
/(111)面比が1以上が好ましい。(100)面/
(111)面比が1以上の単分散ハロゲン化銀乳剤粒子
は種々の方法で調製することができる。最も一般的な方
法は粒子形成中のpAg 値を8.10以下の一定値に保ち
硝酸銀水溶液とアルカリハライド水溶液とを粒子の溶解
速度より速く、且つ再核発生が大きくない速度を選んで
同時添加する方法である(いわゆるコントロールダブル
ジェット法)。より好ましくはpAg 値を7.80以下、
更に好ましくはpAg 値を7.60以下とするのが良い。
ハロゲン化銀粒子形成を核形成とその成長という2つの
プロセスに分けた時、特に成長時のpAg 値を8.10以
下、より好ましくは7.80以下、更に好ましくは7.
60以下とするのが良い。叉可溶性銀塩と可溶性ハロゲ
ン塩を反応させる形式としては片側混合法であっても良
いが良好な単分散性を得るためには同時混合法の方が良
い。
(100)面/(111)面比が1以上、好ましくは2
以上、より好ましくは4以上のハロゲン化銀粒子を50
wt%以上含有していることが好ましく、60wt%以
上含有していることがより好ましく、特に80wt%以
上含有していることが好ましい。イリジウムイオンを含
有させるには、ハロゲン化銀乳剤の調製時に水溶性イリ
ジウム化合物(例えばヘキサクロロイリジウム(III)酸
塩あるいはヘキサクロロイリジウム(IV)酸塩など)を
水溶液の形で添加することによって達成させる。粒子形
成のためのハロゲン化物と同じ水溶液に含有させて添加
しても良いし、粒子形成前添加、粒子形成途中添加、粒
子形成後からかぶらせまでの間の添加のいずれでも良い
が、好ましいのは粒子形成時の添加である。特に好まし
いのは粒子内部に埋めこむことである。本発明におい
て、乳剤の高感度化にはイリジウムイオンはハロゲン化
銀1モル当り10-7〜10-3モル用いることが必要であ
るが、好ましくは5×10-7〜5×10-4モルである。
のカブリの付与は、上記ハロゲン化銀の沈澱生成後発生
する水溶性塩類を除いた後に従来から知られている技術
により行なえばよい。カブリ付与はカブラセ剤(還元
剤)単独でもカブラセ剤と金化合物、銀より電気的に正
である有用な金属化合物を組合せて行ってもよい。また
光を金属化合物の組み合わせで行ってもよい。かかる乳
剤を作るのに有用なカブラセ剤の代表的なものには例え
ばホルマリン、ヒドラジン、ポリアミン(トリエチレン
テトラミン、テトラエチレンぺンタミン等)チオ尿素ジ
オキサイド、テトラ(ヒドロキシメチル)ホスホニウム
クロライド、アシンボラン水素化ホウ素化合物、塩化第
一スズ、スズ(II)クロライド等が含まれ、また銀より
電気的に正である有用な金属化合物の代表的なものに
は、金、ロジウム、白金、パラジウム、イリジウム等の
可溶性塩、例えば塩化金酸カリウム、塩化金酸、塩化パ
ラジウムアンモニウム、塩化イリジウムナトリウム等が
包含される。カブラセ剤は、一般にハロゲン化銀1モル
当り1.0×10-6〜1.0×10 -1モルの範囲で用い
られる。金化合物の代表的なものは、塩化金酸、塩化金
酸ナトリウム、硫化金、セレン化金等が挙げられ、一般
にハロゲン化銀1モル当り1.0×10-6〜1.0×1
0-4モルの範囲で含有させるのが好ましい。本発明の予
めカブラされた直接ポジ型ハロゲン化銀乳剤のカブリ化
の程度は広範囲に変更可能である。このカブリ化の程度
は、当業技術者の熟知せる如く使用されるハロゲン化銀
乳剤のハロゲン化銀組成、粒子サイズ等をはじめ、用い
られるカブラセ剤の種類、濃度、カブリを付与する時点
での乳剤のpH、pAg 、温度時間等に関係する。
減感剤(すなわちハロゲン化銀粒子に含まれるイリジウ
ム、ロジウムなどの貴金属原子等)およびハロゲン化銀
表面に吸着する有機減感剤を単独あるいは組合わせて含
有することができる。本発明に用いることができる有機
減感剤としては例えば、2−(ニトロ置換フェニル)−
インドール核を含むジメチンシアニン染料、ビス−(1
−アルキル−2−フェニル)−インドール−3−トリメ
チンシアニン染料、芳香族置換インドール核含有シアニ
ン染料、イミダゾキノキサリン染料、カルバゾール核を
含む不対称シアニン染料、2−芳香族置換インドール核
を含むトリメチンシアニン染料、2−3−3−トリアル
キル−3H−ニトロインドール核を含むシアニン染料、
コンプレックス融着ピリミジンジオン核を含むシアニン
染料、2−イソオキサゾリン−5−オン核、2−ピラゾ
リン−5−オン核又はコンプレックス融着ピリミジンジ
オン核を有する第4級化メロシアニン染料、2−アリル
イミノ(又はアルキルイミノ)−4−アリル(又はアル
キル)−3−チアゾリン核を含むシアニン染料、3−ア
リル−アミン又は3−低級脂肪酸アミド置換2−ピラゾ
リン−5−オンを有するメロシアニン第4級アンモニウ
ム塩染料、ピリリウム、チアピリリウム、セレナピリリ
ウム塩染料、ニトロ置換2−アリールインドール核を有
するシアニン染料、ビピリジニウム塩染料、2−位置の
炭素原子で結合したピロール核を含むシアニン染料、
1,2−ジアリールトリメチンインドール染料、4−ピ
ラゾール核を含むシアニン染料、イミダゾール核を含む
ポリメチン染料、2−フェニル置換インドール核を含む
ジメチンシアニン染料、2つのインドール核からなるト
リメチンシアニン染料、1−シアノアルキル−2−アリ
ールインドール核を含むシアニン染料、2つの核がニト
ロ基のような減感置換基を有するシアニン及びメロシア
ニン染料、1−アルキル−2−フェニル置換インドール
核を含むシアニン染料、1−アルコキシ−2−アリール
インドール核を含むシアニン染料、イミダゾ〔4,5,
6〕キノキサリン核を有するシアニン染料、シクロヘプ
タントリエン環含有の染料、インドール核含ジメチンシ
アニン染料、〔2,3−b〕ピリジン核を含むジメチン
シアニン染料、ピロール核を含むシアニン染料、ピロロ
〔2,1−b〕チアゾール核を含む染料、ベンゾイル又
はフェニルスルホニル置換基含有のインドール又はイン
ドレニン核を含むシアニン染料米国特許2669515
に記載のニトロスチリル型化合物、ピナクリプトールイ
エロー、5−メタニトロベンジリデンローダニン等、特
公昭48−13059に記載のビス−ピリジニウム化合
物、特公昭47−8746に記載のフェナジン系化合
物、ピラゾロベンゾイミダゾール核を含むジメチンシア
ニン染料、例えば3−エチル−2−〔2−(1,2−ジ
メチルベンゾイミダゾ〔2,1−e〕−3−ピラゾリン
−3−イル)ビニル〕ベンゾチアゾリウムブロシド、ピ
ラゾロキナゾロン核を有するジメチンシアニン染料、例
えば、5−エトキシカルボニル−1,3,3−トリメチ
ル−2−〔2−(2,4−ジメチル−9−オキソピラゾ
ロ〔5,1−b〕キナゾリン−3−イル)ビニル〕−3
H−インドリウム−4メチルベンゾスルホナート、3−
エチル−2−〔2−(2,4−ジメチル−9−オキソピ
ラゾロ〔5,1−b〕キナゾリン−3−イル)ビニル〕
ベンゾチアゾリウム4−メチルベンゼンスルホナート等
が有用である。また、一般式(I)で示される化合物
(I−1)、(I−2)、(I−3)も有用である。
要な非金属原子群を表す。Tはアルキル基、シクロアル
キル基、アルケニル基、ハロゲン原子、シアノ基、トリ
フルオロメチル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、
ヒドロキシ基、アルコキシカルボニル基、カルボキシル
基、カルバモイル基、スルファモイル基、アリール基、
アシルアミノ基、スルホンアミド基、スルホ基、または
ベンゾ縮合環を表わし、これらは更に置換基を有してい
てもよい。qは1、2、または3rは0、1、又は2を
表わす。一般式(I)において、Z1 により完成される
含窒素複素環の具体例としては、例えば1,2,4−ト
リアゾール環、1,3,4−オキサジアゾール環、1,
3,4−チアジアゾール環、テトラアザインデン環、ぺ
ンタアザインデン環、トリアザインデン環、ベンゾチア
ゾール環、ベンゾイミダゾール環、ベンゾオキサゾール
環、ピリミジン環、トリアジン環、ピリジン環、キノリ
ン環、キナゾリン環、フタラジン環、キノキサリン環、
イミダゾ〔4,5−l〕キノキサリン環、テトラゾール
環、1,3−ジアザブレン環、などが挙げられ、これら
の環には更に置換基を有していてもよく、また更に環が
縮合していてもよい。一般式(I)で表わされる化合物
の具体例
1×10-6モルないし5×10-1モル含有されるのが好
ましく、特に1×10-5モルないし2×10-2モルの範
囲が好ましい添加量である。これら化合物を写真感光材
料中に含有させるときは、水溶性の場合は水溶液とし
て、水不溶性の場合はアルコール類(例えばメタノー
ル、エタノール)、エステル類(例えば酢酸エチル)、
ケトン類(例えばアセトン)などの水に混和しうる有機
溶媒の溶液として、ハロゲン化銀乳剤溶液、または親水
性コロイド溶液に添加すればよい。ハロゲン化銀乳剤溶
液中に添加する場合は、その添加はかぶらせの開始から
塗布までの任意の時間に行うことができるがかぶらせ終
了後に行なうのが好ましく、特に塗布のために用意され
た塗布液中に添加するのが好ましい。
は、特開昭46−4282号に記載されているようなセ
レン化合物、および増感色素例えばジメチントリメチン
シアニン色素、ハロゲン置換ヒドロキシフタレイン色
素、フェナジン系色素、ベンゾチアゾール、ベンゾセレ
ナゾール核を含むシアニン色素、ナフトオキサゾール核
を含むシアニン色素、トリフェニルメタン系色素、イン
ドレニン核を含むシアニン色素、2−ピリジン−ローダ
ニン核を含むシアニン色素、チアゾール核を含むシアニ
ン色素、不対称シアニン、キノリン、メゾ置換シアニン
色素、ローダニン核を含むシアニン色素、3つの核を有
するポリメチン色素から選ばれる少なくとも1つの色素
等の物質を含有させることによって、高い感度を与える
ことが可能である。
用いる他の種々の写真用添加剤を含有せしめることが出
来る。安定剤として例えばトリアゾール類、アザインデ
ン類、第4ベンゾチアゾリウム化合物、メルカプト化合
物、あるいはカドミウム、コバルト、ニッケル、マンガ
ン、金、タリウム、亜鉛等の水溶性無機塩を含有せしめ
ても良い。また硬膜剤として例えばホルマリン、グリオ
キザール、ムコクロル酸等のアルデヒド類、S−トリア
ジン類、エポキシ類、アジリジン類、ビニルスルホン酸
等また塗布助剤として例えばサポニン、ポリアルキレン
スルホン酸ナトリウム、ポリエチレングリコールのラウ
リル又はオレイルモノエーテル、アミル化したアルキル
タウリン、含弗素化合物等、を含有せしめてもよい。更
にカラーカプラーを含有させることも可能である。その
他必要に応じて増白剤、紫外線吸収剤、防腐剤、マット
剤、帯電防止剤等も含有せしめることが出来る。
外光の光源を用いて、紫外光をカットしたケイ光灯下で
取り扱えるよう可視光を吸収カットせる染料所謂フィル
ター染料を含有せしめることが出来る。本発明に用いら
れる染料は、使用するハロゲン化銀乳剤の固有感光波長
域のうちの可視波長域に主たる吸収を有するものであ
る。中でもλmaxが350nm〜600nmの範囲にある
染料が好ましい。染料の化学構造には特別な制限はな
く、オキソノール染料、ヘミオキソノール染料、メロシ
アニン染料、シアニン染料、アゾ染料などを使用しうる
が、処理後の残色をなくす意味から水溶性の染料が有益
である。具体的には、例えば特公昭58−12576に
記載のピラゾロン染料、米国特許第2,274,782
号に記載のピラゾロンオキソノール染料、米国特許第
2,956,879号に記載のジアリールアゾ染料、米
国特許第3,423,207号、同第3,384,48
7号に記載のスチリル染料やブタジエニル染料、米国特
許第2,527,583号に記載のメロシアニン染料、
米国特許第3,486,897号、同第3,652,2
84号、同第3,718,472号に記載のメロシアニ
ン染料やオキソノール染料、米国特許第3,976,6
61号に記載のエナミノヘミオキソノール染料及び英国
特許第584,609号、同第1,177号、429
号、特開昭48−85130号、同49−99620
号、同49−114420号、米国特許第2,533,
472号、同第3,148,187号、同第3,17
7,078号、同第3,247,127号、同第3,5
40,887号、同第3,575,704号、同第3,
653,905号、に記載の染料が用いられる。
性コロイド層には塗布助剤、帯電防止、スベリ性改良、
乳化分散、接着防止及び写真特性改良(例えば、現像促
進、硬調化、増感)等種々の目的で、種々の界面活性剤
を含んでもよい。例えばサポニン(ステロイド系)、ア
ルキレンオキサイド誘導体(例えばポリエチレングリコ
ール、ポリエチレングリコール/ポリプロピレングリコ
ール縮合物、ポリエチレングリコールアルキルエーテル
類又はポリエチレングリコールアルキルアリールエーテ
ル類、ポリエチレングリコールエステル類、ポリエチレ
ングリコールソルビタンエステル類、ポリアルキレング
リコールアルキルアミン又はアミド類、シリコーンのポ
リエチレンオキサイド付加物類)、グリシドール誘導体
(例えばアルケニルコハク酸ポリグリセリド、アルキル
フェノールポリグリセリド)、多価アルコールの脂肪酸
エステル類、糖のアルキルエステル類などの非イオン性
界面活性剤;アルキルカルボン酸塩、アルキルスルフォ
ン酸塩、アルキルベンゼンスルフォン酸塩、アルキルナ
フタレンスルフォン酸塩、アルキル硫酸エステル類、ア
ルキルリン酸エステル類、N−アシル−N−アルキルタ
ウリン類、スルホコハク酸エステル類、スルホアルキル
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル類、ポリ
オキシエチレンアルキルリン酸エステル類などのよう
な、カルボキシ基、スルホ基、ホスホ基、硫酸エステル
基、リン酸エステル基等の酸性基を含むアニオン界面活
性剤;アミノ酸類、アミノアルキルスルホン酸類、アミ
ノアルキル硫酸又はリン酸エステル類、アルキルベタイ
ン類、アミンオキシド類などの両性界面活性剤;アルキ
ルアミン塩類、脂肪族あるいは芳香族第4級アンモニウ
ム塩類、ピリジニウム、イミダゾリウムなどの複素環、
第4級アンモニウム塩類、及び脂肪族又は複素環を含む
ホスホニウム又はスルホニウム塩類などのカチオン界面
活性剤を用いることができる。特に本発明において好ま
しく用いられる界面活性剤は特公昭58−9412号公
報に記載された分子量600以上のポリアルキレンオキ
サイド類である。本発明に用いるポリアルキレンオキサ
イド化合物は、炭素数2〜4のアルキレンオキサイド、
たとえばエチレンオキサイド、プロピレン−1,2−オ
キサイド、ブチレン−1,2−オキサイドなど、好まし
くはエチレンオキサイドの少くとも10単位から成るポ
リアルキレンオキサイドと、水、脂肪族アルコール、芳
香族アルコール、脂肪酸、有機アミン、ヘキシトール誘
導体などの活性水素原子を少くとも1個有する化合物と
の縮合物あるいは二種以上のポリアルキレンオキサイド
のブロックコポリマーなどを包含する。これらのポリア
ルキレンオキサイド化合物をハロゲン化銀乳剤に添加す
る場合には、適当な濃度の水溶液としてあるいは水と混
和しうる低沸点の有機溶媒に溶解して、塗布前の適当な
時期、好ましくは、化学熟成の後に乳剤に添加すること
ができる。乳剤に加えずに非感光性の親水性コロイド
層、たとえば中間層、保護層、フィルター層などに添加
してもよい。
どを目的として水不溶または難溶性合成ポリマーの分散
物を含むことができる。例えば、アルキル(メタ)アク
リレート、アルコキシアルキル(メタ)アクリレート、
(メタ)アクリルアミド、ビニルエステル(たとえば酢
酸ビニル)、アクリロニトリル等、単独あるいは組合せ
で、用いることができる。
ンを保護コロイドとして、用い、特にイナートゼラチン
を用いるのが、有利である。ゼラリンの代りに写真的に
イナートなゼラチン誘導体(例えば、フタル化ゼラチン
など)、水溶性合成ポリマー例えば、ポリビニールアク
リレート、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリド
ン、デキストラン、ポリアクリルアミドなどが用いられ
る。トリメチロールプロパン、ぺンタンジオール、ブタ
ンジオール、エチレングリコール、グリセリン等のポリ
オール類を可塑剤として用いることができる。本発明支
持体としては例えば、フィルムベース例えばセルローズ
アセテート、セルローズアセテートブチレート、ポリエ
ステル〔例えばポリ(エチレンテレフタレート)〕等が
用いられる。
上せしめるために、その表面をコロナ放電処理、あるい
はグロー放電処理あるいは紫外線照射処理したものが好
ましい。あるいは、スチレンブタジエン系ラテックス、
塩化ビニリデン系ラテックス等からなる下塗層を設けて
もよくまた、その上層にゼラチン層を更に設けてもよ
い。またポリエチレン膨潤剤とゼラチンを含む有機溶剤
を用いた下塗層を設けてもよい。これ等の下塗層は表面
処理を加えることで更に親水性コロイド層との密着力を
向上することもできる。
薬、例えばハイドロキノン類;カテコール類;アミノフ
ェノール類;3−ピラゾリドン類;アスコルビン酸やそ
の誘導体;リダクトン類(reductones)やフェニレンジ
アミン類、またはこれら現像主薬の組合せを含有させる
ことができる。現像主薬はハロゲン化銀乳剤層及び/又
は他の写真層(例えば保護層、中間層、フィルター層、
アンチハレーション層、バック層など)へ入れることが
できる。現像主薬は適当な溶媒に溶かして、または米国
特許第2,592,368号や、仏国特許第1,50
5,778号に記載されている分散物の形で添加するこ
とができる。
2,992,101号、同2,701,245号、同
4,142,894号、同4,396,706号に記載
の如きポリメチルメタクリレートのホモポリマー又はメ
タルメタクリレートとメタクリル酸とのポリマー、デン
プンなどの有機化合物、シリカ、二酸化チタン、硫酸、
ストロンチウム、バリウム等の無機化合物の微粒子を用
いることができる。粒子サイズとしては1.0〜10μ
m、特に2〜5μmであることが好ましい。本発明の感
材の表面層には滑り剤として米国特許第3,489,5
76号、同4,047,958号等に記載のシリコーン
化合物、特公昭56−23139号公報に記載のコロイ
ダルシリカの他に、パラフィンワックス、高級脂肪酸エ
ステル、デン粉誘導体等を用いることができる。
には、公知の方法のいずれも用いることができる。処理
液には公知のものを用いることができる。処理温度は普
通18℃から50℃の間に選ばれる。目的に応じ銀画像
を形成する現像処理(黒白写真処理)あるいは、色素像
を形成すべき現像処理から成るカラー写真処理のいずれ
でも適用できる。詳しくは、リサーチ・ディスクロージ
ャー第176巻No. 17643の28〜29頁、同第1
87巻No. 18716の651頁左欄右欄に記載された
方法によって現像処理することができる。本発明の超迅
速処理においては、乳剤層中及び/又はその他の親水性
コロイド層中に現像処理工程に於て流出するような有機
物質を含有せしめることが好ましい。流出する物質がゼ
ラチンの場合は硬膜剤によるゼラチンの架橋反応にかか
わらないゼラチン種が好ましく、たとえばアセチル化ゼ
ラチンやフタル化ゼラチンなどがこれに該当し、分子量
は小さいものが好ましい。一方、ゼラチン以外の高分子
物質としては米国特許第3,271,158号に記載さ
れているようなポリアクリルアミド、あるいはまたポリ
ビニールアルコール、ポリビニルピロリドンなどの親水
性ポリマーを有効に用いることができ、デキストランや
サッカーローズ、プルラン、などの糖類も有効である。
中でもポリアクリルアミドやデキストランが好ましく、
ポリアクリルアミドは特に好ましい物質である。これら
の物質の平均分子量は好ましくは2万以下、より好まし
くは1万以下がよい。
も乳剤層の反対側においてもよい。好ましくは染料の選
択の巾が広がる乳剤層の反対側のバック層がよい。染料
含有層の露光光源の波長における透過濃度は0.4〜
1.5、好ましくは0.6〜1.2である。染料の添加
方法はその性質により水溶液添加、ミセル分散添加、固
体分散添加等がある。
のアンチハレーション染料としては具体例として、以下
の化合物例を挙げることができる。
れるハレーション防止染料及び/又はイラジエーション
防止染料としては、750nm以上の長波長に実質的な吸
収を有する染料が用いられる。ここでハレーション防止
染料は、中間層、下塗り層、ハレーション防止層、バッ
ク層、乳剤層などに用いられ、イラジエーション防止染
料は、乳剤層の他に中間層などに用いられる。またこれ
らの染料は好ましくは10-3〜1g/m2、より好ましく
は10-3〜0.5g/m2の添加量で用いられる。例え
ば、米国特許第2,895,955号、同3,177,
078号、同4,581,325号、特開昭50−10
0,116号に記載の染料や、特開昭63−23148
号、特開昭63−89838号に記載されているような
染料が好ましく用いられる。これらの染料は単独で用い
ても、2種以上を併用して用いてもよい。また、前記の
染料のかわりに、またはこれらの染料と他の染料を併用
してもよい。かわりに用いられるまたは併用される染料
としては、例えば、米国特許第2,274,782号に
記載のピラゾロンオキソノール染料、米国特許第2,9
56,879号に記載のジアリールアゾ染料、米国特許
第3,423,207号、同第3,384,487号に
記載のスチリル染料やブタジエニル染料、米国特許第
2,527,583号に記載のメロシアニン染料、米国
特許第3,486,897号、同第3,652,284
号、同第3,718,472号に記載のメロシアニン染
料やオキソノール染料、米国特許第3,976,661
号に記載のエナミノヘミオキソノール染料などを上げる
ことができる。
に加温された容器に臭化カリウム3gと化合物〔II〕
7.0に保ちつつ、200gの硝酸銀を含む水溶液10
00mlと、ヘキサクロロイリジウム(III)酸カリウムを
対銀モル比で10-7含有する臭化カリウム140gの水
溶液1080mlとをダブルジェット法により添加して平
均粒子サイズが0.4μmの立方体単分散臭化銀粒子を
調製した。この乳剤を脱塩処理後、ゼラチン71gを加
え、pH6.0、pAg 8.5に合わせてチオ硫酸ナトリウ
ム3mgと塩化金酸4mgと4−ヒドロキシ−6−メチル−
1,3,3a,7−テトラザインデン0.2gを加えて
60℃で化学増感を施した乳剤(A)とする。
たときの乳剤を(B)とする。 3.ハロゲン化銀乳剤(C)の調製。 乳剤(A)の脱塩処理後に加えるゼラチンを107gと
したときの乳剤を(C)とする。 4.ハロゲン化銀乳剤(D)の調製。 乳剤(A)の脱塩処理後に加えるゼラチンを117gと
したときの乳剤を(D)とする。乳剤(A)の脱塩処理
後の加えるゼラチンを79gとしたときの乳剤を(E)
とする。
を40℃に加温し、以下に示す方法で添加剤を加え乳剤
塗布液とした。
て塗布液とした。
てバック層塗布液とした。 (バック層塗布液処方) イ.ゼラチン 80g ロ.染料〔V〕 3.1g ハ.ポリスチレンスルフォン酸ソーダ 0.6g ニ.ポリ(エチルアクリレート/メタクリル酸)ラテックス 15g ホ.N,N’−エチレンビス−(ビニルスルフォンアセトアミド) 4.3g 染料〔VI〕
て塗布液とした。
ともにポリエチレンテレフタレート支持体の側に、ゼラ
チン総塗布量が3g/m2となるように塗布した。これに
続いて支持体の反対の側に前述の乳剤塗布液と表面保護
層塗布液とを、塗布Ag量と表面保護層のゼラチン塗布
量を変えた塗布試料を以下のように作った。硬膜剤N,
N’−エチレンビス−(ビニルスルホンアセトアミド)
量が総ゼラチン量に対し2.3%になるようにした。
(A)で塗布Ag量3.5g/m2の試料を(イ)とし
た。表面保護層ゼラチン塗布量1g/m2、乳剤(B)で
塗布Ag量3g/m2の試料を(ロ)とした。表面保護層
ゼラチン塗布量1g/m2、乳剤(C)で塗布Ag量2.
5g/m2の試料を(ハ)とした。
(A)で塗布Ag量2.8g/m2の試料を(ニ)とし
た。
(B)で塗布Ag量2.4g/m2の試料を(ホ)とし
た。表面保護層のゼラチン塗布量0.8g/m2、乳剤
(D)で塗布Ag量2.5g/m2の試料を(ヘ)とし
た。表面保護層のゼラチン塗布量0.5g/m2、乳剤
(C)で塗布Ag量2.5g/m2の試料を(ト)とし
た。表面保護層ゼラチン塗布量0.8g/m2、乳剤
(E)で塗布Ag量2.6g/m2の試料を(チ)とし
た。これらの塗布試料を20℃、65%RHの温度、湿
度に保ちながら7日間おいたあとで各種の試験に供し
た。
低度に曝光し、それを富士写真フイルム(株)製FCR
−7000の自動現像機部を利用し現像をして同社製R
D−10の1リットルに1−フェニル−4−メチル−4
−ヒドロキシメチル−3−ピラゾリジノを4g、5メチ
ルベンゾトリアゾールを0.06g、臭化カリウムを
4.5g添加しpHを10.3に合わせたものを用い、ま
た定着液として同社製RF−10を使い、両液温を35
℃とし、dry to dry30秒に設定し、処理し
た。この超迅速無硬膜30秒処理に通したあと最高濃度
部の白ヌケポンホールを一般読影用シャーカステン上に
かけ30cmから観測し、白ヌケポンホールを計数した。
B4サイズに30個未満を誤診を起さない許容レベルと
し○とした。それ以上を許容外の×とした。
処理系を通し、定着性良好のものを○、ハロゲン化銀の
残留しているものを×とした。
系に連続50枚を通し、乾燥程度がおちついたところで
判定した。乾燥良好なものを○、未乾燥のものを×とし
た。
すり、サファイア針への荷重を0から100gまでかえ
て、こすりきずの発生する荷重を調べた。未露光フィル
ムをこすった後富士写真フイルム(株)製FCR−70
00の露光部を使い、780nmレーザー光で濃度が約1
になるよう均一露光後、前記処理を行った。50g以上
でもきずのつかないものを許容とし○とした。50g未
満できずのつくものを許容外とし×とした。
される範囲に入った。
れた反応容器に構造式HOCH2CH2SCH2CH2SCH2CH2OHのチオ
エーテルを適当量添加した後、反応容器中のpAg 値を
7.6に保ちつつ硝酸銀水溶液で200gと臭化カリウ
ム水溶液をコントロールドダブルジェット法にて添加
し、粒子形成をした。チオエーテルの量を調節して、平
均粒子サイズを0.32μとした。これらの粒子は立方
体で平均粒子サイズの±40%以内に全粒子の98%が
存在する単分散である。これらの乳剤を脱塩処理後ゼラ
チンを加えpHを6.8、pAg を8.9に合わせてからプ
ロキセルをゼラチンに対して1000ppm 添加し、二酸
化チオ尿素4mg/モルAgと塩化金酸3.2mg/モルAg
により65℃に加温し80分かけてカブリ核を作った。
脱塩処理後に添加するゼラチン量を71gを加えた乳剤
を(a)とした。86gとしたときを、乳剤(b)とし
た。107gとしたときを乳剤(c)とした。117g
としたときを乳剤(d)とした。79gとしたときを乳
剤(e)とした。
解後、増感剤5−エトキシカルボニル−1,3,3−ト
リメチル−2−〔2−(2,4−ジメチル−9−オキソ
ピラゾロ〔5,1−b〕キナゾリン−3−イル)ビニ
ル〕−3H−インドリウム−4−メチルベンゼンスルホ
ナートの0.8%メタノール溶液50cc、湿潤剤トリメ
チロールプロパン50%水溶液20cc、安定剤4−ヒド
ロキシ−6−メチル−1,3,3a,7−テトラザイン
デン水溶液、塗布助剤ドデシルベンゼンスルフォン酸塩
水溶液、バインダー助剤ポリアクリルアミド水溶液、増
粘剤ポリポタシウム−p−ビニルベンゼンスルフォネー
ト化合物水溶液を添加し、それぞれの塗布液とした。
剤ポリスチレンスルフォン酸ソーダ水溶液、マット剤、
サイズが2種類のポリメチルメタクリレート微粒子(平
均粒子サイズ3μmと0.8μm)硬膜剤N,N’−エ
チレンビス(ビニルスルフォニルアセトアミド)(全ゼ
ラチンに対して硬膜剤の重量比が0.017となるよう
に調節した。)、塗布助剤t−オクチルフェノキシエト
キシエタンスルフォン酸ナトリウム水溶液および帯電防
止剤として化合物VII 、VIII、IXのポリエチレン系界面
活性剤水溶液および化合物Xの含フッ素化合物の水溶液
とポリアクリルアミド水溶液とポリアクリル酸、シリカ
を添加しフェノキシエタノールをゼラチンに対して20
000ppm 添加し塗布液とした。硬膜剤は、保護層と乳
剤の全ゼラチン量に対し、1.7wt%にし、20℃水
膨潤測定で190%になるように調節した。
0gに、増粘剤ポリエチレンスルフォン酸ソーダ水溶
液、染料XI、XII 、XIIIを水溶液の形で添加し、硬膜剤
N,N’−エチレンビス−(ビニルスルフォニルアセト
アミド)、水溶液、塗布助剤t−オクチルフェノキシエ
トキシエタンスルフォン酸ナトリウム水溶液、ポリメチ
ルメタクリレート微粒子(平均粒子サイズ1.2μ
m)、シリカ、メチルメタクリレートとエチルアクリレ
ートの共重合物の水溶液を加えプロキセルをゼラチンに
対して500ppm を添加し、塗布液とした。
剤ポリスチレンスルフォン酸ソーダ水溶液に、マット剤
ポリメチルメタクリレート微粒子(平均粒子サイズ3.
0μm)、塗布助剤t−オクチルフェノキシエトキシエ
タンスルフォン酸ナトリウム水溶液及び帯電防止剤とし
て下記構造のポリエチレン系界面活性剤VIII、IX、VII
、XIX 、XX水溶液及び含フッ素化合物Xの水溶液とを
添加してさらにフェノキシエタノールをゼラチンに対し
て10000ppm 添加して塗布液とした。
ともにポリエチレンテレフタレート支持体の側に、ゼラ
チン総塗布量が3g/m2となるように塗布した。これに
続いて支持体の反対の側に前述の乳剤塗布液と表面保護
層塗布液とを、塗布Ag量と表面保護層のゼラチン塗布
量を変えた塗布試料を以下のように作った。硬膜剤N,
N’−エチレンビス−(ビニルスルホンアセトアミド)
量が総ゼラチン量に対し1.7%になるようにした。
(a)で塗布Ag量3.5g/m2の試料を(い)とし
た。表面保護層ゼラチン塗布量1g/m2、乳剤(b)で
塗布Ag量3g/m2の試料を(ろ)とした。表面保護層
ゼラチン塗布量1g/m2、乳剤(c)で塗布Ag量2.
5g/m2の試料を(は)とした。表面保護層ゼラチン塗
布量1g/m2、乳剤(a)で塗布Ag量2.8g/m2の
試料を(に)とした。
(b)で塗布Ag量2.4g/m2の試料を(ほ)とし
た。表面保護層のゼラチン塗布量0.8g/m2、乳剤
(d)で塗布Ag量2.5g/m2の試料を(へ)とし
た。表面保護層のゼラチン塗布量0.5g/m2、乳剤
(c)で塗布Ag量2.5g/m2の試料を(と)とし
た。これらの塗布試料を20℃、65%RHの温度、湿
度に保ちながら7日間おいたあとで各種の試験に供し
た。
士フイルム(株)製自動現像機FPM−9000に同社
製現像液RD−7、同社製定着液フジFを入れ35℃、
dry to dry45秒処理した。
ンホールを一般読影用シャーカステン上にかけ30cmか
ら観測し計算した。
m2、乳剤(e)で塗布Ag量2.6g/m2の試料を
(ち)とした。B4サイズに30個未満を誤診を起さな
い許容レベルとし○とした。それ以上を許容外の×とし
た。
露光し、前記FPM−9000、RD−7、フジF系
で、dry to dry45秒とした。定着性良好の
ものを○、ハロゲン化銀の残留しているものを×とし
た。
系に連続50枚通し、乾燥程度がおちついたところで判
定した。乾燥良好なものを○、未乾燥のものを×とし
た。
すり、サファイア針へ荷重を0から100gまでかえ
て、こすりきずの発生する荷重を調べた。未露光フィル
ムをこすった後、デュポン社製デュープリケーターで処
理後の濃度1になるよう均一露光をした。50g以上で
もきずのつかないものを許容とし○とした。50g未満
できずのつくものを許容外とし×とした。
される範囲に入った。
Claims (1)
- 【請求項1】 支持体の一方の側にのみハロゲン化銀乳
剤層を有する写真感光材料をローラー搬送型自動現像機
で現像処理する方法において、全塗布銀量が2.6g/
m2以下であり、乳剤層側の全塗布ゼラチン量が3.5g
/m2以下であり、表面保護層の塗布ゼラチン量が0.6
g/m2以上であり、かつ乳剤層の銀/ゼラチン重量比が
1.2以下であるハロゲン化銀感光材料を総処理時間2
0〜60秒で処理することを特徴とするハロゲン化銀写
真感光材料の現像処理方法。
Priority Applications (1)
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JP4010025A JP2772882B2 (ja) | 1991-05-02 | 1992-01-23 | ハロゲン化銀写真感光材料の現像処理方法 |
Applications Claiming Priority (3)
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JP3-128229 | 1991-05-02 | ||
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JP4010025A Expired - Fee Related JP2772882B2 (ja) | 1991-05-02 | 1992-01-23 | ハロゲン化銀写真感光材料の現像処理方法 |
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