JPH0125508Y2 - - Google Patents

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JPH0125508Y2
JPH0125508Y2 JP7328784U JP7328784U JPH0125508Y2 JP H0125508 Y2 JPH0125508 Y2 JP H0125508Y2 JP 7328784 U JP7328784 U JP 7328784U JP 7328784 U JP7328784 U JP 7328784U JP H0125508 Y2 JPH0125508 Y2 JP H0125508Y2
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JP
Japan
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circuit
voltage
induction heating
switching element
peak
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JP7328784U
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【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案はスイツチング素子のONタイミングの
適正化を図つた誘導加熱調理器に関する。
ロ 従来技術 誘導加熱調理器は例えば特公昭58−10837号公
報に示すように高周波交番磁界を加熱コイルで発
生させることにより、加熱コイルに近接配置され
た金属性調理具を誘導加熱するものであつてその
一般的なインバータ回路を第2図に示す。同図に
おいて、1は交流電源、2はこの交流電源1から
の交流電圧を全波整流する全波整流回路、3はこ
の全波整流回路2に結ばれたチヨークコイル、4
はチヨークコイル3を介して伝えられる全波整流
電圧を平滑する平滑コンデンサ、5はこの平滑コ
ンデンサ4に結ばれた誘導加熱コイル、6はこの
誘導加熱コイル5と直列共振回路を形成する共振
コンデンサ、7はこの共振コンデンサ6に並列に
接続されたスイツチングトランジスタ、8はこの
トランジスタ7に逆並列に接続されたダイオード
である。
こうした誘導加熱調理器においては調理鍋等の
金属性調理具9を誘導加熱コイル5に近接配置し
てトランジスタ7のベースに第3図のように周期
的にベース電圧VBDを与えるとトランジスタ7の
ON時間に応じて増加するコレクタ電流ICが発生
し、上記誘導加熱コイル5と共振コンデンサ6か
ら成る共振回路に共振電流が流れ、誘導加熱コイ
ルで発生する高周波交番磁界により誘導加熱され
る。この共振によりスイツチングトランジスタ7
のコレクタ電圧VCは同図に示した如く振動する。
ところでこうしたスイツチングトランジスタON
時間は調理器の設定出口に応じて決められるがそ
のONタイミングはコレクタ電圧VCが十分下がつ
た時点で行なわれるのが好ましい。即ち第4図の
ようにONタイミングが早過ぎたり、第5図のよ
うにONタイミングが遅過ぎたりすると、ONタ
イミング時のコレクタ電圧が高く、スイツチング
トランジスタ7のON開始時にサージ電流ISUR
トランジスタ7に急激に流れ込み、トランジスタ
の熱破壊や調理器の加熱効率の低下につながると
云う問題があつた。
ハ 考案の目的 本考案はこのような点に鑑みて為されたもので
あつて、スイツチングトランジスタの熱破壊や調
理器の効率低下を防止することを目的とする。
ニ 考案の構成 本考案はスイツチング素子がOFFしてからこ
のスイツチング素子端子間電圧がピークに達する
までの時間を計数し、このピーク検出後、その計
数時間に応じて遅延させてからスイツチング素子
をONさせる構成を採る。
ホ 実施例 第1図は本考案誘導加熱調理器の制御回路を示
すブロツク図であつて、インバータ回路は前述の
第2図のものを使用する。同図において、10は
上記スイツチングトランジスタ7のコレクタ電圧
VCのピークホールドをするピークホールド回路
を示し、スイツチ11によりセツト、リセツトが
行なわれる。12はスイツチ13により入力端
子に入力される電圧が上記トランジスタ7のコレ
クタ電圧VCか所定の正の定電圧+Vかに切り換
えられる比較回路であつて、入力端子には上記
ピークホールド回路10からのピークホールド電
圧VHが伝えられる。14はリセツト信号を受け
てクロツク信号に同期してカウントアツプするカ
ウンタであつて、比較回路12からの信号の立ち
下がりによりカウントアツプを停止して、カウン
トダウンに転じる。15はカウンタ14からのカ
ウント出力を受け全てのビツトが0になつたとき
H信号を出力するNORゲート、16は起動パル
ス又は、上記NORゲート15からの出力を受け
てON信号を所定時間長出力するON期間制御回
路を示し、このON信号は上記スイツチングトラ
ンジスタ7を駆動する駆動回路17へ送られる。
また、このON期間制御回路16からの出力はイ
ンバータ18を介して反転されてカウンタ14の
セツト、リセツト信号となるとともにスイツチ1
1及びスイツチ13の状態を切り換える切り換え
信号にもなつている。
このような誘導加熱調理器において発振動作開
始時は起動パルスがON期間制御回路16へ供給
される。これにより、このON期間制御回路16
はON信号を駆動回路17へ送りこの駆動回路1
7は上記スイツチングトランジスタ7をONさせ
る。またこのON信号はインバータ18により反
転されて上記カウンタ14へ供給され、カウンタ
14をリセツトしてその内容を零にせしめる。さ
らに、この信号により、スイツチ11はリセツト
側に切り換わり、ピークホールド回路10のホー
ルド状態が解除され、スイツチ13が切り換わつ
て、比較回路12の入力端子に正の定電圧+V
が加えられるようになる。従つて、この期間中は
比較回路12出力は“H”レベルである。所定の
ON期間が終了してON期間制御回路16からの
ON信号が立ち下がると駆動回路17は上記スイ
ツチングトランジスタ7をOFFし、インバータ
回路では誘導加熱コイル5と共振コンデンサ6に
よる共振が開始される。またこのON信号の立ち
下がりに応じて立ち上がるインバータ18出力に
よりカウンタ14はセツトされ、クロツク信号に
同期してカウントアツプが開始されるとともに、
スイツチ11,13が切り換わつてピークホール
ド回路10のセツト及び比較回路12の入力端
子へのトランジスタ7のコレクタ電圧VCの供給
が為される。加熱コイル5、共振コンデンサ6の
共振により最初比較回路12の入力端子に与え
られるトランジスタ7のコレクタ電圧VCは上昇
する。一方ピークホールド回路10はこのコレク
タ電圧VCを受けて、この電圧VCの上昇に僅かに
遅れた状態で上昇するホールド電圧VHを比較回
路12の入力端子へ与える。このためコレクタ
電圧VCの上昇中はVC>VHとなり、比較回路12
出力は“H”レベルである。その後、コレクタ電
圧VCがピークに達し、下がり始めると、このVC
はピークホールド回路10でのホールド電圧VH
より低くなり、比較回路12出力は“L”にな
る。この“L”レベル信号によりカウンタ14は
カウントアツプを止め、カウントダウンに転じ
る。即ち、コレクタ電圧VCのピーク検出により、
カウンタ14はカウントアツプからカウントダウ
ンに転じる。これにより、カウンタ14はクロツ
ク信号に同期してその内容をカウントダウンす
る。このカウントダウンにより、カウンタ14の
内容が零になると、NOR回路15から、“H”レ
ベル信号が出力され、ON期間制御回路16へ送
られる。これによりON期間制御回路16はON
信号を出力し、駆動回路17はスイツチングトラ
ンジスタ7を再びONする。尚、コレクタ電圧VC
の共振波形は略対称なのでこのときコレクタ電圧
VCは略零になつていてこのスイツチングトラン
ジスタ7のONによりサージ電流ISURが流れるこ
とはない。また、上記ON信号により、カウンタ
14がリセツトされるとともに、スイツチ11,
13が切り換わつて、ピークホールド回路10の
リセツト、比較回路12の入力端子への電圧+
Vの供給が為される。以後このような自励発振が
繰り返される。このときのコレクタ電圧VC、ピ
ークホールド回路10の出力電圧VH、ピークホ
ールド回路10の状態変化、比較回路12の出力
信号、カウンタ14へのセツト、リセツト信号、
及びON信号を第6図に示す。
尚、本実施例ではカウンタ14でのアツプカウ
ント数とダウンカウント数を同じにしたが、実際
のコレクタ電圧VCの共振波形は完全に対称では
なく、スイツチングトランジスタ7OFFからVC
のピークまでより、VCのピークからVCがゼロク
ロスするまでの時間の方が僅かに長い。このため
カウンタ14のリセツト時、カウンタ14内容が
零より大きなある数値例えば3に設定される構成
にすることにより、スイツチングトランジスタ7
OFFからコレクタ電圧VCのピーク検出までの時
間より、このピーク検出からトランジスタ7を再
びONさせるまでの時間をクロツク3つ分に応じ
た時間長くすることも考えられる。
さらに、本実施例ではカウンタ14のカウント
アツプ停止をコレクタ電圧VCのピーク検出によ
つて行つているが、共振コンデンサ6に流れる電
流IConが零になつて電流方向が変わるのを検出し
て行うことも考えられる。これは、第7図のトラ
ンジスタ7のベース電圧VBD、コレクタ電流IC
コレクタ電流VC、及びコンデンサ6に流れる電
流IConの関係図に示すように、VCがピークにな
る時点とIConが零になる時点が等価であることか
ら容易に考えられる。
ヘ 考案の効果 以上述べた如く、本考案誘導加熱調理器はスイ
ツチング素子がOFFしてから、このスイツチン
グ素子端子間電圧がピークに達するまでの時間を
計数し、このピーク検出後、その計数時間に応じ
て遅延させてからスイツチング素子をONさせて
いるので、スイツチング素子ON時は端子間電圧
は十分に下がつており、急激にサージ電流が流れ
てスイツチング素子が熱破壊されたり、調理器の
効率が低下したりすることがなく、安全で効率の
高い調理器が提供出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案誘導加熱調理器の制御回路のブ
ロツク図、第2図はインバータ回路のブロツク
図、第3図、第4図、第5図は夫々、スイツチン
グトランジスタのONタイミングが正常なとき、
早いとき、遅いときのベース電圧VBD、コレクタ
電流IC、コレクタ電圧VCの関係図、第6図は本考
案誘導加熱調理器の動作を説明するための各部分
の信号波形図、第7図はスイツチングトランジス
タのベース電圧VBD、コレクタ電流IC、コレクタ
電圧VC及び共振コンデンサに流れる電流IConの
関係を示す波形図である。 5……誘導加熱コイル、6……共振コンデン
サ、7……スイツチングトランジスタ、10……
ピークホールド回路、11,13……スイツチ、
12……比較回路、14……カウンタ、15……
NORゲート、16……ON期間制御回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 誘導加熱コイル、この誘導加熱コイルと共振回
    路を形成する共振コンデンサ、この共振回路へ共
    振電流を生成するためのスイツチング素子から成
    り、このスイツチング素子をON,OFFせしめて
    上記共振回路に共振電流を生成する誘導加熱調理
    器において、スイツチング素子がOFFしてから
    このスイツチング素子端子間電圧がピークに達す
    るまでの時間を計数する計数回路を設け、スイツ
    チング素子端子間電圧のピーク検出後、上記計数
    回路での計数時間に応じて遅延をさせてからスイ
    ツチング素子をONさせることを特徴とした誘導
    加熱調理器。
JP7328784U 1984-05-18 1984-05-18 誘導加熱調理器 Granted JPS60186689U (ja)

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JP7328784U JPS60186689U (ja) 1984-05-18 1984-05-18 誘導加熱調理器

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JP7328784U JPS60186689U (ja) 1984-05-18 1984-05-18 誘導加熱調理器

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Publication Number Publication Date
JPS60186689U JPS60186689U (ja) 1985-12-11
JPH0125508Y2 true JPH0125508Y2 (ja) 1989-07-31

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