JPS5821791B2 - 誘導加熱装置 - Google Patents

誘導加熱装置

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JPS5821791B2
JPS5821791B2 JP4630678A JP4630678A JPS5821791B2 JP S5821791 B2 JPS5821791 B2 JP S5821791B2 JP 4630678 A JP4630678 A JP 4630678A JP 4630678 A JP4630678 A JP 4630678A JP S5821791 B2 JPS5821791 B2 JP S5821791B2
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JP
Japan
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frequency
circuit
voltage
low
power supply
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JP4630678A
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JPS54137752A (en
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荻野芳生
義田裕一
水川巧
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は低周波交流電源から高周波電源に変換する半導
体スイッチング素子を用いた周波数変換回路を有する誘
導加熱装置に関するものである。
従来例の構成とその問題点 低周波電源電圧の瞬時停電あるいは瞬時電圧低下が生じ
た場合における低周波交流電源電圧の再復帰時の立上り
時に、本来の高周波電流に対して、低周波交流電源から
の流入電流が無視できない程の値となるため、半導体ス
イッチング素子のターンオフタイムが実質上短かくなる
この現象を第4図、a、b、cに示す。
すなわち、第4図aは低周波交流電源を整流した電圧波
形を示し、時間t1にて瞬時停電し、時間t2にて再復
帰したものとする。
いま時間t1から12間においては、瞬時停電が短時間
のものであるとき、コンデンサ3の充電電荷量や、共振
用コンデンサ7、共振用インダクター8の共振エネルギ
ー等により、しばらくの間、高周波振動の可能な状態が
持続する。
しかし振動電流は微弱なものであり、ターンオフタイム
tdの時間も短いものとなる。
この様な状態で時間12時に、低周波交流電源が急峻に
復起すると、チョークコイル4を通じて高周波回路側へ
流れこむ電流が急激に増大し、高周波電流のターンオフ
タイムに影響を十分に及ぼす程になる。
すなわち高周波回路側からの、半導体スイッチング素子
に流れる高周波振動電流は第4図すの波形11のごとく
なり(但し第4図において時間軸は同一でない)、低周
波交流電源側からの電流は波形12のごとくなり、実質
、半導体スイッチング素子に流れる電流は、両者を合成
したもので第4図Cのごとくなる。
したがって、低周波交流電源側からの電流12が無視で
きない値となると、半導体スイッチング素子のターンオ
フタイムtdは短くなり、ついにはターンオフできない
連続導通状態となり、半導体スイッチング素子は熱的破
壊に至る。
発明の目的 本発明は低周波交流電源が瞬時停電等した場合に、上記
半導体スイッチング素子のターンオフタイムが十分にと
れずに同素子が連続導通するため熱的破壊するといった
事故を防止することを目的とする。
発明の構成 上記目的を達成するために本発明は低周波交流電源から
高周波電源に変換する周波数変換回路と、上記周波数変
換回路の半導体スイッチング素子をオン・オフ動作させ
るゲート信号回路と、上記低周波交流電源の瞬時停電、
あるいは瞬時電圧低下が生じた場合に上記低周波交流電
源の電圧復帰時の急峻な電圧立上りを検知し、上記ゲー
ト信号回路のゲ−ト信号回路を停止せしめる瞬断検知回
路を設けたものである。
実施例の説明 以下、本発明の一実施例につき、第1図〜第3図を用い
て詳細に説明する。
第1図において、1は低周波交流電源、2は上記低周波
交流電源1を整流する整流回路、3は高周波バイパス用
コンデンサ、4はチョークコイル、5は半導体スイッチ
ング素子(以下、サイリスクと称す)、6は上記サイリ
スタ5に逆並列(こ接続されたダイオード、7,8は上
記サイリスタ5とダイオード6に並列関係に、直列接続
された共振用コンデンサと共振用インダクターであり、
この共振用インダクターは加熱コイルとして使用される
9は上記のような回路構成でなり高周波電源に変換する
周波数変換回路である。
10は低周波交流電源1の端子A1.A2より、電圧波
形の瞬断時の立上りを検知する瞬断検知回路、20は上
記瞬断検知回路10の出力にて、サイリスタ5へのゲー
ト信号を停止せしめるとともに、一定時間後には正規の
ゲート信号を出力するゲート信号回路である。
なお、B1.B2は正規の発振条件を求めるための入力
端子、Gはサイリスタ5へのゲート端子である。
上記瞬断検知回路10と、ゲート信号回路20との具体
構成の一例を第2図に示す。
同図において、101はトランス、102,103は上
記トランス101の2次側に接続された全波整流用のダ
イオード、104は電圧波形用抵抗、105゜106は
CR微分回路を構成するコンデンサと抵抗、、107は
ム定のしきい値をもった半導体素子(以下ツェナーダイ
オードと称す)、108はゲート抵抗、109はサイリ
スク、110は放電用抵抗、111は充電用抵抗、11
2は充放電用コンデンサ、113は比較器で、この比較
器113は、上記ツェナーダイオード107と、充放電
用コンデンサ112との関連により動作し、一定時間だ
け停止信号奔出力し、かつ一定時間後に停止信号を解除
する発振遅延回路を構成するものである。
114はベース電流制限用抵抗である。また、ゲート信
号回路20において、201,203゜204.206
,207,209,210,213゜215.216は
抵抗、202はツェナーダイオード、205.208は
トランジスタ、211はコンデンサ、214は比較器で
ある。
第1図における30は上記の構成からなる制御回路であ
る。
上記構成の動作を説明する。
瞬断検知回路10は端子A1.A2より低周波交流電源
1の電圧波形を検知する。
トランス101゜ダイオード102,103にて低周波
交流電源1の全波整流波形が抵抗104の両端子間に現
われる。
その波形図を第3図eに示す。いま第3図6において、
時間t1にて瞬時停電し、時間t2にて再復帰したもの
とすると、CR微分回路105゜106により第3図f
に示すような微分波形が求められる。
そして時間t□、t2において、微分波形出力は正常時
と比較して大きな出力となる。
この出力がツェナーダイオード107のしきいイ直より
も大きい場合は、サイリスタ109にゲート信号が入り
、サイリスタ109はターンオンする。
抵抗110の抵抗値を抵抗111の抵抗値よりも1/1
o〜1/1oo倍程度の値にしておくと、コンデンサ1
12の端子間電圧は、比較器113のしきい値よりも電
位が下り、比較器113の出力「H」となる。
なお抵抗111の抵抗値が大きく、抵抗111に流れる
電流が、サイリスタ109の保持電流よりも小さい場合
、サイリスタ109はコンデンサ112による放電電流
にてオンした後再びオフ状態となり、コンデンサ112
を充電せしめる。
そして比較器113の出力がrHJになっである一定時
間後、比較器113の出力?[HJからrLJとなる。
また、抵抗111に流れる電流が、サイリスタ109の
保持電流よりも大きな値となるように抵抗111の抵抗
値を選定すれば、サイリスタ109が一度オン状態とな
ると、制御回路30の電源のスイッチをオフにするまで
オフ状態を保持し、比較器113の出力は「H」の状態
が保持できる。
次にゲート信号回路20の動作について説明を加えてい
く。
端子B1.B2よりサイリスタ5の端子間電圧を検知し
、端子B1の電圧がツェナーダイオード202をオンす
る電圧となると、トランジスタ205がオン状態となる
いま瞬断検知回路10の出力、すなわち比較器113の
出力がrLlの状態(低周波交流電源1に瞬時停電等の
トラブルがない場合)であれば、トランジスタ205が
オンすると、トランジスタ208がオフとなる。
すると抵抗209,210、コンデンサ211により充
電電流が流れ、抵抗212,213によって抵抗分割さ
れた基準値以上にコンデンサ211の端子間電圧が上昇
すると、比較器214の出力が「H」となる。
そして抵抗215を通じてサイリスタ5のゲートへ電流
が流れ込み、サイリスタ5をオンせしめる。
サイリスタ5がオンすると、高周波振動電流が、第3図
すに示す様なタイミングにて流れ、サイリスタ5は再び
オフとなる。
なお端子B1.B2の端子間電圧は第3図aにコンデン
サ211の端子間電圧を第3図Cに、比較器214の出
力、すなわちサイリスタ5のゲート信号を第3図dに、
それぞれのタイミングを示す。
第3図のa −dは高周波のタイミングであり、e −
fは低周波タイミングである。
次に、端子B1の電圧が、サイリスタ5がオンすること
によって下ると、トランジスタ205がオフし、抵抗2
04.206を通じトランジスタ208にベース電流が
流れ、トランジスタ208がオンする。
トランジスタ208がオンすると、抵抗210を通じコ
ンデンサ211が放電され、比較器214は「L」とな
りサイリスタ5へのゲート信号が停止する。
いま瞬断検知回路10の比較器113出力は、低周波交
流電源1に瞬時停電等が生じた場合、「L」より「H」
となり、トランジスタ208がオンし、上述した様に、
サイリスタ5へのゲート信号が停止する。
以上説明したように正常動作時においては、高周波振動
回路系の周波数は低周波交流電源周波数と比較し、きわ
めて高いため高周波側の一周期時間内をみると低周波交
流電源の電圧変化分が小さく、チョークコイルを流れる
電流も高周波電流と比較し小さなものである。
すなわ゛ちターンオフタイムtdの時間がサイリスクが
十分に転流しうるだけの余裕があるのである。
ところが低周波交流電源側が瞬時停電等により、その電
位が下り、なおかつ急峻に電位が上昇した時は、高周波
電流が小さくターンオフタイムtdにも十分な余裕がな
い状態でチョークコイルからの電流が加算されるため十
分なターンオフタイムtdがとれなくなる。
発明の効果 本発明の誘導加熱装置は、低周波交流電源の瞬時停電あ
るいは瞬時電圧低下が生じた場合に上記低周波交流電源
電圧の復帰時に作動する瞬断検知回路を備えたものであ
るから、かかる異常時においても、サイリスクのターン
オフタイムが十分にとれずに連続導通するといったこと
がなくなり、サイリスクは常に安全番ど保゛たれ、安定
な動作が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の誘導加熱装置の一実施例を示す回路図
、第2図は同装置における制御回路の具体回路図、第3
図a −fは同装置の動作を説明するための各都電圧、
電流波形図、第4図a −cは従来の誘導加熱装置の動
作を説明するための電圧、電流波形図である。 1・・・・・・低周波交流電源、5・・・・・・サイリ
スク(半導体スイッチング素子)、9・・・・・・周波
数変換回路、10・・・・・・瞬断検知回路、20・・
・・・・ゲート信号回路、30・・・・・制御回路、1
05・・・・・・コンデンサ、106・・・・・・抵抗
(105,106は微分回路)、107・・・・・・ツ
ェナーダイオード(半導体素子)、110゜111・・
・・・・抵抗、112・・・・・・コンデンサ、113
・・・・・・比較器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 低周波交流電源から高周波電源に変換する周波数変
    換回路と、上記周波数変換回路の半導体スイッチング素
    子をオン・オフ動作させるゲート信号回路と、上記低周
    波交流電源の瞬時停電、あるいは瞬時電圧低下が生じた
    場合に上記低周波交流電源の電圧復帰時の急峻な電圧立
    上りを検知し、上記ゲート信号回路のゲート信号出力を
    停止せしめる瞬断検知回路とからなる誘導加熱装置。 2 瞬断検知回路は、低周波交流電源電圧を微分する微
    分回路と、成るしきい値をもった半導体素子と、上記半
    導体素子の導通状態と関連して一定時間だけ停止信号を
    出力し、かつ上記一定時間後に停止信号を解除する発振
    遅延回路とからなる特許請求の範囲第1項記載の誘導加
    熱装置。
JP4630678A 1978-04-18 1978-04-18 誘導加熱装置 Expired JPS5821791B2 (ja)

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