JPH03872Y2 - - Google Patents

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JPH03872Y2
JPH03872Y2 JP18099284U JP18099284U JPH03872Y2 JP H03872 Y2 JPH03872 Y2 JP H03872Y2 JP 18099284 U JP18099284 U JP 18099284U JP 18099284 U JP18099284 U JP 18099284U JP H03872 Y2 JPH03872 Y2 JP H03872Y2
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capacitor
winding
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transistor
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、起動時に発生する突入電流によつて
スイツチの焼損又は他機器への悪影響が生じない
スイツチングレギユレータに関連する。
従来の技術 コンデンサインプツト型整流回路を含むスイツ
チングレギユレータは、交流電源から整流回路を
通じて充電される比較的大容量のコンデンサを有
する。この型式のスイツチングレギユレータを起
動する際、交流電源を投入するとコンデンサを充
電する電流が突入電流となり、このため交流電源
ラインに接続されたスイツチが焼損したり、或い
は同一電源ラインに接続された他の機器に悪影響
を及ぼす。上記突入電流による焼損等の悪影響を
回避するため、従来では抵抗及びサイリスタの並
列回路を含む保護回路が使用された。この保護回
路は、第3図に示される。
第3図に示される全波整流回路1により商用交
流から直流に整流された電流は、全波整流回路1
の出力側に形成された一対の直流電源ライン間に
接続されたコンデンサ2に供給される。このコン
デンサ2の一端には、出力変圧器6の1次巻線7
の一端が接続される。この出力変圧器6の2次巻
線8は、整流平滑回路を構成するダイオード11
及びコンデンサ12を通じて負荷13に直流電流
を供給する。
1次巻線7の他端は、スイツチングトランジス
タ3のコレクタに接続される。このトランジスタ
3のベースは、抵抗14を通じてコンデンサ2の
一端に接続されると共に、抵抗15を通じてトラ
ンジスタ3の駆動巻線として出力変圧器6の3次
巻線9の一端に接続される。3次巻線9の他端
は、トランジスタ3のエミツタ及びコンデンサ2
の他端に接続される。抵抗15を挾んで定電圧ダ
イオード16及びダイオード17のカソード側が
それぞれ接続され、それらのアノード側は、電圧
検出用コンデンサ18の一端に接続され、このコ
ンデンサ18の他端は3次巻線9の他端に接続さ
れる。
上記コンデンサ2と全波整流回路1との間に
は、並列接続された抵抗4とサイリスタ5が設け
られ、そのサイリスタ5の主電極及びゲートは抵
抗21,23とコンデンサ20,22とからなる
遅延回路D及びダイオード19を通して出力変圧
器6の4次巻線10に接続される。なお、コンデ
ンサ22と抵抗23はノイズ除去用としての機能
も有する。
第3図の回路動作について説明すると、交流電
源投入後、全波整流回路1を通じて、コンデンサ
2は充電される。このときサイリスタ5は、不導
通状態であるからコンデンサ2の充電電流は抵抗
4のみを通じて流れる。コンデンサ2が所定レベ
ルまで充電されると、トランジスタ3が不導通状
態から導通状態に転換されるため、1次巻線7及
びトランジスタ3のコレクタ及びエミツタを通じ
て電流が流れる。このとき2次巻線8には、ダイ
オード11に対し逆バイアス方向の電圧が発生す
るため、2次巻線8には電流は流れない。同時に
3次巻線9には、抵抗15を通じてトランジスタ
3のベースに電流を供給する方向の電圧が生ず
る。このとき、4次巻線10にも電圧が発生する
が、ダイオード19とは逆バイアス方向の電圧が
生ずるため、電流は流れない。
その後、トランジスタ3の飽和抵抗と1次巻線
7の巻線抵抗によつてトランジスタ3のコレクタ
電流が増加できなくなると3次巻線9の誘起電圧
が減少し始める。このため一度トランジスタ3の
ベース電流が減少するとコレクタ電流も減少する
ので、ベース電流は急激に減少してトランジスタ
3は不導通状態に転換される。そしてトランジス
タ3の導通期間中に出力変圧器6に蓄積されたエ
ネルギは、各巻線で放出される。即ち2次巻線8
では、ダイオード11を通じて負荷13に巻線電
流が供給される。3次巻線9では、ダイオード1
7を通じてコンデンサ18が充電される。4次巻
線10では、ダイオード19を通じてコンデンサ
20と22が充電される。出力変圧器6のエネル
ギの放出が終了すると、出力変圧器6の漏れイン
ダクタンスのリンキングにより分布容量が充電さ
れトランジスタ3が再び導通状態となる。このよ
うに1次巻線7、3次巻線9及びトランジスタ3
は、ブロツキング発振回路を構成し、トランジス
タ3の導通及び不導通が反復される。
コンデンサ18は、トランジスタ3が不導通期
間中に3次巻線9に発生する電圧で充電される
が、この巻線電圧は、負荷13へ供給される出力
電圧に対応するレベルで発生する。即ち出力電圧
が高いと、トランジスタ3の不導通期間中にコン
デンサ18はダイオード17を通じて3次巻線9
から高電圧レベルに充電される。このためトラン
ジスタ3が導通するとき、3次巻線9、定電圧ダ
イオード16及びコンデンサ18を通る電流が増
加するので、トランジスタ3へのベース電流は減
少する。逆に出力電圧が低いと、コンデンサ18
は、低電圧レベルに充電されるので、トランジス
タ3へのベース電流は増加する。このように、ト
ランジスタ3のベース電流は定電圧ダイオード1
6の電圧とコンデンサ18の充電電圧との差に等
しい電圧により制御され、定電圧出力が得られ
る。
サイリスタ5の導通はトランジスタ3の不導通
期間に4次巻線10からダイオード19を経てコ
ンデンサ20,22が所定レベルまで充電され、
サイリスタ5のベースにトリガ入力が与えられる
ことによつて達成される。サイリスタ5が導通状
態となつた後は、全波整流回路1とコンデンサ2
間の電流は、抵抗4ではなくサイリスタ5を通じ
て流れる。このようにして、起動時から一定時間
だけ、全波整流回路1とコンデンサ2との間で抵
抗4を通じて電流を流し、一定時間経過後はサイ
リスタ5を通じてこの電流を流す。
考案が解決しようとする問題 ところで第3図に示される従来の回路では、サ
イリスタ5にゲート信号を与えるため、4次巻線
10が必要であり、4次巻線10の接続は、装置
の大型化及び価格上昇を招来した。本考案は、ゲ
ート信号発生用の巻線を省略し、小形で安価なス
イツチングレギユレータを提供することを目的と
する。
考案の概要 本考案によるスイツチングレギユレータは、出
力変圧器の電流を制御するトランジスタのベー
ス・エミツタ間に駆動巻線が接続され、入力側の
整流回路とコンデンサとの間に抵抗及びサイリス
タが並列に接続されると共に、上記駆動巻線の出
力を受ける遅延回路が上記サイリスタのゲートと
主電極間に接続される構成となつている。遅延回
路は、サイリスタを不導通状態から導通状態へ転
換する迄の時間を決定するタイマ機能を有する。
実施例 以下本考案の実施例を図面について説明する。
先に第3図に示される従来の回路について説明し
たが、本考案の実施例を示す第1図及び第2図で
は、第3図に示される部分と同一の部分について
は、同一符号を付する。又、第3図と同一作動を
行う回路部分については説明を省略する。
第1図に示される回路においては、第3図の出
力変圧器6の4次巻線10とコンデンサ20及び
ダイオード19が省略され、コンデンサ18の一
端が抵抗21を通してサイリスタ5のゲートに接
続されている。
第1図の回路では、コンデンサ18は、トラン
ジスタ3の不導通期間に巻線9からコンデンサ1
8及びダイオード17を通る電流により充電され
る。本来コンデンサ18は、前述の通り、出力変
圧器6の2次巻線8の電圧に対応するレベルまで
充電される電圧検出機能を有する。しかしコンデ
ンサ18は、回路の電源投入時には、抵抗23と
21を通じて完全に放電されているので電源投入
後にトランジスタ3の導通、不導通の繰返しによ
り、徐々に充電される。電源投入時には、サイリ
スタ5は不導通状態であり整流回路1への電流
は、抵抗4を通じてのみ流れる。コンデンサ18
が所定レベルまで充電されると、サイリスタ5は
導通状態となる。従つて、電源投入時から抵抗4
を通じて整流回路1へ流れていた電流は、一定時
間後には、サイリスタ5を通じて流すことができ
る。即ちコンデンサ18は、遅延回路Dの時定数
を決定する。
第1図は、出力変圧器6の3次巻線9でトラン
ジスタ3を制御する自励式スイツチングレギユレ
ータを示すが、第2図は、負荷13に接続された
パルス幅制御回路27中に発振器(図示せず)を
含む他励式スイツチングレギユレータを示す。パ
ルス幅制御回路27は、駆動変圧器24の1次巻
線25を有し、1次巻線25に対し負荷13への
電圧に対応した信号を与える。駆動変圧器24
は、抵抗15を介してトランジスタ3のベースへ
接続された駆動巻線として2次巻線26を有す
る。
電源投入時には、サイリスタ5は不導通状態
で、整流器1への電流は抵抗4を通じてのみ流れ
る。トランジスタ3は、駆動変圧器24の1次巻
線25の巻線電流により、2次巻線26に巻線電
流が流れたとき導通する。1次巻線25の電流が
印加されないとき、トランジスタ3は不導通状態
となり、このとき、コンデンサ18は、2次巻線
26、コンデンサ18及びダイオード17を通る
電流により充電される。このように、トランジス
タ3の導通、不導通が繰返されたのち、コンデン
サ18は、所定レベルまで充電され、サイリスタ
5のゲートにトリガ信号を生ずる。
本考案は上記実施例に限定されず更に変形が可
能である。例えば、コンデンサ18と抵抗21と
の間に直列に定電圧ダイオードを接続してもよ
い。また、コンデンサ22と並列に別個のコンデ
ンサを接続してもよい。また、上記実施例では、
トランジスタ3の不導通時に出力変圧器6に蓄え
られたエネルギを負荷13に供給するフライバツ
ク方式のレギユレータが示されたがトランジスタ
3の導通時に蓄えられたエネルギを負荷13に供
給するフオワード方式のレギユレータにも本考案
を実施できることは明白である。又、本考案は、
起動時に高突入電流を生ずるインバータ回路にも
実施することができる。遅延回路Dは積分回路を
形成するCR回路のほか種々の公知回路を使用す
ることも可能である。
考案の効果 本考案によるスイツチングレギユレータでは、
出力変圧器の電流を制御するトランジスタのベー
ス・エミツタ間に駆動巻線を接続し、整流回路と
コンデンサとの間に抵抗及びサイリスタを並列に
接続すると共に、駆動巻線の出力を受ける遅延回
路を上記サイリスタのゲートと主電極間に接続し
たので、巻線を省略することができ、このため装
置の小型化及び製造価格の低下を図ることができ
る利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による第1実施例を示す自励
フライバツク方式のスイツチングレギユレータの
回路図;第2図は、本考案による第2実施例を示
す他励フライバツク方式のスイツチングレギユレ
ータの回路図で;第3図は、従来のスイツチング
レギユレータの回路図を示す。 1……全波整流回路、2……コンデンサ、3…
…トランジスタ、4……抵抗、5……サイリス
タ、6……出力変圧器、9,26……駆動巻線、
D……遅延回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 整流回路にコンデンサを接続したコンデンサ
    インプツト型整流回路の直流ライン間に、出力
    変圧器の1次巻線とトランジスタとを直列に接
    続し、前記トランジスタのベース・エミツタ間
    に駆動巻線を接続して前記出力変圧器の2次巻
    線から負荷に電流を供給するスイツチングレギ
    ユレータにおいて、前記整流回路と前記コンデ
    ンサとの間に抵抗及びサイリスタの並列回路を
    接続すると共に前記駆動巻線の出力を受ける遅
    延回路を前記サイリスタのゲートと主電極間に
    接続したことを特徴とするスイツチングレギユ
    レータ。 (2) 上記駆動巻線は、上記出力変圧器の3次巻線
    である実用新案登録請求の範囲第1項記載のス
    イツチングレギユレータ。 (3) 上記駆動巻線は、駆動変圧器の2次巻線であ
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載のスイツ
    チングレギユレータ。 (4) 上記遅延回路は、CR回路を有し、該CR回路
    のコンデンサは、上記トランジスタが不導通時
    に上記駆動巻線の出力で充電される実用新案登
    録請求の範囲第1項記載のスイツチングレギユ
    レータ。 (5) 上記CR回路のコンデンサは、2次巻線に印
    加される電圧に対応するレベルまで充電される
    実用新案登録請求の範囲第4項記載のスイツチ
    ングレギユレータ。
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JPH0619317Y2 (ja) * 1986-09-08 1994-05-18 横河電機株式会社 スイツチング電源の突入電流制限回路
JP6035769B2 (ja) * 2012-02-17 2016-11-30 横河電機株式会社 電源回路
JP6071267B2 (ja) * 2012-06-26 2017-02-01 キヤノン株式会社 チャージポンプ回路

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