JPH0340080Y2 - - Google Patents

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JPH0340080Y2
JPH0340080Y2 JP7552585U JP7552585U JPH0340080Y2 JP H0340080 Y2 JPH0340080 Y2 JP H0340080Y2 JP 7552585 U JP7552585 U JP 7552585U JP 7552585 U JP7552585 U JP 7552585U JP H0340080 Y2 JPH0340080 Y2 JP H0340080Y2
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transistor
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は、カラーテレビジヨン受像機等に用い
られるスイツチングレギユレータに関する。
(従来技術) 第2図はテレビジヨン受像機に使用される従来
例のスイツチングレギユレータの回路図である。
第2図において、ACは交流電源、SWは電源ス
イツチ、RCとC1はそれぞれ入力側の整流平滑回
路Aを構成する全波整流回路と入力側平滑コンデ
ンサ、T1はコンバータトランス、D1とC2はそれ
ぞれ負荷Lに対する出力電圧形成回路Bを構成す
る整流ダイオードと出力側平滑コンデンサであ
る。
CTは負荷Lへの出力電圧の定電圧化のため出
力トランジスタTr1のオン期間を制御する制御回
路、Tr1は制御回路CTからの制御パルスにより
オンオフする出力トランジスタである。この出力
トランジスタTr1はコンバータトランスT1の1次
側巻線L1に接続されている。この出力トランジ
スタTr1のベースと接地間には、ツエナダイオー
ドZD1が接続されている。また、この出力トラン
ジスタTr1のエミツタと接地間には該出力トラン
ジスタTr1のコレクタ電流Icを検出する検出抵抗
R1が接続されている。
このような構成のスイツチングレギユレータで
は、電源スイツチSWが閉じているときに、交流
電源ACは全波整流回路RCにより全波整流される
とともに、入力側平滑コンデンサC1により平滑
された後コンバータトランスT1の1次側巻線L1
に加えられる。一方、制御回路CTは出力トラン
ジスタTr1のベースに制御パルスを与える。そう
すると、この出力トランジスタTr1はその制御パ
ルスの周期に応じてオンオフするのであるが、コ
ンバータトランスT1の2次側巻線L2には出力ト
ランジスタTr1のオンオフ周期とその1次側巻線
L1と2次側巻線L2との巻線比にそれぞれ対応し
た交流電圧が誘起される。この場合、巻線比は固
定であるので、その2次側巻線L2に誘起される
電圧の調整は、制御回路CTからの制御パルスの
周期を制御することにより行うことができる。
ところで、電源スイツチSWを投入した直後
に、過渡現象により出力トランジスタTr1のコレ
クタに過電流が流れたりあるいは過電圧が加わつ
たりすると、出力トランジスタTr1が破壊する場
合がある。これは、電源スイツチSWの投入時に
は、コンバータトランスT1の2次側の出力側平
滑コンデンサC2には電荷がなく、このためこの
2次側は負荷Lが非常に重い状態にある。そし
て、入力電圧Viが高いときは、出力トランジス
タTr1のコレクタ電流Icのせん頭値が非常に高く
なる。それに従つて、出力トランジスタTr1のス
イツチング動作による過渡現象から出力トランジ
スタTr1のコレクタ・エミツタ間電圧のせん頭値
も増大し、これにより出力トランジスタTr1が破
壊されるのである。
この破壊を防止するために第2図の従来例で
は、検出抵抗R1とツエナダイオードZD1とを設け
ている。即ち、今、出力トランジスタTr1がオン
のときに流れるコレクタ電流Icにより検出抵抗
R1の両端間にはそのコレクタ電流Icに比例した
電圧Vr1が発生する。そして、制御回路CTから
の制御パルスにより出力トランジスタTr1のベー
ス電流が大きくなつてコレクタ電流Icが増大する
と、検出抵抗R1の両端間電圧Vr1が大きくなり、
これに伴つて出力トランジスタTr1のエミツタ電
位が上昇する。そうすると、出力トランジスタ
Tr1のベース電位も上昇するのであるが、このベ
ース電位がツエナダイオードZD1の逆方向導通電
圧を超えると、制御パルスによる出力トランジス
タTr1へのベース電流がこのツエナダイオード
ZD1により或る一定値以下に制限されることにな
り、その結果として出力トランジスタTr1のコレ
クタ電流Icの増大が制限される。
しかしながら、入力電圧Viおよび2次側負荷
電流Ioの定電圧化の追従範囲を拡大しようとする
場合において、高い入力電圧Viに対しても電源
スイツチSWの投入時における出力トランジスタ
Tr1の破壊を防止するように検出抵抗R1の抵抗値
を高く選択すると、入力電圧Viが低く、かつ負
荷電流Ioが大きい場合の定常状態においては出力
トランジスタTr1のコレクタ電流Icのせん頭値が
高いので、抵抗R1の両端間電圧Vr1も大きくな
り、出力トランジスタTr1のコレクタ電流Icの制
限領域になり、出力電圧Voが追従できなくなる、
即ちカバーレンジが狭くなるという欠点があつ
た。
(考案の目的) 本考案は、前記欠点を解消することを目的とす
る。
(考案の構成) 本考案は、コンバータトランスの1次側には交
流電源の整流平滑回路を接続し、該コンバータト
ランスの2次側には負荷に対する出力電圧形成回
路を接続し、このコンバータトランスの1次側に
出力トランジスタのコレクタを接続するととも
に、この出力トランジスタのベースに該出力トラ
ンジスタのオンオフ周期を制御する制御パルスを
与える制御回路を接続し、出力トランジスタのエ
ミツタには該出力トランジスタのコレクタ電流の
増大を検出する第1検出抵抗を接続してなるスイ
ツチングレギユレータにおいて、前記第1検出抵
抗とは別に前記出力トランジスタのコレクタ電流
の増大を検出する第2検出抵抗を含みかつ該第2
検出抵抗を前記第1検出抵抗に並列に接続するこ
とにより前記検出抵抗値を切り換える抵抗値切換
制御回路を備え、この抵抗値切換制御回路は前記
コンバータトランスの1次側に与えられる入力電
圧が設定値以上のときは前記検出抵抗値を所定値
以上に切り換え、該入力電圧が設定値未満のとき
はその抵抗値を所定値未満に切り換えるようにし
ている。
(実施例) 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。第1図は本考案の実施例に係る回
路図であり、第2図と対応する部分には同一の符
号を付す。第1図において、ACは交流電源、
SWは電源スイツチ、RCとC1はそれぞれ入力側
の整流平滑回路Aを構成する全波整流回路と平滑
コンデンサ、C2とD1はそれぞれ負荷Lに対する
出力電圧形成回路Bを構成する平滑コンデンサと
整流ダイオード、T2はコンバータトランス、L
は負荷、Tr1は出力トランジスタ、CTは出力ト
ランジスタTr1のオンオフ周期を制御する制御回
路、ZD1はツエナダイオード、R1は検出抵抗(第
1検出抵抗)であり、これら各部品の構成および
接続はコンバータトランスT2を除いては第2図
のそれと同様である。
この実施例ではコンバータトランスT2の1次
側に検出巻線L3を追加し、かつ破線で囲む回路
Eを追加した点に特徴を有する。この回路Eは出
力トランジスタTr1のエミツタに接続される抵抗
の抵抗値を切り換える抵抗値切換制御回路であ
る。コンバータトランスT2の検出巻線L3にはコ
ンバータトランスT2の2次側の平滑コンデンサ
C2に誘起された電圧に比例した電圧が誘起され
るようになつている。この抵抗値切換制御回路E
は、第1、第2検出トランジスタTr2,Tr3を備
える。第1検出トランジスタTr2のベースは、整
流ダイオードD2と抵抗R3,R4との直列回路を介
してコンバータトランスT2の1次側巻線L3の一
端に接続されている。第1検出トランジスタTr2
のコレクタは抵抗R2(第2検出抵抗R2)を介して
1次側巻線L3の他端に接続されている。そして、
この第2検出抵抗R2と第1検出トランジスタTr2
のコレクタ・エミツタとの直列回路が、第1検出
抵抗R1に並列接続されている。
第2検出トランジスタTr3のベースは、入力側
平滑コンデンサC1と接地間に直列に接続された
抵抗R6,R7の中点FにツエナダイオードZD2
介して接続されている。第2検出トランジスタ
Tr3のベースにはバイアス抵抗R5が接続されると
ともに、そのコレクタは抵抗R3,R4の中点Gに
接続されている。
このような構成を有する実施例のスイツチング
レギユレータにおいて、1次側巻線L1での誘起
電圧は、抵抗値切換制御回路E内の整流ダイオー
ドD2で整流され、コンデンサC3に充電される。
また、この誘起電圧により抵抗R3,R4を介して
第1検出トランジスタTr2にベース電流が流れて
第1検出トランジスタTr2が導通させられる。そ
うすると、第1検出トランジスタTr2のコレクタ
に接続されている第2検出抵抗R2が第1検出抵
抗R1と並列に接続される状態となる。この場合
第2検出抵抗R2の抵抗値を適当に選択しておく
ことにより、出力トランジスタTr1のエミツタと
接地間の検出抵抗値は小さくなる。これにより、
第1検出トランジスタTr2が導通しているとき
は、第1図のスイツチングレギユレータは第2図
のそれにおいて第1検出抵抗R1の検出抵抗値が
小さくされたのと等価となる。これにより、低入
力電圧Viでかつ負荷電流Ioの増大時のカバーレ
ンジを拡大することができる。
一方、入力電圧Viが或る値以上に大きくなる
と、入力側平滑コンデンサC1から抵抗R6および
ツエナダイオードZD2を通して第2検出トランジ
スタTr3にベース電流が流れ、該第2検出トラン
ジスタTr3が導通する。第2検出トランジスタ
Tr3が導通すると、コンデンサC3からの放電電流
は第1検出トランジスタTr2のベースに流れず、
第2検出トランジスタTr3のコレクタ・エミツタ
を介して流れるようになり、第1検出トランジス
タTr2は導通しなくなる。その結果、第2検出抵
抗R2は第1検出抵抗R1に並列に接続されなくな
る。
ところで、コンデンサC3に発生する電圧は出
力トランジスタTr1が発振を開始して後、立ち上
がるので時間的には入力側平滑コンデンサC1
電圧の立ち上がりの方が早くなる。このことは、
入力電圧ViがツエナダイオードZD2が導通するよ
うな値以上の場合、第2検出トランジスタTr3
第1検出トランジスタTr2より先に導通してお
り、このため第1検出トランジスタTr2は導通状
態になつていないので第2検出抵抗R2は第1検
出抵抗R1に並列に接続されない状態になる。即
ち、入力電圧Viが抵抗R6,R7およびツエナダイ
オードZD2により設定された電圧値以上の場合に
は、出力トランジスタTr1のエミツタに接続され
る抵抗は第1検出抵抗R1のみとなり、それ以下
の電圧値では出力トランジスタTr1が発振を開始
した後でその出力トランジスタTr1のエミツタに
両検出抵抗R1,R2が並列に接続された状態とな
る。これにより、入力電圧Viが高い場合の交流
電源AC投入時の出力トランジスタTr1の保護と
入力電圧Viが低い場合の出力電圧Voの定電圧化
のカバーレンジの拡大を同時に図ることができ
る。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、出力ト
ランジスタのエミツタと接地間の検出抵抗値を切
り換える抵抗値切換制御回路を接続し、この抵抗
値切換制御回路はコンバータトランスへの1次側
入力電圧が設定値以上のときは前記検出抵抗値を
所定値以上に切り換え、該入力電圧が設定値未満
のときはその検出抵抗値を所定値未満に切り換え
るようにしたので、スイツチングレギユレータに
対する入力電圧および負荷電流の使用可能範囲を
大幅に拡大することができるようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る回路図、第2
図は従来例の回路図である。 ACは交流電源、SWは電源スイツチ、Aは整
流平滑回路、Bは出力電圧形成回路、C1は入力
側平滑コンデンサ、T2はコンバータトランス、
C2は出力側平滑コンデンサ、Tr1は出力トランジ
スタ、CTは制御回路、R1は第1検出抵抗、R2
第2検出抵抗、Eは抵抗値切換制御回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 コンバータトランスの1次側には交流電源の整
    流平滑回路を接続し、該コンバータトランスの2
    次側には負荷に対する出力電圧形成回路を接続
    し、このコンバータトランスの1次側に出力トラ
    ンジスタのコレクタを接続するとともに、この出
    力トランジスタのベースに該出力トランジスタの
    オンオフ周期を制御する制御パルスを与える制御
    回路を接続し、出力トランジスタのエミツタと接
    地部との間には該出力トランジスタのコレクタ電
    流の増大を検出する第1検出抵抗を接続してなる
    スイツチングレギユレータにおいて、 前記第1検出抵抗とは別に前記出力トランジス
    タのコレクタ電流の増大を検出する第2検出抵抗
    を含みかつ該第2検出抵抗を前記第1検出抵抗に
    並列に接続することにより出力トランジスタのエ
    ミツタと接地間の検出抵抗値を切り換え制御する
    抵抗値切換制御回路を備え、この抵抗値切換制御
    回路は前記コンバータトランスの1次側に与えら
    れる入力電圧が設定値以上のときは前記検出抵抗
    値を所定値以上に切り換え、該入力電圧が設定値
    未満のときはその前記検出抵抗値を所定値未満に
    切り換えることを特徴とするスイツチングレギユ
    レータ。
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